潜水士「高気圧障害」の一問一答
📖 潜水士「高気圧障害」の全85問と解説(一覧)
潜水士の高気圧障害に関する一問一答(全85問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.減圧症は、体内に溶け込んだ酸素が気泡化することで発症する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。減圧症は「窒素」が急減圧で気泡化して発症(酸素は速やかに代謝される)。
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問2.減圧症の症状には、関節痛・皮膚のかゆみ・しびれなどがある。
正解:○(正しい)
解説:減圧症(ベンズ)の症状は、関節痛、皮膚症状、神経症状など多岐にわたります。
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問3.窒素酔いは、低圧下で窒素の分圧が低下することにより起こる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。窒素酔いは「高圧下で窒素分圧上昇」により起こる(水深30m以深で典型)。
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問4.酸素中毒は、低い酸素分圧の気体を長時間吸入することで起こる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。酸素中毒は「高い酸素分圧」の気体吸入で発生(純酸素を高水深等で)。低圧では起こりません。
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問5.副鼻腔スクイズは、浮上時に起こりやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。スクイズは潜降時に外圧増加により体内空洞が圧迫されて起こります。浮上時はリバースブロックが起こります。
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問6.中耳スクイズの予防には、こまめな耳抜きが有効である。
正解:○(正しい)
解説:耳抜きにより中耳内の圧力を外圧と均等にすることで、鼓膜への過度な圧力差を防ぎます。
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問7.減圧症の治療には、再圧チャンバーでの再圧治療が有効である。
正解:○(正しい)
解説:再圧チャンバーで高い圧力をかけて気泡を再溶解させ、その後ゆっくり減圧する治療が標準的です。
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問8.一酸化炭素中毒は、潜水中に発生することはなく、地上でのみ起こる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。潜水中も「送気にCOが混入」した場合に発生(コンプレッサー排気混入等)。
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問9.低体温症は、水中での長時間作業で起こりやすい。
正解:○(正しい)
解説:水の熱伝導率は空気の約25倍であり、水中では体温が急速に奪われ低体温症のリスクが高くなります。
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問10.肺破裂(エアエンボリズム)は、息を吐きながら浮上した場合に起こる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。肺破裂は「息を止めたまま浮上」した場合に発生(肺内空気膨張で破裂)。吐きながらが正解動作。
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問11.減圧症は、潜水終了後24時間以上経過してから発症することはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。減圧症は多くの場合潜水後数時間以内に発症しますが、まれに24時間以上経過後に発症することもあります。
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問12.高気圧障害の予防には、適切な減圧手順の遵守が最も重要である。
正解:○(正しい)
解説:適切な浮上速度と減圧停止時間を守ることが、減圧症など高気圧障害の最も重要な予防策です。
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問13.疲労や脱水は、減圧症の発症リスクには影響しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。疲労・脱水・肥満等は減圧症リスクを「高めます」(血流・代謝低下で窒素排出遅延)。
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問14.窒素酔いの症状は、浮上しても回復しない不可逆な障害である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。窒素酔いは浮上で「速やかに回復」(不可逆ではない)。
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問15.潜水後の飲酒は減圧症の予防に効果がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。飲酒は脱水を促進し血液循環に影響するため、潜水後の飲酒はむしろ減圧症のリスクを高めます。
