登録販売者「主な医薬品と作用」の一問一答
📖 登録販売者「主な医薬品と作用」の全154問と解説(一覧)
登録販売者の主な医薬品と作用に関する一問一答(全154問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
-
問1.かぜ薬(総合感冒薬)は、かぜの諸症状を緩和するためのものであり、ウイルスそのものを排除するものではない。
正解:○(正しい)
解説:かぜ薬は対症療法薬であり、発熱・鼻水・咳などの症状を和らげますが、原因ウイルスを直接退治するものではありません。
-
問2.アセトアミノフェンは、末梢で強い抗炎症作用を持つ。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アセトアミノフェンは「中枢作用主」、末梢抗炎症作用は「ほとんどない」。
-
問3.アスピリンは15歳以上の小児に推奨される解熱鎮痛薬である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アスピリンは「15歳未満には使用不可」(ライ症候群リスク)。
-
問4.抗ヒスタミン薬は眠気を催さず、運転にも影響しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。抗ヒスタミン薬は「眠気を催す副作用」あり(特に第1世代)。
-
問5.コデイン類を含む鎮咳薬は、12歳未満の小児にも安全に使用できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。コデイン類は「12歳未満不可」(呼吸抑制リスク)。
-
問6.炭酸水素ナトリウム(重曹)は、胃酸を促進する作用がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。重曹は「胃酸を中和」する制酸薬(促進ではない)。
-
問7.スクラルファートは、ヨウ素を含むため透析患者には使用を避ける。
正解:×(誤り)
解説:誤り。スクラルファートは「アルミニウムを含む」(ヨウ素ではない)。透析でアルミ蓄積。
-
問8.センノシドは、小腸を刺激して排便を促す浸潤性下剤である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。センノシドは「大腸刺激性下剤」(小腸ではない、浸潤性は別タイプ)。
-
問9.止瀉薬のロペラミドは、15歳未満の小児に使用してはならない。
正解:○(正しい)
解説:ロペラミドは中枢神経系への影響が懸念されるため、15歳未満の小児には使用禁忌です。
-
問10.ジフェンヒドラミンは、嘔吐中枢への刺激を増強し乗物酔いを誘発する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ジフェンヒドラミンは「嘔吐中枢への刺激抑制」で乗物酔い防止(誘発ではない)。
-
問11.点眼薬は、効果を最大化するため、できるだけ多くの滴をさす必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。点眼薬は「1滴で十分」(過剰は溢れて効果ない、副作用増)。
-
問12.ナファゾリン(血管収縮成分)は、長期連用しても問題ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ナファゾリン長期連用で「うっ血・鼻閉悪化(薬物性鼻炎)」のリスク。
-
問13.インドメタシンは、喘息既往者にも安全に使用できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。インドメタシン(NSAIDs)は「喘息既往者は使用回避」(アスピリン喘息誘発)。
-
問14.殺菌消毒薬のエタノールは、芽胞やノロウイルスを含むすべての微生物に対して有効である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。エタノールは結核菌(抗酸菌)や多くの細菌・真菌・エンベロープを持つウイルスには有効だが、細菌の芽胞やノロウイルス等のノンエンベロープウイルスには効果が不十分。すべての微生物に有効と一般化するのは正確ではない。
-
問15.漢方薬は、一般に副作用がないと考えてよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。漢方薬にも副作用はあります。例えば、甘草を含む漢方薬の長期服用で偽アルドステロン症(高血圧・浮腫・低カリウム血症)が起こることがあります。
-
問16.甘草を含む漢方薬は、大量摂取しても副作用はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。甘草大量摂取で「偽アルドステロン症」(むくみ・血圧上昇等)。
-
問17.デキストロメトルファンは、麻薬性の鎮咳成分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。デキストロメトルファンは「非麻薬性鎮咳成分」(コデイン類が麻薬性)。
-
問18.ビタミンB1は、脂質代謝に関与し、不足すると壊血病となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。B1は「炭水化物代謝」、不足は「脚気」(壊血病はビタミンC不足)。
-
問19.一般用医薬品のH2ブロッカー(ファモチジン等)は、胃酸の分泌を抑える作用がある。
正解:○(正しい)
解説:H2ブロッカーは胃壁細胞のヒスタミンH2受容体を遮断し、胃酸分泌を抑制します。一般用医薬品としても販売されています。
-
問20.カフェインは中枢神経を抑制し、眠気を促進する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。カフェインは「中枢神経興奮で眠気抑制」(記述が逆)。
-
問21.ロキソプロフェンは、プロスタグランジン産生を促進する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ロキソプロフェン(NSAIDs)は「プロスタグランジン産生抑制」で抗炎症。
-
問22.イブプロフェンは、15歳未満の小児に使用できる解熱鎮痛成分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。一般用医薬品のイブプロフェンは15歳未満の小児への使用は認められていません。小児にはアセトアミノフェンが使用されます。
-
問23.アセトアミノフェンは、抗炎症作用が強く、小児には使用できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アセトアミノフェンは「抗炎症作用ほぼなし、小児にも使用可」(記述が逆)。
-
問24.かぜ薬に含まれるクロルフェニラミンマレイン酸塩は、鼻水・くしゃみを抑える抗ヒスタミン成分である。
