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色彩検定2級の重要用語集|マンセル・照明・配色技法・UD・色名を解説

色彩検定2級(文部科学省後援・色彩検定協会/AFT)の学習でよく出てくる用語を、「色の表示・光に関する用語」「色彩心理・色覚・配色に関する用語」「配色イメージ・応用・色名に関する用語」の3カテゴリに分けてまとめました。2級は3級の内容を土台に、マンセル表色系や慣用色名の拡張、配色のイメージ、ファッション・インテリア・景観などの応用領域、色のユニバーサルデザインの考え方まで踏み込みます。用語の意味を押さえておくと、参考書や問題集の解説がぐっと読みやすくなります。

※出題範囲・検定方式は変わる場合があります。最新情報は必ず色彩検定協会 公式情報でご確認ください。

色の表示・光に関する用語

マンセル表色系(マンセルひょうしょくけい)
アメリカの画家マンセルが考案し、のちに修正された色の表示方法。色を色相(H)・明度(V)・彩度(C)の三属性で表す代表的な表色系で、JISでも採用されている。
マンセル色相(マンセルしきそう)
マンセル表色系における色味を表す属性。R(赤)・Y(黄)・G(緑)・B(青)・P(紫)の5つの主要色相とその中間の5色相を合わせた10色相を基本に、各色相を10分割して数値と記号で表す。
マンセル明度(マンセルめいど)
マンセル表色系で色の明るさを表す属性で、バリュー(Value)ともいう。理想的な黒を0、理想的な白を10とし、その間を等間隔の段階で表す。
マンセル彩度(マンセルさいど)
マンセル表色系で色の鮮やかさを表す属性で、クロマ(Chroma)ともいう。無彩色を0とし、鮮やかになるほど数値が大きくなる。色相により最大値が異なるのが特徴。
HV/C表記(エイチブイスラッシュシーひょうき)
マンセル表色系で色を表すときの書き方。色相(Hue)・明度(Value)/彩度(Chroma)の順に「5R 4/14」のように記し、ひとつの色を客観的に示すことができる。
色相記号(しきそうきごう)
マンセル表色系などで、色相をアルファベットと数値で表す記号。R・YR・Y・GY・G・BG・B・PB・P・RPのように、頭文字を組み合わせて色味を示す。
演色性(えんしょくせい)
光源が物の色をどれだけ自然に見せるかという性質。基準の光に近い見え方をさせる光源ほど演色性が高い。色温度とは別の性質で、同じ色温度でも演色性が異なる光源がある。
光色(こうしょく)の呼び方
照明の光の色みを表す呼び方。色温度の高い順に昼光色(約6500K)・昼白色(約5000K)・電球色(約2800K)などがあり、色温度が低いほど赤みのある暖かい光になる。
色温度(いろおんど)
光源の色みを温度(ケルビン:K)で表したもの。数値が低いほど赤みを帯び、高いほど青みを帯びる。朝夕の光や照明、ディスプレイの白色の調整などに使われる。
白熱ランプ(はくねつランプ)
フィラメントに電流を流して高温にし、その熱で光らせるランプ(温度放射)。分光分布は連続的で、赤みのある暖かい光色になる。ハロゲン電球も白熱ランプの一種。
蛍光ランプ(けいこうランプ)
管内の放電で生じた紫外線を、管の内側に塗った蛍光体に当てて可視光に変えるランプ。分光分布は特定の波長にピークをもち、蛍光体の種類で光色や演色性が変わる。
分光反射率(ぶんこうはんしゃりつ)
物体が光の各波長をどれだけ反射するかを波長ごとに表した割合。波長に対する反射率の分布(分光反射率曲線)が、その物体の色みを決める要因になる。
HIDランプ(エイチアイディーランプ)
高圧の金属蒸気の中で放電させて光る高輝度放電ランプ。水銀ランプ・メタルハライドランプ・高圧ナトリウムランプなどがあり、道路・競技場・商業施設などの照明に使われる。
混色系(こんしょくけい)
光の混色の量にもとづいて色を数値で表す体系。色票を知覚的に並べる顕色系と対になる考え方。
顕色系(けんしょくけい)
実際に目に見える色を、色相・明度・彩度などの見えにもとづいて並べて表す体系。マンセル表色系やPCCSのように、色票を手がかりに色を示す方法のこと。
LED(エルイーディー・発光ダイオード)
半導体に電流を流して発光させる光源。白色は青色LEDの光と黄色に光る蛍光体の光の組み合わせでつくるのが一般的。省電力・長寿命で、紫外線や赤外線をほとんど含まない。
色立体(しきりったい)
色相・明度・彩度の三属性を立体的に配置して、色の関係を空間として表したもの。明度を縦軸、彩度を中心からの距離、色相を円周方向に対応させて表す。
等色相面(とうしきそうめん)
色立体を縦に切ったときに現れる、同じ色相をもつ色の面。明度と彩度の関係を一目で見渡せ、同一色相内の色の広がりを示す。
補色(ほしょく)
色相環でちょうど向かい合う位置にある色どうしの関係。混ぜると無彩色に近づき、隣り合わせると互いを引き立て合う。2級では色相環上の位置関係としてより厳密に扱われる。
心理補色(しんりほしょく)
ある色をしばらく見たあとに感じる、目の働きによって生じる反対色。補色残像として現れる色で、物理的な補色とは必ずしも一致しない。

