電気通信主任技術者(伝送交換)「伝送交換設備」の一問一答
📖 電気通信主任技術者(伝送交換)「伝送交換設備」の全75問と解説(一覧)
電気通信主任技術者(伝送交換)の伝送交換設備に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.事業用電気通信設備は、電源停止や共通制御機器の動作停止など、電気通信役務の提供に直接係る機能に重大な支障を及ぼす故障等の発生時に、これを直ちに検出して維持・運用する者に通知する機能を備えなければならない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。事業用電気通信設備規則5条(故障検出)。★「直ちに検出」し、かつ「通知する」機能の両方が求められている。
根拠: 事業用電気通信設備規則 第5条 (出典: e-Gov法令検索)
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問2.事業用電気通信設備規則が定める停電対策について、交換設備に求められるものはどれか。
- ア.自家用発電機及び蓄電池の設置その他これに準ずる措置
- イ.自家用発電機又は蓄電池の設置その他これに準ずる措置
- ウ.蓄電池の設置のみ
- エ.商用電源の二重化のみ
正解:ア.自家用発電機及び蓄電池の設置その他これに準ずる措置
解説:事業用電気通信設備規則11条1項は、一般には「自家用発電機 又は 蓄電池」でよいとしつつ、括弧書きで交換設備については「自家用発電機 及び 蓄電池」と定めている。★「又は」と「及び」の違いが問われる。同条2項は燃料の十分な備蓄又は補給手段の確保を努力義務としている。
根拠: 事業用電気通信設備規則 第11条 (出典: e-Gov法令検索)
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問3.スイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)は、受信したフレームの宛先IPアドレスを参照して、転送先のポートを決定する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。レイヤ2スイッチは、フレームの宛先MACアドレスとMACアドレステーブルを照合して転送先のポートを決める。IPアドレスを参照して経路を選ぶのはルータやレイヤ3スイッチである。
根拠: 事業用電気通信設備規則 第11条 (出典: e-Gov法令検索)
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問4.事業用電気通信設備規則が定める異常ふくそうの定義として正しいものはどれか。
- ア.特定の交換設備に対し通信が集中することにより、交換設備の通信の疎通能力が継続して著しく低下する現象
- イ.伝送路の断線により通信が不通となる現象
- ウ.電源の停止により交換設備が停止する現象
- エ.地震により設備が転倒する現象
正解:ア.特定の交換設備に対し通信が集中することにより、交換設備の通信の疎通能力が継続して著しく低下する現象
解説:事業用電気通信設備規則8条の括弧書きの定義そのままである。同条は、異常ふくそうを検出し通信の集中を規制する機能(又は同等の機能)を交換設備に求めている。★通信が同時に集中しないよう制御できる交換設備は適用除外となる。
根拠: 事業用電気通信設備規則 第8条 (出典: e-Gov法令検索)
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問5.交換設備は、異常ふくそうを検出し、かつ通信の集中を規制する機能又はこれと同等の機能を有していなければならない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。事業用電気通信設備規則8条。★他の電気通信事業者の設備を接続する交換設備については、同規則22条が同趣旨の規定を置いている。
根拠: 事業用電気通信設備規則 第8条 (出典: e-Gov法令検索)
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問6.事業用電気通信設備規則が定める耐震対策として、条文が求めているものはどれか。
- ア.据付けにあたり床への緊結その他の耐震措置を講じ、構成部品の接触不良及び脱落を防止するための固定その他の措置を講ずること
- イ.免震構造の建物にのみ設置すること
- ウ.地震計を設置すること
- エ.設備をすべて地下に設置すること
正解:ア.据付けにあたり床への緊結その他の耐震措置を講じ、構成部品の接触不良及び脱落を防止するための固定その他の措置を講ずること
解説:事業用電気通信設備規則9条1項が据付け時の床への緊結等、2項が構成部品の固定等を求める。★3項により、故障等が電気通信役務に重大な支障を及ぼすおそれのある設備については、これらの措置を「大規模な地震を考慮したもの」としなければならない。
根拠: 事業用電気通信設備規則 第9条 (出典: e-Gov法令検索)
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問7.事業用電気通信設備を収容し、又は設置する通信機械室は、自動火災報知設備及び消火設備が適切に設置されたものでなければならない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。事業用電気通信設備規則13条1項(防火対策等)。★同条2項は、通信機械室に代わるコンテナ等及びとう道についても同等の措置を求めている。
根拠: 事業用電気通信設備規則 第13条 (出典: e-Gov法令検索)
