消防設備士 甲種2類「泡消火薬剤・混合方式」の一問一答
📖 消防設備士 甲種2類「泡消火薬剤・混合方式」の全68問と解説(一覧)
消防設備士 甲種2類の泡消火薬剤・混合方式に関する一問一答(全68問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.泡消火設備の主たる消火原理は、泡が可燃物の表面を覆って空気(酸素)を遮断する窒息作用と、泡水溶液による冷却作用である。
正解:○(正しい)
解説:泡消火は泡の被膜で可燃物表面を覆い酸素供給を断つ窒息作用が主で、これに泡水溶液の水分による冷却作用が加わる。両作用により第4類危険物などの油火災に有効。
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問2.泡消火薬剤の技術上の規格において、耐寒用泡消火薬剤の使用温度範囲として正しいものはどれか。
- ア.零下10度以上30度以下
- イ.零下5度以上30度以下
- ウ.零下20度以上30度以下
- エ.零下15度以上40度以下
正解:ア.零下10度以上30度以下
解説:使用温度範囲は、一般のものが零下5度以上30度以下、耐寒用が零下10度以上30度以下、超耐寒用が零下20度以上30度以下である。根拠:泡消火薬剤の技術上の規格を定める省令4条。
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問3.泡消火設備の消火原理は、可燃物を化学的に不燃化する抑制(負触媒)作用のみによる。
正解:×(誤り)
解説:泡消火の主体は泡が表面を覆って酸素を遮断する窒息作用であり、これに冷却作用が加わる。負触媒による抑制作用を主体とするという説明は誤り。
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問4.たん白泡消火薬剤は、動物性たん白質の加水分解物を主原料とし、安定した泡を形成する薬剤である。
正解:○(正しい)
解説:たん白泡消火薬剤は動物性たん白の加水分解物を基剤とし、粘性のある安定した泡をつくる。泡切れしにくく持続性に優れる。
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問5.動物由来のタンパク質の加水分解物を主原料とし、安定した泡を形成する泡消火薬剤はどれか。
- ア.水成膜泡消火薬剤
- イ.たん白泡消火薬剤
- ウ.合成界面活性剤泡消火薬剤
- エ.化学泡消火薬剤
正解:イ.たん白泡消火薬剤
解説:動物性たん白の加水分解物を基剤とし安定した泡をつくるのはたん白泡消火薬剤である。水成膜泡はフッ素系で水成膜を形成、合成界面活性剤泡は高発泡にも使用可、化学泡は二液反応式で該当しない。
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問6.水成膜泡消火薬剤(AFFF)はフッ素系界面活性剤を用い、油面に水成膜を形成して消火速度が速いという特徴をもつ。
正解:○(正しい)
解説:水成膜泡消火薬剤はフッ素系界面活性剤を基剤とし、油面上に薄い水成膜を広げて可燃性蒸気を封じるため、消火速度が速い。
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問7.合成界面活性剤泡消火薬剤は膨脹比を大きくとることができ、高発泡にも使用可能である。
正解:○(正しい)
解説:合成界面活性剤泡消火薬剤は発泡性に優れ、低発泡だけでなく高発泡(全域放出方式など)にも使用できる。
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問8.高発泡にも使用できるという特徴をもつ泡消火薬剤はどれか。
- ア.たん白泡消火薬剤
- イ.水成膜泡消火薬剤
- ウ.合成界面活性剤泡消火薬剤
- エ.耐アルコール型泡消火薬剤
正解:ウ.合成界面活性剤泡消火薬剤
解説:発泡性に優れ低発泡から高発泡まで使用できるのは合成界面活性剤泡消火薬剤である。たん白泡は安定した泡、水成膜泡は油面への水成膜形成による速い消火、耐アルコール型は水溶性液体用が特徴で高発泡向けではない。
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問9.油面に水成膜を形成して消火速度が速いという特徴をもつのは、たん白泡消火薬剤である。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。油面に水成膜を形成して速い消火性能を示すのは水成膜泡消火薬剤(AFFF)である。たん白泡は動物性たん白加水分解物を基剤とし安定した泡を特徴とする別種の薬剤。
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問10.アルコールなどの水溶性液体の火災には、一般の泡消火薬剤ではなく耐アルコール型(水溶性液体用)泡消火薬剤を用いる。
正解:○(正しい)
