ドローン国家資格 一等「システム」の一問一答
📖 ドローン国家資格 一等「システム」の全75問と解説(一覧)
ドローン国家資格 一等のシステムに関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.マルチローター(マルチコプター)型ドローンは固定翼機と異なり、揚力をすべてローター推力により発生させるため、ホバリング中も最大電力に近い消費電力が継続する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。固定翼は前進飛行で翼が揚力を発生するためエネルギー効率が高いが、マルチローターは推力=揚力でホバリング時も大電力消費。
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問2.クアッドコプター(4ローター)はピッチ・ロール・ヨーの3軸姿勢制御を、4基のローター回転数の差で発生させるトルクとモーメントで実現する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。ロール左右ローター差、ピッチ前後ローター差、ヨーはCW/CCWペアのトルクアンバランスで制御。
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問3.ローターの揚力は回転数の2乗に比例し、消費電力は回転数の3乗に比例するため、推力を倍にすると消費電力は約2.83倍となる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。プロペラ理論:T∝n²、P∝n³。推力2倍はn倍率√2、電力は(√2)³≒2.83倍。一等独自の重要計算項目。
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問4.ホバリング中のマルチコプターの全推力は機体総重量(質量×重力加速度)と等しくなる必要があり、推力余裕(推力重量比)が1.0未満では離陸できない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。T/W<1では離陸不可。安定したホバリング・機動には推力重量比2.0以上が一般的に推奨される。
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問5.リチウムポリマー(LiPo)バッテリーのセル定格電圧は3.7V、満充電電圧は4.2V、放電下限電圧は通常3.0V程度である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。6Sなら22.2V定格・25.2V満充電。下限を超えると過放電でセル劣化・最悪発火。
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問6.LiPoバッテリーの容量3500mAh・電圧11.1Vの総エネルギーは約38.85Whで、平均消費電流5Aで運用すれば理論航続時間は約42分となる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。エネルギー=3.5×11.1=38.85Wh、平均電力11.1×5=55.5W、38.85÷55.5≒0.7h≒42分。実機は安全マージンで70%程度。
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問7.LiPoバッテリーの放電レート(C数)は瞬間最大放電電流の指標で、容量3000mAh・25Cなら75Aまで放電可能を意味する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。C数×容量=最大放電電流。実運用ではマージンを取り常用60%程度が推奨。
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問8.ESC(Electronic Speed Controller)はバッテリーからの直流をパルス変調し、ブラシレスモーターの3相交流に変換してローター回転数を制御する装置である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。インバーター機能で3相交流を発生。FC(フライトコントローラー)からのPWM信号で回転数を制御。
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問9.GNSS(GPS等)は4機以上の衛星電波が受信できれば3次元測位が可能だが、ビル谷間・橋下・樹冠下等では受信精度が著しく低下する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。マルチパス・遮蔽・電離層変動で誤差増大。RTK-GNSSを使えばcmレベル精度。
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問10.IMU(慣性計測装置)は加速度センサーとジャイロセンサーから機体の姿勢を推定するが、ドリフトが発生するため磁気センサーやGNSSと組み合わせて補正する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。センサーフュージョン(カルマンフィルター等)で精度向上。地磁気センサーは強磁性体・電動機の電磁波に影響を受けやすい。
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問11.気圧センサーは高度測定に用いられるが、気象変化(高気圧・低気圧通過)による絶対高度のドリフトが発生するため、長時間飛行では補正が必要となる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。1hPa変化で約8m高度誤差。GNSS高度・レーザー距離計と併用で補正。
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問12.フェイルセーフ機能はGNSS信号喪失・送信機通信途絶・低バッテリー等の異常を検出した際に自動的に作動し、自動帰還(RTH)・自動着陸等を行う安全機能である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。事前設定したRTH高度・帰還地点に自動帰還。設定不備で送電線等への衝突事故も発生するため事前確認必須。