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問8.屋外に設置する電線や空中線等の屋外設備は、公衆が容易にそれに触れることができないように設置しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。事業用電気通信設備規則14条2項。★同条1項は、通常想定される気象の変化・振動・衝撃・圧力その他外部環境の影響を容易に受けないものであることを求めている。
根拠: 事業用電気通信設備規則 第14条 (出典: e-Gov法令検索)
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問9.事業用電気通信設備の工事、維持又は運用を行う事業場には、点検及び検査に必要な試験機器の配備又はこれに準ずる措置がなされていなければならない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。事業用電気通信設備規則7条1項。★同条2項は、応急復旧工事・臨時の電気通信回線の設置・電力の供給その他の応急復旧措置に必要な機材の配備も求めている。
根拠: 事業用電気通信設備規則 第7条 (出典: e-Gov法令検索)
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問10.電気通信事業法施行規則が定める報告を要する重大な事故のうち、緊急通報を取り扱う音声伝送役務についての基準として正しいものはどれか。
- ア.1時間以上の停止等で、影響を受けた利用者の数が3万以上
- イ.2時間以上の停止等で、影響を受けた利用者の数が3万以上
- ウ.1時間以上の停止等で、影響を受けた利用者の数が10万以上
- エ.24時間以上の停止等で、影響を受けた利用者の数が10万以上
正解:ア.1時間以上の停止等で、影響を受けた利用者の数が3万以上
解説:電気通信事業法施行規則58条2項1号の表による。緊急通報を取り扱う音声伝送役務は「1時間・3万」、緊急通報を取り扱わない音声伝送役務は「2時間・3万」又は「1時間・10万」と、役務の区分ごとに時間と利用者数の組合せが定められている。★人命に関わる緊急通報を扱う役務ほど短い時間で報告対象になる。
根拠: 電気通信事業法施行規則 第58条 (出典: e-Gov法令検索)
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問11.報告を要する重大な事故の基準は、電気通信役務の区分に応じて、停止等の継続時間と影響を受けた利用者の数の組合せで定められている。
正解:○(正しい)
解説:正しい。電気通信事業法施行規則58条2項1号の表は、役務の区分ごとに「時間」と「利用者の数」の両方を定めており、両方を満たすものが報告対象となる。★他の電気通信事業者の設備の故障によるものも含まれる。
根拠: 電気通信事業法施行規則 第58条 (出典: e-Gov法令検索)
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問12.予備の電気通信設備へ速やかに切り替えることができなかった事態は、重大な事故が生ずるおそれがあると認められる事態として報告の対象になり得る。
正解:○(正しい)
解説:正しい。電気通信事業法施行規則58条の2第1号ホ(2)が、予備設備へ速やかに切り替えられなかった事態を掲げている。★実際に役務が止まっていなくても、止まるおそれのある事態として報告対象になる点が特徴である。
根拠: 電気通信事業法施行規則 第58条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問13.電気通信設備に誤った設定情報やソフトウェアの組込みが行われた事態も、重大な事故が生ずるおそれがあると認められる事態に含まれる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。電気通信事業法施行規則58条の2第1号ホ(7)。★設定ミスやソフトウェア更新の失敗が大規模障害の主要因になっている実態を反映した規定である。
根拠: 電気通信事業法施行規則 第58条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問14.SDH(同期デジタルハイアラーキ)の基本となる伝送速度STM-1の値はどれか。
- ア.約155Mbit/s
- イ.約52Mbit/s
- ウ.約622Mbit/s
- エ.約2.4Gbit/s
正解:ア.約155Mbit/s
解説:STM-1は155.52Mbit/s。★STM-4は約622Mbit/s(4倍)、STM-16は約2.4Gbit/s(16倍)と、STM-Nの速度はNに比例する。
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問15.SDHでは、多重化された信号から目的の低次群信号を、いったんすべて分離することなく取り出すことができる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。SDHはフレーム内のポインタにより低次群の位置を示すため、ADM(アド・ドロップ・マルチプレクサ)で必要な信号だけを分岐・挿入できる。★PDH(非同期多重)では段階的に分離する必要があった。
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問16.光ファイバ増幅器として広く用いられ、1.55マイクロメートル帯の光信号を電気に変換せずに増幅できるものはどれか。
- ア.EDFA(エルビウム添加光ファイバ増幅器)
- イ.APD(アバランシェフォトダイオード)
- ウ.LD(レーザダイオード)
- エ.PIN フォトダイオード
正解:ア.EDFA(エルビウム添加光ファイバ増幅器)
