消防設備士 甲種2類「鑑別・製図」の一問一答
📖 消防設備士 甲種2類「鑑別・製図」の全49問と解説(一覧)
消防設備士 甲種2類の鑑別・製図に関する一問一答(全49問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.屋外貯蔵タンクの側板に設置し、タンク内の油面へ泡を送り込む固定式の泡放出口を「フォームチャンバー」という。
正解:○(正しい)
解説:フォームチャンバーは屋外貯蔵タンクの側板部に取り付ける泡放出口で、タンク内へ泡を放出して油面を覆う固定泡消火設備の代表的な機器である。屋外貯蔵タンク火災の消火に用いられる。
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問2.スプリンクラーヘッドに似た形状で、低発泡の泡水溶液を天井面などから広範囲に散布する泡放出口を「フォームヘッド」という。
正解:○(正しい)
解説:フォームヘッドは低発泡(膨脹比20以下)用の泡放出口で、スプリンクラーヘッドに類似した形状をもち、駐車場や自動車修理場などで泡水溶液を散布する。標準放射量で有効に消火できるよう必要個数を配置する。
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問3.膨脹比80以上1000未満の高発泡を発生させる高発泡用泡放出口には、空気を自然に吸い込ませる方式と、送風機で強制的に空気を送る方式がある。この2つの型式の名称として正しい組合せはどれか。
- ア.フォームチャンバー型とベンチュリ型
- イ.アスピレーター型と送風機型
- ウ.ライン型とプレッシャー型
- エ.固定型と移動型
正解:イ.アスピレーター型と送風機型
解説:高発泡用泡放出口は、泡水溶液の流れで空気を吸引して発泡させるアスピレーター型と、送風機(ファン)で空気を強制的に送って発泡させる送風機型に大別される。フォームチャンバーは屋外タンク用の別機器、ベンチュリやラインは混合方式に関する語である。
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問4.泡消火薬剤と水を一定の割合で混合して泡水溶液をつくる装置を総称して「プロポーショナー(泡消火薬剤混合装置)」という。
正解:○(正しい)
解説:プロポーショナーは泡消火薬剤の原液と水を規定の混合率(3%型・6%型など)で混合する装置の総称である。混合方式には複数の型式がある。
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問5.圧力タンクとベンチュリ管を利用して薬剤を混合する方式の名称として正しいものはどれか。
- ア.ライン・プロポーショナー方式
- イ.ポンプ・プロポーショナー方式
- ウ.プレッシャー・プロポーショナー方式
- エ.プレッシャーサイド・プロポーショナー方式
正解:ウ.プレッシャー・プロポーショナー方式
解説:プレッシャー・プロポーショナー方式は、圧力タンク(薬剤貯蔵槽)とベンチュリ管を組み合わせ、送水圧を利用して薬剤を吸引・圧送し混合する方式である。ライン方式は管路のベンチュリ管のみ、ポンプ方式は吐出側の一部を吸込側に戻す、プレッシャーサイド方式は専用ポンプで圧入する点が異なる。
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問6.泡消火薬剤の原液を蓄えておく圧力タンク(泡消火薬剤貯蔵槽)は、管路のベンチュリ管だけで薬剤を吸引するライン・プロポーショナー方式に固有の機器である。
正解:×(誤り)
解説:圧力タンク型の泡消火薬剤貯蔵槽は、送水圧を利用して槽内の薬剤を押し出すプレッシャー・プロポーショナー方式で用いられる機器である。ライン・プロポーショナー方式は管路のベンチュリ管の負圧で薬剤を吸引するもので、圧力タンクを固有の構成とはしない。
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問7.管路の途中に設けたベンチュリ管の負圧で薬剤を吸引する、比較的小規模な設備に適した混合方式はどれか。
- ア.プレッシャーサイド・プロポーショナー方式
- イ.プレッシャー・プロポーショナー方式
- ウ.ポンプ・プロポーショナー方式
- エ.ライン・プロポーショナー方式
正解:エ.ライン・プロポーショナー方式
解説:ライン・プロポーショナー方式は、管路(ライン)に設けたベンチュリ管で生じる負圧により薬剤を吸引して混合する方式で、構造が簡単なため小規模設備に向く。専用ポンプで圧入する大規模向けのプレッシャーサイド方式や、圧力タンクを使うプレッシャー方式とは仕組みが異なる。