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問13.ジオフェンス機能は機体のGNSS位置情報を用いて空港周辺・原子力施設等の飛行禁止区域への侵入を物理的に制限する機能で、機体メーカーが事前設定する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。NFZ(No Fly Zone)と呼ばれ、DJI等主要メーカーで搭載。許可飛行時は事前解除申請が必要。
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問14.プロペラのピッチ(取付角)は固定で、ローター回転数のみで推力制御を行うのが小型マルチローター機の標準的な設計である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。固定ピッチが標準。大型機・特殊機では可変ピッチ(コレクティブピッチ)も使われる。
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問15.プロペラを表すパラメーター『10×4.5』は前者がプロペラ直径10インチ、後者がピッチ4.5インチ(1回転で前進する理論距離)を示す。
正解:○(正しい)
解説:正しい。インチ表記が標準。直径大・ピッチ大で推力増だがモーター負荷も増大。
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問16.送信機(プロポ)と受信機の間の無線通信は双方向通信が標準で、テレメトリー(機体バッテリー残量・GNSS位置等)も電波で送り返される。
正解:○(正しい)
解説:正しい。2.4GHz帯のFHSS方式が主流。テレメトリーで操縦者は機体状態をリアルタイム把握。
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問17.FPV(First Person View)映像伝送は遅延が常に伴うため、目視外飛行ではモニター映像の遅延を考慮した余裕ある操縦が必要となる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。アナログ系数十ms、デジタル系100ms以上の遅延も。遅延を見越したマージン操縦が重要。
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問18.RTK-GNSSは基準局と機体間の搬送波位相差を用いて測位精度をcmレベルに高める技術で、地形測量や精密農薬散布に活用される。
正解:○(正しい)
解説:正しい。電子基準点(VRS等)でも実現可能。単独GNSSのm級から数cmへ精度向上。
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問19.気温が低い環境ではLiPoバッテリーの内部抵抗が増加し、電圧降下が大きくなるため、ホバリング可能時間が著しく短縮する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。0℃以下では能力が著しく低下。冬季飛行はバッテリー保温(バッテリーウォーマー等)が推奨。
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問20.電動マルチローター機の最大上昇限度(実用上昇限度)は標高3,000m以上の高地では、空気密度低下によりホバリング推力が不足し制限される。
正解:○(正しい)
解説:正しい。空気密度が下がるとローター推力低下。高地では離陸重量制限・最大上昇限度の確認が必要。
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問21.マルチローター機の対角配置ローターはすべて同じ方向に回転させる設計とすることで、ヨーモーメントが自然に打ち消され安定性が向上する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは対角ローターは同方向、隣接ローターは逆方向(CW/CCW)。これによりヨートルクを相殺し、回転数差でヨー制御を行う。
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問22.ディスク面積荷重(DL)が大きい機体ほどホバリング効率(FOM)は高くなる傾向にあり、長時間飛行に有利となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはディスク荷重が小さい(ローター面積が大きい)ほどホバリング効率は高い。大型プロペラ低速回転が省エネ。
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問23.LiPoバッテリーは過放電に強く、3.0V以下まで放電させても性能・寿命に影響しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは3.0V未満まで放電するとセル劣化・膨張・最悪発火事故につながる。3.3V程度で着陸が推奨。
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問24.LiPoバッテリーの保管は満充電状態(4.2V/セル)で長期保管するのが安全で、寿命にも好影響を与える。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは長期保管はストレージ電圧(3.7〜3.85V/セル、約50%)で耐火袋に入れ高温多湿を避ける。満充電長期保管はセル劣化を促進。
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問25.ブラシレスDCモーターのKV値(毎ボルト回転数)は無負荷時1V印加時の毎分回転数を表し、KV値が大きいほど低速・高トルク特性となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはKV値が大きいほど高速・低トルク。大型プロペラ用には低KV、レース用小型プロペラには高KVを選択。