解説:EDFAはエルビウムを添加した光ファイバに励起光を入れ、1.55マイクロメートル帯の信号光を光のまま増幅する。★APDとPINフォトダイオードは受光素子、LDは発光素子であり、増幅器ではない。
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問17.光中継において、電気信号に変換してから再生中継する方式に比べ、光増幅中継は波長多重された複数の信号を一括して増幅できる利点がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。EDFAなどの光増幅器は増幅帯域内の複数波長をまとめて増幅できるため、WDM伝送との親和性が高い。★一方で雑音が累積するため、長距離では再生中継との併用が検討される。
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問18.光ファイバの波長分散を補償する目的で用いられるものはどれか。
- ア.分散補償ファイバ
- イ.光アイソレータ
- ウ.光カプラ
- エ.光アッテネータ
正解:ア.分散補償ファイバ
解説:分散補償ファイバ(DCF)は伝送用ファイバと逆符号の分散特性をもち、累積した波長分散を打ち消す。★光アイソレータは反射戻り光の遮断、光カプラは分岐・結合、光アッテネータは減衰が目的である。
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問19.光ファイバ通信における波長分散は、伝送距離が長くなるほど累積し、パルス波形の広がりを大きくする。
正解:○(正しい)
解説:正しい。波長分散は単位長さあたりの値に距離を掛けた分だけ累積するため、長距離・高速伝送ほど影響が大きくなる。★これを補償するために分散補償ファイバや分散シフトファイバが用いられる。
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問20.光アクセス方式のうち、1本の光ファイバを光スプリッタで分岐して複数の加入者で共用するものはどれか。
- ア.PON(受動光網)
- イ.SS(シングルスター)
- ウ.ADSL
- エ.メディアコンバータ方式
正解:ア.PON(受動光網)
解説:PONは局側からの光ファイバを受動素子である光スプリッタで分岐し、複数の加入者装置(ONU)で共用する。電源を必要とする能動素子を途中に置かないため保守性・経済性に優れる。★SSは加入者ごとに1本ずつ引く方式である。
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問21.PONでは、下り方向は放送形式で全ONUに届くため、各ONUは自分宛ての信号だけを取り出す必要がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。下りは同じ信号がスプリッタで分配されるため、各ONUは識別子で自分宛てのフレームを抽出する。★上りは衝突を避けるため、局側装置(OLT)が各ONUに送信タイミングを割り当てる時分割多元接続を用いる。
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問22.移動通信システムにおいて、通信中の移動局が隣接するセルへ移動する際に接続を切り替える動作を何というか。
- ア.ハンドオーバ
- イ.ローミング
- ウ.ページング
- エ.ハンドシェイク
正解:ア.ハンドオーバ
解説:ハンドオーバ(ハンドオフ)は通信を継続したままセル間で接続先を切り替える動作。★ローミングは契約事業者以外の網で通信できるようにする仕組み、ページングは着信時に移動局を呼び出す動作である。
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問23.セル半径を小さくすると、同じ周波数を繰り返し利用できる回数が増えるため、単位面積あたりの収容加入者数を増やせる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。セルを小さくする(セルラー化・スモールセル化)ことで周波数の繰り返し利用が進み、系全体の容量が増える。★一方でハンドオーバの頻度が上がり、基地局数も増える。
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問24.5Gの特徴として一般に挙げられる3つの要件の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.高速大容量・低遅延・多数同時接続
- イ.高速大容量・低消費電力・低価格
- ウ.低遅延・広域カバレッジ・低価格
- エ.多数同時接続・広域カバレッジ・低消費電力
正解:ア.高速大容量・低遅延・多数同時接続
解説:5Gは eMBB(高速大容量)、URLLC(高信頼・低遅延)、mMTC(多数同時接続)の3つを要件とする。★ミリ波帯の利用により高速化する一方、直進性が強く遮蔽に弱いため、基地局を密に配置する必要がある。
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問25.IP電話で用いられ、呼の確立・変更・終了を制御するプロトコルはどれか。
- ア.SIP
- イ.RTP
- ウ.SNMP
- エ.SMTP
正解:ア.SIP
解説:SIP(セッション開始プロトコル)は呼制御(シグナリング)を担う。実際の音声データの転送はRTPが担当する。★SNMPはネットワーク管理、SMTPは電子メール転送のプロトコルである。
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問26.IP電話において、音声データの転送にはRTPが用いられ、その下位のトランスポート層プロトコルには一般にUDPが使われる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。再送によって遅延が増えるとかえって品質が悪化するため、リアルタイム性を優先してUDPを用いる。★RTPは順序番号とタイムスタンプを持ち、受信側でのゆらぎ吸収と順序整列に使われる。
