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1級建築施工管理技士(第一次検定)「建築施工」の一問一答

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📖 1級建築施工管理技士(第一次検定)「建築施工」の全75問と解説(一覧)

1級建築施工管理技士(第一次検定)の建築施工に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.標準貫入試験のN値は、質量63.5kgのハンマーを76cmの高さから自由落下させ、サンプラーを30cm打ち込むのに要する打撃回数である。

    正解:○(正しい)

    解説:標準貫入試験はハンマー質量63.5kg・落下高さ76cmで、本打ち30cmに要する打撃回数をN値とする。地盤の硬軟・締まり具合の判定に用いられる。

  2. 問2.ボーリング孔を利用した平板載荷試験により、地盤の支持力特性を直接把握することができる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは平板載荷試験は地表面または所定深度の試験面に載荷板を設置して行う試験であり、ボーリング孔内での試験は孔内水平載荷試験である。

  3. 問3.シンウォールサンプラーは、粘性土の乱れの少ない試料の採取に適している。

    正解:○(正しい)

    解説:シンウォールサンプラーは肉厚の薄い管を静的に押し込んで採取するため、軟らかい粘性土の乱れの少ない試料採取に適している。

  4. 問4.枠組足場における墜落防止のための交さ筋かいに加える下桟または幅木の設置は、不要である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは枠組足場の作業床の端部には、交さ筋かい及び高さ15cm以上40cm以下の下桟もしくは幅木等を設けなければならない。

  5. 問5.遣方は、建物の位置・通り心・高低を表示するために設ける仮設物である。

    正解:○(正しい)

    解説:遣方は水杭と水貫からなり、建物の位置・方向・高低の基準を示す仮設物である。やり方の精度が躯体精度に影響するため正確に設ける。

  6. 問6.根切り工事において、ヒービングは砂質地盤で生じやすく、地下水位を低下させることで防止できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはヒービングは軟弱な粘性土地盤で背面土の重量により掘削底面が押し上げられる現象であり、砂質地盤で生じやすいのはボイリングである。

  7. 問7.単管足場の建地の最高部から測って31mを超える部分の建地は、2本組とする。

    正解:○(正しい)

    解説:単管足場の建地の最高部から測って31mを超える部分の建地は2本組とする規定があり、座屈防止のための重要な構造基準である。

  8. 問8.親杭横矢板工法は、地下水位の高い軟弱地盤において遮水性に優れた山留め工法である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは親杭横矢板工法は止水性がなく、地下水位の高い地盤や軟弱地盤には適さない。遮水性が必要な場合はソイルセメント壁等を用いる。

  9. 問9.ボイリングは、砂質地盤で根切り底面と背面の水位差により上向きの浸透流が生じ、砂が湧き上がる現象である。

    正解:○(正しい)

    解説:ボイリングは砂質地盤で水位差による上向き浸透流が砂の有効重量を超え、掘削底面が砂と水で沸騰したように噴き上がる現象である。

  10. 問10.地中連続壁工法(場所打ち鉄筋コンクリート地中壁)は、騒音・振動が大きく、軟弱地盤や近接施工には適さない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは地中連続壁工法は低騒音・低振動で剛性・遮水性が高く、軟弱地盤や近接施工に適し、本体構造としても利用できる。

  11. 問11.ディープウェル工法は、ウェルポイント工法に比べて深い揚程の地下水位低下に適している。

    正解:○(正しい)

    解説:ディープウェル工法は径の大きな井戸に水中ポンプを設置して排水するため、ウェルポイントより深い揚程・大量排水に適する。

  12. 問12.オールケーシング工法では、孔底のスライム処理にエアリフト方式を主に用いる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはオールケーシング工法のスライム処理はハンマグラブによる一次処理と底ざらいバケットによる二次処理が主であり、エアリフト方式はリバース工法等で用いる。

  13. 問13.ソイルセメント柱列山留め壁は、原位置土とセメント系懸濁液を撹拌混合し、心材を建て込んで造成する。

    正解:○(正しい)

