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色彩検定2級「色彩心理と色のユニバーサルデザイン」の一問一答

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📖 色彩検定2級「色彩心理と色のユニバーサルデザイン」の全75問と解説(一覧)

色彩検定2級の色彩心理と色のユニバーサルデザインに関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.照明の明るさが大きく変化しても、白い紙は白、黒い紙は黒として見え続ける。このように照明条件が変わっても物の明るさが一定に保たれて知覚される現象を何というか。

    • ア.明るさの恒常性
    • イ.明順応
    • ウ.補色残像
    • エ.色順応

    正解:ア.明るさの恒常性

    解説:明るさの恒常性は、照度が変化しても物体表面の明るさ(反射率に対応する見え)が安定して知覚される現象。網膜に届く光量自体は変化している。

  2. 問2.夕日や白熱電球など光源の色が変わっても、白い物はおおむね白く、肌の色はおおむね肌色に見える。この現象を何というか。

    • ア.色の恒常性
    • イ.色順応
    • ウ.色相対比
    • エ.明るさの恒常性

    正解:ア.色の恒常性

    解説:色の恒常性は、照明光の分光分布(色味)が変化しても物体本来の色がほぼ一定に見える現象で、脳が照明色を割り引いて知覚するためと考えられている。

  3. 問3.色のついた照明下にしばらくいると、最初は強く感じた照明の色みが次第に気にならなくなり、白い物が白く見えてくる。この順応を何というか。

    • ア.明順応
    • イ.暗順応
    • ウ.色順応
    • エ.補色順応

    正解:ウ.色順応

    解説:色順応は、ある色光に目が慣れることで、その色みの影響が弱まって感じられる順応現象。色の恒常性が成立する一因でもある。

  4. 問4.暗い映画館に入った直後は何も見えないが、しばらくすると周囲が見えるようになる。この目の働きを何というか。

    • ア.色順応
    • イ.明るさの恒常性
    • ウ.補色残像
    • エ.暗順応

    正解:エ.暗順応

    解説:暗順応は、暗所で時間をかけて感度が高まる順応で、桿体(かんたい)が主に働く。完全に順応するには数十分かかる。

  5. 問5.暗い場所から明るい屋外に出たとき、最初はまぶしくても次第に普通に見えるようになる順応を何というか。

    • ア.明順応
    • イ.暗順応
    • ウ.色順応
    • エ.縁辺対比

    正解:ア.明順応

    解説:明順応は、明るい場所に目が慣れて感度を下げる順応。錐体(すいたい)が働き、暗順応に比べて短時間(数分以内)で完了する。

  6. 問6.中性的な灰色を赤の背景に置くと緑みを帯びて見え、緑の背景に置くと赤みを帯びて見える。背景の色みと反対方向に色みがずれて見えるこの現象を何というか。

    • ア.色相対比
    • イ.明度対比
    • ウ.彩度対比
    • エ.補色対比

    正解:ア.色相対比

    解説:色相対比は、隣接または背景の色相の影響で、対象の色相が背景の補色方向にずれて知覚される対比現象である。

  7. 問7.同じ明るさのグレーでも、白地の上では暗く、黒地の上では明るく見える。この対比を何というか。

    • ア.色相対比
    • イ.彩度対比
    • ウ.明度対比
    • エ.縁辺対比

    正解:ウ.明度対比

    解説:明度対比は、周囲の明度の影響で対象の明度が反対方向にずれて見える現象。白地では暗く、黒地では明るく感じられる。

