QC検定 3級(品質管理検定) 全分野の一問一答
📖 QC検定 3級(品質管理検定)「全分野」の全300問と解説(一覧)
QC検定 3級(品質管理検定)の全分野に関する一問一答(全300問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.重さ・長さ・時間・温度のように連続した目盛で測定して得られる量を計量値という。
正解:○(正しい)
解説:計量値は重さや長さ、時間、温度などのように連続量として測定される値であり、原理的に小数点以下いくらでも細かく表せる。これに対して不適合品の個数や欠点数のように数えて得られる値は計数値と呼ばれ、両者は区別される。
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問2.1日に発生した不適合品の個数や、製品1個あたりのきずの数は計量値である。
正解:×(誤り)
解説:個数やきず(欠点)の数のように、1個2個と数えて得られる値は計数値である。連続した目盛で測定する計量値ではない。したがって不適合品の個数やきずの数は計数値に分類される。
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問3.計量値は原理的に連続的な値をとり、計数値は0,1,2のようにとびとびの離散的な値をとる。
正解:○(正しい)
解説:計量値は長さや重さなど連続量なので連続的な値をとる。一方、計数値は個数や欠点数を数えたものなので0,1,2,…のように離散的(とびとび)の値となる。この対応は正しい。
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問4.調査や解析の対象となる集団全体を母集団といい、母集団から取り出した一部を標本(サンプル)という。
正解:○(正しい)
解説:母集団は関心の対象となるすべての要素からなる集団であり、そこから調査のために取り出した一部が標本(サンプル)である。標本を調べて母集団の状態を推測するのが標本調査の考え方であり、この記述は正しい。
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問5.全数調査は母集団のすべてを調べる方法であり、破壊検査でも常に全数調査を採用すべきである。
正解:×(誤り)
解説:破壊検査は調べると製品が使えなくなるため、全数を調べれば売る製品が残らない。したがって破壊検査ではサンプリング(標本調査)を用いるのが適切であり、常に全数調査を採用すべきという記述は誤りである。
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問6.サンプリングを行う目的は、母集団の一部を調べることで母集団全体の状態を効率よく推測することにある。
正解:○(正しい)
解説:サンプリングは母集団の一部(標本)を調べて母集団の性質を推測するために行う。全数を調べる手間や費用、時間を抑えつつ母集団の状態を把握できることが目的であり、この記述は正しい。
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問7.測定値が真の値に対して系統的に一方向へずれている状態を「ばらつき」といい、値が一定せず散らばる状態を「かたより」という。
正解:×(誤り)
解説:用語が逆である。真の値に対して系統的に一方向へずれる状態を「かたより(偏り)」といい、値が散らばる状態を「ばらつき」という。したがってこの記述は誤りである。
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問8.母集団のどの要素も等しい確率で選ばれるように標本を抽出する方法をランダムサンプリング(無作為抽出)という。
正解:○(正しい)
解説:ランダムサンプリングは母集団の各要素が等しい確率で選ばれるように抽出する方法で、かたよりの入りにくい標本が得られる。乱数表や乱数を用いて選ぶことが多く、この記述は正しい。
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問9.母集団をいくつかの層に分け、各層からサンプルを抽出する方法を集落(クラスター)サンプリングという。
正解:×(誤り)
解説:母集団を性質の似たいくつかの層に分けて各層から抽出するのは層別サンプリングである。集落サンプリングは母集団をいくつかの集落(クラスター)に分け、選んだ集落の中を調べる方法なので、記述は誤りである。
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問10.データを大きさの順に並べたとき、ちょうど中央に位置する値を中央値(メディアン)という。
正解:○(正しい)
解説:中央値(メディアン)はデータを大きさの順に並べたときの中央の値である。データ数が偶数のときは中央2つの値の平均をとる。この定義は正しい。
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問11.範囲Rは、データの中の最大値と最小値の差として求められる。
正解:○(正しい)
解説:範囲Rは R=最大値−最小値 で計算され、データの散らばりの大きさを表す簡単な指標である。この定義は正しい。
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問12.偏差平方和Sは、各データから平均値を引いた偏差をそのまま合計したものである。
正解:×(誤り)
解説:偏差(各データ−平均値)をそのまま合計すると、正負が打ち消しあって必ず0になる。偏差平方和Sは偏差を2乗してから合計したもの、すなわちS=Σ(xi−x̄)²である。したがってこの記述は誤りである。
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問13.標本から母分散を推定するときの(不偏)分散Vは、偏差平方和Sをデータ数nで割って求める。
正解:×(誤り)
解説:不偏分散Vは偏差平方和Sを自由度(n−1)で割って V=S/(n−1) と求める。nで割るのではなく(n−1)で割る点がポイントであり、この記述は誤りである。
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問14.標準偏差は分散の正の平方根であり、元のデータと同じ単位をもつ。
正解:○(正しい)
解説:標準偏差s=√Vは分散の正の平方根である。分散はデータの2乗の単位をもつが、平方根をとることで標準偏差は元のデータと同じ単位に戻る。この記述は正しい。
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問15.変動係数(CV)は標準偏差を平均値で割った値であり、単位の異なるデータのばらつきを比較するのに用いられる。
正解:○(正しい)
解説:変動係数CV=標準偏差/平均値(×100%)は平均に対する相対的なばらつきを表す無単位の指標であり、平均や単位が異なるデータどうしのばらつきを比較するのに便利である。この記述は正しい。