解説:水溶性液体は一般の泡を溶かして消してしまうため、耐アルコール型(水溶性液体用)泡消火薬剤を使用する必要がある。
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問11.泡消火薬剤の技術上の規格において、温度20度で測定した水成膜泡消火薬剤の比重の範囲として正しいものはどれか。
- ア.1.10以上1.20以下
- イ.0.90以上1.20以下
- ウ.1.20以上1.40以下
- エ.1.00以上1.15以下
正解:エ.1.00以上1.15以下
解説:比重の範囲は、たん白泡が1.10以上1.20以下、合成界面活性剤泡が0.90以上1.20以下、水成膜泡が1.00以上1.15以下である。根拠:泡消火薬剤の技術上の規格を定める省令5条。
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問12.アルコールなど水溶性液体の火災に対しては、一般のたん白泡消火薬剤をそのまま用いれば十分に有効である。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。水溶性液体は泡の水分を吸収して泡を破壊するため、一般の泡では効果が乏しい。耐アルコール型(水溶性液体用)泡消火薬剤を用いる必要がある。
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問13.膨脹比は、泡水溶液の体積を発生した泡の体積で除して求める。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。膨脹比の定義は発生した泡の体積÷泡水溶液の体積であり、分子と分母が逆である。消防法施行規則第18条による。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問14.膨脹比(発泡倍率)の定義として正しいものはどれか。
- ア.発生した泡の体積を泡水溶液の体積で除した値
- イ.泡水溶液の体積を発生した泡の体積で除した値
- ウ.原液の体積を水の体積で除した値
- エ.発生した泡の体積を原液の体積で除した値
正解:ア.発生した泡の体積を泡水溶液の体積で除した値
解説:消防法施行規則第18条により膨脹比=発生した泡の体積÷泡水溶液の体積である。分子分母を逆にしたものや、原液・水の比とする定義はいずれも誤り。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問15.施行規則第18条に基づき、膨脹比が20以下のものを低発泡という。
正解:○(正しい)
解説:消防法施行規則第18条で低発泡は膨脹比20以下と定められ、この区分の泡放出口は泡ヘッド(道路・駐車場等はフォームヘッド、飛行機格納庫等はフォーム・ウォーター・スプリンクラーヘッド)とされる。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問16.施行規則第18条において、低発泡は膨脹比80以上のものをいう。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。低発泡は膨脹比20以下であって80以上ではない。膨脹比80以上1000未満のものは高発泡に区分される。消防法施行規則第18条による。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問17.施行規則第18条において、低発泡に区分される膨脹比の範囲はどれか。
- ア.80以上1000未満
- イ.20以下
- ウ.500以上
- エ.1000以上
正解:イ.20以下
解説:消防法施行規則第18条で低発泡は膨脹比20以下と定められ、泡放出口は泡ヘッド(フォームヘッド又はフォーム・ウォーター・スプリンクラーヘッド)である。80以上1000未満は高発泡の範囲であり、混同しやすい。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問18.施行規則第18条では、高発泡は膨脹比が80以上1000未満のものをいう。
正解:○(正しい)
解説:消防法施行規則第18条で高発泡は膨脹比80以上1000未満と定められ、高発泡用泡放出口が用いられる。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問19.泡消火設備に用いる泡消火薬剤混合装置は、消防庁長官の定める基準に適合したものである必要はなく、設置者が選んだものを用いればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。泡放出口と泡消火薬剤混合装置は、消防庁長官の定める基準に適合したものでなければならない(消防法施行規則第18条第4項第14号)。混合率がずれると消火に有効な泡ができないため、装置そのものに基準が課されている。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問20.全域放出方式の高発泡用泡放出口のうち第一種(膨脹比80以上250未満)を用いる泡消火設備では、水源に必要な泡水溶液の量は、床面積が最大となる防護区画の冠泡体積1立方メートルにつき何立方メートルの割合で計算した量以上とされているか(開口部に自動閉鎖装置がある場合。配管内を満たす量は別に加える)。
