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消防設備士甲種5類「救助袋・緩降機・規格」出題ポイント解説

消防設備士甲種5類の「構造・機能・規格」のうち、救助袋と緩降機の頻出論点を整理します。最頻出の数値は、緩降機の降下速度=毎秒16センチメートル以上150センチメートル以下(緩降機の技術上の規格を定める省令 第9条)。加えて、速度を一定に調節する調速器(第2条)、救助袋の斜降式/垂直式の違い、緩降機の可搬式/固定式と構成部品を押さえます。設置基準は施行令第25条です。

※受験料・試験日程・合格基準・法令の数値は改定される場合があります。最新情報は必ず一般財団法人 消防試験研究センターの公式サイトでご確認ください。

救助袋の2方式(斜降式・垂直式)

救助袋は、袋状の避難路の中を滑り降りて避難する器具です。展張の向きと減速のしくみで2方式に分かれ、その違いが定番の出題です。

方式展張・減速のしくみ
斜降式袋を斜めに展張し、その中を滑り降りる。地上で袋の下端を固定して斜めの避難路をつくる。
垂直式袋を垂直に展張し、袋の内部をらせん状に滑って減速しながら降下する。下端の固定を要さず狭い敷地でも設置しやすい。

「斜降式=斜めに展張し下端を地上で固定」「垂直式=垂直に展張し内部でらせん状に減速」という対応を、展張方向と減速方法のセットで覚えます。救助袋は、すべり台と同様に体力を要さず利用でき、要介護者施設などでも用いられます。入口金具(開口部に取り付ける枠)も鑑別で問われる構成部品です。

緩降機の基本構造と降下のしかた

緩降機は、使用者が着用具を身につけ、ロープを介して1人ずつ交互に連続して降下する器具です。ロープの両端に着用具が付いており、一方が降りると他方が上がる仕組みで、次々に避難できます。降下速度は調速器によって一定の範囲に保たれます。

降下速度(規格省令 第9条)★最重要数値

緩降機の降下速度は、毎秒16センチメートル以上150センチメートル以下でなければならない。
(緩降機の技術上の規格を定める省令 第9条)

この16〜150cm/sという範囲は甲種5類で最頻出の数値です。数値そのものを問う問題、上限・下限を入れ替えた誤りの選択肢が定番なので、正確に暗記します。

調速器(規格省令 第2条)

調速器とは、緩降機の降下速度を一定の範囲に調節する装置です(第2条)。使用者の体重が違っても速度が上がりすぎないよう自動で調節し、上記16〜150cm/sの範囲に保ちます。緩降機の心臓部にあたる部品で、鑑別でも頻出します。

緩降機の構成部品

緩降機は次の部品から構成されます。名称と役割をセットで押さえます。

部品役割
調速器降下速度を一定の範囲(16〜150cm/s)に調節する。
調速器の連結部調速器を取付具に連結する部分。
ロープ両端に着用具を備え、調速器を通して交互に降下させる。
着用具使用者が身につけて体を支える帯・環。ロープ両端に付く。
リールロープを巻き取って収納・繰り出す部品。
取付具緩降機を建物の固定部(アンカー等)に取り付ける金具。

可搬式と固定式

可搬式は保管場所から運んで取り付ける手間がある一方、複数箇所で融通できます。固定式は常設で即使用できます。この違いも出題対象です。

設置に必要な4つの空間

救助袋・緩降機も、器具本体に加えて安全な使用のための空間を確保して設置します。避難はしごと共通の4要素です。

空間意味
開口部器具を使用するために通り抜ける窓・出入口などの開口。
操作面積器具を設置・操作するために必要な床面積。
降下空間降下の途中で確保すべき上下方向の空間。救助袋・緩降機では特に重要。
避難空地着地地点に必要な、障害物のない空地。斜降式救助袋では下端を固定する空地が要る。

斜降式救助袋は下端を地上で固定するため、着地側の避難空地の考え方が垂直式と異なります。具体的な寸法は器具・用途ごとに規則・告示で定められており、本章の確定資料の範囲を超える数値は断定しません。最新の基準は公式テキスト・告示で確認してください。

ここが問われるポイントまとめ

関連情報

はしご・すべり台の構造は避難はしご・すべり台・避難橋で、設置基準の条文は消防関係法令で、実技での器具鑑別は鑑別・製図で確認できます。

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📑 同じ資格の他章を学ぶ

他章の重要論点も併せて押さえると、関連分野の理解が深まり合格率が向上します。各章の頻出パターンを順に確認していきましょう。

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