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登録販売者の勉強法とおすすめ参考書【独学合格ガイド】

登録販売者は、ドラッグストアや薬局で一般用医薬品(第二類・第三類)を販売できる公的資格です。薬剤師不足を背景に需要が高まっており、ドラッグストア業界やコンビニエンスストアなどで就職・転職に有利な人気資格です。受験資格の制限がなく、独学でも合格可能です。

この記事でわかること
  • 登録販売者の試験概要と合格率
  • 独学で合格するための勉強法
  • おすすめ参考書・問題集
  • 学習スケジュールの目安

試験概要

登録販売者試験は、各都道府県が実施する試験です。年1回の実施で、試験日は都道府県ごとに異なります(例年8〜12月に集中)。厚生労働省の「試験問題作成に関する手引き」が出題範囲です。

試験名登録販売者試験
実施主体各都道府県
実施時期年1回(都道府県により8〜12月)
出題形式四肢〜五肢択一 120問(240分)
合格率約40〜50%(都道府県により異なる)
受験料約12,800〜18,200円(都道府県により異なる)
受験資格なし(誰でも受験可能)
合格発表ホームページに合格者の受験番号を掲載し、合格者にだけ合格通知書を郵送(令和8年度は東京都が10月16日(金)、関西広域連合が10月13日(火))

出典(合格発表):東京都保健医療局「令和8年度登録販売者試験について」、関西広域連合「【令和8年度】登録販売者試験のご案内」。

出題内容(5章構成)

出題範囲は厚生労働省の「手引き」に基づく5章構成で、全120問が出題されます。

第3章が最大の山場!
第3章は40問(全体の1/3)を占め、膨大な医薬品成分名を覚える必要があります。多くの受験者がここで苦戦します。早めに着手して繰り返し学習することが合格の鍵です。

おすすめ勉強法【3ステップ】

1テキストで全体像を把握(3〜4週間)

まずは第1章→第2章→第4章→第5章→第3章の順で学習するのがおすすめです。第3章は最もボリュームがあるため後回しにし、先に比較的取り組みやすい章で学習のリズムを作りましょう。第2章の「人体の働き」を先に学んでおくと、第3章の薬の作用を理解しやすくなります。

2過去問・一問一答で知識を定着(6〜8週間)

登録販売者試験は過去問の類似問題が繰り返し出題される傾向があります。受験する都道府県だけでなく、他の都道府県の過去問も解くと出題パターンが見えてきます。第3章の成分名は語呂合わせなども活用して効率的に覚えましょう。

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3苦手章の補強と手引き改訂箇所のチェック(2〜3週間)

章別の正答率を確認し、足切りラインを下回りそうな章を集中的に復習します。また、手引きの改訂があった年は改訂箇所から出題されやすいので、最新の改訂内容を必ずチェックしましょう。

学習スケジュールの目安

期間内容1日の目安
1〜4週目テキスト通読(第1・2・4・5章)1.5〜2時間
5〜8週目テキスト通読(第3章)+第1〜2章の復習1.5〜2時間
9〜16週目過去問・一問一答演習1.5〜2時間
17〜20週目苦手章の補強・模擬試験1.5〜2時間

1日1.5〜2時間の学習で約4〜5ヶ月の準備期間が目安です。第3章の暗記量が多いため、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

おすすめ参考書・問題集

おすすめの参考書を、用途別(テキスト&問題集/過去問)に紹介します。書影・著者・出版社情報付きで詳しく確認できます。

📗 テキスト&問題集 TOP5
1位
やさしくわかる!登録販売者1年目の教科書
やさしくわかる!登録販売者1年目の教科書
村松早織
ナツメ社
2位
改訂4版 この1冊で合格! 石川達也の登録販売者 テキスト&問題集
改訂4版 この1冊で合格! 石川達也の登録販売者 テキスト&問題集
石川 達也/児島 悠史
KADOKAWA
3位
2026-27年版 登録販売者 合格のトリセツ テキスト&一問一答問題
2026-27年版 登録販売者 合格のトリセツ テキスト&一問一答問題
岩堀 禎廣/東京リーガルマインド LEC登録販売者試験対策プロジェクト
東京リーガルマインド
4位
【完全攻略】登録販売者試験合格テキスト&問題集 第2版
【完全攻略】登録販売者試験合格テキスト&問題集 第2版
藤澤節子
中央法規出版
5位
うかる! 登録販売者 テキスト&問題集 2024年度版
うかる! 登録販売者 テキスト&問題集 2024年度版
堀美智子
日経BP 日本経済新聞出版
📝 過去問 TOP3
1位
ユーキャンの登録販売者 速習テキスト&重要過去問題集 第6版
ユーキャンの登録販売者 速習テキスト&重要過去問題集 第6版
ユーキャン 登録販売者試験研究会
ユーキャン学び出版
2位
令和8年版 全国登録販売者試験 過去問正解
令和8年版 全国登録販売者試験 過去問正解
ドーモ
薬事日報社
3位
医薬品登録販売者試験対策ズルい!合格法出る順過去問題集Z超+(2026)7版
医薬品登録販売者試験対策ズルい!合格法出る順過去問題集Z超+(2026)7版
医学アカデミーYTL資格戦略課
薬ゼミ情報教育センター