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問16.リバースブロックとは、潜降時に体腔内のガスが圧縮できない状態である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。リバースブロックは「浮上時」に体腔内ガスが膨張して排出できない状態(潜降時ではない)。
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問17.チョークス(呼吸型減圧症)は、肺に気泡が詰まる重篤な状態である。
正解:○(正しい)
解説:チョークスは窒素気泡が肺血管に大量に詰まり、胸痛・呼吸困難を引き起こす重篤な減圧症です。
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問18.皮膚型減圧症では、皮膚にかゆみや斑点が現れることがある。
正解:○(正しい)
解説:皮膚型減圧症では、かゆみ・発疹・大理石模様の斑点(皮膚マーブリング)が現れることがあります。
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問19.酸素中毒の中枢神経型では、けいれん発作が起こることがある。
正解:○(正しい)
解説:中枢神経型酸素中毒では、視覚障害・耳鳴り・筋のけいれん・全身けいれん発作が起こる危険があります。
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問20.減圧症の応急処置では、患者をうつ伏せに寝かせ、空気のみを吸入させる。
正解:×(誤り)
解説:減圧症応急処置は「仰向け、純酸素吸入」(うつ伏せ・空気のみは誤り)。
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問21.骨壊死は、長年にわたる潜水業務の慢性的な影響で起こることがある。
正解:○(正しい)
解説:無症候性減圧症の繰り返しにより、長期間にわたって骨の一部が壊死する無菌性骨壊死が生じることがあります。
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問22.高圧下での酸素濃度は、空気中と同じ21%であれば安全である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。濃度が21%でも深度が深い(高圧)と酸素分圧が上昇するため、酸素中毒のリスクが生じます。
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問23.水中での体温低下を防ぐため、潜水前の水分補給は控えるべきである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。脱水は減圧症のリスクを高めるため、潜水前には十分な水分補給が推奨されます。
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問24.潜水作業者は、定期的に特殊健康診断を受ける必要がある。
正解:○(正しい)
解説:高気圧業務に従事する労働者は、6ヶ月以内ごとに1回、特殊健康診断を受ける義務があります。
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問25.減圧症は1型の方が2型より重篤である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。減圧症は「2型(神経・呼吸器症状)が1型(関節・皮膚症状)より重篤」(記述が逆)。
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問26.減圧症の原因として、正しいものはどれか。
- ア.体内に溶け込んだ窒素の気泡化
- イ.酸素の過剰摂取
- ウ.二酸化炭素の蓄積
- エ.水圧による内臓の圧迫
正解:ア.体内に溶け込んだ窒素の気泡化
解説:減圧症は、高圧下で体内に溶け込んだ窒素が、急な減圧により気泡化して血管や組織を障害することで発症します。
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問27.窒素酔い(窒素麻酔)が発生しやすくなる水深として、正しいものはどれか。
- ア.水深10m前後
- イ.水深30m以深
- ウ.水深20m前後
- エ.水深5m以浅
正解:イ.水深30m以深
解説:窒素酔いは一般に水深30m以深で発生しやすくなり、判断力の低下や多幸感などの症状が現れます。
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問28.酸素中毒の症状として、誤っているものはどれか。
- ア.けいれん
- イ.視野狭窄
- ウ.低体温症
- エ.吐き気
正解:ウ.低体温症
解説:酸素中毒の症状にはけいれん、視野狭窄、吐き気、耳鳴りなどがあります。低体温症は酸素中毒の症状ではありません。
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問29.減圧症の応急処置として、最も適切なものはどれか。
- ア.患部を冷やす
- イ.安静にして水分を取らせる
- ウ.患部をマッサージする
- エ.再圧治療(再圧チャンバー)を行う
正解:エ.再圧治療(再圧チャンバー)を行う
解説:減圧症の根本的な治療は、再圧チャンバーによる再圧治療です。速やかに医療機関に搬送し、再圧治療を受けることが最も重要です。
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問30.副鼻腔スクイズの主な原因として、正しいものはどれか。
- ア.風邪などによる副鼻腔の閉塞
- イ.浮上速度が速すぎる