  8. 問8.同じ鮮やかさの色でも、より鮮やかな色に囲まれると鈍く見え、無彩色やくすんだ色に囲まれると鮮やかに見える。この対比を何というか。

    • ア.明度対比
    • イ.色相対比
    • ウ.補色対比
    • エ.彩度対比

    正解:エ.彩度対比

    解説:彩度対比は、周囲の彩度の影響で対象の彩度が反対方向にずれて見える現象。鮮やかな地では対象がくすんで見える。

  9. 問9.互いに補色に近い2色を隣り合わせると、双方の彩度がいっそう高く(鮮やかに)見える。この現象を何というか。

    • ア.補色対比
    • イ.明度対比
    • ウ.色相対比
    • エ.同化

    正解:ア.補色対比

    解説:補色対比は、補色関係の2色を並べると互いの彩度が強調され、より鮮やかに見える対比現象である。

  10. 問10.色と色が接する境界付近で、対比効果が特に強く現れる現象を何というか。

    • ア.同時対比
    • イ.同化
    • ウ.継時対比
    • エ.縁辺対比

    正解:エ.縁辺対比

    解説:縁辺対比(へりの対比)は、2色の境界近くで明度や色相の対比が強調されて見える現象で、境目に明暗のふちが見えることがある。

  11. 問11.明度の異なる帯(グレースケール)を並べると、各帯の境界付近で明るい側はより明るく、暗い側はより暗く見える縞模様が現れる。この縁辺対比に関連する現象を何というか。

    • ア.ハレーション
    • イ.リープマン効果
    • ウ.マッハバンド
    • エ.補色残像

    正解:ウ.マッハバンド

    解説:マッハバンドは、明度が段階的に変化する境界で生じる縁辺対比の一種で、境目に実際より明暗が強調された帯が知覚される。

  12. 問12.赤い色をしばらく見つめてから白い壁に視線を移すと、青緑色の像が見える。このように刺激色の補色が残って見える現象を何というか。

    • ア.陽性残像
    • イ.同時対比
    • ウ.色順応
    • エ.補色残像(陰性残像)

    正解:エ.補色残像(陰性残像)

    解説:補色残像(陰性残像)は、ある色を凝視した後に視線を移すと、その色の補色が残像として見える継時的な現象である。

  13. 問13.明るい光を見た直後に目を閉じると、見ていたものと同じ明るさ・色みの像が短時間残る。このような残像を何というか。

    • ア.陽性残像
    • イ.陰性残像
    • ウ.補色残像
    • エ.継時対比

    正解:ア.陽性残像

    解説:陽性残像は、刺激と同じ明暗・色みの像が短時間残る残像で、強い光を見た直後などに生じる。補色が見える陰性残像とは異なる。

  14. 問14.残像を時間差で生じる対比としてとらえる場合、赤を見た後に置いた灰色が青緑みを帯びて見える。このような時間差の対比を何というか。

    • ア.継時対比
    • イ.同時対比
    • ウ.縁辺対比
    • エ.同化

    正解:ア.継時対比

    解説:継時対比(けいじたいひ)は、先に見た色の影響が後に見る色に時間差で及ぶ対比で、補色残像と同じ原理による。

  15. 問15.同じ明度に近い鮮やかな2色(例:赤と青緑)が接すると、境界がちらついて不安定に見えることがある。この現象を何というか。

    • ア.マッハバンド
    • イ.リープマン効果
    • ウ.ハレーション
    • エ.同化

    正解:ウ.ハレーション

    解説:ハレーションは、明度が近く彩度の高い補色同士などが隣接したとき、境界がぎらつき不安定に見える現象である。

  16. 問16.明度差の小さい高彩度の2色を隣接させると境界が不安定に見える。これを避けるため境界に細い無彩色の線(セパレーション)を入れると見やすくなる。この境界が不安定に見える現象は何か。