- ア.0.008立方メートル
- イ.0.013立方メートル
- ウ.0.040立方メートル
- エ.0.400立方メートル
正解:ウ.0.040立方メートル
解説:全域放出方式の水源は、冠泡体積1立方メートルにつき第一種0.040立方メートル、第二種0.013立方メートル、第三種0.008立方メートルの割合で計算した泡水溶液の量以上とする(消防法施行規則第18条第2項第3号イ)。膨脹比が小さい第一種ほど同じ体積を満たすのに多くの泡水溶液が要る。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問21.泡の混合率3%型の原液は、原液3に対して水97の割合で希釈して用いる。
正解:○(正しい)
解説:3%型は泡水溶液100のうち原液3・水97の割合となるよう混合する。6%型は原液6・水94の割合。
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問22.泡の混合率6%型の原液は、原液6に対して水94の割合で希釈して用いる。
正解:○(正しい)
解説:6%型は泡水溶液100のうち原液6・水94の割合で混合する。3%型は原液3・水97の割合。
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問23.加圧送水装置の吐出側の一部を吸込側へ戻す途中で泡消火薬剤を混合する混合方式はどれか。
- ア.ライン・プロポーショナー方式
- イ.プレッシャー・プロポーショナー方式
- ウ.プレッシャーサイド・プロポーショナー方式
- エ.ポンプ・プロポーショナー方式
正解:エ.ポンプ・プロポーショナー方式
解説:吐出側の一部を吸込側へ返す返送管の途中で薬剤を混合するのはポンプ・プロポーショナー方式である。ラインは管路のベンチュリ管で吸引、プレッシャーは圧力タンクとベンチュリ管、プレッシャーサイドは薬剤専用ポンプで圧入する方式。
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問24.混合率3%型の泡消火薬剤原液は、原液30に対して水70の割合で混合して用いる。
正解:×(誤り)
解説:3%型は原液3に対して水97、すなわち泡水溶液の3%が原液となる割合である。原液30・水70では30%型に相当し誤り。
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問25.25%還元時間とは、泡に含まれる泡水溶液の25%が泡から還元(水として排出)するまでに要する時間をいう。
正解:○(正しい)
解説:25%還元時間は泡水溶液の25%が泡から水として抜けるまでの時間で、泡の安定性・保水性を示す指標である。
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問26.圧力タンクとベンチュリ管を利用して泡消火薬剤を混合する方式はどれか。
- ア.プレッシャー・プロポーショナー方式
- イ.ポンプ・プロポーショナー方式
- ウ.ライン・プロポーショナー方式
- エ.プレッシャーサイド・プロポーショナー方式
正解:ア.プレッシャー・プロポーショナー方式
解説:圧力タンクとベンチュリ管を利用するのはプレッシャー・プロポーショナー方式である。ポンプは吐出側を吸込側へ返す途中で混合、ラインは管路のベンチュリ管で吸引、プレッシャーサイドは薬剤専用ポンプで圧入する。
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問27.25%還元時間は、その値が短いほど泡が安定していて保水性に優れていることを意味する。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。25%還元時間は長いほど泡から水が抜けにくく、安定性・保水性が高いことを示す。短いほど良いという説明は逆である。
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問28.泡消火薬剤の技術上の規格でいう泡消火薬剤とは、基剤に泡安定剤その他の薬剤を添加した液状のもので、水と一定の濃度に混合し、空気又は不活性気体を機械的に混入して泡を発生させ、消火に使用する薬剤をいう。
正解:○(正しい)
解説:規格省令は泡消火薬剤を、水(海水を含む)と一定濃度に混合し、空気又は不活性気体を機械的に混入して泡を発生させる液状の薬剤と定義している。根拠:泡消火薬剤の技術上の規格を定める省令2条1号。