- ウ.酸素濃度の上昇
- エ.水温の急激な変化
正解:ア.風邪などによる副鼻腔の閉塞
解説:副鼻腔スクイズは、風邪やアレルギーで副鼻腔の開口部が閉塞し、潜降時に副鼻腔内の圧力平衡ができないことで発生します。
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問31.減圧症の1型は主に脊髄障害として現れる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。減圧症1型は「関節・筋肉痛(ベンズ)」が主症状(脊髄障害は2型)。
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問32.酸素中毒の肺型は、長時間にわたり高濃度の酸素を吸入した場合に発症する。
正解:○(正しい)
解説:肺型酸素中毒は、比較的低い酸素分圧でも長時間吸入することで肺組織に炎症を起こす慢性型です。
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問33.空気塞栓症は、潜降時に肺胞が破裂して発症する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。空気塞栓症は「浮上時」(息止めで肺内圧上昇)に肺胞破裂で発症(潜降時ではない)。
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問34.潜水後に関節痛が生じた場合、まず患部を温めるのが適切な応急処置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。潜水後の関節痛は減圧症の可能性があり、温めるのではなく安静にして酸素吸入を行い、速やかに再圧治療を受けます。
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問35.二酸化炭素中毒は、頭痛・めまいなどの症状から始まることが多い。
正解:○(正しい)
解説:CO2中毒の初期症状は頭痛・めまい・呼吸促迫で、進行すると意識障害やけいれんを起こします。
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問36.窒素酔いの症状は、飲酒時の酩酊状態に類似している。
正解:○(正しい)
解説:窒素酔いは多幸感・判断力低下・集中力低下など、アルコール酩酊に似た症状を呈します。
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問37.高炭酸ガス症は、十分な換気で予防できず、必ず発症する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。高炭酸ガス症(CO2蓄積)は「十分な換気・通常呼吸」で予防可能(必ず発症ではない)。
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問38.中耳のリバースブロックは、潜降時に発生する障害である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。リバースブロックは浮上時に中耳内の膨張した空気が排出できず生じる障害です。潜降時に起こるのはスクイズです。
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問39.歯のスクイズは、虫歯や治療済みの歯に空洞がある場合に起こりやすい。
正解:○(正しい)
解説:虫歯の空洞や不完全な充填物の隙間に圧力差が生じ、歯痛(歯のスクイズ)を引き起こします。
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問40.低体温症になると、判断力の低下や手指の巧緻性が失われる。
正解:○(正しい)
解説:低体温症では体温低下に伴い、震え・判断力低下・手指の感覚喪失などが起こり、重症化すると意識障害に至ります。
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問41.肥満の潜水者は、やせた潜水者に比べて減圧症のリスクが低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。肥満は減圧症リスク「高い」(脂肪組織への窒素溶解量が大)。低くはない。
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問42.皮膚マーブリング(大理石模様)は、減圧症の皮膚症状の一つである。
正解:○(正しい)
解説:皮膚の血管に窒素気泡が詰まることで血流障害が起き、大理石模様の斑点(マーブリング)が現れることがあります。
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問43.一酸化炭素は無色無臭のため、送気中に混入しても気づきにくい。
正解:○(正しい)
解説:COは無色無臭であり、潜水者が送気中の混入に気づかず中毒症状が進行する危険があります。
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問44.再圧治療は、発症から24時間を超えると効果が全くない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。再圧治療は「時間が経過しても効果が期待できる」(早いほど効果大だが、遅延でも実施価値あり)。
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問45.減圧症の予防には、潜水前のアルコール摂取を避けることが重要である。
正解:○(正しい)
解説:アルコールは脱水を促進し末梢血管を拡張させるため、減圧症のリスクを高めます。潜水前の飲酒は避けるべきです。
