消防設備士甲種2類の申込方法と受験の流れ【完全ガイド】
消防設備士甲種第2類(泡消火設備)の申込から受験当日・合格発表までの流れを完全ガイド。受験料6,600円、筆記45問+実技7問、試験時間3時間15分(195分)、各科目40%・全体60%+実技60%で合格です。受験資格・科目免除・持ち物までまとめて解説します。
※受験料・試験日程・合格基準・法令の数値は改定される場合があります。最新情報は必ず一般財団法人 消防試験研究センターの公式サイトでご確認ください。
試験概要
| 主催 | 一般財団法人 消防試験研究センター |
|---|---|
| 対象設備 | 泡消火設備(工事・整備・点検) |
| 受験料 | 6,600円 |
| 試験時間 | 3時間15分(195分) |
| 出題数 | 筆記45問 + 実技7問(鑑別5・製図2) |
| 合格基準 | 筆記 各科目40%以上 + 全体60%以上 + 実技60%以上 |
| 受験資格 | 必要(電気工事士・電気主任技術者・電気/機械系学科卒業・消防設備士甲種他類保有等) |
| 合格率 | 27.3%(令和6年度・受験3,890人) |
甲種2類が扱う設備と業務範囲
甲種2類の対象は泡消火設備です。甲種は「工事・整備・点検」まで担え、乙種は「整備・点検」のみ。泡消火設備は、泡で可燃物の表面を覆って酸素を遮断する窒息作用と冷却作用で消火するため、ガソリンなど第4類危険物の油火災に有効です。駐車場・自動車修理/整備場・危険物施設・飛行機格納庫・指定可燃物取扱所など、水では消火困難で水損を嫌う場所に設置されます。この設備の設置維持の技術基準は消防法施行令・施行規則で定められており、試験でもこれらの法令知識が問われます。
受験資格
甲種は乙種と異なり受験資格が必要です。代表例:
- 電気工事士(第一種・第二種)
- 電気主任技術者(第一種・第二種・第三種)
- 大学・短大・高専・高校で機械・電気・工業化学・土木・建築等の学科を卒業
- 消防設備士甲種の他類(1・3・4・5類)を保有
- その他、規定の学歴・実務経験
科目免除について
すでに消防設備士(甲種・乙種)や電気工事士等の資格を持っている場合、共通する法令・電気の一部科目が免除されることがあります。免除を使うと解答する問題数が減るため、1問の比重が上がる点に注意が必要です。免除の範囲は取得済み資格の組み合わせで変わるので、申込前に公式で必ず確認しましょう。
申込から受験までの流れ
- 申込書取得: 消防試験研究センター各支部・消防本部で配布(電子申請の場合は不要)
- 受験申込: 書面申請または電子申請。科目免除を使う場合は資格を証明する書類を添付
- 受験票受領: 試験日の数週間前に発送
- 試験当日: 筆記+実技(鑑別・製図)を1日で受験
- 合格発表: 試験後、数週間でWeb発表。合格後は免状交付申請を行う
試験当日の持ち物
- 受験票
- 写真付き身分証明書(本人確認に必要な場合)
- HB〜Bの鉛筆・シャープペンシルと消しゴム(マークシート)
- 製図で使う定規(直定規・三角定規など。会場の指示に従う)
- 時計(通信機能のないもの)
電卓の使用可否は会場・回によって扱いが異なるため、事前に必ず確認してください。製図(2問)があるため、直定規・三角定規は忘れずに準備しましょう。
実技(鑑別・製図)の心構え
実技は鑑別5問・製図2問の計7問で、60%以上が合格ラインです。鑑別では泡放出口・混合器・配管部材などの写真から名称や機能を答える力が問われ、製図では泡放出口の配置や混合方式の系統図を図面として理解する力が求められます。筆記で覚えた知識をそのまま実技で使うため、筆記と実技を切り離さず、用語と図をセットで学習しておくと得点が安定します。
合格発表と免状交付
合格発表は試験日から数週間後に、消防試験研究センターの公式サイトで受験番号が掲示され、受験者へ書面でも通知されます。合格後は免状交付申請を行い、免状が届いてはじめて泡消火設備の工事・整備の業務に就けます。
関連情報
勉強法は勉強法・参考書ガイドを、難易度の詳細は難易度・合格率の解説を、具体的な日程は試験日程をご覧ください。