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電験3種 2025年度下期(令和7年度下期) 機械

18問 ・ 目安 正答率60% ・ 2026年3月22日実施

電験三種(第三種電気主任技術者)の2025年度下期(令和7年度下期) 機械試験で実際に出題された全18問を、1問ずつその場で答え合わせしながら演習できます。2026年3月22日実施・合否の目安は正答率60%(演習の目安)。各問に正解と、なぜその選択肢になるのかの解説を付けています。

本試験の合格基準:理論・電力・機械・法規の科目ごとに合否判定。各科目100点満点中原則60点以上で科目合格、4科目すべて合格で試験合格。

この回:令和7年度下期・機械:合格基準は100点満点中60点以上(筆記方式の公表値)。

出典:令和7年度第三種電気主任技術者下期試験の結果について(令和8年4月17日)。このページの「目安 正答率60%」は演習の目安で、本試験の採点方法とは異なります。

この回は 一般財団法人 電気技術者試験センター が公開する本試験問題を、当サイトがその場で答え合わせできる一問一答形式に再編し、公式には付いていない「正解の根拠・各選択肢の解き方」の解説を追記したものです。原題の出典は各問に明記しています。

過去問の解答結果は学習記録・段位には反映されません。過去問は出題当時の法令・制度にもとづく問題を含むため、段位は継続して最新化している一問一答・模擬試験だけで判定しています。過去問を解かなくても段位で不利になることはありませんので、実力試しとして気軽にお使いください。

問 1
直流電動機などの原動機では,負荷の増減によって,回転速度やトルクが変化する。直流分巻電動機の速度特性とトルク特性を示す正しい図に最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。 ただし,図の負荷電流は電機子電流と界磁電流の和であり,I₀は無負荷電流の値である。端子電圧と界磁調整器の抵抗値は一定であるとする。
正解:5
直流分巻電動機は端子電圧と界磁調整器の抵抗が一定なので界磁電流すなわち磁束Φがほぼ一定である。回転速度 n=(V−Iₐ Rₐ)/(kΦ) は負荷電流(電機子電流)が増えても電機子抵抗降下 Iₐ Rₐ がわずかに増すだけなので、ほぼ一定でごく緩やかに垂下する。トルク T=kΦ Iₐ は磁束一定のため電機子電流にほぼ比例し、無負荷電流 I₀ の点から直線的に増加する。したがって上側の n がほぼ水平で緩やかに下降し、下側の T が I₀ 付近から直線的に立ち上がる(5)が正しく、n と T のラベルが入れ替わった(4)は誤りである。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問1
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 2
界磁に永久磁石を用いた小形直流電動機がある。この電動機の電機子に12 Vの電圧を加えたところ,無負荷の状態で3 000 min⁻¹で回転した。この電圧を維持したまま負荷を与えて,2 Aの電機子電流を流したところ,損失が3 W発生した。このときの回転数[min⁻¹]として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。 ただし,ブラシによる電圧降下及び電機子反作用は無視できるものとし,損失は電機子巻線の銅損しか存在しないものとする。
正解:4
界磁が永久磁石で磁束が一定なので逆起電力 E は回転数に比例する。無負荷時は電機子電流がほぼ0で電機子抵抗降下がなく、E₀=12 V が 3000 min⁻¹ に対応する。負荷時は銅損 Iₐ²Rₐ=2²×Rₐ=3 W より Rₐ=0.75 Ω、電機子抵抗降下は 2×0.75=1.5 V、逆起電力は E=12−1.5=10.5 V となる。E∝n より n=3000×(10.5/12)=2625 min⁻¹ となり、正解は(4)。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問2
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 3
次の文章は,誘導電動機の始動に関する記述である。 a.三相巻線形誘導電動機は,二次回路を調整して始動する。トルクの比例推移特性を利用して,トルクが最大値となる滑りを (ア) 付近になるようにする。具体的には,二次回路を (イ) で引き出して抵抗を接続し,二次抵抗値を定格運転時よりも大きな値に調整する。 b.三相かご形誘導電動機は,一次回路を調整して始動する。具体的には,始動時はY結線,通常運転時はΔ結線にコイルの接続を切り替えてコイルに加わる電圧を下げて始動する方法,(ウ) を電源と電動機の間に挿入して始動時の端子電圧を下げる方法,及び (エ) を用いて電圧と周波数の両者を下げる方法がある。 c.三相誘導電動機では,三相コイルが作る磁界は回転磁界である。一方,単相誘導電動機では,単相コイルが作る磁界は交番磁界であり,主コイルだけでは始動しない。そこで,主コイルとは (オ) が異なる電流が流れる補助コイルやくま取りコイルを固定子に設けて,回転磁界や移動磁界を作って始動する。 上記の記述中の空白箇所(ア)~(オ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
正解:4