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問16.規準化(基準化)z=(x−x̄)/s によって変換すると、変換後のデータの平均は0、標準偏差は1になる。
正解:○(正しい)
解説:各データから平均を引いて標準偏差で割る規準化を行うと、変換後のデータは平均0・標準偏差1となる。単位の影響を除いて位置を比較できるようになる。この記述は正しい。
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問17.相関係数rの値は必ず0以上1以下の範囲におさまる。
正解:×(誤り)
解説:相関係数rは−1≤r≤1の範囲をとる。負の相関があるときはrが負になるため、0以上に限られるという記述は誤りである。
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問18.相関係数rが−1に近いほど、2つの変数の間には一方が増えると他方が減る強い直線的関係があるといえる。
正解:○(正しい)
解説:rが−1に近いほど右下がりの強い直線的関係(負の相関)がある。一方が増えると他方が減る傾向が強いことを意味するので、この記述は正しい。
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問19.度数分布表において、各区間の度数を全データ数で割った値を累積度数という。
正解:×(誤り)
解説:各区間の度数を全データ数で割った値は相対度数である。累積度数は、ある区間までの度数を下から順に足し合わせた値を指す。したがってこの記述は誤りである。
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問20.最頻値(モード)は、度数分布において最も度数が大きい値または区間を代表とする代表値である。
正解:○(正しい)
解説:最頻値(モード)は最も多く現れる値、度数分布表では最も度数の大きい区間を代表とする値である。平均値や中央値と並ぶ代表値の一つであり、この記述は正しい。
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問21.次のうち、計量値に分類されるものはどれか。
- ア.1本のねじの長さ(mm)
- イ.製品表面に生じたきずの数
- ウ.1ロットに含まれる不適合品の個数
- エ.1日に発生した苦情の件数
正解:ア.1本のねじの長さ(mm)
解説:長さは連続した目盛で測定される連続量であり計量値である。不適合品の個数、きずの数、苦情の件数はいずれも数えて得られる離散的な値であり計数値に分類される。
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問22.母集団・サンプル・ロットに関する説明として最も適切なものはどれか。
- ア.母集団は必ずサンプルより小さい集団である
- イ.サンプルは母集団から取り出した一部であり、母集団の推測に用いる
- ウ.ロットとは母集団から取り出した1個の測定値のことである
- エ.全数調査ではサンプルを取ることはできない
正解:イ.サンプルは母集団から取り出した一部であり、母集団の推測に用いる
解説:サンプル(標本)は母集団から取り出した一部であり、これを調べて母集団を推測する。母集団はサンプルを含む全体なのでサンプルより大きい。ロットは同じ条件で作られた製品のまとまりを指し、1個の測定値ではない。
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問23.破壊検査を行う製品の品質を確認する方法として最も適切なものはどれか。
- ア.コストがかかっても必ず全数調査を行う
- イ.検査そのものを省略する
- ウ.母集団からサンプルを抽出する標本調査を行う
- エ.不適合が出るまで全品を壊し続ける
正解:ウ.母集団からサンプルを抽出する標本調査を行う
解説:破壊検査では調べた製品が使えなくなるため、全数を調べると出荷できる製品が残らない。そこで母集団の一部を抜き取って調べる標本調査(サンプリング)を用いるのが適切である。
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問24.測定における「かたより」と「ばらつき」に関する説明として正しいものはどれか。
- ア.かたよりは値が散らばる程度、ばらつきは真の値からの系統的なずれを指す
- イ.どちらもデータ数を増やせば必ず0になる
- ウ.かたよりとばらつきは同じ意味の用語である
- エ.かたよりは真の値からの系統的なずれ、ばらつきは値が散らばる程度を指す
正解:エ.かたよりは真の値からの系統的なずれ、ばらつきは値が散らばる程度を指す
解説:かたより(偏り)は測定値が真の値に対して系統的に一方向へずれること、ばらつきは測定値が一定せず散らばることを指す。両者は別の概念であり、データ数を増やしてもかたよりは減らない。
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問25.母集団をいくつかの層に分け、各層からサンプルを抽出するサンプリング方法の名称はどれか。
- ア.層別サンプリング
- イ.集落サンプリング
- ウ.2段サンプリング
- エ.系統サンプリング
正解:ア.層別サンプリング
解説:母集団を性質の似た層に分け、各層から抽出する方法を層別サンプリングという。集落サンプリングは母集団を集落に分けて選んだ集落を調べる方法、2段サンプリングは母集団を1次単位に分けて選んだ後さらにその中から抽出する方法である。
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問26.データ 2, 4, 6, 8, 10 の平均値として正しいものはどれか。
- ア.5
- イ.6
- ウ.7
- エ.8
正解:イ.6
解説:平均値は総和をデータ数で割る。総和は2+4+6+8+10=30、データ数は5なので、平均は30÷5=6である。
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問27.データ 23, 27, 31, 19, 25 の範囲Rはいくらか。
- ア.6
- イ.10
- ウ.12
- エ.31
正解:ウ.12
解説:範囲Rは最大値−最小値で求める。最大値は31、最小値は19なので、R=31−19=12である。
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問28.データ 5, 7, 7, 9, 12 について、平均値・中央値・最頻値の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.平均7・中央値7・最頻値12
- イ.平均7・中央値8・最頻値7
- ウ.平均8・中央値8・最頻値9
- エ.平均8・中央値7・最頻値7