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問29.管路の途中に設けたベンチュリ管の負圧で泡消火薬剤を吸引する、構造が簡単で小規模設備向きの混合方式はどれか。
- ア.プレッシャーサイド・プロポーショナー方式
- イ.ライン・プロポーショナー方式
- ウ.ポンプ・プロポーショナー方式
- エ.プレッシャー・プロポーショナー方式
正解:イ.ライン・プロポーショナー方式
解説:管路のベンチュリ管の負圧で薬剤を吸引し、構造が簡単で小規模設備に向くのはライン・プロポーショナー方式である。プレッシャーサイドは薬剤専用ポンプによる大規模向け、他も仕組みが異なる。
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問30.ポンプ・プロポーショナー方式は、ポンプの吐出側の一部を吸込側に戻す途中で泡消火薬剤を混合する方式である。
正解:○(正しい)
解説:ポンプ・プロポーショナー方式は、ポンプ吐出側の水の一部を吸込側へ返す配管の途中で薬剤を混入して混合する方式である。
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問31.プレッシャー・プロポーショナー方式は、圧力タンクとベンチュリ管を利用して泡消火薬剤を混合する方式である。
正解:○(正しい)
解説:プレッシャー・プロポーショナー方式は加圧された水を圧力タンクへ導き、ベンチュリ管の作用で薬剤を押し出して混合する方式である。
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問32.泡消火薬剤専用のポンプを用いて薬剤を圧入し、大規模設備に向く混合方式はどれか。
- ア.ライン・プロポーショナー方式
- イ.プレッシャー・プロポーショナー方式
- ウ.プレッシャーサイド・プロポーショナー方式
- エ.ポンプ・プロポーショナー方式
正解:ウ.プレッシャーサイド・プロポーショナー方式
解説:薬剤専用ポンプで薬剤を圧入し流量変動に強く大規模設備に向くのはプレッシャーサイド・プロポーショナー方式である。ラインは小規模向けのベンチュリ吸引、プレッシャーは圧力タンク利用、ポンプは吐出側を吸込側へ返す途中で混合する方式。
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問33.薬剤専用のポンプを用いて薬剤を圧入する混合方式は、ライン・プロポーショナー方式である。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。薬剤専用ポンプで圧入するのはプレッシャーサイド・プロポーショナー方式である。ライン・プロポーショナー方式は管路のベンチュリ管で薬剤を吸引する別方式で、両者を取り違えている。
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問34.管路のベンチュリ管で薬剤を吸引する構造が簡単な混合方式は、一般に大規模で流量変動の大きい設備に最も適している。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。ベンチュリ管で吸引するライン・プロポーショナー方式は構造が簡単だが、流量が大きく変動する大規模設備には不向きで、小規模設備に向く。大規模には薬剤専用ポンプを用いるプレッシャーサイド方式が適する。
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問35.泡消火設備の消火原理として最も適切なものはどれか。
- ア.希釈作用と分解作用
- イ.抑制作用のみ
- ウ.除去作用のみ
- エ.窒息作用と冷却作用
正解:エ.窒息作用と冷却作用
解説:泡消火は泡が可燃物表面を覆って酸素を遮断する窒息作用が主で、泡水溶液の水分による冷却作用が加わる。抑制のみ・除去のみ・希釈と分解といった説明は誤り。
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問36.圧力タンクとベンチュリ管を利用して薬剤を混合するのは、ポンプ・プロポーショナー方式である。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。圧力タンクとベンチュリ管を利用するのはプレッシャー・プロポーショナー方式である。ポンプ・プロポーショナー方式は吐出側の一部を吸込側に戻す途中で混合する別方式で、取り違えている。
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問37.泡消火設備は油火災(第4類危険物の火災)に対して有効である。
正解:○(正しい)
解説:泡は油面を覆って酸素を遮断する窒息作用により、水では消火困難な第4類危険物の油火災に有効である。
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問38.25%還元時間について正しく述べているものはどれか。
