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登録販売者「人体の構造と働き」の一問一答

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📖 登録販売者「人体の構造と働き」の全155問と解説(一覧)

登録販売者の人体の構造と働きに関する一問一答(全155問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.消化管は、口腔→胃→食道→小腸→大腸→肛門の順に続く管である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。消化管は「口腔→咽頭→食道→胃→小腸→大腸→肛門」(食道は胃の前)。

  2. 問2.胃は、主にトリプシンを分泌してタンパク質を消化する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。胃は「ペプシン+胃酸」を分泌(トリプシンは膵液中の酵素)。

  3. 問3.小腸は、十二指腸・大腸の2部からなる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。小腸は「十二指腸・空腸・回腸」の3部(大腸は別の器官)。

  4. 問4.大腸では、栄養素の主要な吸収が行われる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。大腸は「水分・電解質吸収」が主、栄養素吸収は小腸。

  5. 問5.肝臓は、酸素運搬を主機能とする臓器である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。肝臓は「栄養代謝・胆汁産生・解毒」が主機能(酸素運搬は赤血球)。

  6. 問6.胆汁は胆嚢で産生され、脂肪の消化を助ける。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。胆汁は肝臓で産生され、胆嚢に蓄えられ濃縮された後、十二指腸に分泌されます。胆嚢は貯蔵・濃縮の場であり、産生場所ではありません。

  7. 問7.膵臓は、外分泌機能のみを持ち内分泌は行わない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。膵臓は「外分泌(膵液)と内分泌(インスリン等)」両機能を持つ。

  8. 問8.腎臓は、消化機能を担う器官である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。腎臓は「血液ろ過+尿として老廃物排出」(消化は消化管)。

  9. 問9.心臓の右心室から送り出された血液は、全身に向かう(体循環)。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。右心室は「肺循環(肺へ)」、左心室が体循環(全身)。

  10. 問10.赤血球のヘモグロビンは、二酸化炭素のみを運搬する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。ヘモグロビンは「酸素を運搬」(二酸化炭素は別経路で重炭酸イオン化)。

  11. 問11.白血球は酸素運搬を担う。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。白血球は「免疫機能」(酸素運搬は赤血球)。

  12. 問12.血小板は、酸素を運搬する細胞である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。血小板は「血液凝固・止血」(酸素運搬ではない)。

  13. 問13.交感神経が優位になると、心拍数が減少し、瞳孔が縮小する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。交感神経優位は「心拍増・瞳孔散大」(記述が逆、副交感神経の作用)。

  14. 問14.副交感神経が優位になると、消化管運動は抑制される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。副交感神経優位は「消化管運動促進」(抑制は交感神経)。

  15. 問15.脳の血液脳関門(BBB)は、すべての医薬品成分の脳内への移行を阻止する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。血液脳関門は多くの物質の脳内移行を制限しますが、脂溶性の高い物質や小分子は通過することがあります。すべてを阻止するわけではありません。

  16. 問16.皮膚は、表皮・真皮・骨膜の3層構造である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。皮膚は「表皮・真皮・皮下組織」の3層(骨膜は別組織)。

  17. 問17.目の水晶体は、光を網膜に集め、色覚を担う部位である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。水晶体は「ピント合わせ(焦点調節)」、色覚は網膜の錐体細胞。

  18. 問18.内耳の蝸牛は平衡感覚を司り、半規管は聴覚を司る。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。蝸牛が聴覚を、半規管(前庭を含む)が平衡感覚を司ります。問題文は逆になっています。

  19. 問19.医薬品の有効成分が全身作用を発揮するには、消化管で代謝される必要がある。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。全身作用には「消化管から血液中に移行(吸収)」が必要(代謝ではない)。

  20. 問20.経口投与された医薬品は、主に大腸で吸収される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。経口医薬品は主に「小腸」で吸収(大腸は水分吸収)。

  21. 問21.プチアリン(唾液アミラーゼ)は、タンパク質を分解する消化酵素である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。プチアリンは「デンプン→麦芽糖」分解(タンパク質はペプシン等)。

  22. 問22.食道には消化腺があり、活発な消化が行われる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。食道は「消化腺なし、蠕動運動のみ」(消化は胃以降)。

  23. 問23.胃の粘液は、食物の消化を促進する役割を持つ。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。胃粘液は「胃酸・ペプシンによる自己消化を防ぐ」役割(消化促進ではない)。

  24. 問24.十二指腸では、唾液と胆汁が合流して消化が行われる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。十二指腸では「膵液と胆汁」が合流(唾液は口腔のみ)。

  25. 問25.大腸の腸内細菌は、糖質を分解しビタミンCを合成する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。腸内細菌は「食物繊維分解+ビタミンK・B群合成」(ビタミンCではない)。

  26. 問26.肝臓は、体内でアルコールを分解・解毒する主要な臓器である。

    正解:○(正しい)

    解説:肝臓ではアルコールがアルコール脱水素酵素(ADH)によりアセトアルデヒドに分解され、さらにアルデヒド脱水素酵素(ALDH)により酢酸に分解されます。

  27. 問27.脾臓は、消化液を分泌する消化器である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。脾臓は「古い赤血球破壊+リンパ球産生」の免疫器官(消化器ではない)。

  28. 問28.腎臓で生成された原尿は、そのすべてが尿として排泄される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。糸球体で濾過された原尿は1日約150Lですが、尿細管で約99%が再吸収され、最終的な尿量は約1.5Lです。

  29. 問29.肺では、肺胞において窒素と酸素のガス交換が行われる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。肺ガス交換は「酸素と二酸化炭素」(窒素は不変)。

  30. 問30.気管支は左右で太さが異なり、左気管支の方が太く短い。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。右気管支が「太く短い」(記述が逆、左右の解剖学的差異)。

  31. 問31.動脈は心臓から送り出される血液を運ぶ血管であり、常に酸素を多く含む血液が流れる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。動脈は心臓から出る血液を運ぶ血管ですが、肺動脈には静脈血(酸素が少ない血液)が流れています。「動脈=酸素が多い」とは限りません。

  32. 問32.リンパ液は最終的に動脈に合流する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。リンパ液は「静脈に合流」(鎖骨下静脈経由で血液循環へ)。

