測量士補 全分野の一問一答
📖 測量士補「全分野」の全300問と解説(一覧)
測量士補の全分野に関する一問一答(全300問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.トータルステーション(TS)は、角度測定と距離測定を同時に行うことができる測量機器である。
正解:○(正しい)
解説:TSはセオドライト(角度測定)と光波測距儀(距離測定)を一体化した機器で、両者を同時に観測できる。
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問2.現地測量とは、現地においてTS等を用いて細部測量を行い、数値地形図データを作成する作業をいう。
正解:○(正しい)
解説:現地測量は基準点等に基づきTS等で地形・地物を測定し、数値地形図データを作成する作業である。
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問3.地形図の等高線のうち、主曲線は計曲線よりも太い線で表される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは計曲線が太線で、主曲線は細線である。計曲線は主曲線5本ごとに描かれる。
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問4.縮尺1/25000地形図において、主曲線の間隔は10mである。
正解:○(正しい)
解説:縮尺1/25000の地形図では主曲線は10mごと、計曲線は50mごとに描かれる。
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問5.等高線は急傾斜地では間隔が広く、緩傾斜地では間隔が狭くなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。等高線は一定の高低差ごとに引かれるので、急傾斜地では短い水平距離で高さが変わり間隔は狭く、緩傾斜地では長い距離を進まないと高さが変わらないため間隔は広くなる。地形図で崖が密な線、平地がまばらな線に見えるのはこのため。
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問6.車載型移動計測システム(MMS)は、走行しながらGNSS・IMU・レーザスキャナ等で道路周辺の3次元データを取得する。
正解:○(正しい)
解説:MMSは車両にGNSS・IMU・レーザ等を搭載し、走行しながら周辺地物の3次元位置を計測する。
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問7.空中写真測量は、地表の広い範囲を短時間で測量できるため、現地測量に比べ広域の地形図作成に適している。
正解:○(正しい)
解説:上空から一度に広い範囲を撮影でき、後は室内での図化作業になるため、現地を1点ずつ測る現地測量に比べ広域を短期間で処理できる。ただし雲があると撮影できず、樹木に覆われた地表や地下は写らないという制約がある。
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問8.空中写真の縮尺は、撮影高度を焦点距離で割った値で求められる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。写真縮尺=焦点距離f÷撮影高度H。分子と分母が逆になっている。焦点距離が長いほど、また撮影高度が低いほど縮尺は大きく(詳細に)なる、という関係で覚えると取り違えにくい。
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問9.撮影高度が高くなるほど、得られる空中写真の縮尺は大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは写真縮尺=f/Hなので、撮影高度Hが大きくなると縮尺は小さくなる。
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問10.鉛直空中写真の主点とは、レンズの中心から写真面に下ろした垂線の足である。
正解:○(正しい)
解説:主点はレンズ主点から写真面に下ろした垂線の足で、写真面の幾何学的な中心にあたる。完全な鉛直写真では主点・鉛直点・等角点が一致するが、カメラが傾くとこの3点はずれ、比高による変位の中心となるのは鉛直点になる。
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問11.鉛直点は、レンズ中心を通る鉛直線が写真面と交わる点である。
正解:○(正しい)
解説:鉛直点(天底点)はレンズ中心を通る鉛直線と写真面の交点で、比高による像のずれの中心となる。
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問12.鉛直写真において、比高のある地物の像は等角点を中心として放射状にずれる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。比高による像のずれ(変位)は鉛直点(天底点)を中心として放射状に生じる。等角点は傾きによる変位の中心となる点で、役割が異なる。完全な鉛直写真では主点・鉛直点・等角点が一致する。
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問13.空中写真上では、高い建物の頂部は鉛直点に向かって内側へ倒れこむように写る。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは比高による変位により、高い地物は鉛直点から外側へ倒れたように写る。
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問14.比高による像のずれの量は、鉛直点から近いほど大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。比高による変位量は鉛直点から遠いほど大きくなる(変位量は鉛直点からの距離と比高に比例し、撮影高度に反比例する)。写真の中心付近では建物がほぼ真上から写り、周辺では外側へ倒れて見えるのはこのため。
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問15.内部標定とは、隣接する2枚の写真の相互の傾きや位置関係を再現する作業である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。それは相互標定の説明。内部標定は撮影時のカメラ内部の幾何学的状態を再現する作業である。
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問16.相互標定は、左右2枚の写真の縦視差を消去して立体モデルを構成する作業である。
正解:○(正しい)
解説:相互標定は隣接2写真の縦視差を消去し、撮影時の相互の傾き・位置を再現して立体モデルを作る。
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問17.対地標定(絶対標定)は、相互標定で作成した立体モデルを実際の地上座標系に合わせる作業である。
正解:○(正しい)
解説:対地標定は標定点を用いて立体モデルの位置・縮尺・傾きを地上座標系に一致させる作業である。
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問18.実体視(ステレオ視)を行うには、同一地点から撮影した1枚の写真があれば足りる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは実体視には異なる2地点から撮影し視差をもつ重複した2枚の写真が必要である。
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問19.同一コース内の隣接する空中写真の重複度(オーバーラップ)は、通常約60%とする。
正解:○(正しい)
解説:同一コース内の進行方向の重複度は約60%を標準とし、実体視に必要な重複を確保する。
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問20.隣接するコース間の重複度(サイドラップ)は、通常約80%とする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。隣接コース間の重複度(サイドラップ)は約30%が標準。同一コース内の進行方向の重複度(オーバーラップ)が約60%で、こちらと数値を取り違えやすい。重複させるのは実体視とコース間の接合を確保するため。
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問21.対空標識は、空中写真上で標定点や基準点の位置を明確にするため、撮影前に地上に設置する。
正解:○(正しい)
解説:対空標識は基準点等を写真上で確認できるよう、撮影前に対象点上空が開けた地上に設置する。
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問22.対空標識は、空中写真の撮影が終わった後に設置する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。対空標識は基準点の位置を写真上で判読できるようにするためのものなので、撮影の前に設置して写し込んでおく必要がある。撮影後に設置しても写真には写らず、標定に使えない。
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問23.航空レーザ測量は、航空機からレーザパルスを照射し、地表との往復時間から地表の標高を求める。
正解:○(正しい)
解説:航空レーザ測量はレーザパルスの往復時間と航空機位置・姿勢から地表点群の3次元座標を取得する。
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問24.航空レーザ測量で得られた点群データのうち、樹木や建物を除いた地表面のデータをグラウンドデータという。
正解:○(正しい)
解説:グラウンドデータは点群からフィルタリングで植生・建物等を除去した地表面のみのデータである。
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問25.航空レーザ測量は、レーザが樹木を透過できないため、植生下の地表面の標高は一切取得できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。レーザは樹冠の隙間を透過して地表に達するため、森林下の地形把握にも有効である。
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問26.航空レーザ測量は、雲がある場合でも雲を透過して地表の標高を正確に測定できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。レーザは雲を透過できないため、雲があると地表を計測できない。一方、樹木の樹冠の隙間は通り抜けられるので森林下の地形を把握できる点が特徴で、雲と樹冠を混同しないよう区別する。
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問27.地図編集における取捨選択とは、地図の目的や縮尺に応じて表示する事項を選び、不要なものを省略することである。
正解:○(正しい)
解説:取捨選択は縮尺・目的に応じ重要な事項を選び、表現しきれないものを省略する編集操作である。
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問28.地図編集における転位とは、地物が重なって表現できない場合に重要度の低い地物の位置をずらすことである。
正解:○(正しい)
解説:転位は地物が近接・重複して表現困難な場合、重要度の低い地物を移動して表す操作である。
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問29.地図編集における総描とは、地名や施設名を文字で地図上に表示することである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。それは注記の説明。総描は複雑な形状を縮尺に応じ簡略化して表現する操作である。
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問30.地図の編集において、転位の必要が生じた場合は、河川や道路などの重要な地物を優先的に移動させる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは重要度の高い地物を正しい位置に残し、重要度の低い地物を転位させる。
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問31.注記とは、地図上で地名や施設名などを文字で表示することである。
正解:○(正しい)
解説:注記は地名・山名・河川名・施設名などを文字や記号で地図上に表示するもので、記号だけでは伝えられない固有の情報を補い読図を助ける。文字の書体・大きさ・配置にも規則があり、地図編集の重要な要素になっている。
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問32.UTM図法は、地球全体を経度6度ごとの帯に分けて投影する横メルカトル図法の一種である。
正解:○(正しい)
解説:UTM図法は経度6度ごとの帯(ゾーン)に分割した横メルカトル図法で、世界の地形図に用いる。
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問33.地理情報システム(GIS)は、位置情報を持つ各種データを統合的に管理・分析・表示する仕組みである。
正解:○(正しい)
解説:GISは地理的位置に関連づけたデータをコンピュータ上で管理・解析・可視化するシステムである。
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問34.電子国土基本図は、気象庁が整備する我が国の基本的な地図情報である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。電子国土基本図を整備・提供しているのは国土地理院。国土の基本的な地図情報として道路・建物・境界などを電子データで整備しており、気象庁は気象、海上保安庁海洋情報部は海図を担当している。
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問35.写真地図(オルソフォト)は、空中写真の比高や傾きによるひずみを補正し、正射投影に変換した画像である。
正解:○(正しい)
解説:オルソフォトは中心投影の写真を正射投影に変換し、地図と同様に距離・面積を計測できる。
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問36.オルソフォトでは、像のずれが補正されていないため、地図のように距離や面積を測ることはできない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはオルソフォトは正射変換され位置精度が確保されるため地図同様に計測できる。
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問37.数値地形図データとは、紙に印刷された地形図そのものを指す用語である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは数値地形図データは地形・地物を座標値と属性で表現したデジタル地図データである。
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問38.空中写真測量における標定点は、地上座標が未知の点で、内部標定に用いられる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。標定点は地上座標が既知の点で、立体モデルを実際の地上座標系に合わせる対地標定(絶対標定)に用いる。内部標定はカメラの焦点距離や主点位置といったカメラ内部の幾何学的状態を再現する作業で、標定点は使わない。
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問39.トータルステーション(TS)の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.空中写真を撮影する機器
- イ.水準測量専用の機器
- ウ.角度測定と距離測定を一体で行える測量機器
- エ.衛星からの電波を受信する機器
正解:ウ.角度測定と距離測定を一体で行える測量機器
解説:トータルステーションは、角度を測るセオドライトと距離を測る光波測距儀を一体化した機器で、1回の視準で水平角・鉛直角・斜距離を同時に得られる。内部で座標計算まで行えるため現地測量の中心的な機器になっている。
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問40.縮尺1/25000の地形図において、計曲線が描かれる標高間隔として正しいものはどれか。
- ア.10m
- イ.20m
- ウ.100m
- エ.50m
正解:エ.50m
解説:1/25000地形図では主曲線が10mごと、その5本ごと(=50mごと)に太い計曲線を描く。計曲線に標高値を注記することで、細かい主曲線を1本ずつ数えなくても標高を読み取れるようにしている。
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問41.等高線の間隔と地形の傾斜の関係として正しいものはどれか。
