漢検5級「漢字の読み」の出題ポイント解説
漢検5級は小学校6年生修了程度・教育漢字1026字が出題範囲です。「読み」はもっとも取り組みやすい得点源で、音読み・訓読み・特別な読みの3つのタイプから出題されます。小学校で習った漢字ばかりなので、見慣れた言葉が多いのが特徴です。この章では、タイプごとの頻出例と確実に正解するコツをわかりやすく整理します。
※出題範囲・配当漢字は改定される場合があります。最新情報は必ず日本漢字能力検定協会 公式情報でご確認ください。
読み問題の3つのタイプ
漢検5級の読みは、次の3タイプに分けて練習するとおぼえやすくなります。
- 音読み:漢語を中国から伝わった音で読むもの。「宇宙(うちゅう)」「困難(こんなん)」「政党(せいとう)」など、ニュースや教科書でよく見る熟語が中心です。
- 訓読み:日本語の意味にあてはめて読むもの。「承る(うけたまわる)」「疑う(うたがう)」「補う(おぎなう)」など、送り仮名もいっしょに問われます。
- 特別な読み:一字ずつでは読めない決まった読み方。「景色(けしき)」「七夕(たなばた)」など、丸ごとおぼえる言葉です。
音読みの頻出例
5級の音読みは、小学校6年生までに習う漢字でできた熟語が中心です。読みを正確におぼえましょう。
| 熟語 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 宇宙 | うちゅう | 星や地球をふくむ広い空間 |
| 困難 | こんなん | することがむずかしいこと |
| 政党 | せいとう | 同じ考えで集まった政治の団体 |
| 能率 | のうりつ | 決まった時間でできる仕事の量 |
| 蒸気 | じょうき | 水が温められてできる気体 |
| 規律 | きりつ | 守るべき決まり |
訓読みの頻出例
訓読みは送り仮名とセットで問われます。動詞は意味も思い浮かべながらおぼえると間違えにくくなります。
| 漢字 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 承る | うけたまわ(る) | 「聞く」「引き受ける」をていねいに言う言葉 |
| 疑う | うたが(う) | 本当かどうかあやしいと思う |
| 補う | おぎな(う) | 足りないところをつけ加える |
| 盛る | も(る) | うず高くつみ重ねる |
| 染める | そ(める) | 色をつける |
| 垂れる | た(れる) | 下にぶら下がる |
特別な読みの頻出例
特別な読みは理屈で読めないので、丸ごとおぼえるのが基本です。小学校で習う定番のものが繰り返し出ます。
| 語 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 景色 | けしき | 目に映るながめ |
| 七夕 | たなばた | 7月7日の星祭り |
| 真面目 | まじめ | 本気でまじめなようす |
| 博士 | はかせ | あることにとてもくわしい人 |
| 清水 | しみず | 地中からわき出るきれいな水 |
| 今朝 | けさ | きょうの朝 |
読みの覚え方のコツ
- 音読みは熟語ごとに声に出す:「宇宙」「困難」のように熟語のまま何度も声に出すと、自然と読みが身につきます。
- 訓読みは送り仮名とセット:「承(うけたまわ)る」のように、送り仮名まで含めて練習すると、対義語・送り仮名の章にも役立ちます。
- 特別な読みはリストでおぼえる:数が限られているので、一通りおぼえれば確実な得点源になります。
- 音と訓を混同しない:同じ漢字でも音読みと訓読みで意味の手がかりがちがいます。漢語か日本語かを意識しましょう。
意味があいまいな語は用語集で確認し、学習全体の進め方は勉強法ガイドも参考にしてください。読みに自信がついたら、書き取りの章に進みましょう。
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