潜水士「送気・潜降・浮上」の一問一答
📖 潜水士「送気・潜降・浮上」の全85問と解説(一覧)
潜水士の送気・潜降・浮上に関する一問一答(全85問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.潜降速度は、毎分30m以下とすることが望ましい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。毎分30mでは速すぎる。潜降速度は毎分10m以下が目安とされる。ただしこれは高気圧作業安全衛生規則の規定ではなく、耳抜き不良やスクイズを避けるための実務上の目安である(同規則が速度を定めているのは浮上のほうで、高気圧作業安全衛生規則27条において読み替えて準用する18条1項1号により毎分10m以下)。
根拠: 高気圧作業安全衛生規則 第18条 / 高気圧作業安全衛生規則 第27条 (出典: e-Gov法令検索)
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問2.浮上速度は、毎分20m以下であれば問題ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。浮上速度は毎分10m以下である。高気圧作業安全衛生規則27条において読み替えて準用する18条1項1号の規定で、18条1項1号の「減圧の速度は毎分0.08メガパスカル以下」が、潜水業務では高気圧作業安全衛生規則27条の読替え表により「浮上の速度は毎分10メートル以下」となる。毎分20mでは減圧症のリスクが高い。
根拠: 高気圧作業安全衛生規則 第18条 / 高気圧作業安全衛生規則 第27条 (出典: e-Gov法令検索)
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問3.耳抜きは、潜降中に耳に痛みを感じてから初めて行えばよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。耳抜きは痛みが出る前から、潜降に合わせてこまめに行う。痛みを感じたら潜降を止め、少し浮上して耳抜きをやり直す。無理に潜降を続けると中耳の圧外傷(スクイズ)を起こす。
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問4.送気量は、潜水深度が深くなるほど多く必要になる。
正解:○(正しい)
解説:水深が深くなるほど圧力が高くなり、同じ体積の空気を送るにはより多くの量が必要です。
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問5.減圧停止とは、潜降途中の指定水深で一定時間停止することである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。減圧停止は「浮上途中」の指定水深で停止(潜降途中ではない)。窒素排出のため。
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問6.無減圧潜水とは、減圧停止を必ず実施する潜水のことである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。無減圧潜水は「減圧停止なしで浮上できる」潜水(必須実施ではない)。
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問7.送気式潜水で使用するコンプレッサーの吸気口は、排気ガスの影響を受けない場所に設置する。
正解:○(正しい)
解説:コンプレッサーの吸気口から排気ガスを吸い込むと、一酸化炭素中毒の危険があります。
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問8.潜水後の飛行機搭乗は、潜水終了直後でも問題ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。潜水後は体内に窒素が残っているため、飛行機搭乗(低圧環境)は最低12〜24時間以上空ける必要があります。
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問9.安全停止とは、通常水深10〜15mで5分間停止することである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。安全停止は「水深3〜6mで3〜5分間」停止(10〜15mではない)。
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問10.送気ホースは、キンク(折れ曲がり)が発生しないよう注意する。
正解:○(正しい)
解説:ホースのキンクは空気の流れを遮断し、潜水者への送気が停止する重大事故につながります。
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問11.予備空気槽(リザーブタンク)は、送気が停止した場合の緊急用である。
正解:○(正しい)
解説:予備空気槽はコンプレッサー故障時などの緊急時に、潜水者が安全に浮上するための予備空気を貯蔵します。
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問12.スクーバ潜水のボンベ残圧が10気圧になったら浮上を開始する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。残圧「50気圧」で浮上開始(10気圧では遅すぎ、緊急浮上の領域)。