正解:○(正しい)
解説:クロルフェニラミンマレイン酸塩は第一世代抗ヒスタミン薬で、ヒスタミンH1受容体を遮断して鼻水・くしゃみ等のアレルギー症状を抑えます。眠気の副作用があります。
-
問25.ジヒドロコデインリン酸塩は、非麻薬性の鎮咳成分であり、依存性はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ジヒドロコデインリン酸塩は「麻薬性」の鎮咳成分であり、長期連用により依存性が生じるおそれがあります。12歳未満の小児には使用禁忌です。
-
問26.ブロムヘキシンは、痰の粘性を増加させて排出を抑える成分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ブロムヘキシンは「粘液分泌促進+粘性低下」で痰排出(増加・抑制ではない)。
-
問27.ジフェンヒドラミン塩酸塩を含む睡眠改善薬は、慢性的な不眠症の治療に用いることが推奨される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ジフェンヒドラミンの睡眠改善薬は、一時的な寝つきの悪さ等に用いるものであり、慢性的な不眠症には適しません。慢性不眠症の場合は医療機関の受診が必要です。
-
問28.テプレノンは、胃粘液の分泌を促進して胃粘膜を保護する成分である。
正解:○(正しい)
解説:テプレノンは胃粘液の分泌を促進し、プロスタグランジンの合成を促進することで胃粘膜の防御機能を高めます。
-
問29.ピレンゼピンは、胃のヒスタミン受容体(H2)を遮断する成分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ピレンゼピンは「ムスカリン受容体(M1)遮断」(H2はファモチジン等)。
-
問30.酸化マグネシウムは、腸内で水分を吸収して膨張し、便の量を増やすことで排便を促す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。酸化マグネシウムは腸管内で水分を引き寄せる(浸透圧性下剤)ことで便を軟化させ排便を促します。便の量を増やすのは膨張性下剤(カルメロースなど)の作用です。
-
問31.麻黄のエフェドリンは、副交感神経を刺激する成分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。エフェドリンは「交感神経刺激」(気管支拡張、副交感神経ではない)。
-
問32.ケトチフェンフマル酸塩を含む点眼薬は、抗アレルギー作用により花粉症の目のかゆみに用いられる。
正解:○(正しい)
解説:ケトチフェンは抗ヒスタミン作用に加え、肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制する抗アレルギー作用を持ち、アレルギー性結膜炎の目のかゆみ・充血に使用されます。
-
問33.ミノキシジルを配合した発毛剤は、女性は使用できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。女性用のミノキシジル配合発毛剤(ミノキシジル1%製剤)が一般用医薬品として販売されています。ただし男性用(5%製剤)は女性に使用できません。
-
問34.漢方薬の葛根湯(かっこんとう)は、かぜの初期で汗をかいていない場合に適するとされる。
正解:○(正しい)
解説:葛根湯は体力中等度以上で、かぜの初期の頭痛・発熱・肩こり等があり、自然には汗が出ない(表実証)の人に適しています。
-
問35.ビタミンAは水溶性ビタミンであり、過剰摂取しても体外に排泄される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ビタミンAは脂溶性ビタミンであり、過剰摂取すると体内に蓄積されます。妊婦の過剰摂取は胎児の先天異常のリスクがあるため注意が必要です。
-
問36.ビタミンCは、不足すると貧血の原因となる栄養素である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ビタミンC不足は「壊血病・しみ・そばかす」(貧血はB12・鉄不足)。
-
問37.フェルビナクは、外用の非ステロイド性抗炎症成分であり、筋肉痛や関節痛に用いられる。
正解:○(正しい)
解説:フェルビナクは皮膚から吸収されて局所の炎症を抑えるNSAIDsの外用成分です。テープ剤やパップ剤として筋肉痛・関節痛・腱鞘炎などに使用されます。
-
問38.総合胃腸薬に含まれるジアスターゼは、タンパク質を分解する消化酵素である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ジアスターゼはデンプンを分解する消化酵素です。タンパク質を分解するのはプロザイム(タンパク質分解酵素)やビオヂアスターゼ中のプロテアーゼ成分です。
-
問39.クロトリマゾールは、水虫(白癬)の原因菌に対して効果がある抗真菌成分である。
正解:○(正しい)
解説:クロトリマゾールはイミダゾール系の抗真菌成分であり、白癬菌の細胞膜合成を阻害することで水虫(足白癬)やたむし(体部白癬)に効果を示します。
-
問40.プソイドエフェドリン塩酸塩は、鼻腔内の血管を収縮させて鼻づまりを改善するアドレナリン作動成分である。
正解:○(正しい)
解説:プソイドエフェドリンは交感神経刺激作用により鼻粘膜の血管を収縮させ、鼻づまりを軽減します。甲状腺機能亢進症や高血圧の人は使用に注意が必要です。
-
問41.ロキソプロフェンナトリウムに関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ア.中枢性の鎮痛成分であり、抗炎症作用はない
- イ.プロドラッグであり、体内で活性代謝物に変換されて効果を発揮する
- ウ.小児用の用法が一般用医薬品として認められている
- エ.胃腸障害がないことが特徴のNSAIDsである
正解:イ.プロドラッグであり、体内で活性代謝物に変換されて効果を発揮する
解説:ロキソプロフェンはプロドラッグ製剤であり、体内で活性代謝物(トランス-OH体)に変換されて効果を発揮します。胃腸障害は比較的少ないですが「ない」わけではありません。
-
問42.鎮咳成分とその分類の組合せとして、正しいものはどれか。
- ア.コデインリン酸塩 ── 非麻薬性鎮咳成分
- イ.デキストロメトルファン ── 麻薬性鎮咳成分
- ウ.ノスカピン ── 非麻薬性鎮咳成分
- エ.ジヒドロコデインリン酸塩 ── 非麻薬性鎮咳成分
正解:ウ.ノスカピン ── 非麻薬性鎮咳成分
解説:ノスカピンは非麻薬性鎮咳成分です。コデイン・ジヒドロコデインは麻薬性鎮咳成分、デキストロメトルファンは非麻薬性鎮咳成分です。
-