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問27.IP網における遅延のゆらぎを何というか。
- ア.ジッタ
- イ.スループット
- ウ.パケットロス
- エ.ラウンドトリップタイム
正解:ア.ジッタ
解説:ジッタは遅延時間の変動をいう。★音声・映像では受信側にゆらぎ吸収バッファを設けて一定間隔で再生するが、バッファを大きくすると遅延そのものが増えるためトレードオフになる。
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問28.MPLSの説明として正しいものはどれか。
- ア.パケットにラベルを付与し、ラベルに基づいて高速に転送する方式
- イ.IPアドレスを付け替えて内部網と外部網を接続する方式
- ウ.回線を占有して固定的に接続する方式
- エ.無線区間の誤りを訂正する方式
正解:ア.パケットにラベルを付与し、ラベルに基づいて高速に転送する方式
解説:MPLS(マルチプロトコルラベルスイッチング)は、網の入口でラベルを付け、内部の装置はラベルだけを見て転送する。経路制御と転送を分離できるため、トラヒックエンジニアリングやVPNの実現に用いられる。★IPアドレスの付け替えはNATの説明である。
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問29.SDNは、ネットワーク機器の制御機能(コントロールプレーン)と転送機能(データプレーン)を分離し、制御をソフトウェアで集中的に行う考え方である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。分離により、機器ごとの個別設定ではなく、コントローラから一元的に経路や設定を制御できる。★NFVは専用装置の機能を汎用サーバ上のソフトウェアで実現する考え方で、SDNと併せて用いられることが多い。
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問30.ネットワーク機器の状態を監視・管理するために広く用いられるプロトコルはどれか。
- ア.SNMP
- イ.SIP
- ウ.RTP
- エ.NTP
正解:ア.SNMP
解説:SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)はマネージャがエージェントに問い合わせて情報を取得し、異常時はエージェント側からトラップで通知する。★NTPは時刻同期のプロトコルであり、ログの時刻を揃えるうえで重要だが監視そのものではない。
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問31.SNMPでは、エージェント側から異常を能動的に通知する仕組みとしてトラップが用いられる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。通常のポーリング(マネージャからの問合せ)に加え、トラップにより障害の即時通知ができる。★ポーリング間隔だけに頼ると検出が遅れるため、両者を併用するのが一般的である。
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問32.SDHの伝送速度STM-4の値として正しいものはどれか。
- ア.77.76Mbit/s
- イ.311.04Mbit/s
- ウ.622.08Mbit/s
- エ.2488.32Mbit/s
正解:ウ.622.08Mbit/s
解説:STM-1が155.52Mbit/sであり、STM-Nはその N 倍になる。STM-4 は 155.52 × 4 = 622.08Mbit/s である。★STM-16は2488.32Mbit/s、STM-64は9953.28Mbit/sとなる。
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問33.PDH(準同期デジタルハイアラーキ)では、多重化された信号から特定の低次群信号を取り出すために、いったん下位の階梯まで順に分離する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。PDHは各段の速度がわずかに異なることを前提にスタッフ同期で多重するため、目的の信号を取り出すには段階的に分離しなければならない。★SDHではポインタにより低次群の位置が特定できるため、直接の分岐挿入ができる。
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問34.SDHのフレームにおいて、低次群信号の位置を示し、同期のずれを吸収する役割を担うものはどれか。
- ア.ポインタ
- イ.セクションオーバヘッド
- ウ.パスオーバヘッド
- エ.スタッフビット
正解:ア.ポインタ
解説:ポインタが管理単位の先頭位置を指し示すことで、わずかな周波数差や位相変動があっても目的の信号の位置を特定できる。これによりアドドロップが容易になる。セクションオーバヘッドは中継区間の保守用、パスオーバヘッドは端局間の保守用の領域である。
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問35.OTN(光トランスポートネットワーク)は、クライアント信号をそのまま収容したうえで、誤り訂正のための領域を持つ。
正解:○(正しい)
解説:正しい。OTNのフレームはオーバヘッド・ペイロード・FEC領域から成り、前方誤り訂正により長距離伝送での誤り率を改善できる。クライアント信号の種類を問わず透過的に収容できる点も特徴である。