    • ア.リープマン効果
    • イ.補色残像
    • ウ.マッハバンド
    • エ.ハレーション

    正解:エ.ハレーション

    解説:ハレーションは明度差が小さく彩度の高い色同士で起こりやすく、セパレーション(分離)配色で明度差を補うと緩和できる。

  17. 問17.図と地の色の明度差が小さいと、図形の輪郭が見えにくくなる。逆に明度差を十分にとると図がはっきり見える、という関係を指摘した効果を何というか。

    • ア.リープマン効果
    • イ.ハレーション
    • ウ.マッハバンド
    • エ.同化

    正解:ア.リープマン効果

    解説:リープマン効果は、図と地の明度差が小さいと図形が判別しにくくなる現象で、視認性確保には十分な明度差が必要であることを示す。

  18. 問18.細い縞や小さな模様として色を配置すると、対比とは逆に、隣接色に近づいて見える(地の色に溶け込む)現象を何というか。

    • ア.同化
    • イ.対比
    • ウ.縁辺対比
    • エ.補色残像

    正解:ア.同化

    解説:同化は、対象が小さい・細い・隣接色との面積差が大きいなどの条件で、対象の色が周囲の色に近づいて見える現象で、対比とは反対方向に作用する。

  19. 問19.色の同化が起こりやすい条件として最も適切なものはどれか。

    • ア.対象の面積が大きいとき
    • イ.2色の明度差が非常に大きいとき
    • ウ.対象が細かく小さいとき
    • エ.補色同士のとき

    正解:ウ.対象が細かく小さいとき

    解説:同化は、模様が細かい・面積が小さい・図と地の色が似ているなどの条件で起こりやすい。逆に面積が大きく色差が大きいと対比が起こりやすい。

  20. 問20.白い背景に置いた灰色のグレーが、細い黒い格子を重ねると暗く、白い格子を重ねると明るく見えた。この現象は対比と同化のどちらか。

    • ア.対比
    • イ.残像
    • ウ.恒常性
    • エ.同化

    正解:エ.同化

    解説:細かい格子を重ねると対象がその色に近づいて見えるのは同化である。黒い格子では暗く、白い格子では明るく同化する。

  21. 問21.明度の同化が起こると、対象の明度はどのように知覚されるか。

    • ア.隣接色と反対方向にずれる
    • イ.常に中間の灰色になる
    • ウ.変化しない
    • エ.隣接色に近づく

    正解:エ.隣接色に近づく

    解説:明度の同化では、対象の明度が隣接色の明度に近づいて見える。明るい色に囲まれれば明るく、暗い色に囲まれれば暗く感じる。

  22. 問22.対象を遠くからでもすぐ見つけられる、目立つ程度を表す性質を何というか。

    • ア.誘目性
    • イ.明視性
    • ウ.識別性
    • エ.可読性

    正解:ア.誘目性

    解説:誘目性(ゆうもくせい)は、特に探していなくても自然に目を引く度合いで、高彩度・暖色(赤など)が高い傾向がある。

  23. 問23.対象の形や細部が、はっきりと見分けられる程度を表す性質を何というか。

    • ア.誘目性
    • イ.視認性
    • ウ.明視性
    • エ.誘導性

    正解:ウ.明視性

    解説:明視性(めいしせい)は、対象の細部や形が見やすい度合いで、図と地の明度差が大きいほど高くなる。

  24. 問24.対象がそこに存在することを発見しやすい程度を表す、背景からの見つけやすさを何というか。

    • ア.可読性
    • イ.識別性
    • ウ.明視性
    • エ.視認性

    正解:エ.視認性

    解説:視認性(しにんせい)は、対象の存在を見つけやすい度合いで、背景との明度差・色相差が大きいほど高い。標識などの設計に関わる。

  25. 問25.複数の対象を、色によって互いに区別・分類しやすい程度を表す性質を何というか。

    • ア.誘目性
    • イ.可読性
    • ウ.明視性
    • エ.識別性

    正解:エ.識別性

    解説:識別性(しきべつせい)は、複数の対象を色で見分けやすい度合いで、路線図や色分けされた情報伝達で重要となる。

  26. 問26.文字や数字などが正しく読み取りやすい程度を表す性質を何というか。

    • ア.可読性
    • イ.誘目性
    • ウ.視認性
    • エ.識別性

    正解:ア.可読性

    解説:可読性(かどくせい)は、文字情報の読みやすさで、文字色と背景色の明度差が大きいほど高くなる。

  27. 問27.視認性を高めるために最も効果的な配色条件はどれか。

    • ア.図と地の明度差を大きくする
    • イ.図と地の色相を同じにする
    • ウ.図と地の彩度をそろえる
    • エ.図と地を補色だが同明度にする

    正解:ア.図と地の明度差を大きくする

    解説:視認性は図と地の明度差を大きくすると最も効果的に高まる。色相差や彩度差も寄与するが、明度差の影響が大きい。

  28. 問28.黒い文字の可読性が高い背景色として最も適切なものはどれか。

    • ア.濃い紺
    • イ.黒に近い茶
    • ウ.白や淡い黄
    • エ.中明度の灰

    正解:ウ.白や淡い黄

    解説:可読性は文字色と背景色の明度差に依存する。黒文字には明度の高い白や淡い黄などが背景として適し、明度差が確保される。

  29. 問29.高速道路の案内標識など、遠くからの誘目性・視認性が求められる対象で一般に効果的とされる色の傾向はどれか。

    • ア.低彩度の寒色
    • イ.低明度の中性色
    • ウ.高彩度の暖色
    • エ.無彩色のみ

    正解:ウ.高彩度の暖色

    解説:誘目性は高彩度の暖色(特に赤)が高い傾向にある。背景との明度差を確保したうえで高彩度色を用いると発見されやすい。

  30. 問30.明視性と誘目性の違いとして正しいものはどれか。

    • ア.明視性は目立ちやすさ、誘目性は読みやすさ
    • イ.明視性は誘目性の言い換え
    • ウ.両者は同じ意味
    • エ.明視性は細部の見分けやすさ、誘目性は目を引く度合い

