漢検5級の重要用語集|漢字の知識・出題分野・検定用語を解説
漢検5級(日本漢字能力検定5級)の学習でよく出てくる用語を、「漢字の知識に関する用語」「出題分野の用語」「検定の用語」の3カテゴリに分けてまとめました。5級は小学校6年間で習う教育漢字1026字が対象で、小学校6年修了程度が目安です。小学生にもわかりやすいように、やさしいことばで説明しています。用語の意味を押さえておくと、ドリルや問題集の解説がぐっと読みやすくなります。
※出題範囲・検定方式は変わる場合があります。最新情報は必ず日本漢字能力検定協会 公式情報でご確認ください。
漢字の知識に関する用語
- 音読み(おんよみ)
- むかし中国から伝わった発音をもとにした読み方。「山(サン)」「人(ジン・ニン)」のように、かたかなで書くことが多い読み方のこと。
- 訓読み(くんよみ)
- 漢字の意味を日本語に当てはめた読み方。「山(やま)」「人(ひと)」のように、ひらがなで書くと日本語の意味がわかる読み方のこと。
- 特別な読み(とくべつなよみ)
- 音読み・訓読みのきまりにあてはまらない、特別に覚える読み方。「今日(きょう)」「明日(あす)」「博士(はかせ)」などが代表例。
- 熟字訓(じゅくじくん)
- 二字以上の漢字がまとまって、特別な訓読みになるもの。「七夕(たなばた)」「真っ赤(まっか)」のように、一字ずつでは読めない読み方のこと。
- 当て字(あてじ)
- 漢字の意味と関係なく、音や訓だけを借りてことばを書き表したもの。「珈琲(コーヒー)」などが当て字にあたる。
- 部首(ぶしゅ)
- 漢字を仲間分けするための共通の部分。へん・つくり・かんむり・あしなどがあり、漢字辞典を引くときの目印にもなる。
- 画数(かくすう)
- 漢字を作っている点や線(画)の数。ひと続きで書く線を一画と数え、画数を答える問題でも使われる。
- 筆順(ひつじゅん)
- 漢字を書くときの、点や線を書く順番。「上から下へ」「左から右へ」などの決まりがあり、正しい書き順を覚えることが大切。
- 総画(そうかく)
- 一つの漢字を作っている画の合計の数。総画数ともいい、漢字辞典の索引や、画数を答える問題で使われる数え方のこと。
- 点画(てんかく)
- 漢字を作っている一つ一つの点や線のこと。画数を数えるもとになり、正しい字形を書くときの基本になる。
- 字形(じけい)
- 漢字の形そのもの。とめ・はね・はらいや、点や線の長さなど、書き取りでは正しい形で書けているかも見られる。
- 楷書(かいしょ)
- 点や線を一画ずつはなして、ていねいに書く一番きほんの書き方。漢検の答えは楷書で、くずさずに書くことが求められる。
- 偏(へん)
- 漢字の左がわに置かれる部首。「にんべん」「さんずい」「きへん」などがあり、その漢字の意味のなかまを表すことが多い部分。
- 旁(つくり)
- 漢字の右がわに置かれる部分。「おおがい」「りっとう」などがあり、漢字の読み(音)を表していることが多い部分。
- 冠(かんむり)
- 漢字の上のほうに置かれる部首。「うかんむり」「くさかんむり」「たけかんむり」などがあり、字の上にのる形の部分。
- 脚(あし)
- 漢字の下のほうに置かれる部首。「れっか(れんが)」「こころ」「ひとあし」などがあり、字の下をささえる形の部分。
- 構(かまえ)
- 漢字の外がわを囲むように置かれる部首。「くにがまえ」「もんがまえ」などがあり、中の部分を取り囲む形の部分。
- 垂(たれ)
- 漢字の上から左下へ垂れ下がるように置かれる部首。「がんだれ」「まだれ」「やまいだれ」などがこれにあたる。
- 繞(にょう)
- 漢字の左から下にかけて取り巻くように置かれる部首。「しんにょう(しんにゅう)」「えんにょう」などが例。
- 象形文字(しょうけいもじ)
- 物の形をかたどって作られた漢字。「山」「川」「木」「日」「月」などが代表例で、漢字のいちばん古い成り立ちのひとつ。
- 指事文字(しじもじ)
- 形に表しにくいことがらを、点や線などの記号で表した漢字。「上」「下」「一」「二」「本」などがこれにあたる。
- 会意文字(かいいもじ)
- 意味を持つ二つ以上の漢字を組み合わせて、新しい意味を表した漢字。「林(木+木)」「明(日+月)」などが例。
- 形声文字(けいせいもじ)
- 意味を表す部分と、音(読み)を表す部分を組み合わせた漢字。「清(さんずい+青)」「銅(金+同)」など、漢字の大部分をしめる。