    解説:ソイルセメント柱列壁は原位置土をセメントミルクで撹拌混合し、H形鋼等の心材を挿入して連続させた止水性のある山留め壁である。

  14. 問14.鉄筋の折曲げ加工において、SD345のD25の鉄筋を90度に曲げる場合の折曲げ内法直径は、鉄筋径の2倍以上とする。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。SD295・SD345の90度折曲げの内法直径は、D16以下が径の3倍(3d)以上、D19〜D41(D25を含む)は径の4倍(4d)以上が標準(JASS5・公共建築工事標準仕様書)。D25は4d以上が正しく、いずれにせよ2倍では不足するため本文は誤り。

  15. 問15.埋戻し土に砂質土を用いる場合は、水締めにより締固めを行うのが一般的である。

    正解:○(正しい)

    解説:砂質土の埋戻しは水締めが有効で、均等に水を撒きながら締め固めて沈下を防止する。粘性土は水締めが効きにくい。

  16. 問16.ガス圧接継手において、鉄筋径が異なる場合の径の差は、原則として7mmを超えてもよい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。ガス圧接できる鉄筋径(呼び名)の差は原則7mm以下(JASS5 2022年改定でバーナー性能向上等により旧5mm→7mmに拡大)で、これを超える場合は圧接継手としない。よって『7mmを超えてもよい』は誤り。

  17. 問17.既製コンクリート杭の打込み工法において、最終貫入量は1打あたりの杭の沈下量で支持力を推定する管理指標である。

    正解:○(正しい)

    解説:打込み工法ではリバウンド量と1打あたりの貫入量(最終貫入量)から動的支持力式により支持力を推定し、打止め管理を行う。

  18. 問18.支保工の存置期間に関し、スラブ下・梁下のせき板は、原則としてコンクリートの圧縮強度が設計基準強度の50%に達すれば取り外せる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはスラブ下・梁下の支保工は設計基準強度の100%(条件により85%等)の圧縮強度に達するまで存置する。

  19. 問19.セメントミルク工法(プレボーリング根固め工法)では、アースオーガーで掘削後、根固め液を注入し既製杭を建て込む。

    正解:○(正しい)

    解説:セメントミルク工法はアースオーガーで所定深さまで掘削し、孔底に根固め液、孔壁に杭周固定液を注入して既製杭を圧入・回転で沈設する埋込み工法である。

  20. 問20.コンクリートの調合において、単位水量はワーカビリティーが得られる範囲でできるだけ大きくする。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは単位水量は所要のワーカビリティーが得られる範囲でできるだけ小さくし、原則185kg/m3以下とする。水量過多は乾燥収縮・強度低下を招く。

  21. 問21.場所打ちコンクリート杭のコンクリート打込みは、トレミー管を用い、管先端を常にコンクリート中に2m以上入れた状態を保つ。

    正解:○(正しい)

    解説:トレミー管先端をコンクリート中に2m以上挿入したまま打ち上げ、泥水とコンクリートの分離・混入を防ぐ。打上りに伴い管を引き上げる。

  22. 問22.コンクリートの打込みにおいて、コールドジョイントを防止するため、許容打重ね時間間隔は外気温が高いほど長く設定する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは外気温が高いほど凝結が早く進むため、許容打重ね時間間隔は短く設定する。外気温25度超で2.0時間、25度以下で2.5時間等が目安。

  23. 問23.鉄筋の重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度が高いほど短くできる。

    正解:○(正しい)

    解説:重ね継手長さは付着強度に依存し、コンクリート強度が高いほど付着が強く必要長さは短くなる。鉄筋種類・径・フックの有無でも変わる。

  24. 問24.暑中コンクリートでは、運搬中のスランプ低下を抑えるため、練混ぜから打込み終了までの時間を120分以内とすればよい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは暑中コンクリートは練混ぜ開始から打込み終了までを原則90分以内とする。120分は通常期の目安であり暑中では短縮する。

