2級電気工事施工管理技士(第一次検定)の重要用語集50選【頻出キーワード解説】
2級電気工事施工管理技士 第一次検定で頻出する重要専門用語50語を、分野別(電気理論・電気機器・送配電/電気応用・電気工事/設備・施工管理法)に整理しました。各用語の定義・関連論点を簡潔に解説。試験前の総復習・暗記カード化にご活用ください。
※受験料・試験日程・合格基準・法令の数値は改定される場合があります。最新情報は必ず建設業振興基金の公式情報でご確認ください。
電気理論系用語
- オームの法則
- 電圧は電流と抵抗の積に等しいという法則。回路計算の基礎となり E=IR で表される。
- 実効値
- 交流の大きさを、同じ熱量を生じる直流の値で表したもの。正弦波では最大値の1/√2倍となる。
- 力率
- 交流回路で皮相電力に対する有効電力の比。電圧と電流の位相差の余弦で表され、1に近いほど効率がよい。
- インピーダンス
- 交流回路における電流の流れにくさ。抵抗とリアクタンスを合成したベクトル量で表す。
- 進相コンデンサ
- 負荷と並列に接続して遅れ無効電力を補償し、力率を改善する電力用コンデンサ。
- キルヒホッフの法則
- 回路網の電流則(接続点)と電圧則(閉回路)からなる法則。複雑な回路の解析に用いる。
- クーロンの法則
- 2つの電荷間に働く力が電荷の積に比例し距離の2乗に反比例するという静電気の基本法則。
- フレミングの法則
- 磁界中の電流に働く力(左手)や運動による起電力(右手)の方向を示す法則。電動機・発電機の原理。
- 自己誘導
- コイル自身の電流変化により、その変化を妨げる向きに起電力が生じる現象。インダクタンスで表す。
- 共振
- RLC回路で誘導性と容量性のリアクタンスが等しくなり、インピーダンスが極値となる現象。
- 三相交流
- 位相が120度ずつ異なる3つの単相交流を組み合わせた電力方式。動力用として広く用いられる。
- 有効電力
- 負荷で実際に消費され仕事に変わる電力。単位はワットで、皮相電力と力率の積に等しい。
- 無効電力
- コイルやコンデンサで電源と負荷を往復し、仕事をしない電力。単位はバール(var)。
電気機器系用語
- 変圧器
- 電磁誘導を利用し、交流電圧を昇圧・降圧する静止機器。一次・二次巻線の比で電圧を変換する。
- 巻数比
- 変圧器の一次巻線と二次巻線の巻数の比。一次・二次の電圧比に等しく、電流比はその逆数となる。
- 誘導電動機
- 回転磁界と回転子に生じる誘導電流の作用で回転する交流電動機。構造が簡単で広く用いられる。
- 同期速度
- 回転磁界の回転速度。電源周波数と極数で決まり、誘導電動機の回転速度の基準となる。
- すべり
- 誘導電動機で同期速度と回転子の実際の速度との差の割合。負荷が増すと大きくなる。
- スターデルタ始動
- 始動時は巻線をスター結線、運転時はデルタ結線に切り替え、始動電流を抑える始動方式。
- 直流機
- 整流子とブラシを備え、直流で運転または直流を発生する電気機器。直流電動機・直流発電機がある。
- 同期電動機
- 常に同期速度で回転する交流電動機。励磁を調整して力率を制御でき、大容量機に用いられる。
- 蓄電池
- 化学反応により電気を充放電できる電池。鉛蓄電池やリチウムイオン電池があり、非常電源等に使う。
- 整流回路
- 交流を直流に変換する回路。ダイオードやサイリスタを用い、半波整流・全波整流がある。
- インバータ
- 直流を任意の周波数・電圧の交流に変換する装置。電動機の可変速制御等に用いられる。
送配電・電気応用系用語
- 水力発電
- 水の落差による位置エネルギーで水車・発電機を回し電気を得る発電方式。出力調整が容易。
