2級管工事施工管理技士(第一次検定)の重要用語集50選【頻出キーワード解説】
2級管工事施工管理技士 第一次検定で頻出する重要専門用語50語を、分野別(流体・熱工学/空調設備/給排水・衛生設備/施工管理法)に整理しました。各用語の定義・関連論点を簡潔に解説。試験前の総復習・暗記カード化にご活用ください。
※受検手数料・試験日程・合格基準・法令の数値は改定される場合があります。最新情報は必ず全国建設研修センターの公式情報でご確認ください。
流体・熱工学系用語
- ベルヌーイの定理
- 流れの中で、圧力・速度・位置のエネルギーの和が一定に保たれるという流体力学の基本法則。
- レイノルズ数
- 流体の慣性力と粘性力の比を表す無次元数。値の大小で層流と乱流を判別する指標となる。
- 層流と乱流
- 流体が規則正しく流れる状態が層流、不規則に混ざり合って流れる状態が乱流。レイノルズ数で区別する。
- 摩擦損失
- 配管内を流体が流れる際、管壁との摩擦により生じる圧力(エネルギー)の損失。管径・流速・管長で変化する。
- ウォーターハンマー
- 配管内の流れを急に止めたとき、慣性により急激な圧力変動と衝撃音・振動が生じる現象。水撃作用ともいう。
- キャビテーション
- ポンプ内などで局部的に圧力が飽和蒸気圧以下になり気泡が発生・消滅し、騒音・振動・壊食を生じる現象。
- 湿り空気線図
- 乾球温度・湿球温度・相対湿度・絶対湿度・エンタルピーなどの関係を一枚に表した空気調和計算用の線図。
- 絶対湿度
- 乾き空気1kgに含まれる水蒸気の質量。空気の保有水分量を表し、加湿・除湿計算の基準となる。
- 相対湿度
- その温度の飽和水蒸気量に対する実際の水蒸気量の割合を百分率で表したもの。
- 露点温度
- 空気を冷却していき、含まれる水蒸気が飽和して結露し始める温度。除湿や結露防止の指標となる。
- 顕熱と潜熱
- 温度変化を伴う熱が顕熱、温度変化を伴わず状態変化に使われる熱が潜熱。空調負荷計算で区別する。
- エンタルピー
- 物質が保有する熱エネルギーを表す状態量。湿り空気線図で空気の保有熱量を読み取る際に用いる。
- 熱貫流
- 壁などを隔てた高温側から低温側へ熱が伝わる現象。熱貫流率(K値)が小さいほど断熱性能が高い。
空調・冷暖房設備系用語
- ヒートポンプ
- 冷媒の圧縮・膨張サイクルを利用し、低温部から高温部へ熱を移動させて冷暖房を行う機器。
- 吸収式冷凍機
- 臭化リチウム水溶液などの吸収液と冷媒(水)を用い、加熱源によって冷水をつくる冷凍機。
- 圧縮式冷凍機
- 圧縮機で冷媒を圧縮・凝縮・膨張・蒸発させる冷凍サイクルにより冷水をつくる冷凍機。
- 冷却塔
- 冷凍機の凝縮熱を大気へ放出するため、冷却水を外気と接触させて冷やす装置。クーリングタワー。
- FCU
- ファンコイルユニットの略。送風機・熱交換コイル・フィルターを内蔵し、室内を個別に冷暖房する空調機。
- VAV
- 可変風量方式。室の負荷に応じて給気風量を変化させ、送風動力の省エネルギーを図る空調方式。
- 全熱交換器
- 換気の給気と排気の間で温度(顕熱)と湿度(潜熱)を回収・交換し、空調負荷を低減する熱交換装置。
- パッケージ形空調機
- 圧縮機・熱交換器・送風機を一体化した空調機。個別分散方式の空調に広く用いられる。
- ダクト
- 空気を搬送するための風道。亜鉛鉄板製などがあり、低圧・高圧ダクトに区分される。
- ダンパー
- ダクト内に設け、風量調整・防火・防煙のために流路を開閉・調節する可動板を備えた器具。
- 第1種換気
- 給気・排気とも送風機(ファン)で機械的に行う換気方式。室圧の制御がしやすい。
- 必要換気量
- 室内の空気を衛生的に保つために必要な単位時間あたりの外気導入量。在室人数や用途で定まる。