- ア.傾斜が急なほど等高線間隔は狭い
- イ.傾斜が急なほど等高線間隔は広い
- ウ.傾斜と等高線間隔は無関係
- エ.等高線間隔は常に一定
正解:ア.傾斜が急なほど等高線間隔は狭い
解説:等高線は一定の高低差ごとに引かれるため、急傾斜地では短い水平距離で高さが変わり間隔が狭くなる。逆に緩傾斜地では間隔が広い。地形図上で線が密な場所ほど急斜面と読み取れる根拠がこれである。
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問42.空中写真の縮尺を表す式として正しいものはどれか。ここでfは焦点距離、Hは撮影高度とする。
- ア.H÷f
- イ.f÷H
- ウ.f×H
- エ.f+H
正解:イ.f÷H
解説:鉛直空中写真の縮尺は焦点距離fを対地高度Hで割った f÷H。焦点距離が長いほど、また撮影高度が低いほど縮尺は大きく(詳細に)なる。H÷fは分子分母が逆で、値が1より大きくなり縮尺にならない。
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問43.鉛直空中写真において、比高のある地物の像がずれる中心となる点はどれか。
- ア.主点
- イ.等角点
- ウ.鉛直点
- エ.標定点
正解:ウ.鉛直点
解説:比高による像の変位は鉛直点(天底点)を中心として放射状に生じる。主点は写真面の幾何学的中心、等角点は傾きによる変位の中心で、役割が異なる。完全な鉛直写真ではこの3点が一致する。
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問44.隣接する2枚の写真の縦視差を消去し、立体モデルを構成する標定作業はどれか。
- ア.水準標定
- イ.内部標定
- ウ.対地標定
- エ.相互標定
正解:エ.相互標定
解説:相互標定は隣接写真の縦視差を消去して撮影時の相互の傾き・位置を再現する作業である。
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問45.同一コース内で隣接する空中写真の重複度(オーバーラップ)の標準値はどれか。
- ア.約60%
- イ.約30%
- ウ.約45%
- エ.約20%
正解:ア.約60%
解説:同一コース内の進行方向の重複度(オーバーラップ)は約60%が標準。隣り合う2枚が広く重なることで、その範囲を実体視して立体的に図化できる。隣接コース間のサイドラップ(約30%)と数値を区別して覚える。
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問46.隣接するコース間の重複度(サイドラップ)の標準値はどれか。
- ア.約10%
- イ.約30%
- ウ.約80%
- エ.約60%
正解:イ.約30%
解説:隣接コース間の重複度(サイドラップ)は約30%が標準。コースの継ぎ目に測り残しが生じないようにするための重なりで、進行方向のオーバーラップ(約60%)ほど大きくする必要はない。
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問47.対空標識を設置する時期として正しいものはどれか。
- ア.撮影の後
- イ.撮影の最中のみ
- ウ.撮影の前
- エ.図化作業の後
正解:ウ.撮影の前
解説:対空標識は基準点の位置を写真上で判読できるようにするためのものなので、空中写真撮影の前に設置して写し込んでおく必要がある。撮影後や図化後に設置しても写真には写らず、標定に使えない。
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問48.航空レーザ測量で得られた点群から樹木や建物を除去した、地表面のみのデータの名称はどれか。
- ア.注記データ
- イ.オリジナルデータ
- ウ.ステレオデータ
- エ.グラウンドデータ
正解:エ.グラウンドデータ
解説:グラウンドデータは点群をフィルタリングして植生・建物を除いた地表面データである。
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問49.地図編集における「総描」の説明として正しいものはどれか。
- ア.複雑な形状を縮尺に応じ簡略化して表現する
- イ.表示する事項を選び不要なものを省く
- ウ.重複する地物の位置をずらす
- エ.地名を文字で表示する
正解:ア.複雑な形状を縮尺に応じ簡略化して表現する
解説:総描は、縮尺を小さくすると実形どおりでは描けなくなる複雑な形状を、特徴を残しつつ簡略化して表現する編集操作。表示事項を選ぶのが取捨選択、位置をずらすのが転位、文字で示すのが注記で、それぞれ別の操作である。
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問50.地図編集における「転位」の説明として正しいものはどれか。
- ア.地名を文字で表示すること
- イ.重複する地物のうち重要度の低いものの位置をずらすこと
- ウ.形状を簡略化すること
- エ.等高線を描くこと
正解:イ.重複する地物のうち重要度の低いものの位置をずらすこと
解説:転位は、地物が近接・重複して縮尺どおりでは描き分けられないとき、重要度の低いほうの位置をずらして表現する操作。道路と並行する河川などで用いられ、重要度の高い地物の位置精度を優先する考え方に基づく。
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問51.UTM図法に関する説明として正しいものはどれか。
- ア.極地方専用の正距方位図法
- イ.赤道周辺のみで使う円錐図法
- ウ.経度6度ごとの帯に分けた横メルカトル図法
- エ.経度3度ごとの帯に分けた正積図法
正解:ウ.経度6度ごとの帯に分けた横メルカトル図法
解説:UTM図法は経度6度ごとの帯に分割した横メルカトル図法で、地形図に広く用いられる。
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問52.地理情報システム(GIS)の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.写真を立体視するための装置
- イ.角度を測定する測量機器
- ウ.紙地図を印刷する技術
- エ.位置情報を持つデータを管理・分析・表示する仕組み
正解:エ.位置情報を持つデータを管理・分析・表示する仕組み
解説:GISは位置情報を持つデータをレイヤとして重ね合わせ、管理・検索・分析・表示する仕組み。地図を描くだけでなく、距離や面積の計算、条件による抽出、重ね合わせ分析ができる点が紙地図との決定的な違いになる。
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問53.写真地図(オルソフォト)に関する説明として正しいものはどれか。
- ア.空中写真の傾きやひずみを補正した正射投影画像
- イ.等高線のみを描いた図
- ウ.対空標識を拡大した画像
- エ.白黒の旧式の航空写真
正解:ア.空中写真の傾きやひずみを補正した正射投影画像
解説:オルソフォトは中心投影の空中写真を正射投影に変換し、地図同様に計測できる画像である。
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問54.鉛直空中写真において、比高のある高い地物の像はどのように写るか。
- ア.鉛直点に向かって倒れこむ
- イ.鉛直点から外側へ倒れこむ
- ウ.まったくずれない
- エ.主点を中心に回転する
正解:イ.鉛直点から外側へ倒れこむ
解説:比高による変位は鉛直点から外側へ放射状に生じるため、高い建物は鉛直点から遠ざかる向きに倒れこむように写る。この倒れこみの量から比高を求めることもでき、写真上での高さの計測に利用される。
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問55.撮影高度を高くした場合、空中写真の縮尺はどうなるか。
- ア.大きくなる
- イ.変わらない
- ウ.小さくなる
- エ.2倍になる
正解:ウ.小さくなる
解説:縮尺=f÷H なので、撮影高度Hを大きくすると縮尺は小さくなる(1枚に写る範囲は広がるが細部は粗くなる)。逆に低く飛べば縮尺は大きくなるが、同じ範囲を撮るのに必要な写真枚数は増える。
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問56.内部標定の説明として正しいものはどれか。
- ア.2枚の写真の縦視差を消去する作業
- イ.立体モデルを地上座標に合わせる作業
- ウ.水準測量の誤差を補正する作業
- エ.カメラ内部の幾何学的状態を再現する作業
正解:エ.カメラ内部の幾何学的状態を再現する作業
解説:内部標定は、焦点距離・主点位置・レンズひずみといったカメラ内部の幾何学的条件を再現し、撮影時の光束を復元する作業。2枚の写真の縦視差を消すのは相互標定、立体モデルを地上座標系に合わせるのは対地標定で、標定は3段階に分かれる。
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問57.航空レーザ測量で地表の標高を求める原理として正しいものはどれか。
- ア.レーザパルスの往復時間から距離を求める
- イ.音波の反射時間を測る
- ウ.写真の重複から視差を求める
- エ.地磁気の強さを測る
正解:ア.レーザパルスの往復時間から距離を求める
解説:航空レーザ測量はレーザパルスの往復時間から距離を求め、地表点の3次元座標を得る。
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問58.地図編集における「取捨選択」の説明として正しいものはどれか。
- ア.地物の位置をずらすこと
- イ.目的や縮尺に応じて表示事項を選び不要なものを省くこと
- ウ.写真のひずみを補正すること
- エ.形状を簡略化すること
正解:イ.目的や縮尺に応じて表示事項を選び不要なものを省くこと
解説:取捨選択は、地図の目的と縮尺に応じて表示すべき事項を選び、表現しきれないものや不要なものを省く操作。縮尺が小さくなるほど省く量が増える。形状を簡略化するのが総描、位置をずらすのが転位で、操作の内容が異なる。
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問59.実体視(ステレオ視)を行うために必要な条件はどれか。
- ア.1枚の写真があればよい
- イ.白黒写真でなければならない
- ウ.異なる2地点から撮影した重複写真が必要
- エ.夜間に撮影した写真が必要
正解:ウ.異なる2地点から撮影した重複写真が必要
解説:実体視は左右の目に視差のある2枚の像を見せることで奥行きを知覚する仕組みなので、異なる2地点から撮影した重複部分のある写真が必要になる。空中写真測量で同一コース内に約60%の重複を持たせるのは、この実体視を成立させるためである。
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問60.鉛直空中写真の主点とは何か。
- ア.写真面の四隅の点
- イ.地上の基準点
- ウ.等高線の交点
- エ.レンズ中心から写真面に下ろした垂線の足
正解:エ.レンズ中心から写真面に下ろした垂線の足
解説:主点はレンズ主点から写真面に下ろした垂線の足で、写真面の幾何学的中心にあたる。比高による変位の中心となる鉛直点、傾きによる変位の中心となる等角点とは別の点だが、完全な鉛直写真では3点が一致する。
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問61.対地標定(絶対標定)の目的として正しいものはどれか。
- ア.立体モデルを地上座標系に合わせる
- イ.縦視差を消去する
- ウ.カメラの焦点距離を求める
- エ.写真を白黒に変換する
正解:ア.立体モデルを地上座標系に合わせる
解説:対地標定(絶対標定)は、地上座標が既知の標定点を用いて立体モデルの位置・向き・縮尺を実際の地上座標系に一致させる作業。縦視差を消すのは相互標定、カメラ内部の状態を再現するのは内部標定で、標定作業は3段階に分かれている。
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問62.車載型移動計測システム(MMS)で取得できるデータとして適切なものはどれか。
- ア.海底地形のデータ
- イ.道路周辺の3次元データ
- ウ.気象観測データ
- エ.地下水位のデータ
正解:イ.道路周辺の3次元データ
解説:MMSは走行しながらGNSS・IMU・レーザ等で道路周辺の3次元データを取得する。
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問63.縮尺1/25000地形図における主曲線の標高間隔として正しいものはどれか。
- ア.5m
- イ.25m
- ウ.10m
- エ.50m
正解:ウ.10m
解説:1/25000地形図では主曲線が10mごとに描かれ、その5本ごと(50mごと)に太い計曲線が入る。1/50000では主曲線20m・計曲線100mというように、縮尺によって間隔が変わる点もあわせて押さえる。
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問64.地形図上の計曲線と主曲線の線の太さに関する記述として正しいものはどれか。
- ア.主曲線が計曲線より太い
- イ.計曲線は破線で描く
- ウ.両者は同じ太さ
- エ.計曲線が主曲線より太い
正解:エ.計曲線が主曲線より太い
解説:計曲線は主曲線より太い実線で描き、標高値を注記する。細かい主曲線を1本ずつ数えなくても標高の目安がつかめるようにするためで、1/25000では主曲線10mごと・計曲線50mごとになる。
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問65.電子国土基本図を整備・提供している機関はどれか。
- ア.国土地理院
- イ.総務省統計局
- ウ.海上保安庁海洋情報部
- エ.気象庁
正解:ア.国土地理院
解説:電子国土基本図は国土地理院が整備・提供する我が国の基本的な地図情報で、道路・建物・境界などを電子データとして管理している。総務省統計局は統計、海上保安庁海洋情報部は海図、気象庁は気象を所管しており役割が異なる。
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問66.オルソフォトが地図と同じように距離や面積を計測できる理由として正しいものはどれか。
- ア.白黒画像だから
- イ.正射投影に変換され位置のひずみが補正されている
- ウ.縮尺が大きいから
- エ.撮影高度が低いから
正解:イ.正射投影に変換され位置のひずみが補正されている
解説:オルソフォトは中心投影を正射投影に変換し位置のひずみを補正しているため計測できる。
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問67.航空レーザ測量において、レーザ計測の支障となる気象条件はどれか。
- ア.気温が低いこと
- イ.風が弱いこと
- ウ.雲があること
- エ.夜間であること
正解:ウ.雲があること
解説:レーザは雲を透過できないため、雲があると地表まで届かず計測できない。一方、樹冠の隙間は通り抜けられるので森林下の地形は把握でき、また自ら光を発するため夜間でも計測できる。雲と樹冠・昼夜の条件を区別して覚える。
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問68.地図上で地名や施設名を文字で表示することを何というか。
- ア.総描
- イ.転位
- ウ.標定
- エ.注記
正解:エ.注記
解説:注記は地名・山名・河川名・施設名などを文字や記号で表示し、記号だけでは伝えられない固有の情報を補って読図を助ける。総描は形状の簡略化、転位は位置のずらし、標定は写真測量の作業で、いずれも別の概念である。
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問69.空中写真測量で用いる標定点の説明として正しいものはどれか。
- ア.地上座標が既知の点で対地標定に用いる
- イ.写真の四隅にある点
- ウ.等高線の交点
- エ.対空標識のない点
正解:ア.地上座標が既知の点で対地標定に用いる
解説:標定点は地上座標が既知の点で、立体モデルを実際の地上座標系に合わせる対地標定に用いる。写真上で確実に判読できるよう、撮影前に対空標識を設置しておくのが一般的。写真の四隅にある指標は内部標定に使う別のもの。
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問70.比高による空中写真上の像のずれ(変位量)が大きくなる条件として正しいものはどれか。
- ア.鉛直点に近いほど大きい
- イ.鉛直点から遠く比高が大きいほど大きい
- ウ.比高が小さいほど大きい
- エ.常に一定で変化しない
正解:イ.鉛直点から遠く比高が大きいほど大きい
解説:変位量は鉛直点からの距離と地物の比高に比例し、撮影高度に反比例する。したがって鉛直点から遠く比高が大きいほど大きくなる。写真中心付近の建物はほぼ真上から、周辺の建物は外側へ倒れて写るのはこの関係による。
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問71.現地測量によって最終的に作成される成果として適切なものはどれか。
- ア.点群データ
- イ.空中写真
- ウ.数値地形図データ
- エ.気象データ
正解:ウ.数値地形図データ
解説:現地測量はトータルステーションやGNSSで地形・地物の位置を測定し、最終的に数値地形図データを作成する作業。空中写真は写真測量の入力データ、点群データは航空レーザ測量等の中間成果で、現地測量の成果物ではない。
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問72.空中写真測量の利点として最も適切なものはどれか。