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問26.プロペラ取付方向はCW(時計回り)とCCW(反時計回り)の2種類があり、誤組であっても推力方向が逆向きになるだけで飛行は可能である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは方向が逆だと推力が下向きとなり離陸不能、または飛行中にナットが緩み事故。誤組防止は最重要点検項目。
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問27.機体総重量を変更(ペイロード追加・バッテリー大型化)するとホバリング推力が増加し、結果として総飛行時間が延長する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは重量増加で必要推力も増し電力消費が増えるため、飛行時間は短縮する。バッテリー大型化は重量増との兼ね合いで最適点あり。
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問28.プロペラの破損・変形は微小なものであれば振動増大や推力低下にはつながらないため、テープ等で補修して引き続き使用できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは微小な割れ・欠け・曲がりでも振動増大・推力低下・ESC損傷を引き起こすため、補修ではなく交換が原則。
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問29.オブスタクルセンス(障害物検知)は機体周辺の障害物をすべて完全に検知でき、電線・ガラス等の薄物や透明物の検知も問題なく行える。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは電線・ガラス・蜘蛛の巣等の薄物・透明物・線状物は検知漏れリスクが高い。操縦者の目視確認が不可欠。
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問30.海外で購入したFCC規格の送信機は技適マークがなくても、屋内かつ低出力で使用すれば日本国内でも電波法違反とはならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは出力や場所に関係なく技適のない送信機の電波発射は電波法違反。1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金。
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問31.RTH(Return To Home)機能を有効にしていれば、RTH高度や帰還地点の事前設定を怠ってもフェイルセーフ作動時に必ず安全に帰還できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはRTH高度が周辺障害物より低い・ホームポイント未更新等の設定不備で送電線や建物に衝突する事故が起きるため、事前設定の確認が必須。
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問32.気圧センサーで測定した高度は気象条件によらず常に正確な絶対高度を示し、長時間飛行でもドリフトは発生しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは1hPa変化で約8m誤差が出るため気象変化でドリフトが生じる。長時間飛行ではGNSS高度等で補正が必要。
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問33.ペイロード(搭載重量)の追加は機体重心位置に影響しないため、重心調整なしでも姿勢制御性能は維持される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはペイロード搭載で重心位置が変動するため、重心調整なしには姿勢制御性能が著しく低下し、最悪墜落につながる。
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問34.プロペラに毛羽・氷霜が付着しても、揚力には影響しないため雪天・氷点下での運航でも特別な点検は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはプロペラへの氷結・毛羽付着は揚力低下・推力アンバランス・振動増大の原因となり、極端な場合は墜落に直結するため、必ずプリフライトで確認する。
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問35.ESCの過熱は出力性能に影響しないため、高出力連続飛行時でも特に放熱対策を講じる必要はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはESC過熱でFETがサーマルランナウェイし破損・発火の原因となるため、放熱フィン・気流通路の確保とサーマル時クールダウンが重要。
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問36.リモートIDの発信頻度は10秒に1回程度で十分とされ、Bluetooth・Wi-Fi等での発信は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは原則1秒に1回以上の頻度でBluetooth・Wi-Fi等により発信する必要がある。
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問37.5.7GHz帯ドローン業務用無線は技適マークがあれば無線局免許や無線従事者資格なく自由に使用できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは5.7GHz帯は業務用で無線局免許の取得と第三級陸上特殊無線技士以上の無線従事者資格が必要。
