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漢検3級の重要用語集70語|漢字の知識・出題分野・検定用語を解説

漢検3級(日本漢字能力検定3級)の学習でよく出てくる用語を、「漢字の知識に関する用語」「出題分野の用語」「検定の用語」の3カテゴリに分けてまとめました。3級は常用漢字1623字(3級配当284字を含む)が対象で、中学校卒業程度が目安です。用語の意味を押さえておくと、参考書や問題集の解説がぐっと読みやすくなります。

※出題範囲・検定方式は変わる場合があります。最新情報は必ず日本漢字能力検定協会 公式情報でご確認ください。

漢字の知識に関する用語

音読み(おんよみ)
中国から伝わった漢字の発音をもとにした読み方。「山(サン)」「人(ジン・ニン)」のように、漢語的な響きを持つ読みのこと。
訓読み(くんよみ)
漢字の意味を日本語に当てはめた読み方。「山(やま)」「人(ひと)」のように、和語の意味で読む読み方のこと。
熟字訓(じゅくじくん)
二字以上の熟語全体に、一字ずつでは読めない特別な訓読みを当てたもの。「明日(あす)」「七夕(たなばた)」「土産(みやげ)」などが代表例。
当て字(あてじ)
漢字本来の意味と関係なく、音や訓だけを借りて言葉を表記したもの。「珈琲(コーヒー)」「亜米利加(アメリカ)」などが当て字にあたる。
部首(ぶしゅ)
漢字を分類・配列するための共通の構成要素。へん・つくり・かんむり・あしなどがあり、辞書を引くときの見出しにも使われる。
画数(かくすう)
漢字を構成する点や線(画)の総数。一筆で書く線を一画と数え、辞書の配列や検定の出題でも用いられる。
筆順(ひつじゅん)
漢字を書くときの点画を書く順序。「上から下へ」「左から右へ」などの原則があり、3級では正しい書き順の理解も問われる。
総画(そうかく)
一つの漢字を構成する画の合計数。総画数ともいい、漢字辞典の索引や、画数を答える出題で用いられる数え方のこと。
六書(りくしょ)
漢字の成り立ちと使い方を六つに分類した考え方。象形・指事・会意・形声の四つの造字法と、転注・仮借の二つの用字法からなる。
象形文字(しょうけいもじ)
物の形をかたどって作られた漢字。「山」「川」「木」「日」「月」などが代表例で、漢字のもっとも古い成り立ちのひとつ。
指事文字(しじもじ)
形に表しにくい抽象的な事柄を、点や線などの記号で示した漢字。「上」「下」「一」「二」「本」「末」などがこれにあたる。
会意文字(かいいもじ)
意味を持つ二つ以上の漢字を組み合わせ、新たな意味を表した漢字。「林(木+木)」「明(日+月)」「信(人+言)」などが例。
形声文字(けいせいもじ)
意味を表す部分(意符)と音を表す部分(音符)を組み合わせた漢字。「清(さんずい+青)」「銅(金+同)」など、漢字の大半を占める。
転注(てんちゅう)
ある漢字の本来の意味から、関連する別の意味へと用法を広げて使うこと。六書のうち造字法ではなく、文字の使い方に関する分類。
仮借(かしゃ)
意味とは関係なく、同じ音を持つ漢字を借りて別の語を表す用法。当て字に通じる考え方で、六書の用字法のひとつ。
意符(いふ)
形声文字のうち、その漢字のおおまかな意味を表す部分。「銅」の「金(かねへん)」のように、属するカテゴリを示す役割を持つ。
音符(おんぷ)
形声文字のうち、その漢字の読み(音)を表す部分。「銅」の「同(ドウ)」のように、発音の手がかりになる構成要素のこと。
偏(へん)
漢字の左側に置かれる部首。「にんべん」「さんずい」「きへん」などがあり、その漢字の意味の分野を示すことが多い構成要素。
旁(つくり)
漢字の右側に置かれる部分。「おおがい」「りっとう」などがあり、形声文字では音を表す音符になっていることが多い。
冠(かんむり)
漢字の上部に置かれる部首。「うかんむり」「くさかんむり」「たけかんむり」などがあり、字の上に乗る形をとる構成要素。
脚(あし)
漢字の下部に置かれる部首。「れっか(れんが)」「こころ」「ひとあし」などがあり、字の下を支える形をとる構成要素。
構(かまえ)
漢字の外側を囲むように置かれる部首。「くにがまえ」「もんがまえ」「つつみがまえ」などがあり、内側の部分を取り囲む形をとる。
垂(たれ)
漢字の上から左下へ垂れ下がるように置かれる部首。「がんだれ」「まだれ」「やまいだれ」などがこれにあたる構成要素。
繞(にょう)
漢字の左から下にかけて取り巻くように置かれる部首。「しんにょう(しんにゅう)」「えんにょう」「そうにょう」などが例。
点画(てんかく)
漢字を構成する一つ一つの点や線のこと。画数を数える単位であり、筆順や字形の正しさを判断するときの基本となる要素。
字形(じけい)
漢字の形そのもの。とめ・はね・はらいや点画の長短など、検定の書き取りでは正しい字形で書けているかも評価される。
楷書(かいしょ)
点画を一画ずつ離して正しく書く、もっとも標準的な書体。漢検の解答は原則として楷書で、くずさずていねいに書くことが求められる。