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問13.潜降時は、頭から潜降(ヘッドファースト)するのが基本である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。潜降は「足から(フィートファースト)」が基本(耳抜き・スクイズ防止のため)。
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問14.反復潜水を行う場合、体内残留窒素を考慮する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:前回の潜水で体内に残った窒素が完全に排出される前に再潜水すると、減圧症のリスクが高まります。
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問15.緊急浮上時は、息を止めて一気に浮上するべきである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。息を止めて浮上すると、肺内の空気が膨張して肺破裂(エアエンボリズム)を起こす危険があります。浮上時は息を吐き続けます。
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問16.減圧表は、潜水深度のみから減圧停止を判断するものである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。減圧表は「潜水深度と潜水時間」の両方から判断(時間も重要因子)。
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問17.送気式潜水では、潜水前に必ず送気系統の点検を行う。
正解:○(正しい)
解説:送気系統の故障は生命に関わるため、コンプレッサー・ホース・接続部等の点検は潜水前に必ず行います。
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問18.混合ガス潜水では、深度に応じてヘリウムを混合した呼吸ガスを使用する。
正解:○(正しい)
解説:大深度潜水では窒素酔いを防ぐため、窒素の代わりにヘリウムを混合した呼吸ガスを使用します。
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問19.潜水者への送気圧力は、最大潜水深度の圧力に0.1MPaを加えた値以上とする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。送気圧は最大潜水深度の圧力に0.7MPaを加えた値以上とする(高気圧作業安全衛生規則28条2項)。0.1MPaでは足りない。なお同項は潜水業務従事者に圧力調整器を使用させる場合の規定で、あわせてその水深の圧力下で毎分40L以上を送気できる空気圧縮機を使うことも求めている。圧力調整器を使わない場合は同条1項により送気量を毎分60L以上とする。
根拠: 高気圧作業安全衛生規則 第28条 (出典: e-Gov法令検索)
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問20.流量計は、潜水者に供給される空気量を測定する計器である。
正解:○(正しい)
解説:流量計により送気量を監視し、潜水者に十分な空気が供給されていることを確認します。
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問21.潜水前の健康チェックでは、風邪の症状がないか確認する。
正解:○(正しい)
解説:風邪をひいていると耳管が腫れて耳抜きができず、中耳スクイズを起こす危険があります。
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問22.繰り返し潜水の場合、水面休息時間は短いほど安全である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水面休息時間が短いと体内残留窒素が十分に排出されず、減圧症のリスクが高まります。十分な休息時間が必要です。
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問23.潜水作業の連絡員は、常に潜水者との連絡を維持しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:連絡員は信号ロープや水中電話等により、潜水者との連絡を常時維持する義務があります。
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問24.ヘルメット式潜水では、潜水服内の空気量を排気弁で調節できる。
正解:○(正しい)
解説:ヘルメット式潜水では排気弁を操作して服内の空気量を調節し、浮力をコントロールします。
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問25.潜水作業中は、作業船を固定(アンカリング)する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:送気ホースや信号ロープへの影響を防ぐため、作業船は潜水作業中に確実に固定する必要があります。
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問26.スクーバ式潜水における潜降速度の目安として、正しいものはどれか。
- ア.毎分5m以下
- イ.毎分30m以下
- ウ.毎分20m以下