巻線形誘導電動機は二次抵抗を大きくし比例推移で最大トルクの滑りを始動時の(ア)1付近へ移すため、二次回路を(イ)スリップリングで引き出して抵抗を接続する。かご形の一次側電圧調整には、(ウ)始動補償器(単巻変圧器)で端子電圧を下げる方法と、(エ)インバータで電圧と周波数の両方を下げる方法がある。単相機は主コイルと(オ)位相の異なる電流を流す補助コイルやくま取りコイルで回転磁界を作って始動する。以上より組合せは(4)が正しい。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問3
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 4
あるかご形三相誘導電動機を定格電圧でY-Δ始動したところ,始動トルクは49.0 N·mであった。また,Δ結線での全電圧始動時(定格電圧)の始動トルクは定格運転時の210 %である。この電動機の定格運転時のトルクの値[N·m]として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
正解:5
Y−Δ始動ではY結線の相電圧が線間電圧の1/√3となり、トルクは電圧の2乗に比例するので、始動トルクはΔ結線全電圧始動時の1/3になる。よってΔ全電圧始動時の始動トルクは 3×49.0=147 N·m である。これが定格運転時トルクの210 %に当たるので、定格トルク=147/2.10=70.0 N·m となり、正解は(5)。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問4
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 5
回転界磁形同期電動機が停止している状態で,固定子巻線に対称三相交流電圧を印加すると回転磁界が生じる。しかし,励磁された回転子磁極が受けるトルクは,同じ大きさで向きが交互に変わるので,その平均トルクは零になり電動機は起動しない。これを改善するために,回転子の磁極面に (ア) を施す。これは, (イ) と同じ起動原理を利用したもので,誘導トルクによって電動機を起動させる。  起動時には,回転磁束によって誘導される高電圧によって絶縁が破壊するおそれがあるので, (ウ) を抵抗で短絡して起動する。回転子の回転速度が同期速度に近づくと,この短絡を切り放し (エ) で励磁すると,回転子は同期速度に引き込まれる。  上記の記述中の空白箇所(ア)〜(エ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
正解:3
停止状態の同期電動機は平均トルクが零で自己起動できないため、回転子磁極面に制動巻線(ア)を施す。これはかご形誘導電動機(イ)と同じ起動原理で、二次導体に誘導電流が流れて生じる誘導トルクにより回転子を回す。起動時に界磁巻線(ウ)へ誘起する高電圧で絶縁が破壊しないよう、界磁巻線を抵抗で短絡して起動し、同期速度に近づいたら短絡を切り放して直流(エ)で励磁すると同期速度に引き込まれる。よって組合せは(3)。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問5
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 6
三相同期発電機があり,無負荷で端子電圧(線間)15.2 kV を発生させるのに必要な界磁電流は 500 A である。この界磁電流を 100 A にして短絡試験を行ったとき,短絡電流 860 A が流れた。界磁電流が 500 A のとき,この発電機の同期インピーダンス[Ω]の値として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
正解:4
短絡特性は原点を通る直線なので、界磁電流を100 Aから500 Aへ5倍にすると短絡電流も比例して増え、Is=860×(500/100)=4300 Aとなる。同期インピーダンスは同一界磁電流のときの1相分の起電力を短絡電流で割った値で、界磁電流500 Aでの相電圧は無負荷試験値から E=15.2×10³/√3≒8776 V。したがって Zs=E/Is=8776/4300≒2.04 Ωとなり、答えは(4)。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問6
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 7
次の文章は,ステッピングモータに関する記述である。  ステッピングモータはパルスモータとも呼ばれ,駆動回路に与えられた (ア) に比例する (イ) だけ回転するものである。したがって,このモータはパルスを周期的に与えたとき,そのパルスの (ウ) に比例する回転速度で回転し,入力パルスを停止すれば回転子も停止する。  ステッピングモータはパルスが送られるたびに定められた角度θ[°]を 1 ステップとして回転する。この 1 パルス当たりの回転角度を (エ) という。  ステッピングモータには,永久磁石形,可変リラクタンス形,ハイブリッド形などがあり,永久磁石形ステッピングモータでは,無通電状態でも回転子位置を (オ) が働く特徴がある。  上記の記述中の空白箇所(ア)〜(オ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
正解:3