- ア.地下構造を直接測定できる
- イ.曇天でも問題なく撮影できる
- ウ.測量機器が不要である
- エ.広い範囲を短時間で測量できる
正解:エ.広い範囲を短時間で測量できる
解説:上空から一度に広い範囲を撮影でき、その後は室内での図化作業になるため、広域を短期間で処理できるのが最大の利点。ただし雲があると撮影できず、地下構造は写らず、カメラや図化機といった機器も当然必要になる。
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問73.GISでデータを統合的に扱う際に各データに共通して必要な要素はどれか。
- ア.地理的な位置情報
- イ.作成者名
- ウ.紙の縮尺
- エ.撮影日時
正解:ア.地理的な位置情報
解説:GISは異なる出所のデータを地図上で重ね合わせて分析する仕組みなので、各データが共通して持つべき要素は地理的な位置情報。位置情報があるからこそ、統計・地形・施設といった性質の違うデータを同じ座標系で結び付けられる。
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問74.航空レーザ測量で森林下の地表の地形を把握できる理由として正しいものはどれか。
- ア.樹木が透明だから
- イ.レーザが樹冠の隙間を透過して地表に届く
- ウ.レーザが土を貫通するから
- エ.夜間に撮影するから
正解:イ.レーザが樹冠の隙間を透過して地表に届く
解説:レーザパルスは樹冠の隙間を通り抜けて地表に到達し反射して戻るため、樹木の高さと地表面の両方の反射が得られる。そこから地表面の反射だけを抽出することで、森林に覆われた地形の標高を把握できる。土を貫通するわけではない。
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問75.地図編集の原則に関する記述のうち、転位の対象となる地物として適切なものはどれか。
- ア.重要度の高い地物のみ
- イ.すべての地物を均等に
- ウ.重要度の低い地物
- エ.注記のみ
正解:ウ.重要度の低い地物
解説:転位は、地物が近接・重複して縮尺どおりでは描き分けられないときに、重要度の低いほうの位置をずらす操作。重要度の高い地物の位置精度を優先するという考え方に基づくので、すべてを均等にずらしたり重要な地物を動かしたりはしない。
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問76.測量法における「測量」とは、土地の測量をいい、地図の調製及び測量用写真の撮影を含む。
正解:○(正しい)
解説:正しい。測量法第3条で測量は地図の調製や測量用写真の撮影を含むと定義されている。
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問77.基本測量とは、すべての測量の基礎となる測量で、国土地理院の行うものをいう。
正解:○(正しい)
解説:正しい。測量法第4条で基本測量は国土地理院が行うすべての測量の基礎となる測量と定義される。
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問78.基本測量及び公共測量以外の測量は、すべて測量法の規制対象外であり「測量」には含まれない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは基本測量・公共測量以外の測量も「測量」に含まれ、一部規定の適用を受ける。
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問79.測量計画機関とは、測量を計画する者をいい、公共測量においては当該測量を発注する国や地方公共団体などが該当する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。測量計画機関は測量を企画・計画する主体で、公共測量では発注者がこれにあたる。
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問80.測量士は、測量に関する計画を作製し、又は実施することができる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。測量法第48条で測量士は測量計画の作製及び実施を行えると定められている。
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問81.測量士補は、測量に関する計画を自ら作製することができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは測量士補は測量士の作製した計画に従い測量に従事する者で、計画作製はできない。
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問82.公共測量を実施する測量作業機関には、必ず一人以上の測量士を置かなければならない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。測量法第55条で公共測量の作業機関には測量士を置くことが義務付けられている。
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問83.作業規程の準則は、基本測量にのみ適用され、公共測量には適用されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは作業規程の準則は公共測量の作業規程のひな型として国土交通大臣が定めるものである。
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問84.現在の測量の基準として用いられている測地系は、世界測地系(測量法に定める世界測地系)である。
正解:○(正しい)
解説:2002年の測量法改正により、明治期の測量に基づく日本測地系から、GPS等で直接扱える世界測地系(ITRF系+GRS80楕円体)へ移行した。これにより世界共通の座標で位置を表せるようになった一方、同じ地点でも経緯度の数値が変わった。
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問85.標高とは、ある点から地球の中心までの距離をいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。標高はジオイド面(平均海面を陸域まで延長した面)からその点までの鉛直距離。地球の中心からの距離は測地学で扱う別の量で、標高とは基準面が異なる。
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問86.楕円体高は、標高とジオイド高の和で表される。
正解:○(正しい)
解説:楕円体高=標高+ジオイド高。GNSSが直接求めるのは楕円体からの高さ(楕円体高)なので、実用的な標高を得るにはジオイドモデルからジオイド高を引く必要がある。3つの関係は必ず図で結び付けて覚える。
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問87.平面直角座標系では、原点を通る子午線上で縮尺係数を1.0000としている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。原点の子午線上の縮尺係数は0.9999。1より小さくしておくことで、原点から離れた地点で1を超える誤差と合わせて系全体の歪みを小さく抑えられる。1.0000としてしまうと端部の歪みが一方向に大きくなる。
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問88.日本の平面直角座標系は、全国を19の座標系(系)に分けて設定されている。
正解:○(正しい)
解説:平面直角座標系は第I系から第XIX系までの19系。球面である地球を平面に投影する以上、広い範囲を1つの系で表すと歪みが大きくなるため、狭い範囲ごとに区切って歪みを許容範囲に収めている。
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問89.平面直角座標系では、X軸を東西方向、Y軸を南北方向にとっている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。平面直角座標系ではX軸が南北方向(北が正)、Y軸が東西方向(東が正)。数学の座標と逆になっているので混同しやすく、方位角や座標計算で取り違えると符号が反転する。
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問90.定誤差(系統誤差)は、原因が明らかであれば補正によって取り除くことができる。
正解:○(正しい)
解説:定誤差(系統誤差)は同じ条件下で一定の傾向をもって現れるため、原因(温度・張力・器械の狂いなど)を特定すれば計算で補正して消去できる。不規則に現れる偶然誤差との最大の違いがこの点にある。
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問91.偶然誤差は、原因が不明で正負・大小が不規則に現れ、補正によって完全に取り除くことができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。偶然誤差は原因が特定できず正負・大小が不規則に現れるため、補正で取り除くことはできない。繰り返し観測して最確値(算術平均)を求め、統計的に影響を小さくするという扱いになる。
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問92.過誤(錯誤)は、観測者の不注意や読み間違いなどによる誤りであり、測量成果から除外すべきものである。
正解:○(正しい)
解説:過誤(錯誤)は読み違い・記録ミス・器械の据付け間違いなど人為的な誤りで、他の誤差とは性質が異なり大きさも不規則。平均しても消えないので、点検測量や較差の確認によって発見し、成果から除外しなければならない。
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問93.同じ精度で複数回観測した値の最確値は、それらの観測値の算術平均で求められる。
正解:○(正しい)
解説:同じ精度(等精度)で観測した場合はどの観測値も同じ重みを持つため、最確値は単純な算術平均になる。精度が異なる場合は軽重率(重み)を付けた加重平均で求める点と区別して覚える。
-
問94.軽重率は、観測回数に反比例し、観測距離に比例する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。軽重率は観測回数に比例し、観測距離(路線長)に反比例する。回数を重ねるほど信頼できるので重みは増し、路線が長いほど誤差が累積するので重みは減る、と考えると理解しやすい。
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問95.複数の独立した観測値の和の標準偏差は、各観測値の標準偏差の単純な合計で求められる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。独立した観測値の誤差は互いに打ち消し合うこともあるため単純に足し合わせるのは過大評価になる。誤差伝播の法則により、和の標準偏差は各標準偏差の二乗和の平方根で求める。
-
問96.鋼巻尺は温度の変化によって伸縮するため、観測時には温度補正が必要となる場合がある。
正解:○(正しい)
解説:鋼巻尺は金属なので温度により伸縮し、標準温度(20℃など)と異なる条件で観測すると誤差になる。膨張係数と温度差から補正量を計算して距離を補正する。ほかに張力補正・たるみ補正・傾斜補正も必要になる場合がある。
-
問97.光波測距儀は、変調した光を測点間で往復させ、その位相差から距離を求める機器である。
正解:○(正しい)
解説:光波測距儀は変調した光を反射鏡との間で往復させ、送信波と受信波の位相差から往復時間に相当する量を求めて距離に換算する。光速は大気の状態で変わるため、気温・気圧による気象補正が必要になる。
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問98.鋼巻尺による距離測定では、標準温度より低い温度で観測すると巻尺が縮み実際より短い値を読む。
正解:×(誤り)
解説:誤り。低温では巻尺が縮むため、同じ実長を測っても目盛りの読みは大きくなる(実際より長い値を読む)。逆に高温では巻尺が伸びて読みは小さくなる。温度補正はこのずれを打ち消すために行う。
-
問99.トータルステーションは、角度測定と距離測定を一台で同時に行うことができる測量機器である。
正解:○(正しい)
解説:トータルステーションはセオドライト(角度測定)と光波測距儀(距離測定)を一体化した機器で、1回の視準で水平角・鉛直角・斜距離を同時に得られる。内部で座標計算まで行えるため、観測から成果までの手順が大幅に簡略化される。
-
問100.セオドライト(トランシット)の視準軸誤差は、望遠鏡を正・反の両位置で観測し平均することで消去できる。
正解:○(正しい)
解説:視準軸誤差は視準線が水平軸と直交していないために生じる誤差で、望遠鏡を正位置と反位置で観測すると誤差が逆向きに現れる。したがって両者の平均をとれば打ち消される。水平軸誤差も同様に正反観測で消去できる。
-
問101.トランシットの水平目盛盤の偏心誤差は、対回観測(正反観測)を行っても消去できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。目盛盤の偏心誤差も正反(対回)観測の平均によって消去できる。偏心により生じるずれが正位置と反位置で逆向きに現れるためで、正反観測は複数の器械誤差をまとめて処理できる基本的な手法になっている。
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問102.電子基準点は、GNSS衛星からの信号を連続的に受信し、測量の基準点として利用される。
正解:○(正しい)
解説:電子基準点はGNSS衛星の信号を連続的に受信して国土地理院へ送る観測局で、全国に約1,300点設置されている。既知点として基線解析に利用できるほか、地殻変動の監視やネットワーク型RTKの基盤としても機能する。
-
問103.測量法において、測量標を移転又は汚損した者に対する規定は存在しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。測量法は永久標識等の測量標を保護する規定を置き、移転・汚損・効用を害する行為を禁じて罰則も定めている。測量標は測量の基準そのものであり、失われると成果全体の信頼性が損なわれるためである。
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問104.地球の形状を表す回転楕円体において、扁平率は赤道半径と極半径が等しいときに最大となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。扁平率は(赤道半径−極半径)÷赤道半径で表されるため、両者が等しい(=完全な球)ときに0になる。地球は自転による遠心力で赤道方向に膨らんだ扁平な回転楕円体で、扁平率はおよそ1/298である。
-
問105.偶然誤差は、絶対値の小さい誤差ほど現れる頻度が高いという性質をもつ。
正解:○(正しい)
解説:偶然誤差は正負が同程度の頻度で現れ、絶対値が小さいものほど頻度が高く、大きいものほどまれになる。この性質から正規分布に従うとみなせ、繰り返し観測の平均が最確値になるという理論的な裏づけが得られる。
-
問106.日本測地系から世界測地系への移行により、同じ地点の経緯度の数値はまったく変化しなかった。
正解:×(誤り)
解説:誤り。世界測地系への移行により、同一地点でも経緯度の数値は変化した(日本付近でおよそ400m前後のずれ)。基準となる楕円体と原点の取り方が変わったためで、旧成果との併用には座標変換が必要になる。
-
問107.三角点は、水平位置(経緯度)の基準を与える基準点である。
正解:○(正しい)
解説:三角点は水平位置(経緯度・平面直角座標)の基準を与える基準点で、一等から四等まで精度と配置間隔が異なる等級がある。高さの基準を与える水準点とは役割が異なり、両者は別に設置・管理されている。
-
問108.光波測距儀による距離測定では、観測距離が長くなるほど気象補正の影響は小さくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。気象補正は光速が大気の温度・気圧で変わることに対する補正なので、距離が長いほど誤差の絶対量が大きくなり影響も大きくなる。長距離の観測ほど気温・気圧の測定を丁寧に行う必要がある。
-
問109.最確値の標準偏差は、観測回数が多いほど小さくなる。
正解:○(正しい)
解説:最確値(平均値)の標準偏差は、1回の観測の標準偏差を観測回数の平方根で割った値になる。したがって回数を増やすほど小さくなるが、1/√nの割合でしか改善しないため、4倍の回数で精度は2倍にしかならない。
-
問110.標高補正において、観測地点の標高が高いほど補正量(距離の縮小量)は小さくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。標高補正は高所で測った距離を平均海面上の距離に換算する補正で、標高が高いほど基準面までの縮小量は大きくなる。地球中心から見て半径が大きいほど同じ角度に対する弧長が長くなることによる。
-
問111.水準測量における観測の軽重率は、観測路線の距離に比例する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水準測量の軽重率は観測路線の距離に反比例する。路線が長いほど誤差が累積して信頼度が下がるためで、環閉合差の配分も路線長に比例して行う。距離に比例するとすると重み付けの向きが逆になってしまう。
