運行管理者(旅客)道路運送法・運輸規則の頻出ポイント【数字で整理】
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道路運送法関係(旅客自動車運送事業運輸規則を含む)は、運行管理者試験(旅客)30問のうち8問を占める最重要分野です。出題の中心は運行管理者制度と運輸規則(点呼・記録・過労防止・適性診断)で、問われるのはほぼ「数字」。この記事では、選任数の「40両で割って1を加える」計算、資格者証の3か月、保存期間の1年と3年、貸切バスの録音録画90日、適性診断の年齢基準といった頻出数値を表で整理します。
※最新情報は運行管理者試験センターでご確認ください。
この分野の位置づけ
合格基準は総得点60%以上に加えて分野別足切りがあり、この分野でも1問以上の正解が必要です。8問という配点は5分野中最多で、ここで6問前後を取れると合格が大きく近づきます。しかも点呼や記録類の知識は「実務上の知識及び能力」(7問)でも重ねて問われるため、実質的な影響は8問以上と考えて優先的に固めましょう。
事業許可と運行管理者制度
- 許可制:一般旅客自動車運送事業(一般乗合・一般貸切・一般乗用)を経営しようとする者は、国土交通大臣の許可を受けなければなりません。「登録」「届出」に置き換えた誤りの選択肢が定番です。
- 運行管理者の選任数:事業用自動車の数を40で割った数(1未満の端数は切り捨て)に1を加えた人数以上を選任します(旅客自動車運送事業運輸規則47条の9)。39両までは1人、40両になると2人です。貨物の「30両ごと」とは基準の分母が違う点に注意してください。
- 運行管理者資格者証:試験に合格した者は、合格日から3か月以内に資格者証の交付を申請します。この「3か月」は期限を変えた出題が多い数字です。
点呼は3種類——実施方法と報告事項
運輸規則が定める点呼は、この分野と実務分野の両方で最頻出のテーマです。対面実施が原則で、アルコール検知器を用いた酒気帯び確認は全点呼に共通します。
| 種類 | 主な確認・報告事項 |
|---|---|
| 業務前点呼 | 酒気帯びの有無/疾病・疲労・睡眠不足などの状況/日常点検の実施またはその確認——のうえで安全確保に必要な指示を行う |
| 中間点呼(業務途中) | 業務前・業務後のいずれも対面等で行えない業務の場合に実施。酒気帯びの有無、疾病・疲労・睡眠不足などの状況を確認 |
| 業務後点呼 | 自動車・道路・運行の状況の報告/交替した運転者への通告内容/酒気帯びの有無 |
「業務後点呼でも酒気帯び確認が必要か」(必要です)、「日常点検の確認はどの点呼か」(業務前)という形で、事項の入れ替えが狙われます。
記録の保存期間は「1年」と「3年」で整理
保存期間はこの分野の得点源です。原則1年、事故・台帳・教育関係だけ3年、と覚えると迷いません。ただし業務記録と運行指示書は事業の種類で期間が変わるので、一般乗合と一般貸切を分けて押さえます。
| 記録 | 保存期間 |
|---|---|
| 点呼の記録 | 1年 |
| 運行記録計の記録 | 1年 |
| 業務記録・運行指示書(一般乗合=路線バス) | 1年 |
| 業務記録・運行指示書(一般貸切=貸切バス) | 3年 |
| 事故の記録 | 3年 |
| 運転者等台帳(運転者等でなくなった日から) | 3年 |
| 指導監督(教育)の記録 | 3年 |
「点呼の記録は3年」「事故の記録は1年」のように期間を入れ替えるのが誤り選択肢の典型パターンです。貸切バスは事故時の検証に備えて記録類の保存が長い(3年)という理解が助けになります。
貸切バスの録音・録画記録は「90日」
一般貸切旅客自動車運送事業者は、乗務員の運転状況等を記録するためのドライブレコーダー等の映像・音声記録を90日間保存しなければなりません。前項の「1年・3年」に紛れて出題されるため、録音録画は90日と数字を独立させて覚えてください。
乗務員証と乗務距離の最高限度
| テーマ | 押さえるポイント |
|---|---|
| 乗務員証 | 事業者は運転者に乗務員証を携行させ、乗務のつど所定事項を記載・提示させる。運転者の管理に用いる |
| 乗務距離の最高限度(タクシー) | 一般乗用(タクシー)は、地方運輸局長が定めた乗務距離の最高限度を超えて運転者を乗務させてはならない |
乗務距離の最高限度は一般乗用(タクシー)特有の規制で、バス(乗合・貸切)の論点と混同させる出題に注意します。
適性診断は「初任=乗務開始前」「適齢=65歳」で整理
旅客特有の頻出テーマが適性診断です。誰に・いつ受けさせるかを数字で押さえます。
| 種類 | 対象と時期 |
|---|---|
| 初任診断 | 新たに雇い入れた運転者などに、乗務を開始する前に受診させる |
| 適齢診断 | 65歳に達した日以後1年以内に1回、その後は3年ごとに1回受診させる |
「初任は乗務開始後でよい」「適齢は60歳から」といった時期・年齢のすり替えが狙われます。初任は乗務前、適齢は65歳・以後3年ごととセットで暗記しましょう。
事故の「報告」と「速報」の対比
| 区分 | 期限 | 内容 |
|---|---|---|
| 事故報告書の提出 | 事故があった日から30日以内 | 報告対象となる事故について報告書を提出 |
| 速報 | 24時間以内にできる限り速やかに | 特に重大な事故について、電話などでその概要を報告 |
「30日」と「24時間」を入れ替えるほか、「速報をすれば報告書は不要」とする誤りも出ます。速報をした場合でも報告書の提出は必要です。
運輸規則の頻出テーマ
| テーマ | 押さえるポイント |
|---|---|
| 過労防止 | 改善基準告示(2024年4月改正・バス運転者)の遵守。休息期間は継続11時間以上を基本とし9時間を下回らない、連続運転4時間以内など |
| 点呼 | 3種類の実施方法・報告事項・アルコール検知器の使用。記録は1年保存 |
| 記録の保存 | 点呼・運行記録計は1年。業務記録・運行指示書は一般乗合1年/一般貸切3年。貸切の録音録画は90日 |
| 適性診断 | 初任=乗務開始前、適齢=65歳到達後1年以内→以後3年ごと |
| 運転者への指導監督 | 指導監督の記録は3年保存 |
仕上げは数字の反復で
この分野は「数字を正確に覚えているか」がすべてです。表の内容を一通り理解したら、当サイトの一問一答で「40両÷40+1」・3か月・1年/3年・録音録画90日・適性診断(乗務前/65歳・3年ごと)・30日・24時間を繰り返し確認しましょう。あわせて出題される数字分野として、道路交通法・車両法の頻出数値まとめも整理しています。学習全体の進め方はテキストの使い方【1冊を回す独学法】をご覧ください。
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