- 熟語(じゅくご)
- 二つ以上の漢字が結びついて、一つのまとまった意味を表すことば。「学校」「自然」など、5級では熟語の読み・書きが広く問われる。
出題分野の用語
- 読み(よみ)
- 示された漢字や熟語を正しく読む問題。5級では音読み・訓読みのほか、特別な読みも出題される代表的な分野。
- 書き取り(かきとり)
- 文の中のかなの部分を漢字に直して書く問題。5級でもっとも配点が大きく、合格・不合格を左右しやすい分野とされる。
- 四字熟語(よじじゅくご)
- 漢字四字からなる、決まった言い回し。「一進一退」「公明正大」など、意味と書き方の両方を問う5級の頻出分野。
- 対義語(たいぎご)
- 意味が反対・対になっていることば。「明るい⇔暗い」「出発⇔到着」のように、示されたことばの反対のことばを漢字で答える。
- 類義語(るいぎご)
- 意味がよく似ていることば。「方法=手段」「日本=本邦」のように、示されたことばと近い意味のことばを漢字で答える。
- 対義語類義語(たいぎごるいぎご)
- 示されたことばの反対語(対義語)や似た意味の語(類義語)を漢字で答える分野。ことばの力(語彙力)が問われる5級の出題。
- 熟語の構成(じゅくごのこうせい)
- 二字熟語がどんな組み立てになっているかを見分ける問題。「似た意味の字を重ねる」「反対の意味」「上が下を修飾」などの型を見分ける。
- 音と訓(おんとくん)
- 熟語が音読み・訓読みのどちらの組み合わせで読まれているかを答える問題。音+音、訓+訓、音+訓などの読み方を見分ける分野。
- 送り仮名(おくりがな)
- 漢字にそえて読みをおぎなうかな。「行う」「快い」「美しい」のように、ことばの変わる部分を正しいかなで送れるかを問う分野。
- 部首問題(ぶしゅもんだい)
- 示された漢字の部首を答える問題。まぎらわしい部首も多く、ふだんから漢字辞典の仲間分けを意識して覚えておくとよい。
- 画数問題(かくすうもんだい)
- 漢字の画数や、ある部分が何画目に書かれるかを答える問題。筆順を正しく覚えておくことが役立つ分野。
- 筆順問題(ひつじゅんもんだい)
- 漢字のある部分が何画目に書かれるかを答える問題。「上から下へ」「左から右へ」などの筆順の決まりにそって考える。
- 音読み問題(おんよみもんだい)
- 熟語の読みのうち、音読みの読み方を答える問題。同じ漢字でも複数の音を持つ字があり、ことばの中での読みが問われる。
- 訓読み問題(くんよみもんだい)
- 漢字の訓読みを答える問題。送り仮名とセットで問われることもあり、日本語としての正しい読みを覚えておくとよい。
- 同音異字(どうおんいじ)
- 読みが同じで、意味や字がちがう漢字。「会う・合う」のように、文に合う正しい漢字を選び分ける力が問われる。
- 同訓異字(どうくんいじ)
- 訓読みが同じで、意味や字がちがう漢字。「治める・収める・修める」のように、使い分けを問う出題。
- 字音語(じおんご)
- 音読みを組み合わせてできたことば。「学校」「自然」など、二字熟語の多くがこれにあたり、意味と読みをセットで覚えるとよい。
- 字訓語(じくんご)
- 訓読みを使った日本語的なことば。「山川」「手足」のように、訓で読むことばのこと。音読みのことばとの読み分けが大切。
- 重箱読み(じゅうばこよみ)
- 二字熟語を「音+訓」の順で読む読み方。「重箱(ジュウばこ)」「台所(ダイどころ)」のように、前を音、後を訓で読む形。
- 湯桶読み(ゆとうよみ)
- 二字熟語を「訓+音」の順で読む読み方。「湯桶(ゆトウ)」「手本(てホン)」のように、前を訓、後を音で読む形。
- 活用(かつよう)
- 「読む」「読まない」「読みます」のように、ことばの終わりの形が変わること。送り仮名では変わる部分を正しくかなで送れるかが問われる。
- 同じ部分を持つ漢字(おなじぶぶんをもつかんじ)
- 同じ部首や同じ作りを持つ漢字のまとまり。漢字を仲間分けして覚えると、書き取りや部首の問題に強くなる。
- 空所補充(くうしょほじゅう)
- 四字熟語などの一部があいていて、そこに入る漢字を答える形式。四字熟語の問題などで使われる出題のしかた。
- 書き(かき)
- かなで書かれたことばを漢字に直す出題のまとめ。書き取りと同じ意味で使われ、覚えた漢字を正しく書けるかをためす力。
検定の用語
- 教育漢字(きょういくかんじ)