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問112.測量士補試験に合格した者は、登録を受けなくても測量計画を自ら作製することができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。測量計画を作製できるのは測量士であり、測量士補は測量士の作製した計画に従って測量に従事する立場。登録の有無にかかわらず計画作製の権限はなく、両者の業務範囲は明確に分けられている。
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問113.公共測量の測量成果は、すべて非公開とされ一般には利用できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。公共測量の成果は、測量計画機関の承諾を得るなど所定の手続きにより利用できる。測量の重複を避けて費用を節約するという測量法の目的からも、成果の再利用が前提とされている。
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問114.測量法に基づき、基本測量を行うことができるのは次のうちどれか。
- ア.国土地理院
- イ.地方公共団体
- ウ.民間測量会社
- エ.個人の測量士
正解:ア.国土地理院
解説:基本測量は測量法第4条により国土地理院が行うすべての測量の基礎となる測量である。
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問115.測量計画機関の指示又は委託を受けて、実際に現地の作業を行う者を何というか。
- ア.測量計画機関
- イ.測量作業機関
- ウ.基本測量機関
- エ.測量監督機関
正解:イ.測量作業機関
解説:測量作業機関は、測量計画機関(国・地方公共団体など)の指示または委託を受けて実際に測量作業を行う者。誰が計画し誰が作業するかで責任の所在が分かれており、公共測量の実施体制の基本になる。
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問116.測量法において「すべての測量の基礎となる測量」と定義されているものはどれか。
- ア.基準点測量
- イ.公共測量
- ウ.基本測量
- エ.応用測量
正解:ウ.基本測量
解説:基本測量は「すべての測量の基礎となる測量」で、国土地理院が実施する。三角点・水準点・電子基準点の設置などがこれにあたり、公共測量はこの基本測量の成果を基礎として行われる。
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問117.標高の基準となる、平均海面を陸地内部まで延長したと仮定した面を何というか。
- ア.準拠楕円体
- イ.水準面
- ウ.測地原点面
- エ.ジオイド
正解:エ.ジオイド
解説:ジオイドは平均海面を陸域まで延長したと仮定した重力の等ポテンシャル面で、標高の基準となる。数学的に定義された滑らかな準拠楕円体とは一致せず、その差がジオイド高。GNSSの楕円体高から標高を得るにはこの差を用いる。
-
問118.日本の平面直角座標系は、全国をいくつの座標系(系)に分けて設定されているか。
- ア.19
- イ.13
- ウ.16
- エ.9
正解:ア.19
解説:平面直角座標系は第I系から第XIX系までの19系。球面を平面に投影する以上、1つの系で広い範囲を扱うと歪みが大きくなるため、狭い範囲ごとに区切って歪みを許容範囲に抑えている。
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問119.平面直角座標系の座標原点における縮尺係数として正しいものはどれか。
- ア.1.0000
- イ.0.9999
- ウ.1.0001
- エ.0.9990
正解:イ.0.9999
解説:原点の子午線上の縮尺係数を0.9999とすることで、原点付近では縮小、原点から離れた地点では拡大となり、系全体で歪みを±100分の1程度に収められる。1.0000にすると端部の歪みが一方向に大きくなってしまう。
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問120.観測者の読み違いや記録ミスなど、人為的な不注意によって生じる誤りを何というか。
- ア.定誤差
- イ.偶然誤差
- ウ.過誤
- エ.気象誤差
正解:ウ.過誤
解説:過誤(錯誤)は読み違い・記録ミス・据付け間違いなど人為的な誤り。定誤差のように補正で消せず、偶然誤差のように平均で小さくもならないため、点検測量や較差の確認で発見して除去するしかない。
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問121.原因が明らかであれば補正によって取り除くことができる誤差はどれか。
- ア.偶然誤差
- イ.過誤
- ウ.錯誤
- エ.定誤差
正解:エ.定誤差
解説:定誤差(系統誤差)は一定の傾向をもって現れるため、原因を特定すれば計算による補正で消去できる。偶然誤差は不規則で補正できず、過誤・錯誤は人為的な誤りで発見・除去の対象という違いを整理しておく。
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問122.同じ精度で複数回測定した観測値から最確値を求める方法として正しいものはどれか。
- ア.観測値の算術平均をとる
- イ.最大値を採用する
- ウ.最小値を採用する
- エ.中央値を採用する
正解:ア.観測値の算術平均をとる
解説:等精度観測ではどの観測値も同じ重みを持つため、最確値は算術平均になる。最大値・最小値・中央値では他の観測値の情報を捨ててしまい、誤差が最小になるという最小二乗法の考え方にも合わない。
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問123.光波測距儀による距離測定で、観測時の気温・気圧が標準状態と異なることに対して行う補正はどれか。
- ア.傾斜補正
- イ.気象補正
- ウ.標高補正
- エ.縮尺補正
正解:イ.気象補正
解説:光波測距儀は光の速さを利用するが、光速は大気の温度・気圧・湿度によりわずかに変わる。そこで観測時の気象条件から屈折率を求めて距離を補正するのが気象補正で、距離が長いほど影響が大きくなる。
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問124.観測した距離を平均海面(基準面)上の距離に換算するために行う補正はどれか。
- ア.気象補正
- イ.傾斜補正
- ウ.標高補正
- エ.張力補正
正解:ウ.標高補正
解説:標高補正は、標高のある位置で測った距離を平均海面(基準面)上の距離に換算する補正。地球中心から見て半径が大きいほど同じ角度に対する弧長は長くなるため、高所の距離は基準面上では短くなる。
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問125.平面直角座標系に固有の係数に起因して行う距離の補正を何というか。
- ア.標高補正
- イ.気象補正
- ウ.傾斜補正
- エ.縮尺補正
正解:エ.縮尺補正
解説:縮尺補正(投影補正)は、平面直角座標系が原点で0.9999という縮尺係数を持つことに起因する距離の換算。実距離と座標上の距離を対応させるために必要で、標高補正と組み合わせて基準面上の距離から座標距離を得る。
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問126.鋼巻尺による距離測定で、暑さ寒さによる巻尺の伸縮に対して行う補正はどれか。
- ア.温度補正
- イ.縮尺補正
- ウ.気象補正
- エ.傾斜補正
正解:ア.温度補正
解説:温度補正は、鋼巻尺が熱膨張により標準温度からの温度差に応じて伸縮することを補正する。低温では縮むため読みが大きくなり、高温では伸びるため読みが小さくなる。膨張係数と温度差から補正量を計算する。
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問127.角度測定と距離測定を一台で同時に行うことができる測量機器はどれか。
- ア.レベル
- イ.トータルステーション
- ウ.鋼巻尺
- エ.標尺
正解:イ.トータルステーション
解説:トータルステーションはセオドライトと光波測距儀を一体化した機器で、1回の視準で水平角・鉛直角・斜距離を同時に取得できる。レベルと標尺は高さ、鋼巻尺は距離のみで、角度と距離を同時に測ることはできない。
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問128.水平位置(経緯度)の基準を与える基準点はどれか。
- ア.水準点
- イ.図根点
- ウ.三角点
- エ.引照点
正解:ウ.三角点
解説:三角点は水平位置(経緯度・平面直角座標)の基準を与える基準点で、一等から四等まで等級がある。水準点は高さの基準、図根点は細部測量のための基準点、引照点は基準点の位置を復元するための補助点で役割が異なる。
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問129.標高(高さ)の基準を与える基準点はどれか。
- ア.三角点
- イ.多角点
- ウ.電子基準点
- エ.水準点
正解:エ.水準点
解説:水準点は標高の基準を与える基準点で、水準測量により標高が決められている。日本水準原点を起点として全国の主要な道路沿いに設置されており、水平位置の基準を与える三角点とは目的も設置方法も異なる。
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問130.GNSS衛星からの信号を連続的に受信し、測量の基準点として用いられるものはどれか。
- ア.電子基準点
- イ.水準点
- ウ.図根点
- エ.三角点
正解:ア.電子基準点
解説:電子基準点はGNSS衛星の信号を連続受信する観測局で、全国に約1,300点設置されている。既知点として基線解析に利用できるほか、地殻変動の監視やネットワーク型RTKの基盤にもなっている点が他の基準点との違い。
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問131.地球をモデル化した回転楕円体の形状について正しく述べたものはどれか。
- ア.完全な球体である
- イ.赤道半径が極半径より大きい
- ウ.極半径が赤道半径より大きい
- エ.赤道半径と極半径が等しい
正解:イ.赤道半径が極半径より大きい
解説:地球は自転による遠心力で赤道方向に膨らんでいるため、赤道半径(約6,378km)が極半径(約6,357km)より約21km大きい扁平な回転楕円体になる。完全な球ではないので、扁平率はおよそ1/298となる。
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問132.測量法第1条に掲げられた測量法の目的として正しいものはどれか。
- ア.測量士の社会的地位の向上
- イ.測量機器の規格統一
- ウ.測量の重複を除き正確さを確保すること
- エ.地図出版業の振興
正解:ウ.測量の重複を除き正確さを確保すること
解説:測量法1条は、測量の基準・実施の基礎を定めて測量の重複を除き、正確さを確保することで国土の開発と保全に寄与することを目的とする。重複排除と正確性の確保という2点が核心で、資格者の地位向上や業界振興が目的ではない。
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問133.互いに独立な観測値の和の標準偏差を求める方法として正しいものはどれか。
- ア.各標準偏差の単純な和
- イ.各標準偏差の平均
- ウ.最大の標準偏差を採用
- エ.各標準偏差の二乗和の平方根
正解:エ.各標準偏差の二乗和の平方根
解説:誤差伝播の法則により、独立な観測値の和(差)の標準偏差は各標準偏差の二乗和の平方根になる。単純に足し合わせると、誤差が互いに打ち消し合う可能性を無視することになり過大な見積りになってしまう。
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問134.楕円体高・標高・ジオイド高の関係を正しく表したものはどれか。
- ア.楕円体高=標高+ジオイド高
- イ.標高=楕円体高+ジオイド高
- ウ.ジオイド高=楕円体高+標高
- エ.標高=ジオイド高-楕円体高
正解:ア.楕円体高=標高+ジオイド高
解説:楕円体高=標高+ジオイド高。GNSSが直接求めるのは楕円体高なので、実用的な標高を得るにはジオイドモデルからジオイド高を求めて差し引く。3つの高さの基準面の違いを図で整理しておくと取り違えにくい。
-
問135.現在、日本の測量の基準として用いられている測地系はどれか。
- ア.日本測地系
- イ.世界測地系
- ウ.東京測地系
- エ.旧日本測地系
正解:イ.世界測地系
解説:2002年の測量法改正により、日本測地系から世界測地系(ITRF系+GRS80楕円体)へ移行した。GNSSが与える座標をそのまま使えるようになった一方、同一地点でも経緯度の数値が変わったため、旧成果との併用には座標変換が必要になる。
-
問136.地球全体を経度6度ごとの帯(ゾーン)に分けて投影する図法はどれか。
- ア.平面直角座標系
- イ.正距方位図法
- ウ.UTM図法
- エ.正積円筒図法
正解:ウ.UTM図法
解説:UTM図法は地球を経度6度幅のゾーンに分けて投影する横メルカトル図法で、日本は第51〜56帯に含まれる。平面直角座標系より広い範囲を1つの系で扱えるが、そのぶん歪みは大きく、地形図など広域の図に用いられる。
-
問137.セオドライトの視準軸誤差を消去するための観測方法として正しいものはどれか。
- ア.観測回数を1回に減らす
- イ.観測時間帯を変える
- ウ.気温の高い時に観測する
- エ.望遠鏡の正反観測の平均をとる
正解:エ.望遠鏡の正反観測の平均をとる
解説:視準軸誤差は視準線が水平軸と直交していないために生じ、望遠鏡の正位置と反位置で逆向きに現れる。したがって両者を平均すれば打ち消される。観測回数や時間帯、気温を変えても消えない性質の誤差である。
-
問138.偶然誤差の性質として正しいものはどれか。
- ア.絶対値の小さい誤差ほど現れる頻度が高い
- イ.常に正の値だけが現れる
- ウ.補正により完全に除去できる
- エ.原因が必ず特定できる
正解:ア.絶対値の小さい誤差ほど現れる頻度が高い
解説:偶然誤差は正負が同程度に現れ、絶対値の小さい誤差ほど頻度が高い(正規分布に従う)。原因を特定できず補正でも除去できないため、繰り返し観測して最確値を求めることで影響を小さくするしかない。
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問139.測量士補が測量に関してできることとして正しいものはどれか。
- ア.測量計画を単独で作製する
- イ.測量士の作製した計画に従い測量に従事する
- ウ.作業規程の準則を定める
- エ.基本測量を独自に実施する
正解:イ.測量士の作製した計画に従い測量に従事する
解説:測量士補は、測量士が作製した計画に従って測量に従事する資格。計画の作製や作業規程の準則の制定は測量士・国の権限であり、測量士補が単独で行うことはできない。両者の業務範囲の違いが試験でも頻出する。
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問140.鋼巻尺で距離を測定する際、標準の引く力との差により行う補正はどれか。
- ア.気象補正
- イ.縮尺補正
- ウ.張力補正
- エ.傾斜補正
正解:ウ.張力補正
解説:張力補正は、鋼巻尺を標準張力と異なる力で引いたときの伸びを補正するもの。強く引けば伸びて読みが小さくなり、弱ければ短いまま読みが大きくなる。温度補正・たるみ補正・傾斜補正と組み合わせて距離を求める。
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問141.光波測距儀の測距原理として正しいものはどれか。
- ア.気圧の変化を測る
- イ.音波の反射時間を測る
- ウ.磁気の強さを測る
- エ.変調した光の往復による位相差を利用する
正解:エ.変調した光の往復による位相差を利用する
解説:光波測距儀は変調した光を反射鏡との間で往復させ、送信波と受信波の位相差から距離を求める。光速が大気の状態で変わるため気象補正が必要になる。音波や磁気、気圧を測る機器ではない。
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問142.基準点測量における「既知点」の説明として正しいものはどれか。
- ア.位置がすでに与えられている点
- イ.位置を新たに求める対象の点
- ウ.測量機器を据える任意の点
- エ.標識のない仮の点
正解:ア.位置がすでに与えられている点
解説:既知点は位置(座標や標高)がすでに与えられている点で、新たに位置を求める新点の基準となる。基準点測量は既知点から出発して新点の位置を決める作業であり、既知点の精度がそのまま成果の精度を左右する。
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問143.作業規程の準則に基づいて公共測量の品質を確保するための取組みはどれか。
- ア.観測をすべて一人で行う
- イ.作業工程ごとに点検を行う
- ウ.補正計算を省略する
- エ.成果を非公開にする
正解:イ.作業工程ごとに点検を行う
解説:作業規程の準則は、公共測量の作業方法・精度・成果の様式などを定めた標準で、工程ごとに点検測量や品質評価を行うことを求めている。各測量計画機関はこれを参考に作業規程を定め、成果の品質を一定水準に保つ。