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問46.潜水後に胸痛と呼吸困難があっても、潜水とは無関係である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。潜水後の胸痛・呼吸困難は「チョークス(呼吸型減圧症)」の可能性。緊急対応必要。
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問47.高所移動(山越えなど)は潜水後の減圧症リスクには関係しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。高所移動は「減圧症リスクを高めます」(さらに低圧環境に晒されるため)。24時間以内回避推奨。
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問48.潜水後24時間以内にサウナに入ることは、減圧症の予防に効果がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。サウナは脱水や末梢血管拡張を促し、残留窒素の気泡化リスクを高めるため、潜水後のサウナは避けるべきです。
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問49.2型減圧症の症状に含まれないものはどれか。
- ア.麻痺・しびれ
- イ.関節痛のみ
- ウ.呼吸困難
- エ.めまい・視覚障害
正解:イ.関節痛のみ
解説:2型減圧症は神経系・心肺系の重篤な症状(麻痺・めまい・呼吸困難等)を伴います。関節痛のみは1型に分類されます。
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問50.一酸化炭素中毒の特徴的な症状として、正しいものはどれか。
- ア.皮膚が青紫色になる
- イ.皮膚が黄色くなる
- ウ.皮膚や粘膜が鮮紅色になる
- エ.皮膚が白くなる
正解:ウ.皮膚や粘膜が鮮紅色になる
解説:COはヘモグロビンと結合してカルボキシヘモグロビンを形成し、皮膚や粘膜が鮮紅色(チェリーレッド)になるのが特徴です。
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問51.減圧症の発症リスクを高める要因として、誤っているものはどれか。
- ア.脱水
- イ.肥満
- ウ.飲酒
- エ.十分な水面休息時間の確保
正解:エ.十分な水面休息時間の確保
解説:脱水・肥満・飲酒は減圧症のリスクを高めますが、十分な水面休息時間の確保はむしろリスクを低減する要因です。
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問52.酸素中毒が発生しやすくなる酸素分圧の目安として、正しいものはどれか。
- ア.0.2MPa以上
- イ.0.1MPa以上
- ウ.0.16MPa以上
- エ.0.05MPa以上
正解:ウ.0.16MPa以上
解説:酸素分圧が約0.16MPa(約1.6気圧)以上になると中枢神経型酸素中毒のリスクが高まるとされ、純酸素潜水の深度制限の根拠になります。
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問53.窒素酔いが発生した場合の最も適切な対処法はどれか。
- ア.その場で安静にして症状の回復を待つ
- イ.浅い水深まで浮上する
- ウ.酸素ボンベに切り替える
- エ.作業を速やかに完了させる
正解:イ.浅い水深まで浮上する
解説:窒素酔いは窒素分圧の低下により速やかに回復するため、浅い水深に浮上することが最も適切な対処法です。
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問54.潜水後の減圧症の好発時間帯として、最も多いのはどれか。
- ア.潜水直後
- イ.潜水後6〜12時間以内
- ウ.潜水後1〜3時間以内
- エ.潜水後24時間以降
正解:ウ.潜水後1〜3時間以内
解説:減圧症の症状は潜水終了後1〜3時間以内に発症することが最も多く、大部分が12時間以内に発症します。
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問55.減圧症の応急処置として、酸素吸入が有効な理由はどれか。
- ア.体温を上昇させるため
- イ.痛みを軽減するため
- ウ.意識を覚醒させるため
- エ.血液中の窒素の排出を促進するため
正解:エ.血液中の窒素の排出を促進するため
解説:100%酸素を吸入すると、吸入ガス中の窒素がなくなり、血液と組織から窒素が酸素に置換されて排出が促進されます。
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問56.減圧症1型の主な症状は、四肢の関節痛・筋肉痛と皮膚のかゆみである。
正解:○(正しい)
解説:1型減圧症は運動器系(関節痛・筋肉痛)と皮膚症状(かゆみ・発疹)が中心で、比較的軽症です。
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問57.減圧症2型では、脊髄障害による下半身麻痺が生じることがある。
正解:○(正しい)
解説:2型減圧症は脊髄に窒素気泡が生じ、下半身の麻痺・しびれ・排尿障害等の重篤な神経症状を呈することがあります。
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問58.中枢神経型酸素中毒の前駆症状には、口唇や顔面の筋のぴくつきがある。
正解:○(正しい)
解説:中枢神経型酸素中毒では、全身けいれん発作に先立ち、口唇・顔面の筋のぴくつき、視覚障害、耳鳴りなどの前駆症状が現れることがあります。
