発展問題の要点【3科目横断と紛らわしい対比】
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3科目にまたがる論点と、本試験で差が付く「取り違えやすい対」を集めた章です。
※法令の数値は改正される場合があります。最新の条文はe-Gov法令検索で、試験の最新情報は日本データ通信協会 電気通信国家試験センターでご確認ください。
この章のねらい
科目ごとの学習が一通り終わったあとに解くことを想定しています。次の3種類を集めました。
- 計算の応用:レベルの積算、稼働率の直列と並列、多重化のビットレートなど、複数の型を組み合わせるもの
- 3科目横断:法令上の要求と技術的手段の対応(異常ふくそう対策など)
- 紛らわしい対比:似た用語・似た数字を並べて正面から問うもの
特に狙われる対比
| 対 | 取り違えないための手がかり |
|---|---|
| MTBFとMTTR | 稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)。分子に来るほうが平均故障間隔 |
| RTOとRPO | Tは時間(どれだけ早く戻すか)、Pは時点(どこまで戻せるか) |
| フェールセーフとフェールソフト | セーフは止める、ソフトは縮退して続ける |
| 署名と暗号化の鍵 | 署名は本人しか作れない=秘密鍵、暗号化は本人しか読めない=受信者の公開鍵 |
| 直列共振と並列共振 | 直列はインピーダンス最小、並列は最大 |
| 10logと20log | 電力比は10、電圧比は20 |
| 登録・届出・認定 | 事業は登録か届出(総務大臣)、特定認証業務は認定(任意) |
| 2週間・3年・3月 | 設備の設置届出/科目合格の免除/資格者証の交付申請 |
計算の積算に慣れる
デシベルは足し算引き算で扱えます。送信10dBm、損失30dB、増幅15dBなら 10-30+15=-5dBm。損失と利得の符号を取り違えないことだけ注意してください。
稼働率は直列が積、並列が 1-(1-A)(1-B)。直列は必ず個々の値より小さく、並列は必ず大きくなるので、計算結果の見当がつきます。
法令と技術をつなげて理解する
設備科目と法規は切り離されているように見えて、実はつながっています。たとえば異常ふくそうは、事業用電気通信設備規則8条が検出と規制の機能を交換設備に求めており、技術的には発信規制などのトラヒック制御で実現します。災害時に一般通信を規制するのは、電気通信事業法8条の重要通信の優先的取扱いの考え方に沿うものです。
このように「条文が何を求め、技術がどう応えるか」を対で覚えると、どちらの科目でも使える知識になります。
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