問43.アセトアミノフェンに関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- ア.小児の解熱鎮痛に使用できる
- イ.空腹時でも比較的胃腸障害が起きにくい
- ウ.過量摂取により重篤な肝機能障害を起こすことがある
- エ.プロスタグランジン合成阻害による強い抗炎症作用がある
正解:エ.プロスタグランジン合成阻害による強い抗炎症作用がある
解説:アセトアミノフェンは末梢でのプロスタグランジン合成阻害作用がほとんどなく、抗炎症作用はごくわずかです。中枢での解熱・鎮痛作用が主な薬理作用です。
-
問44.胃腸薬の成分とその作用の組合せとして、誤っているものはどれか。
- ア.センノシド ── 胃粘膜修復
- イ.炭酸水素ナトリウム ── 胃酸の中和
- ウ.スクラルファート ── 胃粘膜保護
- エ.ファモチジン ── H2受容体遮断による胃酸分泌抑制
正解:ア.センノシド ── 胃粘膜修復
解説:センノシドは大腸刺激性の瀉下成分(下剤)であり、胃粘膜修復作用はありません。ファモチジンのH2遮断、重曹の制酸、スクラルファートの粘膜保護は正しい組合せです。
-
問45.抗真菌成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ア.テルビナフィン塩酸塩はステロイド性の抗炎症成分である
- イ.ブテナフィン塩酸塩は真菌の細胞膜合成を阻害する
- ウ.ミコナゾール硝酸塩は細菌感染にのみ有効である
- エ.抗真菌外用薬は症状が消えたら直ちに使用を中止してよい
正解:イ.ブテナフィン塩酸塩は真菌の細胞膜合成を阻害する
解説:ブテナフィンはベンジルアミン系の抗真菌成分で、真菌細胞膜の構成成分であるエルゴステロールの合成を阻害します。水虫の治療は症状消失後も一定期間継続が必要です。
-
問46.漢方薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ア.漢方薬は体質(証)に関係なく使用できる
- イ.漢方薬は長期間服用しないと効果が現れない
- ウ.小青竜湯はアレルギー性鼻炎の鼻水・くしゃみに用いられる
- エ.甘草を含む漢方薬の副作用は報告されていない
正解:ウ.小青竜湯はアレルギー性鼻炎の鼻水・くしゃみに用いられる
解説:小青竜湯は、うすい水様の鼻水・くしゃみ・鼻閉を伴うアレルギー性鼻炎やかぜの初期に用いられます。漢方薬は証に合った処方が重要で、副作用もあります。
-
問47.ビタミンに関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ア.ビタミンB12はカルシウムの吸収に関与する
- イ.ビタミンDは水溶性ビタミンである
- ウ.ビタミンEの過剰摂取でも副作用は起こらない
- エ.ビタミンB2の欠乏で口角炎・口内炎が起こることがある
正解:エ.ビタミンB2の欠乏で口角炎・口内炎が起こることがある
解説:ビタミンB2(リボフラビン)は皮膚・粘膜の健康維持に関与し、欠乏すると口角炎・口内炎・舌炎などが起こります。ビタミンDは脂溶性、ビタミンB12は赤血球の生成に関与します。
-
問48.点眼薬の成分とその作用の組合せとして、正しいものはどれか。
- ア.ネオスチグミンメチル硫酸塩 ── 毛様体筋に作用してピント調節機能を改善
- イ.ナファゾリン塩酸塩 ── 抗ヒスタミン作用で目のかゆみを抑制
- ウ.クロモグリク酸ナトリウム ── 血管収縮作用で充血を除去
- エ.プラノプロフェン ── 瞳孔散大作用
正解:ア.ネオスチグミンメチル硫酸塩 ── 毛様体筋に作用してピント調節機能を改善
解説:ネオスチグミンはコリンエステラーゼ阻害作用により、アセチルコリンの分解を抑え、毛様体筋に作用してピント調節機能を改善します。目の疲れに用いられます。
-
問49.鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- ア.メクリジン塩酸塩は抗ヒスタミン作用を持つ
- イ.乗物酔い防止薬は乗車後に服用するのが最も効果的である
- ウ.ジフェニドール塩酸塩は内耳の前庭神経の調節作用を持つ
- エ.スコポラミン臭化水素酸塩は副交感神経遮断作用を持つ
正解:イ.乗物酔い防止薬は乗車後に服用するのが最も効果的である
解説:乗物酔い防止薬は、乗車・乗船の30分〜1時間前に服用するのが最も効果的です。乗車後の服用では予防効果が十分に発揮されません。
-
問50.外用消炎鎮痛成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ア.ジクロフェナクナトリウムは外用ではNSAIDsに分類されない
- イ.インドメタシンはステロイド性抗炎症成分である
- ウ.ケトプロフェンは光線過敏症を起こすことがあるため、貼付部位への紫外線照射を避ける
- エ.サリチル酸メチルは皮膚から吸収されず局所にのみ作用する
正解:ウ.ケトプロフェンは光線過敏症を起こすことがあるため、貼付部位への紫外線照射を避ける
解説:ケトプロフェンは光線過敏症の副作用があるため、貼付中および剥がした後も当分の間は貼付部位に紫外線を当てないよう注意が必要です。
-
問51.漢方の「証」は、年齢のみで判断される指標である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。「証」は「体質や症状の現れ方を総合判断」(年齢のみではない)。
-
問52.漢方薬の麻黄湯は、体力虚弱で汗がよく出る人のかぜに適している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。麻黄湯は体力充実して、かぜの初期で悪寒・発熱・頭痛・関節痛があり、自然発汗がない人(表実証)に用いられます。虚弱で汗が出やすい人には適しません。
-
問53.漢方薬の小柴胡湯は、インターフェロン製剤との併用で間質性肺炎のリスクが高まるため併用禁忌である。
正解:○(正しい)
解説:小柴胡湯とインターフェロン製剤の併用は間質性肺炎を発症する危険性が高いため併用禁忌とされています。死亡例も報告されています。
-
問54.点眼薬のうち、一般用医薬品の抗菌性点眼薬にはスルファメトキサゾールが配合されているものがある。
正解:○(正しい)
解説:スルファメトキサゾールはサルファ剤の一種で、結膜炎やものもらいなどの細菌感染症に対する一般用の抗菌性点眼薬に配合されています。
-
問55.緑内障の患者は、抗コリン作用を持つ成分を含む点眼薬の使用に注意が必要である。
正解:○(正しい)
解説:抗コリン成分は瞳孔散大を引き起こし、閉塞隅角緑内障では房水の流出が妨げられて眼圧が上昇するおそれがあります。緑内障の人は使用前に相談が必要です。
-
問56.含嗽薬(うがい薬)に含まれるポビドンヨードは、ヨウ素による殺菌消毒作用を持つ。
正解:○(正しい)
解説:ポビドンヨードはヨウ素をポリビニルピロリドンに結合させた殺菌消毒剤で、ヨウ素の酸化作用により広範囲の細菌・ウイルスに対して殺菌効果を発揮します。