  25. 問25.梁主筋を柱に定着させる場合、原則として柱せいの中心線を越えて折り曲げる。

    正解:○(正しい)

    解説:梁主筋の柱への定着は、柱中心線を越えた位置で折り曲げ、所定の投影定着長さと折曲げ後の余長を確保する。

  26. 問26.コンクリートの圧縮強度試験用供試体は、原則として打込み中の任意の1台のトラックアジテータから採取すればよい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは強度試験用供試体は打込み工区ごと、150m3ごと等の頻度で、異なる運搬車から採取するなど定められた方法で代表性を確保して採取する。

  27. 問27.ガス圧接継手において、圧接面のふくらみの直径は、鉄筋径(径が異なる場合は細い方)の1.4倍以上とする。

    正解:○(正しい)

    解説:ガス圧接部のふくらみ直径は鉄筋径の1.4倍以上、ふくらみの長さは径の1.1倍以上とし、圧接面のずれ等の検査基準が定められている。

  28. 問28.鉄骨工事における高力ボルト摩擦接合では、すべり係数を確保するため摩擦面を塗装しておく。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは高力ボルト摩擦接合の摩擦面は塗装せず、赤錆発生または所定の粗さのブラスト処理を行い、すべり係数0.45以上を確保する。

  29. 問29.機械式継手のうち、ねじ節鉄筋継手は、鉄筋表面のねじ状の節とカプラーをかみ合わせて接合する。

    正解:○(正しい)

    解説:ねじ節鉄筋継手はねじ状の節をもつ鉄筋にカプラーをねじ込み、グラウトやトルク管理でガタを除去して接合する機械式継手である。

  30. 問30.鉄骨の建方において、ターンバックル付き筋かいを有する構造物では、その筋かいを用いて建入れ直しを行ってよい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはターンバックル付き筋かいは設計上の耐力部材であり、建入れ直しに用いてはならない。建入れ直しはワイヤロープ等で行う。

  31. 問31.せき板の存置期間は、コンクリートの圧縮強度または材齢により定めることができる。

    正解:○(正しい)

    解説:基礎・梁側・柱・壁のせき板は、計画供用期間に応じた圧縮強度または平均気温に応じた材齢で存置期間を定める。

  32. 問32.鉄骨の耐火被覆として用いる吹付けロックウールの厚さは、要求耐火時間が長いほど薄くてよい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは要求耐火時間が長いほど吹付けロックウール等の耐火被覆は厚くする必要があり、所要厚さを確実に確保しなければならない。

  33. 問33.パイプサポートを支柱として用いる型枠支保工で、高さが3.5mを超える場合は、高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設ける。

    正解:○(正しい)

    解説:パイプサポート支柱は高さ3.5m超で水平つなぎを高さ2m以内ごとに2方向に設け、変位を防止する。3本以上継いで用いてはならない。

  34. 問34.押出成形セメント板の横張り工法では、パネル相互の目地は突付けとし、シーリングは不要である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは押出成形セメント板の縦目地・横目地には所定幅を確保しシーリングを施す。突付けで無処理とすると漏水・追従不良となる。

  35. 問35.水セメント比を小さくすると、一般にコンクリートの圧縮強度は大きくなり、耐久性も向上する。

    正解:○(正しい)

    解説:水セメント比を小さくすると組織が緻密になり強度・水密性・耐久性が向上する。一方でワーカビリティーは低下するため混和剤等で調整する。

  36. 問36.鉄筋コンクリート造の耐震改修における耐震スリットは、柱に短柱化によるせん断破壊を生じさせるために設ける。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは耐震スリットは腰壁・垂れ壁を柱から構造的に縁切りし、短柱化によるせん断破壊を防止するために設ける。

  37. 問37.棒形振動機(内部振動機)による締固めでは、加振時間は1箇所あたり5〜15秒程度とし、引抜きは徐々に行う。

    正解:○(正しい)