ステッピングモータは駆動回路に与えられたパルス数(ア)に比例する回転角度(イ)だけ回転し、パルスを周期的に与えるとその周波数(ウ)に比例する回転速度で回る。1パルス当たりの回転角度をステップ角(エ)という。永久磁石形は永久磁石の磁束により、無通電状態でも回転子位置を保持する力(オ)(ディテントトルク)が働く点が特徴である。よって組合せは(3)。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問7
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 8
次の文章は,電力用コンデンサに関する記述である。  電力用コンデンサには,進相コンデンサ,調相コンデンサ及び直列コンデンサがあり,さらにフィルタ用コンデンサやサージ吸収用コンデンサなどを含めることがある。電力用コンデンサは,一般的に複数枚の薄葉誘電体を金属はく電極とともに巻き込み,リード線を引き出した単位コンデンサの集合で構成し,容器などに収納したものである。また,電極として蒸着金属が用いられることがある。誘電体には,広い面積にわたり厚さが均一であること,適当な機械的強度を有すること,誘電率が (ア) その温度変化が少ないこと,誘電正接が (イ) 絶縁抵抗及び絶縁耐力が (ウ) こと,耐熱性に優れ長期安定性に優れていることなどが求められる。  電力用コンデンサの (エ) 点検としては,油漏れ,発錆,がいしの汚損,容器の変形,端子部の過熱及び機器の異常加熱などの有無について確認を行う。また,数年ごとあるいは異常発生時に行う (オ) 点検として, (エ) 点検項目のほかにコンデンサの静電容量・損失の測定,端子-外箱間の絶縁抵抗測定,耐電圧試験などを実施する。  上記の記述中の空白箇所(ア)〜(オ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
正解:2
コンデンサの誘電体には、静電容量を大きくとれるよう誘電率が高く(ア)、誘電損を抑えるため誘電正接が小さく(イ)、絶縁抵抗及び絶縁耐力が高い(ウ)ことが求められる。点検は、油漏れやがいし汚損など外観を目視確認する日常(エ)点検と、数年ごとに静電容量・損失測定や耐電圧試験まで行う特別(オ)点検に分けられる。よって組合せは(2)。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問8
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 9
単相変圧器の一次側に電流計,電圧計及び電力計を接続して,短絡試験を行う。二次側を短絡し,一次側に定格周波数の電圧を供給し,電流計が 30 A を示すように一次側の電圧を調整したところ,電圧計は 150 V,電力計は 1 350 W を示した。この変圧器の一次側からみた漏れリアクタンスの値[Ω]として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。 ただし,変圧器の励磁回路のインピーダンスは無視し,電流計,電圧計及び電力計は理想的な計器であるものとする。
正解:3
短絡試験は二次側を短絡し一次に低い電圧を加えて定格付近の電流を流す試験で、このとき電力計の指示 1350 W は励磁回路を無視すれば変圧器巻線の抵抗損(銅損)に等しい。一次側からみた等価回路は抵抗 R と漏れリアクタンス X の直列とみなせるので、まずインピーダンス Z=V/I=150/30=5.00 Ω。抵抗は電力から R=P/I²=1350/30²=1350/900=1.50 Ω。漏れリアクタンスは直角三角形の関係 X=√(Z²−R²)=√(5.00²−1.50²)=√(25−2.25)=√22.75≒4.77 Ω となる。よって最も近い値は(3)の 4.77 Ω である。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問9
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 10
電力変換装置では,各種のパワー半導体デバイスが使用されている。パワー半導体デバイスの定常的な動作に関する記述として,誤っているものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
正解:3
誤りは(3)。サイリスタはオンのゲート電流を与えて順方向に導通させると、その後ゲート電流を取り去っても順方向電流が自己保持(ラッチ)して流れ続けるが、サイリスタは逆方向電圧を阻止する逆阻止デバイスであり逆方向の電流を流すことはできない。順方向電流がゼロに近づくとターンオフし、以後は逆電圧が加わっても(わずかな逆回復電流を除き)逆方向電流は流れない。したがって「順方向の電流に続く逆方向の電流を流すことができる」という記述が誤りである。なお(1)のIGBTと逆並列ダイオードの動作、(2)のダイオードの導通・非導通、(4)のパワーMOSFETのボディダイオードによる逆導通、(5)のIGBTのゲート制御による導通・非導通はいずれも正しい記述である。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問10
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 11
図に示すように,電動機が減速機と組み合わされて負荷を駆動している。このときの電動機の回転速度 nₘ が 1 200 min⁻¹,トルク Tₘ が 100 N·m であった。減速機の減速比が 6,効率が 0.96 のとき,負荷の回転速度 n_L[min⁻¹],軸トルク T_L[N·m]及び軸入力 P_L[kW]の値として,最も近いものを組み合わせたのは次のうちどれか。