    正解:エ.明視性は細部の見分けやすさ、誘目性は目を引く度合い

    解説:明視性は見た対象の細部の見分けやすさ、誘目性は自然に目を引く目立ちやすさで、両者は別の概念である。

  31. 問31.赤い色が一般に暖かさや興奮を感じさせるように、色から感じる温度感のうち、暖かく感じる色を何というか。

    • ア.寒色
    • イ.中性色
    • ウ.暖色
    • エ.補色

    正解:ウ.暖色

    解説:暖色は赤・橙・黄など暖かさを感じさせる色相群で、進出・興奮の心理効果をもつとされる。寒色は青系で冷たさを感じさせる。

  32. 問32.青や青緑など、心理的に冷たさや沈静を感じさせる色を何というか。

    • ア.暖色
    • イ.純色
    • ウ.中性色
    • エ.寒色

    正解:エ.寒色

    解説:寒色は青系の色相群で、冷たさ・後退・沈静の心理効果をもつとされる。暖色(赤系)と対をなす。

  33. 問33.緑や紫など、暖色にも寒色にも明確には属さない色相群を何というか。

    • ア.中性色
    • イ.純色
    • ウ.清色
    • エ.濁色

    正解:ア.中性色

    解説:中性色は緑・紫など、暖色・寒色のどちらにも強くは属さない色相群を指す。

  34. 問34.同じ大きさ・同じ位置でも、暖色は前に出て見え、寒色は奥に引っ込んで見える傾向がある。前に出て見える色を何というか。

    • ア.進出色
    • イ.後退色
    • ウ.収縮色
    • エ.補色

    正解:ア.進出色

    解説:進出色は前方に近づいて見える色で、暖色・高明度・高彩度の傾向がある。後退色は奥に見え、寒色・低明度の傾向がある。

  35. 問35.明度が高い明るい色は実際より大きく、低明度の暗い色は小さく見える傾向がある。大きく見える色を何というか。

    • ア.収縮色
    • イ.中性色
    • ウ.後退色
    • エ.膨張色

    正解:エ.膨張色

    解説:膨張色は実際より大きく見える色で、高明度・暖色の傾向がある。収縮色は小さく見え、低明度・寒色の傾向がある。

  36. 問36.色から受ける軽い・重いの感覚(重量感)に最も影響する色の属性はどれか。

    • ア.色相
    • イ.彩度
    • ウ.明度
    • エ.色温度

    正解:ウ.明度

    解説:色の軽重感は主に明度に左右され、高明度ほど軽く、低明度ほど重く感じられる。

  37. 問37.色から受ける硬い・柔らかいの感覚(硬軟感)に最も関係が深い色の属性の組み合わせはどれか。

    • ア.色相と色温度
    • イ.彩度のみ
    • ウ.色相のみ
    • エ.明度と彩度

    正解:エ.明度と彩度

    解説:色の硬軟感は明度と彩度に関係し、高明度・低彩度の色は柔らかく、低明度・高彩度の色は硬く感じられる傾向がある。

  38. 問38.色によって時間の経過の感じ方が変わるとされ、一般に長く(時間がたつのが遅く)感じられやすいとされる色の傾向はどれか。

    • ア.暖色
    • イ.寒色
    • ウ.無彩色のみ
    • エ.低彩度の色

    正解:ア.暖色

    解説:暖色系の環境では時間が長く感じられやすく、寒色系の環境では短く感じられやすいといわれる。これは色の心理的効果の一例である。

  39. 問39.色を見たときに生じる、温度・重さ・距離などの感覚的なイメージのうち、多くの人に共通してみられる連想を何というか。

    • ア.個人的連想
    • イ.抽象的連想のみ
    • ウ.共通(一般的)連想
    • エ.色の象徴のみ

    正解:ウ.共通(一般的)連想

    解説:共通(一般的)連想は、暖色=暖かい、青=冷たい・清潔のように多くの人に共通する色の連想で、個人的連想や象徴と区別される。

  40. 問40.色を見たときに「炎」「空」など具体的な物を思い浮かべる連想を、抽象的連想に対して何というか。

    • ア.抽象的連想
    • イ.錯視
    • ウ.象徴
    • エ.具体的連想

    正解:エ.具体的連想