- ア.泡水溶液の25%が泡から還元するまでの時間で、長いほど泡が安定している
- イ.泡の25%が消えるまでの時間で、短いほど泡が安定している
- ウ.薬剤の25%が水と反応するまでの時間
- エ.泡の膨脹比が25に達するまでの時間
正解:ア.泡水溶液の25%が泡から還元するまでの時間で、長いほど泡が安定している
解説:25%還元時間は泡水溶液の25%が泡から水として抜けるまでの時間で、長いほど水が保たれ泡が安定・保水性が高いことを示す。短いほど良いとするのは逆で、膨脹比や薬剤反応の指標でもない。
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問39.たん白泡消火薬剤は植物性でんぷんを主原料とし、泡の安定性が低いことを特徴とする薬剤である。
正解:×(誤り)
解説:たん白泡消火薬剤は動物性たん白の加水分解物を基剤とし、安定した泡を形成する。植物性でんぷん原料で安定性が低いという説明は誤り。
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問40.泡消火設備の主な適用場所には、駐車場・自動車修理整備場・危険物施設・飛行機格納庫などがある。
正解:○(正しい)
解説:泡消火設備は水損を嫌う場所や油火災に強く、駐車場・自動車修理整備場・危険物施設・飛行機格納庫・指定可燃物取扱所などに用いられる。
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問41.混合率3%型の泡消火薬剤で、泡水溶液を作るときの原液と水のおおよその割合として正しいものはどれか。
- ア.原液6・水94
- イ.原液3・水97
- ウ.原液30・水70
- エ.原液97・水3
正解:イ.原液3・水97
解説:3%型は泡水溶液の3%が原液となるよう原液3・水97の割合で混合する。原液6・水94は6%型、原液30・水70は30%相当で、いずれも3%型ではない。
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問42.ポンプ・プロポーショナー方式は、薬剤専用の加圧ポンプを別に設けて薬剤を圧入する方式である。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。薬剤専用ポンプで圧入するのはプレッシャーサイド・プロポーショナー方式である。ポンプ・プロポーショナー方式は主ポンプ吐出側の一部を吸込側に戻す途中で薬剤を混合する方式で、取り違えている。
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問43.泡消火薬剤から発生した泡は、石油類その他の可燃性液体の表面を流動展開し、かつ、木材その他の固体の表面に付着するものでなければならない。
正解:○(正しい)
解説:泡消火薬剤の性状として、均質であること、変質防止の有効な措置が講じられていることなどのほか、発生した泡が可燃性液体の表面を流動展開し固体の表面に付着することが求められる。根拠:泡消火薬剤の技術上の規格を定める省令3条。
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問44.水成膜泡消火薬剤の泡水溶液について、規格で定められている拡散係数(温度20度でシクロヘキサンを用いて測定)の基準として正しいものはどれか。
- ア.1.5以上
- イ.2.5以上
- ウ.3.5以上
- エ.5.0以上
正解:ウ.3.5以上
解説:拡散係数は水成膜泡消火薬剤に係る泡水溶液についてだけ定められた基準で、3.5以上でなければならない。変質試験後の泡水溶液も同様である。根拠:泡消火薬剤の技術上の規格を定める省令14条。
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問45.高発泡(膨脹比80以上1000未満)では、低発泡に比べて少量の泡水溶液で大きな体積の泡を発生させることができる。
正解:○(正しい)
解説:膨脹比が大きい高発泡は、同じ泡水溶液からより多くの体積の泡を発生させる。区画全体を満たす全域放出方式などに用いられる。消防法施行規則第18条による。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問46.泡消火設備が特に有効とされる火災はどれか。
- ア.気体燃料の噴出火災
- イ.電気設備の火災(充電部)
- ウ.金属ナトリウムの火災
- エ.第4類危険物などの油火災
正解:エ.第4類危険物などの油火災
解説:泡は油面を覆って酸素を遮断するため第4類危険物などの油火災に有効である。充電中の電気設備には泡の導電性から不向き、禁水性の金属や気体噴出火災にも適さない。
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問47.泡消火薬剤の3種と、その特徴の組合せとして誤っているものはどれか。
