消防設備士 甲種5類「救助袋・緩降機」の一問一答
📖 消防設備士 甲種5類「救助袋・緩降機」の全55問と解説(一覧)
消防設備士 甲種5類の救助袋・緩降機に関する一問一答(全55問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.緩降機の降下速度は、規格省令上、毎秒16センチメートル以上150センチメートル以下でなければならない。
正解:○(正しい)
解説:緩降機の降下速度は毎秒16cm以上150cm以下と定められている。速すぎれば着地時に危険、遅すぎれば避難に時間がかかるため、この範囲に収める必要がある。根拠は緩降機の技術上の規格を定める省令9条。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令 第9条 (出典: e-Gov法令検索)
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問2.可搬式緩降機の調速器の質量は、規格省令上20kg以下であればよい。
正解:×(誤り)
解説:緩降機の規格省令3条3項1号により、可搬式緩降機の調速器の質量は10kg以下でなければならない。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令 第9条 (出典: e-Gov法令検索)
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問3.緩降機の調速器とは、降下速度を一定の範囲に調節する装置をいう。
正解:○(正しい)
解説:調速器は緩降機の降下速度を一定の範囲に調節する装置と定義されている。これにより使用者の体重差によらず安全な速度で降下できる。根拠は緩降機の技術上の規格を定める省令2条。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令 第2条 (出典: e-Gov法令検索)
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問4.救助袋の斜降式は、袋を斜めに展張して滑り降りる方式で、地上で袋の下端を固定して使用する。
正解:○(正しい)
解説:斜降式は袋を斜めに展張し、その中を滑り降りる方式で、地上側で下端を固定して展張状態を保つ。根拠は避難器具の構造に関する知識。
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問5.垂直式救助袋の袋本体は、平均毎秒7m以下の速度で途中で停止することなく滑り降りることができるものであればよい。
正解:×(誤り)
解説:避難器具の基準 第九 一(三)ハにより、垂直式は平均毎秒4m以下の速度とする。毎秒7m以下は斜降式の基準(同(四)ロ)。
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問6.緩降機の可搬式とは、持ち運びができるものをいう。
正解:○(正しい)
解説:可搬式緩降機は持ち運びができるもので、平常時は保管しておき使用時に取付具に取り付ける。これに対し固定式は常時取り付けられている。根拠は避難器具の分類に関する知識。
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問7.緩降機は、複数の使用者が同時にロープの両端からつかまり、まとめて降下する器具である。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。緩降機は使用者が着用具を身につけ、1人ずつ交互に連続して降下する器具である。ロープ両端の着用具を交互に使うため複数人が同時にまとめて降りるのではない。
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問8.緩降機は使用者が着用具を身につけ、1人ずつ交互に連続して降下する。
正解:○(正しい)
解説:緩降機は着用具を身につけた使用者が1人ずつ交互に連続して降下する構造である。一方が降りている間にもう一方の着用具が上に戻る。根拠は緩降機の構造に関する知識。
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問9.垂直式救助袋は、袋の中をらせん状に滑ることで減速しながら降下する。
正解:○(正しい)
解説:垂直式救助袋は袋を垂直に展張し、内部をらせん状に滑ることで摩擦により減速しながら降下する構造である。根拠は救助袋の構造に関する知識。
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問10.救助袋には、種別・製造者名又は商標・製造年月・製造番号のほか、設置階数を表示し、斜降式のものには展張方向も表示する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。救助袋には、種別、製造者名又は商標、製造年月、製造番号、設置階数を、見やすい箇所に容易に消えないように表示する。展張方向の表示は斜降式の救助袋に限られる。他の避難器具(すべり台・避難ロープ等)の表示は種類・製造者名又は商標・製造年月が基本で、設置階数や展張方向は救助袋に特有の項目である。
根拠: 避難器具の基準(昭和53年消防庁告示第1号) 第九 四(救助袋の表示)、第四 四・第六 四(すべり台・避難ロープの表示)