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問144.測量法における「公共測量」に関する説明として正しいものはどれか。
- ア.国土地理院が行うすべての測量
- イ.個人が趣味で行う測量
- ウ.国や公共団体の費用負担等による基本測量以外の測量
- エ.測量機器の検定作業
正解:ウ.国や公共団体の費用負担等による基本測量以外の測量
解説:公共測量は、国や地方公共団体が費用の全部または一部を負担・補助して実施する測量のうち、基本測量以外のもの。国土地理院が行う基本測量とは実施主体が異なり、個人が私的に行う測量は公共測量にあたらない。
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問145.等精度で同じ量を多数回観測したとき、観測回数を増やすと最確値の標準偏差はどうなるか。
- ア.ゼロになる
- イ.大きくなる
- ウ.変わらない
- エ.小さくなる
正解:エ.小さくなる
解説:最確値の標準偏差は1回の観測の標準偏差を観測回数の平方根で割った値になるため、回数を増やすほど小さくなる。ただし1/√nでしか改善しないので、精度を2倍にするには4倍の観測が必要になり、ゼロにはならない。
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問146.GNSS測量で三次元の位置を決定するために最低限必要な観測衛星数はどれか。
- ア.4機
- イ.1機
- ウ.2機
- エ.3機
正解:ア.4機
解説:GNSSでは3次元の位置(X・Y・Z)に加えて受信機の時計誤差も未知数になるため、未知数4つを解くのに最低4機の衛星が必要になる。実際にはさらに多くの衛星を観測して精度と信頼性を高める。
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問147.日本測地系から世界測地系への移行に伴い生じた変化として正しいものはどれか。
- ア.標高の概念が廃止された
- イ.同一地点の経緯度の数値に差が生じた
- ウ.測量士の資格が不要になった
- エ.地図がすべて無効になった
正解:イ.同一地点の経緯度の数値に差が生じた
解説:基準となる楕円体と原点の取り方が変わったため、同一地点でも経緯度の数値が変化した(日本付近でおよそ400m前後)。標高の概念や資格制度が変わったわけではなく、旧成果を使うには座標変換が必要になる。
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問148.平面直角座標系の座標軸の取り方として正しいものはどれか。
- ア.X軸を東西方向、Y軸を南北方向にとる
- イ.X軸とY軸を斜めにとる
- ウ.X軸を南北方向、Y軸を東西方向にとる
- エ.軸の方向は系ごとに自由に決める
正解:ウ.X軸を南北方向、Y軸を東西方向にとる
解説:平面直角座標系ではX軸が南北方向(北が正)、Y軸が東西方向(東が正)。数学の直交座標と逆になっているため、方位角の計算や座標の増減で取り違えやすい。系ごとに自由に決めるものではない。
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問149.緯度と経度の表し方として正しいものはどれか。
- ア.緯度は東西180度、経度は南北90度で表す
- イ.緯度も経度も0〜360度で表す
- ウ.緯度も経度も南北90度で表す
- エ.緯度は南北90度、経度は東西180度で表す
正解:エ.緯度は南北90度、経度は東西180度で表す
解説:緯度は赤道を0度として南北にそれぞれ90度、経度は本初子午線を0度として東西にそれぞれ180度で表す。緯線は赤道に平行な円、経線は極を通る大円という違いから、取りうる範囲が異なることを理解しておく。
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問150.測量における「点検測量」の主な目的として正しいものはどれか。
- ア.観測値や成果の品質を確認する
- イ.測量機器を販売する
- ウ.測量士を養成する
- エ.地図を印刷する
正解:ア.観測値や成果の品質を確認する
解説:点検測量は、観測値や成果に誤りがないか、所要の精度が確保されているかを確認するために行う。過誤は補正でも平均でも取り除けないため、こうした独立した確認によって発見・除去する必要がある。
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問151.路線測量における中心線測量は、設計図に基づいて主要点や中心点を現地に設置し、線形を地上に表示する作業である。
正解:○(正しい)
解説:中心線測量は、IP(交点)・曲線の主要点・中心杭などを現地に設置し、道路や鉄道の中心線を地上に明示する作業である。
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問152.路線測量のIP(交点)とは、二つの直線部の中心線を延長して交わる点のことである。
正解:○(正しい)
解説:IPはIntersection Pointの略で、隣り合う直線(接線)を延長して交わる交点を指し、曲線設置の基準となる。
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問153.単曲線における外線長(SL)は、IP(交点)から曲線の中央点までの距離である。
正解:○(正しい)
解説:外線長SLはIPから曲線上の中央点までの距離で、SL=R・{sec(IA/2)−1}=R・{1/cos(IA/2)−1}で表される。
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問154.単曲線の中央縦距(M)とは、曲線の弦の中点から曲線の中央点までの距離である。
正解:○(正しい)
解説:中央縦距MはBC〜ECを結ぶ弦の中点から曲線中央点までの距離で、M=R・{1−cos(IA/2)}で求められる。
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問155.クロソイド曲線は、曲線上の任意の点における曲率半径が曲線長に反比例して変化する曲線である。
正解:○(正しい)
解説:クロソイドは曲率半径Rと曲線長Lの積が一定(R・L=A²)の曲線で、曲率半径は曲線長に反比例して変化する。
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問156.クロソイド曲線は、ハンドルを一定の角速度で切ったときの自動車の走行軌跡に一致する緩和曲線として用いられる。
正解:○(正しい)
解説:クロソイドは緩和曲線として直線と円曲線の間に挿入され、ハンドルを一定角速度で切ったときの走行軌跡に一致する。
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問157.クロソイド曲線において、原点(曲線の始まり)での曲率半径は無限大であり、曲線が直線に接続する。
正解:○(正しい)
解説:クロソイドは原点で曲線長L=0、A²=R・Lより曲率半径Rが無限大となり直線に滑らかに接続する。
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問158.縦断測量は、路線の中心線に沿って各中心杭の地盤高や標高を求め、縦断面図を作成するための測量である。
正解:○(正しい)
解説:縦断測量は中心線方向の地盤の高低を測定し、距離を横軸・標高を縦軸とする縦断面図を作成する作業である。
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問159.横断測量は、中心杭などを基準として中心線に直角な方向の地形の起伏を測定する作業である。
正解:○(正しい)
解説:横断測量は中心線に直交する方向に断面の地盤高を測定し、横断面図を作成する。盛土・切土量の算定に用いる。
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問160.縦断曲線には、一般に放物線(二次曲線)または円曲線が用いられる。
正解:○(正しい)
解説:縦断曲線には計算が容易な二次放物線が広く用いられ、円曲線が用いられる場合もある。
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問161.河川測量における距離標設置測量は、河口や合流点を起点として河心線に沿って一定間隔に距離標を設置する作業である。
正解:○(正しい)
解説:距離標設置測量は、河口や合流点などの起点から河心線に沿って一定間隔(一般に200m間隔)に距離標を設置する。
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問162.河川測量の水準基標測量は、定期縦断測量の高さの基準となる水準基標の標高を求める水準測量である。
正解:○(正しい)
解説:水準基標測量は、定期縦断測量の高さの基準となる水準基標の標高を、既設の水準点に結合して求める作業である。
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問163.河川測量の定期縦断測量は、距離標の標高や河床高、堤防高などを測定して縦断面図を作成する作業である。
正解:○(正しい)
解説:定期縦断測量は距離標を基準に河床高・堤防高・水位などを測定し、河川の縦断面図を作成して経年変化を把握する。
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問164.河川の深浅測量とは、水底部の地形を明らかにするため、水深と測深位置を測定する測量である。
正解:○(正しい)
解説:深浅測量は河川・湖沼・海域の水底地形を求める測量で、音響測深機などで水深を、測位機器で測深位置を測定する。
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問165.河川の流量は、河川の横断面積に平均流速を乗じて求めることができる。
正解:○(正しい)
解説:流量Q=断面積A×平均流速vで求められる。流速は流速計や浮子(うき)による観測値から求める。
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問166.河川測量の水位観測は、量水標や自記水位計を用いて河川の水位を継続的に観測する作業である。
正解:○(正しい)
解説:水位観測は量水標(目盛板)や自記水位計などにより河川水位を測定し、洪水管理や流量算定の基礎資料とする。
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問167.用地測量は、土地の取得や土地所有者の権利に関わる用地境界などを確認し、用地実測図を作成する測量である。
正解:○(正しい)
解説:用地測量は道路用地などの取得のため、境界の確認・境界点測量・面積計算を行い用地実測図や用地平面図を作成する。
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問168.用地測量における境界確認は、土地所有者の立会いを得て現地で境界を確認することが原則である。
正解:○(正しい)
解説:境界確認は隣接土地所有者などの立会いにより現地で境界点を確認し、その結果を記録する作業である。
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問169.座標法による面積計算では、各境界点の平面直角座標が分かれば多角形の面積を求めることができる。
正解:○(正しい)
解説:座標法は各頂点のX・Y座標から面積を計算する方法で、境界点の座標が判明していれば任意多角形の面積を求められる。
-
問170.単曲線の交角(IA)が大きくなるほど、同一曲線半径では接線長は短くなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。接線長TL=R・tan(IA/2)であり、交角が大きくなるほどtan(IA/2)が増大し接線長は長くなる。
-
問171.曲線始点をBC、曲線終点をECと呼び、BCはIPに接線長を加えた位置に設置される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。BC(曲線始点)はIPから接線長TLだけ手前に位置し、IPから接線長を差し引いた位置となる。
-
問172.クロソイドのパラメータAは長さの単位を持たない無次元量である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。A²=R・LでありRもLも長さの次元を持つため、Aは長さの次元(単位はm)を持つ量である。
-
問173.クロソイド曲線において、曲率半径Rが小さい点ほど曲線の曲がりは緩やかである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。曲率半径Rが小さいほど曲がりは急になる。クロソイドは原点で半径無限大、進むほど半径が小さく曲がりが急になる。
-
問174.縦断面図は、一般に縦方向(高さ)の縮尺を横方向(距離)の縮尺より小さくして描く。
正解:×(誤り)
解説:誤り。縦断面図は高低差を強調するため、縦(高さ)の縮尺を横(距離)の縮尺より大きくして描く。
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問175.河川測量における距離標は片岸のみに設置し、対岸には設置しないことが定められている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。距離標は河川の左右両岸に対応させて設置し、河川の延長把握や縦横断測量の位置基準として用いる。
-
問176.河川測量における平水位とは、観測期間中で最も高かった水位のことである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。平水位は1年を通じて、これより高い水位と低い水位の日数が等しくなる水位で、最高水位とは異なる。
-
問177.用地測量の作業工程として、面積計算は境界確認や境界点間測量よりも先に行うのが一般的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。面積計算は境界確認・境界測量により境界点の位置や座標が確定した後に行う。順序が逆である。
-
問178.用地測量で求めた実測面積は、常に登記簿の地積より優先され、必ず登記簿の地積を書き換えなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。用地測量で求めた実測面積は計画資料であり、登記簿地積の書換えは登記手続によるもので必ず行うわけではない。
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問179.用地測量における境界点間測量では、境界点間の距離は隣接土地所有者の申告値をそのまま採用してよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。境界点間距離は実際に現地で測量して求めるものであり、所有者の申告値をそのまま採用するのは適切でない。
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問180.路線測量では、一般に中心線測量を行ったうえで線形決定を行うのが標準的な作業順序である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは線形決定を先に行い、その結果に基づいて中心線測量を行う。順序が逆である。
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問181.深浅測量で観測する水深は、観測時の水位に関わらず常に一定の値が得られる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水深は水位の変動により変化するため、水底標高に換算するには観測時の水位を加味する必要がある。
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問182.クロソイド曲線は直線部と直線部を直接つなぐために用いられる曲線である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはクロソイドは直線部と円曲線部の間に挿入し、曲率を連続的に変化させる緩和曲線である。
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問183.三斜法による面積計算は、各境界点の平面直角座標だけを用いて機械的に計算する方法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。座標だけで計算するのは座標法である。三斜法は多角形を三角形に分割し底辺と高さを測って面積を求める。
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問184.平均断面法による土量は、両端の横断面積の差に断面間距離を乗じて求める。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは両端の横断面積の平均(A1+A2)/2に断面間距離Lを乗じて土量を求める。
-
問185.河川測量の距離標は、河口から上流に向かうのではなく上流の水源から下流へ番号を付して設置する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。距離標は河口や合流点などの起点から上流方向へ向かって、左右両岸に一定間隔(原則200m)で設置し、起点からの距離を示す。位置を河川の縦断方向で一意に特定するための基準になる。
-