正解:エ.平均8・中央値7・最頻値7
解説:平均は(5+7+7+9+12)÷5=40÷5=8。大きさの順に並べた(5,7,7,9,12)の中央に来る値が中央値で7。最も多く現れる値は7で最頻値も7となる。
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問29.データ 2, 4, 6, 8, 10 の偏差平方和S=Σ(xi−x̄)²として正しいものはどれか。
- ア.40
- イ.30
- ウ.50
- エ.60
正解:ア.40
解説:平均は6。各偏差は−4,−2,0,2,4で、その2乗は16,4,0,4,16。合計S=16+4+0+4+16=40である。
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問30.データ 2, 4, 6, 8, 10(平均6, 偏差平方和S=40, n=5)の不偏分散Vはいくらか。
- ア.8
- イ.10
- ウ.12.5
- エ.40
正解:イ.10
解説:不偏分散はV=S/(n−1)で求める。S=40、n=5なので、V=40÷(5−1)=40÷4=10である。
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問31.データ 2, 4, 6, 8, 10 の不偏分散が10であるとき、標準偏差sはおよそいくらか。
- ア.約2.24
- イ.約5.00
- ウ.約3.16
- エ.約10.0
正解:ウ.約3.16
解説:標準偏差は分散の正の平方根で s=√V=√10≒3.16 である。
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問32.3個のデータ 4, 8, 12 について、不偏分散Vと標準偏差sの組合せとして正しいものはどれか。
- ア.V=16, s=8
- イ.V=8, s=約2.83
- ウ.V=32, s=約5.66
- エ.V=16, s=4
正解:エ.V=16, s=4
解説:平均は(4+8+12)÷3=8。偏差は−4,0,4でその2乗和S=16+0+16=32。不偏分散V=S/(n−1)=32÷2=16、標準偏差s=√16=4である。
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問33.あるデータの平均値が8、標準偏差が4であるとき、変動係数(CV)はいくらか。
- ア.50%
- イ.32%
- ウ.20%
- エ.200%
正解:ア.50%
解説:変動係数はCV=標準偏差÷平均値×100で求める。4÷8×100=50%である。
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問34.平均値が200g、標準偏差が10gの製品Aと、平均値が50g、標準偏差が5gの製品Bがある。ばらつきの相対的な大きさ(変動係数)を比べたとき正しいものはどれか。
- ア.AのほうがCVが大きい
- イ.BのほうがCVが大きい
- ウ.AとBのCVは等しい
- エ.標準偏差だけで比べれば十分でCVは不要
正解:イ.BのほうがCVが大きい
解説:Aのcv=10÷200×100=5%、Bのcv=5÷50×100=10%。相対的なばらつきはBのほうが大きい。単位や平均が異なるデータの相対的ばらつきの比較には変動係数を用いる。
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問35.平均値が60、標準偏差が10の試験で、ある人の得点が80点であった。この得点を規準化した値zはいくらか。
- ア.0.5
- イ.1.0
- ウ.2.0
- エ.8.0
正解:ウ.2.0
解説:規準化はz=(x−x̄)/sで求める。(80−60)÷10=20÷10=2.0である。
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問36.規準化z=(x−x̄)/s を全データに施したあとの、データの平均値と標準偏差の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.平均1・標準偏差1
- イ.平均1・標準偏差0
- ウ.平均0・標準偏差0
- エ.平均0・標準偏差1
正解:エ.平均0・標準偏差1
解説:各データから平均を引き標準偏差で割る規準化を行うと、変換後のデータは平均0・標準偏差1になる。位置と散らばりを標準化して比較できるようにする操作である。
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問37.度数分布表で、ある区間の度数が8、全データ数が40であるとき、この区間の相対度数はいくらか。
- ア.0.20
- イ.0.08
- ウ.0.32
- エ.8.0
正解:ア.0.20
解説:相対度数はその区間の度数を全データ数で割って求める。8÷40=0.20である。
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問38.ヒストグラムや度数分布表に関する説明として誤っているものはどれか。
- ア.相対度数は各区間の度数を全データ数で割った値である
- イ.度数はその区間に入るデータの相対的割合を直接表す
- ウ.すべての区間の相対度数を合計すると1になる
- エ.累積度数は下の区間から順に度数を足し合わせた値である
正解:イ.度数はその区間に入るデータの相対的割合を直接表す
解説:度数はその区間に入るデータの個数そのものであり、割合を直接表すのは相対度数である。相対度数は度数÷全データ数で、その合計は1になる。累積度数は下から度数を足し合わせた値である。
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問39.相関係数rの性質に関する説明として正しいものはどれか。
- ア.rは0から100までの値をとる
- イ.rが0のときは必ず2変数が完全な直線関係にある
- ウ.rは−1から+1までの値をとり、絶対値が大きいほど直線的関係が強い
- エ.rの符号は相関の強さを表し、大きさは相関の向きを表す
正解:ウ.rは−1から+1までの値をとり、絶対値が大きいほど直線的関係が強い
解説:相関係数rは−1≤r≤1の範囲をとり、絶対値が大きいほど直線的な関係が強い。r=0は直線的な相関がほとんどないこと(無相関)を意味する。符号は相関の向き、絶対値の大きさが相関の強さを表す。
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問40.変数xとyについて、Sxx=10、Syy=40、Sxy=20 のとき、相関係数rはいくらか。
- ア.0.5
- イ.0.8
- ウ.−1.0
- エ.1.0
正解:エ.1.0
解説:相関係数はr=Sxy/√(Sxx・Syy)で求める。分母は√(10×40)=√400=20。r=20÷20=1.0となり、完全な正の相関である。