  33. 問33.副腎皮質から分泌されるアドレナリンは、心拍数を増加させ血圧を上昇させる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。アドレナリンは副腎「髄質」から分泌されるホルモンです。副腎「皮質」からはコルチゾール(糖質コルチコイド)やアルドステロン(鉱質コルチコイド)が分泌されます。

  34. 問34.自律神経系は、交感神経のみで構成される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。自律神経は「交感神経と副交感神経」の2種類(多くの臓器に両方が分布)。

  35. 問35.中枢神経系は末梢神経のみからなる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。中枢神経は「脳と脊髄」(末梢神経は別系統)。

  36. 問36.角膜には血管が通っており、血液から酸素や栄養素の供給を受けている。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。角膜には血管がなく(無血管組織)、酸素は涙液や房水を介して供給されます。透明性を維持するために血管がないことが特徴です。

  37. 問37.鼻腔の粘膜には線毛がなく、異物排除は単純に呼気で行う。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。鼻腔粘膜には「線毛があり異物排除」(粘液と線毛運動)。

  38. 問38.甲状腺ホルモンは、全身の代謝を抑制する働きがある。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。甲状腺ホルモンは「代謝促進」(バセドウ病で過剰、橋本病で不足)。

  39. 問39.骨髄は、血液をろ過する造血器官である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。骨髄は「血球産生(造血)」(ろ過は腎臓)。

  40. 問40.皮膚の表皮の最外層は角質層であり、ケラチンというタンパク質で構成されている。

    正解:○(正しい)

    解説:角質層は死んだ細胞(角質細胞)が積み重なった層で、ケラチンという硬いタンパク質で構成され、体内からの水分蒸発防止や外部からの異物侵入防止のバリア機能を担っています。

  41. 問41.汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があり、体温調節に関与するのは主にエクリン腺である。

    正解:○(正しい)

    解説:エクリン腺は全身に分布し、水分の多い汗を分泌して蒸発による体温調節を行います。アポクリン腺は腋窩などに限局し、体臭の原因となります。

  42. 問42.医薬品の経皮吸収では、有効成分が皮膚の角質層を通過して体内に吸収される。

    正解:○(正しい)

    解説:外用薬の有効成分は角質層を通過し、真皮の毛細血管から吸収されて全身循環に入ることがあります。これが経皮吸収であり、貼付剤などの作用機序です。

  43. 問43.消化酵素とその働きの組合せとして、正しいものはどれか。

    • ア.リパーゼ ── タンパク質の分解
    • イ.ペプシン ── タンパク質の分解
    • ウ.トリプシン ── 脂肪の分解
    • エ.アミラーゼ ── タンパク質の分解

    正解:イ.ペプシン ── タンパク質の分解

    解説:ペプシンは胃で分泌されるタンパク質分解酵素です。リパーゼは脂肪分解、トリプシンはタンパク質分解(膵液中)、アミラーゼはデンプン分解です。

  44. 問44.肝臓の機能に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

    • ア.グリコーゲンを貯蔵し、必要時にグルコースに変換する
    • イ.胆汁を産生して脂肪の消化を助ける
    • ウ.インスリンを分泌して血糖値を調節する
    • エ.アルブミンなどの血漿タンパク質を合成する

    正解:ウ.インスリンを分泌して血糖値を調節する

    解説:インスリンを分泌するのは膵臓のランゲルハンス島β細胞であり、肝臓ではありません。肝臓はグリコーゲン貯蔵、胆汁産生、血漿タンパク質合成などを行います。

  45. 問45.血液成分のうち、血漿に含まれないものはどれか。

    • ア.アルブミン
    • イ.フィブリノーゲン
    • ウ.グロブリン
    • エ.ヘモグロビン

    正解:エ.ヘモグロビン

    解説:ヘモグロビンは赤血球の内部に含まれるタンパク質であり、血漿成分ではありません。アルブミン・グロブリン・フィブリノーゲンは血漿タンパク質です。

  46. 問46.交感神経が優位な場合の身体反応として、誤っているものはどれか。

    • ア.消化管の蠕動運動が促進される
    • イ.心拍数が増加する
    • ウ.瞳孔が散大する
    • エ.気管支が拡張する

    正解:ア.消化管の蠕動運動が促進される

    解説:交感神経が優位になると消化管の蠕動運動は「抑制」されます。消化管運動を促進するのは副交感神経の作用です。

  47. 問47.腎臓に関する記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア.腎臓は腹腔内の前面に位置する
    • イ.腎臓はエリスロポエチンを産生して赤血球の生成を促進する
    • ウ.腎臓は1日に約15Lの原尿を生成する
    • エ.腎臓のネフロンは糸球体のみで構成される

    正解:イ.腎臓はエリスロポエチンを産生して赤血球の生成を促進する

    解説:腎臓はエリスロポエチンを産生し、骨髄での赤血球産生を促進します。腎臓は後腹膜に位置し、原尿は1日約150L、ネフロンは糸球体と尿細管で構成されます。

  48. 問48.目の構造と機能に関する記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア.網膜は光を屈折させる透明な組織である
    • イ.硝子体は水晶体の前方に存在する液体である
    • ウ.虹彩は瞳孔の大きさを調節して光の量を調整する
    • エ.結膜は眼球の後面を覆う膜である

    正解:ウ.虹彩は瞳孔の大きさを調節して光の量を調整する

    解説:虹彩は瞳孔の大きさを調節し、眼に入る光の量を調整します。網膜は光受容体がある膜、硝子体は水晶体の後方のゼリー状物質、結膜は眼球の前面を覆います。

  49. 問49.医薬品の吸収に関する記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア.坐剤は直腸粘膜から吸収され、初回通過効果を大きく受ける
    • イ.貼付剤の有効成分は全身には作用しない
    • ウ.経口薬は胃で最も多く吸収される
    • エ.舌下錠は口腔粘膜から吸収され、初回通過効果を受けにくい

    正解:エ.舌下錠は口腔粘膜から吸収され、初回通過効果を受けにくい

    解説:舌下錠は口腔粘膜の豊富な血管から吸収され、門脈を経由しないため初回通過効果を受けにくいです。坐剤も直腸下部からの吸収は初回通過効果を受けにくいのが特徴です。

