日本語検定7級「表記」の出題ポイント
日本語検定7級の「表記(ひょうき)」は、言葉を ただしく かく ための きまり を 学ぶ 領域です。「のばす 音」「小さい 字」「じ/ぢ・ず/づ」「くっつき の は・へ・を」「かたかな」、それに「まる(。)・てん(、)・かぎ(「」)」など、書く ときに まよいやすい ところ が 出ます。むずかしい きまり は ありません。この章では、ひとつ ずつ とても やさしく せつめい します。
※出題範囲は変わる場合があります。最新情報は必ず日本語検定委員会 公式情報でご確認ください。
「表記」で聞かれること
7級の「表記」は、つぎの ような ところ が よく 出ます。
- のばす 音:「おかあさん」「おねえさん」「とけい」のような のばす かきかた。
- 小さい 字:「っ」「ゃ・ゅ・ょ」の つかいかた。
- じ/ぢ・ず/づ:どちら で かくか まよう かなづかい。
- くっつき の は・へ・を:「わ・え・お」と まちがえやすい 字。
- かたかな:かたかな で かく 言葉。
- まる・てん・かぎ:「。」「、」「「」」の つけかた。
のばす 音 の かきかた
「のばす 音」は、音 を ながく のばす ときの かきかた です。あ・い・う・え・お の どの 字 で のばすか に、きまり が あります。
| 言葉 | のばす 字 | 気を つける ところ |
|---|---|---|
| おかあさん | あ | 「あ」で のばす |
| おにいさん | い | 「い」で のばす |
| おねえさん | え | 「え」で のばす(「おねいさん」は ×) |
| とけい | い | 「えい」は「い」で かく |
| こおり | お | 「お」で のばす(「こうり」は ×) |
「おねえさん」を「おねいさん」、「こおり」を「こうり」と かいて しまう まちがい が おおい です。よく 出る 言葉は、ただしい かたち を そのまま おぼえる のが いちばん たしか です。
小さい 字(っ・ゃ・ゅ・ょ)
「っ」や「ゃ・ゅ・ょ」は、ふつう の 字 より 小さく かきます。大きさ を まちがえる と、べつ の 言葉 に なって しまいます。
- 小さい「っ」:「きって」「がっこう」のように、音 が つまる ところ で つかいます。「きて」と「きって」は ちがう 言葉 です。
- 小さい「ゃ・ゅ・ょ」:「きゃ」「しゅ」「ちょ」のように、ふたつ の 音 を ひとつ に まとめる ときに つかいます。「きや」と「きゃ」は ちがいます。
れいだい:音 が つまる ように、小さい「っ」を 入れる 言葉 は どれ でしょう。
- ア はと イ きって ウ いえ
こたえ:イ 「きって」は、「き」と「て」の あいだ で 音 が つまる ので 小さい「っ」が 入ります。
じ/ぢ・ず/づ の かなづかい
「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」は 音 が にて いて、どちら で かくか まよいやすい ところ です。きほん は「じ・ず」で かきます が、つぎ の とき は「ぢ・づ」で かきます。
| 言葉 | かき | わけ |
|---|---|---|
| はなぢ | ぢ | 「はな」+「ち」が つづいた 形 |
| みかづき | づ | 「みか」+「つき」が つづいた 形 |
| ちぢむ | ぢ | 「ち」が かさなる 形 |
| つづく | づ | 「つ」が かさなる 形 |
| じかん | じ | ふつう は「じ」で かく |
「はなぢ」「みかづき」のように、ふたつ の 言葉 が くっついて できた 言葉 や、おなじ 音 が かさなる 言葉 は「ぢ・づ」で かきます。それ いがい は「じ・ず」と おぼえると かんたん です。
くっつき の「は・へ・を」
「は・へ・を」は、言葉 と 言葉 を くっつける はたらき を する ときに つかいます。音 は「わ・え・お」と おなじ ですが、かきかた が ちがう ので 気を つけましょう。
- は:「わたしは 学校 へ いく。」 ← 音 は「わ」でも、かく ときは「は」。
- へ:「学校へ いく。」 ← 音 は「え」でも、かく ときは「へ」。
- を:「ほんを よむ。」 ← 音 は「お」でも、かく ときは「を」。
れいだい:「ぼく( )こうえん( )いく。」の( )に 入る 字 は どれ でしょう。
- ア わ・え イ は・へ ウ は・え
こたえ:イ 言葉 を くっつける はたらき なので、「は」と「へ」を つかいます。音 だけ で きめず、はたらき で 考える のが コツ です。
かたかな で かく 言葉
「かたかな」は、つぎ の ような 言葉 を かく ときに つかいます。ひらがな と まぜない ように 気を つけましょう。
- もの の 音:「ガタガタ」「ピンポン」など。
- どうぶつ の なきごえ:「ニャーニャー」「ワンワン」など。
- そと の 国 から きた 言葉:「テレビ」「パン」「ノート」など。
- そと の 国 や 人 の 名前:「アメリカ」など。
「ノート」を「のーと」、「テレビ」を「てれび」と かいて しまう まちがい に 気を つけましょう。かたかな の のばす 音 は、「ー」(ぼう)で かきます。
まる・てん・かぎ
文 を かく ときは、「。」「、」「「 」」を つかって、よみやすく します。
- まる(。):文 の おわり に つけます。「きょうは あめだ。」
- てん(、):文 の とちゅう で、ひとくぎり する ところ に つけます。「あめ が ふったので、かさ を さした。」
- かぎ(「 」):人 が 話した 言葉 を かこむ ときに つかいます。「『おはよう。』と いった。」
まる は 文 の おわり に かならず ひとつ、てん は よみやすい ように とちゅう に つけます。話した 言葉 は かぎ で かこむ、と おぼえましょう。
てんを とる コツ
- よく 出る 言葉 は そのまま おぼえる:「おねえさん」「こおり」など、まよいやすい かたち を 形 ごと おぼえます。
- 小さい 字 は 大きさ に 気を つける:「っ・ゃ・ゅ・ょ」を 小さく かきます。
- くっつき は はたらき で 考える:音 だけ で きめず、言葉 を つなぐ「は・へ・を」を つかいます。
- こえ に 出して 読む:のばす 音 や 小さい 字 は、読む と かたち が たしかめ られます。
言葉 そのもの の 意味 が 気に なったら言葉の意味の章を、漢字 の よみ や かき を しらべたい ときは漢字の章も あわせて 読みましょう。
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