- エ.毎分10m以下
正解:エ.毎分10m以下
解説:潜降速度は毎分10m以下が目安とされる。急激な潜降は耳抜き不良やスクイズの原因になる。ただしこれは実務上の目安であって、高気圧作業安全衛生規則が定めているのは浮上の速度のほう(高気圧作業安全衛生規則27条において読み替えて準用する18条1項1号・毎分10m以下)である。
根拠: 高気圧作業安全衛生規則 第18条 / 高気圧作業安全衛生規則 第27条 (出典: e-Gov法令検索)
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問27.送気式潜水において、予備空気槽(リザーブタンク)の目的として、正しいものはどれか。
- ア.送気が途絶えた場合の緊急用空気の確保
- イ.潜水時間を延ばすため
- ウ.水中での作業効率を高めるため
- エ.減圧停止時間を短縮するため
正解:ア.送気が途絶えた場合の緊急用空気の確保
解説:予備空気槽は、コンプレッサーの故障などで送気が途絶えた際に、潜水者が安全に浮上するための緊急用空気を蓄えるものです。
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問28.浮上速度について、正しいものはどれか。
- ア.毎分20m以下
- イ.毎分10m以下
- ウ.毎分30m以下
- エ.制限はない
正解:イ.毎分10m以下
解説:浮上速度は毎分10m以下である(高気圧作業安全衛生規則27条において読み替えて準用する18条1項1号)。18条1項1号の「減圧の速度は毎分0.08メガパスカル以下」が、潜水業務では高気圧作業安全衛生規則27条の読替え表により「浮上の速度は毎分10メートル以下」となる。急速な浮上は減圧症の原因となる。
根拠: 高気圧作業安全衛生規則 第18条 / 高気圧作業安全衛生規則 第27条 (出典: e-Gov法令検索)
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問29.送気式潜水で使用するコンプレッサーの空気取入口について、正しいものはどれか。
- ア.水面近くに設置する
- イ.エンジンの近くに設置する
- ウ.排気ガスが入らない場所に設置する
- エ.密閉した室内に設置する
正解:ウ.排気ガスが入らない場所に設置する
解説:コンプレッサーの空気取入口は、エンジンの排気ガスやその他の有害ガスを吸い込まない場所に設置する必要があります。
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問30.潜水者への送気量を決定する要素として、関係のないものはどれか。
- ア.潜水深度
- イ.作業の強度
- ウ.水温
- エ.潜水者の体重
正解:エ.潜水者の体重
解説:送気量は潜水深度(圧力)、作業強度、水温などにより決まります。潜水者の体重は送気量の決定要素ではありません。
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問31.潜降中に耳が痛くなった場合は、いったん潜降を停止して耳抜きを行う。
正解:○(正しい)
解説:耳痛は中耳スクイズの兆候であり、潜降を停止して耳抜きを行い、圧力を均等にしてから潜降を再開します。
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問32.減圧停止中に排尿を我慢することは、減圧症予防に効果的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。排尿を我慢する必要はなく、むしろ水分不足(脱水)は減圧症のリスクを高めるため、適切な水分摂取が重要です。
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問33.スクーバ潜水ではBCDを使用して中性浮力を保つことが重要である。
正解:○(正しい)
解説:BCD(浮力調整装置)で空気の出し入れを行い中性浮力を維持することで、安全で効率的な潜水が可能になります。
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問34.送気式潜水の送気ホースの長さは、潜水深度ぴったりにする必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。送気ホースは潜水深度より「十分に長く」する必要があります(移動範囲確保のため)。
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問35.潜降時にマスクのスクイズを感じたら、口から水を吹き込む。
正解:×(誤り)
解説:誤り。マスクスクイズは「鼻から少量の空気を吹き込む」(マスク内圧調整)。口から水ではない。
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問36.無減圧限界時間は、潜水深度が深いほど短くなる。
正解:○(正しい)
解説:深度が深いほど窒素の溶解速度が速くなるため、減圧停止なしで浮上できる時間(無減圧限界時間)は短くなります。
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問37.ナイトロックスは通常の空気より酸素濃度が低い混合ガスである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ナイトロックスは「酸素濃度が高い」混合ガス(窒素酔い軽減・減圧症リスク低減目的)。
