測量士補の重要用語集50選【頻出キーワード解説】
測量士補試験で頻出する重要専門用語50語を、分野別(測量の基礎と誤差/多角測量・GNSS測量・水準測量/地形測量・写真測量・地図編集/応用測量)に整理しました。各用語の定義・関連論点を簡潔に解説。試験前の総復習・暗記カード化にご活用ください。
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測量の基礎・誤差系用語
- 誤差
- 測定値と真値との差。測量では系統誤差・偶然誤差・過誤に分類して取り扱う。
- 系統誤差
- 原因が一定の傾向をもって生じる誤差。器械の調整不良などによるもので、補正や観測方法で消去できる。
- 偶然誤差
- 原因が特定できず、大きさ・符号が偶然に変動する誤差。多数回の観測と平均処理で影響を小さくする。
- 最確値
- 同一量を複数回測定したとき、真値に最も近いと考えられる値。等精度観測では観測値の平均値となる。
- 標準偏差
- 観測値のばらつきの程度を表す指標。値が小さいほど観測精度が高いことを示す。
- 方位角
- 基準となる北方向から右回り(時計回り)に測った、ある方向までの水平角。0〜360度で表す。
- 対回観測
- 望遠鏡の正位と反位で1組ずつ角を観測する方法。器械固有の系統誤差を相殺して精度を高める。
- 標高
- ジオイド(平均海面)を基準としたある地点の高さ。日本では東京湾平均海面を基準とする。
- ジオイド
- 平均海面を陸地まで延長したと仮定した重力の等ポテンシャル面。標高の基準面となる。
- 電子基準点
- GNSS衛星を連続観測する国土地理院の基準点。GNSS測量の与点として全国に整備されている。
- 平面直角座標系
- 狭い範囲を平面とみなして位置を表す座標系。日本全国を19の系に分けて定めている。
- UTM図法
- 地球をほぼ全域にわたり帯状に分割して投影する横メルカトル図法。地形図などに用いられる。
多角測量・GNSS測量・水準測量系用語
- トラバース測量
- 連続する測線の距離と角を順次測定し、各点の位置(座標)を求める多角測量。多角測量とも呼ぶ。
- 緯距
- 測線の長さを南北方向(X方向)に分解した成分。トラバース計算で座標を求める際に用いる。
- 経距
- 測線の長さを東西方向(Y方向)に分解した成分。緯距とともにトラバース計算の基礎となる。
- 閉合誤差
- 閉合トラバースで一周して出発点に戻ったとき、計算上生じる出発点との座標のずれ。
- 閉合比
- 閉合誤差の大きさを測線の総延長で割った値。トラバース測量の精度を表す指標。
- GNSS測量
- GPSなどの測位衛星からの電波を受信し、受信点の位置を求める測量。全球測位衛星システムを用いる。
- スタティック法
- 複数の受信機を一定時間固定して同時観測するGNSS測量法。高精度だが観測時間が長い。
- RTK法
- 基準局の補正情報を移動局へ実時間で送り、その場で測位結果を得るGNSS測量法。リアルタイムキネマティック。
- 水準測量
- レベルと標尺を用いて2点間の高低差を求め、各点の標高を決定する測量。
- 視準線誤差
- レベルの視準線が水平でないために生じる誤差。前視・後視の距離を等しくして消去する。
- 球差
- 地球が球体であるために遠方の標尺の読みが実際より小さく見える誤差。距離の2乗に比例する。
- 気差
- 大気の屈折により視準線が湾曲して生じる誤差。観測距離の2乗に比例する。
- 両差
- 球差と気差を合わせた誤差。長距離の水準測量で標高に補正として加える。
地形測量・写真測量・地図編集系用語
- 地形測量
- 地表の起伏や地物の位置・形状を測定し、地形図を作成するための測量。細部測量を含む。
- 等高線
- 同じ標高の点を結んだ線。間隔が狭いほど急傾斜、広いほど緩傾斜を表す。
- 主曲線
- 地形図で基本となる等高線。地図の縮尺に応じた一定間隔で描かれる。
- 計曲線
- 主曲線5本ごとに太く描かれる等高線。標高の読み取りを容易にするための補助線。
- 空中写真測量
- 航空機から撮影した写真を用いて地形や地物の位置を測定し、地図を作成する測量。
- 標定
- 撮影時のカメラの位置・傾きを定め、写真座標と地上座標の関係を確立する作業。
- 実体視
- 重なりのある2枚の写真を左右の目で別々に見て、立体的な像として認識すること。
- オーバーラップ
- 連続して撮影した空中写真の、隣り合う写真どうしの重複部分(進行方向の重なり)。
- 対空標識
- 空中写真に基準点の位置を写し込むため、地上の基準点上に設置する標識。
- オルソフォト
- 写真の傾きや地形の起伏による歪みを補正し、正射投影に変換した、地図と重ねられる写真画像。
- 航空レーザ測量
- 航空機からレーザを照射し、地表までの距離を計測して地形の標高データを取得する測量。
- GIS
- 地理情報システム。位置情報をもつデータをコンピュータ上で管理・解析・表示する仕組み。
- 地図編集
- 既存の地図や測量成果をもとに、目的の縮尺・内容に合わせて新たな地図を作成する作業。
応用測量系用語
- 路線測量
- 道路・鉄道などの線状構造物を建設するため、中心線・縦断・横断などを測定する測量。
- 単曲線
- 路線の曲線部に用いる、一定半径の円弧からなる曲線。接線長・曲線長などを計算で求める。
- クロソイド曲線
- 曲率が長さに比例して変化する曲線。直線と円曲線をなめらかに結ぶ緩和曲線として道路で用いる。
- 縦断測量
- 路線の中心線に沿って地盤の高さを測り、縦断面図を作成する測量。
- 横断測量
- 路線の中心線に直角な方向の地盤の高低を測り、横断面図を作成する測量。
- 河川測量
- 河川の形状・水位・流量などを把握するために行う測量。深浅測量や水位観測を含む。
- 深浅測量
- 水底の起伏(水深)を測定する測量。河川や港湾で行い、音響測深機などを用いる。
- 用地測量
- 土地の取得や境界の確認のため、土地の境界・面積を測定する測量。
- 座標法
- 各境界点の座標値から、図形の面積を計算で求める方法。用地測量の面積計算に用いる。
- 倍横距法
- 各測線の倍横距と緯距から多角形の面積を求める計算法。トラバース測量の面積計算に用いる。
- 三斜法
- 多角形を三角形に分割し、各三角形の面積の合計として全体の面積を求める方法。
- 点高法
- 区域を一定の格子に区切り、各格子点の高さから土量(体積)を求める計算法。
用語集の活用法・関連学習リソース
用語の意味を確認したら、実際の問題演習で定着させましょう。以下の関連ページもご活用ください。
- 勉強法・参考書ガイド — 体系的な学習ロードマップ
- よくある質問・Q&A — 受験者の疑問を一括解決
- 過去問の頻出パターン — 用語が問題でどう問われるか確認
- 一問一答で用語を演習 — 用語の使い方を実戦形式で確認
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