電気通信主任技術者(伝送交換)「設備管理・セキュリティ管理・ソフトウェア管理」の一問一答
📖 電気通信主任技術者(伝送交換)「設備管理・セキュリティ管理・ソフトウェア管理」の全75問と解説(一覧)
電気通信主任技術者(伝送交換)の設備管理・セキュリティ管理・ソフトウェア管理に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.設備を二重化し、現用が故障したときに待機系へ切り替える構成のうち、待機系も常に動作させておき切替時間を短くする方式はどれか。
- ア.ホットスタンバイ
- イ.コールドスタンバイ
- ウ.ウォームスタンバイ
- エ.シングル構成
正解:ア.ホットスタンバイ
解説:ホットスタンバイは待機系も通電・動作させておくため切替が速い。コールドスタンバイは待機系を停止させておき、切替時に起動するため時間がかかるが、消費電力や費用は抑えられる。ウォームスタンバイはその中間である。
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問2.設備の信頼性設計において、故障が起きても安全側に動作するようにする考え方をフェールセーフという。
正解:○(正しい)
解説:正しい。フェールセーフは故障時に安全な状態へ移行させる設計。★フェールソフトは機能を縮退させながら運転を続ける設計、フールプルーフは誤操作をしても危険が生じないようにする設計で、それぞれ狙いが異なる。
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問3.故障が発生しても性能を落としながら機能を維持する設計思想はどれか。
- ア.フェールソフト
- イ.フェールセーフ
- ウ.フールプルーフ
- エ.フォールトアボイダンス
正解:ア.フェールソフト
解説:フェールソフトは縮退運転により機能の一部を維持する。★フェールセーフは安全側で停止させる考え方、フールプルーフは誤操作対策、フォールトアボイダンスは高信頼部品などで故障そのものを起こさせない考え方である。
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問4.予防保全は故障が起きる前に計画的に部品交換や点検を行う保全であり、事後保全は故障が起きてから修復する保全である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。予防保全には時間基準保全(一定周期で実施)と状態基準保全(劣化状態を見て実施)がある。★重要度の低い設備では、あえて事後保全とする方が経済的な場合もある。
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問5.設備の劣化状態を監視し、必要になった時点で保全を行う方式はどれか。
- ア.状態基準保全
- イ.時間基準保全
- ウ.事後保全
- エ.改良保全
正解:ア.状態基準保全
解説:状態基準保全(CBM)は測定した劣化状態に基づいて保全時期を決めるため、過剰な部品交換を避けられる。★時間基準保全(TBM)は一定周期で実施する方式で、状態にかかわらず交換するため無駄が生じやすい。
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問6.バスタブ曲線において、使用開始直後に故障率が高く、時間の経過とともに低下していく期間はどれか。
- ア.初期故障期間
- イ.偶発故障期間
- ウ.摩耗故障期間
- エ.安定期間
正解:ア.初期故障期間
解説:バスタブ曲線は初期故障期間(故障率が減少)、偶発故障期間(故障率がほぼ一定)、摩耗故障期間(故障率が増加)の3期からなる。★初期故障を出荷前に取り除くために行う動作試験をスクリーニング(エージング)という。
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問7.バスタブ曲線の偶発故障期間では、故障率がほぼ一定とみなせる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。この期間では故障が偶発的に発生するため故障率は一定に近く、指数分布で近似できる。★摩耗故障期間に入ると故障率が上昇するので、その前に更改・交換を計画する。
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問8.情報セキュリティの基本要素とされる3つの性質の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.機密性・完全性・可用性
- イ.機密性・冗長性・可用性
- ウ.完全性・拡張性・可用性
- エ.機密性・完全性・経済性
正解:ア.機密性・完全性・可用性
解説:機密性(許可された者だけがアクセスできる)、完全性(情報が改ざんされていない)、可用性(必要なときに使える)の3つで、頭文字からCIAと呼ばれる。★近年はこれに真正性・責任追跡性・否認防止・信頼性を加えた7要素で整理することもある。
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問9.共通鍵暗号方式は暗号化と復号に同じ鍵を用いるため、通信相手ごとに鍵を配送・管理する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。n者が相互に通信する場合、必要な鍵の数は n(n-1)/2 と急増する。★公開鍵暗号方式は公開鍵と秘密鍵の対を用いるため鍵配送の問題を緩和できるが、処理が重いため実際には共通鍵の受渡しに使うハイブリッド方式が一般的である。
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問10.公開鍵暗号方式を用いたデジタル署名において、署名の生成に用いる鍵はどれか。