問186.GISのラスタデータは、点・線・面の図形要素で地物を表現する形式のデータである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。点・線・面で表現するのはベクタデータである。ラスタデータは格子状の画素(セル)で表現する。
-
問187.単曲線において交角が一定のとき、曲線半径Rを大きくすると曲線長CLは短くなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。曲線長CL=R・IA・π/180でありRに比例するため、Rを大きくすると曲線長は長くなる。
-
問188.縦断曲線は、平面線形において直線と円曲線を滑らかにつなぐために挿入される曲線である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。直線と円曲線を平面でつなぐのは緩和曲線である。縦断曲線は勾配が変化する縦断方向に挿入する曲線である。
-
問189.単曲線において、曲線半径をR、交角をIAとしたとき、接線長TLを表す式はどれか。
- ア.R・{sec(IA/2)−1}
- イ.R・sin(IA/2)
- ウ.R・(IA・π/180)
- エ.R・tan(IA/2)
正解:エ.R・tan(IA/2)
解説:接線長はTL=R・tan(IA/2)で求められる。IPから曲線始点BCまたは終点ECまでの距離を表す。
-
問190.単曲線において曲線長CL(弧長)を求める式として正しいものはどれか。ただしIAは交角(度)、Rは曲線半径とする。
- ア.R・IA・π/180
- イ.R・cos(IA/2)
- ウ.2R・sin(IA/2)
- エ.R・tan(IA)
正解:ア.R・IA・π/180
解説:曲線長CL=R・IA・π/180で求められる。交角を弧度(ラジアン)に換算して半径を乗じた弧の長さである。
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問191.曲線半径R=200m、交角IA=60°の単曲線における接線長TLとして最も近い値はどれか。
- ア.約209.4m
- イ.約115.5m
- ウ.約100.0m
- エ.約173.2m
正解:イ.約115.5m
解説:TL=R・tan(IA/2)=200×tan30°=200×0.5774≒115.5mとなる。
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問192.曲線半径R=300m、交角IA=90°の単曲線における曲線長CLとして最も近い値はどれか。
- ア.約540.0m
- イ.約424.3m
- ウ.約471.2m
- エ.約300.0m
正解:ウ.約471.2m
解説:CL=R・IA・π/180=300×90×3.1416/180=300×1.5708≒471.2mとなる。
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問193.単曲線で、曲線半径R=150m、交角IA=90°のとき、外線長SLとして最も近い値はどれか。
- ア.約106.1m
- イ.約45.0m
- ウ.約87.9m
- エ.約62.1m
正解:エ.約62.1m
解説:SL=R{sec(IA/2)−1}=150×{1/cos45°−1}=150×(1.4142−1)=150×0.4142≒62.1mとなる。
-
問194.クロソイドのパラメータAと曲率半径R、曲線長Lの関係を表す式として正しいものはどれか。
- ア.A²=R・L
- イ.A=R+L
- ウ.A=R/L
- エ.A²=R²+L²
正解:ア.A²=R・L
解説:クロソイドの基本式はA²=R・Lで、AはパラメータでありRはその点の曲率半径、Lは原点からの曲線長である。
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問195.クロソイドにおいてパラメータA=100m、曲率半径R=200mの点の曲線長Lとして正しい値はどれか。
- ア.200m
- イ.50m
- ウ.100m
- エ.25m
正解:イ.50m
解説:A²=R・LよりL=A²/R=100²/200=10000/200=50mとなる。
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問196.クロソイドにおいて、曲率半径R=60m、曲線長L=15mの点におけるパラメータAとして正しい値はどれか。
- ア.90m
- イ.45m
- ウ.30m
- エ.15m
正解:ウ.30m
解説:クロソイドのパラメータAは A²=R・L で定義される。R=60m、L=15mを代入すると A²=900、A=30m。Aは曲線の緩やかさを表す量で、値が大きいほど緩やかに曲率が変化する。
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問197.道路のたて断面において、勾配の異なる直線が交わる箇所に挿入され、走行の安全と視距を確保するために設けられる曲線を何というか。
- ア.複心曲線
- イ.単曲線
- ウ.クロソイド曲線
- エ.縦断曲線
正解:エ.縦断曲線
解説:縦断曲線は縦断方向で勾配が変化する箇所に挿入する曲線で、車両の衝撃緩和や視距確保のために設けられる。
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問198.路線測量の作業工程に関する次の組合せのうち、一般的な順序として最も適切なものはどれか。
- ア.線形決定→中心線測量→縦断測量→横断測量
- イ.横断測量→中心線測量→縦断測量→線形決定
- ウ.縦断測量→線形決定→横断測量→中心線測量
- エ.中心線測量→横断測量→線形決定→縦断測量
正解:ア.線形決定→中心線測量→縦断測量→横断測量
解説:路線測量は線形決定→中心線測量→縦断測量→横断測量→詳細測量・用地測量の順に進めるのが一般的である。
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問199.縦断面図において、横軸には一般に何を、縦軸には何をとるか。最も適切な組合せはどれか。
- ア.横軸:標高、縦軸:距離
- イ.横軸:距離、縦軸:標高
- ウ.横軸:方位角、縦軸:面積
- エ.横軸:時間、縦軸:水位
正解:イ.横軸:距離、縦軸:標高
解説:縦断面図は横軸に中心線に沿った距離(追加距離)、縦軸に標高(地盤高・計画高)をとって描く。
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問200.縦断曲線を設ける主な目的として、最も適切なものはどれか。
- ア.盛土量を最小化するため
- イ.用地境界を明示するため
- ウ.走行時の衝撃緩和と視距の確保のため
- エ.水位を観測するため
正解:ウ.走行時の衝撃緩和と視距の確保のため
解説:縦断曲線は勾配変化点での車両への衝撃を緩和し、視距を確保して走行の安全性・快適性を高めるために設ける。
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問201.深浅測量で水深を測定する機器として一般的に用いられるものはどれか。
- ア.セオドライト
- イ.レベル
- ウ.プラニメーター
- エ.音響測深機
正解:エ.音響測深機
解説:深浅測量では音響測深機を用いて水底からの反射音波の往復時間から水深を測定するのが一般的である。
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問202.深浅測量で測深位置(平面位置)を求める方法として、現在一般に利用されているものはどれか。
- ア.GNSS測位
- イ.気圧の測定
- ウ.音叉の振動測定
- エ.水温の測定
正解:ア.GNSS測位
解説:現在の深浅測量では、GNSS(GPS)測位により測深位置を高精度かつ連続的に求めるのが一般的である。
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問203.河川の流量観測において、観測断面の流速を測定する方法として用いられないものはどれか。
- ア.流速計による観測
- イ.プラニメーターによる観測
- ウ.浮子(うき)による観測
- エ.超音波流速計による観測
正解:イ.プラニメーターによる観測
解説:プラニメーターは図上で面積を測定する器具であり、流速観測には用いない。流速は流速計・浮子・超音波などで測定する。
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問204.河川の流量Qを求める式として正しいものはどれか。ただしAは横断面積、vは平均流速とする。
- ア.Q=A+v
- イ.Q=A/v
- ウ.Q=A×v
- エ.Q=A−v
正解:ウ.Q=A×v
解説:流量Q=A×vで求められる。河川の横断面積に平均流速を乗じて単位時間あたりの流量を算定する。
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問205.用地測量の成果として作成され、用地の取得範囲・境界・面積などを表す図面を何というか。
- ア.地形図
- イ.縦断面図
- ウ.横断面図
- エ.用地実測図
正解:エ.用地実測図
解説:用地実測図は用地測量の成果図で、取得範囲・境界点・地番・面積などを表示し用地取得の基礎資料となる。
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問206.用地測量の作業として、隣接する境界点間の距離を測定し境界の位置関係を確認する作業を何というか。
- ア.境界点間測量
- イ.深浅測量
- ウ.流量観測
- エ.線形決定
正解:ア.境界点間測量
解説:境界点間測量は境界点相互の距離や位置を測定し、境界点座標の精度や図面との整合を確認する作業である。
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問207.座標法による面積計算で、頂点Pi(Xi,Yi)を順に並べたとき、面積の2倍(2S)を表す式として正しいものはどれか。
- ア.2S=Σ(Xi+Yi)
- イ.2S=Σ{Xi(Yi+1−Yi-1)}
- ウ.2S=Σ(Xi・Yi)
- エ.2S=Σ(Xi−Yi)²
正解:イ.2S=Σ{Xi(Yi+1−Yi-1)}
解説:座標法では2S=Σ{Xi(Yi+1−Yi-1)}で求められる。各頂点のX座標に前後の頂点のY座標差を乗じて総和する。
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問208.三斜法において、底辺b・高さhの三角形の面積を表す式として正しいものはどれか。
- ア.b×h
- イ.b×h÷3
- ウ.b×h÷2
- エ.b²×h
正解:ウ.b×h÷2
解説:三角形の面積は底辺×高さ÷2で求められる。三斜法では各三角形ごとにこの式を適用し合計する。
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問209.座標(X,Y)が点A(0,0)、点B(40,0)、点C(40,30)、点D(0,30)で表される四角形ABCDの面積として正しい値はどれか。
- ア.600m²
- イ.1000m²
- ウ.2400m²
- エ.1200m²
正解:エ.1200m²
解説:四角形ABCDは縦40m・横30mの長方形であり、面積は40×30=1200m²となる。
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問210.三角形の3辺の長さがa=3m、b=4m、c=5mのとき、その面積として正しい値はどれか。
- ア.6m²
- イ.10m²
- ウ.7.5m²
- エ.12m²
正解:ア.6m²
解説:3辺が3:4:5の三角形は直角三角形であり、面積=3×4÷2=6m²となる。ヘロンの公式でも同じ結果が得られる。
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問211.両端の横断面積がA1=20m²、A2=30m²、断面間距離L=40mのとき、平均断面法による土量として正しい値はどれか。
- ア.500m³
- イ.1000m³
- ウ.800m³
- エ.1200m³
正解:イ.1000m³
解説:平均断面法ではV=(A1+A2)/2×L=(20+30)/2×40=25×40=1000m³となる。
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問212.両端の横断面積がA1=30m²、A2=50m²、断面間距離L=20mのとき、平均断面法による土量として正しい値はどれか。
- ア.1600m³
- イ.400m³
- ウ.800m³
- エ.1000m³
正解:ウ.800m³
解説:平均断面法ではV=(A1+A2)/2×L=(30+50)/2×20=40×20=800m³となる。
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問213.等高線法による体積計算で、隣接する等高線断面積をA1・A2、等高線間隔をhとした角錐台公式の体積の式はどれか。
- ア.V=h×(A1+A2)
- イ.V=h×√(A1・A2)
- ウ.V=h/2×(A1−A2)
- エ.V=h/3×(A1+A2+√(A1・A2))
正解:エ.V=h/3×(A1+A2+√(A1・A2))
解説:角錐台の体積はV=h/3×(A1+A2+√(A1・A2))で表され、等高線法の体積計算に用いられる。
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問214.点高法で土地を正方形に分割して土量を求めるとき、計算上の重み(係数)が最も大きくなる点はどれか。
- ア.4個の正方形に共有される点
- イ.2個の正方形に属する辺上の点
- ウ.重みはすべての点で等しい
- エ.1個の正方形だけに属する隅点
正解:ア.4個の正方形に共有される点
解説:正方形分割の点高法では、各点が属する正方形の数が多いほど重みが大きく、4個の正方形に共有される点が最大の重みとなる。
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問215.GISにおいて、複数の主題図(レイヤ)を重ね合わせて新たな情報を抽出する分析手法を何というか。
- ア.三斜分割
- イ.オーバーレイ解析
- ウ.標定
- エ.視通のみ
正解:イ.オーバーレイ解析
解説:オーバーレイ解析は、複数のレイヤを重ね合わせて空間的な関係や該当範囲を抽出するGISの代表的な分析手法である。
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問216.地表面の標高を一定間隔の格子状に数値で表したデータを何というか。
- ア.磁北線図
- イ.平板図
- ウ.DEM(数値標高モデル)
- エ.対空標識図
正解:ウ.DEM(数値標高モデル)
解説:DEM(数値標高モデル)は地表面の標高を格子点で表したデータで、勾配計算や土量計算など地形解析に利用される。
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問217.路線測量の中心線測量で、IPの位置や曲線要素を基に現地に設置する杭を何というか。
- ア.水準点
- イ.三角点
- ウ.対空標識
- エ.中心杭
正解:エ.中心杭
解説:中心線測量では中心線上に中心杭を一定間隔に設置し、曲線部や地形変化点には必要に応じて中間杭を加える。
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問218.河川測量で、定期縦断測量の高さの基準とするため河川沿いに設置し、その標高を定める標識を何というか。
- ア.水準基標
- イ.境界標
- ウ.中心杭
- エ.距離標
正解:ア.水準基標
解説:水準基標は定期縦断測量の高さの基準となる標識で、水準基標測量により既設水準点に結合して標高を定める。
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問219.路線測量で、隣り合う直線部の中心線を延長して交わる点を何というか。
- ア.BC(曲線始点)
- イ.IP(交点)
- ウ.EC(曲線終点)
- エ.SP(曲線中央点)
正解:イ.IP(交点)
解説:IP(交点)は隣り合う直線(接線)を延長して交わる点で、曲線設置の基準として接線長や曲線要素の計算に用いる。
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問220.クロソイドのパラメータAが大きい場合、同じ曲率半径Rの点に達するまでの曲線長Lはどうなるか。
- ア.短くなる
- イ.変化しない
- ウ.長くなる
- エ.ゼロになる
正解:ウ.長くなる
解説:A²=R・LよりL=A²/Rであり、Aが大きいほど同一のRに対する曲線長Lは長くなり、緩和区間が長くなる。
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問221.用地測量において、境界確認の前に概略の境界位置を示す目的で杭を設置する作業を何というか。
- ア.深浅測量
- イ.流量観測
- ウ.水位観測
- エ.用地境界仮杭設置
正解:エ.用地境界仮杭設置
解説:用地境界仮杭設置は、計画図などから境界の概略位置に仮杭を設置し、その後の境界確認・立会いの目印とする作業である。
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問222.河川測量で、各横断面における低水路の中心を連ねた線を何というか。
- ア.河心線
- イ.用地境界線
- ウ.等高線
- エ.堤防法線
正解:ア.河心線
解説:河心線は各横断面の低水路(常時水が流れる部分)の中心を結んだ線で、距離標設置の基準線として用いられる。