- 小学校の6年間で習うように決められた漢字。全部で1026字あり、漢検5級はこの教育漢字すべてを出題範囲とする級。
- 配当漢字(はいとうかんじ)
- 各級で出題するものとして割り当てられている漢字。5級では小学校6年生までに習う教育漢字が出題範囲になる。
- 常用漢字(じょうようかんじ)
- 日常生活で使う漢字の目安として国が定めた漢字。現在は2136字あり、5級が対象とする教育漢字はこの中にふくまれる。
- 常用漢字表(じょうようかんじひょう)
- 常用漢字とその音訓・字体などを示した、国が定める一覧。漢検の出題はこの表に示された読みや字体が基準になる。
- 表外漢字(ひょうがいかんじ)
- 常用漢字表にふくまれない漢字。5級では対象外で、表外漢字を扱うのは準1級・1級などの上の級の範囲となる。
- 配当外(はいとうがい)
- その級の出題対象に割り当てられていないこと。5級では中学校以上で習う漢字が配当外にあたり、原則として出題されない。
- CBT(シービーティー)
- Computer Based Testing の略で、パソコンを使って受ける方式。漢検5級ではCBT方式が用意され、いつでも受けられるのが特徴。
- 漢検オンライン(かんけんオンライン)
- 自宅などのパソコンから受けられるオンライン方式の検定。会場に行かずに受けられ、いつでも実施されている受検方式のひとつ。
- 紙の検定(かみのけんてい)
- 決められた会場で答案用紙に手書きで答える、これまでの方式。年3回の検定日に実施され、公開会場や準会場で受ける。
- 公開会場(こうかいかいじょう)
- 協会が用意する会場で、だれでも申し込んで受けられる検定の場所。年3回の紙の検定で使われる受検の場のひとつ。
- 準会場(じゅんかいじょう)
- 学校や塾などが団体で申し込み、その場所で行う検定会場。在籍する人がまとまって受ける形で、紙の検定で使われる。
- 団体受検(だんたいじゅけん)
- 学校・塾などがまとめて申し込んで受ける方式。準会場で行われることが多く、個人受検と区別される。小学校では5級を団体受検することも多い。
- 個人受検(こじんじゅけん)
- 受ける人が自分で直接申し込んで受ける方式。公開会場での紙の検定や、CBT・オンラインで利用される受検形態。
- 検定料(けんていりょう)
- 検定を受けるために払うお金。5級の紙の検定は2026年度で3,000円、CBT・オンラインは2,700円とされるが、方式や年度で変わるため公式での確認が必要。
- 合格基準(ごうかくきじゅん)
- 合格に必要な点数の目安。5級は200点満点で、正答率70%程度(およそ140点前後)が合格ラインの目安とされている。
- 満点(まんてん)
- その検定で取れる一番高い点数。漢検5級は200点満点で行われ、各分野の配点を合計して合格・不合格が決まる。
- 検定時間(けんていじかん)
- 答えるために使える試験の時間。漢検5級の検定時間は60分で、この時間内に読み・書き取りなど各分野を解き終える必要がある。
- 合格率(ごうかくりつ)
- 受けた人のうち合格した人の割合。漢検5級は近年公表されていないが、おおむね85%前後と言われることが多い級。
- 級(きゅう)
- 漢検でのレベルの段階区分。10級から1級まであり、5級は小学校6年修了程度を目安とし、6級と4級の間に位置づけられる級。
- 6級(ろっきゅう)
- 5級の一つ下の級で、小学校5年修了程度が目安とされる。5級は6級より対象の漢字が広がり、出題のレベルも少し上がる。
- 4級(よんきゅう)
- 5級の一つ上の級で、中学校在学程度が目安とされる。5級合格後の次のステップとして挑戦されることが多い級。
- 3級(さんきゅう)
- 4級のさらに上の級で、中学校卒業程度が目安とされる。5級・4級と進んだ先に位置づけられる級。
- 中学受験(ちゅうがくじゅけん)
- 中学校に入るための入学試験。国語では小学校で習う教育漢字の読み書きが問われることが多く、漢検5級の学習がそのまま対策になる。
- 内申点(ないしんてん)
- 調査書(内申書)に書かれる学習や活動の評価。進学のときに、漢検などの検定の取得が評価の材料になる場合がある。
- 親子学習(おやこがくしゅう)
- 保護者と子どもが一緒に取り組む学習のしかた。漢検5級は保護者にも見慣れた漢字が多く、丸つけや声かけで伴走しやすい。
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