  50. 問50.皮膚に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

    • ア.表皮は真皮よりも厚い層である
    • イ.真皮には知覚神経の末端が分布している
    • ウ.皮脂腺は皮脂を分泌して皮膚の乾燥を防ぐ
    • エ.メラニン色素は紫外線から皮膚を守る役割がある

    正解:ア.表皮は真皮よりも厚い層である

    解説:表皮は約0.2mmと薄く、真皮(約2mm)の方がはるかに厚い層です。メラニン色素の紫外線防御、真皮の知覚神経分布、皮脂腺の保湿機能はいずれも正しい記述です。

  51. 問51.胃から分泌されるガストリンは、胃酸の分泌を促進する消化管ホルモンである。

    正解:○(正しい)

    解説:ガストリンは胃の幽門部のG細胞から分泌される消化管ホルモンで、壁細胞に作用して塩酸(胃酸)の分泌を促進します。食物が胃に入ると分泌が亢進します。

  52. 問52.セクレチンは十二指腸から分泌され、膵液中の重炭酸イオンの分泌を促進する消化管ホルモンである。

    正解:○(正しい)

    解説:セクレチンは十二指腸のS細胞から分泌され、膵臓に作用して重炭酸イオンを豊富に含む膵液の分泌を促進し、胃酸で酸性化した十二指腸内容物を中和します。

  53. 問53.コレシストキニンは十二指腸から分泌され、胆嚢を収縮させて胆汁の放出を促す消化管ホルモンである。

    正解:○(正しい)

    解説:コレシストキニン(CCK)は脂肪やアミノ酸の刺激で十二指腸から分泌され、胆嚢収縮と膵消化酵素の分泌促進を行います。

  54. 問54.肝臓で行われる薬物代謝の第I相反応には、主にシトクロムP450(CYP)酵素群が関与している。

    正解:○(正しい)

    解説:CYP酵素は肝臓の滑面小胞体に存在する薬物代謝酵素群で、酸化・還元・加水分解などの第I相反応を触媒します。CYP3A4が最も多くの医薬品の代謝に関与しています。

  55. 問55.CYP酵素の活性には個人差があり、遺伝的多型により薬物の代謝速度が人によって異なることがある。

    正解:○(正しい)

    解説:CYP2D6やCYP2C19など一部のCYP酵素には遺伝的多型があり、代謝が速い人(高代謝型)と遅い人(低代謝型)がいます。これが薬効や副作用の個人差の一因となっています。

  56. 問56.血液脳関門は、脳の毛細血管壁の内皮細胞が密着結合(タイトジャンクション)で連結することにより形成される。

    正解:○(正しい)

    解説:脳の毛細血管は内皮細胞同士が密着結合で強く結ばれており、さらにアストロサイトの足突起が血管を取り囲むことで血液脳関門を形成し、物質の通過を制限しています。

  57. 問57.血液脳関門は胎児期から完全に発達しているため、胎児の脳は医薬品成分の影響を受けにくい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。胎児期の血液脳関門は未発達であり、薬物が容易に脳内に移行するため、胎児の脳は医薬品成分の影響を受けやすい状態にあります。小児でも同様に未発達です。

  58. 問58.リンパ節は、リンパ液に含まれる異物や病原体をろ過・除去する免疫器官である。

    正解:○(正しい)

    解説:リンパ節にはリンパ球やマクロファージが集まっており、リンパ液中の細菌・ウイルス・異物などを捕捉・処理するフィルターの役割を果たしています。

  59. 問59.リンパ管には弁があり、リンパ液が逆流しないように一方向に流れる仕組みになっている。

    正解:○(正しい)

    解説:リンパ管には静脈と同様に弁が備わっており、リンパ液が末梢から中枢に向かって一方向に流れるようにしています。周囲の筋肉の収縮がリンパ液の流れを助けます。

  60. 問60.内分泌腺は分泌物を導管を通じて体外や体腔内に放出する腺である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。導管を通じて分泌物を放出するのは外分泌腺(汗腺、唾液腺、消化腺など)です。内分泌腺は導管を持たず、ホルモンを直接血液中に分泌します。

  61. 問61.外分泌腺の例としては、汗腺、唾液腺、膵臓の腺房細胞などが挙げられる。

    正解:○(正しい)

    解説:外分泌腺は導管を通じて分泌物を体表や消化管内に放出する腺であり、汗腺(汗)、唾液腺(唾液)、膵臓の腺房細胞(膵液)などが代表例です。

  62. 問62.交感神経が優位になると、唾液の分泌は少量で粘稠な唾液が分泌される傾向がある。

    正解:○(正しい)

    解説:交感神経刺激では少量で粘り気の多い唾液が分泌されます。一方、副交感神経が優位なときは大量で水っぽい唾液が分泌され、消化が促進されます。

  63. 問63.副交感神経が優位になると、膀胱の排尿筋が収縮し排尿が促進される。

    正解:○(正しい)

    解説:副交感神経(骨盤神経)が優位になると排尿筋(膀胱壁の平滑筋)が収縮し、内尿道括約筋が弛緩して排尿が促進されます。交感神経優位時は逆に蓄尿に働きます。

  64. 問64.交感神経は「闘争か逃走」の反応に関与し、副交感神経は「休息と消化」に関与する。

    正解:○(正しい)

    解説:交感神経はストレスや緊急時に活性化して心拍増加・血圧上昇・瞳孔散大などの反応を起こし、副交感神経は安静時に優位となり消化促進・心拍低下・エネルギー蓄積を促します。

  65. 問65.胸管は体内最大のリンパ管であり、左鎖骨下静脈に合流する。

    正解:○(正しい)

    解説:胸管は下半身と左上半身のリンパ液を集める最大のリンパ管で、左の静脈角(左内頸静脈と左鎖骨下静脈の合流部)に注ぎ、リンパ液を血液循環に戻します。

  66. 問66.副腎は皮質と髄質からなり、皮質からはコルチゾールやアルドステロンが、髄質からはアドレナリンが分泌される。

    正解:○(正しい)

    解説:副腎皮質はステロイドホルモン(コルチゾール、アルドステロン、性ホルモン)を、副腎髄質はカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)を分泌します。

  67. 問67.下垂体前葉から分泌される成長ホルモンは、骨や筋肉の成長を促進する作用を持つ。

    正解:○(正しい)