- 揚水発電
- 余剰電力で水をくみ上げ、需要時に落として発電する方式。電力の貯蔵・ピーク対応に用いる。
- コンバインドサイクル発電
- ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせ、排熱を再利用して効率を高めた火力発電方式。
- 架空送電線
- 鉄塔やがいしで支持し空中に張る送電線。点検が容易で建設費が安いが、雷や風雪の影響を受けやすい。
- 地中送電線
- 地中にケーブルを布設する送電線。都市部に適し、景観や事故が少ないが建設費が高い。
- がいし
- 送電線や機器の充電部を支持し、電気的に絶縁する磁器やポリマー製の絶縁体。
- 避雷器
- 雷や開閉による異常電圧を大地に放電し、機器を絶縁破壊から保護する装置。
- 遮断器
- 負荷電流のほか、短絡など事故時の大電流を安全に遮断できる開閉装置。
- 断路器
- 無負荷状態で回路を開閉し、点検時に充電部を確実に切り離す開閉器。電流遮断能力はない。
- 計器用変成器
- 高電圧・大電流を計器や保護継電器で扱える小さな値に変換する変成器。VTとCTがある。
- 保護継電器
- 電力系統の事故や異常を検出し、遮断器に動作信号を送って回路を保護する装置。
- 単相3線式
- 中性線を含む3本の電線で、100Vと200Vを同時に供給できる一般住宅向けの配電方式。
- 三相3線式
- 3本の電線で三相交流を供給する配電方式。動力負荷など大電力の需要家に用いられる。
電気工事・設備・施工管理法系用語
- 幹線
- 受電設備や引込口から各分電盤までを結ぶ、建物の主要な配線経路。
- 分岐回路
- 分電盤から照明やコンセントなど各負荷へ電気を供給する回路。過電流遮断器で保護する。
- 金属管工事
- 電線を金属製の電線管に収めて施工する配線工事。機械的保護に優れ、湿気の多い場所にも使える。
- 合成樹脂管工事
- 電線を硬質塩化ビニル管等の合成樹脂管に収めて施工する工事。耐食性に優れ軽量で扱いやすい。
- ケーブル工事
- 絶縁・保護被覆を施したケーブルを直接造営材に固定して配線する工事。多くの場所で施工できる。
- バスダクト
- 金属ダクト内に帯状の導体を収めた幹線材。大電流の幹線に適し、増設・分岐が容易。
- キュービクル
- 高圧の受変電設備一式を金属箱に収めた閉鎖形受電設備。設置が容易で安全性が高い。
- D種接地工事
- 300V以下の低圧機器の金属部に施す接地工事。接地抵抗値は原則100Ω以下とする。
- 絶縁抵抗
- 電線や機器の充電部と大地・他の充電部との間の抵抗。漏電の有無を判定する重要な指標。
- 自動火災報知設備
- 火災による熱や煙を感知器で検出し、受信機を介して建物内に警報を発する消防用設備。
- 誘導灯
- 火災時に避難経路や非常口の位置を示すため、常時または非常時に点灯する照明器具。
- ネットワーク式工程表
- 作業の前後関係を矢線と結合点で表現する工程表。各作業の関連や余裕日数を明確にできる。
- クリティカルパス
- ネットワーク式工程表で最も日数を要する経路。工期を決定し、余裕のない作業の連なり。
用語集の活用法・関連学習リソース
用語の意味を確認したら、実際の問題演習で定着させましょう。以下の関連ページもご活用ください。
- 勉強法・参考書ガイド — 体系的な学習ロードマップ
- よくある質問・Q&A — 受験者の疑問を一括解決
- 過去問の頻出パターン — 用語が問題でどう問われるか確認
- 一問一答で用語を演習 — 用語の使い方を実戦形式で確認
今すぐ問題演習を始めよう!
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