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問8.薬剤専用のポンプを設けて薬剤を配管に圧入する方式は、大規模な泡消火設備に適しており、これを「プレッシャーサイド・プロポーショナー方式」という。
正解:○(正しい)
解説:プレッシャーサイド・プロポーショナー方式は、薬剤専用のポンプで薬剤を主配管に圧入する方式で、大規模設備に適する。専用ポンプをもつため広い流量範囲で安定した混合が可能である。
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問9.ポンプの吐出側の水の一部を吸込側へ戻す途中で薬剤を混合する方式を「ライン・プロポーショナー方式」という。
正解:×(誤り)
解説:ポンプの吐出側の一部を吸込側に戻す途中で薬剤を混合するのはポンプ・プロポーショナー方式である。ライン・プロポーショナー方式は管路のベンチュリ管で薬剤を吸引する別方式であり、名称が入れ替わっている。
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問10.管路の断面を絞って流速を上げ、生じた負圧で薬剤を吸引するために用いられる、絞りをもつ管の名称はどれか。
- ア.ベンチュリ管
- イ.フート弁
- ウ.呼水槽
- エ.一斉開放弁
正解:ア.ベンチュリ管
解説:ベンチュリ管は管の途中を絞って流速を高め、その部分に生じる負圧を利用して薬剤を吸引する。ライン方式やプレッシャー方式の混合に用いられる。フート弁は吸水管先端の逆止弁、呼水槽はポンプの呼び水用、一斉開放弁は放出弁であり用途が異なる。
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問11.加圧送水装置として一般的に用いられるポンプの吸水管の先端に取り付け、ポンプ停止時に水が水源へ落ちるのを防ぐ逆止弁を「フート弁」という。
正解:○(正しい)
解説:フート弁は吸水管の先端(水源側)に設ける逆止弁で、ポンプ停止中も吸水管内の水を保持し、再始動時の呼び水を確保する。ろ過用のストレーナを兼ねることが多い。
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問12.水源がポンプより低い位置にある場合に、ポンプ内および吸水管内を常に水で満たしておくために設ける水槽を「フート弁」という。
正解:×(誤り)
解説:ポンプ内と吸水管内を常時満水に保つために設ける水槽は呼水槽(呼び水槽)である。フート弁は吸水管の先端に設ける逆止弁であり、水を蓄える水槽ではない。名称の取り違えである。
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問13.放出区域の複数のヘッドへ一斉に泡水溶液を送るため、火災信号や起動装置の操作で開放され、二次側配管へ一度に送水する弁を何というか。
- ア.フート弁
- イ.一斉開放弁
- ウ.流水検知装置
- エ.逃し弁
正解:イ.一斉開放弁
解説:一斉開放弁は、起動装置の操作や火災感知に連動して開き、放出区域内の全ヘッドへ一斉に送水する弁である。フート弁は吸水管先端の逆止弁、流水検知装置は流水を検知して信号を発する装置であり、機能が異なる。
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問14.配管内の水の流れを検知して電気信号を発し、ポンプの起動やベルの鳴動につなげる装置を「一斉開放弁」という。
正解:×(誤り)
解説:配管内の流水を検知して信号を発するのは流水検知装置である。一斉開放弁は起動装置の操作等で開いて放出区域の全ヘッドへ一斉送水する放出弁であり、流水を検知する装置ではない。役割が異なる。
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問15.泡消火薬剤の比重(原液と規格値との差)を測定する際に用いる測定器の名称はどれか。
- ア.pH計
- イ.発泡試験器
- ウ.比重計
- エ.膨脹比計
正解:ウ.比重計
解説:比重計は液体の比重を測る器具で、泡消火薬剤原液の性状点検などに用いる。pH計は水素イオン濃度、発泡試験器は発泡性能の確認に用いるもので、測定対象が異なる。
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問16.泡消火薬剤や泡水溶液の酸性・アルカリ性の度合い(水素イオン濃度)を測る測定器を「pH計」という。
正解:○(正しい)
解説:pH計は水素イオン濃度(酸性・アルカリ性の度合い)を測定する器具である。薬剤の劣化や変質の確認に用いられる。比重を測る比重計とは対象が異なる。