- ア.署名者の秘密鍵
- イ.署名者の公開鍵
- ウ.検証者の秘密鍵
- エ.検証者の公開鍵
正解:ア.署名者の秘密鍵
解説:署名は署名者の秘密鍵で生成し、検証は署名者の公開鍵で行う。★暗号化の場合は逆で、受信者の公開鍵で暗号化し受信者の秘密鍵で復号する。用途によって使う鍵が入れ替わる点が混同しやすい。
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問11.デジタル署名の検証には、署名者の公開鍵を用いる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。秘密鍵で作られた署名は、対応する公開鍵でのみ正しく検証できるため、本人が署名したことと内容が改ざんされていないことを確認できる。
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問12.ハッシュ関数の性質として正しいものはどれか。
- ア.出力の長さは入力によらず一定で、出力から入力を求めることは困難である
- イ.出力の長さは入力によらず一定で、出力から入力を容易に復元できる
- ウ.出力の長さは入力の長さに比例し、出力から入力を求めることは困難である
- エ.出力の長さは入力の長さに比例し、出力から入力を容易に復元できる
正解:ア.出力の長さは入力によらず一定で、出力から入力を求めることは困難である
解説:ハッシュ関数は、任意の長さの入力から決まった長さの値(ハッシュ値)を出す関数で、出力の長さは入力の長さによらず一定である。また、ある出力になる入力を見つけることが計算上困難な一方向性と、同じ出力になる異なる2つの入力を見つけることが困難な衝突困難性をもつように設計される。出力から入力を容易に復元できるなら一方向性を満たさず、出力の長さが入力に比例するならハッシュ関数の定義に合わない。同じ入力からは必ず同じ出力が得られるので、データの指紋として改ざんの検出に使える。
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問13.通信の盗聴に対する対策として最も直接的なものはどれか。
- ア.通信路の暗号化
- イ.アクセスログの取得
- ウ.冗長構成の採用
- エ.定期的なバックアップ
正解:ア.通信路の暗号化
解説:盗聴されても内容を読み取られないようにするには暗号化が直接の対策となる。★ログ取得は事後の追跡、冗長構成とバックアップは可用性の確保が目的で、機密性そのものを守るものではない。
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問14.DoS攻撃・DDoS攻撃は、大量の通信を送りつけてサービスを提供できなくする攻撃であり、可用性を脅かすものである。
正解:○(正しい)
解説:正しい。DDoSは多数の踏み台から一斉に行うもので、対策には帯域の確保、トラヒックのフィルタリング、異常検知と規制などがある。★事業用電気通信設備規則8条の異常ふくそう対策とも関係が深い。
根拠: 事業用電気通信設備規則 第8条 (出典: e-Gov法令検索)
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問15.ファイアウォールの説明として正しいものはどれか。
- ア.あらかじめ定めた規則に従って通信を許可又は遮断する
- イ.通信内容を暗号化して盗聴を防ぐ
- ウ.ウイルスを検出して駆除する
- エ.障害時に自動的に予備系へ切り替える
正解:ア.あらかじめ定めた規則に従って通信を許可又は遮断する
解説:ファイアウォールは送信元・宛先アドレスやポート番号などの条件に基づき通信を制御する。★暗号化はVPNやTLS、ウイルス対策はアンチウイルス、切替は冗長構成の役割であり、それぞれ担当が異なる。
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問16.IDSは不正な通信を検知して知らせる仕組みであり、IPSは検知に加えて遮断まで行う仕組みである。
正解:○(正しい)
解説:正しい。IDSは侵入検知、IPSは侵入防止を担う。★検知精度が不十分なまま遮断を有効にすると正常な通信まで止めてしまうため、導入時のチューニングが重要になる。
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問17.多要素認証の説明として正しいものはどれか。
- ア.知識・所持・生体など性質の異なる複数の要素を組み合わせて本人を確認する
- イ.同じパスワードを複数回入力させる
- ウ.パスワードの文字数を長くする
- エ.複数の管理者が同時に承認する
正解:ア.知識・所持・生体など性質の異なる複数の要素を組み合わせて本人を確認する
解説:多要素認証は「知っているもの(パスワード)」「持っているもの(トークン・スマートフォン)」「その人自身(指紋・顔)」のうち異なる種類を組み合わせる。★同じ種類を2回使うのは多要素とはいわない。
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問18.情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)では、計画・実行・点検・改善のサイクルを回して継続的に改善することが求められる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。PDCAサイクルにより、リスクアセスメントの結果に基づく管理策を継続的に見直す。★一度構築して終わりではなく、脅威や事業環境の変化に合わせて更新することが前提となっている。