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問11.垂直式救助袋の取手は、出口付近に2個以上取り付けてあればよい。
正解:×(誤り)
解説:避難器具の基準 第九 一(三)リにより、垂直式は4個以上の取手を出口付近に左右均等に強固に取り付ける。斜降式は6個以上(同(四)ト)。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令 第9条 (出典: e-Gov法令検索)
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問12.調速器は、緩降機の降下速度をできるだけ速くするための装置である。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。調速器は降下速度を速くする装置ではなく、降下速度を一定の範囲(毎秒16〜150cm)に調節する装置である。安全に降下できる速度を保つのが役割である。根拠は緩降機の技術上の規格を定める省令2条。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令 第2条 (出典: e-Gov法令検索)
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問13.救助袋に用いる布(覆い布を除く)は、JIS L 1096 の引張強さの試験を行った場合、1キロニュートン以上の引張強さを有するものでなければならない。
正解:○(正しい)
解説:避難器具の基準 第九 三(一)により、救助袋に用いる布は JIS L 1096(一般織物試験方法)の引張強さの試験及び引裂強さの試験を行った場合、引張強さ1キロニュートン(覆い布は0.8キロニュートン)以上、引裂強さ0.12キロニュートン(覆い布は0.08キロニュートン)以上の強度を有するものとされている。
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問14.斜降式救助袋の避難空地は、展張した袋本体の下端から前方1m、救助袋の中心線から左右それぞれ0.5m以上の範囲とされている。
正解:×(誤り)
解説:技術上の基準の細目 第三 三(一)ニにより、斜降式の避難空地は袋本体の下端から前方2.5m及び中心線から左右それぞれ1m以上の幅とする。
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問15.救助袋の斜降式と垂直式は、いずれも展張した袋の中を滑り降りて避難する器具である。
正解:○(正しい)
解説:斜降式も垂直式も、展張した袋の内部を滑り降りて避難する点は共通する。斜降式は斜めに滑り、垂直式は垂直の袋内をらせん状に滑る。根拠は救助袋の構造に関する知識。
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問16.緩降機の点検では、ロープの損傷の有無を確認することが重要である。
正解:○(正しい)
解説:緩降機はロープに使用者の全体重がかかるため、ロープの摩耗・切れ・損傷の有無を点検で確認することが重要である。根拠は避難器具の点検に関する知識。
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問17.固定式緩降機は、使用時に取付具へ取り付ける必要があり、平常時は取り外して保管される。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。固定式緩降機は常時取付具に取り付けられているものである。使用時に取り付けて平常時は取り外して保管するのは可搬式の説明であり、両者を取り違えている。
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問18.救助袋には、上部の入口金具、展張部材を有する袋本体、取手、保護マットなどが備えられる。
正解:○(正しい)
解説:避難器具の基準 第九 一(二)により、救助袋は入口金具・袋本体・緩衝装置・取手・下部支持装置等で構成される。袋本体は展張部材(袋本体にかかる引張力を主として負担する部材)を有し(同(三)ニ)、取手は出口付近に取り付け(垂直式4個以上・斜降式6個以上)、保護マットは降着の際に衝撃を受ける部分に取り付ける緩衝装置である(同(三)チ・(四)ニ)。なお、降着の際に強い衝撃を受けるおそれのないものは緩衝装置を、垂直式は下部支持装置を設けないことができる(同(二)ただし書き)。
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問19.緩降機の降下空間は、緩降機を中心とした半径0.5mの円柱形に包含される範囲以上を確保する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。緩降機の降下空間は、緩降機を中心とした半径0.5mの円柱形に包含される範囲以上を確保する。ただし、0.1m以内で避難上支障のない突起物や、0.1mを超えてもロープを損傷しない措置をした突起物は降下空間内に設けることができる。降下空間と避難空地を他の緩降機と共用する場合は、器具相互の中心を0.5mまで近づけることができる。
根拠: 避難器具の設置及び維持に関する技術上の基準の細目(平成8年消防庁告示第2号) 第三 二(三)(緩降機の降下空間)