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問17.発生した泡の膨脹比や25%還元時間などの発泡性能を確認するために用いる器具を「pH計」という。
正解:×(誤り)
解説:発泡性能(膨脹比や25%還元時間など)を確認するのは発泡試験器(発泡倍率測定用の器具)である。pH計は水素イオン濃度を測るものであり、用途が異なる。
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問18.低発泡とは膨脹比が80以上1000未満のものをいい、その泡放出口としてフォームヘッドが用いられる。
正解:×(誤り)
解説:低発泡は膨脹比20以下と定義され、泡放出口にはフォームヘッドを用いる。膨脹比80以上1000未満は高発泡の範囲で、高発泡用泡放出口を用いるものであり、数値が高発泡のものと入れ替わっている。
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問19.高発泡の膨脹比の範囲として正しいものはどれか。
- ア.1000以上
- イ.20以下
- ウ.20以上80未満
- エ.80以上1000未満
正解:エ.80以上1000未満
解説:高発泡は膨脹比80以上1000未満と定義される。20以下は低発泡である。高発泡では高発泡用泡放出口を用い、区画全体を泡で満たす全域放出方式などに使われる。
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問20.駐車の用に供する部分にフォームヘッドを設ける場合、水成膜泡消火薬剤の標準的な放射量は毎分1平方メートル当たり6.5リットルである。
正解:×(誤り)
解説:道路・自動車の修理整備・駐車の用に供する部分では、水成膜泡消火薬剤の放射量は毎分1平方メートル当たり3.7リットルである。6.5リットルは指定可燃物を貯蔵・取り扱う防火対象物での値であり、対象部分が異なる。
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問21.指定可燃物を貯蔵し又は取り扱う防火対象物にフォームヘッドを設ける場合、水成膜泡消火薬剤の放射量として正しいものはどれか(毎分1平方メートル当たり)。
- ア.6.5リットル
- イ.3.7リットル
- ウ.1.0リットル
- エ.20リットル
正解:ア.6.5リットル
解説:指定可燃物を貯蔵・取り扱う防火対象物では、水成膜泡消火薬剤・たん白泡消火薬剤ともに放射量は毎分1平方メートル当たり6.5リットルである。3.7リットルは駐車場等での水成膜泡消火薬剤の値であり、適用場所が異なる。
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問22.フォームヘッドの必要個数は、防護対象物の床面積を1個当たりの有効放射面積で割り、端数が生じた場合は切り捨てて個数を減らすのが原則である。
正解:×(誤り)
解説:必要個数は防護面積を1個当たりの有効放射面積で割って求めるが、端数分もカバーする必要があるため切り上げて個数を確保する。切り捨てると防護面積の一部が放射範囲から外れてしまい、有効に消火できない。
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問23.高発泡用泡放出口の放出量を算定する際の基礎となる、床面から防護対象物の最高位より上方一定高さまでの体積を何というか。
- ア.膨脹比
- イ.冠泡体積
- ウ.還元体積
- エ.混合率
正解:イ.冠泡体積
解説:冠泡体積は、床面から防護対象物の最高位より上方の一定高さまでの体積で、高発泡用泡放出口の放出量算定の基礎となる。これに膨脹比種別に応じた放出量を乗じて算定する。膨脹比や混合率は別の概念である。
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問24.高発泡用泡放出口の放出量は、冠泡体積に膨脹比種別に応じた毎分1立方メートル当たりの泡水溶液放出量を乗じて算定する。
正解:○(正しい)
解説:高発泡用泡放出口の放出量は、冠泡体積(立方メートル)に、膨脹比種別ごとに定められた毎分1立方メートル当たりの泡水溶液放出量を乗じて算定する。区画を泡で満たす全域放出方式の考え方に基づく。
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問25.泡消火設備の系統図を上流から下流へ並べたとき、正しい順序はどれか。
- ア.泡放出口 → 混合装置 → 加圧送水装置 → 水源 → 配管