    解説:成長ホルモン(GH)は下垂体前葉から分泌され、肝臓でIGF-1の産生を促し、骨端軟骨の増殖や筋肉のタンパク質合成を促進して身体の成長を司ります。

  68. 問68.交感神経が優位になると、気管支は収縮し呼吸が困難になる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。交感神経が優位になると気管支平滑筋は弛緩して気管支が拡張し、より多くの空気を取り込めるようになります。気管支を収縮させるのは副交感神経の作用です。

  69. 問69.副交感神経が優位になると、瞳孔は縮小(縮瞳)する。

    正解:○(正しい)

    解説:副交感神経は瞳孔括約筋を収縮させて瞳孔を縮小させます。暗い場所や交感神経優位時には瞳孔散大筋が収縮して瞳孔が散大します。

  70. 問70.肝臓の薬物代謝における第II相反応とは、第I相反応で生じた代謝物にグルクロン酸や硫酸などを結合させる抱合反応である。

    正解:○(正しい)

    解説:第II相反応(抱合反応)では、第I相反応で生じた代謝物にグルクロン酸・硫酸・グルタチオン・アミノ酸などを結合させ、水溶性を高めて尿中への排泄を容易にします。

  71. 問71.脳脊髄液は脳室内の脈絡叢で産生され、脳と脊髄を外部の衝撃から保護する役割がある。

    正解:○(正しい)

    解説:脳脊髄液は脳室の脈絡叢で産生され、くも膜下腔を循環して脳と脊髄をクッションのように保護するほか、栄養供給や老廃物除去の役割も果たしています。

  72. 問72.消化管ホルモンに関する記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア.ガストリンは膵液の分泌を抑制する
    • イ.コレシストキニンは胆嚢を収縮させて胆汁の放出を促す
    • ウ.セクレチンは胃酸の分泌を促進する
    • エ.インスリンは十二指腸から分泌される消化管ホルモンである

    正解:イ.コレシストキニンは胆嚢を収縮させて胆汁の放出を促す

    解説:コレシストキニン(CCK)は十二指腸から分泌され、胆嚢を収縮させて胆汁を十二指腸に放出させるとともに、膵臓からの消化酵素分泌を促進します。

  73. 問73.肝臓の薬物代謝に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

    • ア.CYP3A4は最も多くの医薬品の代謝に関与するCYP酵素である
    • イ.CYP酵素は肝臓の滑面小胞体に存在する
    • ウ.CYP酵素の活性に遺伝的な個人差はない
    • エ.第I相反応は主に酸化・還元・加水分解からなる

    正解:ウ.CYP酵素の活性に遺伝的な個人差はない

    解説:CYP酵素には遺伝的多型があり、CYP2D6やCYP2C19などでは代謝活性に大きな個人差があります。これが薬効や副作用発現の個人差の一因です。

  74. 問74.血液脳関門に関する記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア.すべての医薬品成分の脳内移行を完全に阻止する
    • イ.脂溶性の低い物質ほど通過しやすい
    • ウ.胎児期から完全に機能している
    • エ.脳の毛細血管内皮細胞の密着結合により形成される

    正解:エ.脳の毛細血管内皮細胞の密着結合により形成される

    解説:血液脳関門は脳の毛細血管内皮細胞同士が密着結合で連結されることにより形成されます。脂溶性の高い物質は通過しやすく、すべてを完全に阻止するわけではありません。

  75. 問75.リンパ系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

    • ア.リンパ液は最終的に動脈に合流する
    • イ.リンパ管には弁があり一方向の流れを保つ
    • ウ.リンパ節にはリンパ球やマクロファージが存在する
    • エ.胸管は体内最大のリンパ管である

    正解:ア.リンパ液は最終的に動脈に合流する

    解説:リンパ液は最終的に鎖骨下静脈に合流して血液循環に戻ります。動脈に合流するわけではありません。

  76. 問76.内分泌腺と外分泌腺に関する記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア.内分泌腺は導管を通じて分泌物を放出する
    • イ.膵臓は内分泌機能と外分泌機能の両方を持つ
    • ウ.甲状腺は外分泌腺の一つである
    • エ.汗腺は内分泌腺に分類される

    正解:イ.膵臓は内分泌機能と外分泌機能の両方を持つ

    解説:膵臓は外分泌部(腺房細胞から消化酵素を含む膵液を導管を通じて分泌)と内分泌部(ランゲルハンス島からインスリン等を血中に分泌)の両方の機能を持つ器官です。

  77. 問77.交感神経と副交感神経の作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

    • ア.交感神経優位で心拍数が増加する
    • イ.副交感神経優位で消化管の蠕動運動が促進される
    • ウ.交感神経優位で膀胱の排尿筋が収縮する
    • エ.交感神経優位で気管支が拡張する

    正解:ウ.交感神経優位で膀胱の排尿筋が収縮する

    解説:交感神経優位時には膀胱の排尿筋は弛緩し、内尿道括約筋が収縮して蓄尿に働きます。排尿筋が収縮して排尿が促進されるのは副交感神経の作用です。

  78. 問78.副腎に関する記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア.副腎皮質からアドレナリンが分泌される
    • イ.副腎髄質からコルチゾールが分泌される
    • ウ.アルドステロンは副腎髄質から分泌される鉱質コルチコイドである
    • エ.コルチゾールは副腎皮質から分泌される糖質コルチコイドである

    正解:エ.コルチゾールは副腎皮質から分泌される糖質コルチコイドである

    解説:コルチゾールは副腎皮質の束状層から分泌される糖質コルチコイドで、糖代謝・抗炎症・免疫抑制などの作用があります。アドレナリンは副腎髄質、アルドステロンは副腎皮質から分泌されます。

  79. 問79.脳脊髄液に関する記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア.脳脊髄液は脳室の脈絡叢で産生される
    • イ.脳脊髄液は硬膜上腔を循環している
    • ウ.脳脊髄液は脊髄のみに存在する
    • エ.脳脊髄液は血液と同じ成分で構成される