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問36.光波長多重方式のうち、CWDMとDWDMの違いとして正しいものはどれか。
- ア.CWDMのほうが波長間隔が広く、DWDMのほうが多くの波長を多重できる
- イ.CWDMのほうが波長間隔が狭く、多くの波長を多重できる
- ウ.いずれも波長間隔は同じで、伝送距離だけが異なる
- エ.CWDMは単一波長のみを扱う方式である
正解:ア.CWDMのほうが波長間隔が広く、DWDMのほうが多くの波長を多重できる
解説:CWDM(低密度波長多重)は波長間隔を20ナノメートル程度と広くとるため温度制御が簡易で安価だが、多重できる波数は少ない。DWDM(高密度波長多重)は波長間隔を1ナノメートル以下と狭くして多数の波長を多重するが、光源の波長安定度が厳しく要求される。
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問37.光ファイバの接続方法のうち、融着接続はメカニカルスプライスに比べて一般に接続損失が小さい。
正解:○(正しい)
解説:正しい。融着接続は放電により光ファイバの端面を溶かして一体化するため、接続損失や反射が小さく長期安定性にも優れる。メカニカルスプライスは工具で機械的に突き合わせる方式で、施工は速いが損失はやや大きい。
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問38.OTDR(光パルス試験器)が測定に利用している現象はどれか。
- ア.後方散乱光と反射光
- イ.前方散乱光のみ
- ウ.自然放出光
- エ.誘導ラマン散乱のみ
正解:ア.後方散乱光と反射光
解説:OTDRは光パルスを入射し、ファイバ中で生じる後方散乱光(レイリー散乱の戻り光)と、接続点や破断点からのフレネル反射を時間軸で観測する。これにより損失の分布や障害点までの距離を片端から測定できる。
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問39.光受信素子のうち、アバランシェ増倍によって受光感度を高めたものはどれか。
- ア.PINホトダイオード
- イ.APD
- ウ.LED
- エ.レーザダイオード
正解:イ.APD
解説:APD(アバランシェホトダイオード)は高い逆バイアスをかけ、なだれ増倍により内部利得を得るため、PINホトダイオードより高感度である。★増倍雑音が加わること、高い電圧が必要なことが欠点である。
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問40.半導体レーザ(LD)は、発光ダイオード(LED)に比べてスペクトル幅が狭く、光ファイバへの結合効率が高い。
正解:○(正しい)
解説:正しい。LDは誘導放出を利用するため指向性が高くスペクトル幅が狭い。長距離・高速の伝送に適する。★LEDは自然放出光で構造が簡単・安価だが、スペクトル幅が広く波長分散の影響を受けやすい。
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問41.光ファイバ中で光の強度が大きいときに生じる非線形光学効果として、適切でないものはどれか。
- ア.四光波混合
- イ.自己位相変調
- ウ.誘導ラマン散乱
- エ.レイリー散乱
正解:エ.レイリー散乱
解説:四光波混合、自己位相変調、誘導ラマン散乱はいずれも光強度に依存して現れる非線形効果である。レイリー散乱はガラスの微小な密度ゆらぎによる散乱で、光強度に依存しない線形な損失要因である。
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問42.光ファイバ通信における伝送品質の指標であるビット誤り率(BER)は、受信した全ビット数に対する誤ったビット数の割合で表す。
正解:○(正しい)
解説:正しい。BERは誤りビット数÷総ビット数で定義され、10のマイナス乗の形で表されることが多い。★測定には擬似ランダムパターンを送出し、受信側で比較する方法が用いられる。
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問43.デジタル信号の時間軸方向の揺らぎのうち、一般に10Hz未満のゆっくりした変動を指す用語はどれか。
- ア.ジッタ
- イ.ワンダ
- ウ.フェージング
- エ.エコー
正解:イ.ワンダ
解説:ワンダはおおむね10Hz未満のゆっくりした位相変動を指し、それより速い変動をジッタという。★ワンダは温度変化による伝送路長の変動などで生じ、バッファのスリップの原因になる。
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問44.同期網において、上位のクロックに下位のクロックを従わせる同期方式を従属同期方式という。
正解:○(正しい)
解説:正しい。従属同期方式では基準クロックから階層的にクロックを配信し、網全体を同一の周波数に保つ。★同期がとれないとバッファのオーバフローやアンダフローによりスリップが生じる。
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問45.静止衛星を1回中継する通信において、地上の送信点から受信点までの伝搬遅延に最も近い値はどれか。ただし静止衛星の高度を約36000km、電波の速度を毎秒30万kmとする。
- ア.0.06秒
- イ.0.12秒
- ウ.0.24秒
- エ.0.48秒
正解:ウ.0.24秒
解説:上りと下りで合計約72000kmを伝搬するので、72000 ÷ 300000 = 0.24秒となる。★往復(相手の応答が返るまで)ではこの2倍の約0.5秒となり、対話型通信では話しにくさの原因になる。