- イ.混合装置 → 水源 → 泡放出口 → 加圧送水装置 → 配管
- ウ.水源 → 加圧送水装置 → 混合装置 → 配管 → 泡放出口
- エ.水源 → 泡放出口 → 混合装置 → 加圧送水装置 → 配管
正解:ウ.水源 → 加圧送水装置 → 混合装置 → 配管 → 泡放出口
解説:泡消火設備は、水源から加圧送水装置(ポンプ)で水を送り、混合装置(プロポーショナー)で薬剤を混合して泡水溶液とし、配管を経て泡放出口から放出する流れで構成される。放出口が最下流、水源が最上流となる。
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問26.加圧送水装置として最も一般的に用いられるのは、水源の水を加圧して配管へ送り出すポンプ(電動機駆動が一般的)である。
正解:○(正しい)
解説:加圧送水装置には高架水槽・圧力水槽・ポンプ方式があるが、泡消火設備ではポンプ(一般に電動機駆動)が広く用いられる。水源の水を加圧して混合装置・配管へ送る役割をもつ。
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問27.たん白泡消火薬剤の性質として正しいものはどれか。
- ア.泡を全く発生させない薬剤である
- イ.フッ素系界面活性剤で油面に水成膜を形成する
- ウ.アルコールなどの水溶性液体火災に特化した薬剤である
- エ.動物性たん白の加水分解物を主成分とし、安定した泡を形成する
正解:エ.動物性たん白の加水分解物を主成分とし、安定した泡を形成する
解説:たん白泡消火薬剤は動物性たん白の加水分解物を主成分とし、安定性・保水性の高い泡を形成する。油面に水成膜を形成するのは水成膜泡消火薬剤(AFFF)、水溶性液体用は耐アルコール型の特徴であり、それぞれ別の薬剤である。
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問28.水成膜泡消火薬剤(AFFF)は、動物性たん白の加水分解物を主成分とし、油面に水成膜を形成しない点が特徴である。
正解:×(誤り)
解説:水成膜泡消火薬剤(AFFF)はフッ素系界面活性剤を含み、油面上に水成膜を形成して速い消火速度を示すのが特徴である。動物性たん白の加水分解物を主成分とするのはたん白泡消火薬剤であり、両者の性状が取り違えられている。
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問29.高発泡にも使用できる泡消火薬剤として、合成界面活性剤泡消火薬剤があげられる。
正解:○(正しい)
解説:合成界面活性剤泡消火薬剤は発泡性に優れ、高発泡(膨脹比80以上1000未満)にも使用できる。区画全体を泡で満たす全域放出方式などで用いられる。
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問30.アルコールなどの水溶性液体の火災に対しては、通常の泡が消泡されやすいため、専用の薬剤を用いる。この薬剤の名称はどれか。
- ア.耐アルコール型(水溶性液体用)泡消火薬剤
- イ.たん白泡消火薬剤
- ウ.水成膜泡消火薬剤
- エ.合成界面活性剤泡消火薬剤
正解:ア.耐アルコール型(水溶性液体用)泡消火薬剤
解説:アルコールなど水溶性液体は通常の泡を溶かして消してしまうため、耐アルコール型(水溶性液体用)泡消火薬剤を用いる。たん白泡・水成膜泡・合成界面活性剤泡は水溶性液体では泡が破壊されやすく適さない。
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問31.泡消火設備の主たる消火原理は、泡が可燃物の表面を覆って空気(酸素)を遮断する窒息作用に、冷却作用が加わるものである。
正解:○(正しい)
解説:泡消火の主原理は、泡が可燃物表面を覆って酸素を遮断する窒息作用で、あわせて泡中の水による冷却作用も働く。油火災(第4類危険物)に有効である。
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問32.混合率が3%型の泡消火薬剤について、原液と水の割合として正しいものはどれか。
- ア.原液97に対して水3
- イ.原液3に対して水97
- ウ.原液3に対して水6
- エ.原液6に対して水3
正解:イ.原液3に対して水97
解説:3%型は泡水溶液全体に対し原液が3%を占めるもので、原液3に対して水97の割合となる。6%型は原液6に対して水94である。混合率は薬剤の希釈濃度を表し、膨脹比とは別の概念である。