出題分野の用語

読み(よみ)
提示された漢字や熟語を正しく読む問題。3級では音読み・訓読みのほか、熟字訓・当て字の読みも出題される代表的な分野。
書き取り(かきとり)
文中のかなの部分を漢字に直して書く問題。3級でもっとも配点が大きく、合否を左右しやすい分野とされる出題形式。
四字熟語(よじじゅくご)
漢字四字からなる決まった言い回し。「一期一会」「電光石火」など、意味と表記の両方を問う3級の頻出分野。空所補充の形でも出題される。
対義語(たいぎご)
意味が反対・対照の関係にある語。「需要⇔供給」「収入⇔支出」のように、示された語の反対語を漢字で答える出題形式。
類義語(るいぎご)
意味がよく似ている語。「永遠=永久」「方法=手段」のように、示された語と近い意味の語を漢字で答える出題形式。
同音異字(どうおんいじ)
読みが同じで意味や字の異なる漢字。「保証・保障・補償」のように、文脈に合う正しい漢字を選び分ける力が問われる。
同訓異字(どうくんいじ)
訓読みが同じで意味や字の異なる漢字。「収める・納める・治める・修める」のように、使い分けを問う出題形式。
誤字訂正(ごじていせい)
文中で誤って使われている漢字を見つけ、正しい漢字に直す問題。同音の書き誤りなどを見抜く力が問われる3級の分野。
熟語の構成(じゅくごのこうせい)
二字熟語が、どのような組み立てになっているかを判別する問題。「似た意味の字を重ねる」「反対の意味」「上が下を修飾」などの型を見分ける。
送り仮名(おくりがな)
漢字に添えて読みを補うかな。「行う」「快い」のように、語の活用部分を正しいかなで送れるかを問う出題形式。
故事成語(こじせいご)
昔の出来事や古典に由来する言い回し。「矛盾」「蛇足」「推敲」など、由来と意味をあわせて理解しておきたい語句。
ことわざ
昔から言いならわされてきた、教訓や知恵を含む短い言葉。漢字の知識と結びつけて意味や表記が問われることがある。
部首問題(ぶしゅもんだい)
示された漢字の部首を答える問題。まぎらわしい部首も多く、ふだんから辞書の分類を意識して覚えておく必要がある分野。
音読み問題(おんよみもんだい)
熟語の読みのうち、音読みの読み方を答える問題。漢音・呉音など複数の音を持つ字もあり、文脈での使い分けが問われる。
訓読み問題(くんよみもんだい)
漢字の訓読みを答える問題。送り仮名とセットで問われることもあり、和語としての正しい読みを身につけておく必要がある。
書き(かき)
かな表記の語を漢字に直す出題の総称。書き取りと同義で使われ、覚えた漢字を正確に書けるかを試す中心的な力。
字音語(じおんご)
音読みを組み合わせてできた漢語。「学校」「経済」など、二字熟語の多くがこれにあたり、意味と読みをセットで覚えると効率がよい。
字訓語(じくんご)
訓読みを用いた和語的な語。「山川」「手足」のように、訓で読む語のこと。音読み語との読み分けが書き取りでも重要になる。
重箱読み(じゅうばこよみ)
二字熟語を「音+訓」の順で読む読み方。「重箱(ジュウばこ)」「台所(ダイどころ)」のように、前を音、後を訓で読む形。
湯桶読み(ゆとうよみ)
二字熟語を「訓+音」の順で読む読み方。「湯桶(ゆトウ)」「手本(てホン)」のように、前を訓、後を音で読む形。
活用(かつよう)
動詞や形容詞などが、用法に応じて語尾の形を変えること。送り仮名の問題では、活用する部分を正しくかなで送れるかが問われる。
対義語類義語(たいぎごるいぎご)
示された語の反対語(対義語)や似た意味の語(類義語)を漢字で答える分野。語彙力が問われ、3級でも独立した設問として出題される。