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問38.飽和潜水では、体内の不活性ガスが飽和状態に達してから作業を行う。
正解:○(正しい)
解説:飽和潜水は体内の不活性ガスが飽和するまで加圧した後に作業を行い、一度の減圧で浮上する方式です。
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問39.送気式潜水で空気槽の圧力が低下しても、潜水者にすぐに知らせる必要はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。空気槽圧力低下は「直ちに潜水者に知らせる」必要があります(緊急事態)。
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問40.浮上中は呼吸を止めずに通常の呼吸を続けることが重要である。
正解:○(正しい)
解説:浮上中に呼吸を止めると肺内の空気が膨張し、肺破裂やエアエンボリズムの危険があるため、通常の呼吸を続けます。
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問41.送気管(ホース)の逆止弁は、水の逆流を防止する目的で設けられている。
正解:○(正しい)
解説:逆止弁はコンプレッサー停止時やホース破損時に海水が逆流して送気系統に入ることを防ぎます。
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問42.デコンプレッションコンピュータ(ダイブコンピュータ)は減圧表の代わりとなる。
正解:○(正しい)
解説:ダイブコンピュータはリアルタイムで深度・時間から無減圧限界や減圧スケジュールを計算し、減圧表に代わるツールです。
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問43.浮上時の安全停止は法令上の義務であり、省略すると罰則対象となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。安全停止は「法令上の義務ではなく」推奨。減圧症予防のため実施が望ましい。
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問44.送気式潜水では、潜水前に送気ホースの気密試験を実施する。
正解:○(正しい)
解説:ホースの漏れは送気不足につながるため、潜水前に接続部を含めた気密試験で漏れがないことを確認します。
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問45.潜降ロープは、潜降速度を調節するために用いる。
正解:○(正しい)
解説:潜降ロープを掴みながら潜降することで、速度をコントロールし安全に潜降することができます。
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問46.減圧停止中に体を動かすことは、窒素の排出を促進する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。減圧停止中の過度な運動は気泡の形成を促進する恐れがあるため、安静を保つことが推奨されます。
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問47.複数回の潜水を行う場合、最も浅い潜水を最初に行うことが望ましい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。反復潜水は「最も深い潜水を最初」に行う(窒素飽和を考慮)。最も浅いではない。
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問48.毎分20Lの呼吸を行う潜水者が、水深10mで、内容積12L・空気圧力19MPa(ゲージ圧力)の空気ボンベを使用してスクーバ式潜水を行う。ボンベの残圧が5MPa(ゲージ圧力)になったら浮上するものとすると、潜水可能時間に最も近いものはどれか。
- ア.37分
- イ.42分
- ウ.47分
- エ.52分
正解:イ.42分
解説:使える空気は12L×(19−5)MPa÷0.1MPa=1,680L(大気圧換算)。水深10mの絶対圧力は0.2MPaなので、毎分20Lの呼吸は大気圧換算で毎分40Lにあたる。1,680÷40=42分(公表試験問題の正答)。
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問49.耳抜きの方法として用いられるバルサルバ法について、正しいものはどれか。
- ア.口を大きく開ける方法
- イ.顎を左右に動かす方法
- ウ.鼻をつまんで息を鼻腔に送り込む方法
- エ.唾を飲み込む方法
正解:ウ.鼻をつまんで息を鼻腔に送り込む方法
解説:バルサルバ法は鼻をつまんで口を閉じ、息を鼻腔方向に送り込むことで耳管を開いて中耳の圧力を均等にする方法です。
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問50.スクーバ潜水でボンベの残圧を確認する計器として、正しいものはどれか。
- ア.水深計
- イ.コンパス
- ウ.流量計
- エ.残圧計
正解:エ.残圧計
解説:残圧計(サブマーシブルプレッシャーゲージ)はボンベ内の空気残圧を表示し、潜水者が残量を確認する計器です。
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問51.減圧表を使用する際に必要な情報の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- ア.潜水深度と潜水時間(滞底時間)