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問20.避難器具を設置する際に必要な空間のうち、着地地点に必要な空地を避難空地という。
正解:○(正しい)
解説:避難空地は避難器具で降りきった着地地点に必要な空地をいう。このほか開口部・操作面積・降下空間などの空間基準がある。根拠は避難器具の設置空間に関する知識。
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問21.避難器具の降下空間とは、器具を操作するために床面に必要な面積のことをいう。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。降下空間は避難器具で降下する際に必要となる空間をいい、床面に必要な面積は操作面積である。両者を取り違えている。根拠は避難器具の設置空間に関する知識。
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問22.避難器具の操作面積とは、着地地点で避難者が待避するために必要な地上の空地の面積をいう。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。操作面積は避難器具を操作するために必要な床面積をいう。着地地点に必要な空地は避難空地であり、両者を取り違えている。
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問23.垂直式救助袋の降下空間は、器具の中心から半径1m以上の円柱形の範囲とする。
正解:○(正しい)
解説:正しい。垂直式の救助袋の降下空間は、器具の中心から半径1m以上の円柱形の範囲とする。ただし、救助袋と壁との間隔は0.3m以上とすることができ、ひさし等の突起物があるときは突起物の先端との間隔を0.5m以上(突起物が入口金具から下方3m以内なら0.3m以上)とすることができる。斜降式の救助袋の降下空間は、袋の下方と側面の方向に上部25度・下部35度の範囲で、決め方が異なる。
根拠: 避難器具の設置及び維持に関する技術上の基準の細目(平成8年消防庁告示第2号) 第三 三(二)イ(垂直式救助袋の降下空間)・(一)ハ(斜降式救助袋の降下空間)
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問24.斜降式救助袋は、避難者が袋の外側を斜めに滑り降りながら降下する方式である。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。斜降式は袋を斜めに展張し、避難者はその袋の中を斜めに滑り降りて地上に達する。外側を滑るのではなく袋の内部を滑るのが正しい。
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問25.緩降機をつり下げるフックの取付位置は、床面から0.5m以上1m以下の高さとする。
正解:×(誤り)
解説:技術上の基準の細目 第三 二(四)により、フックの取付位置は床面から1.5m以上1.8m以下の高さとする。
根拠: 消防法施行令 第25条 (出典: e-Gov法令検索)
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問26.緩降機は、使用の際、壁面からロープの中心までの距離が0.15m以上0.3m以下となるように設ける。
正解:○(正しい)
解説:正しい。緩降機は、使用の際に壁面からロープの中心までの距離が0.15m以上0.3m以下となるように設ける。消防法施行規則も、降下の際にロープが防火対象物と接触して損傷しないように緩降機を設けることを求めている。あわせて、降下空間は緩降機を中心とした半径0.5mの円柱形に包含される範囲以上を確保する。
根拠: 避難器具の設置及び維持に関する技術上の基準の細目(平成8年消防庁告示第2号) 第三 二(三)(壁面からロープの中心までの距離・降下空間) / 消防法施行規則 第27条 (出典: e-Gov法令検索)
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問27.緩降機の取付具の固定方法や強度は、使用者の体重を安全に支えられるものでなければならない。
正解:○(正しい)
解説:緩降機は取付具にロープを介して使用者の全体重がかかるため、取付具の固定は使用者を安全に支えられる強度・方法でなければならない。根拠は避難器具の設置に関する知識。
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問28.緩降機の規格省令でいう「調速器の連結部」とは、取付け具と調速器を連結する部分をいう。
正解:○(正しい)
解説:緩降機の技術上の規格を定める省令2条5号の定義です。ロープと着用具を連結するのは「緊結金具」(同条7号)で、調速器の連結部とは別の部品です。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令 第2条 (出典: e-Gov法令検索)
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問29.救助袋の保護マットは、降着の際に衝撃を受ける部分に緩衝装置として取り付けられる。
正解:○(正しい)
解説:避難器具の基準 第九 一(三)チにより、垂直式は降着の際に衝撃を受ける部分に「保護マットその他の緩衝装置」を取り付ける。斜降式は同(四)ニにより、緩衝装置として受布及び保護マットを取り付ける。入口金具の底部に取り付けるのは附属装置の「マット等」(同(三)ヌ(1))で、保護マットとは別のものである。