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章別学習戦略【優先度・所要時間・つまずきポイント】

合計学習時間 200〜400 時間を「第3章(医薬品成分)に圧倒的厚く配分」するのが登販合格の鉄則。下表の優先度と時間配分を目安にしましょう。

章優先度配分時間つまずきポイント章解説
第1章 医薬品の基礎知識(20問) ★★★☆☆ 20〜30時間 副作用・適正使用・サプリ/特保等の関連用語混同。足切り35〜40%を確実に超えるため捨てない 第1章 医薬品の基礎
第2章 人体の働きと医薬品(20問) ★★★★☆ 30〜50時間 消化器系・循環器系・泌尿器系の解剖図と各器官の働きが混乱。第3章理解の土台になるため軽視NG 第2章 人体の働き
第3章 主な医薬品とその作用(40問) ★★★★★ 100〜200時間 膨大な医薬品成分名(200〜300種)の暗記。「〜プロフェン」「〜ヒドラミン」など語尾パターンとカテゴリ(解熱/抗ヒスタミン/胃腸薬等)の対応で混乱。早期着手+反復必須 第3章 主な医薬品とその作用
第4章 薬事関係法規・制度(20問) ★★★★☆ 30〜50時間 医薬品医療機器等法(旧薬機法)・販売制度(第1類/第2類/第3類)・登録販売者の業務範囲。毒薬/劇薬・要指導医薬品の取扱いで混乱 第4章 薬事関係法規
第5章 医薬品の適正使用・安全対策(20問) ★★★☆☆ 20〜30時間 添付文書の使用上の注意・副作用報告制度・PL法。第3章と連動する論点多く、両方並行学習が効率的 —
配分の鉄則 — 「第3章で30/40点・各章足切り回避」
登販は各章35〜40%以上+総合70%以上の二重基準。第3章だけで全体の1/3を占めるため、ここで25問以上取れれば残り80問中59問で合格基準84点(70%)に到達。第3章対策に総学習時間の40〜50%を投下するのが王道。

第1章 医薬品の基礎 — 短時間で得点源化

医薬品の本質・副作用・適正使用・年齢ごとの注意(小児・高齢者・妊婦)・プラセボ効果・特定保健用食品/機能性表示食品の区別。過去問頻出論点30に絞れば20問中15問以上可能。

第2章 人体の働き — 第3章の理解基盤

消化器系(口腔・食道・胃・小腸・大腸・肝臓・膵臓)、循環器系(心臓・血管・血液)、呼吸器系、泌尿器系、感覚器(目・耳・鼻)、骨格筋。図解付きテキストで各器官の位置と働きを視覚的に暗記。第3章の薬の作用を理解するための土台。

第3章 主な医薬品とその作用 — 最大山場・早期着手

かぜ薬・解熱鎮痛薬・眠気を促す/防ぐ薬・鎮暈薬・小児鎮静薬・鎮咳去痰薬・胃腸薬・止瀉薬・便秘薬・痔疾用薬・婦人薬・アレルギー用薬・皮膚用薬・歯痛/口内薬・禁煙補助剤・滋養強壮保健薬・公衆衛生用薬・一般用検査薬。語尾パターン(〜プロフェン=解熱、〜ヒドラミン=抗ヒスタミン、〜サン/〜ジン=制酸、〜カイン=局所麻酔等)でカテゴリ判定。語呂合わせ集活用必須。