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問41.変数xとyについて、Sxx=10、Syy=10、Sxy=8 のとき、相関係数rはいくらか。
- ア.0.80
- イ.0.64
- ウ.0.90
- エ.1.00
正解:ア.0.80
解説:r=Sxy/√(Sxx・Syy)=8/√(10×10)=8/√100=8÷10=0.80である。
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問42.xが増えるとyが減る傾向が強いデータの散布図から得られる相関係数の値として最も適切なものはどれか。
- ア.+0.9
- イ.−0.9
- ウ.0
- エ.+1.5
正解:イ.−0.9
解説:一方が増えると他方が減る右下がりの関係は負の相関で、rは負の値をとる。強い関係なので−1に近い−0.9が適切である。相関係数は−1から+1の範囲なので+1.5はとりえない。
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問43.データ 6, 7, 8, 9, 10 の平均値と偏差平方和Sの組合せとして正しいものはどれか。
- ア.平均7・S=10
- イ.平均8・S=40
- ウ.平均8・S=10
- エ.平均9・S=20
正解:ウ.平均8・S=10
解説:平均は(6+7+8+9+10)÷5=40÷5=8。偏差は−2,−1,0,1,2でその2乗和S=4+1+0+1+4=10である。
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問44.5個の測定値がすべて8であった。このデータの範囲Rと標準偏差sの組合せとして正しいものはどれか。
- ア.R=8, s=8
- イ.R=0, s=8
- ウ.R=8, s=0
- エ.R=0, s=0
正解:エ.R=0, s=0
解説:すべての値が等しいので最大値=最小値=8となり範囲R=0。各偏差もすべて0なので偏差平方和も分散も0となり標準偏差s=0である。ばらつきがまったくない状態を表す。
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問45.計数値だけを集めた組合せとして正しいものはどれか。
- ア.不適合品の個数、欠点数、事故の件数
- イ.製品の質量(g)、部品の長さ(mm)、水温(℃)
- ウ.反応時間(秒)、電圧(V)、圧力(Pa)
- エ.身長(cm)、体重(kg)、面積(m²)
正解:ア.不適合品の個数、欠点数、事故の件数
解説:不適合品の個数・欠点数・事故の件数はいずれも数えて得られる離散的な値であり計数値である。質量、長さ、水温、時間、電圧、身長などは連続した目盛で測定される計量値である。
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問46.偶数個のデータ 3, 5, 6, 10 の中央値(メディアン)はいくらか。
- ア.5
- イ.5.5
- ウ.6
- エ.6.5
正解:イ.5.5
解説:データ数が偶数のときは大きさの順に並べた中央2つの値の平均をとる。並べると3,5,6,10で、中央の2つは5と6。中央値は(5+6)÷2=5.5である。
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問47.サンプリングを行う主な目的として最も適切なものはどれか。
- ア.母集団のすべての要素を残らず記録するため
- イ.サンプルの中で最も良い製品だけを選ぶため
- ウ.手間や費用を抑えつつ母集団の状態を推測するため
- エ.測定誤差を完全にゼロにするため
正解:ウ.手間や費用を抑えつつ母集団の状態を推測するため
解説:サンプリングは母集団の一部を調べることで、全数を調べる手間・費用・時間を抑えながら母集団の状態を推測することを目的とする。良い製品だけを選ぶ抜き取りではなく、測定誤差をゼロにする手段でもない。
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問48.偏差平方和S=250、データ数n=5のとき、不偏分散Vと標準偏差sの組合せとして正しいものはどれか。
- ア.V=50, s=約7.07
- イ.V=62.5, s=62.5
- ウ.V=50, s=50
- エ.V=62.5, s=約7.91
正解:エ.V=62.5, s=約7.91
解説:不偏分散V=S/(n−1)=250÷(5−1)=250÷4=62.5。標準偏差s=√62.5≒7.91である。
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問49.尺度の種類に関する説明として正しいものはどれか。
- ア.順序尺度は大小の順序に意味があるが間隔には意味がない尺度である
- イ.名義尺度は大小の順序や間隔に意味がある尺度である
- ウ.間隔尺度は原点(0)が絶対的で比の計算に意味がある尺度である
- エ.比例尺度は分類だけを表し数値計算ができない尺度である
正解:ア.順序尺度は大小の順序に意味があるが間隔には意味がない尺度である
解説:順序尺度は大小の順序には意味があるが、値の間隔には意味がない尺度である。名義尺度は分類だけを表し順序に意味はない。間隔尺度は間隔に意味があるが原点は絶対的でなく比に意味がない。比の計算に意味があるのは原点が絶対的な比例尺度である。
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問50.測定誤差とサンプリング誤差に関する説明として最も適切なものはどれか。
- ア.サンプリング誤差は測定器の精度不足だけが原因で生じる
- イ.測定誤差は測定器や測定方法などに起因して測定値に生じる誤差である
- ウ.測定誤差とサンプリング誤差は同じものである
- エ.全数調査ではサンプリング誤差も測定誤差もまったく生じない
正解:イ.測定誤差は測定器や測定方法などに起因して測定値に生じる誤差である
解説:測定誤差は測定器や測定方法、測定者などに起因して測定値に生じる誤差である。サンプリング誤差は母集団の一部を抜き取ることで生じる誤差で、標本が母集団と完全には一致しないことに起因する。両者は原因の異なる別の誤差であり、全数調査でも測定を行う以上、測定誤差は生じうる。
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問51.品質保証(quality assurance)とは、消費者・顧客が安心して使用でき、満足を得られるように、企業が製品やサービスの品質を確保・保証するための体系的な活動である。
正解:○(正しい)
解説:品質保証は、顧客が要求する品質を満たしていることを確実にし、それを企業として保証するための計画的・体系的な活動全体を指す。設計・製造・検査・アフターサービスに至る全プロセスを通じて品質を作り込むことが本質である。