    正解:ア.脳脊髄液は脳室の脈絡叢で産生される

    解説:脳脊髄液は脳室内の脈絡叢で産生され、脳室からくも膜下腔に流れて脳と脊髄を取り囲み、物理的保護・栄養供給・老廃物除去の役割を果たしています。

  80. 問80.薬物代謝の第II相反応(抱合反応)に関する記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア.薬物の脂溶性を高めて組織への分布を促進する
    • イ.グルクロン酸や硫酸を結合させて水溶性を高め排泄を促進する
    • ウ.主にCYP酵素により触媒される酸化反応である
    • エ.抱合反応は腎臓でのみ行われる

    正解:イ.グルクロン酸や硫酸を結合させて水溶性を高め排泄を促進する

    解説:第II相反応(抱合反応)はグルクロン酸・硫酸・グルタチオンなどを代謝物に結合させ、水溶性を高めて腎臓からの尿中排泄を容易にします。主に肝臓で行われます。

  81. 問81.気管は、咽頭から続いて肺へつながり、左右の気管支に分岐する。

    正解:○(正しい)

    解説:気管は咽頭の下から始まり、左右の気管支(主気管支)に分かれて両肺に入ります。

  82. 問82.肺胞は、肺における酸素と二酸化炭素のガス交換が行われる最小単位である。

    正解:○(正しい)

    解説:肺胞は気管支の末端の小さな袋状構造で、毛細血管との間でO2・CO2のガス交換が行われます。

  83. 問83.横隔膜は、収縮することで胸腔内が広がり、空気を吸い込む(吸気)。

    正解:○(正しい)

    解説:横隔膜(呼吸筋)の収縮で胸腔が拡張し、肺に空気が入ります(吸気)。弛緩で呼気となります。

  84. 問84.眼球の角膜には血管がないため、酸素は涙液から供給される。

    正解:○(正しい)

    解説:角膜は無血管組織。酸素は涙液から、栄養は房水から供給されます。点眼薬は角膜から吸収されます。

  85. 問85.中耳は鼓膜と内耳の間にあり、3つの耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)を含む。

    正解:○(正しい)

    解説:中耳の耳小骨は音を内耳に伝える役割。鼻炎時にエウスタキオ管経由で中耳炎を起こすことがあります。

  86. 問86.皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層構造からなる。

    正解:○(正しい)

    解説:皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織。バリア機能・体温調節・感覚受容等を担います。

  87. 問87.甲状腺ホルモンは、エネルギー代謝の調節を行うホルモンである。

    正解:○(正しい)

    解説:甲状腺ホルモン(T3・T4)は基礎代謝・エネルギー代謝を促進。バセドウ病(過剰)・橋本病(不足)等の疾患があります。

  88. 問88.副腎髄質はアドレナリン・ノルアドレナリンを分泌し、ストレス反応に関与する。

    正解:○(正しい)

    解説:副腎髄質はカテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)を分泌。「闘争か逃走か」反応を担います。副腎皮質はステロイドホルモン分泌。

  89. 問89.下垂体は、間脳の視床下部の支配下で、各種ホルモンの分泌を調節する内分泌の中枢である。

    正解:○(正しい)

    解説:下垂体は前葉・後葉に分かれ、視床下部からの指令で成長ホルモン・甲状腺刺激ホルモン・ACTH・抗利尿ホルモン等を分泌します。

  90. 問90.骨格筋は、自分の意思で動かせる随意筋である。

    正解:○(正しい)

    解説:骨格筋は随意筋(意識的に動かせる)。心筋・平滑筋は不随意筋(自律神経支配)です。

  91. 問91.体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。

    正解:○(正しい)

    解説:体温調節中枢は視床下部にあり、発汗・血管拡張収縮・震え等で体温を調節します。

  92. 問92.免疫には、生まれつき備わっている自然免疫と、後天的に獲得する獲得免疫がある。

    正解:○(正しい)

    解説:自然免疫(先天免疫):マクロファージ・好中球等。獲得免疫(適応免疫):T細胞・B細胞・抗体産生等。

  93. 問93.抗体は、Bリンパ球が分化した形質細胞によって産生される。

    正解:○(正しい)

    解説:B細胞は抗原刺激で活性化し、形質細胞となって抗体(免疫グロブリン)を産生します。

  94. 問94.スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)は、医薬品による重篤な皮膚粘膜障害である。

    正解:○(正しい)

    解説:SJSは皮膚・粘膜に水疱・びらんが生じる重篤な副作用。発症すると致命的になることがあります。

  95. 問95.中毒性表皮壊死融解症(TEN、ライエル症候群)は、SJSよりも重症型の皮膚剥離症状を呈する。

    正解:○(正しい)

    解説:TENはSJSの重症型で、皮膚の30%以上が剥離する致命的な状態。早期発見・原因薬剤の中止が極めて重要です。

  96. 問96.医薬品による肝機能障害は、自覚症状(倦怠感・黄疸等)が現れる前に肝酵素値の異常で発見されることがある。

    正解:○(正しい)

    解説:薬剤性肝障害は初期は無症状のことが多く、定期的な血液検査で肝酵素(ALT・AST等)の上昇で発見されます。

  97. 問97.偽アルドステロン症は、グリチルリチン酸(甘草成分)の長期過剰摂取で起こる電解質異常を伴う症状である。

    正解:○(正しい)

    解説:グリチルリチン酸(漢方薬・甘草に含有)の過剰摂取で、低カリウム血症・高血圧・浮腫等を起こします。

  98. 問98.ショック(アナフィラキシー)は、医薬品による即時型のアレルギー反応で、生命に関わる重篤な状態である。

    正解:○(正しい)

    解説:アナフィラキシーは投与後数分〜数十分で血圧低下・呼吸困難等を起こす重篤反応。エピペン(アドレナリン)投与・救急対応が必要。

  99. 問99.消化性潰瘍は、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の副作用として起こりうる。

    正解:○(正しい)

    解説:NSAIDsは胃粘膜のプロスタグランジン合成を阻害し、胃潰瘍・十二指腸潰瘍を起こすことがあります。

  100. 問100.腸間膜静脈硬化症は、漢方薬(特に山梔子(さんしし)含有処方)の長期服用で起こる稀な副作用である。

    正解:○(正しい)