    解説:内部振動機は鉛直に挿入し、下層に10cm程度差し込み、1箇所5〜15秒加振後、穴が残らないよう徐々に引き抜く。挿入間隔は60cm以下とする。

  38. 問38.シーリング工事において、ワーキングジョイントの目地は可動性を確保するため積極的に3面接着とする。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはワーキングジョイントではバックアップ材やボンドブレーカーにより2面接着とし、目地の動きに追従させる。3面接着は破断しやすい。

  39. 問39.地盤調査における各種試験のうち、N値を測定する試験はどれか。

    • ア.電気検層
    • イ.標準貫入試験
    • ウ.常時微動測定
    • エ.弾性波探査

    正解:イ.標準貫入試験

    解説:標準貫入試験は所定のハンマー打撃でサンプラーを30cm打ち込む打撃回数(N値)を測定する。同時に試料採取も行える。

  40. 問40.労働安全衛生法上、足場(一側足場・つり足場を除く)における作業床の幅は、原則として何cm以上とするか。

    • ア.20cm
    • イ.30cm
    • ウ.40cm
    • エ.50cm

    正解:ウ.40cm

    解説:高さ2m以上の足場の作業床は幅40cm以上、床材間の隙間3cm以下、床材と建地の隙間12cm未満とする。

  41. 問41.山留め支保工の切梁に作用する軸力を計測する目的で用いるものはどれか。

    • ア.層別沈下計
    • イ.傾斜計
    • ウ.間隙水圧計
    • エ.切梁ひずみ計(盤圧計)

    正解:エ.切梁ひずみ計(盤圧計)

    解説:側圧変化や山留め壁の安全性を把握するため、切梁にひずみ計(盤圧計)を取り付け軸力を測定する。傾斜計は山留め壁の変形計測に用いる。

  42. 問42.山留め壁にグラウンドアンカーを用いる工法の利点として、最も適当なものはどれか。

    • ア.掘削空間に切梁がなく作業性がよい
    • イ.背面地盤に定着用地が不要となる
    • ウ.地下水位の影響を全く受けない
    • エ.軸力管理が不要となる

    正解:ア.掘削空間に切梁がなく作業性がよい

    解説:アンカー工法は切梁が不要となり掘削空間が確保でき、機械化施工や偏土圧への対応に有利である。背面地盤に定着長を確保する用地が必要となる。

  43. 問43.アースドリル工法による場所打ちコンクリート杭において、孔壁の保護に主として用いるものはどれか。

    • ア.ケーシングチューブ全長挿入
    • イ.安定液(ベントナイト泥水)
    • ウ.圧縮空気
    • エ.鋼矢板

    正解:イ.安定液(ベントナイト泥水)

    解説:アースドリル工法は表層ケーシングと安定液(ベントナイト等)で孔壁を保護する。オールケーシング工法はケーシングチューブ、リバース工法は静水圧で保護する。

  44. 問44.鉄筋のかぶり厚さに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

    • ア.かぶり厚さは耐久性・耐火性を確保する目的がある
    • イ.土に接する柱・梁・壁・床のかぶりは40mm以上とする
    • ウ.かぶり厚さは鉄筋径に関係なく一律でよい
    • エ.設計かぶり厚さは最小かぶり厚さに施工誤差を加えた値とする

    正解:ウ.かぶり厚さは鉄筋径に関係なく一律でよい

    解説:かぶり厚さは耐久性・耐火性・付着のため確保し、土に接する部分は40mm以上等と規定される。設計かぶりは最小かぶりに施工誤差を加える。鉄筋径が大きいほど大きく取るのが原則で、径によらず一律とするのは不適当。