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問52.「保証(quality assurance)」と「補償(compensation)」は同じ意味であり、いずれも不具合が起きた後に金銭や代替品で埋め合わせることを指す。
正解:×(誤り)
解説:保証(quality assurance)は品質を確保して顧客の満足を確実にする事前・体系的な活動であり、補償(compensation)は不具合が生じた際に金銭や代替品で損害を埋め合わせる事後的な行為である。両者は意味も時間軸も異なる。
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問53.品質は最終検査ですべての不適合品を取り除けばよいので、開発・設計段階で品質を作り込む必要はない。
正解:×(誤り)
解説:品質は工程で作り込むという考え方が基本であり、検査で選別するだけでは高い品質は得られない。特に設計・開発の上流段階で品質を作り込むことが、結果としての品質保証につながる。
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問54.「結果の保証」よりも「プロセス(工程)による保証」を重視する考え方は、良い結果を生み出す過程を管理すれば安定して良い製品が得られるという発想に基づく。
正解:○(正しい)
解説:結果だけを検査で保証しようとすると不適合品の発生を防げない。良いプロセスを標準化・管理して安定させれば、結果として良い品質が継続的に得られるという「プロセスによる保証」が品質管理の基本的な考え方である。
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問55.品質保証体系図とは、抜取検査においてロットの不適合品率と合格確率の関係を示した曲線のことである。
正解:×(誤り)
解説:ロットの不適合品率と合格確率の関係を示す曲線はOC曲線(検査特性曲線)である。品質保証体系図は、企画・設計・製造・販売などの各ステップを縦に、関係部門を横にとり、各段階で誰がどの品質保証業務を行うかとその流れを整理した図である。
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問56.品質機能展開(QFD)における品質表は、顧客の要求品質を技術的な品質特性へ変換し、その対応関係を二元表で整理したものである。
正解:○(正しい)
解説:品質表は、顧客の要求品質(要求品質展開表)と、それを実現する品質特性(品質特性展開表)を行と列に配置し、両者の対応の強さを示す二元表である。顧客の声を技術特性へ落とし込むための中心的な道具である。
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問57.デザインレビュー(DR)は、設計の各段階でその内容を関係者が組織的に審査し、問題点やトラブルを早期に予測・是正するために行う。
正解:○(正しい)
解説:デザインレビュー(設計審査)は、設計のアウトプットを設計者以外の関係者も含めて多面的に評価・審査し、後工程や市場での問題を未然に防ぐ活動である。上流でのトラブル予測・予防が目的である。
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問58.FMEA(故障モード影響解析)は、システム全体の故障(トップ事象)を出発点として、その原因を上位から下位へ論理的にたどっていくトップダウンの解析手法である。
正解:×(誤り)
解説:FMEAは、構成部品などの各故障モードから出発し、それが上位のシステムに及ぼす影響を評価するボトムアップの手法である。トップ事象から原因をたどるトップダウンの手法はFTA(故障の木解析)である。
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問59.FTA(故障の木解析)は、好ましくない事象(トップ事象)を頂点に置き、その原因を論理記号でつないで枝分かれさせながら下位へ展開していくトップダウンの解析手法である。
正解:○(正しい)
解説:FTAは、望ましくないトップ事象を出発点として、その発生に至る原因をANDゲート・ORゲートなどの論理記号で結び、木(ツリー)状に展開して要因を分析するトップダウンの手法である。
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問60.QAネットワーク(保証の網)は、想定される不具合ごとに、それを発生させない・流出させないための工程上の対策がどこにあるかを一覧にし、保証の抜けや弱点を明らかにする表である。
正解:○(正しい)
解説:QAネットワーク(品質保証ネットワーク、保証の網)は、不具合項目と各工程を二元表にし、発生防止と流出防止のレベルを整理して、保証の弱い箇所を見つけ強化するための道具である。
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問61.製造物責任(PL)法では、製品の欠陥によって消費者の生命・身体・財産に損害が生じた場合、製造業者等が損害賠償の責任を負うことがある。
正解:○(正しい)
解説:製造物責任法は、製品の欠陥により人の生命・身体または財産に損害を与えた場合、製造業者等が過失の有無にかかわらず賠償責任を負うことを定めている。製品安全の確保は品質保証上きわめて重要である。
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問62.初期流動管理とは、新製品の量産開始の初期段階で、通常より管理を強化して品質を安定させ、問題を早期に発見・処置する活動である。
正解:○(正しい)
解説:初期流動管理は、量産の立ち上がり時期に発生しやすい不具合を早期に把握・対策するため、一定期間通常より重点的に監視・管理を行い、安定生産へ移行させる活動である。
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問63.苦情(クレーム)処理では、目の前の顧客対応を済ませることだけが目的であり、原因を追究して再発を防止する必要はない。
正解:×(誤り)
解説:苦情処理は、当該顧客への迅速・誠実な対応に加えて、原因を追究して同種の不具合の再発を防止することが不可欠である。市場トラブル情報を設計・製造にフィードバックすることが品質向上につながる。
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問64.作業標準書は、作業者一人ひとりが自分のやりやすい方法で作業できるよう、あえて手順や条件を定めずに自由裁量に任せる目的で作成される。
正解:×(誤り)
解説:作業標準書は、作業手順・使用設備・作業条件・注意点(急所)などを明確に定め、誰が行っても同じ品質が得られるよう作業者による品質のばらつきを抑えるための基準である。自由裁量に任せるのは目的と正反対である。