-
問57.トローチ剤やドロップ剤は、口腔内で徐々に溶かして使用するため、噛み砕いて早く飲み込んでもよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。トローチ剤やドロップ剤は口腔内で徐々に溶かすことで有効成分を患部(咽頭等)に長時間作用させます。噛み砕くと効果が十分に発揮されません。
-
問58.アズレンスルホン酸ナトリウムは、口腔咽喉薬に含まれる抗炎症成分で、のどの炎症を鎮める作用がある。
正解:○(正しい)
解説:アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は抗炎症作用と組織修復促進作用を持ち、口腔咽喉薬やうがい薬に配合されています。
-
問59.消毒用エタノールの最も殺菌効果が高い濃度は、20%程度である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。消毒用エタノールは「76.9〜81.4vol%」が最強(高すぎても低すぎても効果減)。
-
問60.次亜塩素酸ナトリウムは、ノロウイルスには効果がない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。次亜塩素酸Naは「ノロウイルスに有効」(アルコール無効のためこれが推奨)。
-
問61.エタノールは芽胞を形成した細菌に対しても十分な殺菌効果がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。エタノールは多くの細菌やウイルスに有効ですが、芽胞を形成した細菌(枯草菌、破傷風菌など)や一部の真菌の胞子には効果が不十分です。
-
問62.妊婦はビスマス系の胃腸薬(次硝酸ビスマスなど)の使用を避けるべきである。
正解:○(正しい)
解説:ビスマス系製剤は胎児への影響が懸念されるため、妊婦への使用は避けるべきとされています。また、長期連用による精神神経症状の報告もあります。
-
問63.授乳中の母親がジフェンヒドラミンを含む医薬品を服用すると、乳児に昏睡を引き起こすおそれがある。
正解:○(正しい)
解説:ジフェンヒドラミンは母乳中に移行し、乳児に昏睡を引き起こすおそれがあるため、授乳中は服用を避けるか、服用時は授乳を中断する必要があります。
-
問64.エチニルエストラジオールを含む婦人薬は、妊娠中に使用しても胎児に影響はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。エチニルエストラジオール(女性ホルモン成分)は妊娠中に使用すると胎児の発育に影響を及ぼすおそれがあるため、妊婦又は妊娠している可能性のある人は使用を避けるべきです。
-
問65.アミノフィリンは、小児にも安全に使用できる成分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アミノフィリン(テオフィリン系)は「小児で神経過敏・痙攣リスク」、特に注意。
-
問66.アスピリンは、出産予定日12週以内の妊婦にも安全に使用できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アスピリンは「出産予定日12週以内の妊婦は使用しない」(胎児への影響)。
-
問67.ベンザルコニウム塩化物は、陽イオン界面活性剤に分類される殺菌消毒薬である。
正解:○(正しい)
解説:ベンザルコニウム塩化物は第四級アンモニウム塩の陽イオン界面活性剤で、細菌の細胞膜を破壊して殺菌作用を示します。結核菌やウイルスには効果が低いです。
-
問68.クレゾール石ケン液は結核菌に効果がない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。クレゾール石ケン液は「結核菌を含む一般細菌に殺菌効果」あり。
-
問69.漢方薬の芍薬甘草湯は、こむら返りや筋肉の痙攣に即効性があるとされるが、甘草による偽アルドステロン症に注意が必要である。
正解:○(正しい)
解説:芍薬甘草湯は急性の筋肉の痙攣・痛みに効果があり即効性がある漢方薬ですが、甘草を多く含むため、長期連用で偽アルドステロン症(低カリウム血症・高血圧・浮腫)に注意が必要です。
-
問70.サリチル酸は、皮膚の角質を硬化させる作用がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。サリチル酸は「角質を軟化」させる作用(うおのめ・たこ・いぼ除去)。
-
問71.オキシドールは過酸化水素を30%に希釈した消毒薬である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。オキシドールは「3%希釈」(30%は危険な高濃度)。
-
問72.漢方薬の「証」に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ア.実証の人は体力が虚弱で胃腸が弱い傾向がある
- イ.虚証の人には麻黄湯のような発汗作用の強い処方が適する
- ウ.証に基づく処方選択は漢方医学の基本原則である
- エ.漢方薬は証に関係なく症状名だけで処方を決定する
正解:ウ.証に基づく処方選択は漢方医学の基本原則である
解説:漢方医学では、患者の体質・体力・症状の現れ方を総合的に判断した「証」に基づいて処方を決定することが基本原則です。同じ症状でも証が異なれば処方は変わります。
-
問73.眼科用薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- ア.抗菌性点眼薬にはスルファメトキサゾールが配合されたものがある
- イ.コンタクトレンズ装着時に使用できない点眼薬がある
- ウ.ネオスチグミンメチル硫酸塩は目のピント調節機能を改善する
- エ.一般用点眼薬は開封後でも使用期限まで使用できる
正解:エ.一般用点眼薬は開封後でも使用期限まで使用できる
解説:点眼薬は開封後は微生物汚染のリスクがあるため、使用期限にかかわらず開封後は早期に使い切る必要があります。一般に開封後1か月を目安に廃棄します。
-
問74.口腔咽喉薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ア.アズレンスルホン酸ナトリウムは抗炎症作用でのどの炎症を鎮める
- イ.ポビドンヨードうがい薬はヨウ素アレルギーの人でも安全に使用できる
- ウ.トローチ剤は噛み砕いて早く飲み込むと効果が高まる
- エ.うがい薬は水で薄めず原液のまま使用する方が効果的である
正解:ア.アズレンスルホン酸ナトリウムは抗炎症作用でのどの炎症を鎮める
解説:アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は抗炎症作用と組織修復促進作用を持ち、咽頭の炎症・痛みを緩和します。トローチは溶かして使用、ポビドンヨードはヨウ素アレルギーに禁忌です。