給排水・衛生設備系用語
- トラップ
- 排水管の途中に設け、封水により排水管からの臭気・害虫の室内への侵入を防ぐ器具・部分。
- 封水
- トラップ内にたまった水。排水管とのあいだを水で遮断し、臭気の逆流を防止する。深さは一定範囲が必要。
- 破封
- サイホン作用や蒸発などにより封水が失われ、トラップの臭気遮断機能が損なわれること。
- 通気管
- 排水管内の気圧を大気圧に保ち、封水の破封を防いで排水を円滑にするために設ける配管。
- 逆サイホン作用
- 給水管内が負圧になり、いったん吐出された汚水・使用済みの水が給水管へ逆流する現象。
- クロスコネクション
- 飲料用給水系統と、それ以外の系統が配管などで直接接続されること。水質汚染の原因となり禁止される。
- 吐水口空間
- 給水栓の吐水口端と、あふれ縁との垂直距離。逆サイホン作用による逆流を防止するために確保する。
- バキュームブレーカ
- 給水管内が負圧になったとき空気を吸入し、汚水の逆流(逆サイホン作用)を防止する器具。
- 受水槽
- 水道本管から受けた水を一時貯留する水槽。ここからポンプや高置水槽を経て建物各所へ給水する。
- 高置水槽方式
- 受水槽の水を揚水ポンプで屋上の高置水槽へ送り、重力で各所へ給水する給水方式。
- 給水ポンプ直送方式
- 受水槽の水をポンプで直接加圧し、高置水槽を介さずに各所へ給水する方式。
- ウォーターハンマー防止器
- 給水・給湯配管に設け、流れの急停止による圧力上昇を吸収して水撃を緩和する器具。
- 排水ます
- 排水管の合流・方向転換・点検清掃のために屋外排水管の要所に設けるます。
- 間接排水
- 機器の排水を排水管へ直結せず、いったん大気に開放した水受け容器を介して排水する方式。汚染防止のため。
- 増圧直結給水方式
- 受水槽を設けず、増圧ポンプで水道本管の圧力を高めて建物各所へ直接給水する方式。
施工管理法系用語
- ネットワーク式工程表
- 作業の前後関係を矢線と結合点で表現する工程表。各作業の関連と余裕日数を明確にできる。
- クリティカルパス
- ネットワーク式工程表で最も日数を要する経路。工期を決定し、余裕のない作業の連なり。
- トータルフロート
- 作業を最も早く開始した場合に生じる最大の余裕時間。クリティカルパス上ではゼロとなる。
- バーチャート
- 縦軸に作業名、横軸に日時をとり、各作業の工期を横棒で表す工程表。作成が容易で見やすい。
- QC七つ道具
- 品質管理に用いる代表的な手法群。パレート図・特性要因図・ヒストグラム・管理図などを指す。
- 特性要因図
- 結果(特性)と原因(要因)の関係を魚の骨状に整理した図。問題の原因分析に用いる。
- 水圧試験
- 配管の施工後に所定の圧力を加え、漏れや変形がないかを確認する試験。配管の気密・耐圧を検査する。
- 据付け
- 冷凍機・ポンプ・空調機などの機器を所定の位置に固定・設置する作業。基礎・防振・配管接続を含む。
- 防振
- ポンプや送風機などの振動が建物や配管に伝わるのを防ぐため、防振ゴム・防振架台などを設けること。
- 主任技術者
- 建設業法に基づき、請け負った工事の施工の技術上の管理をつかさどるため工事現場に置く技術者。
用語集の活用法・関連学習リソース
用語の意味を確認したら、実際の問題演習で定着させましょう。以下の関連ページもご活用ください。
- 勉強法・参考書ガイド — 体系的な学習ロードマップ
- よくある質問・Q&A — 受験者の疑問を一括解決
- 過去問の頻出パターン — 用語が問題でどう問われるか確認
- 一問一答で用語を演習 — 用語の使い方を実戦形式で確認
今すぐ問題演習を始めよう!
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