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問65.QC工程図(QC工程表)は、原材料の受入から出荷までの各工程について、管理項目・管理方法・使用帳票などを工程の流れに沿って一覧化した表である。
正解:○(正しい)
解説:QC工程図は、製品ができるまでの各工程を順に並べ、それぞれの管理特性・管理値・管理方法・担当者・使用する帳票などを整理して、工程全体の管理の全体像を示すものである。
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問66.工程異常とは、工程が管理された安定な状態(統計的管理状態)から外れ、通常と異なる原因(異常原因・見逃せない原因)が働いている状態をいう。
正解:○(正しい)
解説:工程異常は、偶然原因だけによる安定状態から外れて、突き止めて取り除くべき異常原因(見逃せない原因)が作用している状態を指す。管理図の点の並び方などから異常を発見し、原因を除去する処置をとる。
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問67.工程で異常が発見されたときは、まず応急処置で流出や被害の拡大を止め、その後に原因を追究して再発防止の処置をとることが望ましい。
正解:○(正しい)
解説:異常発見時は、不適合品の流出防止などの応急処置を先に行い、続いて原因を究明して恒久的な再発防止策を講じる。応急処置だけで終えると同じ異常が繰り返される。
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問68.工程能力とは、工程が安定した状態にあるときに、その工程が生み出す品質のばらつきの実力の程度を表すものである。
正解:○(正しい)
解説:工程能力は、管理状態にある工程が達成できる品質のばらつきの程度(実力)を示すもので、規格幅とばらつきの関係から工程能力指数などで評価される。工程能力調査によって把握する。
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問69.変化点管理(変更管理)とは、4M(人・機械・材料・方法)などに変化・変更があったときに、それに伴う品質への影響を事前・事後に管理する活動である。
正解:○(正しい)
解説:変化点管理・変更管理は、作業者交代・設備変更・材料ロット切替・手順変更といった4Mの変化点で不具合が起きやすいことを踏まえ、変化の情報を共有し影響を確認・監視して品質を守る活動である。
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問70.全数検査は、抜取検査に比べて必ず費用が安く時間も短いので、破壊検査を行う場合にも全数検査を採用すべきである。
正解:×(誤り)
解説:破壊検査では製品を壊して調べるため全数検査を行うと売る物がなくなり不合理であり、抜取検査が適する。また全数検査は一般に費用も時間も多くかかる。全数検査と抜取検査は目的や条件に応じて使い分ける。
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問71.OC曲線(検査特性曲線)は、抜取検査においてロットの不適合品率とそのロットが合格する確率との関係を表した曲線である。
- ア.ロットの大きさと検査費用の関係を表した曲線である
- イ.製品の使用時間と故障率の関係を表した曲線である
- ウ.検査員の熟練度と見逃し率の関係を表した曲線である
- エ.ロットの不適合品率と、そのロットが合格する確率との関係を表した曲線である
正解:エ.ロットの不適合品率と、そのロットが合格する確率との関係を表した曲線である
解説:OC曲線(検査特性曲線)は、横軸にロットの不適合品率、縦軸にそのロットが合格する確率をとって両者の関係を示した曲線であり、抜取方式の性質(良いロットが通り悪いロットが弾かれる度合い)を表す。
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問72.抜取検査における生産者危険(α)とは何を指すか。
- ア.合格させるべき良いロット(品質の良いロット)を、誤って不合格にしてしまう確率
- イ.不合格にすべき悪いロットを、誤って合格させてしまう確率
- ウ.検査員が測定を誤る確率
- エ.抜取した試料が破壊されてしまう確率
正解:ア.合格させるべき良いロット(品質の良いロット)を、誤って不合格にしてしまう確率
解説:生産者危険(α)は、本来合格とすべき品質の良いロットが、抜取のばらつきによって誤って不合格になってしまう確率で、生産者側に不利益をもたらす。反対に、悪いロットを誤って合格させてしまう確率は消費者危険(β)である。
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問73.抜取検査における消費者危険(β)の説明として正しいものはどれか。
- ア.良いロットを誤って不合格にする確率で、生産者に不利益となる
- イ.不合格とすべき品質の悪いロットを、誤って合格させてしまう確率で、消費者に不利益となる
- ウ.検査にかかる費用の増加分
- エ.ロットの大きさに対する試料の大きさの比
正解:イ.不合格とすべき品質の悪いロットを、誤って合格させてしまう確率で、消費者に不利益となる
解説:消費者危険(β)は、本来不合格とすべき品質の悪いロットが誤って合格し、消費者の手に渡ってしまう確率で、消費者側に不利益をもたらす。良いロットを誤って不合格にする確率は生産者危険(α)である。
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問74.故障モード影響解析(FMEA)の特徴として最も適切なものはどれか。
- ア.トップ事象から原因を上位から下位へたどるトップダウンの手法である
- イ.顧客の要求品質を品質特性に変換する二元表である
- ウ.構成要素の故障モードを列挙し、それが上位システムに与える影響を評価するボトムアップの手法である
- エ.各工程の管理項目を一覧にした表である
正解:ウ.構成要素の故障モードを列挙し、それが上位システムに与える影響を評価するボトムアップの手法である
解説:FMEAは、部品や工程などの各故障モードを洗い出し、それぞれが上位システムや製品全体に及ぼす影響の大きさ・発生度・検出度を評価して、重大な項目に対策を打つボトムアップの解析手法である。
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問75.故障の木解析(FTA)の特徴として最も適切なものはどれか。
- ア.各部品の故障モードを積み上げて全体の影響を見るボトムアップの手法である
- イ.測定のかたよりを評価する手法である
- ウ.顧客の声を集めてグループ化する手法である
- エ.望ましくないトップ事象から出発し、その原因を論理記号でつないで下位へ展開するトップダウンの手法である
正解:エ.望ましくないトップ事象から出発し、その原因を論理記号でつないで下位へ展開するトップダウンの手法である