    解説:具体的連想は赤→炎・血、青→空・海のように具体物を思い浮かべる連想。抽象的連想は赤→情熱、青→冷静のように抽象概念を思い浮かべる。

  41. 問41.信号機の赤が「止まれ」、白衣の白が「清潔」を表すように、色がある意味を社会的・文化的に表すことを何というか。

    • ア.色の錯視
    • イ.色の恒常性
    • ウ.色順応
    • エ.色の象徴

    正解:エ.色の象徴

    解説:色の象徴(シンボル)は、色が文化や社会の中で特定の意味を表す働き。連想が固定化・共有されたものといえる。

  42. 問42.色覚の型のうち、一般的に多数派とされる3種類の錐体すべてが標準的に機能している型を何と表すか。

    • ア.P型
    • イ.D型
    • ウ.C型
    • エ.T型

    正解:ウ.C型

    解説:C型は3種類の錐体が標準的に機能する一般型(一般色覚)を指す。CUDの説明では多数派の色覚をC型と表現する。

  43. 問43.色を感じる視細胞である錐体は、一般に何種類あり、それぞれ主にどの波長域に感度をもつとされるか。

    • ア.1種類(明暗のみ)
    • イ.2種類(明暗と色)
    • ウ.4種類(赤緑青黄)
    • エ.3種類(L・M・S)

    正解:エ.3種類(L・M・S)

    解説:錐体は一般にL(長波長=赤に対応)、M(中波長=緑)、S(短波長=青)の3種類があり、これらの応答の組み合わせで色を感じる。

  44. 問44.色覚の多様性において、L錐体(長波長感度)の特性が一般型と異なる型を表す記号はどれか。

    • ア.P型
    • イ.D型
    • ウ.T型
    • エ.C型

    正解:ア.P型

    解説:P型は主にL錐体に関わる色覚特性の型を指す(第1の色覚型)。CUDではC型・P型・D型・T型などの記号で多様性を表す。

  45. 問45.色覚の多様性において、M錐体(中波長感度)の特性が一般型と異なる型を表す記号はどれか。

    • ア.C型
    • イ.D型
    • ウ.T型
    • エ.S型

    正解:イ.D型

    解説:D型は主にM錐体に関わる色覚特性の型(第2の色覚型)を指す。P型とともに赤と緑の区別がつきにくい傾向があるとされる。

  46. 問46.色覚の多様性において、S錐体(短波長感度)の特性が一般型と異なる、比較的まれな型を表す記号はどれか。

    • ア.P型
    • イ.D型
    • ウ.T型
    • エ.C型

    正解:ウ.T型

    解説:T型は主にS錐体に関わる色覚特性の型(第3の色覚型)で、比較的まれとされる。青と黄の区別などに影響しうる。

  47. 問47.色覚特性のうち、生まれつきのものを後天性と区別して何というか。

    • ア.後天性
    • イ.先天性
    • ウ.一時性
    • エ.可逆性

    正解:イ.先天性

    解説:先天色覚異常(先天性)は遺伝的要因で生まれつき生じるもの。後天性は病気・加齢などで後から生じるもので、両者は区別される。

  48. 問48.病気や加齢、薬の影響などで後から色の見え方が変化する色覚特性を何というか。

    • ア.先天性
    • イ.遺伝性
    • ウ.後天性
    • エ.固定性

    正解:ウ.後天性

    解説:後天色覚異常(後天性)は、白内障・網膜疾患・加齢などにより後から生じる色覚の変化を指し、先天性と区別される。

  49. 問49.P型・D型の色覚をもつ人にとって、特に見分けにくいとされる代表的な色の組み合わせはどれか。

    • ア.青と黄
    • イ.白と黒
    • ウ.赤と緑
    • エ.紫と灰

    正解:ウ.赤と緑

    解説:P型・D型では、赤と緑、緑と茶、赤と黒などが見分けにくい傾向があるとされる。CUDではこうした組み合わせを避ける配慮が求められる。

  50. 問50.カラーユニバーサルデザイン(CUD)の基本的な考え方として最も適切なものはどれか。

    • ア.最も鮮やかな色だけを使う
    • イ.色覚の多様性に配慮し多くの人に伝わる設計をする
    • ウ.色は一切使わない
    • エ.流行色のみを使う

