資格道場

潜水士の重要用語集【試験頻出100語】

潜水士試験で頻出する重要用語をカテゴリ別にまとめました。潜水業務・送気排気・高気圧障害・関係法令の各分野を横断的に網羅しています。試験直前の総復習や、一問一答の副読本としてご活用ください。

この用語集の使い方
  • 科目別・テーマ別に整理し、関連用語をまとめて記憶
  • 高気圧障害は症状・原因・予防をセットで暗記
  • 試験前日の総チェックに最適

目次

1. 潜水方式に関する用語

スクーバ式潜水

自給気式潜水器を用い、背負ったタンクから空気を呼吸する方式。機動性が高く近距離・浅深度に適します。

ヘルメット式潜水

金属製ヘルメットを装着し、船上からホース経由で空気を供給される送気式潜水。通信が可能で長時間作業向き。

全面マスク式潜水

顔全体を覆うマスクを使用する送気式潜水。ヘルメット式より軽量で視界も広い方式です。

フーカー式潜水

送気ホースで地上の空気圧縮機から空気を供給し、スクーバ的なレギュレーターで呼吸する方式。

閉鎖式潜水器

呼気を再循環して使用する潜水器。泡が出ないため軍事・研究用途で使われます。

半閉鎖式潜水器

呼気の一部を再循環する潜水器。ガス消費量を抑えながらも構造が比較的簡単です。

ROV(無人潜水機)

Remotely Operated Vehicleの略。水中ロボットで、深海調査や作業に使用されます。

2. 送気・排気・器具に関する用語

空気圧縮機(コンプレッサー)

潜水士に送る空気を圧縮する機械。送気式潜水の生命線で、能力・予備機の規定があります。

空気槽

圧縮機からの空気を蓄える容器。予備空気槽も含め法令で設置が義務付けられています。

送気ホース

水上から潜水士に空気を送るホース。耐圧性・耐摩耗性が要求されます。

排気弁

ヘルメット・マスク内の呼気を外に排出する弁。浮力調整も兼ねる構造があります。

逆止弁

送気ホースの破損時に気体の逆流を防止する弁。ヘルメット入口部に設置されます。

救命胴衣(BC)

浮力を調整するための装備。ジャケット型やウイング型などがあります。

レギュレーター

高圧タンクの空気を呼吸圧まで減圧する装置。スクーバの核心的器具です。

残圧計

スクーバタンク内の空気残量を示す計器。安全潜水の基本装備です。

水深計

現在の水深を示す計器。減圧スケジュール管理に必須です。

潜水時計

潜水時間を測定する時計。減圧症予防のため正確な計時が必要です。

3. 高気圧障害に関する用語

減圧症

高圧下で体内に溶け込んだ窒素が、急浮上によって気泡化して起こる症候群。潜函病とも呼ばれます。

ベンズ

減圧症のうち、関節や筋肉の痛みを主症状とするもの。典型的な初期症状です。

チョークス

減圧症の重症型で、肺の血管に気泡が詰まり呼吸困難を起こすもの。

潜函病

沈箱(ケーソン)作業者に多発したため歴史的に付けられた減圧症の別名。

窒素酔い

高圧下で窒素分圧が上がり麻酔作用が現れる状態。深度30m以上でアルコール酩酊に似た症状。

酸素中毒

高酸素分圧により中枢神経・肺に障害が出る状態。けいれんや視野異常を伴います。

炭酸ガス中毒

呼気の再吸入などで血中二酸化炭素濃度が上昇し、頭痛・めまい・意識障害を起こします。

一酸化炭素中毒

圧縮空気に排気ガスが混入して起こる中毒。頭痛や意識障害を生じます。

スクイズ

外圧と体内気腔の圧力差による締め付け障害。耳スクイズ・マスクスクイズ等。

空気塞栓症

肺の破裂により血管内に空気が入り、脳血管を閉塞する重篤な障害。

リバースブロック

浮上時に気腔内の気体が膨張して抜けず痛みを生じる現象。

再圧治療

減圧症・空気塞栓症の治療として、再圧チャンバーで高圧下に置く治療法。

4. 潜水計算・物理に関する用語

ボイルの法則

温度一定で気体の圧力と体積は反比例する法則。スクイズや浮上時の計算に使用。

ヘンリーの法則

気体の液体への溶解度は分圧に比例する法則。減圧症の発生原理の基礎です。

ダルトンの法則

混合気体の全圧は各成分ガスの分圧の和に等しい法則。

絶対圧力

大気圧を含む圧力表示。水深10mで2気圧(絶対)となります。

ゲージ圧

大気圧を除いた圧力表示。タンクなど器具の圧力計で使われる表示です。

無減圧限界

減圧停止なしで浮上できる最大潜水時間。深度により定められます。

減圧停止

浮上途中で一定時間停止し窒素を排出する手順。

浮上速度

安全な浮上のスピード。一般に毎分10m程度(またはそれ以下)が推奨されます。

体内窒素分圧

潜水により体組織に溶け込んだ窒素の圧力。減圧計算の重要パラメーター。

潜水深度

水面から潜水士までの深さ。1mにつき0.1気圧の圧力増加があります。

5. 法令・安全管理に関する用語

高気圧作業安全衛生規則(高圧則)