  45. 問45.型枠の設計において、コンクリートの側圧に影響を与える要因として、最も関係の少ないものはどれか。

    • ア.コンクリートの打込み速さ
    • イ.コンクリートの温度
    • ウ.コンクリートのスランプ
    • エ.粗骨材の最大寸法

    正解:エ.粗骨材の最大寸法

    解説:側圧は打込み速さ・コンクリート温度・スランプ・打込み高さ・密度等に影響される。粗骨材の最大寸法は側圧への影響が小さい。

  46. 問46.普通コンクリートの荷卸し地点における空気量の許容差は、指定した空気量に対していくらか。

    • ア.±1.5%
    • イ.±1.0%
    • ウ.±0.5%
    • エ.±2.0%

    正解:ア.±1.5%

    解説:JISでは普通・軽量・舗装コンクリートの空気量の許容差は指定値に対し±1.5%である。空気量が多いと強度低下、少ないと耐凍害性低下となる。

  47. 問47.寒中コンクリートとは、打込み後の養生期間に凍結のおそれがある時期に施工するコンクリートで、日平均気温の目安は何度以下か。

    • ア.10度以下
    • イ.4度以下
    • ウ.8度以下
    • エ.0度以下

    正解:イ.4度以下

    解説:寒中コンクリートは日平均気温4度以下が予想される時期に適用し、初期凍害防止のため加熱養生・保温養生等を行う。

  48. 問48.高力ボルト接合の本締めにおいて、標準的なナット回転法による回転量として正しいものはどれか。

    • ア.60度
    • イ.90度
    • ウ.120度
    • エ.180度

    正解:ウ.120度

    解説:ナット回転法ではボルト長さが径の5倍以下の標準的な場合、一次締め完了後にナットを120度(±30度)回転させる。

  49. 問49.構造用アンカーボルトの位置精度に関し、心ずれの管理許容差として一般に用いられる値はどれか。

    • ア.±2mm
    • イ.±15mm
    • ウ.±10mm
    • エ.±5mm

    正解:エ.±5mm

    解説:建方用(構造用)アンカーボルトの位置ずれの管理許容差は±5mm程度とし、ベースプレート下端レベルの精度等も合わせて管理する。

  50. 問50.合成高分子系ルーフィングシート防水(接着工法)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

    • ア.シート相互の接合は重ね合せず突付けとする
    • イ.加硫ゴム系シートの接合は接着剤とテープを併用する
    • ウ.塩化ビニル樹脂系シートの接合は熱風融着とする
    • エ.出隅・入隅は成形役物を用いて処理する

    正解:ア.シート相互の接合は重ね合せず突付けとする

    解説:塩化ビニル樹脂系シートの接合は溶剤溶着または熱風融着、加硫ゴム系は接着剤とテープを併用する。出隅・入隅は成形役物で処理する。シート相互を突付けとするのは不適当。

