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消防設備士甲種2類の過去問の傾向と対策【泡薬剤・混合方式・膨脹比・製図】

消防設備士甲種2類(泡消火設備)の過去問から見える出題傾向と対策を解説します。筆記45問+実技7問(鑑別5+製図2)の構成で、泡消火薬剤3種と混合方式4種の取り違え、膨脹比、フォームヘッドの放射量、製図(系統図)が合否を分けます。効率的な演習の進め方まで紹介します。

※受験料・試験日程・合格基準・法令の数値は改定される場合があります。最新情報は必ず一般財団法人 消防試験研究センターの公式サイトでご確認ください。

試験構成と合格基準

甲種2類が扱うのは泡消火設備です。駐車場・自動車の修理/整備場・危険物施設・飛行機格納庫・指定可燃物取扱所など、水では消火困難で油火災に適する場所が対象になります。泡消火薬剤・混合方式・放出口の性能値と構造が、筆記・実技を通じた得点源かつ落とし穴になります。

頻出パターンと対策

1. 泡消火薬剤3種の取り違え(最頻出の罠)

甲種2類で最も狙われるのが、泡消火薬剤の種類と特徴の混同です。3種の特徴を正確に押さえましょう。

薬剤特徴
たん白泡消火薬剤動物性たん白の加水分解物。安定した泡を形成する。
合成界面活性剤泡消火薬剤合成界面活性剤が主成分。高発泡にも使用できる。
水成膜泡消火薬剤(AFFF)フッ素系界面活性剤。油面に水成膜を形成し、消火速度が速い。

「水成膜=AFFF=油面に水成膜・消火が速い」「合成界面活性剤=高発泡にも使える」という特徴の対応が定番の出題です。加えて、アルコールなど水溶性液体の火災には耐アルコール型(水溶性液体用)泡消火薬剤を用いる点も押さえましょう。一般の泡薬剤は水溶性液体では泡が消えてしまうため、という理由まで理解しておくと確実です。

2. 混合方式(プロポーショナー)4種の混同

薬剤と水を混ぜる混合方式の4種も、名称と仕組みを入れ替える出題が頻出です。

方式仕組み規模の目安
ポンプ・プロポーショナー方式ポンプ吐出側の水の一部を吸込側に戻す途中で薬剤を混合する。中規模
プレッシャー・プロポーショナー方式圧力タンクとベンチュリ管を利用して混合する。中規模
ライン・プロポーショナー方式管路のベンチュリ管で薬剤を吸引して混合する。小規模向け
プレッシャーサイド・プロポーショナー方式薬剤専用ポンプで薬剤を圧入して混合する。大規模向け

特にライン・プロポーショナー(管路のベンチュリで吸引・小規模)とプレッシャーサイド・プロポーショナー(専用ポンプで圧入・大規模)を入れ替える出題が定番です。「専用ポンプで圧入=プレッシャーサイド=大規模」の対応を軸に整理すると混同しにくくなります。

3. 膨脹比と発泡区分(施行規則18条)

製図・計算で頻出なのが膨脹比です。定義と区分を正確に覚えます。

「膨脹比の分母は泡水溶液(泡消火薬剤と水の混合液)である」点と、低発泡20以下/高発泡80以上1000未満という境界値がそのまま問われます。20と80、1000未満といった数値の暗記が得点に直結します。

4. フォームヘッドの放射量(施行規則18条)

1平方メートル当たり毎分の放射量は、用途と薬剤の組み合わせで問われます。

対象薬剤放射量(L/min・㎡)
道路・自動車の修理/整備・駐車の用に供する部分水成膜泡消火薬剤3.7
指定可燃物を貯蔵・取り扱う防火対象物たん白泡消火薬剤6.5
指定可燃物を貯蔵・取り扱う防火対象物水成膜泡消火薬剤6.5

駐車場の水成膜泡=3.7、指定可燃物=6.5の対応を混ぜないようにしましょう。用途(駐車場か指定可燃物か)と数値をセットで暗記します。

5. 放出口・設備方式の知識

泡放出口の種類と設備方式も頻出です。次の対応を整理してください。

なお水噴霧消火設備は第1類、泡消火設備は第2類です。区分の混同は定番の引っかけなので注意しましょう。

6. 実技:鑑別と製図

鑑別(5問)は機器(泡放出口・プロポーショナー・弁類・混合器など)の写真や図から名称・用途を答えます。製図(2問)は系統図の作成・読み取りが中心で、混合方式の構成や放出口の配置が問われます。製図対策は甲種2類最大の関門で、ここを手を動かして反復できているかが合否を分けます。

効率的な演習の進め方

  1. テキストで泡薬剤3種・混合方式4種を表に整理:特徴・仕組み・規模を一覧化して暗記する。
  2. 一問一答で数値を反復:当サイトの甲種2類 一問一答で、膨脹比(20以下/80以上1000未満)や放射量(3.7/6.5)を短時間で何度も確認。
  3. 取り違えポイントを重点演習:ライン/プレッシャーサイドの混同、駐車場と指定可燃物の放射量、水噴霧(1類)との区分を集中的に潰す。
  4. 製図を過去問形式で仕上げ:系統図の作図・読み取りを繰り返し、実技の得点を安定させる。

関連情報

2類の核心である泡消火薬剤3種と混合方式4種の徹底解説で構造を深掘りし、独学が不安な方は通信講座比較をご覧ください。

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消防設備士甲種2類 一問一答 →

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