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問19.リスクアセスメントにおいて、リスクの大きさを見積もる要素の組合せとして一般的なものはどれか。
- ア.発生の可能性と影響の大きさ
- イ.対策の費用と工期
- ウ.資産の購入価格と減価償却費
- エ.利用者の数と満足度
正解:ア.発生の可能性と影響の大きさ
解説:リスクは一般に「発生の可能性(起こりやすさ)」と「影響の大きさ(結果の重大さ)」の組合せで見積もる。★見積もった結果に応じて、低減・回避・移転・保有のいずれかの対応を選択する。
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問20.ソフトウェアの更新(パッチ適用)は、脆弱性を解消する一方で、既存機能に影響を及ぼすおそれがあるため、事前の検証と切戻し手順の準備が必要である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。更新の失敗は大規模障害の主要因の一つで、電気通信事業法施行規則58条の2は「誤った設定情報やソフトウェアの組込が行われた事態」を報告対象の事態として掲げている。★検証環境での確認、段階的な適用、切戻し手順の用意が基本となる。
根拠: 電気通信事業法施行規則 第58条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問21.構成管理(コンフィギュレーション管理)の目的として最も適切なものはどれか。
- ア.どの装置にどの版のソフトウェアとどの設定が入っているかを把握し、変更の履歴を残すこと
- イ.利用者からの問合せに対応すること
- ウ.設備の購入価格を管理すること
- エ.通信量を課金すること
正解:ア.どの装置にどの版のソフトウェアとどの設定が入っているかを把握し、変更の履歴を残すこと
解説:構成管理は、どの装置にどの版のソフトウェアとどの設定が入っているかを正確に把握し、変更の履歴を残す活動である。★これが不正確だと、障害時に原因の切り分けができず、切戻しもできなくなる。
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問22.変更管理では、変更の内容・理由・影響範囲・切戻し手順を事前に審査し、承認を得てから実施することが基本である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。無審査の変更は障害の温床になる。★緊急変更を認める場合でも、事後に記録と承認を残す運用とするのが一般的である。
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問23.ソフトウェアの脆弱性情報を受け取ってから対応するまでの管理として、最も適切なものはどれか。
- ア.脆弱性の深刻度と自組織への影響を評価し、優先度を付けて対応する
- イ.公表された脆弱性はすべて同じ優先度で直ちに対応する
- ウ.自組織で被害が出るまで対応しない
- エ.製品の保守が終了していれば対応を検討しない
正解:ア.脆弱性の深刻度と自組織への影響を評価し、優先度を付けて対応する
解説:脆弱性は深刻度(CVSSなど)と自組織の利用状況・露出度を併せて評価し、優先度を付けて対応するのが現実的である。★保守終了製品はパッチが出ないため、むしろ代替・撤去を含めた検討が必要になる。
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問24.バックアップは取得するだけでなく、実際に復元できるかを定期的に確認する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。取得できていても復元手順が誤っていたり媒体が読めなかったりすれば意味がない。★復元試験を定期的に行い、必要な時間(目標復旧時間)を満たせるかも確認する。
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問25.システムの障害からの復旧について、目標復旧時間を表す用語はどれか。
- ア.RTO
- イ.RPO
- ウ.MTBF
- エ.SLA
正解:ア.RTO
解説:RTO(目標復旧時間)は障害発生から復旧までに許容される時間、RPO(目標復旧時点)は失ってもよいデータの時間幅を表す。★MTBFは平均故障間隔、SLAはサービス品質の合意であり、いずれも別の概念である。
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問26.RPOは、障害発生時にどの時点までのデータを復旧できるかという目標であり、これを短くするほどバックアップの頻度を高くする必要がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。RPOを短くするには、より頻繁なバックアップや連続的なレプリケーションが必要になり、費用も増える。★RTO(目標復旧時間)とは意味が異なるので取り違えないこと。
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問27.運用における「単一障害点」の説明として正しいものはどれか。
- ア.そこが停止すると系全体が停止してしまう箇所
- イ.最初に発生した障害の箇所
- ウ.利用者から最も遠い箇所
- エ.最も故障率が低い箇所
正解:ア.そこが停止すると系全体が停止してしまう箇所
解説:単一障害点(SPOF)は冗長化されておらず、その1か所の停止が系全体の停止に直結する箇所をいう。★冗長化したつもりでも電源やケーブル経路が共通だと、そこがSPOFとして残る。
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問28.設備を冗長化していても、電源系統やケーブルの経路が共通であれば単一障害点が残る。