潜水業務の主要な法令。作業時間・減圧表・器具基準を規定します。

潜水時間

潜降開始から浮上開始までの時間。高圧則で管理の対象です。

減圧表

深度と潜水時間に応じた減圧停止の時間を定めた表。

作業主任者

高圧作業の管理責任者。潜水業務では潜水士とは別に選任の要否が規定されます。

特別教育

送気員や連絡員などに対し実施する義務教育。

連絡員

潜水士との連絡・安全管理を担う者。送気式潜水で必置です。

健康診断

潜水業務従事者に対する特殊健康診断。6ヶ月に1回実施されます。

免許申請

試験合格後に都道府県労働局長へ行う免許申請。

再圧室

減圧症等の緊急治療のための高圧室。送気式潜水の現場に必要です。

ダイブコンピューター

潜水深度・時間・減圧義務を自動計算する電子機器。

バディシステム

2人一組で潜水する安全対策。スクーバ潜水の基本原則です。

まとめ

潜水士試験では、高気圧障害・ガスの物理法則・送気器具・関係法令を横断的に理解する必要があります。本用語集で全体像を掴み、一問一答で確実に知識を定着させましょう。特に減圧症の発生原理・ボイル/ヘンリーの法則・高圧則の基準値は最頻出です。

用語をチェックしたら問題演習へ!
潜水士 一問一答 →

この資格の関連記事

潜水士の勉強法とおすすめ参考書【独学合格・過去問対策】
潜水士試験に独学で合格するための勉強法・おすすめ参考書・学習スケジュールを紹介します。
潜水士試験の難易度と合格率【他の資格と比較】
潜水士試験の難易度・合格率の推移を解説。危険物丙種や二級ボイラー技士など他の国家資格との比較も紹介します。
潜水士試験の申込方法と受験の流れ【完全ガイド】
潜水士試験の受験申込から合格発表までの流れを詳しく解説。申込方法・試験日程・持ち物・免許申請まで。
潜水士試験のよくある質問【FAQ】
潜水士試験の受験でよくある疑問を解決。勉強時間・難易度・合格率・実務経験など初学者が気になるポイントを回答。
潜水士の合格体験記【独学1.5ヶ月で合格した勉強法】
潜水士試験に独学で合格した体験記。実際の勉強時間・使用テキスト・スケジュール・つまずきポイントを赤裸々に公開。
潜水士の試験日程・申込スケジュール【2026年版】
潜水士試験の年間試験スケジュール・申込期間・合格発表日をまとめました。受験計画の参考に。
潜水士を活かせる職種と年収【就職・転職ガイド】
潜水士を取得して活躍できる職種・想定年収・キャリアパスを紹介。資格を活かした就職・転職の実態を解説。
潜水士のおすすめ参考書ランキング【2025年最新版】
潜水士試験の独学合格に最適な参考書をランキング形式で紹介。初心者向けテキストから過去問題集まで徹底比較。
潜水士のおすすめ通信講座比較【料金・特徴・合格実績】
潜水士試験の通信講座を料金・教材・サポート・合格実績で徹底比較。独学が不安な方や短期合格を目指す方向け。
潜水士「潜水業務」の出題ポイント解説【頻出テーマ総まとめ】
潜水士の潜水業務分野で頻出するポイントを整理。試験で問われやすい論点・計算・暗記事項を網羅解説。
潜水士「送気・潜降・浮上」の出題ポイント解説【頻出テーマ総まとめ】
潜水士の送気・潜降・浮上分野で頻出するポイントを整理。試験で問われやすい論点・計算・暗記事項を網羅解説。
潜水士「高気圧障害」の出題ポイント解説【頻出テーマ総まとめ】
潜水士の高気圧障害分野で頻出するポイントを整理。試験で問われやすい論点・計算・暗記事項を網羅解説。
潜水士「関係法令」の出題ポイント解説【頻出テーマ総まとめ】
潜水士の関係法令分野で頻出するポイントを整理。試験で問われやすい論点・計算・暗記事項を網羅解説。
潜水士の過去問の傾向と対策【頻出パターン解説】
潜水士試験の過去問から見る出題傾向・頻出パターンを解説。効率的な過去問演習の進め方も紹介。
無料登録で学習データを永続保存
今の記録はこの端末限定。無料の会員登録で、どの端末でもデータを引き継げます。
無料登録

この資格と一緒に取られる資格

🧯
危険物取扱者 乙種4類
500問 合格率35%
🌊
衛生管理者(第一種)
319問 合格率45%
💥
消防設備士 乙種6類
296問 合格率38.5%
🔥
危険物取扱者 丙種
314問 合格率50%
二級ボイラー技士
319問 合格率55%
💻
第二種電気工事士
500問 合格率60%