  51. 問51.外壁タイル張りの工法のうち、張付けモルタルを下地とタイル両面に塗り付ける工法はどれか。

    • ア.密着張り(振動工法)
    • イ.改良圧着張り
    • ウ.モザイクタイル張り
    • エ.改良積上げ張り

    正解:イ.改良圧着張り

    解説:改良圧着張りは下地面とタイル裏面の両方に張付けモルタルを塗り、タイルをたたき押さえて張る。密着張りはヴィブラートで張付けモルタル面にタイルを振動圧入する。

  52. 問52.タイル後張り工法における引張接着強度試験の合格基準値の目安として、適当なものはどれか。

    • ア.0.1N/mm2以上
    • イ.0.2N/mm2以上
    • ウ.0.4N/mm2以上
    • エ.1.0N/mm2以上

    正解:ウ.0.4N/mm2以上

    解説:セメントモルタルによる後張りタイルの引張接着強度は、目安として0.4N/mm2以上を合格基準とする。

  53. 問53.板ガラスを建具にはめ込む際、ガラスの自重を受け、かつ熱割れを防ぐためにガラス下辺に設けるものはどれか。

    • ア.グレチャン
    • イ.バックアップ材
    • ウ.エッジクリアランス
    • エ.セッティングブロック

    正解:エ.セッティングブロック

    解説:セッティングブロックはガラス下辺の2箇所に設置し、ガラスの自重を支持してエッジ部の応力集中・熱割れを防止する。

  54. 問54.メタルカーテンウォールの取付け方式のうち、各階で支持し躯体の層間変位に面内変形で追従させる方式を何というか。

    • ア.ロッキング方式
    • イ.固定方式
    • ウ.湿式工法
    • エ.先付け方式

    正解:ア.ロッキング方式

    解説:カーテンウォールはスウェイ方式やロッキング方式により地震時の層間変位に面内変形で追従させる。固定方式は変位追従性に乏しい。

  55. 問55.塗装作業時の気象条件に関し、原則として塗装を避けるべき条件はどれか。

    • ア.気温20度・湿度60%
    • イ.気温5度以下・湿度85%以上
    • ウ.気温15度・湿度70%
    • エ.気温25度・湿度50%

    正解:イ.気温5度以下・湿度85%以上

    解説:気温5度以下、湿度85%以上、結露のおそれがある場合等は塗膜不良を生じやすく、塗装を避ける。換気不良の場合も避ける。

  56. 問56.改修工事において、既存タイル張り仕上げ外壁の浮き部の補修に用いる工法はどれか。

    • ア.ブラスト工法
    • イ.高圧水洗浄工法
    • ウ.アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法
    • エ.Uカットシール材充填工法

    正解:ウ.アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法

    解説:アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法は、浮き部にドリル削孔しエポキシ樹脂とアンカーピンを注入・挿入してタイル等の剥落を防止する代表的な補修工法である。

  57. 問57.型枠の締付け金物(セパレータ)のうち、コンクリート表面に金物が露出しないものはどれか。

    • ア.C型セパレータ
    • イ.フォームタイ
    • ウ.丸セパレータ単独
    • エ.B型セパレータ

    正解:エ.B型セパレータ

    解説:B型セパレータはコーンを用い、脱型後にコーン跡を残すため金物が露出せず、打放しや塗装・タイル下地等に用いる。C型はそのまま切断し金物が露出する。

  58. 問58.金属工事のステンレス鋼板の表面仕上げのうち、研磨目をつけず鈍い艶の落ち着いた仕上げとなるものはどれか。

    • ア.ダル仕上げ(梨地系)
    • イ.鏡面仕上げ(No.8)
    • ウ.ブライトアニール仕上げ(BA)
    • エ.ヘアライン仕上げ(HL)

    正解:ア.ダル仕上げ(梨地系)

    解説:HL(ヘアライン)は連続した細い研磨目、No.8は鏡面、BAは光沢のある仕上げ。研磨目をつけない梨地・ダル系の落ち着いた仕上げが該当する。

  59. 問59.地業工事における砂利地業の締固めに用いる機械として、最も適当なものはどれか。

    • ア.バックホウ
    • イ.プレートコンパクター
    • ウ.クラムシェル
    • エ.トレミー管

    正解:イ.プレートコンパクター

    解説:砂利地業の締固めにはランマーやプレートコンパクター等の小型締固め機械を用い、転圧して支持力を確保する。バックホウは掘削用の機械である。

  60. 問60.型枠支保工に用いる組立て鋼柱や支柱の沈下を防止するため、脚部に行う措置として最も適当なものはどれか。

    • ア.脚部にグリスを塗布する
    • イ.脚部を地盤に直接突き刺す
    • ウ.脚部に敷板・敷角を用い根がらみで固定する
    • エ.脚部を空中に浮かせる