正解:○(正しい)
解説:正しい。装置だけを二重化しても、給電・配線・空調・設置場所が共通なら、その共通部分の障害で両系が同時に停止する。★冗長化は経路や電源まで含めて分けて初めて効果を持つ。
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問29.電気通信事業者が定める管理規程に関し、事業用電気通信設備の管理の体制として整備が求められるものとして最も適切なものはどれか。
- ア.電気通信主任技術者を中心とした監督の体制と、事故発生時の指揮命令の体制
- イ.営業部門の売上目標の体制
- ウ.株主への配当の体制
- エ.広告宣伝の体制
正解:ア.電気通信主任技術者を中心とした監督の体制と、事故発生時の指揮命令の体制
解説:電気通信事業法44条2項2号は「管理の体制に関する事項」を管理規程の記載事項とし、電気通信主任技術者規則3条4項2号は事故発生時の従事者への指揮及び命令、再発防止計画の策定を監督事項として掲げている。★売上・配当・広告は設備管理の体制ではない。
根拠: 電気通信主任技術者規則 第3条 / 電気通信事業法 第44条 (出典: e-Gov法令検索)
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問30.電気通信主任技術者が監督する事項には、事業用電気通信設備の工事、維持及び運用に関する業務の計画の立案と、その計画に基づく業務の適切な実施が含まれる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。電気通信主任技術者規則3条4項1号。★同号は工事の実施体制と手順、運用の監視に係る方針・体制・方法、定期的なソフトウェアのリスク分析及び更新、適正な設備容量の確保を含むと定めている。
根拠: 電気通信主任技術者規則 第3条 (出典: e-Gov法令検索)
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問31.電気通信主任技術者の監督事項には、選任された事業場において工事・維持・運用を行う者に対する教育及び訓練の計画の立案と実施が含まれる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。電気通信主任技術者規則3条4項3号イ。★設備そのものだけでなく、それを扱う人の育成まで監督の対象に含まれている。
根拠: 電気通信主任技術者規則 第3条 (出典: e-Gov法令検索)
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問32.装置を構成する部品ごとに、故障したときの影響を洗い出して評価する信頼性解析の手法はどれか。
- ア.FMEA
- イ.FTA
- ウ.PERT
- エ.QC工程表
正解:ア.FMEA
解説:FMEA(故障モード影響解析)は、部品や工程ごとに考えられる故障の形(故障モード)を挙げ、その影響と発生頻度・検出難易度を評価して対策の優先順位を決める、下から積み上げる手法である。FTAは望ましくない事象を頂点に置き、その原因を上から掘り下げる手法である。
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問33.FTA(故障の木解析)は、システムの望ましくない事象を頂上に置き、その原因を論理記号で分解していく手法である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。ANDゲート・ORゲートで因果をつなぎ、頂上事象に至る組合せ(カットセット)を求める。★FMEAが部品から積み上げるのに対し、FTAは結果から原因へ掘り下げる点が対照的である。
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問34.部品に加わる電圧・電流・温度などを定格より低く抑えて使うことで、故障率を下げる設計手法はどれか。
- ア.デレーティング
- イ.フールプルーフ
- ウ.スクリーニング
- エ.冗長化
正解:ア.デレーティング
解説:デレーティングは、部品を定格いっぱいで使わずに余裕をもたせることで寿命を延ばし故障率を下げる設計手法である。★とくに温度は故障率への影響が大きく、放熱設計と併せて考える。
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問35.初期故障を出荷前に取り除くために、一定時間の通電や温度負荷をかけて不良品をあぶり出す工程をスクリーニング(バーンイン)という。
正解:○(正しい)
解説:正しい。バスタブ曲線の初期故障期間を工場側で消化してから出荷することで、現地での初期故障を減らせる。★摩耗故障期間に対しては、寿命部品の計画的な交換で対応する。
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問36.誤った操作をしても危険な状態にならないよう、そもそも誤操作ができない構造にする考え方はどれか。
- ア.フールプルーフ
- イ.フェールセーフ
- ウ.フェールソフト
- エ.フォールトトレランス
正解:ア.フールプルーフ
解説:フールプルーフは、逆向きには挿せないコネクタのように、誤った使い方を物理的・論理的にできなくする設計である。★フェールセーフは故障したときに安全側へ倒す考え方であり、対象が異なる。
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問37.MTTR(平均修復時間)を短くするための施策として、適切でないものはどれか。
- ア.予備品をあらかじめ確保しておく
- イ.部品や手順を標準化して交換を容易にする
- ウ.遠隔監視により障害を早期に検知する
- エ.部品の定格に余裕をもたせて使う