- イ.潜水深度と水温
- ウ.潜水時間と潮流の速さ
- エ.水温と潮流の速さ
正解:ア.潜水深度と潜水時間(滞底時間)
解説:減圧表は潜水深度と滞底時間(潜水時間)から、必要な減圧停止の水深と時間を算出するものです。
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問52.反復潜水時に水面休息時間を十分にとる理由として、正しいものはどれか。
- ア.体力を回復させるため
- イ.体内の残留窒素を排出するため
- ウ.器材を整備するため
- エ.水温を測定し直すため
正解:イ.体内の残留窒素を排出するため
解説:反復潜水では前回の潜水で体内に残った窒素を排出する時間が必要であり、不十分だと減圧症のリスクが高まります。
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問53.潜降時にフィートファースト(足から潜降)が推奨される理由として、正しいものはどれか。
- ア.水の抵抗が少ないため
- イ.潜降速度が速くなるため
- ウ.耳抜きがしやすく周囲を確認しやすいため
- エ.浮力が安定するため
正解:ウ.耳抜きがしやすく周囲を確認しやすいため
解説:フィートファーストで潜降すると頭が上になり耳抜きがしやすく、また周囲の状況を確認しやすくなります。
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問54.送気式潜水で使用する調節用空気槽(ボリュームタンク)の目的として、正しいものはどれか。
- ア.水中での通信のため
- イ.予備空気を蓄えるため
- ウ.潜水時間を延ばすため
- エ.送気圧力の脈動を抑え安定した送気を行うため
正解:エ.送気圧力の脈動を抑え安定した送気を行うため
解説:調節用空気槽はコンプレッサーからの脈動を吸収し、潜水者に安定した圧力の空気を供給する目的で設けられます。
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問55.圧力調整器を使用させない潜水方式で、大気圧下での送気量が毎分240Lの空気圧縮機を用いて送気するとき、法令上、潜水できる最高の水深に最も近いものはどれか。
- ア.10m
- イ.20m
- ウ.30m
- エ.40m
正解:ウ.30m
解説:高気圧作業安全衛生規則28条1項により、送気量はその水深の圧力下で毎分60L以上必要。240Lの空気は絶対圧力0.4MPa(大気圧の4倍)で60Lになるので、ゲージ圧力0.3MPa=水深30mが限度となる(公表試験問題の正答)。
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問56.潜降中に耳抜きができない場合は、少し浮上して再度試みるべきである。
正解:○(正しい)
解説:耳抜きができない場合、無理に潜降すると中耳スクイズを起こすため、少し浮上して圧力差を小さくしてから再度試みます。
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問57.潜水業務に用いるコンプレッサーの圧縮効率は、圧力の上昇に伴い増加する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。コンプレッサーの圧縮効率は、圧力の上昇に伴い低下する(公表試験問題の正答)。
根拠: 高気圧作業安全衛生規則 第28条 (出典: e-Gov法令検索)
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問58.調節用空気槽(ボリュームタンク)は、コンプレッサーからの脈動を吸収する役割がある。
正解:○(正しい)
解説:調節用空気槽はコンプレッサーの圧力脈動を平滑化し、潜水者に安定した圧力で空気を供給します。
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問59.BCDのインフレーターは、口から空気を吹き込む方法と、ボンベから直接給気する方法がある。
正解:○(正しい)
解説:BCDへの給気は、経口インフレーション(口吹き込み)とパワーインフレーション(ボンベからの給気)の2つの方法があります。
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問60.送気式潜水に使用する空気槽は、始業前に、槽内の汚物を圧縮空気と一緒にドレーンコックから排出させる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。調節用空気槽などの空気槽の底には水分・油分などの汚物がたまるので、始業前にドレーンコックを開き、圧縮空気と一緒に排出させる(公表試験問題で正しいとされた記述)。
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問61.潜水後12時間以内であれば飛行機への搭乗が推奨されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。潜水後「24時間以内は飛行機搭乗を避ける」のが推奨(高度上昇で減圧症リスク)。
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問62.減圧表で求めた減圧停止時間より長く停止することは、安全上問題がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。減圧停止時間を長くすることは、窒素の排出をより促進するため安全性が高まります。短くすることが問題です。