    正解:ウ.脚部に敷板・敷角を用い根がらみで固定する

    解説:支柱の脚部は敷板・敷角の使用、コンクリートの打設、くい打ち等により沈下を防止し、滑動防止の措置も併せて講じる。

  61. 問61.コンクリートのスランプ試験において、スランプはどの値を測定したものか。

    • ア.突き棒の回数
    • イ.コンクリートの広がり直径
    • ウ.コーンに詰める時間
    • エ.コーン引上げ後の頂部中央の下がり量

    正解:エ.コーン引上げ後の頂部中央の下がり量

    解説:スランプはスランプコーンを引き上げた後のコンクリート頂部の中央が下がった量(cm)を測定したもので、コンシステンシーの指標となる。

  62. 問62.木工事における和室の真壁造の柱に用いられる、化粧面をもつ柱の呼称はどれか。

    • ア.化粧柱
    • イ.間柱
    • ウ.胴差
    • エ.根太

    正解:ア.化粧柱

    解説:真壁造で柱が室内に現れる化粧柱を化粧柱(管柱・通し柱のうち見え掛かりとなるもの)といい、大壁造では柱が壁内に隠れる。

  63. 問63.鉄筋コンクリート工事において、鉄筋の継手位置に関する記述として最も適当なものはどれか。

    • ア.応力の大きい位置に集中させる
    • イ.応力の小さい位置に設け相互にずらす
    • ウ.柱頭・柱脚に必ず設ける
    • エ.継手位置は任意でよい

    正解:イ.応力の小さい位置に設け相互にずらす

    解説:鉄筋の継手は応力の小さい位置に設け、同一断面に継手を集中させず相互にずらして配置する。曲げモーメントの大きい位置は避ける。

  64. 問64.鉄骨工事の建方において、建入れ直し完了後に行う作業として最も適当なものはどれか。

    • ア.アンカーボルトの位置出し
    • イ.鉄骨の工場加工
    • ウ.高力ボルトの本締め等の本接合
    • エ.地業工事

    正解:ウ.高力ボルトの本締め等の本接合

    解説:建入れ直しで精度を確保した後に高力ボルトの本締めや溶接などの本接合を行う。本接合前に建入れ精度を確定させる。

  65. 問65.コンクリートの打継ぎに関する記述として、最も適当なものはどれか。

    • ア.打継ぎ面のレイタンスは残してよい
    • イ.打継ぎ位置はせん断力の大きい位置とする
    • ウ.打継ぎ面は乾燥させてから打ち継ぐ
    • エ.梁の鉛直打継ぎはスパン中央付近に設ける

    正解:エ.梁の鉛直打継ぎはスパン中央付近に設ける

    解説:梁・スラブの鉛直打継ぎ位置はせん断力の小さいスパン中央付近とし、柱・壁の水平打継ぎはスラブ・梁の下端等に設ける。レイタンスは除去する。

  66. 問66.防水工事の下地として、コンクリートの乾燥状態の確認に用いる方法として最も適当なものはどれか。

    • ア.高周波水分計による測定
    • イ.コンクリート強度試験
    • ウ.スランプ試験
    • エ.空気量試験

    正解:ア.高周波水分計による測定

    解説:下地コンクリートの乾燥状態は高周波水分計による測定や、ポリエチレンフィルムを張り付けて結露の有無を確認する方法等で判断する。

  67. 問67.内装工事における断熱材のグラスウールの施工に関する記述として、最も適当なものはどれか。

    • ア.防湿層は屋外側に設ける
    • イ.隙間なく充填し圧縮しすぎないようにする
    • ウ.強く圧縮するほど断熱性能が向上する
    • エ.防湿層は不要である

    正解:イ.隙間なく充填し圧縮しすぎないようにする

    解説:グラスウールは隙間なく充填し、防湿層を室内側に設ける。圧縮すると断熱性能が低下するため押し込みすぎず、すき間・たるみを生じさせない。

  68. 問68.山留め工事における切梁式工法に関する記述として、最も適当なものはどれか。

    • ア.切梁は掘削完了後にまとめて架設する
    • イ.切梁の軸力管理は不要である
    • ウ.掘削の進行に応じて段階的に切梁を架設する
    • エ.腹起しは用いない

    正解:ウ.掘削の進行に応じて段階的に切梁を架設する

    解説:切梁式工法は山留め壁を切梁・腹起しで支持する工法で、掘削の進行に応じて段階的に切梁を架設し、軸力を管理しながら掘り進める。

  69. 問69.既製コンクリート杭の埋込み工法に関する記述として、最も適当なものはどれか。

    • ア.打込み工法より騒音・振動が大きい
    • イ.支持力は全く期待できない
    • ウ.杭を打撃して貫入させる工法である
    • エ.打込み工法より騒音・振動が小さい