-
問75.殺菌消毒薬の特徴に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ア.エタノールは芽胞を含むすべての微生物に有効である
- イ.消毒用エタノールは76.9〜81.4vol%の濃度で殺菌力が最も高い
- ウ.ベンザルコニウム塩化物は結核菌やウイルスにも十分有効である
- エ.次亜塩素酸ナトリウムは金属腐食性がなく安全に使える
正解:イ.消毒用エタノールは76.9〜81.4vol%の濃度で殺菌力が最も高い
解説:エタノールは約70〜80%の濃度で殺菌力が最も高くなります。芽胞には無効、次亜塩素酸ナトリウムは金属腐食性があり、ベンザルコニウムは結核菌やウイルスに効果が低いです。
-
問76.妊婦・授乳婦への注意が必要な医薬品成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- ア.ジフェンヒドラミンは母乳に移行し乳児に昏睡を引き起こすおそれがある
- イ.アスピリンは出産予定日12週以内の妊婦に使用禁忌である
- ウ.エチニルエストラジオールは妊婦でも安全に使用できる
- エ.ビスマス系の胃腸薬は妊婦への使用を避けるべきである
正解:ウ.エチニルエストラジオールは妊婦でも安全に使用できる
解説:エチニルエストラジオール(女性ホルモン成分)は妊娠中の使用により胎児の発育に影響を及ぼすおそれがあるため、妊婦には使用を避けるべきです。安全に使用できるとはいえません。
-
問77.小児への使用が禁忌または注意が必要な成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- ア.コデイン類は12歳未満の小児に使用禁忌である
- イ.アスピリンは小児でライ症候群のリスクがある
- ウ.ロペラミドは15歳未満の小児に使用禁忌である
- エ.アセトアミノフェンは小児に使用できない
正解:エ.アセトアミノフェンは小児に使用できない
解説:アセトアミノフェンは小児にも使用できる解熱鎮痛成分です。コデイン類の12歳未満禁忌、アスピリンのライ症候群リスク、ロペラミドの15歳未満禁忌はいずれも正しい記述です。
-
問78.漢方薬の芍薬甘草湯に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- ア.甘草を含まないため長期連用しても安全である
- イ.即効性があるとされる漢方薬の一つである
- ウ.甘草の含有量が多いため偽アルドステロン症に注意が必要
- エ.こむら返りや筋肉のけいれんに用いられる
正解:ア.甘草を含まないため長期連用しても安全である
解説:芍薬甘草湯は名前の通り芍薬と甘草の2生薬からなり、甘草を多く含みます。長期連用で偽アルドステロン症のリスクがあるため「甘草を含まない」は誤りです。
-
問79.消毒薬のノロウイルスへの有効性に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ア.消毒用エタノールはノロウイルスに対して最も有効な消毒薬である
- イ.次亜塩素酸ナトリウムはノロウイルスの消毒に有効である
- ウ.逆性石けん(ベンザルコニウム塩化物)はノロウイルスの消毒に有効である
- エ.石けんと流水による手洗いではノロウイルスを除去できない
正解:イ.次亜塩素酸ナトリウムはノロウイルスの消毒に有効である
解説:ノロウイルスはノンエンベロープウイルスのため、エタノールや逆性石けんの効果は限定的です。次亜塩素酸ナトリウムが有効な消毒薬として推奨されています。
-
問80.緑内障と医薬品に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ア.開放隅角緑内障の患者は抗コリン薬を安全に使用できる
- イ.緑内障の患者はすべての点眼薬を使用できない
- ウ.閉塞隅角緑内障の患者は抗コリン成分で眼圧上昇のおそれがある
- エ.抗ヒスタミン薬は眼圧に影響しない
正解:ウ.閉塞隅角緑内障の患者は抗コリン成分で眼圧上昇のおそれがある
解説:閉塞隅角緑内障の患者は、抗コリン成分(抗ヒスタミン薬を含む)による瞳孔散大で房水の排出が妨げられ、急性の眼圧上昇を起こすおそれがあるため注意が必要です。
-
問81.ビタミンB1(チアミン)は、糖質の代謝に関与し、不足すると脚気(かっけ)の原因となる。
正解:○(正しい)
解説:ビタミンB1は糖代謝の補酵素。不足で脚気(末梢神経障害・心不全)、ウェルニッケ脳症等を起こします。
-
問82.ビタミンB6(ピリドキシン)は、タンパク質の代謝に関与する補酵素である。
正解:○(正しい)
解説:ビタミンB6はアミノ酸代謝の補酵素。皮膚炎・神経障害の予防に関与します。
-
問83.ビタミンB12は、コラーゲン生成に関与し不足すると壊血病となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。B12は「赤血球生成」関与、不足で貧血(コラーゲン・壊血病はビタミンC)。
-
問84.カルシウム製剤は、骨や歯の形成に関与し、骨粗しょう症の予防・改善目的で使用される。
正解:○(正しい)
解説:カルシウムは骨・歯の主要成分。一般用医薬品では滋養強壮の目的でカルシウム製剤が販売されています。
-
問85.婦人薬の主な使用目的は、月経周期に伴う不快症状(月経痛・腰痛・冷え性等)の緩和である。
正解:○(正しい)
解説:婦人薬は月経関連症状や更年期症状の緩和。当帰芍薬散・加味逍遙散等の漢方処方が代表的。
-
問86.加味逍遙散(かみしょうようさん)は、虚弱体質の女性で、肩こり・疲れ・精神不安等を伴う場合に使用される漢方処方である。
正解:○(正しい)
解説:加味逍遙散は女性の不定愁訴・更年期障害・PMS等に用いられる代表的婦人薬。
-
問87.駆虫薬のサントニンは、絛虫の駆除に用いられる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。サントニンは回虫の駆除に用いられます。絛虫(条虫)の駆除には用いられません。
-
問88.痔疾用薬の局所麻酔成分(リドカイン等)は、痛みの緩和に用いられる。
正解:○(正しい)
解説:痔疾用薬には局所麻酔(リドカイン)・消炎(ヒドロコルチゾン)・血管収縮(テトラヒドロゾリン)等の成分が配合されます。
-
問89.水虫薬の抗真菌成分のミコナゾール硝酸塩は、白癬菌(水虫菌)の細胞膜合成を阻害する。
正解:○(正しい)
解説:ミコナゾール・テルビナフィン等のアゾール系・アリルアミン系抗真菌薬は、真菌の細胞膜成分エルゴステロール合成を阻害します。
-
問90.ニコチン置換療法(禁煙補助剤のニコチンガム等)は、ニコチンを補給することで禁煙時のイライラ等を緩和する。
正解:○(正しい)
