色彩検定2級「インテリア・景観色彩・慣用色名」の出題ポイント解説
実際の色味の見分けは図版を伴うため、本ページでは用語・理論を中心に解説します。色の識別は公式テキスト併用を推奨します。色彩検定2級では、インテリアの配色比率や照明、景観法にもとづくまちなみの色彩、そして和色名・外来色名の読みと系統を、用語と意味・読みを正確に対応づけて覚えることが重要です。
※出題範囲・内容は改定される場合があります。最新情報は必ず色彩検定協会(AFT) 公式情報でご確認ください。
インテリアの配色(3色の役割と面積比)
インテリアでは、部屋全体の色を3つの役割に分けて配色するのが基本です。2級では役割と面積比(おおよそ70:25:5)が頻出です。
| 役割 | 面積比の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| ベースカラー | 約70% | 床・壁・天井など、最も広い面積の基調色。低彩度の落ち着いた色が多い |
| アソートカラー | 約25% | 家具・カーテンなど、中程度の面積の従属色。配色の方向性を決める |
| アクセントカラー | 約5% | クッション・小物など、小面積で空間を引き締める強調色 |
各室の色彩と照明
- 各室の傾向:寝室はくつろぎのため低彩度・暖かみのある落ち着いた色、子ども部屋は明るく活発な色、といったように部屋の用途に合わせて配色する。
- インテリアスタイル:モダン・ナチュラル・クラシック・カントリーなど、スタイルごとに用いる色調・素材感が異なる。
- 照明と色温度:電球色(低色温度)は暖かくくつろいだ雰囲気、昼光色・昼白色(高色温度)はすっきり明るい雰囲気になる。空間の用途に合わせて選ぶ。
景観色彩とまちなみ
地域の景観を守り、育てるための色彩計画も2級の出題範囲です。法律・制度と基本的な考え方を押さえましょう。
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 景観法 | 良好な景観の形成を目的とする法律。市町村などが景観行政団体として計画を定める根拠となる |
| 景観計画 | 景観法にもとづき、建物の色・形・高さなどのルールを地域ごとに定めるもの |
| 屋外広告物 | 看板・広告などは屋外広告物条例で規制され、まちなみとの調和が求められる |
まちなみの景観色彩では、建物の外壁は低彩度の落ち着いた色を基調とし、周囲の自然や歴史的環境と調和させることが基本です。派手な高彩度色を広い面積で使うことは避け、アクセントとして限定的に用います。
慣用色名と色名の体系
色名は大きく3つの体系に整理できます。2級では基本色名・系統色名・慣用色名の違いが問われます。
| 色名の種類 | 内容 |
|---|---|
| 基本色名 | 赤・黄・緑・青などの基本となる色名。JISで定められている |
| 系統色名 | 基本色名に「明るい」「鮮やかな」などの修飾語を付け、色を系統的に表す色名(例:明るい黄みの赤) |
| 慣用色名(固有色名) | 動植物・鉱物・地名などに由来し、慣用的に使われてきた具体的な色名(例:桜色・バーミリオン)。JISにも代表的なものが定められている |
和色名(日本の伝統色名)
和色名は読みと系統(どの色みか)の対応が頻出です。読み間違いに注意して覚えましょう。
| 色名 | 読み | 系統 |
|---|---|---|
| 茜色 | あかねいろ | やや暗い黄みの赤 |
| 浅葱色 | あさぎいろ | 緑みの青(明るい青緑系) |
| 縹色 | はなだいろ | あざやかな青(藍系の青) |
| 萌黄 | もえぎ | 黄みの緑(若葉のような緑) |
| 利休鼠 | りきゅうねずみ | 緑みを帯びた灰色 |
外来色名(カタカナ色名)
外来色名は由来(顔料・鉱物など)とおおよその系統を押さえます。
| 色名 | 系統 | 由来・備考 |
|---|---|---|
| バーミリオン | あざやかな黄みの赤(朱色系) | 朱の顔料に由来する赤 |
| コバルトブルー | あざやかな青 | コバルト系顔料に由来する鮮やかな青 |
| オーカー(黄土色) | くすんだ黄〜黄赤 | 黄土(天然の土)に由来する落ち着いた黄系 |
この章を覚えるコツ
- インテリアは70:25:5:ベース(広い基調)→アソート(家具)→アクセント(小物)の順で面積が小さくなる、と比率で覚えましょう。
- 景観は低彩度が基本:まちなみ・外壁は低彩度で調和、看板は屋外広告物として規制、と「派手にしない」原則で整理を。
- 和色名は読みから:浅葱=あさぎ(青緑)、縹=はなだ(青)、萌黄=もえぎ(緑)、利休鼠=りきゅうねずみ(緑みの灰)と、読みと系統を必ずセットにして用語集でも確認しましょう。
学習全体の進め方は勉強法ガイドも参考にしてください。各章を一巡したら、苦手な章の一問一答を繰り返して定着させましょう。
この章の理解を問題で確認しよう!
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