第3章で混同しやすいのが、15歳未満への使用制限と漢方処方製剤の「体力」の目安です。アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む)・サザピリン・サリチル酸ナトリウムとイブプロフェンは、15歳未満の小児にはいかなる場合も一般用医薬品として使用しません。一方、エテンザミドとサリチルアミドは「水痘又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児」に使用を避ける、という条件付きです。漢方は、葛根湯=体力中等度以上で感冒の初期(汗をかいていないもの)、麻黄湯=体力充実して、かぜのひきはじめで汗が出ていないもの、小青竜湯=体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るもの、のように「体力」と症状の組み合わせで区別します。

出典:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)」第3章(かぜ薬・解熱鎮痛薬)。

第4章 薬事関係法規 — 法令暗記

医薬品医療機器等法(旧薬機法)の目的・定義、医薬品の分類(第1類/指定第2類/第2類/第3類)、登録販売者の業務範囲(第2類・第3類のみ販売可)、店舗販売業/配置販売業の届出、毒薬/劇薬/要指導医薬品の取扱、リスク区分による情報提供義務。

第5章 医薬品の適正使用 — 添付文書中心

添付文書の使用上の注意(してはいけないこと・相談すること・その他の注意)、緊急安全性情報、PMDAメディナビ、副作用報告制度、医薬品副作用被害救済制度、PL法。第3章と並行学習で効率UP。

合格者の時間配分モデル【3パターン】

登販は都道府県により8〜12月実施・年1回。複数都道府県の併願受験も可能(一部ブロック制限あり)。下記3パターンから自分の生活に近いモデルを選びましょう。

パターン1: 社会人・独学型(平日1.5h / 休日3h・4ヶ月)

項目内容
総学習時間約250時間(4ヶ月)
平日朝30分(通勤前・第3章成分名)+夜1時間(21:00〜・問題演習)
休日午前1.5時間+午後1.5時間(過去問集中)
教材費テキスト+過去問+語呂合わせ集の書籍代のみ
強み費用最安・スキマ時間で第3章成分名を反復暗記可能
注意点第3章成分名の暗記が単調になりがち。語呂合わせ+アプリ併用

パターン2: 主婦・パート・短期集中型(毎日3〜4h・3ヶ月)

項目内容
総学習時間約300時間(3ヶ月)
平日/休日毎日3〜4時間(午前テキスト+午後過去問)
進め方1ヶ月目第1・2・4・5章基礎/2ヶ月目第3章集中/3ヶ月目過去問+模試
教材費書籍代のみ
強み記憶定着しやすい・8月試験向け5月開始でも間に合う
注意点第3章は2ヶ月でも暗記量膨大。語呂合わせ+音声学習併用

パターン3: 通信講座併用型(平日1h / 休日3h・4ヶ月)

項目内容
総学習時間約200時間(4ヶ月)
平日動画講義1講(30分)+スマホ一問一答30分
休日午前動画+午後過去問(3時間)
教材費通信講座の受講料(講座・コースにより異なる)
強み第3章成分の動画解説・人体構造の図解動画・質問サポート
注意点視聴で満足せず必ず過去問とセット

→ 通信講座の徹底比較を見る

直前期チェックリスト【2週間前・1週間前・前日】

試験日(都道府県により8〜12月)に向け、直前2週間の過ごし方で合否が大きく変わります。下記チェックリストで「やり忘れ」を防止しましょう。

📋 試験2週間前まで

📋 試験1週間前

📋 試験前日

前日の禁止事項
❌ 模試・過去問の新規挑戦(点数が悪いとメンタル崩壊)
❌ 深夜まで成分名詰込み(翌日の集中力低下)
❌ 新規成分の暗記開始(既習成分の混乱を招く)
❌ アルコール・刺激物の摂取
✅ やるなら「成分カテゴリ表・法令一覧」の再確認のみ

本試験当日の戦略【時間配分・解答順・見直し】

登販本試験は240分で120問・1問2分。第3章40問が最大の難所のため、解答順序と時間配分が合否を分けます。

⏰ タイムスケジュール(例:東京都・2026年度)

時刻行動
〜9:30会場到着・トイレ・受験票確認のうえ着席
10:00〜12:00午前 第1章・第2章・第4章 60問(120分)
12:00〜13:30昼休み(軽食・第3章の最終確認)
13:30〜15:30午後 第3章・第5章 60問(120分)
15:30〜退場

