漢検5級「漢字の書き取り」の出題ポイント解説
書き取りは、ひらがなで示された言葉を正しい漢字に書き直す問題です。漢検5級では小学校6年生までに習う教育漢字1026字が範囲で、読めても書けない字でつまずきやすいのがポイントです。とくに同じ読みで意味のちがう漢字(同音の書き分け)がよく問われます。この章では、頻出語と書き分けのコツをやさしく整理します。
※出題範囲・配当漢字は改定される場合があります。最新情報は必ず日本漢字能力検定協会 公式情報でご確認ください。
書き取り問題の出され方
書き取りは「文の中のひらがなを漢字に直す」形で出ます。次の点に気をつけましょう。
- 送り仮名まで正しく:「あたたかい→暖かい」のように、漢字だけでなく送り仮名も正確に。
- とめ・はね・はらい:採点では字の形もチェックされます。ていねいに書く練習が大切です。
- 同じ読みの書き分け:「かいとう」を「回答」と書くか「解答」と書くか、文の意味で決めます。
書き取りの頻出例
5級でよく出る言葉です。ひらがなを見て漢字をすぐ書けるか、声に出しながら練習しましょう。
| ひらがな | 漢字 | 意味 |
|---|---|---|
| うちゅう | 宇宙 | 星や地球をふくむ広い空間 |
| せいとう | 政党 | 同じ考えで集まった政治の団体 |
| こんなん | 困難 | することがむずかしいこと |
| のうりつ | 能率 | 決まった時間でできる仕事の量 |
| すいげん | 水源 | 川などの水のもとになる所 |
| たんじょう | 誕生 | 生まれ出ること |
同じ読みの書き分け(同音)
5級でいちばん間違えやすいのが、読みが同じで意味のちがう漢字です。文の意味で正しい方を選びます。
| 読み | 使い分け | 例文での意味 |
|---|---|---|
| かいとう | 回答/解答 | 「回答」は質問への返事、「解答」は問題の答え |
| たいしょう | 対象/対照 | 「対象」はねらう相手、「対照」は二つを比べること |
| はかる | 計る/量る/測る | 時間は「計る」、重さは「量る」、長さは「測る」 |
| あつい | 暑い/熱い/厚い | 気温は「暑い」、湯は「熱い」、本は「厚い」 |
| おさめる | 収める/納める/治める | 成果は「収める」、税は「納める」、国は「治める」 |
書き間違えやすい漢字
形が似ていて混同しやすい字や、画数の多い字は要注意です。部分の違いを意識して書きましょう。
| 漢字 | 読み | 注意点 |
|---|---|---|
| 専 | せん | 右上に点を打たない |
| 署 | しょ | 「者」の上に点を入れない |
| 党 | とう | 下は「兄」ではなく「儿」の上に「口」 |
| 難 | なん | 左の部分の横棒の数に注意 |
書き取りの練習のコツ
- 読めたら書く:読みの章で覚えた熟語は、すぐに紙に書いて「書ける」状態にしましょう。
- 同音は例文ごとおぼえる:「回答する」「解答用紙」のように、使う場面とセットでおぼえると迷いません。
- 送り仮名を切り離さない:「暖かい」「補う」のように、送り仮名まで書いて初めて正解です。
- まちがえた字は書いて直す:間違えた漢字こそ、その場で数回書いて手で覚えるのが効果的です。
意味があいまいな語は用語集で確認し、学習全体の進め方は勉強法ガイドも参考にしてください。書き取りに慣れたら、四字熟語・熟語の構成の章に進みましょう。
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