解説:禁煙補助剤はニコチンを別経路で補給し、離脱症状を抑えながら段階的にニコチン量を減らす方法です。
-
問91.殺菌消毒薬のヨードチンキは、創傷部位の殺菌に用いられるが、皮膚刺激性があるため大きな創傷面には使用しない。
正解:○(正しい)
解説:ヨードチンキはヨウ素+エタノール溶液。広範囲・深い創傷には皮膚刺激が強いため、ポビドンヨード等を使用します。
-
問92.ポビドンヨードは、ヨウ素を高分子化合物(ポビドン)に結合させた緩徐な殺菌作用を持つ消毒薬である。
正解:○(正しい)
解説:ポビドンヨードは安全性が高く、皮膚・粘膜・うがい等で広く使用されます。
-
問93.消毒用エタノールはノロウイルスにも有効である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。消毒用エタノールは「ノロウイルス・芽胞には効果限定的」(次亜塩素酸推奨)。
-
問94.殺虫剤のピレスロイド系成分(ペルメトリン等)は、神経系のナトリウムチャネルに作用して昆虫を麻痺させる。
正解:○(正しい)
解説:ピレスロイド系は昆虫の神経系Naチャネルを阻害し、麻痺・致死させます。哺乳類への毒性は比較的低い。
-
問95.葛根湯(かっこんとう)は、かぜの初期で頭痛・発熱・肩こり等がある場合に使用される代表的な漢方処方である。
正解:○(正しい)
解説:葛根湯は風邪の初期(悪寒・頭痛・項背部のこわばり)に使用。麻黄含有のため心臓疾患・高血圧者は注意。
-
問96.麻黄湯は、慢性の食欲不振・胃炎に使用される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。麻黄湯は「かぜ・インフルエンザ初期」(食欲不振等は小柴胡湯等)。
-
問97.小柴胡湯は、こむら返り・筋肉のけいれんに使用される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。小柴胡湯は「慢性の食欲不振・胃炎」(こむら返りは芍薬甘草湯)。
-
問98.芍薬甘草湯は、慢性の食欲不振に使用される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。芍薬甘草湯は「こむら返り・筋肉痙攣」(食欲不振は別の漢方)。
-
問99.尿糖検査薬は、糖尿病のスクリーニングや経過観察に使用され、空腹時よりも食後の方が判定しやすい。
正解:○(正しい)
解説:尿糖は食後血糖値が高い時に検出されやすいため、食後の検査が推奨されます。確定診断は医療機関の血液検査が必要。
-
問100.妊娠検査薬は、尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を検出することで妊娠を判定する。
正解:○(正しい)
解説:hCGは妊娠時に分泌されるホルモン。月経予定日の1週間後以降の検査が推奨されます。
-
問101.次のビタミンと欠乏症の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- ア.ビタミンD - 夜盲症
- イ.ビタミンB12 - 巨赤芽球性貧血
- ウ.ビタミンC - 壊血病
- エ.ビタミンB1 - 脚気
正解:ア.ビタミンD - 夜盲症
解説:ビタミンD不足は骨軟化症(成人)・くる病(小児)。夜盲症はビタミンA不足です。
-
問102.次のうち、痔疾用薬の主な配合成分でないものはどれか。
- ア.局所麻酔成分(リドカイン)
- イ.ペニシリン系抗生物質
- ウ.抗ヒスタミン成分
- エ.ステロイド消炎成分(ヒドロコルチゾン)
正解:イ.ペニシリン系抗生物質
解説:ペニシリン系抗生物質は処方薬で、一般用の痔疾用薬には配合されません。
-
問103.次の漢方処方と適応の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.葛根湯 - こむら返り
- イ.芍薬甘草湯 - かぜの初期
- ウ.麻黄湯 - インフルエンザ初期の発熱・関節痛
- エ.小柴胡湯 - 月経痛
正解:ウ.麻黄湯 - インフルエンザ初期の発熱・関節痛
解説:麻黄湯は強い発汗作用でインフルエンザ初期に有効。葛根湯=風邪初期、芍薬甘草湯=こむら返り、小柴胡湯=食欲不振等。
-
問104.次のうち、消毒用エタノールが効果薄なものはどれか。
- ア.一般細菌
- イ.結核菌
- ウ.インフルエンザウイルス
- エ.ノロウイルス
正解:エ.ノロウイルス
解説:ノロウイルスはノンエンベロープウイルスで、エタノールに比較的耐性。次亜塩素酸ナトリウムが有効です。
-
問105.禁煙補助剤(ニコチンガム)の使用上の注意として誤っているものはどれか。
- ア.噛む力で速くニコチンを放出させる
- イ.ガムのように激しく噛むのではなく、ゆっくりと噛む
- ウ.酸性飲料(コーヒー・炭酸等)の直前直後の使用は避ける
- エ.心疾患のある人は使用前に医師に相談する
正解:ア.噛む力で速くニコチンを放出させる
解説:速くニコチン放出させると副作用が強くなります。ゆっくり噛んで一定の血中濃度を保つのが正しい使い方。
-
問106.ヨードチンキの取扱いとして誤っているものはどれか。
- ア.小さな擦り傷の消毒
- イ.広範囲の創傷面に塗布
- ウ.ヨウ素アレルギー者は使用禁忌
- エ.密閉容器・冷暗所で保管
正解:イ.広範囲の創傷面に塗布
解説:ヨードチンキは皮膚刺激性が強いため広範囲の創傷面には不適。ポビドンヨード等を使用します。
-
問107.尿糖検査薬の使用について正しいものはどれか。
- ア.空腹時に検査するのが最適
- イ.結果が陽性なら糖尿病確定
- ウ.食後1〜2時間後の尿で検査するのが推奨
- エ.健康な人では絶対に陽性にならない
正解:ウ.食後1〜2時間後の尿で検査するのが推奨
解説:尿糖は食後の血糖上昇時に検出されやすいため、食後1〜2時間後の検査が推奨。陽性でも医療機関での確定診断が必要です。
-
問108.妊娠検査薬の使用時期として最適なものはどれか。
- ア.月経予定日当日
- イ.月経予定日の1週間前
- ウ.受精から3日後
- エ.月経予定日の1週間後以降
正解:エ.月経予定日の1週間後以降
解説:hCGの尿中濃度が検出可能になるのは月経予定日の1週間後以降が一般的。早すぎると偽陰性のリスクがあります。
-
問109.次のうち、ピレスロイド系殺虫剤の特徴として正しいものはどれか。
- ア.昆虫の神経系Naチャネルに作用
- イ.哺乳類への毒性も高い
- ウ.即効性がなく持続性のみある
- エ.殺菌効果がある
正解:ア.昆虫の神経系Naチャネルに作用
解説:ピレスロイド系は昆虫の神経Naチャネルを阻害し麻痺・致死。哺乳類への毒性は比較的低く、家庭用殺虫剤に広く使用されます。
-
問110.駆虫薬の使用について誤っているものはどれか。
- ア.空腹時に服用するのが基本
- イ.便秘の状態で服用しても効果は変わらない
- ウ.一般用駆虫薬は回虫・蟯虫が主な対象
