2級電気工事施工管理技士(第一次検定)の合格体験記【独学3ヶ月で技士補】
電気設備工事の会社で施工管理アシスタントとして働くD氏(20代)が、独学で2級電気工事施工管理技士(第一次検定)に合格するまでの体験記。電気系の学歴はなく実務経験も浅いものの、第一次検定は満17歳以上であれば受検できるため挑戦を決意。約3ヶ月の独学で合格し、現在は「2級電気工事施工管理技士補」として現場の段取りを任されています。具体的な学習法・教材・つまずきポイントを詳しく紹介します。
※受検手数料・試験日程・合格基準・受検資格は改定される場合があります。最新情報は必ず建設業振興基金の公式情報でご確認ください。
合格者プロフィール
- D氏(仮名)、20代男性、電気設備工事会社勤務
- 学歴: 普通科高校卒(電気系の専門教育は受けていない)
- 実務: 施工管理アシスタントとして1年(ビルの電気設備工事現場の補助業務)
- 受検区分: 第一次検定(受検資格は満17歳以上のみ・学歴/実務経験不問)
- 学習期間: 約3ヶ月(平日1時間+休日3時間=合計約150時間)
- 受検手数料: 7,900円(第一次検定のみ)
- 合格結果: 40問解答で24問以上をクリア
受検動機
勤務先の電気設備工事会社で「主任技術者になれる資格を取れば現場を任せられる」と上司に勧められたのがきっかけ。2級電気工事施工管理技士は建設業法上、電気工事業の主任技術者や営業所の専任技術者になれる資格で、ビル・工場・商業施設・住宅の電気設備工事を手がける建設業界での需要が高い。まずは第一次検定に合格して「技士補」になり、その後の実務経験を経て第二次検定に挑む計画を立てました。資格手当(月1〜2万円程度が一般的)も大きな後押しに。
受検資格の確認(第一次検定は誰でも受けられる)
2級電気工事施工管理技士の第一次検定は、受検年度に満17歳以上であれば学歴・実務経験を問わず受検できます。D氏は実務経験が浅く学歴要件も気にしていましたが、第一次検定が実務経験不問のため挑戦が可能でした。なお、第一次検定合格者は「2級電気工事施工管理技士補」となり、「2級電気工事施工管理技士」を名乗るには第二次検定の合格が必要です。この区別を最初に正しく理解しておくことが大切でした。第一次検定は年2回(前期6月・後期11月)実施されるため、計画も立てやすいと感じたそうです。
3ヶ月の学習スケジュール
1ヶ月目: 電気工学の基礎固め
- 第1〜2週: 電気理論(直流・交流回路、電力、電気計測)の基礎を体系学習
- 第3週: 電気機器(発電・変電・送配電、電動機・変圧器)の基礎論点を整理
- 第4週: 章末問題を解き、苦手分野を洗い出す
2ヶ月目: 電気設備と施工管理法
- 第5週: 電気設備(受変電設備・自家発電設備・幹線・分岐回路)の構成と施工
- 第6週: 電気設備(照明・動力・接地・避雷・防災設備、構内通信・情報設備)の論点整理
- 第7週: 施工計画・工程管理(ネットワーク工程表)・品質管理
- 第8週: 安全管理・労働安全衛生法の主要論点
3ヶ月目: 法規と総仕上げ
- 第9週: 建設業法・電気事業法・電気工事士法の頻出条文
- 第10週: 労働基準法・労働安全衛生法・電気用品安全法など関係法令
- 第11週: 過去問を本番形式で通し演習
- 第12週: 弱点補強+過去問総仕上げ
使用した教材
当サイトの参考書ランキングで詳しく紹介しています。一問一答も論点定着に大きく寄与しました。
つまずいたポイントと対策
1. 電気工学の計算問題
直流・交流回路や電力計算など、電気工学の計算問題に苦手意識がありました。対策:すべての計算を完璧にこなそうとせず、過去問で頻出の基本パターンに絞って公式と解き方を反復し、確実に取れる計算問題を得点源にしました。
2. 電気設備の幅広い出題範囲
受変電設備・照明・動力・接地・避雷・防災設備など電気設備の範囲が広く、どこまで覚えればよいか迷いました。対策:過去問で頻出の設備に絞って学習し、現場で実物を見ながら知識と結びつけて記憶を定着させました。
3. 法規の条文の言い回し
建設業法・電気事業法・電気工事士法は条文の言い回しが似ていてひっかけが多い。対策:頻出条文だけに絞り、過去問でどの数値・どの語句が問われるかを把握してから条文を読み込みました。
試験当日の戦略
- 会場到着は30分前。受検票・身分証・筆記用具(HBの鉛筆)を再確認
- 四肢択一マークシート方式。電気工学・電気設備・施工管理法・法規から40問を解答し、試験時間は150分
- 得意な「施工管理法」「法規」から解いて自信をつける
- 計算問題で時間をかけすぎず、迷ったら一旦飛ばす
- 40問のうち24問(60%)以上が合格ライン。確実に取れる問題を落とさないことを最優先
- 余った時間でマークミス・解答漏れを確認
合格後の活用
第一次検定に合格し「2級電気工事施工管理技士補」の称号を取得。勤務先では現場の段取りや書類作成をより主体的に任されるようになり、資格手当(月1万円)も付きました。今後は実務経験を積み、第二次検定に合格して「2級電気工事施工管理技士」となり、主任技術者としてビル・工場などの電気設備工事現場を統括することを目標にしています。
これから受検する方へ
第一次検定は満17歳以上であれば学歴・実務経験を問わず受検でき、年2回(前期6月・後期11月)チャンスがあります。電気の専門教育を受けていなくても、過去問中心に3ヶ月計画的に学習すれば独学合格は十分可能です。合格率も約55%と、しっかり対策すれば手が届く水準です。まずは「技士補」を目指して、当サイトの一問一答+参考書1冊で論点を網羅して挑戦してください。
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