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問63.送気ホースに逆止弁を設ける目的は、コンプレッサー停止時の海水逆流を防ぐことである。
正解:○(正しい)
解説:逆止弁はコンプレッサー停止時やホース損傷時に、海水が送気系統に逆流するのを防止する安全装置です。
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問64.反復潜水の場合、残留窒素時間を加算して減圧表を使用する。
正解:○(正しい)
解説:前回の潜水で体内に残った窒素を残留窒素時間として加算し、実際の滞底時間と合算して減圧表から減圧スケジュールを求めます。
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問65.トンネリングとは、送気ホースが障害物に引っかかって送気が遮断される現象をいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。トンネリングは潜水者の視野が狭くなり周囲の状況認識が低下する現象です。ホースの引っかかりはキンクと呼びます。
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問66.中性浮力とは、水中で浮きも沈みもしない状態のことである。
正解:○(正しい)
解説:中性浮力は物体に働く浮力と重力が均衡した状態で、水中で一定の深度に留まることができます。
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問67.浮力調整具(BC)を装着したスクーバ式潜水では、インフレーターを肩より上に上げ、給気ボタンを押して潜降を始める。
正解:×(誤り)
解説:誤り。潜降を始めるときは、インフレーターを肩より上に上げて排気ボタンを押し、浮力調整具の空気を抜いて潜降する(公表試験問題の正答)。給気ボタンを押すと浮力が増して潜降できない。
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問68.緊急浮上時には、気道を開いて息を吐きながら浮上しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:緊急浮上時に息を止めると肺内空気が膨張し肺破裂を起こすため、必ず気道を開いて息を吐きながら浮上します。
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問69.ダイブコンピュータは、マルチレベルプロファイルの潜水に対応できる。
正解:○(正しい)
解説:ダイブコンピュータはリアルタイムで深度変化に対応した窒素量を計算し、多段深度(マルチレベル)の潜水管理が可能です。
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問70.潜降ロープに目印の結び目を付けることは、潜降速度の管理に役立つ。
正解:○(正しい)
解説:潜降ロープに一定間隔で結び目を付けることで、潜降速度や深度を目視で確認でき、安全管理に役立ちます。
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問71.潜水業務従事者に圧力調整器を使用させる場合、送気圧はその水深の圧力に0.3メガパスカルを加えた値以上であればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。高圧則28条2項により、圧力調整器を使用させる場合は、その水深の圧力下で毎分40リットル以上の送気ができる空気圧縮機を使い、送気圧をその水深の圧力に0.7メガパスカルを加えた値以上とする。
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問72.飽和潜水では、減圧にかかる時間は滞底時間に比例して長くなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。飽和潜水では体内の不活性ガスが既に飽和状態のため、滞底時間が延びても減圧時間は変わりません。深度にのみ依存します。
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問73.スクーバ式潜水でオクトパスとは、緊急時に使用する予備のセカンドステージのことである。
正解:○(正しい)
解説:オクトパスはバディのエア切れ等の緊急時に空気を供給するための予備のセカンドステージ(呼吸器)です。
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問74.安全停止は法令上の義務ではないが、減圧症予防のため実施が推奨される。
正解:○(正しい)
解説:安全停止(水深5m付近で3分間)は法的義務ではありませんが、減圧症リスクを低減する効果があり推奨されています。
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問75.送気式潜水でホースが破損した場合、予備空気槽の空気で浮上する。
正解:○(正しい)
解説:ホース破損時には予備空気槽(リザーブタンク)に蓄えた空気を使用して、安全に浮上することができます。