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問30.緩降機のロープの長さは、取付位置に設置したとき、降着面等へ降ろした着用具の下端が降着面等から上方2mの位置に来るように設定する。
正解:×(誤り)
解説:技術上の基準の細目 第三 二(五)により、着用具の下端が降着面等からプラスマイナス0.5mの範囲となるように設定する。規則27条1項6号ロも、ロープの長さを取付位置から降着面等までの長さとしている。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令 第9条 (出典: e-Gov法令検索)
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問31.緩降機の降下速度の確認は、点検項目の一つである。
正解:○(正しい)
解説:緩降機は調速器の働きで降下速度が保たれるため、点検では実際に降下速度が規定範囲(毎秒16〜150cm)にあるかを確認する。根拠は避難器具の点検に関する知識。
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問32.可搬式緩降機は固定式に比べて重量が大きく、一人で持ち運ぶことはできない。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。可搬式緩降機は持ち運びができることが特徴であり、必要な場所へ運んで取付具に取り付けて使用する。持ち運べないのは可搬式の定義と矛盾する。
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問33.救助袋の誘導綱は袋本体の下端に取り付けるもので、その長さは袋本体の全長の半分以上あればよい。
正解:×(誤り)
解説:避難器具の基準 第九により、誘導綱は直径4mm以上で、垂直式は袋本体の全長に4mを加えた長さ以上、斜降式でも袋本体の全長以上とする。
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問34.緩降機のリールとは、取付け具と調速器を連結する部分をいう。
正解:×(誤り)
解説:規格省令2条8号により、リールはロープ及び着用具を収納するために巻き取る用具。取付け具と調速器を連結する部分は「調速器の連結部」(同5号)。
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問35.斜降式救助袋の取付部の開口部の大きさは、高さ0.4m以上、幅0.4m以上あればよい。
正解:×(誤り)
解説:技術上の基準の細目 第三 三(一)イにより、斜降式の開口部は高さ・幅ともに0.6m以上で、入口金具を容易に操作できる大きさとする。垂直式も同じ(同(二))。
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問36.緩降機は電気を使用しない器具であり、甲種第5類では電気に関する科目が課されない。
正解:○(正しい)
解説:避難器具は緩降機を含め電気を用いないため、甲種第5類では電気に関する科目がなく、基礎的知識は機械のみである。根拠は甲5の試験構成に関する知識。
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問37.救助袋は、緩降機と異なり降下速度を調節する調速器を備えている。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。調速器は緩降機の構成部品であり、救助袋には調速器はない。救助袋は袋との摩擦により速度を抑えて降下する構造である。
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問38.垂直式救助袋は、袋の中を一直線に自由落下することで速く地上へ到達させる器具である。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。垂直式救助袋は避難者が袋内でらせん状に滑ることで袋との摩擦が大きくなり、速度が抑えられて安全に降下する。自由落下で速く到達させる器具ではない。
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問39.救助袋の斜降式は、垂直式に比べて着地地点に広い避難空地を必要とする傾向がある。
正解:○(正しい)
解説:斜降式は袋を斜めに展張して地上で下端を固定するため、着地側に一定の空地が必要となり、真下に降りる垂直式より広い避難空地を要する傾向がある。根拠は救助袋の構造比較に関する知識。
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問40.緩降機の最大使用荷重は、最大使用者数に1000ニュートンを乗じた値以上でなければならない。
正解:○(正しい)
解説:緩降機の規格省令5条の規定どおり。最大使用者数は1回で降下できる使用者の最大数をいう(4条4項7号)。
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問41.緩降機の降下速度は規格省令上、毎秒何センチメートルの範囲でなければならないか。
- ア.毎秒16cm以上150cm以下