- ア.水成膜泡消火薬剤 ─ でんぷんを基剤とし高発泡専用
- イ.水成膜泡消火薬剤 ─ フッ素系界面活性剤で油面に水成膜を形成
- ウ.合成界面活性剤泡消火薬剤 ─ 高発泡にも使用可能
- エ.たん白泡消火薬剤 ─ 動物性たん白加水分解物を基剤とする安定した泡
正解:ア.水成膜泡消火薬剤 ─ でんぷんを基剤とし高発泡専用
解説:水成膜泡消火薬剤はフッ素系界面活性剤を基剤とし油面に水成膜を形成する薬剤で、でんぷん基剤でも高発泡専用でもないため誤り。他の3つの組合せは正しい。
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問48.泡消火薬剤の混合方式とその特徴の組合せとして誤っているものはどれか。
- ア.ライン・プロポーショナー方式 ─ 管路のベンチュリ管で吸引し小規模向き
- イ.ポンプ・プロポーショナー方式 ─ 圧力タンクとベンチュリ管を利用
- ウ.プレッシャーサイド・プロポーショナー方式 ─ 薬剤専用ポンプで圧入し大規模向き
- エ.プレッシャー・プロポーショナー方式 ─ 圧力タンクとベンチュリ管を利用
正解:イ.ポンプ・プロポーショナー方式 ─ 圧力タンクとベンチュリ管を利用
解説:圧力タンクとベンチュリ管を利用するのはプレッシャー・プロポーショナー方式である。ポンプ・プロポーショナー方式は吐出側の一部を吸込側へ戻す途中で混合する方式なので、この組合せが誤り。
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問49.膨脹比に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.膨脹比は泡水溶液の体積を泡の体積で割った値である
- イ.膨脹比が大きいほど、多くの泡水溶液から少ない泡しか得られない
- ウ.膨脹比が大きいほど、少ない泡水溶液から多くの体積の泡が得られる
- エ.膨脹比が20以下のものを高発泡という
正解:ウ.膨脹比が大きいほど、少ない泡水溶液から多くの体積の泡が得られる
解説:膨脹比=泡の体積÷泡水溶液の体積なので、大きいほど少ない泡水溶液から多くの泡が得られる。分母分子を逆にした説明や、20以下を高発泡とする説明は誤り(20以下は低発泡)。
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問50.泡消火薬剤の容器に表示しなければならない事項として、規格に定められていないものはどれか。
- ア.使用温度範囲
- イ.製造年月
- ウ.型式番号
- エ.使用期限
正解:エ.使用期限
解説:容器には、種別・型式・容量・使用温度範囲・取扱い上の注意事項・製造年月・製造番号・製造者名又は商標・型式番号を表示する。使用期限は表示事項に含まれていない。根拠:泡消火薬剤の技術上の規格を定める省令16条。
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問51.泡消火設備の適用場所として最も適切でないものはどれか。
- ア.常時通電している変電室の充電部
- イ.自動車修理・整備場
- ウ.飛行機格納庫
- エ.駐車場
正解:ア.常時通電している変電室の充電部
解説:泡は水分を含み導電性があるため、常時通電している充電部への直接放射には適さない。駐車場・自動車修理整備場・飛行機格納庫は水損を嫌い油火災の恐れがあり泡消火が適する。
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問52.合成界面活性剤泡消火薬剤の高発泡の発泡性能試験では、膨脹率が500倍以上であるほか、発泡前の泡水溶液の容量の25%が泡から還元するために要する時間が何分以上でなければならないか。
- ア.1分以上
- イ.3分以上
- ウ.5分以上
- エ.10分以上
正解:イ.3分以上
解説:標準発泡装置による高発泡の試験では、膨脹率500倍以上かつ25%還元時間3分以上が求められる(標準発泡ノズルによる低発泡の試験は1分以上)。根拠:泡消火薬剤の技術上の規格を定める省令12条2項。
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問53.鋼・黄銅・アルミニウムを温度38度の泡消火薬剤の中に21日間放置した場合、それぞれの質量損失は1日につき20平方センチメートル当たり何ミリグラム以下でなければならないか。
- ア.1ミリグラム以下
- イ.2ミリグラム以下
- ウ.3ミリグラム以下
- エ.5ミリグラム以下
正解:ウ.3ミリグラム以下
解説:泡消火薬剤が配管や容器の金属を腐食させないよう、鋼等の腐食による質量損失は1日につき20平方センチメートル当たり3ミリグラム以下と定められている。根拠:泡消火薬剤の技術上の規格を定める省令11条。
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問54.泡消火設備に関する記述として誤っているものはどれか。
