日本語検定7級「文法(ぶんぽう)」の出題ポイント
日本語検定(にほんごけんてい)7級(きゅう)は、いちばんやさしい級(きゅう)です。「文法(ぶんぽう)」の領域(りょういき)では、「だれが」「なにを」「どうした」という文(ぶん)の組(く)み立(た)てや、「は・が・を・に」などのくっつきの言(こと)葉(ば)、「これ・それ・あれ」などの言(こと)葉(ば)、文(ぶん)のさいごにつける「。(まる)」や「、(てん)」が出(で)ます。むずかしくありません。ひとつずつ、やさしく見(み)ていきましょう。
※出題範囲は変わる場合があります。最新情報は必ず日本語検定委員会 公式情報でご確認ください。
1. 「だれが」「なにを」「どうした」
文(ぶん)には、「だれが(なにが)」と「どうした(どんなだ)」がはいっています。「だれが」を主語(しゅご)、「どうした」を述語(じゅつご)といいます。むずかしい名前(なまえ)はおぼえなくてもよいので、文(ぶん)のかたちになれましょう。
| だれが(主語) | どうした(述語) |
|---|---|
| 犬(いぬ)が | ほえた。 |
| わたしは | 走(はし)った。 |
| 花(はな)が | さいた。 |
| 空(そら)は | あおい。 |
「だれが」と「どうした」がそろうと、いみのある文(ぶん)になります。「犬(いぬ)が」だけでは、何(なに)をしたのかわかりません。「犬(いぬ)がほえた。」と「どうした」をつけて、文(ぶん)がかんせいします。
2. くっつきの言(こと)葉(ば)「は・が・を・に」
言(こと)葉(ば)と言(こと)葉(ば)をつなぐ、小(ちい)さな言(こと)葉(ば)があります。「は・が・を・に・へ」などです。これを正(ただ)しくつかうと、文(ぶん)のいみがはっきりします。
| くっつきの言葉 | つかい方(れい) |
|---|---|
| は・が | ぼくはうれしい/犬(いぬ)がいる |
| を | 本(ほん)を読(よ)む |
| に・へ | 学校(がっこう)に行(い)く/海(うみ)へ行(い)く |
「を」は、「なにを」するかをあらわすときにつかいます。「ごはんを食(た)べる」「絵(え)をかく」のようにつかいます。「に」「へ」は、「どこに行(い)くか」をあらわすときにつかいます。
気(き)をつけよう「わ」と「は」
「ぼくは」の「は」は、声(こえ)に出(だ)すと「わ」と読(よ)みますが、書(か)くときは「は」と書(か)きます。「こんにちは」も同(おな)じで、「こんにちは」と書(か)きます。「こんにちわ」と書(か)かないように気(き)をつけましょう。
3. 「これ・それ・あれ・どれ」(こそあど)
物(もの)や場所(ばしょ)をさすときにつかう言(こと)葉(ば)です。「こ・そ・あ・ど」ではじまるので「こそあど言(こと)葉(ば)」とよびます。きょりで言(い)い方(かた)がかわります。
| 近(ちか)い | 少(すこ)し遠(とお)い | とても遠(とお)い | たずねる |
|---|---|---|---|
| これ | それ | あれ | どれ |
| ここ | そこ | あそこ | どこ |
自分(じぶん)の近(ちか)くのものは「これ」、相手(あいて)の近(ちか)くのものは「それ」、どちらからも遠(とお)いものは「あれ」とよびます。わからないものをきくときは「どれ」「どこ」をつかいます。
4. つなぎ言(こと)葉(ば)
文(ぶん)と文(ぶん)をつなぐ言(こと)葉(ば)を、つなぎ言(こと)葉(ば)といいます。前(まえ)の文(ぶん)とあとの文(ぶん)が、どんなつながりかをしめします。
- そして…つづけて言(い)うとき。「手(て)をあらった。そして、ごはんを食(た)べた。」
- でも・しかし…はんたいのことを言(い)うとき。「走(はし)った。でも、まにあわなかった。」
- だから…りゆうからけっかへ。「雨(あめ)がふった。だから、かさをさした。」
つなぎ言(こと)葉(ば)をえらぶときは、前(まえ)とあとが「なかよし(同(おな)じむき)」か「はんたい」かを見(み)ます。はんたいなら「でも」「しかし」をえらびます。
5. 「。(まる)」「、(てん)」「「 」(かぎ)」
文(ぶん)には、読(よ)みやすくするしるしをつけます。これを「文(ぶん)」のしるしといいます。
| しるし | 名前(なまえ) | つかい方(かた) |
|---|---|---|
| 。 | まる(句点・くてん) | 文(ぶん)のおわりにつける |
| 、 | てん(読点・とうてん) | 文(ぶん)の中(なか)の切(き)れめにつける |
| 「 」 | かぎ(かぎかっこ) | 話(はな)した言(こと)葉(ば)をかこむ |
文(ぶん)のさいごには、かならず「。」をつけます。だれかが言(い)った言(こと)葉(ば)は、「 」(かぎ)でかこみます。たとえば、母(はは)が言(い)ったときは 母(はは)は「いってらっしゃい。」と言(い)った。 のように書(か)きます。
例題(れいだい)で考(かんが)えよう
問(とい) ( )にあう言(こと)葉(ば)はどれ? 「本(ほん)( )読(よ)む。」
- に
- を
- へ
考(かんが)え方(かた) 「なにを読(よ)むか」をあらわすので、「を」をつかいます。「本(ほん)を読(よ)む」が正(ただ)しい言(い)い方(かた)です。正解(せいかい)は2です。「に」「へ」は「どこに行(い)くか」のときにつかう言(こと)葉(ば)なので、ここではあいません。
日本語検定7級 文法 の一問一答 →