    正解:イ.色覚の多様性に配慮し多くの人に伝わる設計をする

    解説:CUDは、色覚の多様性に配慮し、できるだけ多くの人に情報が正しく伝わるよう配色や表示を設計する考え方である。

  51. 問51.CUDの観点から、色だけで情報を区別する設計を避けるために併用すると効果的な手がかりはどれか。

    • ア.より多くの色相を増やす
    • イ.彩度をすべて上げる
    • ウ.文字・形・位置などの色以外の手がかりを併用する
    • エ.背景を必ず黒にする

    正解:ウ.文字・形・位置などの色以外の手がかりを併用する

    解説:色以外の手がかり(文字・形・位置・模様・線種など)を併用することで、色の見え方に関わらず情報が伝わりやすくなる。

  52. 問52.路線図で複数の路線を色だけで区別すると見分けにくい人がいる。CUDとして適切な工夫はどれか。

    • ア.色数をさらに増やす
    • イ.路線名や記号を併記する
    • ウ.すべて同系色でまとめる
    • エ.彩度を下げて統一する

    正解:イ.路線名や記号を併記する

    解説:色に加えて路線名・番号・記号・線の種類などを併記することで、色の識別が難しい人にも区別できるようになる。

  53. 問53.見分けにくい色同士を隣接させて使わざるを得ない場合、CUDとして有効な配色の工夫はどれか。

    • ア.境界をぼかす
    • イ.2色とも彩度を上げる
    • ウ.白や黒の縁取り(セパレーション)を入れる
    • エ.2色を同じ明度にそろえる

    正解:ウ.白や黒の縁取り(セパレーション)を入れる

    解説:見分けにくい色の間に白や黒の細い縁取り(セパレーション)を入れ、明度差を確保すると境界が判別しやすくなる。

  54. 問54.CUDで色を選ぶとき、見分けやすさを確保するうえで最も重視すべき色の差はどれか。

    • ア.色相差だけ
    • イ.彩度差だけ
    • ウ.色温度差
    • エ.明度差

    正解:エ.明度差

    解説:色相だけに頼らず、明度差を十分に確保することが多様な色覚で見分けやすくする基本となる。

  55. 問55.加齢に伴う一般的な色の見え方の変化として、最も多くみられるとされるものはどれか。

    • ア.赤がまったく見えなくなる
    • イ.青系が見分けにくくなる傾向がある
    • ウ.明度差が分かりやすくなる
    • エ.色が鮮やかに見える

    正解:イ.青系が見分けにくくなる傾向がある

    解説:加齢で水晶体が黄色っぽく濁ること(黄変)により、青系が見分けにくくなったり、青と黒、白と黄の区別がつきにくくなる傾向がある。

  56. 問56.高齢者の色の見え方に配慮した表示として適切なものはどれか。

    • ア.淡い色同士で配色する
    • イ.コントラスト(明度差)を十分にとる
    • ウ.青と黒を隣接させる
    • エ.彩度を全体に下げる

    正解:イ.コントラスト(明度差)を十分にとる

    解説:高齢者では明度差・コントラストを十分にとり、淡い色同士や青と黒のような紛らわしい組み合わせを避けると見やすくなる。