問11の図
正解:5
減速比6の減速機なので負荷側の回転速度は電動機の1/6となり n_L=n_m/6=1200/6=200 min⁻¹。電動機の機械出力は P_m=ω_m·T_m=2π×(1200/60)×100=2π×20×100≒12566 W≒12.57 kW。減速機の効率0.96より負荷へ伝わる軸入力は P_L=P_m×0.96≒12566×0.96≒12063 W≒12.1 kW。軸トルクはトルクが減速比倍・効率倍になることから T_L=T_m×減速比×効率=100×6×0.96=576 N·m(検算:T_L=P_L/ω_L=12063/(2π×200/60)≒12063/20.9≒577 N·m で一致)。したがって n_L=200 min⁻¹、T_L=576 N·m、P_L=12.1 kW の組合せである(5)が正しい。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問11
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 12
電気炉の壁の外面に垂直に小穴をあけ,温度計を挿入して壁の外面から 10 cm と 30 cm の箇所で壁の内部温度を測定したところ,それぞれ 72 ℃と 142 ℃の値が得られた。炉壁の熱伝導率を 0.94 W/(m·K)とすれば,この炉壁からの単位面積当たりの熱損失[W/m²]の値として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。 ただし,壁面に垂直な方向の温度こう配は一定とする。
正解:2
温度こう配が一定な平板の熱伝導なので、単位面積当たりの熱損失はフーリエの法則 q=λ×(ΔT/Δx) で求まる。測定した2点は外面から10 cmと30 cmの位置なので両点間の距離は Δx=30−10=20 cm=0.20 m、温度差は ΔT=142−72=70 K。よって q=0.94×(70/0.20)=0.94×350=329 W/m² となり、最も近い値は(2)の 329 W/m² である。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問12
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 13
図のブロック線図で示す制御系において,R(jω) と C(jω) 間の合成周波数伝達関数 C(jω)/R(jω) を示す式として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
問13の図
正解:3
第1加算点の出力をXとおくと、この点にはRが+、帰還G₃Cが−で入るのでX=R−G₃C。G₁とG₂は共に入力Xを受け、第2加算点でG₁X(+)とG₂X(−)が合成されるのでC=(G₁−G₂)X。これにX=R−G₃Cを代入するとC=(G₁−G₂)(R−G₃C)となり、整理してC{1+(G₁−G₂)G₃}=(G₁−G₂)R。よって合成伝達関数はC/R=(G₁−G₂)/(1+G₁G₃−G₂G₃)となり、正解は(3)。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問13
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 14
次のフローチャートに従って作成したプログラムを実行したとき,印字される A,B の値として,正しい組合せを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
問14の図
正解:3
初期値A=10・B=2から、A←A+Bを計算し、A≦40ならB←2B+1として先頭へ戻り、A>40でA,Bを印字する。1周目はA=10+2=12(≦40)でB=5、2周目はA=12+5=17(≦40)でB=11、3周目はA=17+11=28(≦40)でB=23、4周目はA=28+23=51(>40)となりループを抜ける。このときBは3周目に更新された23のまま次の更新をされずに印字されるので、印字値はA=51・B=23となり正解は(3)。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問14
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 15(a)
定格容量 50 kV·A の単相変圧器がある。この変圧器を定格電圧,力率 100 %,全負荷の 3/4 の負荷で運転したとき,鉄損と銅損が等しくなり,そのときの効率は 98.2 % であった。この変圧器について,次の(a)及び(b)に答えよ。 ただし,鉄損と銅損以外の損失は無視できるものとする。 〔小問(a)〕 この変圧器の鉄損[W]の値として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
正解:5
鉄損Piは負荷に依存せず一定、銅損は負荷率の2乗に比例する。全負荷の3/4・力率100%では出力P=(3/4)×50000=37500W、条件より鉄損=銅損なので全損失は2Piとなる。効率式0.982=37500/(37500+2Pi)を解くとPi=(37500/0.982−37500)/2≒344Wとなり、正解は(5)。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問15(a)