- イ.毎秒5cm以上50cm以下
- ウ.毎秒30cm以上300cm以下
- エ.毎秒1cm以上10cm以下
正解:ア.毎秒16cm以上150cm以下
解説:緩降機の降下速度は毎秒16cm以上150cm以下と定められている。速すぎれば着地時に危険、遅すぎれば避難に時間がかかるため、この範囲に収める必要がある。他の数値はいずれも規格に定められた値ではない。根拠は緩降機の技術上の規格を定める省令9条。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令 第9条 (出典: e-Gov法令検索)
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問42.緩降機の調速器の役割として正しいものはどれか。
- ア.ロープ及び着用具を収納するために巻き取る
- イ.降下速度を一定の範囲に調節する
- ウ.使用者の操作で降下速度を自由に調節できるようにする
- エ.ロープと着用具を連結する
正解:イ.降下速度を一定の範囲に調節する
解説:緩降機の技術上の規格を定める省令2条4号は、調速器を「緩降機の降下速度を一定の範囲に調節する装置」と定義している。緩降機は使用者が他人の力を借りずに自重により自動的に連続交互に降下する機構のもの(同条1号)で、使用者の操作で速度を自由に変える装置ではない。ロープ及び着用具を収納するために巻き取るのはリール(同条8号)、ロープと着用具を連結するのは緊結金具(同条7号)である。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令(平成6年自治省令第2号) 第2条 (出典: e-Gov法令検索)
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問43.救助袋の斜降式の説明として正しいものはどれか。
- ア.袋を垂直に展張し、らせん状に滑って降りる
- イ.調速器で速度を調節して降りる
- ウ.袋を斜めに展張し、地上で下端を固定して滑り降りる
- エ.はしごを立てかけて降りる
正解:ウ.袋を斜めに展張し、地上で下端を固定して滑り降りる
解説:斜降式は袋を斜めに展張し、地上側で下端を固定して展張状態を保ち、その中を滑り降りる方式である。垂直に展張しらせん状に滑るのは垂直式、調速器で速度を調節するのは緩降機、はしごを立てかけるのは立てかけはしごの説明である。
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問44.垂直式救助袋の降下方式として正しいものはどれか。
- ア.斜めに張った袋の外側を滑って降りる
- イ.ロープを握って手の力で降りる
- ウ.滑車で吊り下げられて降りる
- エ.袋の中をらせん状に滑り、摩擦で減速しながら降りる
正解:エ.袋の中をらせん状に滑り、摩擦で減速しながら降りる
解説:垂直式救助袋は袋を垂直に展張し、内部をらせん状に滑ることで摩擦により減速しながら降下する。斜めに張るのは斜降式であり、ロープを手で握って降りたり滑車で吊り下げたりするのは救助袋の方式ではない。
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問45.緩降機の使用方法として正しいものはどれか。
- ア.着用具を身につけ、1人ずつ交互に連続して降下する
- イ.複数人が同時にロープを握ってまとめて降りる
- ウ.袋の中を滑って降りる
- エ.はしごを使って降りる
正解:ア.着用具を身につけ、1人ずつ交互に連続して降下する
解説:緩降機は着用具を身につけた使用者が1人ずつ交互に連続して降下する。ロープ両端の着用具を交互に使うため複数人がまとめて降りることはなく、袋やはしごを使うものでもない。根拠は緩降機の構造に関する知識。
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問46.可搬式緩降機を取付け具に取り付ける方法として、緩降機の規格省令に定められているものはどれか。
- ア.溶接により取り付ける
- イ.安全環により確実かつ容易に取り付ける
- ウ.ボルト4本以上で締結する
- エ.ロープを結んで固定する
正解:イ.安全環により確実かつ容易に取り付ける
解説:規格省令3条3項2号により、可搬式緩降機は取付け具に安全環により確実かつ容易に取り付けることができるものとする。
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問47.緩降機の技術上の規格を定める省令3条で、緩降機を構成するものとして挙げられていないものはどれか。
- ア.調速器の連結部
- イ.ロープ
- ウ.リール
- エ.着用具
正解:ウ.リール
解説:緩降機の技術上の規格を定める省令3条1項2号により、緩降機は調速器、調速器の連結部、ロープ及び着用具で構成される。リールは「ロープ及び着用具を収納するために巻き取る用具」として2条8号で定義され、4条6項に基準があるが、3条の構成には挙げられていない。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令(平成6年自治省令第2号) 第3条 (出典: e-Gov法令検索)
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問48.斜降式救助袋の降下空間は、救助袋の下方及び側面の方向に対して、上部と下部でそれぞれ何度の範囲内とされているか。