    正解:エ.打込み工法より騒音・振動が小さい

    解説:埋込み工法はあらかじめ掘削した孔に杭を建て込む工法で、打込み工法に比べ騒音・振動が小さく、市街地の施工に適する。

  70. 問70.鉄骨の高力ボルト接合における一次締めに関する記述として、最も適当なものはどれか。

    • ア.一次締め後にマーキングを施し本締めに備える
    • イ.一次締め後のマーキングは不要である
    • ウ.一次締めで本締めの軸力を完成させる
    • エ.一次締めは省略してよい

    正解:ア.一次締め後にマーキングを施し本締めに備える

    解説:一次締めは部材を密着させる目的で所定のトルクで行い、その後マーキングを施して本締めの回転量や共回りを確認できるようにする。

  71. 問71.コンクリートの暑中・寒中以外の通常期における養生期間に関する記述として、最も適当なものはどれか。

    • ア.養生期間はセメントの種類に関係なく一定である
    • イ.湿潤養生期間はセメントの種類により異なる
    • ウ.養生は不要である
    • エ.打込み直後に乾燥させてよい

    正解:イ.湿潤養生期間はセメントの種類により異なる

    解説:湿潤養生の期間は、普通ポルトランドセメントで日平均気温に応じ5日以上等と定められ、セメントの種類により必要日数が異なる。

  72. 問72.防水改修工事における既存防水層の処理に関する記述として、最も適当なものはどれか。

    • ア.既存防水層は必ず全面撤去する
    • イ.既存防水層の劣化調査は不要である
    • ウ.劣化状況により撤去工法とかぶせ工法を選定する
    • エ.新規防水層は既存層と必ず絶縁する

    正解:ウ.劣化状況により撤去工法とかぶせ工法を選定する

    解説:改修工法には既存防水層を撤去する撤去工法と、健全な既存層を下地として残し新規防水層をかぶせる かぶせ工法 があり、劣化状況により選定する。

  73. 問73.タイル張り工事における下地モルタルに関する記述として、最も適当なものはどれか。

    • ア.下地モルタルの不陸は調整しなくてよい
    • イ.下地モルタルは平滑な金ごて仕上げとする
    • ウ.下地モルタルの養生は不要である
    • エ.下地モルタルは粗面に仕上げ接着性を確保する

    正解:エ.下地モルタルは粗面に仕上げ接着性を確保する

    解説:下地モルタルは適切な吸水調整と粗面処理を行い、タイルの接着性を確保する。下地の不陸はあらかじめ調整し、十分な養生期間をとる。

  74. 問74.内装の床仕上げにおいて、フリーアクセスフロアを採用する主な目的として、最も適当なものはどれか。

    • ア.床下に配線を収納しレイアウト変更に対応するため
    • イ.床の断熱性能を高めるため
    • ウ.床の意匠性のみを高めるため
    • エ.床の遮音性能を高めるため

    正解:ア.床下に配線を収納しレイアウト変更に対応するため

    解説:フリーアクセスフロアは二重床の床下空間に配線・配管を収納し、レイアウト変更に柔軟に対応できるようにすることを主目的とする。

  75. 問75.鉄筋コンクリート造の耐震改修工法に関する記述として、最も適当なものはどれか。

    • ア.耐震スリットの設置は耐力を増大させる工法である
    • イ.鉄骨ブレースの増設は耐力向上に有効である
    • ウ.耐震改修では補強を一切行わない
    • エ.柱の鋼板巻きは耐力を低下させる

    正解:イ.鉄骨ブレースの増設は耐力向上に有効である

    解説:耐震改修には耐震壁の増設や鉄骨ブレースの設置、柱の鋼板巻き・連続繊維補強等があり、建物の耐力・じん性を向上させる目的で行う。