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問38.ジオフェンス(NFZ)は機体メーカー側の設定が固定的で、ユーザー側で運航範囲を限定する追加設定はできない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは多くのメーカー機でユーザー定義のジオフェンスを追加設定可能。運航範囲を限定して逸脱防止に活用できる。
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問39.テレメトリーデータには機体バッテリー電圧やGNSS位置情報は含まれず、操縦者は機体状態を地上からリアルタイムで把握することはできない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはテレメトリー双方向通信で機体バッテリー電圧・GNSS位置・高度・速度等がリアルタイム取得可能。
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問40.推力32N、機体重量2.0kg(重力加速度9.8m/s²)のマルチローターの推力重量比として最も近い値はどれか。
- ア.1.63
- イ.0.65
- ウ.3.20
正解:ア.1.63
解説:正答は0。推力重量比 = 推力 / (質量×g) = 32 / (2.0×9.8) = 32 / 19.6 ≈ 1.63。安全飛行のため2.0以上が推奨される。
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問41.総重量1.5kgのドローンが安全な機動を行うために必要な最低推力として最も近い値はどれか(推力重量比2.0確保・g=9.8m/s²)。
- ア.14.7 N
- イ.29.4 N
- ウ.19.6 N
正解:イ.29.4 N
解説:正答は1。必要推力 = 2.0 × 1.5 × 9.8 = 29.4 N。離陸限界はT/W≧1.0で14.7N、機動余裕として2.0倍を確保。
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問42.バッテリー容量5000mAh・電圧22.2V(6S)、平均消費電流10Aで運用した場合の理論的な最大航続時間として最も近い値はどれか。
- ア.15分
- イ.60分
- ウ.30分
正解:ウ.30分
解説:正答は2。時間=容量/電流=5000mAh/10000mA=0.5h=30分。実機は80%使用想定で約24分。
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問43.ローター回転数を10%増加させた場合の推力増加率として最も近い値はどれか(T∝n²の関係)。
- ア.約10%
- イ.約15%
- ウ.約21%
正解:ウ.約21%
解説:正答は2。推力は回転数の2乗に比例。1.1²=1.21、すなわち約21%増。電力消費は1.1³≒33%増となる。
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問44.LiPoバッテリー4Sの満充電時の総電圧として正しいものはどれか。
- ア.16.8V
- イ.14.8V
- ウ.16.0V
正解:ア.16.8V
解説:正答は0。1セル4.2V満充電×4=16.8V。定格は3.7×4=14.8V。下限は3.0×4=12.0V。
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問45.LiPoバッテリーの長期保管時に推奨される電圧(ストレージ電圧)として最も適切なものはどれか。
- ア.3.0V/セル(放電下限)
- イ.3.8V/セル前後(約50%)
- ウ.4.2V/セル(満充電)
正解:イ.3.8V/セル前後(約50%)
解説:正答は1。約3.7〜3.85V/セル(50%程度SoC)が推奨。満充電長期保管はセル劣化・膨張の原因。
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問46.ESCの主要な機能として最も適切な説明はどれか。
- ア.バッテリーの直流を交流に変換するだけ
- イ.送信機からの電波を受信する装置
- ウ.直流を3相交流に変換しモーター回転数を制御
正解:ウ.直流を3相交流に変換しモーター回転数を制御
解説:正答は2。バッテリーの直流をブラシレスモーター用3相交流に変換し、PWM信号で回転数を制御するインバーター。
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問47.ブラシレスDCモーターのKV値の意味として正しいものはどれか。
- ア.1V印加時の無負荷回転数(rpm/V)
- イ.最大消費電流(A)
- ウ.最大電圧(V)
正解:ア.1V印加時の無負荷回転数(rpm/V)
解説:正答は0。無負荷で1V印加時の毎分回転数。KV値大は高速回転低トルク、KV値小は低速高トルク。
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問48.ローター推力と回転数・消費電力の関係として正しいものはどれか。
- ア.推力T∝n、電力P∝n
- イ.推力T∝n²、電力P∝n³
- ウ.推力T∝n³、電力P∝n²
正解:イ.推力T∝n²、電力P∝n³
解説:正答は1。プロペラ理論:T∝n²、P∝n³。推力は回転数の2乗、消費電力は3乗に比例。
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問49.GNSS信号が正常受信できる最低衛星数として正しいものはどれか。
- ア.2機
- イ.8機
- ウ.4機
正解:ウ.4機
解説:正答は2。3次元測位(緯度・経度・高度)には4機以上必要。3機では2次元測位(緯度・経度)のみ。
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問50.ジオフェンス(NFZ)機能の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.飛行禁止区域への侵入を制限する位置制御機能
- イ.障害物検知センサーの一種