色彩心理・色覚・配色に関する用語

色の恒常性(いろのこうじょうせい)
照明の色や明るさが変わっても、物の色をもとの色として安定して認識する働き。白い紙を夕日の下でも白と感じるのは、この恒常性によるとされる。
色順応(いろじゅんのう)
ある色みの光のもとにしばらくいると、目がその色みに慣れて、色の偏りを感じにくくなる働き。色みのある照明下で過ごすうちに違和感が薄れるのはこのため。
明順応(めいじゅんのう)
暗い場所から明るい場所へ移ったとき、目がまぶしさに慣れて見えるようになる働き。比較的短い時間で進む順応とされる。
暗順応(あんじゅんのう)
明るい場所から暗い場所へ移ったとき、目が暗さに慣れて少しずつ見えるようになる働き。明順応より時間がかかるとされる。
プルキンエ現象(プルキンエげんしょう)
明るい場所から暗い場所へ移ると、赤系の色が暗く沈み、青系の色が相対的に明るく見えるようになる現象。錐体と桿体の働きの切り替わりによって起こる。
色覚の多様性(しきかくのたようせい)
人によって色の見え方・感じ方に違いがあること。多くの人と異なる色の見分け方をする人がいることを前提に、配色を考える必要があるという考え方。
カラーユニバーサルデザイン
色覚の多様性に配慮し、できるだけ多くの人に情報が正しく伝わるよう色を使う考え方。CUDと略され、色だけに頼らず形や位置でも区別する工夫を含む。
ハレーション
明度や彩度の高い色どうしを隣り合わせたときに、境目がちらついて見えにくくなる現象。とくに高彩度の補色を並べたときに起こりやすいとされる。
リープマン効果(リープマンこうか)
隣り合う色の明度差が小さいと、輪郭がぼやけて図と地の区別がつきにくくなる現象。明度差を確保すると見やすくなることの裏返しとして知られる。
色陰現象(いろかげげんしょう)
無彩色や弱い色が、隣接する有彩色の心理補色を帯びて見える現象。灰色が緑の隣で赤みを帯びて見えるような、色相対比の一種として扱われる。
補色残像(ほしょくざんぞう)
ある色をしばらく見つめたあと視線を移すと、その心理補色が残像として見える現象。目の色順応の働きによって生じるとされる。
縁辺対比(えんぺんたいひ)
明度の異なる色を隣り合わせたとき、境目の付近で明るい側はより明るく、暗い側はより暗く見える現象。マッハバンドとも関連づけて説明される。
継時対比(けいじたいひ)
ある色を見たあとに別の色を見ると、前に見た色の影響で後の色が違って見える現象。同時に見る同時対比に対して、時間差で起こる対比のこと。
三色説(さんしょくせつ)
ヤングが唱え、ヘルムホルツが発展させた色覚説。赤・緑・青の光によく反応する3種類の受容器(現在の3種類の錐体に相当)の興奮の割合で色が知覚されると考える。
反対色説(はんたいしょくせつ)
ヘリングが唱えた色覚説。白−黒、赤−緑、黄−青の3組の反対色の過程が対立的に働いて色が知覚されると考える。赤みと緑みを同時に感じる色が無いことなどを説明できる。
段階説(だんかいせつ)
網膜の錐体の段階では三色説、その先の神経の段階では反対色説のように処理されると考え、2つの色覚説を統合した考え方。
ダイアード
色相環を2等分する位置にある2色、つまり補色どうしを組み合わせた配色。PCCSでは2:Rと14:BGのように色相差12の組み合わせになる。
トライアド
色相環を3等分する位置にある3色の配色。色相環上で結ぶと正三角形になり、PCCSでは8:Y・16:gB・24:RPなどが例。
スプリットコンプリメンタリー
ある色相と、その補色の両隣にある2色相を組み合わせた3色の配色。色相環上で結ぶと二等辺三角形になり、補色配色より対比がやわらぐ。
テトラード
色相環を4等分する位置にある4色の配色で、2組の補色対の組み合わせでもある。色相環上で結ぶと正方形になる。
ペンタード・ヘクサード
ペンタードは色相環を5等分する位置の5色、またはトライアドに白と黒を加えた配色。ヘクサードは6等分する位置の6色、またはテトラードに白と黒を加えた配色。