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問46.マイクロ波を用いた見通し内多重無線通信では、送受信点の間に障害物がなければフレネルゾーンを考慮する必要はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。見通しが確保されていても、第1フレネルゾーンの内側に障害物や地面が入り込むと回折による損失が生じる。このため、第1フレネルゾーンの半径以上のクリアランスを確保する設計を行う。
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問47.移動通信で受信レベルが激しく変動するフェージングのうち、多数の反射波が干渉して生じるものはどれか。
- ア.レイリーフェージング
- イ.ダクトフェージング
- ウ.シンチレーションフェージング
- エ.降雨減衰
正解:ア.レイリーフェージング
解説:レイリーフェージングは、直接波がなく多数の反射波・散乱波が合成される環境で生じ、受信レベルがレイリー分布に従って激しく変動する。★直接波が支配的な見通し環境では仲上・ライスフェージングとなる。
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問48.ダイバーシチ受信は、相関の低い複数の受信信号を合成または選択することで、フェージングの影響を軽減する技術である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。空間ダイバーシチ(アンテナの位置を離す)、周波数ダイバーシチ、偏波ダイバーシチ、時間ダイバーシチなどがある。★相関が高いと同時に落ち込むため効果が薄く、相関を下げることが要点である。
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問49.パラボラアンテナの利得について正しいものはどれか。
- ア.開口面積に比例し、波長の2乗に反比例する
- イ.開口面積に反比例し、波長の2乗に比例する
- ウ.開口面積にも波長にも依存しない
- エ.開口面積に比例し、周波数に反比例する
正解:ア.開口面積に比例し、波長の2乗に反比例する
解説:開口面アンテナの利得は、開口面積に比例し、波長の2乗に反比例する。すなわち直径が大きいほど、また周波数が高いほど利得が大きくなる。★利得が大きいほどビーム幅は狭くなる。
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問50.降雨による電波の減衰は、周波数が高いほど大きくなる傾向がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。雨滴の大きさが波長に近づくほど散乱・吸収が増えるため、10GHzを超える帯域では降雨減衰が回線設計上の大きな要因になる。★衛星通信では降雨マージンを見込んだ設計や、周波数の低い帯域への切替えが行われる。
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問51.PON方式において、上り方向で複数のONUからの信号が衝突しないようにする制御はどれか。
- ア.時分割多元接続によりOLTが送信タイミングを割り当てる
- イ.各ONUが自由な時刻に送信し衝突時に再送する
- ウ.波長を1本に固定し常時送信する
- エ.上り信号は用いない
正解:ア.時分割多元接続によりOLTが送信タイミングを割り当てる
解説:上り方向はOLTが各ONUに送信のタイミングを割り当てる時分割多元接続(TDMA)で衝突を避ける。★下り方向は同じ信号が全ONUに届く放送形式であり、各ONUが自分宛てのものを取り出す。
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問52.メタリックケーブルを用いるxDSLでは、伝送距離が長くなるほど、また周波数が高いほど伝送損失が大きくなる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。このため収容局から遠いほど伝送速度が低下する。★高い周波数を使うほど速度は上がるが到達距離は短くなるという関係にある。
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問53.多数の光ファイバ心線の中から、工事や試験の対象となる目的の1本を特定する作業を何というか。
- ア.心線対照
- イ.心線収容
- ウ.心線分岐
- エ.心線終端
正解:ア.心線対照
解説:心線対照は、一方の端から対照光(変調した光)を入射し、もう一方で心線を曲げて漏れ出す光を検出することで、目的の心線を特定する作業をいう。★誤った心線を切断すると他の顧客の通信を切ってしまうため、工事の前に必ず行う。
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問54.IP網における呼制御の分離型構成において、呼制御を行う装置と、実際の音声メディアを中継する装置の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.ソフトスイッチとメディアゲートウェイ
- イ.ルータとスイッチングハブ
- ウ.OLTとONU
- エ.SIPサーバとDNSサーバ
正解:ア.ソフトスイッチとメディアゲートウェイ
解説:ソフトスイッチ(呼制御サーバ)が呼の設定・解放を制御し、メディアゲートウェイが音声などのメディアを中継・変換する。制御とメディアを分けることで、装置ごとに拡張しやすくなる。