出典:東京都保健医療局「令和8年度登録販売者試験について」(令和8年9月6日(日)実施)。

※ 時刻と、午前・午後にどの章を置くかは実施する自治体(ブロック)ごとに異なります。たとえば関西広域連合の令和8年度(8月30日実施)は、11時30分までに着席し、前半12時00分〜14時00分が第1章と第3章(60問)、後半14時45分〜16時45分が第2章・第4章・第5章(60問)でした(関西広域連合「令和8年度関西広域連合登録販売者試験受験案内」)。受験する自治体の受験案内で必ず確認しましょう。

📝 推奨解答順序(1回120分・60問×2回)

順序章配分時間狙い
①第3章 主な医薬品(40問)80分(1問2分)第3章が入る回では最初に解き、最大難所で25問以上確保
②第2章 人体の働き(20問)30分(1問1.5分)第3章の薬の働きを理解する土台。取りこぼしを防ぐ
③第1章 医薬品の基礎(20問)30分得点しやすい暗記分野で15問以上
④第4章 薬事関係法規(20問)30分法令暗記で15問以上
⑤第5章 適正使用・安全対策(20問)30分添付文書中心で15問以上
⑥マークシート確認・見直し各回の残り時間(2回で計40分)塗り忘れ・ズレ・自信なし問題再検討

※ 午前・午後(前半・後半)にどの章が入るかは自治体が決めており、回をまたいで順番を入れ替えることはできません。各回の中で上の順に解き、各章内では「即答可能→要思考→計算/暗記強行」の順に進めます。

🎯 見直しの優先順位

  1. マークシートの塗り忘れ・ズレ(120問で1問ズレると連鎖全滅)
  2. 各章足切り35〜40%クリア確認(章ごとに正答数を数える)
  3. 「自信なし」とマークした問題(解き直しで正答に変わるケース多数)
  4. 第3章成分カテゴリの取り違え(語尾パターンを再確認)
本番の鉄則
❌ 1問に3分以上かけない → 飛ばして後で戻る
❌ 第3章で時間を浪費して他章の足切り直撃を起こさない
❌ 第一感を変えるのは「明確な根拠がある時のみ」
✅ 第3章成分名で迷ったら語尾パターンから推定
✅ 第4章で「登録販売者の業務範囲」が出たら第2類・第3類のみ販売可を即答
✅ 残り20分で必ずマークシート最終チェック・各章足切り確認

試験当日のコツ

  1. 時間配分を意識する:120問を240分なので1問2分。第3章は問題数が多いので、テンポよく解きましょう
  2. 第3章が入る回は第3章から解く手も有効:第3章は40問と最大配点。その回の最初、頭が疲れる前に取り組むのも一つの戦略です(どの回に入るかは自治体により異なります)
  3. 迷ったらマークして先へ:考えすぎず、後で見直す時間を確保しましょう
  4. 成分名は語感で判断:「〜ジフェンヒドラミン」は抗ヒスタミン系、「〜プロフェン」は解熱鎮痛系など、語尾の特徴を意識しましょう

よくある質問

Q. 登録販売者の勉強時間はどれくらい必要ですか?

約200〜400時間が目安です。1日2時間の学習で約3〜6ヶ月の準備期間を見込みましょう。薬学の知識がない方は、特に第3章の医薬品の成分名の暗記に時間がかかります。

Q. 登録販売者は独学で合格できますか?

はい、独学で合格を目指す方も多い試験です。令和7年度の全国合格率は40.7%で、市販のテキストと過去問で対策できます。出題範囲が広いため、計画的に学習を進めましょう。

Q. 登録販売者試験は都道府県によって難易度が違いますか?

はい、各都道府県で独自に問題を作成するため、難易度に若干の差があります。ただし出題範囲(手引き)は全国共通です。複数の都道府県で受験することも可能なので、日程や難易度を考慮して受験地を選ぶ方もいます。

Q. 登録販売者の合格基準は?

総出題数の7割程度以上(120問なら84問程度)の正答に加え、各章で35%または40%以上(都道府県により異なる)の正答が必要です。章ごとの基準があるため、苦手な章も最低限の得点を確保しましょう。

まとめ

登録販売者は、ドラッグストア・薬局での就職に直結する実用的な資格です。ポイントは:

関連する生活実務・士業系資格

登録販売者は医薬品販売の専門家。家計・健康・税務など生活に密着した他資格と組合せると、ライフプランナー的な総合アドバイスが可能になります。

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