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問76.浮上速度が速すぎても、体内窒素は徐々に排出されるため減圧症は起こらない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。浮上速度が速すぎると「窒素が急激に気泡化」して減圧症を引き起こします。
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問77.空気圧縮機により送気する場合(圧力調整器を使用させない場合)、潜水業務従事者ごとの送気量として、その水深の圧力下で毎分何リットル以上が必要か。
- ア.毎分60リットル
- イ.毎分40リットル
- ウ.毎分30リットル
- エ.毎分80リットル
正解:ア.毎分60リットル
解説:高圧則28条1項により、空気圧縮機又は手押ポンプで送気するときは、潜水業務従事者ごとに、その水深の圧力下における送気量を毎分60リットル以上とする。大気圧換算の量ではない。
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問78.耳抜きの方法のうち、鼻をつまんで鼻腔に空気を送り込む方法を何というか。
- ア.フレンツェル法
- イ.バルサルバ法
- ウ.トインビー法
- エ.ヘッドティルト法
正解:イ.バルサルバ法
解説:バルサルバ法は鼻をつまんで口を閉じ、鼻腔に空気を送り込んで中耳の圧力を均等にする最も一般的な耳抜き法です。
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問79.無減圧限界時間について、正しい記述はどれか。
- ア.水深に関係なく一定である
- イ.水深が深いほど長くなる
- ウ.水深が深いほど短くなる
- エ.水温のみに依存する
正解:ウ.水深が深いほど短くなる
解説:水深が深いほど窒素の溶解速度が速くなるため、減圧停止なしで安全に浮上できる時間は短くなります。
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問80.反復潜水で水面休息時間が不十分な場合に生じるリスクとして、最も適切なものはどれか。
- ア.酸素中毒のリスク増大
- イ.窒素酔いのリスク増大
- ウ.一酸化炭素中毒のリスク増大
- エ.減圧症のリスク増大
正解:エ.減圧症のリスク増大
解説:水面休息時間が短いと体内の残留窒素が十分に排出されず、次の潜水で減圧症のリスクが高まります。
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問81.減圧停止を必要とする潜水を行った後、航空機に搭乗するまでの待機時間の目安として最も適切なものはどれか。
- ア.24時間以上
- イ.12時間以上
- ウ.18時間以上
- エ.6時間以上
正解:ア.24時間以上
解説:DANの指針(2002年)では、無減圧の1回潜水後は12時間以上、反復潜水や連日の潜水後は18時間以上、減圧停止を要した潜水の後は18時間より十分に長く待つとされる。選択肢の中では24時間以上が適切である。
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問82.空気圧縮機により送気する場合でも、予備空気槽を設けなくてよいのはどれか。
- ア.水深10m未満で潜水するとき
- イ.予備空気槽の基準に適合する予備ボンベを潜水業務従事者に携行させるとき
- ウ.連絡員を2人配置するとき
- エ.送気時間が30分以内のとき
正解:イ.予備空気槽の基準に適合する予備ボンベを潜水業務従事者に携行させるとき
解説:高圧則8条3項により、送気を調節するための空気槽が予備空気槽の基準に適合するとき、又は同じ基準に適合する予備ボンベを潜水業務従事者に携行させるときは、予備空気槽を設けなくてよい。水深や送気時間による免除はない。
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問83.BCD(浮力調整装置)を使用して中性浮力を維持する方法として、正しいものはどれか。
- ア.潜降時にBCDに空気を入れ、浮上時も空気を入れる
- イ.潜降時にBCDから空気を抜き、浮上時に空気を入れる
- ウ.潜降時にBCDに空気を入れ、浮上時に空気を抜く
- エ.潜降時にBCDから空気を抜き、浮上時も空気を抜く
正解:ウ.潜降時にBCDに空気を入れ、浮上時に空気を抜く
解説:潜降時は水圧で体積が減少し浮力が低下するため空気を追加し、浮上時は体積増加で浮力が増すため空気を排出して中性浮力を保ちます。
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問84.ナイトロックス(エンリッチドエア)を使用する利点として、正しいものはどれか。
- ア.最大潜水深度を深くできる
- イ.水中での保温効果が高まる
- ウ.呼吸抵抗が減少する
- エ.無減圧限界時間を延長できる
正解:エ.無減圧限界時間を延長できる
解説:ナイトロックスは酸素濃度が高く窒素濃度が低いため、窒素の吸収が減り無減圧限界時間を延長できます。ただし酸素中毒のリスクから最大深度は制限されます。
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問85.減圧表の使い方として、計画深度と実際の最大深度が異なった場合の対応で正しいものはどれか。
- ア.実際の最大深度を基準にする
- イ.計画深度を基準にする
- ウ.両方の平均深度を基準にする
- エ.浅い方の深度を基準にする
正解:ア.実際の最大深度を基準にする
解説:減圧表は実際に到達した最大深度を基準に使用します。計画より深くなった場合は実深度に基づく減圧スケジュールに従います。