解説:FTAは、システムの望ましくない事象(トップ事象)を頂点に置き、その発生原因を論理ゲートで結んで木状に展開していくトップダウンの手法である。ボトムアップで影響を評価するのはFMEAである。
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問76.品質保証における「保証」と「補償」の違いの説明として正しいものはどれか。
- ア.保証は品質を確実にする事前・体系的な活動、補償は不具合が生じた際の損害の埋め合わせを指す
- イ.保証は不具合発生後の金銭的な埋め合わせ、補償は事前の品質確保活動を指す
- ウ.保証と補償はまったく同じ意味である
- エ.保証は製造部門、補償は検査部門の用語である
正解:ア.保証は品質を確実にする事前・体系的な活動、補償は不具合が生じた際の損害の埋め合わせを指す
解説:保証(quality assurance)は顧客の満足を確実にするための事前・体系的な品質確保活動であり、補償(compensation)は不具合が生じた後に金銭や代替品で損害を埋め合わせる事後的行為である。
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問77.品質機能展開(QFD)の品質表について、正しい説明はどれか。
- ア.工程の異常を管理図で監視するための表である
- イ.顧客の要求品質と、それを実現する品質特性との対応関係を整理した二元表である
- ウ.製品の故障率を時間の経過とともに示した表である
- エ.検査ロットの合否判定基準を示した表である
正解:イ.顧客の要求品質と、それを実現する品質特性との対応関係を整理した二元表である
解説:品質表は、顧客の要求品質と技術的な品質特性を行と列に配置し、両者の対応の強さを示す二元表である。顧客の声を設計へ結び付け、抜けなく品質特性へ展開するためのQFDの中心的道具である。
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問78.検査の種類のうち「全数検査」が適しているのはどのような場合か。
- ア.ロットが非常に大きく全数を調べる時間が取れない場合
- イ.製品を壊さないと品質が分からない破壊検査の場合
- ウ.1個でも不適合品が混入すると重大な問題となり、かつ非破壊で検査でき、検査の手間や費用が見合う場合
- エ.品質が十分安定していて実績も豊富な場合
正解:ウ.1個でも不適合品が混入すると重大な問題となり、かつ非破壊で検査でき、検査の手間や費用が見合う場合
解説:全数検査は、不適合品の混入が許されず被害が重大で、しかも非破壊で調べられ、費用・時間が見合う場合に適する。破壊検査や大量生産で全数が困難な場合は抜取検査が適する。
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問79.「抜取検査」が適している場合として最も適切なものはどれか。
- ア.安全に直結し1個の不適合も許されない部品の検査
- イ.顧客が全数の記録提出を要求している場合
- ウ.検査項目が1つしかなく短時間で終わる場合
- エ.破壊検査となる場合や、ロットが大量で全数検査が経済的に見合わない場合
正解:エ.破壊検査となる場合や、ロットが大量で全数検査が経済的に見合わない場合
解説:抜取検査は、ロットから試料を抜き取って調べロット全体の合否を判定する方法で、破壊検査の場合や、ロットが大量で全数検査では費用・時間がかかりすぎる場合などに適する。
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問80.検査を実施する場所・段階による分類として正しい組み合わせはどれか。
- ア.受入検査・工程検査・最終検査
- イ.破壊検査・非破壊検査・無試験検査
- ウ.全数検査・抜取検査・間接検査
- エ.官能検査・計測検査・記録検査
正解:ア.受入検査・工程検査・最終検査
解説:検査を段階で分けると、購入品を受け入れる受入(購入)検査、製造途中で行う工程(中間)検査、出荷前に行う最終(出荷)検査に分類される。破壊/非破壊や全数/抜取は別の観点(方法・数量)による分類である。
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問81.受入検査(購入検査)の目的として最も適切なものはどれか。
- ア.自社の完成品を出荷してよいか判定する
- イ.供給者から受け入れる原材料・部品などが要求品質を満たすかを確認する
- ウ.製造途中の半製品を次工程へ流してよいか判定する
- エ.市場の苦情情報を収集する
正解:イ.供給者から受け入れる原材料・部品などが要求品質を満たすかを確認する
解説:受入検査(購入検査)は、供給者から購入・受け入れる原材料や部品などが、あらかじめ定めた要求品質を満たしているかを確認し、不適合品を後工程へ流さないために行う検査である。
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問82.間接検査とは、どのような検査か。
- ア.購入者が受入時に自ら全数を検査すること
- イ.製品を破壊して内部を調べる検査
- ウ.供給者の検査成績を確認・活用することで、購入者側の受入検査を省略または簡略化する方式
- エ.官能により品質を評価する検査
正解:ウ.供給者の検査成績を確認・活用することで、購入者側の受入検査を省略または簡略化する方式
解説:間接検査は、供給者の提出する検査データ(検査成績書など)が信頼できる場合に、それを確認・活用して購入者側の受入検査を省略あるいは簡略化する方式である。信頼関係が前提となる。
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問83.破壊検査と非破壊検査の説明として正しいものはどれか。
- ア.破壊検査は製品を壊さずに調べ、非破壊検査は製品を壊して調べる
- イ.破壊検査は官能検査、非破壊検査は計測検査の別名である
- ウ.両者とも必ず全数検査で行う
- エ.破壊検査は製品を壊して品質を調べるため全数検査には向かず、非破壊検査は製品を壊さずに調べる
正解:エ.破壊検査は製品を壊して品質を調べるため全数検査には向かず、非破壊検査は製品を壊さずに調べる
解説:破壊検査は、引張試験のように製品を壊さないと特性が分からない検査で、全数に行うと売る物がなくなるため抜取検査が適する。非破壊検査は製品を壊さずに品質を調べる方法で、全数検査も可能である。
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問84.測定における「かたより」と「ばらつき(繰返し性)」の説明として正しいものはどれか。
- ア.かたよりは測定値の平均が真の値からずれている程度、ばらつき(繰返し性)は繰り返し測定したときの値の散らばりを指す
- イ.かたよりとばらつきは同じ意味である
- ウ.かたよりは検査費用、ばらつきは検査時間を指す
- エ.かたよりは測定値のばらつきの大きさ、ばらつきは真の値からのずれを指す