- ア.泡は主に窒息作用と冷却作用で消火する
- イ.第4類危険物の油火災に有効である
- ウ.膨脹比20以下を低発泡、80以上1000未満を高発泡という
- エ.泡消火設備は電気設備の充電部火災に最も適した設備である
正解:エ.泡消火設備は電気設備の充電部火災に最も適した設備である
解説:泡は水分を含み導電性があるため充電中の電気設備の火災には適さない。窒息・冷却作用、油火災への有効性、膨脹比による低発泡・高発泡の区分はいずれも正しい。
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問55.局所放出方式の高発泡用泡放出口を用いる泡消火設備の水源水量は、床面積が最大となる放出区域に、定められた泡水溶液放出量で何分間放出できる量以上とされているか。
- ア.10分間
- イ.15分間
- ウ.20分間
- エ.30分間
正解:ウ.20分間
解説:局所放出方式は、床面積が最大となる放出区域に所定の泡水溶液放出量で20分間放出できる量以上とする(消防法施行規則第18条第2項第3号ロ)。泡ヘッド(フォームヘッド等)は10分間、移動式は15分間であり、方式ごとに時間が違う。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問56.たん白泡消火薬剤は動物性たん白の加水分解物を原料とするため、合成界面活性剤泡消火薬剤に比べて経年による変質・腐敗を生じやすく、点検時には変質や沈殿の有無の確認が重要である。
正解:○(正しい)
解説:たん白泡消火薬剤は動物性たん白由来の有機物を主成分とするため、長期保存中に腐敗・変質を生じやすい。点検では薬剤の変質・沈殿等の有無を確認し、異常があれば交換する。合成界面活性剤泡や水成膜泡に比べ保存性が劣る点が特徴である。
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問57.水成膜泡消火薬剤は経年劣化が著しく速いため、たん白泡消火薬剤よりも短い周期で交換しなければならない。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。水成膜泡消火薬剤はフッ素系界面活性剤を基剤とし化学的に安定で、長期保存性に優れる。経年により腐敗・変質を生じやすいのは動物性たん白由来のたん白泡消火薬剤であり、両者の関係が逆である。
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問58.泡消火薬剤の貯蔵量は、必要とされる泡水溶液の量に、薬剤の種別に応じて消防庁長官が定める希釈容量濃度を乗じて得た量以上としなければならない。
正解:○(正しい)
解説:消防法施行規則18条3項により、泡消火薬剤の貯蔵量は、同条2項に定める泡水溶液の量に、消火に有効な泡を生成するために適した薬剤種別ごとの希釈容量濃度を乗じて得た量以上とする。希釈容量濃度は薬剤の種別に応じて消防庁長官が定めるものである。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問59.プレッシャー・プロポーショナー方式の圧力タンクには、内部にダイヤフラム(隔膜)を設けて泡消火薬剤と水が直接接触しない構造のものがある。
正解:○(正しい)
解説:プレッシャー・プロポーショナー方式の圧力タンクには、水と薬剤が直接接する置換式のほか、タンク内をダイヤフラム(隔膜)で仕切って薬剤と水の接触を防ぐ構造のものがある。隔膜式は薬剤の希釈や劣化を防げる利点がある。
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問60.ライン・プロポーショナー方式は、送液の流量や圧力が変動しても混合率が常に一定に保たれるという長所をもつ。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。ライン・プロポーショナー方式は管路のベンチュリ管の負圧で薬剤を吸引する簡便な方式であるが、流量や圧力が変動すると混合率も変わりやすい。流量変動に強く大規模設備に適するのは、薬剤専用ポンプを用いるプレッシャーサイド・プロポーショナー方式である。
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問61.移動式の泡消火設備に用いる泡消火薬剤は、高発泡のものに限ることとされている。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。消防法施行規則18条4項3号により、移動式の泡消火設備に用いる泡消火薬剤は低発泡のものに限られる。人がノズルを操作して放射する移動式では、膨脹比の大きい高発泡の泡は取り扱いに適さない。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問62.混合率3%型の泡消火薬剤を用いて泡水溶液800リットルを作るには、原液が24リットル必要である。