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問223.路線測量における横断測量で作成した横断面図は、主に何の算定に用いられるか。
- ア.河川の流量の算定
- イ.盛土量・切土量などの土工量の算定
- ウ.水位の予測
- エ.磁気偏角の算定
正解:イ.盛土量・切土量などの土工量の算定
解説:横断面図からは各断面の盛土・切土の断面積を求め、平均断面法などにより土工量(盛土量・切土量)を算定する。
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問224.単曲線において、交角IAが一定のまま曲線半径Rを大きくしたとき、接線長TLはどうなるか。
- ア.短くなる
- イ.変化しない
- ウ.長くなる
- エ.負の値になる
正解:ウ.長くなる
解説:接線長TL=R・tan(IA/2)はRに比例するため、交角一定でRを大きくすると接線長TLは長くなる。
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問225.音響測深機による水深測定で、水中の音速をc、音波の往復時間をtとしたとき水深Dを表す式はどれか。
- ア.D=c×t
- イ.D=c÷t
- ウ.D=c+t
- エ.D=c×t÷2
正解:エ.D=c×t÷2
解説:音響測深機では水深D=c×t÷2で算出する。音波が水底で反射して戻る往復時間の半分に音速を乗じる。
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問226.結合トラバースとは、既知点から出発し別の既知点に結合する形のトラバースである。
正解:○(正しい)
解説:既知点から出発して別の既知点に結合するため、両端の座標と方位角が分かっており、角と座標の両方で閉合誤差を計算して点検・調整できる。片端しか既知点を持たない開放トラバースでは誤差の点検ができないので、精度を要する測量では結合または閉合形式を用いる。
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問227.閉合トラバースとは、ある既知点から出発して同じ既知点に戻ってくる多角形状のトラバースである。
正解:○(正しい)
解説:出発点に戻る多角形なので、内角の総和が理論値180°×(n−2)と一致するか、緯距・経距の総和が0になるかで誤差を点検できる。既知点が1点しかない場合でも精度を確認できる点が利点になる。
-
問228.開放トラバースは、出発点にも別の既知点にも結合しないため、観測精度の点検ができない。
正解:○(正しい)
解説:開放トラバースは閉合条件がなく誤差検証ができないため、精度を要する測量には適さない。
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問229.閉合トラバースの内角の総和は、多角形の辺数を n とすると常に 180°×n となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは内角の総和は 180°×(n−2) であり、n 角形の内角和の公式に従う。
-
問230.閉合比は、閉合誤差を全測線長の総和で除した値で表され、値が小さいほど精度が高い。
正解:○(正しい)
解説:閉合比=閉合誤差/路線全長。分数の分子を1とした形で表し、小さいほど高精度である。
-
問231.ある測線の方位角に交角を加えて次の測線の方位角を求める際、結果が360°を超えたら360°を加える。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは360°を超えた場合は360°を減じて0〜360°の範囲に収める。
-
問232.測線の緯距は、その測線長に方位角の正弦を乗じて求める。
正解:×(誤り)
解説:誤り。緯距は南北方向の成分なので測線長×cos(方位角)、経距は東西方向の成分なので測線長×sin(方位角)で求める。方位角を北から時計回りに測ることに対応しており、cosとsinを取り違えると南北と東西が入れ替わってしまう。
-
問233.測線の経距は、その測線長に方位角の正弦を乗じて求める。
正解:○(正しい)
解説:経距=測線長×sin(方位角)で東西方向の成分を表す。方位角は北を0°として時計回りに測るため、東西成分がsin、南北成分(緯距)がcosになる。閉合トラバースでは緯距・経距それぞれの総和が0になるはずである。
-
問234.コンパス法則によるトラバース調整では、閉合誤差を各測線長に比例して配分する。
正解:○(正しい)
解説:コンパス法則は距離観測と角観測の精度が同程度のとき用い、測線長に比例して誤差配分する。
-
問235.トランシット法則による調整では、閉合誤差を各測線長に比例配分する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。トランシット法則は緯距・経距の絶対値に比例して閉合誤差を配分する(角の観測精度が距離より高い場合に適する)。測線長に比例配分するのはコンパス法則で、両者は前提とする観測精度が異なる。
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問236.水平角の対回観測では、望遠鏡の正位と反位の両方で観測し、視準軸誤差などを消去する。
正解:○(正しい)
解説:視準軸誤差や水平軸誤差は、望遠鏡を正位と反位に反転させると逆向きに現れる。したがって両者の平均をとれば打ち消される。器械を調整で完全に追い込むより、観測方法で誤差を消すほうが確実という考え方に基づく。
-
問237.GNSS測量では、上空視界が確保できない地下や屋内でも問題なく観測できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはGNSSは衛星電波の受信が必要で、上空視界のない場所では観測できない。
-
問238.スタティック法は、複数の受信機を固定して長時間同時観測し、基線ベクトルを高精度に求める方法である。
正解:○(正しい)
解説:スタティック法は静止観測を一定時間行い、基線解析で高精度な相対位置を得る方法である。
-
問239.ネットワーク型RTK法では、観測者が自前で基準局を設置する必要が必ずある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは電子基準点等の配信補正データを利用するため自前の基準局設置は不要である。
-
問240.サイクルスリップとは、受信中の搬送波位相の連続したカウントが途切れる現象である。
正解:○(正しい)
解説:サイクルスリップは障害物などで電波が一時的に遮られ、位相の積算が不連続になる現象である。
-
問241.GNSS測量で直接得られる高さは標高であり、そのまま水準測量の標高として使用できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはGNSSで得るのは楕円体高であり、ジオイド高を補正して標高に換算する。
-
問242.直接水準測量は、レベルと標尺を用いて2点間の高低差を直接読み取って求める方法である。
正解:○(正しい)
解説:レベルで水平な視準線をつくり、2点に立てた標尺の読みの差から比高を直接求める方法。三角関数で間接的に高低差を計算する間接水準測量(三角水準測量)に比べ精度が高く、水準点の設置や精密な高低差の測定に用いられる。
-
問243.水準測量における後視とは、これから求める前方の点に立てた標尺の読みのことである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは後視は標高が既知の点に立てた標尺の読みで、前方の読みは前視という。
-
問244.水準測量で高低差は、後視の読みから前視の読みを差し引いて求める。
正解:○(正しい)
解説:高低差=後視−前視。後視は標高が既知の点、前視は求めようとする点の読みなので、この差が正なら前視点のほうが高い。順序を逆にすると符号が反転し、標高が正しく計算できなくなる。
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問245.標尺の零目盛誤差は、同一標尺を測点の往復で使用しても消去できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは1区間の測点数を偶数にし2本の標尺を交互に用いると零目盛誤差は消去できる。
-
問246.球差とは、地球が球面であることに起因して標尺の読みが大きくなる誤差である。
正解:○(正しい)
解説:球差は地球曲率により遠方の標尺の読みが過大になる誤差で、視準距離の2乗に比例する。
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問247.気差は、大気の屈折により光線が曲がることで生じる誤差で、球差と同じ向きに作用する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。気差は大気の屈折で光線が下向きに曲がることによる誤差で、視準点を実際より高く見せる。一方、球差は地球の丸みにより実際より低く見せる。両者は逆向きに作用し、合成した誤差を両差と呼ぶ。
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問248.両差は球差と気差の影響を合わせたもので、前後の視準距離を等しくすれば消去できる。
正解:○(正しい)
解説:両差は視準距離に応じて生じるため、後視と前視の視準距離を等しくすれば前後で同量発生して差し引きゼロになる。レベルを両標尺の中間に据えるという基本動作が、そのままこの誤差の消去手段になっている。
-
問249.水準測量で標尺を傾けて立てると、読み取り値は実際より小さくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。標尺が傾くと視準線は標尺上のより高い目盛と交わるため、読みは実際より大きくなる。これを防ぐため標尺には円形気泡管を付け、鉛直に立てるか、標尺を前後に振って最小の読みを採用する。
-
問250.簡易水準測量は、3級・4級水準測量より低い精度で行う観測方法である。
正解:○(正しい)
解説:簡易水準測量は要求精度が比較的低い場合に用いる方法で、観測の制限が緩やかである。
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問251.レベルの不等距離による視準線誤差は、観測値に往復の補正を加えなければ消去できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。視準線が水平からずれていても、後視と前視の視準距離を等しくすれば誤差が前後で同量生じて相殺される。往復観測は誤りの発見と精度向上のために行うもので、視準線誤差の消去手段は視準距離を等しくすることである。
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問252.電子レベルは、バーコード標尺の像を読み取り高さや距離を自動的に算出する。
正解:○(正しい)
解説:電子レベルは標尺のバーコード目盛を画像処理で自動的に読み取り、高さと距離を算出する。目盛を人が読み取る際の読み違いや個人差(個人誤差)が入らず、記録も自動化できるため作業の速度と信頼性が上がる。
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問253.GNSS観測における観測時間は、衛星配置や基線長に関わらず常に一定でよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは基線長が長いほど、また求める精度が高いほど観測時間を長くする必要がある。
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問254.トラバース測量で観測角の精度が同等なら、角の閉合誤差は各観測角に等量を配分する。
正解:○(正しい)
解説:各観測角が同じ精度で測られているなら、どの角にも同じだけ誤差が含まれていると考えるのが自然なので、閉合誤差を観測角数で割って等量ずつ配分する。精度が異なる場合は重みを付けた配分になる。
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問255.開放トラバースでも、出発点を起点に座標計算を行えば閉合比による点検が可能である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは開放トラバースは閉合する条件がないため閉合比による点検はできない。
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問256.水準測量の往復観測において、往路と復路の較差が許容範囲を超えた場合は再測する。
正解:○(正しい)
解説:往路と復路は独立した観測なので、両者の較差が許容範囲を超えるのは偶然誤差では説明できず、読み違いや標尺の沈下といった誤り(過誤)が疑われる。平均で処理せず、その区間を再測して原因を取り除く必要がある。
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問257.GNSS測量の初期化(整数値バイアスの決定)は、キネマティック法では不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはキネマティック法やRTK法では整数値バイアスを決める初期化作業が必要である。
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問258.水平角観測における正位とは、鉛直分度盤を望遠鏡の左側にした状態をいう。
正解:○(正しい)
解説:正位は分度盤が望遠鏡の左にある状態、反位は右にある状態で、両方の平均で誤差を消去する。
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問259.レベルの視準線が傾いていても、前視と後視の視準距離が異なれば誤差は自動的に相殺される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。視準距離が異なると前後で生じる誤差の大きさが違うため相殺されず、差の分だけ残る。距離を等しくして初めて同量の誤差が打ち消し合う。したがってレベルは両標尺のほぼ中間に据えるのが原則になる。
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問260.GNSS測量でサイクルスリップが多発しても、再観測せずそのまま採用してよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはサイクルスリップが多いと解析精度が落ちるため、必要に応じ再観測する。
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問261.観測差は、同一対回の正位と反位による水平角の較差を各対回間で比較した量である。
正解:○(正しい)
解説:観測差は、各対回で得た正位と反位の水平角の差を対回どうしで比較した量。対回内のばらつきを見る倍角差と組み合わせて、観測が所定の精度で行われたかを点検する。許容値を超えれば再観測となる。
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問262.GNSS測量では、観測点の上空に樹木や建物が多くても受信衛星数が減ることはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは樹木や建物が上空をさえぎると受信できる衛星数が減り、測位精度が低下する。
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問263.水準測量で標尺の継ぎ目部分に零目盛誤差以外の目盛誤差が生じることはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは標尺は温度伸縮や継ぎ目のずれによる目盛誤差も生じうるため定期的な検定が必要である。
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問264.閉合トラバースで多角形が六角形(n=6)のとき、内角の総和の理論値は次のうちどれか。
- ア.540°
- イ.720°
- ウ.900°
- エ.1080°
正解:イ.720°
解説:n角形の内角の総和は180°×(n−2)。n=6なら180°×4=720°になる。閉合トラバースではこの理論値と観測角の総和との差が角の閉合誤差となり、許容範囲内であれば各角へ配分して調整する。
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問265.トラバース測量で閉合誤差を全測線長の総和で除して得られる、精度を表す指標の名称はどれか。
- ア.観測差
- イ.倍角差
- ウ.閉合比
- エ.方位角
正解:ウ.閉合比
解説:閉合比=閉合誤差÷路線全長で、1/○○という分数形で表す。距離の長短にかかわらず精度を比較できる無次元の指標なので、分母が大きい(値が小さい)ほど高精度を意味する。許容値は測量の等級ごとに定められている。
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問266.測線長 L と方位角 θ から経距を求める計算式として正しいものはどれか。
- ア.L÷cosθ
- イ.L×cosθ
- ウ.L×tanθ
- エ.L×sinθ
正解:エ.L×sinθ
解説:経距は東西方向成分で L×sinθ、緯距は南北方向成分で L×cosθ により求める。
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問267.距離観測と角観測の精度が同程度のときに用いる、測線長に比例して閉合誤差を配分する調整法はどれか。