正解:エ.部品の定格に余裕をもたせて使う
解説:予備品の確保、部品の標準化、遠隔監視による早期の障害検知はいずれも修復時間の短縮に効く。部品の定格を上げて余裕をもたせるのは故障しにくくする施策であり、MTBFを延ばす方向の対策である。
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問38.現用系と待機系を用意し、待機系には電源を入れずに保管しておく方式をコールドスタンバイという。
正解:○(正しい)
解説:正しい。コールドスタンバイは設備費と消費電力を抑えられるが、切替えに時間がかかる。★ホットスタンバイは待機系も動作させておくため切替えが速いが、費用がかかる。ウォームスタンバイはその中間である。
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問39.システムの一部が故障しても全体としては機能を失わないようにする性質を何というか。
- ア.フォールトトレランス
- イ.フールプルーフ
- ウ.デレーティング
- エ.スクリーニング
正解:ア.フォールトトレランス
解説:フォールトトレランスは、故障が起きても機能を維持し続ける性質をいう。冗長化や多数決構成によって実現する。★フェールソフトは機能を落としながら維持する考え方で、完全な維持を目指すフォールトトレランスとは程度が異なる。
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問40.認証(Authentication)と認可(Authorization)の違いとして正しいものはどれか。
- ア.認証は本人であることの確認、認可は権限を与えること
- イ.認証は権限を与えること、認可は本人であることの確認
- ウ.いずれも本人確認の別名である
- エ.認証は暗号化、認可は復号のことである
正解:ア.認証は本人であることの確認、認可は権限を与えること
解説:認証は「誰であるか」を確かめる手続き、認可は「何をしてよいか」を与える手続きである。認証が済んだ利用者に対して、役割や属性に応じた権限を与えるのが認可である。
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問41.利用者に対し、業務の遂行に必要な最小限の権限だけを与える考え方を最小権限の原則という。
正解:○(正しい)
解説:正しい。権限を絞ることで、誤操作や乗っ取られたときの被害範囲を小さくできる。★役割に応じて権限をまとめて管理する方式をRBAC(役割に基づくアクセス制御)という。
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問42.公開鍵基盤(PKI)において、公開鍵とその持ち主の対応を保証するために発行されるものはどれか。
- ア.電子証明書
- イ.共通鍵
- ウ.ハッシュ値
- エ.乱数表
正解:ア.電子証明書
解説:認証局(CA)が発行する電子証明書(公開鍵証明書)が、公開鍵とその持ち主の対応をCAの署名によって保証する。★失効した証明書はCRLやOCSPで確認する。
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問43.TLSは、通信路の暗号化に加えて、サーバの正当性を電子証明書によって確認する仕組みを備えている。
正解:○(正しい)
解説:正しい。TLSでは、まず公開鍵暗号を用いて相手の正当性を確認し共通鍵を共有したうえで、実際のデータは処理の速い共通鍵暗号で暗号化する。★このように両方式を組み合わせる構成をハイブリッド暗号という。
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問44.通信の当事者の間に割り込み、双方に対してそれぞれの相手になりすます攻撃はどれか。
- ア.中間者攻撃
- イ.リプレイ攻撃
- ウ.総当たり攻撃
- エ.辞書攻撃
正解:ア.中間者攻撃
解説:中間者攻撃(Man-in-the-Middle)は、両者の通信を中継しながら盗聴・改ざんを行う。★証明書による相手の確認を怠ると成立しやすいため、TLSの証明書検証を省略しないことが対策になる。
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問45.リプレイ攻撃は、盗聴した正当な通信データをそのまま再送することで、不正な認証や取引を成立させようとする攻撃である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。対策としては、毎回変わる値(ナンス、タイムスタンプ、シーケンス番号)を通信に含め、同じデータの再送を受け付けないようにする。
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問46.Webアプリケーションの入力欄にデータベースへの命令を紛れ込ませ、意図しない操作を行わせる攻撃はどれか。
- ア.SQLインジェクション
- イ.クロスサイトスクリプティング
- ウ.ディレクトリトラバーサル
- エ.バッファオーバフロー
正解:ア.SQLインジェクション
解説:SQLインジェクションは、入力値がそのままSQL文に組み込まれる実装を突く攻撃である。★対策の基本はプレースホルダ(バインド機構)を用いて、入力値を命令ではなくデータとして扱わせることである。
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問47.クロスサイトスクリプティングは、利用者のブラウザ上で攻撃者の用意したスクリプトを実行させる攻撃である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。掲示板などに埋め込まれたスクリプトが閲覧者のブラウザで動き、cookieの窃取や偽の入力欄の表示に使われる。★対策は出力時のエスケープ処理である。