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問33.「25%還元時間」とは、泡に含まれる泡水溶液の25%が泡から水として排出されるまでの時間をいい、値が長いほど泡が安定していることを示す。
正解:○(正しい)
解説:25%還元時間は、泡が含む泡水溶液の25%が還元(水として排出)するまでの時間で、泡の安定性・保水性の指標である。時間が長いほど泡は崩れにくく安定している。
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問34.屋外貯蔵タンクの火災に対して固定式の泡消火設備を設ける場合に、タンク側板に取り付けて用いる代表的な泡放出口はどれか。
- ア.フォームヘッド
- イ.高発泡用泡放出口(送風機型)
- ウ.フォームチャンバー
- エ.一斉開放弁
正解:ウ.フォームチャンバー
解説:屋外貯蔵タンクの固定泡消火設備では、タンク側板に取り付けるフォームチャンバーを用いてタンク内へ泡を放出する。フォームヘッドは駐車場等の低発泡散布用、高発泡用泡放出口は区画を泡で満たす用途、一斉開放弁は放出弁であり用途が異なる。
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問35.水噴霧消火設備は消防設備士の区分では第2類に、泡消火設備は第1類に該当する。
正解:×(誤り)
解説:区分が逆である。水噴霧消火設備が第1類、泡消火設備が第2類に該当する。甲種第2類は泡消火設備を対象とする資格であり、水系(水噴霧)との境界に注意する。
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問36.甲種第2類が対象とする消火設備として正しいものはどれか。
- ア.屋内消火栓設備
- イ.水噴霧消火設備
- ウ.不活性ガス消火設備
- エ.泡消火設備
正解:エ.泡消火設備
解説:甲種第2類は泡消火設備を対象とする。水噴霧消火設備は第1類、不活性ガス消火設備は第3類などに区分され、対象設備が異なる。混同しやすいので区分の境界を押さえる。
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問37.泡消火設備が適する場所として、駐車場や自動車の修理・整備場、危険物施設、飛行機の格納庫などがあげられる。
正解:○(正しい)
解説:泡消火設備は、水損を嫌う場所や油火災に有効なため、駐車場・自動車修理整備場・危険物施設・飛行機格納庫・指定可燃物取扱所などに適する。窒息+冷却作用による消火が油火災で効果的である。
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問38.高発泡用泡放出口のうち、送風機(ファン)で空気を強制的に送り込んで発泡させる型式を何というか。
- ア.送風機型
- イ.アスピレーター型
- ウ.ベンチュリ型
- エ.フォームヘッド型
正解:ア.送風機型
解説:送風機型は送風機で空気を強制的に送って発泡させる高発泡用泡放出口である。アスピレーター型は泡水溶液の流れで空気を自然に吸引する方式で、発泡の駆動方法が異なる。ベンチュリは混合、フォームヘッドは低発泡用であり用途が異なる。
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問39.区画全体を泡で満たして消火する全域放出方式は、一般に高発泡の泡放出口を用いて行われる。
正解:○(正しい)
解説:全域放出方式は、防護区画全体を泡で満たして消火する方式で、大量の泡を発生できる高発泡(膨脹比80以上1000未満)用泡放出口を用いるのが一般的である。冠泡体積を基礎に放出量を算定する。
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問40.移動式の泡消火設備は、ホースを接続して人が操作し、防護対象物の各部分へ泡を放射できるように設ける方式である。
正解:○(正しい)
解説:移動式は、ホース接続口を設け、各部分へ到達できるように配置して人がホースで泡を放射する方式である。固定式(フォームヘッド等)とは放出手段が異なり、機動的な消火に用いられる。
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問41.泡消火薬剤の混合方式のうち、専用ポンプを用いず圧力タンク(薬剤貯蔵槽)の圧力を利用して薬剤を送り出す方式はどれか。
- ア.プレッシャーサイド・プロポーショナー方式
- イ.プレッシャー・プロポーショナー方式
- ウ.ライン・プロポーショナー方式
- エ.ポンプ・プロポーショナー方式
正解:イ.プレッシャー・プロポーショナー方式