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問59.肺型酸素中毒は、酸素分圧0.05MPa程度の環境でも長時間吸入すると発症する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。肺型酸素中毒(ロレイン・スミス効果)は、酸素分圧約0.05MPa以上の環境で長時間(12時間以上等)吸入した場合に発症します。通常の大気圧(酸素分圧約0.021MPa)では発症しません。
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問60.再圧タンクでの治療では、まず患者を低圧下に置き、その後段階的に加圧する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。再圧治療は「まず高圧(深い水深相当)に置き、段階的に減圧」(記述が逆)。
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問61.減圧症の応急処置として、100%酸素の吸入は窒素排出を促進する効果がある。
正解:○(正しい)
解説:100%酸素を吸入すると吸入ガスから窒素がなくなり、血液中の窒素分圧勾配が大きくなって窒素の排出が促進されます。
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問62.低体温症の初期段階では、激しい震えが生じる。
正解:○(正しい)
解説:低体温症の初期(軽度:35〜32℃)では体が熱を産生しようとして激しい震え(シバリング)が生じます。
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問63.低体温症が進行すると、震えが止まり意識障害が生じることがある。
正解:○(正しい)
解説:中等度以上の低体温症(32℃以下)では、体温調節機能が限界に達してシバリングが止まり、意識障害や不整脈が生じます。
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問64.減圧症の搬送時は、患者を右側臥位(右側を下にして横向き)にすることが推奨される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。減圧症の搬送は「左側臥位(左下)」が推奨(気泡が静脈系に戻るのを防ぐため)。
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問65.骨壊死(無菌性骨壊死)は、一度の潜水事故で急性に発症する障害である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。骨壊死は長年の潜水業務による慢性的な影響で、微小な窒素気泡が骨組織の血流を障害して徐々に発症する慢性障害です。
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問66.一酸化炭素はヘモグロビンとの結合力が酸素の約10倍である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。COはHbとの結合力が酸素の「約200〜250倍」(10倍ではない、これがCO中毒の重篤性の理由)。
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問67.副鼻腔のリバースブロックでは、浮上時に鼻出血が生じることがある。
正解:○(正しい)
解説:副鼻腔のリバースブロックは浮上時に副鼻腔内のガスが膨張して排出できず、粘膜損傷による鼻出血が生じることがあります。
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問68.窒素酔いは水深30m以深で発生しやすく、マルティニの法則で説明される。
正解:○(正しい)
解説:マルティニの法則は「水深15m(約10m説もあり)ごとにマティーニ1杯分の酩酊効果がある」とする窒素酔いの目安です。
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問69.潜水者が水中で高体温症になることはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。温水域でドライスーツを着用して激しい作業を行った場合など、まれに高体温症が生じることがあります。
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問70.減圧症予防のため、潜水前日は十分な睡眠をとり、体調を整えることが重要である。
正解:○(正しい)
解説:睡眠不足や疲労は血液循環に悪影響を及ぼし、窒素の排出効率が低下して減圧症のリスクが高まります。
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問71.チョークス(呼吸型減圧症)では、深呼吸をすると胸骨下の痛みが増強する特徴がある。
正解:○(正しい)
解説:チョークスでは肺血管に窒素気泡が大量に詰まり、深呼吸時に胸骨下の灼熱痛が増強するのが特徴的な症状です。
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問72.空気塞栓症は、減圧症よりも発症が早く、浮上直後〜数分以内に症状が現れる。
正解:○(正しい)
解説:空気塞栓症は肺胞破裂により気泡が直接血流に入るため、浮上直後〜数分以内に急激な症状(意識障害等)が現れます。
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問73.減圧症患者に水分を摂取させることは、応急処置として適切である。