正解:○(正しい)
解説:3%型は泡水溶液の3%が原液となる割合であるから、必要な原液量は800×0.03=24リットルとなり正しい。残りの776リットルが水である。
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問63.泡消火薬剤の貯蔵量の算定に用いる希釈容量濃度は、設備の設置者が任意に定めることができる。
正解:×(誤り)
解説:この記述は誤り。消防法施行規則18条3項により、希釈容量濃度は消火に有効な泡を生成するために適した泡消火薬剤の種別に応じて消防庁長官が定めるものであり、設置者が任意に定める値ではない。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問64.混合率6%型の泡消火薬剤を用いて泡水溶液1,500リットルを作る場合に必要な原液量として、正しいものはどれか。
- ア.45リットル
- イ.90リットル
- ウ.150リットル
- エ.900リットル
正解:イ.90リットル
解説:6%型は泡水溶液の6%が原液となる割合であるから、必要な原液量は1,500×0.06=90リットルである。45リットルは3%型で計算した場合の値であり、混合率の取り違えに注意する。
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問65.泡水溶液2立方メートルから300立方メートルの泡が発生した。この泡の膨脹比と種別の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.膨脹比150・低発泡
- イ.膨脹比600・高発泡
- ウ.膨脹比150・高発泡
- エ.膨脹比0.007・低発泡
正解:ウ.膨脹比150・高発泡
解説:膨脹比=発生した泡の体積÷泡水溶液の体積=300÷2=150である。消防法施行規則18条1項1号により膨脹比80以上1000未満の泡は高発泡に区分されるため、膨脹比150・高発泡が正しい。分母と分子を逆にした0.007は誤りである。
根拠: 消防法施行規則 第18条 (出典: e-Gov法令検索)
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問66.施行令第15条に定める泡消火薬剤の貯蔵場所および加圧送液装置を設ける箇所の条件として、誤っているものはどれか。
- ア.点検に便利な箇所であること
- イ.火災の際の延焼のおそれが少ない箇所であること
- ウ.衝撃による損傷のおそれが少ない箇所であること
- エ.薬剤の変質を防ぐため、常時加温した密閉室に設けること
正解:エ.薬剤の変質を防ぐため、常時加温した密閉室に設けること
解説:消防法施行令15条6号により、泡消火薬剤の貯蔵場所および加圧送液装置は、点検に便利で、火災の際の延焼のおそれと衝撃による損傷のおそれが少なく、かつ薬剤が変質するおそれが少ない箇所に設ける。常時加温した密閉室に設けるという規定はなく、この組合せが誤りである。
根拠: 消防法施行令 第15条 (出典: e-Gov法令検索)
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問67.圧力タンク内をダイヤフラム(隔膜)で仕切り、泡消火薬剤と水が直接接触しない構造とすることができる混合方式はどれか。
- ア.プレッシャー・プロポーショナー方式
- イ.ライン・プロポーショナー方式
- ウ.ポンプ・プロポーショナー方式
- エ.プレッシャーサイド・プロポーショナー方式
正解:ア.プレッシャー・プロポーショナー方式
解説:圧力タンクを用いるプレッシャー・プロポーショナー方式には、タンク内をダイヤフラムで仕切って薬剤と水の接触を防ぐ隔膜式がある。ライン方式は管路のベンチュリ管による吸引、ポンプ方式は吐出側から吸込側への返送管での混合、プレッシャーサイド方式は薬剤専用ポンプによる圧入であり、いずれも圧力タンクを用いない。
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問68.泡消火薬剤とその保存・使用上の特性の組合せとして、誤っているものはどれか。
- ア.たん白泡消火薬剤 ― 動物性たん白由来のため経年により変質・腐敗しやすい
- イ.水成膜泡消火薬剤 ― 化学的に安定で長期保存性に優れる
- ウ.合成界面活性剤泡消火薬剤 ― 低発泡から高発泡まで使用できる
- エ.耐アルコール型泡消火薬剤 ― アルコール類の火災には使用してはならない
正解:エ.耐アルコール型泡消火薬剤 ― アルコール類の火災には使用してはならない
解説:耐アルコール型(水溶性液体用)泡消火薬剤は、アルコールなど水溶性液体の火災に用いるための薬剤であり、使用してはならないという組合せが誤りである。たん白泡の変質しやすさ、水成膜泡の長期保存性、合成界面活性剤泡の高発泡適性はいずれも正しい。