    解説:山梔子含有漢方(黄連解毒湯等)の長期服用で起こることが報告されており、慢性的な下痢・腹痛・腸管狭窄等を呈します。

  101. 問101.次のうち、ガス交換が行われる場所はどれか。

    • ア.気管
    • イ.気管支
    • ウ.肺胞
    • エ.横隔膜

    正解:ウ.肺胞

    解説:ガス交換(O2取込・CO2放出)は肺胞で行われます。気管・気管支は空気の通り道、横隔膜は呼吸筋。

  102. 問102.次の組合せのうち、ホルモンと分泌器官の対応として正しいものはどれか。

    • ア.インスリン − 甲状腺
    • イ.甲状腺ホルモン − 膵臓
    • ウ.コルチゾール − 副腎髄質
    • エ.アドレナリン − 副腎髄質

    正解:エ.アドレナリン − 副腎髄質

    解説:アドレナリン・ノルアドレナリン → 副腎髄質。インスリン・グルカゴン → 膵臓。コルチゾール → 副腎皮質。甲状腺ホルモン → 甲状腺。

  103. 問103.皮膚の3層構造として正しい順序(外側から)はどれか。

    • ア.表皮 → 真皮 → 皮下組織
    • イ.真皮 → 表皮 → 皮下組織
    • ウ.表皮 → 皮下組織 → 真皮
    • エ.皮下組織 → 真皮 → 表皮

    正解:ア.表皮 → 真皮 → 皮下組織

    解説:皮膚は外側から表皮→真皮→皮下組織。表皮の最外層は角質層で、バリア機能を担います。

  104. 問104.次のうち、自律神経系(副交感神経)の作用として正しいものはどれか。

    • ア.心拍数増加
    • イ.消化管運動促進
    • ウ.瞳孔散大
    • エ.気管支拡張

    正解:イ.消化管運動促進

    解説:副交感神経:消化管運動促進・心拍数低下・瞳孔縮小・気管支収縮。交感神経はその逆方向の作用です。

  105. 問105.スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)の主な症状はどれか。

    • ア.四肢の麻痺
    • イ.記憶障害
    • ウ.皮膚・粘膜の水疱・びらん
    • エ.視野欠損

    正解:ウ.皮膚・粘膜の水疱・びらん

    解説:SJSは皮膚・粘膜(口腔・眼・性器等)の水疱・びらんが特徴。発熱を伴い、重篤化するとTENに進行します。

  106. 問106.次のうち、医薬品の副作用としての肝機能障害を疑う症状はどれか。

    • ア.口内炎のみ
    • イ.関節痛のみ
    • ウ.頭痛のみ
    • エ.黄疸(皮膚・白目が黄色くなる)

    正解:エ.黄疸(皮膚・白目が黄色くなる)

    解説:黄疸(ビリルビン上昇)は肝機能障害の典型症状。倦怠感・食欲不振・尿濃染なども伴います。

  107. 問107.偽アルドステロン症の原因として最も関連の深い成分はどれか。

    • ア.グリチルリチン酸
    • イ.カフェイン
    • ウ.タウリン
    • エ.カルシウム

    正解:ア.グリチルリチン酸

    解説:グリチルリチン酸(甘草・漢方処方に含有)の過剰摂取で、低K血症・高血圧・浮腫等が起こります。

  108. 問108.次のうち、免疫機構に関する記述として誤っているものはどれか。

    • ア.B細胞は抗体を産生する
    • イ.赤血球は免疫の主役である
    • ウ.好中球は最も多い白血球で食作用を持つ
    • エ.T細胞は細胞性免疫を担う

    正解:イ.赤血球は免疫の主役である

    解説:免疫の主役は白血球(B/T細胞・好中球・マクロファージ等)。赤血球は酸素運搬を担当し免疫には直接関与しません。

  109. 問109.医薬品によるアナフィラキシーショックの初期対応として正しいものはどれか。

    • ア.しばらく経過観察
    • イ.次の服用までに改善するか様子見
    • ウ.直ちに使用中止し医療機関を受診
    • エ.ビタミン剤を服用

    正解:ウ.直ちに使用中止し医療機関を受診

    解説:アナフィラキシーは生命に関わる緊急事態。ただちに使用中止+救急医療が必要です。

  110. 問110.消化管の構造として誤っているものはどれか。

    • ア.口腔 → 咽頭 → 食道 → 胃
    • イ.胃 → 小腸 → 大腸
    • ウ.小腸の構造:十二指腸 → 空腸 → 回腸
    • エ.大腸の構造:盲腸 → 直腸 → 結腸

    正解:エ.大腸の構造:盲腸 → 直腸 → 結腸

    解説:大腸は盲腸→上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸の順。「直腸→結腸」は誤りです。

  111. 問111.医薬品の副作用として、まれに不整脈(QT延長等)が起こることがある。

    正解:○(正しい)

    解説:一部の医薬品(抗不整脈薬・抗精神病薬・一部抗ヒスタミン薬等)でQT延長を起こし、致死的不整脈に至る場合があります。

  112. 問112.アスピリン喘息は、アスピリンや一部のNSAIDsで誘発される気管支喘息の重い発作である。

    正解:○(正しい)

    解説:アスピリン喘息はNSAIDs不耐症ともいい、解熱鎮痛薬で重い喘息発作を起こす体質。NSAIDs使用は厳禁です。

  113. 問113.医薬品による間質性肺炎は、咳・息切れ・発熱を伴い、進行すると呼吸不全に至る重篤な副作用である。

    正解:○(正しい)

    解説:薬剤性間質性肺炎は漢方薬(小柴胡湯等)・抗菌薬・降圧薬等で起こる重篤な副作用。早期発見・原因薬剤中止が重要。

  114. 問114.医薬品による無菌性髄膜炎は、抗菌薬・解熱鎮痛薬等で起こることがある。

    正解:○(正しい)

    解説:薬剤性無菌性髄膜炎は頭痛・発熱・項部硬直を伴うが髄液から細菌は検出されない病態。NSAIDs等が原因薬剤となります。

  115. 問115.進行性多巣性白質脳症(PML)は、JCウイルスによる脳の感染症で、免疫抑制薬等で起こることがある。

    正解:○(正しい)

    解説:PMLは免疫抑制薬・生物学的製剤等で発症するJCウイルス再活性化による重篤な脳疾患。一般用医薬品ではまれです。

  116. 問116.血液製剤や生物由来製品は感染症リスクが低く、規制も緩やかである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。生物由来製品は「感染症伝播リスクが高い」ため特に厳しい規制対象。

