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電気通信主任技術者(伝送交換)の用語集【取り違えやすい対で整理】

電気通信主任技術者(伝送交換)で押さえておきたい用語を、取り違えやすい対を意識してまとめました。

法令の用語

電気通信
有線、無線その他の電磁的方式により、符号、音響又は影像を送り、伝え、又は受けること(電気通信事業法2条1号)。
有線電気通信
送信の場所と受信の場所との間の線条その他の導体を利用して電磁的方式により行うもの(有線電気通信法2条1項)。無線を含む「電気通信」より狭い。
電気通信設備
電気通信を行うための機械、器具、線路その他の電気的設備(電気通信事業法2条2号)。
電気通信役務
電気通信設備を用いて他人の通信を媒介し、その他電気通信設備を他人の通信の用に供すること(同条3号)。「他人の」がかかる点が要点。
電気通信回線設備
送信の場所と受信の場所との間を接続する伝送路設備及びこれと一体として設置される交換設備並びにこれらの附属設備(同法9条1号)。
端末設備
電気通信回線設備の一端に接続される電気通信設備で、同一の構内又は同一の建物内にあるもの(同法52条1項)。
自営電気通信設備
電気通信回線設備を設置する事業者以外の者の電気通信設備で、端末設備以外のもの(同法70条1項)。
異常ふくそう
特定の交換設備に通信が集中し、疎通能力が継続して著しく低下する現象(事業用電気通信設備規則8条)。

伝送の用語

デシベル
比を対数で表した値。電力比は10log、電圧比は20log。100倍で20dB、半分で約-3dB。
標本化定理
原信号を復元するには最高周波数の2倍以上で標本化する必要があるという定理。
量子化雑音
連続量を離散値に丸めるときに生じる誤差。1ビット増やすと約6dB改善する。
波長分散
波長によって伝搬速度が異なることで生じるパルスの広がり。距離に比例して累積する。
モード分散
複数の伝搬モードの経路差で生じる広がり。シングルモードファイバでは生じない。
EDFA
エルビウム添加光ファイバ増幅器。1.55マイクロメートル帯を光のまま増幅でき、波長多重信号を一括増幅できる。
WDM
波長分割多重。1本のファイバに波長の違う複数の光信号を載せる。
PON
受動光網。光スプリッタで分岐して複数の加入者で1本のファイバを共用する。下りは放送形式、上りは局側が送信タイミングを割り当てる。

設備管理・セキュリティの用語

MTBF
平均故障間隔。大きいほど故障しにくい。
MTTR
平均修復時間。小さいほど早く直る。稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)。
RTO
目標復旧時間。障害からどれだけの時間で復旧させるかの目標。
RPO
目標復旧時点。どの時点までのデータを復旧できるかの目標。RTOと混同しやすい。
フェールセーフ
故障時に安全側で停止させる設計。
フェールソフト
機能を縮退させながら運転を続ける設計。
フールプルーフ
誤操作をしても危険が生じないようにする設計。
単一障害点
そこが止まると系全体が止まる箇所。装置を二重化しても電源や経路が共通なら残る。
機密性・完全性・可用性
情報セキュリティの3要素。頭文字からCIAと呼ぶ。
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