- ア.上部15度・下部25度
- イ.上部35度・下部25度
- ウ.上部45度・下部45度
- エ.上部25度・下部35度
正解:エ.上部25度・下部35度
解説:技術上の基準の細目 第三 三(一)ハにより、斜降式の降下空間は上部25度、下部35度の範囲内とする。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令 第9条 (出典: e-Gov法令検索)
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問49.救助袋は、直径何cm以上の球体が通過することができるものでなければならないか。
- ア.50cm以上
- イ.30cm以上
- ウ.40cm以上
- エ.80cm以上
正解:ア.50cm以上
解説:避難器具の基準 第九 一(三)ロにより、直径50cm以上の球体が通過できるものとする。斜降式にも準用される(同(四))。
根拠: 緩降機の技術上の規格を定める省令 第9条 (出典: e-Gov法令検索)
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問50.避難器具を設置するとき、避難器具の降着面等の付近に確保しなければならない避難上必要な場所を何というか。
- ア.操作面積
- イ.避難空地
- ウ.降下空間
- エ.避難通路
正解:イ.避難空地
解説:避難空地は、避難器具で降りた先の降着面等の付近に必要な避難上の空地をいう。操作面積は、避難器具を使用できる状態にするための操作に必要な、取付部付近の床等の面積である。降下空間は、設置階から降着面等までの間で、器具の周囲に保有しなければならない降下に必要な空間である。避難通路は、避難空地から避難上安全な広場や道路などに通じる通路で、降着面等の付近に確保する場所そのものではない。
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問51.救助袋の構成部品として、当てはまらないものはどれか。
- ア.展張部材
- イ.入口金具
- ウ.調速器
- エ.保護マット
正解:ウ.調速器
解説:避難器具の基準 第九 一(二)により、救助袋は入口金具・袋本体・緩衝装置・取手・下部支持装置等で構成される。展張部材は袋本体が有する部材(同(三)ニ)、保護マットは緩衝装置の一つ(同(三)チ・(四)ニ)である。調速器は緩降機の降下速度を調節する装置(緩降機の技術上の規格を定める省令2条4号)で、救助袋の構成部品ではない。
根拠: 避難器具の基準(昭和53年消防庁告示第1号) 第九 一(二)・(三)ニ/チ/リ/ヌ・(四)ニ/ト / 緩降機の技術上の規格を定める省令(平成6年自治省令第2号) 第2条 (出典: e-Gov法令検索)
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問52.斜降式救助袋の下部支持装置を固定する固定具の埋設場所は、固定部から救助袋を緩みのないよう展張したとき、降着面等とおおむね何度となる位置とされているか。
- ア.15度
- イ.45度
- ウ.60度
- エ.35度
正解:エ.35度
解説:技術上の基準の細目 第八 七(二)イにより、降着面等とおおむね35度となる位置で、袋本体に片たるみを生じない避難空地内とする。
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問53.緩降機の降下点検の留意事項として、消防庁の通知に照らして最も適切なものはどれか。
- ア.着用具は頭からかぶり、胸部で腕で挟む形で着用する
- イ.着用具は腰に巻き、両腕を自由にしてロープをつかめるようにする
- ウ.降下中は腕を上に伸ばしてロープをつかみ、姿勢を安定させる
- エ.開口部から身を出すときは、ロープに一気に体重をかけて作動を確かめる
正解:ア.着用具は頭からかぶり、胸部で腕で挟む形で着用する
解説:緩降機の降下点検での転落事故を受けた消防庁の通知(消防予第204号)は、着用具は頭からかぶり、必ず胸部で腕で挟む形で着用するとしている。腰に巻く着け方は誤り。降下は体が安定するまで行わず、降下中は腕を上に伸ばすなどの不安定な状態にしないこととされ、開口部から身を出すときは急激な荷重をかけないよう留意し、ロープの長短の確認も必ず行う。また、点検は原則として2人以上で行い、互いに安全を確認したうえで降下する。
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問54.避難器具の基準上、垂直式救助袋では設けないことができるとされている部品はどれか。
- ア.入口金具
- イ.下部支持装置
- ウ.袋本体
- エ.取手
正解:イ.下部支持装置
解説:避難器具の基準 第九 一(二)により、救助袋は入口金具・袋本体・緩衝装置・取手・下部支持装置等で構成するが、垂直式は下部支持装置を設けないことができる。
根拠: 消防法施行令 第25条 (出典: e-Gov法令検索)
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問55.救助袋の袋本体の下部出口部と降着面等との間隔(無荷重の状態)として定められているものはどれか。
- ア.1.5m以下
- イ.1m以上
- ウ.0.5m以下
- エ.0.3m以上
正解:ウ.0.5m以下
解説:技術上の基準の細目 第三 三(一)ヘ・(二)ハにより、斜降式・垂直式とも無荷重の状態で0.5m以下とする。