電気通信システムの要点【計算の型と用語の対比】
公開: 更新:
電気通信システムは計算の型が決まっている科目です。100点満点・80分で60点以上が合格。型を覚えれば安定して得点できます。
※法令の数値は改正される場合があります。最新の条文はe-Gov法令検索で、試験の最新情報は日本データ通信協会 電気通信国家試験センターでご確認ください。
出題範囲(電気通信主任技術者規則9条1号イ)
- 電気通信工学の基礎
- 電気通信システムの大要
必ず押さえる計算の型
デシベル
- 電力比:10log10(比)。100倍で20dB、1000倍で30dB、半分で約-3dB
- 電圧比:20log10(比)。同じ100倍でも40dBになる
- レベル計算:送信レベル - 損失 + 利得(足し算引き算で解ける)
問題文が電力の比なのか電圧の比なのかを必ず確認してください。ここを取り違えると倍の値になります。
回路
- 並列合成抵抗:積を和で割る。3Ωと6Ωなら 18÷9=2Ω
- 直列RL回路のインピーダンス:ルート(R²+X²)。R=4・X=3 なら5Ω
- 力率:R÷Z。上の例なら 4÷5=0.8
- 直列共振はインピーダンス最小、並列共振は最大
標本化・量子化
- 標本化定理:最高周波数の2倍以上。音声4kHzなら8kHz
- PCMのビットレート:標本化周波数×量子化ビット数。8k×8=64kbit/s
- 量子化ビットを1つ増やすと信号対雑音比は約6dB改善
トラヒック
- 呼量(アーラン)=呼数×平均保留時間÷観測時間
- 回線利用率=呼量÷回線数
秒と時間の単位を揃えるのを忘れないでください。
信頼性
- 稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)
- 直列構成=各稼働率の積
- 並列構成=1-(1-A)(1-B)
知識分野は対比で覚える
| 対比 | 違い |
|---|---|
| ASK・FSK・PSK | 変えるのは振幅・周波数・位相 |
| ARQとFEC | 再送するか、受信側だけで訂正するか |
| パリティ・CRC・ハミング | 検出のみ/検出のみ(バーストに強い)/1ビット訂正可 |
| シングルモードとマルチモード | コア径が小さくモード分散なし/大きくモード分散あり |
| TDMとFDMとWDM | 時間で分ける/周波数で分ける/波長で分ける |
| 回線交換とパケット交換 | 帯域を占有する/回線を共用する |
| TCPとUDP | コネクション型で再送あり/コネクションレスで再送なし |
今すぐ問題演習を始めよう!
電気通信主任技術者(伝送交換) 一問一答 →
電気通信主任技術者(伝送交換) 一問一答 →
この資格の関連記事
電気通信主任技術者(伝送交換)の勉強法【3科目の順番と学習時間】
電気通信主任技術者(伝送交換)に独学で合格するための勉強法。法規→電気通信システム→伝送交換設備の順で進める理由と、科目ごとの具体的な攻め方・学習時間の目安を解説します。
電気通信主任技術者(伝送交換)の難易度と合格率【公式統計6回分】
電気通信主任技術者(伝送交換)の合格率を公式統計6回分(20.8〜34.6%)で確認。合格率が低く出る構造的な理由と、科目別の難所・必要な学習時間の目安を解説します。
電気通信主任技術者(伝送交換)の受験ガイド【科目・時間・合格基準】
電気通信主任技術者(伝送交換)の試験制度を、3科目の試験時間・満点・合格点、出題範囲、科目合格制と免除制度、資格者証の交付まで一通り解説します。
電気通信主任技術者(伝送交換)のよくある質問
受験資格・伝送交換と線路の違い・科目合格制・資格者証の交付期限・工事担任者との関係・過去問の入手先など、受験前によく出る疑問に答えます。
電気通信主任技術者(伝送交換)の試験日程と申込スケジュール
電気通信主任技術者試験は年2回。試験日・申込時期・合格発表の流れと受験手数料29,000円、科目合格制を前提にした逆算スケジュールを解説します。
電気通信主任技術者(伝送交換)の過去問の入手方法と使い方
電気通信主任技術者試験の過去問は公式サイトで公開。入手先と使い方、当サイトが過去問を掲載していない理由(二次配布の禁止)を説明します。
電気通信主任技術者(伝送交換)の用語集【取り違えやすい対で整理】
電気通信・有線電気通信・電気通信役務などの法令用語から、デシベル・波長分散・PON・MTBF・RTOまで、取り違えやすい対を意識して整理した用語集です。
電気通信主任技術者を活かせる仕事と監督する内容
電気通信主任技術者は電気通信事業法45条により選任が義務づけられた資格。監督する具体的な内容、働く場所、関連資格との関係、取得後にやることを解説します。
伝送交換設備の要点【事業用電気通信設備規則から固める】
故障検出・異常ふくそう・耐震・停電対策など事業用電気通信設備規則の技術基準を条ごとに整理し、SDH・EDFA・PON・5G・MPLSなど設備の要点をまとめます。
設備管理・セキュリティ管理・ソフトウェア管理の要点
事故報告の基準(施行規則58条)、信頼性設計、保全とバスタブ曲線、暗号と署名、構成管理・変更管理・脆弱性対応まで、設備管理の要点を整理します。
法規の要点【条文と数字を対で覚える】
電気通信事業法・有線電気通信法・有線電気通信設備令・不正アクセス禁止法・電子署名法の頻出条文と、2週間・3年・3月といった取り違えやすい数字を整理します。
発展問題の要点【3科目横断と紛らわしい対比】
レベル計算の積算や稼働率の直列・並列といった計算の応用と、MTBFとMTTR・RTOとRPO・署名と暗号化の鍵など本試験で差が付く対比を整理します。
電気通信主任技術者(伝送交換)の参考書の選び方
市販教材が限られるこの試験で、どう1冊を選ぶか。科目別の配分・発行年の確認・実務経験に応じた使い分けと、公式の一次情報の活用方法を解説します。
電気通信主任技術者(伝送交換)は独学か講座か
出題範囲が省令で明示され過去問も公開されているため多くは独学で足ります。独学が向く人・講座を検討したほうがよい場合を、費用の考え方とともに整理します。
無料登録で学習データを永続保存
今の記録はこの端末限定。無料の会員登録で、どの端末でもデータを引き継げます。