  57. 問57.視力が弱く、拡大や強いコントラストを必要とする状態(弱視等)を指す語はどれか。

    • ア.ロービジョン
    • イ.色順応
    • ウ.明順応
    • エ.ハレーション

    正解:ア.ロービジョン

    解説:ロービジョンは、視力低下や視野狭窄などで日常生活に支障がある視覚の状態を指し、明度コントラストの確保や拡大表示などの配慮が有効である。

  58. 問58.ロービジョンの人に配慮した文字表示として、最も効果的とされるものはどれか。

    • ア.背景と文字の明度を近づける
    • イ.文字と背景の明度差を大きくする
    • ウ.小さい文字で多色にする
    • エ.薄い色の文字にする

    正解:イ.文字と背景の明度差を大きくする

    解説:ロービジョンでは、文字と背景の明度コントラストを高く確保し、十分な文字サイズにすることが読みやすさにつながる。

  59. 問59.CUDにおいて「色のバリアフリー(カラーバリアフリー)」が目指すこととして適切なものはどれか。

    • ア.流行色を広めること
    • イ.色による情報の障壁をなくすこと
    • ウ.色数を最小にすること
    • エ.派手な配色にすること

    正解:イ.色による情報の障壁をなくすこと

    解説:カラーバリアフリーは、色の見え方の違いによって情報が伝わらない障壁(バリア)をなくし、誰にでも情報が伝わるようにすることを目指す。

  60. 問60.色相対比により、同じ黄みの色が背景の色相によって違う色相に見える。この対比の効果が小さくなる条件として正しいものはどれか。

    • ア.対象が大きいほど対比が弱まる
    • イ.対象が小さく細かいほど対比が弱まる(同化が優位)
    • ウ.明度差が大きいほど対比が弱まる
    • エ.背景が無彩色だと対比が弱まる

    正解:イ.対象が小さく細かいほど対比が弱まる(同化が優位)

    解説:色相対比は、対象と背景の色相が離れているほど強く、近いと弱まる。また面積が小さく細かいと同化が優位となり対比効果は弱まる。

  61. 問61.暖色の純色を見続けると、その補色である寒色系の残像が見えることがある。赤に対する補色残像の色として最も適切なものはどれか。

    • ア.黄
    • イ.紫
    • ウ.青緑
    • エ.橙

    正解:ウ.青緑

    解説:赤の補色は青緑(シアン寄りの緑)であり、赤を凝視した後の陰性残像は青緑色として知覚される。

  62. 問62.緑をしばらく凝視した後に見える補色残像の色として最も適切なものはどれか。

    • ア.青
    • イ.赤(赤紫)
    • ウ.黄
    • エ.青緑

    正解:イ.赤(赤紫)

    解説:緑の補色は赤(赤紫寄り)であり、緑を凝視した後の陰性残像は赤系として知覚される。

  63. 問63.色の心理効果のうち、「生理的効果」に該当する説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.色から特定の物を連想すること
    • イ.色が脈拍や体感温度など身体反応に影響すること
    • ウ.色に社会的な意味があること
    • エ.色名を覚えること