- エ.駆虫薬の種類により対象寄生虫が異なる
正解:イ.便秘の状態で服用しても効果は変わらない
解説:駆虫効果のため、駆虫薬は空腹時服用+必要に応じて下剤併用が原則。便秘状態では効果が落ちます。
-
問111.鼻炎用内服薬のプソイドエフェドリンは、交感神経を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させ、鼻づまりを緩和する。
正解:○(正しい)
解説:プソイドエフェドリンは交感神経刺激薬。血管収縮で鼻づまり緩和しますが、心臓刺激・血圧上昇等の全身性副作用に注意。
-
問112.去痰成分のグアイフェネシン(グアヤコールスルホン酸カリウム)は、気道分泌液を増加させて痰を出しやすくする。
正解:○(正しい)
解説:去痰薬は気道分泌促進・粘液溶解(カルボシステイン等)・線毛運動促進等の作用機序があります。
-
問113.カルボシステイン(粘液調整薬)は、痰の粘性を低下させ排出しやすくする。
正解:○(正しい)
解説:カルボシステインは痰中ムコ多糖を分解・粘性低下させる粘液調整薬。一般用にも配合されます。
-
問114.整腸薬の乳酸菌・ビフィズス菌は、腸内環境を整えることで下痢・便秘双方の改善に役立つ。
正解:○(正しい)
解説:プロバイオティクス(乳酸菌・ビフィズス菌等)は腸内細菌叢を整え、下痢・便秘・腸内ガス等を緩和します。
-
問115.胃腸鎮痛鎮痙薬のブチルスコポラミン臭化物(抗コリン作用)は、消化管の過剰な収縮を抑える。
正解:○(正しい)
解説:ブチルスコポラミン(ブスコパン等)は副交感神経抑制で消化管平滑筋の痙攣を緩和。緑内障・前立腺肥大者は注意。
-
問116.浣腸薬のグリセリン浣腸は、腸を刺激し排便を促す。
正解:○(正しい)
解説:グリセリン浣腸は浸透圧と腸壁刺激で排便を促進。高齢者・心疾患者では血圧変動・ショックのリスクに注意。
-
問117.点耳薬の耳垢柔軟剤(ジオクチルソジウムスルホサクシネート等)は、固くなった耳垢を柔らかくして除去しやすくする。
正解:○(正しい)
解説:耳垢柔軟剤は固く溜まった耳垢を軟化させ、耳鼻科での除去を容易にします。一般用にも一部存在。
-
問118.ニコチン置換療法の禁煙補助剤を使用する際、ニコチンガムを使う場合は喫煙とは併用しない。
正解:○(正しい)
解説:ニコチンガムと喫煙併用はニコチン過量摂取となり、めまい・吐き気等の症状を起こします。禁煙開始と同時にガム使用が原則。
-
問119.育毛剤のミノキシジルは、もともと血管拡張薬(降圧薬)として開発された成分である。
正解:○(正しい)
解説:ミノキシジルは経口の降圧薬として開発、副作用の多毛症から育毛剤に転用されました。一般用は外用ローション。
-
問120.皮膚用薬のヘパリン類似物質(ヒルドイド等)は、保湿・血行促進・抗炎症作用を持つ。
正解:○(正しい)
解説:ヘパリン類似物質は保湿性高く、乾燥肌・打撲の血腫吸収・血行促進等に使用されます。
-
問121.八味地黄丸(はちみじおうがん)は、高齢者の腰痛・頻尿・夜間尿等に使用される代表的な漢方処方である。
正解:○(正しい)
解説:八味地黄丸は加齢に伴う腎虚(陽虚)症状に使用。前立腺肥大による頻尿・冷え性・腰痛等に用いられます。
-
問122.防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、肥満傾向で便秘・むくみ等のある人に使用される漢方である。
正解:○(正しい)
解説:防風通聖散は実証の肥満・便秘・むくみ・湿疹等に用いる漢方。高血圧の随伴症状にも使われます。
-
問123.大建中湯(だいけんちゅうとう)は、腹部の冷え・腹痛・便秘等に使用される漢方処方である。
正解:○(正しい)
解説:大建中湯は腹部の冷え・腹部膨満感・便秘等に使用。手術後のイレウス予防にも処方される代表的処方。
-
問124.補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は、虚弱体質・疲労倦怠・食欲不振等に使用される。
正解:○(正しい)
解説:補中益気湯は気虚(気力不足)の代表処方。慢性疲労・虚弱体質改善に用いられます。
-
問125.桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は、月経不順・月経痛・肩こり等の婦人科系症状に使用される。
正解:○(正しい)
解説:桂枝茯苓丸は瘀血(血の滞り)症状に使用。月経痛・更年期障害・打撲血腫等に用いられます。
-
問126.麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、痰が切れにくい乾性の咳(から咳)に使用される漢方処方である。
正解:○(正しい)
解説:麦門冬湯は乾燥性の咳・喉のイガイガ・口渇等に有効。気道粘膜の潤いを補う作用があります。
-
問127.小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、水様性の鼻汁・くしゃみが多いアレルギー性鼻炎・花粉症に使用される。
正解:○(正しい)
解説:小青竜湯はアレルギー性鼻炎・花粉症の水様性鼻汁・くしゃみに有効。麻黄含有のため注意。
-
問128.コタロー漢方薬の名称はメーカー名を冠したもので、効能効果は同名漢方処方と同様である。
正解:○(正しい)
解説:漢方処方の効能効果は規格に基づくため、メーカーが異なっても同一処方であれば効能効果は同等です。
-
問129.体力がある「実証」の人と、虚弱な「虚証」の人で、適する漢方処方は異なる。
正解:○(正しい)
解説:漢方医学では「証」(体質・症状の総合判定)に応じた処方選択が重要。実証用と虚証用は逆方向の処方になります。
-
問130.一般用漢方薬の容器・添付文書には、適する「証」の説明が記載されている。
正解:○(正しい)
解説:一般用漢方薬には「体力中等度の方」「比較的体力があり〜」のような証の表示が記載され、選択の指標となります。
-
問131.プソイドエフェドリンの主な副作用として正しいものはどれか。
- ア.眠気
- イ.口内炎
- ウ.便秘
- エ.不眠・心悸亢進・血圧上昇
正解:エ.不眠・心悸亢進・血圧上昇
解説:プソイドエフェドリンは交感神経刺激薬で、不眠・心悸亢進・血圧上昇等の副作用があります。心臓病・高血圧・甲状腺疾患は要注意。
-
問132.次のうち、痰の粘性を低下させる成分はどれか。
- ア.カルボシステイン
- イ.ジヒドロコデイン
- ウ.ジフェンヒドラミン
- エ.グリチルリチン酸
正解:ア.カルボシステイン
解説:カルボシステインは粘液調整薬で痰の粘性を低下。コデイン類は鎮咳薬、ジフェンヒドラミンは抗ヒスタミン薬、グリチルリチン酸は抗炎症薬。
-
問133.グリセリン浣腸の使用上の注意として誤っているものはどれか。
- ア.肛門裂傷の可能性がある人は注意
- イ.乳幼児には使用禁止
- ウ.高齢者・心疾患者は血圧変動に注意