  117. 問117.医薬品の保管温度は気にする必要がない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。医薬品は「温度・湿度・光」の影響を受け劣化する。保管環境は重要。

  118. 問118.医薬品はすべて室温保管で問題ない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。一部の医薬品は「冷蔵保管」が必要(インスリン・生物製剤等)。

  119. 問119.医薬品の使用期限は表示義務がない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。医薬品の容器・外箱には「使用期限の表示が義務付け」(薬機法)。

  120. 問120.医薬品の保管は誰でも触れる場所で問題ない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。医薬品は「子供の手の届かない場所」に保管(誤飲防止)。

  121. 問121.加齢による医薬品の代謝・排泄機能の変化はない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。加齢により「代謝・排泄機能は低下」(高齢者の副作用リスク増)。

  122. 問122.同じ症状なら、患者の体質に関係なく同じ医薬品が適切である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。医薬品選択は「体質・年齢・併用薬等で異なる」(一律ではない)。

  123. 問123.βアドレナリン受容体遮断薬(β遮断薬)は、心拍数を低下させる。

    正解:○(正しい)

    解説:β遮断薬は心臓のβ1受容体を遮断し、心拍数低下・心収縮力低下を起こします。降圧薬・狭心症治療薬として使用。

  124. 問124.アスピリンは15歳未満でも安全に使用できる解熱鎮痛薬である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。アスピリンは「15歳未満不可」(ライ症候群リスク)。

  125. 問125.医薬品成分が母乳に移行することがあるため、授乳婦への医薬品投与には注意が必要である。

    正解:○(正しい)

    解説:多くの医薬品が母乳に移行し乳児に影響する可能性があります。授乳中は薬剤師・医師相談が必要。

  126. 問126.医薬品成分の血液脳関門の通過しやすさは、その分子の脂溶性に依存する。

    正解:○(正しい)

    解説:血液脳関門は脂溶性分子を通しやすく、水溶性分子・大分子は通過しにくい構造。薬の脳内移行に大きく影響します。

  127. 問127.排尿困難・尿閉は、抗ヒスタミン作用の医薬品の典型的な副作用である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。排尿困難は「抗コリン作用」が主原因(抗ヒスタミンも一部影響)。

  128. 問128.緑内障患者は、抗コリン作用医薬品で眼内圧が低下する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。緑内障で抗コリン薬は「眼圧上昇」リスク(低下ではない、悪化要因)。

  129. 問129.前立腺肥大症患者は、抗コリン作用医薬品で排尿障害が改善する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。前立腺肥大の抗コリン薬は「排尿障害悪化」リスク(改善ではない)。

  130. 問130.医薬品の血中濃度は、半減期に応じて時間とともに減衰する。

    正解:○(正しい)