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 15(b)
定格容量 50 kV·A の単相変圧器がある。この変圧器を定格電圧,力率 100 %,全負荷の 3/4 の負荷で運転したとき,鉄損と銅損が等しくなり,そのときの効率は 98.2 % であった。この変圧器について,次の(a)及び(b)に答えよ。 ただし,鉄損と銅損以外の損失は無視できるものとする。 〔小問(b)〕 この変圧器を全負荷,力率 100 % で運転したときの銅損[W]の値として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
正解:2
全負荷時の銅損をPcとすると、3/4負荷の銅損は(3/4)²Pc=(9/16)Pcで表され、(a)よりこれが鉄損344Wに等しい。したがってPc=(16/9)×344≒611Wとなり、正解は(2)。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問15(b)
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 16(a)
次の図は,パワー半導体デバイスとしてダイオードを用いた三相整流装置の回路を示す。 平滑リアクトルのインダクタンス L_d [H]は十分に大きく,直流電流 I_d [A]は一定になっているものとする。 交流側にリアクタンス X_L [Ω]のリアクトルがあると転流時に重なり角が生じ,直流電圧が降下する。また,ダイオードの順電圧降下 V_F [V]によっても直流電圧が降下する。これら以外の電圧降下は無視する。入力交流電圧が V_L [V]のときのこの整流装置の出力電圧 V_d [V]は次式で求められる。 V_d = (3√2/π)V_L − (3/π)X_L·I_d − 2V_F この整流装置の入力交流電圧は V_L = 200 V,周波数は f = 50 Hz で,直流電流は I_d = 36 A である。交流側のリアクトルのインダクタンスは L_L = 5.56×10⁻⁴ H で,その抵抗値は平滑リアクトルの抵抗値とともに無視できるものとする。また,各ダイオードの順電圧降下は V_F = 1.0 V で一定とする。次の(a)及び(b)の問に答えよ。 〔小問(a)〕 ダイオードでは,電流の通電によって損失が発生する。一つのダイオードの損失の平均値は,通電する期間が 1 サイクルの 1/3 であるとして計算できる。 一つのダイオードで発生する損失[W]の平均値に最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
問16(a)の図
正解:5
一つのダイオードは1サイクルのうち1/3の期間だけ通電し、その間は直流電流 I_d = 36 A が流れて順電圧降下 V_F = 1.0 V が生じる。通電中の瞬時損失は V_F·I_d = 1.0×36 = 36 W であり、これを1サイクル全体で平均するには通電比 1/3 を掛ければよい。したがって平均損失は 36×(1/3) = 12 W となり、最も近いのは(5)の12[W]である。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問16(a)
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 16(b)
次の図は,パワー半導体デバイスとしてダイオードを用いた三相整流装置の回路を示す。 平滑リアクトルのインダクタンス L_d [H]は十分に大きく,直流電流 I_d [A]は一定になっているものとする。 交流側にリアクタンス X_L [Ω]のリアクトルがあると転流時に重なり角が生じ,直流電圧が降下する。また,ダイオードの順電圧降下 V_F [V]によっても直流電圧が降下する。これら以外の電圧降下は無視する。入力交流電圧が V_L [V]のときのこの整流装置の出力電圧 V_d [V]は次式で求められる。 V_d = (3√2/π)V_L − (3/π)X_L·I_d − 2V_F この整流装置の入力交流電圧は V_L = 200 V,周波数は f = 50 Hz で,直流電流は I_d = 36 A である。交流側のリアクトルのインダクタンスは L_L = 5.56×10⁻⁴ H で,その抵抗値は平滑リアクトルの抵抗値とともに無視できるものとする。また,各ダイオードの順電圧降下は V_F = 1.0 V で一定とする。次の(a)及び(b)の問に答えよ。 〔小問(b)〕 出力電圧 V_d の値[V]として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
問16(b)の図
正解:4
まず交流側リアクタンスを求めると X_L = 2πf·L_L = 2π×50×5.56×10⁻⁴ ≒ 0.1747 Ω。これを与式 V_d = (3√2/π)V_L −(3/π)X_L·I_d −2V_F に代入すると、第1項 (3√2/π)×200 ≒ 270.1 V、第2項 (3/π)×0.1747×36 ≒ 6.0 V、第3項 2V_F = 2.0 V。よって V_d = 270.1 −6.0 −2.0 ≒ 262 V となり、最も近いのは(4)の262[V]である。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問16(b)