- ウ.プロペラ回転数を制限する機能
正解:ア.飛行禁止区域への侵入を制限する位置制御機能
解説:正答は0。GNSS位置情報を用いて空港・原発等の飛行禁止区域への侵入を制限する機能。許可飛行時は事前解除申請。
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問51.気圧センサーの高度測定における誤差要因として最も適切なものはどれか。
- ア.地磁気の変動
- イ.気象変化(気圧変動)による絶対高度ドリフト
- ウ.ジャイロのドリフト
正解:イ.気象変化(気圧変動)による絶対高度ドリフト
解説:正答は1。気象変化(1hPa変化=約8m)で絶対高度がドリフト。長時間飛行ではGNSS高度等で補正必要。
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問52.IMUの計測誤差が時間とともに累積する現象を何と呼ぶか。
- ア.マルチパス
- イ.ジャミング
- ウ.ドリフト
正解:ウ.ドリフト
解説:正答は2。ジャイロ・加速度積分でドリフトが発生。GNSS・地磁気センサーとのセンサーフュージョンで補正。
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問53.RTK-GNSSが実現する典型的な測位精度として正しいものはどれか。
- ア.数cm
- イ.1m前後
- ウ.10m前後
正解:ア.数cm
解説:正答は0。基準局との搬送波位相差を用いてcmレベル精度を実現。i-Construction・精密農業で活用。
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問54.プロペラ表記『13×6.5』の意味として正しいものはどれか。
- ア.直径13cm・ピッチ6.5cm
- イ.直径13インチ・ピッチ6.5インチ
- ウ.直径13mm・ピッチ6.5mm
正解:イ.直径13インチ・ピッチ6.5インチ
解説:正答は1。直径13インチ、ピッチ6.5インチ。ピッチは1回転で前進する理論距離。
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問55.電動マルチローター機の飛行限度が高地で制限される主因はどれか。
- ア.気温低下によるバッテリー性能低下のみ
- イ.気圧センサー誤差
- ウ.空気密度低下によるローター推力低下
正解:ウ.空気密度低下によるローター推力低下
解説:正答は2。標高上昇で空気密度低下→ローター推力低下→ホバリング不能高度に至る。
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問56.フェイルセーフ機能の発動条件として一般的でないものはどれか。
- ア.外気温の上昇
- イ.送信機通信途絶
- ウ.バッテリー残量低下
正解:ア.外気温の上昇
解説:正答は0。外気温の上昇は単独ではフェイルセーフ発動条件にならない。GNSS喪失・通信途絶・低バッテリーが主要発動条件。
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問57.プロペラの回転方向(CW/CCW)の誤組による典型的な事故として最も適切なものはどれか。
- ア.飛行時間延長
- イ.推力方向逆転による離陸不能や飛行中の脱落事故
- ウ.推力増加
正解:イ.推力方向逆転による離陸不能や飛行中の脱落事故
解説:正答は1。推力方向逆転で離陸不能、または取付ナット緩みで飛行中の脱落・墜落事故。
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問58.オブスタクルセンス(障害物検知)で検知が苦手とされる対象として最も適切なものはどれか。
- ア.大型建造物
- イ.立木
- ウ.電線・ガラスなどの薄物・透明物
正解:ウ.電線・ガラスなどの薄物・透明物
解説:正答は2。電線・ガラス・蜘蛛の巣等の薄物・透明物・線状物は検知漏れリスクが高い。
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問59.プロペラ点検で『直ちに交換』すべき状態として最も適切なものはどれか。
- ア.微小なクラック・欠け・曲がり
- イ.表面のわずかな汚れ
- ウ.印字のかすれ
正解:ア.微小なクラック・欠け・曲がり
解説:正答は0。微小なクラックも振動増大・推力低下の原因。プロペラはコストが低いため積極的に交換する。
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問60.LiPoバッテリーの過放電(セル電圧3.0V未満)を続けた場合のリスクとして最も適切なものはどれか。
- ア.特に問題なし
- イ.セル劣化・膨張・発火事故のリスク
- ウ.次回充電時間が延びる程度
正解:イ.セル劣化・膨張・発火事故のリスク
解説:正答は1。セル劣化・膨張・最悪発火事故。3.3V程度で着陸し満充電・過放電を避けるのが鉄則。
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問61.送信機の周波数帯として一般的に使用される帯域はどれか。
- ア.100MHz帯
- イ.900MHz帯のみ
- ウ.2.4GHz帯(一部5GHz帯)
正解:ウ.2.4GHz帯(一部5GHz帯)
解説:正答は2。2.4GHz帯のFHSS方式が主流。一部に5GHz帯も使用。
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問62.FPV映像伝送における主要な課題はどれか。
- ア.伝送遅延(操縦タイミングへの影響)
- イ.音声が聞こえる
- ウ.色再現性のみ
正解:ア.伝送遅延(操縦タイミングへの影響)
解説:正答は0。アナログ系数十ms、デジタル系100ms以上の伝送遅延。遅延を見越した余裕操縦が必要。
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問63.ローターのディスク荷重(DL)が小さい機体の特徴として正しいものはどれか。
- ア.小型機向き
- イ.ホバリング効率が高く長時間飛行に有利
- ウ.高速移動向き
正解:イ.ホバリング効率が高く長時間飛行に有利