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問55.IMS(IP Multimedia Subsystem)は、IP網の上で音声やマルチメディアの呼制御を標準化した基盤であり、呼制御にはSIPが用いられる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。IMSはアクセス手段によらず共通の呼制御・課金・認証の仕組みを提供する。★呼制御の中核となるのがCSCFと呼ばれるSIPサーバ群である。
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問56.電話網における中継方式のうち、直接中継路が塞がっているときに別の経路を経由して接続する方式はどれか。
- ア.迂回中継方式
- イ.直接中継方式
- ウ.端局方式
- エ.集中方式
正解:ア.迂回中継方式
解説:迂回中継方式は、直接の中継路が使用中のときに他の交換局を経由する経路へ流すことで、設備量を抑えつつ呼損率を下げる。★どの経路にどれだけ流すかを決めるのがトラヒック設計である。
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問57.待時式の交換方式では、回線がすべてふさがっているときに呼は失われず、空くまで待たされる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。待時式では待ち時間が品質の指標になり、即時式では呼損率が指標になる。★同じ呼量でも、待時式のほうが少ない回線数で処理できるが、待ち時間が発生する。
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問58.IP電話の電話番号からSIP-URIなどの情報を引くために、DNSの仕組みを利用する方式はどれか。
- ア.ENUM
- イ.ENUMERATE
- ウ.E.164直接変換
- エ.SRV変換
正解:ア.ENUM
解説:ENUMは、E.164形式の電話番号を逆順にしてドメイン名に変換し、DNSのNAPTRレコードを引くことでSIP-URIやメールアドレスなどに対応づける仕組みである。
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問59.ルーティングプロトコルのうち、自律システム内で用いられ、各ルータがリンクの状態を交換して最短経路を計算するものはどれか。
- ア.OSPF
- イ.RIP
- ウ.BGP
- エ.ARP
正解:ア.OSPF
解説:OSPFはリンクステート型のIGP(内部ゲートウェイプロトコル)で、各ルータが網全体のトポロジを持ち、ダイクストラ法で最短経路を求める。RIPは距離ベクトル型、BGPは自律システム間で用いるパスベクトル型である。
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問60.BGPは、自律システム(AS)間の経路情報を交換するために用いられる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。BGPは経路に含まれるASの並び(ASパス)を交換するパスベクトル型で、経路の選択にはポリシーを反映できる。★組織内の経路制御にはOSPFなどのIGPを用いる。
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問61.NAPT(IPマスカレード)が、NAT(1対1の変換)と比べて追加で変換する情報はどれか。
- ア.ポート番号
- イ.MACアドレス
- ウ.VLAN ID
- エ.TTL値
正解:ア.ポート番号
解説:NAPTはIPアドレスに加えてトランスポート層のポート番号も変換するため、1つのグローバルアドレスを複数の端末で共用できる。★外部から内部への通信を始めるには、ポートフォワーディングなどの設定が要る。
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問62.VLANは、物理的な接続構成を変えずに、論理的にブロードキャストドメインを分割する技術である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。1台のスイッチを複数の論理的なネットワークに分けられ、配線を変えずにセグメントを再構成できる。★VLAN間の通信にはルータまたはレイヤ3スイッチが必要である。
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問63.IPv6において、ルータからの情報をもとに端末が自らアドレスを生成する仕組みはどれか。
- ア.ステートレスアドレス自動設定
- イ.DHCPv6による割当てのみ
- ウ.手動設定のみ
- エ.ARPによる自動設定
正解:ア.ステートレスアドレス自動設定
解説:ステートレスアドレス自動設定では、ルータ広告で通知されたプレフィックスとインタフェース識別子を組み合わせてアドレスを生成する。DHCPサーバがなくても設定できる点が特徴である。
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問64.TCPは、パケットの損失を輻輳の兆候とみなし、送信ウィンドウを縮小して送信量を抑える輻輳制御を行う。
正解:○(正しい)
解説:正しい。スロースタートと輻輳回避により、ウィンドウサイズを調整して網の混雑を緩和する。★UDPにはこの仕組みがないため、輻輳制御はアプリケーション側の責任になる。
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問65.IP網の品質制御において、パケットに優先度を付けてクラスごとに扱いを変える方式はどれか。
- ア.DiffServ
- イ.IntServ
- ウ.MPLS-TP
- エ.STP
正解:ア.DiffServ