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問48.組織内の特定の相手を狙い、業務上の連絡を装ったメールで侵入を図る攻撃はどれか。
- ア.標的型攻撃
- イ.DoS攻撃
- ウ.ポートスキャン
- エ.総当たり攻撃
正解:ア.標的型攻撃
解説:標的型攻撃は、対象の組織や担当者を調べたうえで、実在の取引先や上司を装った文面で添付ファイルやリンクを開かせる。★不特定多数に送る通常のばらまき型と異なり、文面が自然で気づきにくい。
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問49.ランサムウェアの被害に備える対策として、バックアップを本番系から切り離して保管することが有効である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。本番系と常時つながったバックアップは同時に暗号化されるおそれがある。★オフラインでの保管や、書き換えできない形式での保存、復元手順の訓練まで含めて備える。
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問50.マルウェア対策のうち、既知の検体と一致するかではなく、プログラムの動作の特徴から不審さを判断する方式はどれか。
- ア.振る舞い検知
- イ.パターンマッチング
- ウ.ハッシュ照合
- エ.署名検証
正解:ア.振る舞い検知
解説:振る舞い検知(ヒューリスティック検知)は、ファイルの書き換えや通信の挙動などから未知のマルウェアも検出しうる。★パターンマッチングは既知の検体には確実だが、未知のものには効かない。
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問51.各種機器のログを集約し、相関を分析して不審な兆候を見つける仕組みはどれか。
- ア.SIEM
- イ.WAF
- ウ.VPN
- エ.NAT
正解:ア.SIEM
解説:SIEMは、ファイアウォール・サーバ・認証基盤などのログを一元的に集め、時系列や相関の分析によって単独のログでは見えない兆候を検出する。★ログは改ざんされないよう保護し、保存期間を定めておく必要がある。
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問52.WAFは、Webアプリケーションへの通信の内容を検査して、攻撃とみなされる要求を遮断する仕組みである。
正解:○(正しい)
解説:正しい。通常のファイアウォールが送信元・宛先・ポートで判断するのに対し、WAFはHTTPの中身まで見る。★アプリケーション側の修正が間に合わないときの緩和策として使われるが、根本対策の代わりにはならない。
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問53.暗号アルゴリズムの安全性が計算機の性能向上や解読法の進歩によって低下することを何というか。
- ア.危殆化
- イ.冗長化
- ウ.陳腐化
- エ.劣化
正解:ア.危殆化
解説:危殆化(きたいか)は、鍵長が短い方式や古いハッシュ関数が現実的な時間で破られるようになる状態をいう。★このため、使用するアルゴリズムと鍵長を定期的に見直して移行する計画が要る。
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問54.設備の監視のうち、機器が応答するかどうかだけを一定間隔で確かめるものはどれか。
- ア.死活監視
- イ.性能監視
- ウ.構成監視
- エ.ログ監視
正解:ア.死活監視
解説:死活監視は、pingや簡単な問合せへの応答の有無だけを見る監視である。★性能監視は使用率や遅延などの数値を継続して測るもので、しきい値を超えたときに通知する。両方を組み合わせて初めて「動いているが遅い」状態に気づける。
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問55.監視のしきい値を厳しくしすぎると通知が増えて重要な警報が埋もれるため、しきい値の設定は運用の実態に合わせて見直す必要がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。警報が多すぎて本当の異常が見落とされる状態をアラート疲れという。★逆に緩すぎると異常に気づけないため、実績データをもとに定期的に調整する。
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問56.将来の需要を見積もり、設備の増設時期や規模を計画する管理活動はどれか。
- ア.キャパシティ管理
- イ.インシデント管理
- ウ.構成管理
- エ.変更管理
正解:ア.キャパシティ管理
解説:キャパシティ管理は、トラヒックや利用者数の推移から必要な設備量を見積もり、不足による品質低下も過剰投資も避けるように計画する。★測定・分析・予測・計画の繰り返しで精度を高める。
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問57.インシデント管理と問題管理の違いとして正しいものはどれか。
- ア.インシデント管理は早期復旧、問題管理は根本原因の除去を目的とする
- イ.インシデント管理は根本原因の除去、問題管理は早期復旧を目的とする
- ウ.いずれも同じ活動の別名である
- エ.インシデント管理は計画時、問題管理は設計時に行う
正解:ア.インシデント管理は早期復旧、問題管理は根本原因の除去を目的とする
解説:インシデント管理はサービスを早く復旧させることを目的とし、暫定処置でも構わない。問題管理は根本原因を突き止めて再発を防ぐことを目的とする。★復旧を急ぐあまり原因究明を省くと同じ障害を繰り返す。