解説:プレッシャー・プロポーショナー方式は圧力タンクとベンチュリ管を利用し、送水圧で薬剤を押し出して混合する。薬剤専用ポンプを用いるのはプレッシャーサイド方式であり、駆動源が異なる。
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問42.フォームヘッドは高発泡(膨脹比80以上1000未満)用の泡放出口であり、区画全体を泡で満たす目的で用いられる。
正解:×(誤り)
解説:フォームヘッドは低発泡(膨脹比20以下)用の泡放出口である。高発泡には高発泡用泡放出口(アスピレーター型・送風機型)を用いる。発泡の区分が誤っている。
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問43.たん白泡消火薬剤の泡は、水成膜泡消火薬剤に比べ油面上に速やかに水成膜を形成する点が最大の特徴である。
正解:×(誤り)
解説:油面上に水成膜を形成するのは水成膜泡消火薬剤(AFFF)の特徴である。たん白泡消火薬剤は動物性たん白の加水分解物による安定した泡を特徴とし、水成膜形成を主特徴とはしない。
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問44.ポンプ吐出側の水の一部を吸込側へ戻す途中で薬剤を混合する方式の名称として正しいものはどれか。
- ア.プレッシャー・プロポーショナー方式
- イ.ライン・プロポーショナー方式
- ウ.ポンプ・プロポーショナー方式
- エ.プレッシャーサイド・プロポーショナー方式
正解:ウ.ポンプ・プロポーショナー方式
解説:ポンプ・プロポーショナー方式は、ポンプ吐出側の水の一部を吸込側へ戻す経路の途中で薬剤を混合する方式である。圧力タンクを使うプレッシャー方式や、管路のベンチュリ管による吸引のライン方式とは仕組みが異なる。
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問45.泡消火薬剤の混合率における「6%型」とは、泡水溶液全体に対して水が6%を占めるものである。
正解:×(誤り)
解説:6%型は泡水溶液全体に対して原液(薬剤)が6%を占めるもので、原液6に対して水94の割合である。水が6%なのではなく原液が6%である点が誤っている。
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問46.固定式の泡放出口を設ける際は、防護対象物の形状等に応じ、標準放射量で有効に消火できるよう必要個数を適当な位置に設けなければならない。
正解:○(正しい)
解説:施行令の基準により、固定式の泡放出口は防護対象物の形状等に応じて、標準放射量で有効に消火できるよう必要個数を適当な位置に設ける。放射量と配置の両面から有効性を確保する趣旨である。
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問47.発泡試験器を用いて確認する項目として、最も適切なものはどれか。
- ア.配管内の流水の有無
- イ.薬剤の水素イオン濃度
- ウ.薬剤原液の比重
- エ.泡の膨脹比や発泡の状態
正解:エ.泡の膨脹比や発泡の状態
解説:発泡試験器は泡の膨脹比や発泡状態など発泡性能を確認する器具である。水素イオン濃度はpH計、比重は比重計、流水の有無は流水検知装置で扱うもので、測定対象が異なる。
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問48.低発泡の泡放出口としてフォームヘッドを用いる駐車場では、系統図上、混合装置で作られた泡水溶液が配管を経てフォームヘッドから散布される流れとなる。
正解:○(正しい)
解説:駐車場のような低発泡の用途では、水源→加圧送水装置→混合装置→配管→フォームヘッドの順に泡水溶液が送られ、ヘッドから散布される。膨脹比20以下の低発泡放出口としてフォームヘッドが用いられる。
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問49.泡消火設備が油火災(第4類危険物)に有効とされる主たる理由として、最も適切なものはどれか。
- ア.泡が油面を覆って酸素を遮断し、あわせて冷却する作用があるため
- イ.泡が油と反応して不燃性の固体に変えるため
- ウ.泡が油を吸収して完全に無害化するため
- エ.泡が油の比重を大きく変えて沈降させるため
正解:ア.泡が油面を覆って酸素を遮断し、あわせて冷却する作用があるため
解説:泡消火は、泡が油面を覆って空気(酸素)を遮断する窒息作用に、泡中の水による冷却作用が加わって消火する。油と反応して固体化したり油を無害化したりする作用によるものではない。