解説:DiffServ(相対的優先制御)は、IPヘッダのDSCPフィールドで示したクラスに応じて中継装置が扱いを変える方式で、フローごとの状態を持たないため大規模網に向く。IntServはフローごとに帯域を予約する方式である。
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問66.IPsecのプロトコルのうち、暗号化による機密性の確保を行うものはどれか。
- ア.ESP
- イ.AH
- ウ.IKE
- エ.L2TP
正解:ア.ESP
解説:ESP(Encapsulating Security Payload)は暗号化による機密性に加えて完全性の確認もできる。AH(Authentication Header)は完全性と認証だけを提供し、暗号化は行わない。
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問67.IPsecのトンネルモードでは、元のIPヘッダを含むパケット全体を暗号化し、新しいIPヘッダを付加する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。トンネルモードは拠点間VPNで用いられ、元の送信元・宛先アドレスも隠せる。★トランスポートモードはペイロードだけを保護し、元のIPヘッダはそのまま用いる。
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問68.スイッチングハブがループによるブロードキャストストームを防ぐために用いるプロトコルはどれか。
- ア.スパニングツリープロトコル
- イ.リンクアグリゲーション
- ウ.ARP
- エ.ICMP
正解:ア.スパニングツリープロトコル
解説:スパニングツリープロトコル(STP)は、冗長な経路の一部を論理的に遮断して閉路のない木構造を作り、ループを防ぐ。障害時には遮断していた経路を有効にして復旧する。
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問69.リンクアグリゲーションは、複数の物理回線を束ねて1本の論理回線として扱い、帯域の拡大と冗長化を同時に図る技術である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。束ねた回線の1本が切れても残りで通信を継続できる。★束ねた本数に比例して単一の通信の速度が上がるわけではなく、通常はフローごとに使う物理回線が割り当てられる。
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問70.電気通信網の信頼性設計において、通信経路を物理的に異なる経路へ分けることを何というか。
- ア.ルート分散
- イ.負荷分散
- ウ.時分割多重
- エ.波長多重
正解:ア.ルート分散
解説:ルート分散(経路の二重化)は、同じ管路や同じ橋梁を通らないように物理経路を分けることで、1か所の被災で両系が同時に切れることを防ぐ。★装置だけを二重化しても、経路が同じでは効果が限られる。
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問71.リング構成の伝送網では、1か所の断線が生じても反対回りの経路へ切り替えることで通信を維持できる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。これがリング構成を採る主な理由である。★2か所以上が同時に切れると分断されるため、リングを多重化したりメッシュ構成にしたりする設計も行われる。
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問72.電気通信設備の保守において、故障が起きてから対処する方式に対し、あらかじめ定めた周期で点検・部品交換を行う方式を何というか。
- ア.予防保全
- イ.事後保全
- ウ.改良保全
- エ.保全予防
正解:ア.予防保全
解説:予防保全は、故障の発生前に計画的に点検や部品交換を行う保全方式である。事後保全は故障してから修理する方式、状態基準保全は監視データに基づいて必要なときに手を入れる方式である。
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問73.通信機械室における電磁的な妨害への対策として、機器の筐体によるシールドやフィルタの挿入が用いられる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。電磁両立性(EMC)の観点から、放出を抑えるエミッション対策と、外部からの妨害に耐えるイミュニティ対策の両方が要る。★シールド・フィルタ・接地・配線の分離が基本的な手段である。
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問74.雷サージから通信設備を保護するために、線路と大地の間に接続して過電圧を大地へ逃がす素子はどれか。
- ア.SPD(サージ防護デバイス)
- イ.変流器
- ウ.整流器
- エ.分配器
正解:ア.SPD(サージ防護デバイス)
解説:SPD(サージ防護デバイス)は、平常時は高抵抗で、規定を超える電圧が加わると導通して過電圧を大地へ流す。★保安器の避雷素子もこの働きをする。接地抵抗が高いと効果が下がる。
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問75.利用者側の設備と電気通信事業者の設備との責任の分かれ目を責任分界点といい、その位置は接続の技術基準や契約により定まる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。責任分界点より利用者側の設備の維持は利用者の責任、事業者側は事業者の責任となる。★障害の切り分けでは、まず責任分界点のどちら側かを確かめる。