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問58.提供するサービスの品質水準を利用者と合意し、達成状況を測って報告する管理をサービスレベル管理という。
正解:○(正しい)
解説:正しい。合意した内容を文書にしたものがSLAである。★測れない指標を約束しても意味がないため、測定方法と測定点をあわせて定めることが要点である。
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問59.障害対応において、暫定的な回避策を適用したあとに行うべきこととして最も適切なものはどれか。
- ア.原因を究明し恒久対策と再発防止の水平展開まで行う
- イ.回避策が効いているので対応を終了する
- ウ.同じ回避策を他の全設備にも直ちに適用する
- エ.利用者への報告のみを行う
正解:ア.原因を究明し恒久対策と再発防止の水平展開まで行う
解説:回避策はあくまで応急処置であり、原因の究明と恒久対策、そして再発防止策の水平展開まで行って初めて完了する。★回避策のまま放置すると、同種の障害が別の場所で再発する。
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問60.災害時に事業を継続または早期に復旧させるための計画をBCPといい、そこでは復旧の優先順位をあらかじめ定めておく。
正解:○(正しい)
解説:正しい。限られた要員と資源では全部を同時に復旧できないため、業務影響度分析に基づいて優先順位を決めておく。★計画は作るだけでなく、訓練で実効性を確かめる必要がある。
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問61.災害対策として遠隔地に予備の設備を用意しておく構成のうち、常時データを同期し短時間で切り替えられるものはどれか。
- ア.ホットサイト
- イ.コールドサイト
- ウ.ウォームサイト
- エ.モバイルサイト
正解:ア.ホットサイト
解説:ホットサイトは設備と最新データを常時用意しておき、短時間で業務を引き継げる。コールドサイトは場所と電源だけを確保しておく方式で費用は安いが復旧に時間がかかる。ウォームサイトはその中間である。
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問62.定期的な訓練や試験を行う目的には、手順書どおりに動けるかの確認だけでなく、手順書そのものの不備を見つけることも含まれる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。実際にやってみて初めて、連絡先が古い、前提が変わっている、切戻し手順が抜けているといった不備が分かる。★訓練の結果を手順書に反映するところまでが一連の流れである。
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問63.設備の操作や保守の記録を残す主な目的として、適切でないものはどれか。
- ア.障害時に何が起きたかをたどれるようにする
- イ.同じ作業を誰でも再現できるようにする
- ウ.作業の実施者と時刻を明確にする
- エ.担当者の人事評価の材料にする
正解:エ.担当者の人事評価の材料にする
解説:記録は、障害発生時の原因究明、作業の再現性の確保、責任の所在の明確化に役立つ。担当者の人事評価に用いることを主目的とすると、記録が正確に残されなくなるおそれがあり適切でない。
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問64.ソフトウェアの修正が既存の機能に悪影響を与えていないかを確かめる試験はどれか。
- ア.回帰試験
- イ.単体試験
- ウ.負荷試験
- エ.受入試験
正解:ア.回帰試験
解説:回帰試験(リグレッションテスト)は、変更していない部分が壊れていないかを確かめるために、既存の試験項目をやり直す試験である。★自動化しておくと、変更のたびに繰り返し実施できる。
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問65.ソフトウェアの試験は、単体試験・結合試験・総合試験の順に、対象の範囲を広げながら進めるのが一般的である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。小さい単位で確実に確かめてから結合していくことで、不具合の原因を絞り込みやすくなる。★最後に利用者側が行うのが受入試験である。
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問66.ソフトウェアの版を管理し、いつ・誰が・何を変えたかをたどれるようにする仕組みはどれか。
- ア.バージョン管理
- イ.キャパシティ管理
- ウ.インシデント管理
- エ.サービスレベル管理
正解:ア.バージョン管理
解説:バージョン管理は、変更の履歴を保存して過去の版に戻せるようにする仕組みである。★どの版がどの設備で動いているかを把握するのは構成管理の役割であり、両方そろって初めて切戻しができる。
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問67.複数の機器のログを突き合わせて障害や不正アクセスの経緯をたどるためには、各機器の時刻がNTPなどにより正確に同期されている必要がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。機器ごとに時刻がずれていると、ログの前後関係が崩れて原因や侵入経路を特定できない。時刻同期はログ管理・インシデント対応の前提となる。