解説:正答は1。ディスク面積大→低回転数で必要推力発生→ホバリング効率高→長時間飛行に有利。
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問64.クアッドコプター(X型)のヨー制御の原理として最も適切なものはどれか。
- ア.ロータの傾斜(チルト)
- イ.尾翼ラダー操作
- ウ.対角ローターペアの回転数差によるヨートルクのアンバランス
正解:ウ.対角ローターペアの回転数差によるヨートルクのアンバランス
解説:正答は2。隣接ローターはCW/CCW逆回転。同方向ペア(対角)の回転数を上げ、もう一方を下げることでヨートルクのアンバランスを生み回頭。
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問65.気温-5℃の冬季屋外飛行で起こりやすいトラブルとして最も適切なものはどれか。
- ア.LiPoバッテリーの能力低下と飛行時間短縮
- イ.GNSS精度の向上
- ウ.プロペラの揚力向上
正解:ア.LiPoバッテリーの能力低下と飛行時間短縮
解説:正答は0。低温でLiPo内部抵抗増→電圧降下大→ホバリング可能時間短縮。バッテリーウォーマー使用が推奨。
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問66.推力重量比(T/W)の安全飛行推奨値として最も適切なものはどれか。
- ア.T/W<1.0
- イ.T/W≧2.0
- ウ.T/W=1.0ぴったり
正解:イ.T/W≧2.0
解説:正答は1。T/W<1は離陸不能。T/W=1ぎりぎり、機動余裕を確保するため2.0以上が推奨される。
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問67.ペイロード搭載時の重心調整について最も適切な記述はどれか。
- ア.重心位置は飛行性能に影響しない
- イ.重心は前方寄りが望ましい
- ウ.重心は機体中心に保ち、前後左右の偏倚を避ける
正解:ウ.重心は機体中心に保ち、前後左右の偏倚を避ける
解説:正答は2。重心は機体中心が理想。前後左右偏倚は姿勢制御困難・墜落リスク。
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問68.機体動力源のLiPoバッテリーから機体を取り外す際の注意として最も適切なものはどれか。
- ア.端子を絶縁し耐火袋で保管
- イ.端子は剥き出しのまま放置可
- ウ.金属箱に直接入れる
正解:ア.端子を絶縁し耐火袋で保管
解説:正答は0。端子ショートで大電流→発火事故。絶縁テープ等で端子保護し耐火袋保管が推奨。
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問69.LiDARセンサーの主な用途として最も適切なものはどれか。
- ア.音声通信
- イ.レーザー測距による3次元点群取得
- ウ.可視光撮影のみ
正解:イ.レーザー測距による3次元点群取得
解説:正答は1。レーザー測距で3次元点群を取得。樹冠下の地形計測・i-Construction・3次元測量で活用。
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問70.プロペラを変更(直径・ピッチ増加)した場合の影響として正しいものはどれか。
- ア.飛行時間が必ず延長する
- イ.性能に影響しない
- ウ.推力増加と引換にESC・モーター過熱リスク増
正解:ウ.推力増加と引換にESC・モーター過熱リスク増
解説:正答は2。推力は増加するが、モーター負荷増加によりESC・モーター過熱と消費電流増のリスクあり。
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問71.RTH(Return To Home)機能が誤動作で事故を引き起こす典型的なケースはどれか。
- ア.RTH高度設定が周辺障害物より低い、ホームポイント未更新
- イ.バッテリー残量100%時に発動
- ウ.送信機ON時に発動
正解:ア.RTH高度設定が周辺障害物より低い、ホームポイント未更新
解説:正答は0。RTH高度設定が周辺障害物より低い、ホームポイント未更新等で送電線・建物に衝突。事前設定確認が必須。
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問72.テレメトリーデータとして送信機側で確認できる代表的な情報はどれか。
- ア.他機の操縦者の名前
- イ.機体バッテリー電圧・GNSS位置・高度・速度
- ウ.気象警報の文字情報
正解:イ.機体バッテリー電圧・GNSS位置・高度・速度
解説:正答は1。テレメトリー双方向通信で機体バッテリー電圧・GNSS位置・高度・速度等がリアルタイム取得可能。
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問73.電力消費が回転数の3乗に比例することを踏まえて、回転数を20%増加させた場合の消費電力増加率として最も近い値はどれか。
- ア.約20%
- イ.約44%
- ウ.約73%
正解:ウ.約73%
解説:正答は2。1.2³=1.728、すなわち約73%増。一方、推力は1.2²=1.44倍(約44%増)。電力増加率が推力増加率を大きく上回る。
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問74.LiPoバッテリー6Sの定格電圧として正しいものはどれか。
- ア.18.0V
- イ.22.2V
- ウ.25.2V
正解:イ.22.2V
解説:正答は1。1セル定格3.7V×6セル=22.2V。満充電は4.2×6=25.2V、下限は3.0×6=18.0V。
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問75.LiPoバッテリーは満充電のまま長期間放置しても電池寿命や安全性に影響はないため、保管時の電圧管理は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは満充電(4.2V/セル)長期保管はセル劣化・膨張を促進する。長期保管時はストレージ電圧3.7〜3.85V/セル(約50%SoC)に調整し耐火袋で保管する。