- ア.コンパス法則
- イ.トランシット法則
- ウ.最小二乗法
- エ.ヘルマート法則
正解:ア.コンパス法則
解説:コンパス法則は両観測精度が同等のとき用い、誤差を各測線長に比例配分する方法である。
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問268.閉合誤差を緯距・経距の絶対値に比例して配分する、角観測の精度が高いときに適した調整法はどれか。
- ア.コンパス法則
- イ.トランシット法則
- ウ.平均法
- エ.シンプソン法則
正解:イ.トランシット法則
解説:トランシット法則は角観測の精度が距離より高いとき、緯距・経距の絶対値に比例配分する。
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問269.GNSS の略語「Global Navigation Satellite System」の日本語訳として正しいものはどれか。
- ア.電子基準点網
- イ.地理情報システム
- ウ.全地球航法衛星システム
- エ.汎用測地座標系
正解:ウ.全地球航法衛星システム
解説:GNSSは全地球航法衛星システムを意味し、GPS等の衛星測位システムの総称である。
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問270.電波が建物等で反射し、直接波と干渉してGNSSの測位精度を低下させる現象はどれか。
- ア.対流圏遅延
- イ.サイクルスリップ
- ウ.電離層遅延
- エ.マルチパス
正解:エ.マルチパス
解説:マルチパスは、建物や地面で反射した電波が直接波より遅れて届き干渉することで、電波の到達時間に誤差が生じる現象。上空が開けた反射物の少ない場所を選ぶことで軽減できる。電離層遅延や対流圏遅延は大気による遅れで原因が異なる。
-
問271.地球が球面であることに起因し、遠方の標尺の読みが過大になる誤差はどれか。
- ア.球差
- イ.気差
- ウ.零目盛誤差
- エ.視準軸誤差
正解:ア.球差
解説:球差は地球曲率により遠方の標尺の読みが大きくなる誤差で、視準距離の2乗に比例する。
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問272.水準測量で標尺の零目盛誤差を消去するために有効な方法として正しいものはどれか。
- ア.視準距離を変える
- イ.測点数を偶数にし2本の標尺を交互に使う
- ウ.観測を片道のみとする
- エ.標尺を傾けて立てる
正解:イ.測点数を偶数にし2本の標尺を交互に使う
解説:区間内の測点数(器械据付回数)を偶数にし、2本の標尺を交互に使うと零目盛誤差が消える。
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問273.複数の受信機を固定し長時間同時観測して基線ベクトルを高精度に求めるGNSS観測法はどれか。
- ア.RTK法
- イ.単独測位法
- ウ.スタティック法
- エ.三角測量法
正解:ウ.スタティック法
解説:スタティック法は静止観測を一定時間続け、基線解析で高精度な相対位置を得る方法である。
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問274.基準局の補正データを無線で受信し、移動局の位置をその場で即時に得るGNSS観測法はどれか。
- ア.スタティック法
- イ.三辺測量法
- ウ.短縮スタティック法
- エ.RTK法
正解:エ.RTK法
解説:RTK法はリアルタイムキネマティック法で、補正データにより移動局の位置を即時算出する。
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問275.受信中の搬送波位相の連続カウントが障害物等により途切れる現象を何というか。
- ア.サイクルスリップ
- イ.マルチパス
- ウ.ジオイド
- エ.アンビギュイティ
正解:ア.サイクルスリップ
解説:サイクルスリップは電波の一時的な遮断により搬送波位相の積算が不連続になる現象である。
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問276.既知点から出発し別の既知点につながる形式のトラバースの名称はどれか。
- ア.閉合トラバース
- イ.結合トラバース
- ウ.開放トラバース
- エ.放射トラバース
正解:イ.結合トラバース
解説:結合トラバースは既知点から出発して別の既知点に結合する形式で、両端の座標と方位角が分かっているため角・座標の両面で点検計算ができる。閉合は同じ点に戻る形式、開放は片端が既知点だけで点検できない形式である。
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問277.直接水準測量において、2点間の高低差を求める計算として正しいものはどれか。
- ア.前視−後視
- イ.後視+前視
- ウ.後視−前視
- エ.前視÷後視
正解:ウ.後視−前視
解説:高低差=後視−前視。後視は標高が既知の点、前視は求めようとする点の読みなので、この差が正なら前視点が高い。順序を逆にすると符号が反転してしまうため、後視が先という順番を確実に覚える。
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問278.大気の屈折により光線が曲がることで生じ、球差と逆向きに作用する水準測量の誤差はどれか。
- ア.球差
- イ.個人誤差
- ウ.両差
- エ.気差
正解:エ.気差
解説:気差は大気の屈折で光線が下向きに曲がることにより視準点を実際より高く見せる誤差で、地球の丸みにより低く見せる球差とは逆向きに作用する。両者を合わせたものが両差で、視準距離を等しくすれば消去できる。
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問279.標尺をわずかに傾けて立てて読み取った場合、読み取り値はどうなるか。
- ア.実際より大きくなる
- イ.実際より小さくなる
- ウ.変化しない
- エ.読みが負になる
正解:ア.実際より大きくなる
解説:標尺が傾くと視準線は標尺上のより高い目盛と交わるため、読みは実際より大きくなる。この誤差を防ぐため標尺には円形気泡管を備え、あるいは標尺を前後に振って読みが最小になった値を採用する。
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問280.国土地理院が全国に設置したGNSS連続観測点の名称はどれか。
- ア.三角点
- イ.電子基準点
- ウ.水準点
- エ.図根点
正解:イ.電子基準点
解説:電子基準点はGNSS衛星の信号を連続受信する観測局で、全国に約1,300点設置されている。基線解析の既知点として使えるほか、地殻変動の監視やネットワーク型RTKの基盤にもなる。三角点・水準点は連続観測を行わない。
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問281.測線の方位角に交角を加えて求めた値が360°を超えた場合の処理として正しいものはどれか。
- ア.360°を加える
- イ.180°を減じる
- ウ.360°を減じる
- エ.そのまま採用する
正解:ウ.360°を減じる
解説:方位角は北を0°として時計回りに0〜360°の範囲で表す約束なので、計算結果が360°を超えたら360°を減じて範囲内に収める。逆に負になった場合は360°を加える。範囲外のまま扱うと以後の座標計算が合わなくなる。
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問282.水準測量で往復観測を行う主な目的として最も適切なものはどれか。
- ア.観測時間の短縮
- イ.標尺の本数削減
- ウ.視準距離の延長
- エ.誤りの発見と精度の向上
正解:エ.誤りの発見と精度の向上
解説:往路と復路は独立した観測なので、両者の高低差を比較すれば読み違いや標尺の沈下といった誤りを発見できる。較差が許容範囲内であれば平均をとることで偶然誤差も小さくなり、精度が向上する。
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問283.トラバース測量で測線長 L と方位角 θ から緯距を求める式として正しいものはどれか。
- ア.L×cosθ
- イ.L×tanθ
- ウ.L×sinθ
- エ.L÷sinθ
正解:ア.L×cosθ
解説:緯距は南北方向の成分なので L×cosθ、経距は東西方向の成分なので L×sinθ。方位角を北から時計回りに測ることに対応しており、cosとsinを取り違えると南北と東西が入れ替わってしまう。
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問284.電子基準点の配信補正データを利用し、自前の基準局を設置せず観測できるGNSS手法はどれか。
- ア.スタティック法
- イ.ネットワーク型RTK法
- ウ.単独RTK法
- エ.三辺測量法
正解:イ.ネットワーク型RTK法
解説:ネットワーク型RTK法は電子基準点網の補正情報を利用し、自前の基準局なしで観測できる。
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問285.水平角観測における「正位」の状態を正しく説明したものはどれか。
- ア.鉛直分度盤が望遠鏡の右側にある状態
- イ.望遠鏡を真上に向けた状態
- ウ.鉛直分度盤が望遠鏡の左側にある状態
- エ.標尺を倒した状態
正解:ウ.鉛直分度盤が望遠鏡の左側にある状態
解説:正位は鉛直分度盤(目盛盤)が望遠鏡の左側にある状態、反位は右側にある状態。両方で観測して平均すると視準軸誤差・水平軸誤差が逆向きに現れて打ち消されるため、対回観測ではこの2つを必ず組み合わせる。
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問286.水準測量における「後視」の説明として正しいものはどれか。
- ア.これから求める点に立てた標尺の読み
- イ.レベルの高さそのもの
- ウ.視準線の傾き
- エ.標高が既知の点に立てた標尺の読み
正解:エ.標高が既知の点に立てた標尺の読み
解説:後視は標高が既知の点に立てた標尺の読み、前視はこれから標高を求める点の読み。高低差=後視−前視で計算するので、どちらがどちらかを取り違えると符号が反転する。器械高=既知点の標高+後視という関係も押さえておく。
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問287.球差と気差の影響を合わせたものを何というか。
- ア.両差
- イ.閉合差
- ウ.観測差
- エ.誤差楕円
正解:ア.両差
解説:球差(地球の丸みにより低く見える)と気差(大気の屈折により高く見える)は逆向きに作用し、その合成を両差という。視準距離に応じて生じるため、後視と前視の距離を等しくすれば前後で相殺されて消去できる。
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問288.バーコード標尺の像を画像処理で自動的に読み取るレベルの名称はどれか。
- ア.チルチングレベル
- イ.電子レベル
- ウ.ハンドレベル
- エ.気泡管レベル
正解:イ.電子レベル
解説:電子レベルは標尺のバーコード目盛を画像処理で自動読み取りし、高さと距離を算出する。人が目盛を読む際の読み違いや個人差が入らず記録も自動化できる。チルチングレベルや気泡管レベルは目盛を人が読む従来型の機器。
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問289.GNSS基線解析によって最終的に求められる量として正しいものはどれか。
- ア.衛星の軌道要素
- イ.ジオイド高の絶対値
- ウ.2点間の基線ベクトル
- エ.電離層の厚さ
正解:ウ.2点間の基線ベクトル
解説:基線解析は同時観測データから2点間の三次元的な位置の差である基線ベクトルを算出する。
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問290.観測精度の点検ができず精密な測量に適さないトラバースはどれか。
- ア.結合トラバース
- イ.閉合トラバース
- ウ.網トラバース
- エ.開放トラバース
正解:エ.開放トラバース
解説:開放トラバースは出発点にも他の既知点にも結合しないため、閉合条件による点検ができない。
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問291.トラバース測量で角の閉合誤差を各観測角に配分する一般的な方法はどれか。
- ア.各観測角に等量を配分する
- イ.緯距に比例配分する
- ウ.測線長に比例配分する
- エ.最大角のみで調整する
正解:ア.各観測角に等量を配分する
解説:各観測角が同じ精度で測られているなら誤差も各角に同程度含まれていると考えられるため、角の閉合誤差を観測角数で割って等量ずつ配分する。緯距や測線長に比例配分するのは、座標の閉合誤差を調整する際の方法である。
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問292.レベルの視準線が水平でないことによる誤差を消去する観測上の工夫として正しいものはどれか。
- ア.標尺を毎回交換する
- イ.前視と後視の視準距離を等しくする
- ウ.正位と反位で観測する
- エ.観測時間を長くする
正解:イ.前視と後視の視準距離を等しくする
解説:視準線が水平からずれていても、後視と前視の視準距離を等しくすれば前後で同量の誤差が生じて相殺される。レベルを両標尺のほぼ中間に据えるという基本動作がこの誤差の消去手段になっている。正反観測は角測量の手法。
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問293.GNSS測量がトータルステーションによる測量に比べて有利な点として正しいものはどれか。
- ア.上空視界が不要である
- イ.天候の影響を全く受けない
- ウ.観測点間の見通しが不要である
- エ.屋内でも観測できる
正解:ウ.観測点間の見通しが不要である
解説:GNSSは衛星電波で位置を求めるため観測点相互の見通しが不要で、長距離観測に有利である。
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問294.キネマティック法やRTK法で観測開始時に行う、整数値バイアスを決定する作業を何というか。
- ア.平均化
- イ.点検計算
- ウ.対回観測
- エ.初期化
正解:エ.初期化
解説:初期化は搬送波位相の整数値バイアス(アンビギュイティ)を決める作業で観測前に必要である。
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問295.閉合トラバースで多角形が五角形(n=5)のとき、内角の総和の理論値はどれか。
- ア.540°
- イ.360°
- ウ.900°
- エ.720°
正解:ア.540°
解説:n角形の内角の総和は180°×(n−2)。n=5なら180°×3=540°になる。閉合トラバースではこの理論値と観測角の総和との差が角の閉合誤差となり、許容範囲内なら各角へ配分して調整する。
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問296.GNSS測量で良好な観測を行うために観測点に求められる条件として正しいものはどれか。
- ア.建物に囲まれている
- イ.上空視界が開けマルチパスが少ない
- ウ.樹木の真下にある
- エ.地下にある
正解:イ.上空視界が開けマルチパスが少ない
解説:GNSSは衛星からの電波を受信して測位するため、上空視界が開けて多くの衛星を捕捉でき、建物や水面などの反射物が少なくマルチパスの影響を受けにくい場所が望ましい。樹木の下や地下では電波が遮られ観測できない。
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問297.GNSS測量で得られる楕円体高を標高に換算する際に用いる量はどれか。
- ア.球差
- イ.気差
- ウ.ジオイド高
- エ.方位角
正解:ウ.ジオイド高
解説:GNSSが直接求めるのは楕円体からの高さ(楕円体高)なので、標高=楕円体高−ジオイド高としてジオイドモデルの値を差し引く。標高の基準面がジオイド、GNSSの基準面が楕円体という違いに由来する換算である。
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問298.トラバース測量における「交角(夾角)」の説明として正しいものはどれか。
- ア.測線と北方向がなす角
- イ.測線の鉛直角
- ウ.標尺の傾き角
- エ.隣り合う2測線がなす角
正解:エ.隣り合う2測線がなす角
解説:交角は前測線と次測線がなす角で、進行方向に対し右回り・左回りを区別して観測する。
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問299.閉合トラバースの内角の総和の理論値を求める計算式として正しいものはどれか。
- ア.180°×(n−2)
- イ.180°×(n+2)
- ウ.360°×n
- エ.180°×n
正解:ア.180°×(n−2)
解説:n角形の内角の総和は180°×(n−2)で求められ、閉合トラバースの角の点検に用いる。
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問300.GNSS測量で受信機を移動させながら各点を短時間で観測する方式の名称はどれか。
- ア.スタティック法
- イ.キネマティック法
- ウ.三辺測量法
- エ.単独測位法
正解:イ.キネマティック法
解説:キネマティック法は受信機を移動させながら観測し、短時間で多くの点の位置を得る方法である。