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問68.本番環境の一部だけに新しい版を先行して適用し、問題がなければ範囲を広げていく展開方法はどれか。
- ア.段階的展開
- イ.一斉展開
- ウ.並行運用
- エ.凍結
正解:ア.段階的展開
解説:段階的展開(カナリアリリース)は、影響範囲を限定して様子を見ながら広げるため、不具合があっても被害を小さくできる。★一斉展開は速いが、問題が起きたときの影響が全体に及ぶ。
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問69.ソフトウェアの不具合のうち、特定の条件が重ならないと現れないものは、試験で見つけにくい。
正解:○(正しい)
解説:正しい。タイミングや負荷、データの組合せに依存する不具合は再現性が低く、試験環境では現れにくい。★本番に近い条件での試験や、長時間の連続運転試験が有効である。
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問70.ソフトウェアの保守のうち、稼働後に見つかった不具合を取り除く保守はどれか。
- ア.是正保守
- イ.適応保守
- ウ.完全化保守
- エ.予防保守
正解:ア.是正保守
解説:是正保守は、発見された不具合を修正する保守である。適応保守は動作環境の変化に合わせる保守、完全化保守は性能や保守性を高める保守、予防保守は潜在的な不具合を顕在化する前に取り除く保守である。
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問71.利用しているソフトウェアの部品(ライブラリ)に脆弱性が見つかった場合、自社で作った部分に問題がなくても対応が必要になることがある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。外部の部品も自らのシステムの一部であり、脆弱性はそのまま自らのリスクになる。★どの部品のどの版を使っているかを把握しておかないと、影響範囲を判断できない。
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問72.開発環境・試験環境・本番環境を分ける主な理由として、最も適切なものはどれか。
- ア.開発や試験の作業による変更が、本番のサービスに影響しないようにするため
- イ.本番の設備が故障したときに、試験環境へ切り替えて運用を続けるため
- ウ.開発者ごとに作業場所を分け、開発の進み具合を管理しやすくするため
- エ.利用者が新しい機能を、本番より先に試験環境で使えるようにするため
正解:ア.開発や試験の作業による変更が、本番のサービスに影響しないようにするため
解説:開発・試験・本番の環境を分けるのは、開発や試験の作業によって本番環境に認可されていない変更やアクセスが起き、サービスに影響することを防ぐためである。開発者が本番の環境やデータに触れると、検査されていないコードの混入やデータの書き換えが起こり得る。設備の故障に備えて運用を続けるには、別に冗長な構成(予備の設備)を用意して切替えを試験しておくもので、試験環境はその代わりではない。進み具合の管理や利用者への先行公開も、環境を分ける主な理由ではない。あわせて、本番に近い試験環境で変更を試してから本番に適用することも大切である。
根拠: JIS Q 27002:2014 情報技術-セキュリティ技術-情報セキュリティ管理策の実践のための規範(kikakurui.com 掲載の2014年版) 12.1.4 開発環境,試験環境及び運用環境の分離(管理策:運用環境への認可されていないアクセス又は変更によるリスクを低減するために分離、実施の手引 c)、関連情報)、17.2.1 情報処理施設の可用性(可用性は冗長性をもって導入し、切替えを試験する) / JIS Q 27002:2024(ISO/IEC 27002:2022)日本規格協会のプレビュー(目次) 目次 8.31 開発環境,テスト環境及び本番環境の分離(現行版にも同じ管理策があることの確認)
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問73.設備の設定情報を変更する際、変更前の状態を取得しておくことは、切戻しと原因究明の両方に役立つ。
正解:○(正しい)
解説:正しい。変更前後の差分が分かれば、想定外の変化にも気づける。★自動で設定を取得・比較する仕組みを持っておくと、手作業による取り忘れを防げる。
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問74.作業手順書に求められる性質として、最も適切なものはどれか。
- ア.習熟していない者でも同じ結果を出せる具体性があること
- イ.熟練者だけが理解できる簡潔さがあること
- ウ.変更の履歴を残さず常に最新版だけを置くこと
- エ.異常時の対応は現場の判断に委ねると記すこと
正解:ア.習熟していない者でも同じ結果を出せる具体性があること
解説:手順書は、その作業に習熟していない者でも同じ結果を出せるように、前提条件・手順・確認方法・異常時の対応を具体的に書く必要がある。★書いた本人にしか分からない手順書は、担当者が不在のときに機能しない。
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問75.外部に業務を委託する場合であっても、電気通信事業者としての設備の管理責任がなくなるわけではない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。委託先の作業内容や品質を確認し、必要な指示を行う責任は委託した側に残る。★委託契約に、報告の頻度・事故時の連絡体制・再委託の可否を明記しておくことが要点である。