正解:○(正しい)
解説:脱水は減圧症を悪化させるため、意識がある患者には水分(スポーツドリンク等)を摂取させることが推奨されます。
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問74.スキップ呼吸(意図的に呼吸間隔を空ける呼吸法)は、二酸化炭素蓄積の原因となる。
正解:○(正しい)
解説:スキップ呼吸は空気節約のため意図的に呼吸を抑えますが、CO2の排出が不十分となり高炭酸ガス症の原因になります。
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問75.高気圧業務への従事が長い潜水者は、聴力低下のリスクが高い。
正解:○(正しい)
解説:繰り返しの圧力変化による中耳・内耳への影響や、騒音環境への長期暴露により、聴力低下のリスクが高まります。
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問76.減圧症の症状がいったん改善しても、その後再発することがある。
正解:○(正しい)
解説:減圧症は一時的に症状が軽減しても窒素気泡が残存していれば再発の可能性があり、必ず医療機関を受診すべきです。
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問77.減圧症の分類について、2型に該当する症状はどれか。
- ア.肩関節の痛み
- イ.下肢の麻痺としびれ
- ウ.皮膚のかゆみ
- エ.皮膚の発疹
正解:イ.下肢の麻痺としびれ
解説:2型減圧症は神経系・心肺系の重篤な症状を伴い、脊髄障害による下肢の麻痺・しびれは2型に分類されます。
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問78.酸素中毒の中枢神経型が発症しやすい酸素分圧の目安として、正しいものはどれか。
- ア.0.05MPa以上
- イ.0.1MPa以上
- ウ.0.16MPa以上
- エ.0.3MPa以上
正解:ウ.0.16MPa以上
解説:中枢神経型酸素中毒は酸素分圧0.16MPa(1.6気圧)以上でリスクが高まるとされ、これが純酸素潜水の深度制限の根拠です。
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問79.一酸化炭素中毒の特徴的な身体所見はどれか。
- ア.皮膚のチアノーゼ(青紫色)
- イ.皮膚の蒼白
- ウ.皮膚の黄疸
- エ.皮膚と粘膜の鮮紅色(チェリーレッド)
正解:エ.皮膚と粘膜の鮮紅色(チェリーレッド)
解説:COとヘモグロビンが結合したカルボキシヘモグロビンは鮮紅色を呈するため、皮膚・粘膜がチェリーレッドになります。
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問80.低体温症の深部体温による重症度分類で、中等度低体温に該当する体温はどれか。
- ア.32〜28℃
- イ.35〜32℃
- ウ.36〜35℃
- エ.28℃以下
正解:ア.32〜28℃
解説:低体温症は軽度(35〜32℃)、中等度(32〜28℃)、重度(28℃以下)に分類されます。中等度ではシバリング消失や意識障害が生じます。
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問81.再圧治療で最も広く使用されている治療表はどれか。
- ア.USN Treatment Table 5
- イ.USN Treatment Table 6
- ウ.DCIEM Treatment Table
- エ.Comex Treatment Table
正解:イ.USN Treatment Table 6
解説:米海軍治療表6(USN Treatment Table 6)は減圧症の再圧治療に最も広く使用されている標準的な治療表です。
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問82.減圧症の発症時期として、潜水終了後何時間以内に最も多く発症するか。
- ア.30分以内
- イ.6〜12時間以内
- ウ.1〜3時間以内
- エ.12〜24時間以内
正解:ウ.1〜3時間以内
解説:減圧症は潜水終了後1〜3時間以内に発症することが最も多く、症例の大部分が12時間以内に発症します。
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問83.窒素酔いの対処法として、最も適切なものはどれか。
- ア.その場で安静にする
- イ.呼吸を速くする
- ウ.純酸素に切り替える
- エ.浅い水深へ浮上する
正解:エ.浅い水深へ浮上する
解説:窒素酔いは窒素分圧の低下で速やかに回復するため、浅い水深へ浮上して窒素分圧を下げることが最も適切です。
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問84.減圧症の応急処置で、患者を搬送する際に適切な体位はどれか。
- ア.仰臥位または左側臥位
- イ.腹臥位(うつ伏せ)
- ウ.座位
- エ.立位
正解:ア.仰臥位または左側臥位
解説:減圧症患者は仰臥位(仰向け)または左側臥位で安静にし、頭部を低くしすぎないようにして搬送します。
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問85.水中での体温低下を防ぐ方法として、最も効果的なものはどれか。
- ア.潜水前に温かい飲み物を大量に飲む
- イ.適切な保温スーツを着用する
- ウ.水中で激しく体を動かして体温を上げる
- エ.潜水前にアルコールを飲んで血流を促進する
正解:イ.適切な保温スーツを着用する
解説:適切な保温スーツ(ドライスーツ等)の着用が体温低下防止に最も効果的です。アルコールは末梢血管を拡張させ逆効果です。