    正解:イ.色が脈拍や体感温度など身体反応に影響すること

    解説:生理的効果は、色が脈拍・血圧・体感温度など身体反応に及ぼす影響を指す。心理的効果(気分・感情への影響)と区別して説明される。

  64. 問64.安全色などで赤が「防火・禁止・停止」を表すように、社会で意味が共有された色の使い方は、心理効果のどの側面と最も関係が深いか。

    • ア.色の恒常性
    • イ.明暗順応
    • ウ.色の象徴・連想
    • エ.色の同化

    正解:ウ.色の象徴・連想

    解説:安全色のように意味が共有された色の使い方は、色の象徴・連想(社会的・文化的な意味づけ)と関係が深い。

  65. 問65.視認性を確保したい標識で、文字色と背景色の関係として最も望ましいものはどれか。

    • ア.同じ明度で色相だけ変える
    • イ.明度差を大きくとる
    • ウ.彩度だけを上げる
    • エ.補色だが同明度にする

    正解:イ.明度差を大きくとる

    解説:視認性・可読性は明度差で決まるため、文字色と背景色は明度差を大きくとる組み合わせが望ましい。

  66. 問66.明視性を高めたい図表で、細部の形を見分けやすくするための配色として適切なものはどれか。

    • ア.図と地の明度を近づける
    • イ.図と地を同色にする
    • ウ.彩度のみを下げる
    • エ.図と地の明度差を大きくする

    正解:エ.図と地の明度差を大きくする

    解説:明視性は図と地の明度差が大きいほど高まる。細部の形を見分けやすくするには明度コントラストを確保する。

  67. 問67.色の同化のうち、隣接色に明度が近づいて見える現象を特に何というか。

    • ア.明度の同化
    • イ.彩度対比
    • ウ.明度対比
    • エ.色相対比

    正解:ア.明度の同化

    解説:明度の同化は、対象の明度が隣接色の明度に近づいて見える同化現象。色相・彩度にも同化は起こる。

  68. 問68.細い縞模様で色相が隣接色に近づいて見える同化を特に何というか。

    • ア.色相対比
    • イ.色相の同化
    • ウ.補色対比
    • エ.縁辺対比

    正解:イ.色相の同化

    解説:色相の同化は、対象の色相が隣接色の色相に近づいて見える同化現象で、細い縞や小さな模様で生じやすい。

  69. 問69.CUDの実践として、グラフを色分けする際に最も適切な配慮はどれか。

    • ア.凡例を色だけで離れた場所に置く
    • イ.模様やラベルを併用し凡例を近くに置く
    • ウ.隣接する系列を似た色にする
    • エ.赤と緑で区別する

    正解:イ.模様やラベルを併用し凡例を近くに置く

    解説:色分けに加えて、凡例を要素のそばに直接配置したり、ハッチング(模様)やラベルを併用すると、色の識別が難しい人にも伝わりやすい。

  70. 問70.CUDの観点から避けたほうがよいとされる配色・表示はどれか。

    • ア.明度差の大きい白黒
    • イ.赤と緑だけで重要情報を区別する
    • ウ.形と色の併用
    • エ.色+ラベルの併用

    正解:イ.赤と緑だけで重要情報を区別する

    解説:赤と緑のように見分けにくい色だけで重要な区別を示すことは避けるべきで、明度差や色以外の手がかりを併用する。

  71. 問71.色の知覚と認知に関し、同じ波長の光でも周囲や文脈によって違う色に見えることがある理由として最も適切なものはどれか。

    • ア.波長が変化するから
    • イ.周囲の色や照明など文脈の影響を脳で受けるから
    • ウ.色の恒常性が働かないから
    • エ.錐体が1種類しかないから

    正解:イ.周囲の色や照明など文脈の影響を脳で受けるから

    解説:色は網膜への刺激だけでなく、周囲の色(対比・同化)や照明、過去の経験など文脈の影響を受けて脳で認知されるため、同じ刺激でも見えが変わる。

  72. 問72.暖色を多く用いた室内は、寒色を用いた室内より体感温度が高く感じられることがある。この差はおおむねどの程度の体感差として語られることが多いか。

    • ア.体感差はまったく生じない
    • イ.数℃程度の体感差が生じうる
    • ウ.20℃以上の差が生じる
    • エ.明度のみで決まり色相は無関係

    正解:イ.数℃程度の体感差が生じうる

    解説:暖色系と寒色系の室内では体感温度に数℃程度の差が生じうるといわれる。色の生理的・心理的効果の一例である。

  73. 問73.信号機が赤・青(緑)・黄で構成されるが、色だけに頼らず位置(並び順)でも判断できるようにしている。これはCUDのどの考え方に通じるか。

    • ア.彩度を上げる
    • イ.色以外の手がかり(位置)の併用
    • ウ.色数を増やす
    • エ.明度を下げる

    正解:イ.色以外の手がかり(位置)の併用

    解説:信号の位置の固定は、色以外の手がかり(位置)の併用にあたり、色の見え方によらず意味が伝わるCUDの考え方に通じる。

  74. 問74.暗順応の途中で、明所では見えていた赤い花が暗くなるにつれて青い花より暗く(沈んで)見えるようになる現象を何というか。

    • ア.プルキンエ現象
    • イ.ハレーション
    • ウ.リープマン効果
    • エ.色の恒常性

    正解:ア.プルキンエ現象

    解説:プルキンエ現象は、暗くなるにつれ感度のピークが短波長側に移り、赤が暗く青が相対的に明るく見える現象で、桿体への移行による。

  75. 問75.明所視で主に働く視細胞と、暗所視で主に働く視細胞の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.明所=桿体/暗所=錐体
    • イ.明所=錐体/暗所=桿体
    • ウ.どちらも錐体
    • エ.どちらも桿体

    正解:イ.明所=錐体/暗所=桿体

    解説:明所視では色を感じる錐体が、暗所視では明暗に敏感な桿体が主に働く。プルキンエ現象はこの切り替わりに関係する。