検定の用語

配当漢字(はいとうかんじ)
各級で出題対象として割り当てられている漢字。3級では中学校で習う漢字を中心に、3級配当の284字が新たに加わる。
常用漢字(じょうようかんじ)
日常生活で使う漢字の目安として国が定めた漢字。現行は2136字あり、漢検3級はそのうち1623字を出題範囲とする級。
表外漢字(ひょうがいかんじ)
常用漢字表に含まれない漢字。3級では対象外で、表外漢字を含むのは準1級・1級などの上位級の範囲となる。
常用漢字表(じょうようかんじひょう)
常用漢字とその音訓・字体などを示した、国が定める一覧。漢検3級の出題は、この表に示された読み・字体が基準となる。
配当外(はいとうがい)
その級の出題対象に割り当てられていないこと。3級では2級以上で扱う漢字や音訓が配当外にあたり、原則として出題されない。
CBT(シービーティー)
Computer Based Testing の略で、パソコンを使って受検する方式。漢検3級ではCBT方式が用意され、随時受検できるのが特徴。
漢検オンライン(かんけんオンライン)
自宅などのパソコンから受検できるオンライン方式の検定。会場に行かずに受けられ、随時実施されている受検方式のひとつ。
紙の検定(かみのけんてい)
所定の会場で答案用紙に手書きで解答する従来の方式。年3回の検定日に実施され、公開会場や準会場で受検する形式。
公開会場(こうかいかいじょう)
協会が設ける会場で、だれでも申し込んで受検できる検定の実施場所。年3回の紙の検定で利用される受検の場のひとつ。
準会場(じゅんかいじょう)
学校や塾などが団体で申し込み、その施設で実施する検定会場。在籍者などがまとまって受検する形式で、紙の検定で用いられる。
団体受検(だんたいじゅけん)
学校・企業・塾などがまとめて申し込んで受検する方式。準会場で実施されることが多く、個人受検と区別される受検形態。中学校では3級を団体受検することも多い。
個人受検(こじんじゅけん)
受検者が個人で直接申し込んで受ける方式。公開会場での紙の検定や、CBT・オンラインで利用される受検形態。
検定料(けんていりょう)
検定を受けるために支払う受検料。3級の紙の検定は2026年度で3,500円とされるが、方式や年度で変動するため公式での確認が必要。
合格基準(ごうかくきじゅん)
合格に必要な得点の目安。3級は200点満点で、正答率70%程度(おおむね140点前後)が合格ラインの目安とされている。
満点(まんてん)
その検定で取りうる最高得点。漢検3級は200点満点で実施され、各分野の配点を合計して合否が判定される仕組み。
検定時間(けんていじかん)
解答にあてられる試験時間。漢検3級の検定時間は60分で、この時間内に読み・書き取りなど各分野を解き終える必要がある。
合格率(ごうかくりつ)
受検者のうち合格した人の割合。漢検3級は近年公表されていないが、おおむね45〜50%前後と言われることが多い級。
級(きゅう)
漢検における習熟度の段階区分。10級から1級まであり、3級は中学校卒業程度を目安とし、準2級・2級の手前に位置づけられる級。
準2級(じゅんにきゅう)
3級の一つ上の級で、高校在学程度が目安とされる。3級合格後の次のステップとして挑戦されることが多い級。
2級(にきゅう)
準2級のさらに上の級で、常用漢字2136字すべてを対象とする。高校卒業〜大学・社会人レベルが目安とされる級。
4級(よんきゅう)
3級の一つ下の級で、中学校在学程度が目安とされる。3級は4級より対象漢字が広がり、出題の難度も上がる位置づけにある。
内申点(ないしんてん)
調査書(内申書)に記される学習や活動の評価。高校入試では、漢検などの資格・検定の取得が評価の材料となる場合があり、3級が人気の理由のひとつ。
調査書(ちょうさしょ)
進学先に提出される、学校での成績や活動をまとめた書類。内申点とあわせて、漢検の取得実績が記載・評価されることがある。

📚 関連資格の用語集【語学・教育】

同じ語学・教育の資格では用語が重複・関連することが多くあります。あわせて確認すると理解が深まります。

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