- エ.激しい腹痛・嘔吐がある時は使用しない
正解:イ.乳幼児には使用禁止
解説:乳幼児用グリセリン浣腸も市販されており、小児用量で使用可能。完全禁止ではありません。
-
問134.次のうち、八味地黄丸の典型的な適応はどれか。
- ア.若年者の風邪
- イ.小児のアトピー性皮膚炎
- ウ.高齢者の腰痛・頻尿
- エ.妊婦のつわり
正解:ウ.高齢者の腰痛・頻尿
解説:八味地黄丸は加齢・腎虚に伴う症状(腰痛・頻尿・夜間尿・冷え)に使用。若年者・小児には適しません。
-
問135.次の漢方処方の組合せのうち、いずれも麻黄を含有するため注意を要するものはどれか。
- ア.補中益気湯・大建中湯
- イ.芍薬甘草湯・八味地黄丸
- ウ.当帰芍薬散・桂枝茯苓丸
- エ.葛根湯・小青竜湯・麻黄湯
正解:エ.葛根湯・小青竜湯・麻黄湯
解説:葛根湯・小青竜湯・麻黄湯はいずれも麻黄含有。心臓病・高血圧・甲状腺疾患・前立腺肥大・糖尿病等で注意が必要。
-
問136.禁煙補助剤(ニコチンガム)の使用について正しいものはどれか。
- ア.禁煙開始と同時にガム使用開始
- イ.喫煙と併用OK
- ウ.酸性飲料(コーヒー等)と直前直後の使用OK
- エ.心疾患者でも自由使用可
正解:ア.禁煙開始と同時にガム使用開始
解説:禁煙開始と同時にガム使用開始が原則。喫煙併用はニコチン過量、酸性飲料は吸収低下、心疾患は要相談。
-
問137.育毛剤ミノキシジル外用薬の特徴として正しいものはどれか。
- ア.即効性で1週間で効果
- イ.使用中止すると効果は失われていく
- ウ.内服でも安全
- エ.小児にも使用可能
正解:イ.使用中止すると効果は失われていく
解説:ミノキシジル外用薬は4〜6ヶ月以上の継続が必要、中止で効果失われます。内服は降圧薬として処方薬扱い、20歳未満は使用不可。
-
問138.皮膚用薬のヘパリン類似物質の主な作用として正しいものはどれか。
- ア.殺菌・抗真菌作用
- イ.日焼け止め
- ウ.保湿・血行促進・抗炎症作用
- エ.美白作用
正解:ウ.保湿・血行促進・抗炎症作用
解説:ヘパリン類似物質(ヒルドイド等)は保湿・血行促進・抗炎症作用。乾燥肌・打撲血腫吸収等に用います。
-
問139.次のうち、整腸薬の代表的な配合成分でないものはどれか。
- ア.ビフィズス菌
- イ.乳酸菌
- ウ.酪酸菌
- エ.ペニシリン
正解:エ.ペニシリン
解説:ペニシリンは抗生物質で、整腸薬には配合されません。プロバイオティクス(ビフィズス・乳酸・酪酸菌)が代表成分。
-
問140.かぜ薬の鎮咳成分のデキストロメトルファンは、中枢に作用して咳反射を抑制する非麻薬性鎮咳薬である。
正解:○(正しい)
解説:デキストロメトルファンは非麻薬性中枢性鎮咳薬。コデイン類より依存性は低いものの、過量で精神作用に注意。
-
問141.クロルフェニラミン(抗ヒスタミン)は第1世代に分類され、眠気の副作用が強い。
正解:○(正しい)
解説:クロルフェニラミン・ジフェンヒドラミン等の第1世代抗ヒスタミン薬は眠気の副作用が強く、運転禁止が記載されます。
-
問142.カフェインは、解熱鎮痛薬の効果増強や眠気覚ましとして配合される中枢神経興奮成分である。
正解:○(正しい)
解説:カフェインは中枢興奮で疲労感緩和・解熱鎮痛増強効果があります。過量で不眠・心悸亢進等の副作用も。
-
問143.カルシウム製剤は、骨粗しょう症対策・成長期の補給目的で配合される。
正解:○(正しい)
解説:カルシウム剤は骨形成補助・成長期補給・閉経後骨粗しょう症対策に使用。ビタミンD併用で吸収率向上。
-
問144.関節用薬の外用フェルビナクは、NSAIDsの一種で関節痛・筋肉痛に使用される。
正解:○(正しい)
解説:フェルビナクは外用NSAIDs。プロスタグランジン合成阻害で局所の鎮痛・抗炎症作用を発揮。アスピリン喘息禁忌。
-
問145.口腔咽喉薬の含嗽薬(うがい薬)は、口腔内の消毒・炎症緩和に使用される。
正解:○(正しい)
解説:うがい薬はポビドンヨード(消毒)・アズレン(抗炎症)・グリチルリチン(抗炎症)等を配合。
-
問146.ドリンク剤の生薬成分(ニンジン・タウリン等)は、滋養強壮目的で配合される。
正解:○(正しい)
解説:ドリンク剤の生薬・アミノ酸・ビタミン類は疲労感緩和・滋養強壮目的。ノンカフェインドリンクもあります。
-
問147.ビタミンE(トコフェロール)は、抗酸化作用があり末梢血行促進等の効果がある。
正解:○(正しい)
解説:ビタミンEは強い抗酸化作用と末梢血管拡張・血流改善作用。冷え性・しみ・更年期障害の補助に使われます。
-
問148.ビタミンA(レチノール)の過剰摂取は、頭痛・嘔吐・骨脆弱化等の中毒症状を起こす。
正解:○(正しい)
解説:ビタミンAは脂溶性ビタミンで体内蓄積性あり。過剰摂取で頭痛・嘔吐・脱毛・骨脆弱化等を起こします。妊婦は催奇形性もあり注意。
-
問149.マグネシウム配合の制酸薬は、便を硬くする作用がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。Mg制酸薬は「便を軟化」(便秘がちな方に適、硬くするはCa系)。
-
問150.次のうち、第1世代抗ヒスタミン薬の特徴として正しいものはどれか。
- ア.眠気の副作用が強い
- イ.眠気の副作用が弱い
- ウ.抗コリン作用がない
- エ.速効性がない
正解:ア.眠気の副作用が強い
解説:第1世代(クロルフェニラミン・ジフェンヒドラミン等)は眠気が強く運転禁止記載が多い。第2世代は眠気軽減型。
-
問151.次のうち、外用NSAIDsで光線過敏症リスクがあるものはどれか。
- ア.アセトアミノフェン
- イ.ケトプロフェン
- ウ.カフェイン
- エ.グリチルリチン酸
正解:イ.ケトプロフェン
解説:ケトプロフェン外用薬は光線過敏症が代表的副作用。直射日光暴露を避ける指導が必要です。
-
問152.脂溶性ビタミンの過剰症で、特に妊婦が注意すべきものはどれか。
- ア.ビタミンB1
- イ.ビタミンC
- ウ.ビタミンA
- エ.ビタミンB12
正解:ウ.ビタミンA
解説:ビタミンA過剰摂取は催奇形性が報告されており、妊婦は1日5000IU超に注意。脂溶性で体内蓄積性が高い。
-
問153.次の制酸薬の組合せのうち、便秘傾向の人に適しているのはどれか。
- ア.ナトリウム成分のみ
- イ.アルミニウムゲル単独
- ウ.カルシウム単独
- エ.酸化マグネシウム
正解:エ.酸化マグネシウム
解説:酸化マグネシウムは制酸+緩下作用で便秘傾向の方に適します。アルミニウム単独は逆に便秘傾向を強める可能性。
-
問154.次のうち、ビタミンEの主な作用として正しいものはどれか。
- ア.抗酸化・末梢血行促進
- イ.骨形成促進
- ウ.夜間視力維持
- エ.止血
正解:ア.抗酸化・末梢血行促進
解説:ビタミンE:抗酸化・末梢血行促進。ビタミンD:骨形成、A:夜間視力、K:止血。