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 17(a)
管径 36 mm の完全拡散性無限長直線光源を床面上 3 m の高さに床面と平行に配置した。光源からは単位長当たり 3 000 lm/m の光束を一様に発散しているものとして,次の(a)及び(b)に答えよ。 〔小問(a)〕 直線光源の光束発散度 M[lm/m²]の値として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
正解:4
光束発散度 M は「発散する光束 ÷ 発散面の表面積」で定義される。管径36 mm の円筒側面の単位長当たり表面積は π×直径 = π×0.036 = 0.1131 m²/m なので、単位長当たり光束 3 000 lm/m をこれで割ると M = 3000/(π×0.036) ≒ 2.65×10⁴ lm/m²。したがって最も近いのは(4)の26.5×10³[lm/m²]である。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問17(a)
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 17(b)
管径 36 mm の完全拡散性無限長直線光源を床面上 3 m の高さに床面と平行に配置した。光源からは単位長当たり 3 000 lm/m の光束を一様に発散しているものとして,次の(a)及び(b)に答えよ。 〔小問(b)〕 光源直下の床面の水平面照度 E_h [lx]の値として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
正解:4
完全拡散性なので輝度は L = M/π = 26 526/π ≒ 8.44×10³ cd/m² となり、直下(軸に垂直)方向の単位長当たり光度は I₀ = L×直径 = 8443×0.036 ≒ 304 cd/m。無限長線光源の直下水平面照度は各微小部分を積分すると E_h = πI₀/(2h) = π×304/(2×3) ≒ 159 lx(等価的に光束/長さを用いて E_h = 3000/(2πh) = 3000/(2π×3) とも書ける)。したがって最も近いのは(4)の159[lx]である。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問17(b)
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 18(a)
図に示すように,フィードバック接続を含んだブロック線図がある。このブロック線図において,T=0.2 s,K=10 としたとき,次の(a)及び(b)の問に答えよ。 ただし,ωは角周波数[rad/s]を表す。 〔小問(a)〕 入力を R(jω),出力を C(jω)とする全体の周波数伝達関数 W(jω)として,正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
問18(a)の図
正解:2
加算点では帰還信号を負で引き、その帰還は 1/(jωT) の出力(分岐点、Kの手前)から取り出される。1/(jωT) の出力を X とおくと X = (R −X)/(jωT) すなわち X(1 + jωT) = R、また出力は C = K·X だから W(jω) = C/R = K/(1 + jωT)。ここに T = 0.2、K = 10 を代入すると W(jω) = 10/(1 + j0.2ω) となり、正しいのは(2)である。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問18(a)
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 18(b)
図に示すように,フィードバック接続を含んだブロック線図がある。このブロック線図において,T=0.2 s,K=10 としたとき,次の(a)及び(b)の問に答えよ。 ただし,ωは角周波数[rad/s]を表す。 〔小問(b)〕 次のボード線図には,正確なゲイン特性を実線で,その折線近似ゲイン特性を破線で示し,横軸には特に折れ点角周波数の数値を示している。上記(a)の周波数伝達関数 W(jω)のボード線図のゲイン特性として,正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。ただし,横軸は角周波数 ω の対数軸であり,−20[dB/dec]とは,ω が 10 倍大きくなるに従って|W(jω)|が −20 dB 変化する傾きを表している。
問18(b)の図
正解:2
W(jω) = 10/(1 + j0.2ω) のゲインは、低周波(ω→0)では |W| = 10 すなわち 20log₁₀10 = 20 dB で一定となる。折れ点角周波数は分母の虚部が1になる条件 0.2ω = 1、つまり ω = 1/0.2 = 5 rad/s で、それより高周波側は −20 dB/dec の傾きで減少する。よって「初期20 dB・折れ点5 rad/s・以降−20dB/dec」を示す(2)が正しい。
出典:電気技術者試験センター 第三種電気主任技術者試験 令和7年度下期 機械 問18(b)
報告ありがとうございました。内容を確認します。

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