    解説:半減期(T1/2)は血中濃度が半分になる時間。半減期が長い薬ほど効果持続時間が長く、蓄積リスクもあります。

  131. 問131.次のうち、抗コリン作用による副作用として正しい組合せはどれか。

    • ア.下痢・流涎・徐脈
    • イ.口渇・便秘・排尿困難
    • ウ.発汗増加・縮瞳
    • エ.気管支拡張・徐脈

    正解:イ.口渇・便秘・排尿困難

    解説:抗コリン作用は副交感神経抑制で、口渇・便秘・排尿困難・散瞳・頻脈・気管支拡張等を起こします。

  132. 問132.アスピリン喘息のリスクが高い患者層はどれか。

    • ア.高齢者すべて
    • イ.小児
    • ウ.解熱鎮痛薬で喘息発作の既往がある人
    • エ.インフルエンザ罹患中の人

    正解:ウ.解熱鎮痛薬で喘息発作の既往がある人

    解説:アスピリン喘息はNSAIDsで喘息発作既往がある人に多発。一度起きると同種薬剤で再発リスク高。

  133. 問133.ライ症候群のリスクから15歳未満に使用すべきでない解熱鎮痛成分はどれか。

    • ア.アセトアミノフェン
    • イ.ロキソプロフェン
    • ウ.イブプロフェン
    • エ.アスピリン

    正解:エ.アスピリン

    解説:アスピリンは15歳未満で水痘・インフルエンザ罹患時にライ症候群(脳症・肝障害)リスク。15歳未満禁忌。

  134. 問134.次のうち、医薬品によるうつ症状の関連薬剤として該当しないものはどれか。

    • ア.ビタミンC
    • イ.βアドレナリン遮断薬
    • ウ.副腎皮質ステロイド
    • エ.インターフェロン

    正解:ア.ビタミンC

    解説:ビタミンCはうつ症状の原因薬剤ではありません。ステロイド・β遮断薬・インターフェロン等が関連。

  135. 問135.ポリファーマシーの問題点として正しいものはどれか。

    • ア.服薬コンプライアンス向上
    • イ.相互作用と副作用リスクの増大
    • ウ.医療費削減
    • エ.治療効果の単純な合算

    正解:イ.相互作用と副作用リスクの増大

    解説:ポリファーマシー(多剤併用)は相互作用・副作用・服薬コンプライアンス低下のリスクを高めます。高齢者で特に問題化。

  136. 問136.間質性肺炎を起こしうる漢方処方として知られるものはどれか。

    • ア.葛根湯
    • イ.芍薬甘草湯
    • ウ.小柴胡湯
    • エ.麦門冬湯

    正解:ウ.小柴胡湯

    解説:小柴胡湯は薬剤性間質性肺炎の代表例。インターフェロン併用で特にリスク高となり警告が出ています。

  137. 問137.医薬品の血液脳関門通過に関係する性質はどれか。

    • ア.尿pH
    • イ.水溶性
    • ウ.タンパク結合率
    • エ.脂溶性

    正解:エ.脂溶性

    解説:血液脳関門は脂溶性分子を通しやすく、脂溶性が高い薬ほど中枢移行しやすい性質があります。

  138. 問138.NSAIDsによる急性腎障害の機序として正しいものはどれか。

    • ア.腎血流維持に重要なプロスタグランジン合成阻害
    • イ.腎臓への直接毒性
    • ウ.腎結石形成促進
    • エ.尿細管細胞の細菌感染

    正解:ア.腎血流維持に重要なプロスタグランジン合成阻害

    解説:NSAIDsはプロスタグランジン合成を阻害し、腎血流低下→急性腎障害を起こすメカニズム。腎機能低下者・脱水時にリスク高。

  139. 問139.抗ヒスタミン薬の眠気副作用が特に問題になる行動はどれか。

    • ア.睡眠
    • イ.自動車運転・機械操作
    • ウ.読書
    • エ.ストレッチ

    正解:イ.自動車運転・機械操作

    解説:抗ヒスタミン薬の眠気は自動車運転・機械操作で重大事故のリスク。添付文書で運転禁止が記載されます。

  140. 問140.医薬品の半減期が長いほど何が起こるか。

    • ア.即効性が高い
    • イ.効果持続が短い
    • ウ.体内に蓄積しやすい
    • エ.副作用が出ない

    正解:ウ.体内に蓄積しやすい

    解説:半減期が長い薬は排泄が遅く体内に蓄積しやすい。服薬間隔・累積効果に注意が必要です。

  141. 問141.医薬品により幻覚・妄想等の精神症状が現れることがあり、特に高齢者で起こりやすい。

    正解:○(正しい)

    解説:高齢者は脳の感受性増加・代謝排泄低下のため、医薬品による精神症状(せん妄・幻覚等)リスクが高くなります。

  142. 問142.医薬品の副作用として、味覚障害・嗅覚障害が起こることがある。

    正解:○(正しい)

    解説:抗菌薬・降圧薬・抗精神病薬等で味覚障害(亜鉛代謝阻害等)が起こります。早期気づきで原因薬剤中止が重要。

  143. 問143.医薬品によるめまい(ふらつき)は、内耳・中枢神経・血圧変動等が原因で起こる。

    正解:○(正しい)

    解説:めまい原因は多様:抗ヒスタミン薬の中枢抑制、降圧薬の血圧低下、内耳毒性(一部抗菌薬)等。転倒リスクに注意。

  144. 問144.高齢者では、医薬品による副作用としての転倒リスクが高い。

    正解:○(正しい)

    解説:高齢者は薬剤性めまい・低血圧・筋力低下等で転倒・骨折リスク増。ベンゾジアゼピン系・抗精神病薬等で特にリスク。

  145. 問145.医薬品の血液障害(再生不良性貧血・白血球減少等)は、稀ではあるが致命的になりうる重篤な副作用である。

    正解:○(正しい)

    解説:薬剤性血液障害は頻度低いが重篤。発熱・倦怠感・出血傾向等で疑い、血液検査で確定診断します。

  146. 問146.小児の発熱時、特に水痘・インフルエンザ罹患時のアスピリン使用はライ症候群(脳症・肝障害)の重大なリスクがある。

    正解:○(正しい)

    解説:ライ症候群は小児の急性脳症・肝障害を伴う致死的疾患。アスピリン使用と関連が指摘され、15歳未満では禁忌。

  147. 問147.光線過敏症は、医薬品使用後に日光に当たることで発疹・皮膚炎が起こる副作用である。

    正解:○(正しい)

    解説:光線過敏症は外用ケトプロフェン・一部の抗菌薬(テトラサイクリン等)で起こりえます。日光暴露を避ける指導が必要。

  148. 問148.ステロイド外用薬の長期連用は、皮膚疾患の改善のみで副作用はない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。ステロイド長期連用で「皮膚萎縮・毛細血管拡張・色素脱失等の局所副作用」あり。

  149. 問149.消化性潰瘍は、ストレス・ピロリ菌感染のほか、NSAIDs等の薬剤性でも起こる。

    正解:○(正しい)

    解説:消化性潰瘍の原因:ピロリ菌・NSAIDs・ストレス等。NSAIDs連用時は胃粘膜保護剤の併用が推奨されます。

  150. 問150.医薬品による発汗異常(多汗・無汗)は、自律神経への影響で起こる副作用である。

    正解:○(正しい)

    解説:抗コリン薬は発汗抑制、SSRI等は発汗増加。体温調節障害につながる場合があり、特に高齢者で注意。

  151. 問151.次のうち、医薬品による光線過敏症のリスクがある成分はどれか。

    • ア.プラセボ
    • イ.ビタミンC内服
    • ウ.カルシウム製剤
    • エ.ケトプロフェン外用薬

    正解:エ.ケトプロフェン外用薬

    解説:ケトプロフェン外用薬は光線過敏症の典型例。使用部位に直射日光が当たらないよう注意指導が必要です。

  152. 問152.ステロイド外用薬の局所副作用として正しいものはどれか。

    • ア.皮膚萎縮・毛細血管拡張
    • イ.皮膚の硬化
    • ウ.体毛の消失
    • エ.皮膚癌の発生

    正解:ア.皮膚萎縮・毛細血管拡張

    解説:ステロイド外用薬の長期連用で皮膚萎縮・毛細血管拡張・色素脱失・易感染等が起こります。皮膚癌の直接原因ではありません。

  153. 問153.医薬品による味覚障害の機序として正しいものはどれか。

    • ア.脳の永久損傷
    • イ.亜鉛代謝阻害
    • ウ.味蕾の物理破壊
    • エ.舌の血流停止

    正解:イ.亜鉛代謝阻害

    解説:医薬品の味覚障害は亜鉛代謝阻害が主機序。降圧薬・抗菌薬・抗精神病薬等で起こります。

  154. 問154.高齢者で特に注意が必要な医薬品副作用はどれか。

    • ア.免疫力過剰増強
    • イ.若返り効果
    • ウ.転倒・骨折リスク
    • エ.体毛増加

    正解:ウ.転倒・骨折リスク

    解説:高齢者では薬剤性めまい・低血圧で転倒→骨折→寝たきりリスク。多剤併用(ポリファーマシー)で増大します。

  155. 問155.ライ症候群を予防するため、15歳未満で避けるべき成分はどれか。

    • ア.アセトアミノフェン
    • イ.ロキソプロフェン
    • ウ.イブプロフェン
    • エ.アスピリン

    正解:エ.アスピリン

    解説:アスピリン(アセチルサリチル酸)は15歳未満で水痘・インフルエンザ罹患時にライ症候群リスク。アセトアミノフェンが代替として推奨されます。