配色イメージ・応用・色名に関する用語

ナチュラルハーモニー
自然界の光の見え方にならい、隣接色相・類似色相の配色で、黄みに近い色を明るく、青紫みに近い色を暗くした、なじみやすい配色。自然で調和の感じられる色の組み合わせのこと。色相差の大きい配色はナチュラルハーモニーとはいわない。
コンプレックスハーモニー
ナチュラルハーモニーとは逆に、黄みに近い色を暗く、青紫みに近い色を明るくした、やや不自然で個性的な印象になる配色のこと。中差色相・対照色相・補色色相の配色でもつくれる。
トーンオントーン
同じ(または近い)色相でまとめ、明度の差を大きくとって変化をつける配色技法。まとまりと立体感を両立しやすく、落ち着いた印象になる。
トーンイントーン
同じ(または近い)トーンでまとめ、色相を変えて変化をつける配色技法。トーンが共通するため、色相が違っても全体に統一感が出る。
トーナル配色(トーナルはいしょく)
中明度・中彩度のにごりのある濁色系トーンでまとめた配色。落ち着いた、おだやかでやわらかい印象をつくる配色のこと。
カマイユ配色(カマイユはいしょく)
色相・トーンともにごく近い色でまとめ、ほとんど一色のように見える配色。微妙な色の差で奥行きを出す、繊細でやわらかな印象の配色のこと。
フォカマイユ配色(フォカマイユはいしょく)
カマイユ配色より色相やトーンの差をやや広げた配色。「fauxカマイユ(偽カマイユ)」の意で、わずかな変化を感じさせるまとまった配色のこと。
ビコロール配色(ビコロールはいしょく)
はっきりと対照的な2色で構成する、明快で力強い印象の配色。「2色」を意味し、コントラストのきいた組み合わせを指す。
トリコロール配色(トリコロールはいしょく)
明快な3色で構成する配色。「3色」を意味し、フランス国旗のような、はっきりと分かれた色面によるメリハリのある印象をつくる。
配色イメージ
配色がもつ印象のこと。2級の公式テキスト(2020年改訂版)は、エレガント・カジュアル・クラシック・クリア・シック・ダイナミック・ウォームナチュラル・フレッシュナチュラル・モダン・ロマンチックの10の言葉で整理している。
ベースカラー
配色全体で最も大きな面積を占め、土台となる色。インテリアやファッションで全体の印象を決める役割をもち、落ち着いた色が選ばれることが多い。
アソートカラー
ベースカラーに次いで面積を占め、配色全体をまとめながら引き立てる色。主役を補佐し、全体に変化と調和を与える役割をもつ。
アクセントカラー
全体の中で小さな面積に用い、変化や強調を加える色。少ない面積で目立たせることで、単調になりがちな配色にめりはりと焦点を与える役割の色。
CMYK(シーエムワイケー)
シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック(キープレート)の4色を指す、印刷で使われる色の表し方。色料を重ねる減法混色にもとづき、印刷の発色の基本になる。
RGB(アールジービー)
赤・緑・青の光の三原色を指す、ディスプレイなどで使われる色の表し方。光を重ねる加法混色にもとづき、テレビやモニターの発色の基本になる。
JIS安全色(ジスあんぜんしょく)
日本産業規格で、安全のために用いる色として定められた色。赤・黄赤・黄・緑・青・赤紫などに「禁止」「注意」「安全」などの意味が割り当てられている。
JAFCA(ジャフカ)
日本流行色協会の略称。シーズンに先立って流行色(トレンドカラー)を選定・提案する団体で、ファッションやインテリアの色の動向にかかわる。
景観法(けいかんほう)
良好な景観づくりを進めるために定められた法律。建物や工作物の色彩などに関する基準を地域が定める根拠となり、まちなみの色の調和にかかわる。
慣用色名(かんようしきめい)
古くから親しまれ、慣用的に使われてきた色の名前。「桜色」「空色」「えんじ」のように、由来のある具体的なものにちなんで付けられた色名のこと。

📚 関連資格の用語集【語学・教育】

同じ語学・教育の資格では用語が重複・関連することが多くあります。あわせて確認すると理解が深まります。

英検7級の用語集 → 日本語検定6級の用語集 → 日本語検定7級の用語集 → 英検6級の用語集 → 日本語検定5級の用語集 → 色彩検定UC級の用語集 → 英検5級の用語集 → 漢検5級の用語集 → 数検5級の用語集 → 日本語検定4級の用語集 → 色彩検定3級の用語集 → 英検4級の用語集 → 漢検4級の用語集 → 数検4級の用語集 → 日本語検定3級の用語集 → 漢検3級の用語集 → 数検3級の用語集 → 英検3級の用語集 → 漢検準2級の用語集 → 数検準2級の用語集 → 英検準2級の用語集 → 英検準2級プラスの用語集 → 日本語検定2級の用語集 → 漢検2級の用語集 → 数検2級の用語集 → 英検2級の用語集 → 登録日本語教員の用語集 → 色彩検定1級の用語集 → 漢検準1級の用語集 → 数検準1級の用語集 → 英検準1級の用語集 → 日本語検定1級の用語集 → 漢検1級の用語集 → 数検1級の用語集 → 英検1級の用語集 →

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