正解:ア.かたよりは測定値の平均が真の値からずれている程度、ばらつき(繰返し性)は繰り返し測定したときの値の散らばりを指す
解説:かたより(偏り)は、測定値の平均が真の値からどれだけずれているかという系統的なずれであり、ばらつき(繰返し性)は同じ対象を繰り返し測定したときの測定値の散らばりの大きさである。両者は別の概念である。
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問85.官能検査の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.必ず測定器のみを用いて数値で判定する検査である
- イ.人間の五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を用いて品質を評価・判定する検査である
- ウ.製品を破壊して内部を調べる検査である
- エ.供給者の検査成績を活用する検査である
正解:イ.人間の五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を用いて品質を評価・判定する検査である
解説:官能検査は、人間の感覚器官(五感)を用いて外観・音・味・におい・手ざわりなどの品質を評価・判定する検査である。判定基準や環境を整え、評価者による差を抑える工夫が必要となる。
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問86.QC工程図(QC工程表)の役割として最も適切なものはどれか。
- ア.顧客の要求品質を品質特性へ変換する
- イ.ロットの合格確率を不適合品率との関係で示す
- ウ.各工程の管理項目・管理方法などを工程の流れに沿って一覧にし、工程管理の全体像を示す
- エ.故障の原因を論理記号で木状に展開する
正解:ウ.各工程の管理項目・管理方法などを工程の流れに沿って一覧にし、工程管理の全体像を示す
解説:QC工程図は、受入から出荷までの各工程を順に並べ、それぞれの管理特性・管理値・管理方法・担当者・使用帳票などを整理して、工程管理の全体像を分かりやすく示す表である。
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問87.「品質は工程で作り込む」という考え方の意味として最も適切なものはどれか。
- ア.検査を厳しくして不適合品を選別すれば品質は十分に確保できる
- イ.品質は顧客が使ってみて初めて決まるので事前の作り込みは不要である
- ウ.品質は設計だけで決まるので工程は関係ない
- エ.各工程を管理して安定させ、不適合品を作らないようにすることで良い品質を確保する
正解:エ.各工程を管理して安定させ、不適合品を作らないようにすることで良い品質を確保する
解説:品質は工程で作り込むとは、検査で選別するのではなく、各工程を標準化・管理して安定させ、そもそも不適合品を作らないようにすることで良い品質を確保するという考え方である。プロセスによる保証の基本となる。
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問88.工程異常が発生したときの処置の考え方として最も適切なものはどれか。
- ア.まず応急処置で被害の拡大を止め、次に原因を追究して再発防止処置をとる
- イ.応急処置だけを行い、原因追究は不要である
- ウ.原因が分かるまで生産も出荷もそのまま続ける
- エ.異常は偶然なので放置してよい
正解:ア.まず応急処置で被害の拡大を止め、次に原因を追究して再発防止処置をとる
解説:工程異常時は、まず不適合品の流出防止などの応急処置で被害拡大を止め、続いて原因を究明して再発防止(恒久)処置をとる。応急処置だけでは同じ異常が繰り返されるため、原因除去が重要である。
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問89.変化点管理(変化点・変更の管理)で特に注意すべき「4M」に含まれないものはどれか。
- ア.人(Man)
- イ.市場(Market)
- ウ.材料(Material)
- エ.機械・設備(Machine)
正解:イ.市場(Market)
解説:4Mは、人(Man)・機械/設備(Machine)・材料(Material)・方法(Method)を指し、これらの変化点で不具合が起きやすい。市場(Market)は4Mには含まれない。
-
問90.デザインレビュー(DR、設計審査)の目的として最も適切なものはどれか。
- ア.完成品の出荷可否を最終判定する
- イ.市場からの苦情を集計する
- ウ.設計内容を関係者が組織的に審査し、問題点やトラブルを早期に予測・是正する
- エ.抜取検査の合否を判定する
正解:ウ.設計内容を関係者が組織的に審査し、問題点やトラブルを早期に予測・是正する
解説:デザインレビューは、設計の各段階でその内容を設計者以外も含む関係者が多面的に審査し、後工程や市場での問題を未然に防ぐために行う。上流でのトラブル予測・予防が主目的である。
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問91.製造物責任(PL)の観点から、製品安全を確保するうえで最も重要な考え方はどれか。
- ア.問題が起きてから対応すればよい
- イ.安全は検査部門だけの責任である
- ウ.取扱説明書さえ付ければ安全上の配慮は不要である
- エ.設計・製造段階から予見される危険を洗い出し、欠陥を作り込まないよう未然に防止する
正解:エ.設計・製造段階から予見される危険を洗い出し、欠陥を作り込まないよう未然に防止する
解説:製造物責任を踏まえた製品安全では、設計・製造の段階で予見される危険を洗い出し、欠陥を作り込まないよう未然防止するとともに、適切な表示・警告を行うことが重要である。安全は全社的な取り組みである。
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問92.苦情(クレーム)処理の進め方として最も適切なものはどれか。
- ア.顧客へ迅速・誠実に対応するとともに、原因を追究して再発防止し、情報を関係部門にフィードバックする
- イ.苦情はすべて顧客の誤使用として処理する
- ウ.顧客への対応だけ済ませ、原因追究や再発防止は行わない
- エ.苦情情報は社外秘なので設計・製造には伝えない
正解:ア.顧客へ迅速・誠実に対応するとともに、原因を追究して再発防止し、情報を関係部門にフィードバックする
解説:苦情処理は、当該顧客への迅速・誠実な対応に加え、原因を究明して同種不具合の再発を防止し、その情報を設計・製造など関係部門へフィードバックして品質向上に生かすことが重要である。
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問93.初期流動管理を行う主な理由として最も適切なものはどれか。
- ア.量産が十分安定した後に品質を確認するため
- イ.新製品の量産立ち上がり時に発生しやすい不具合を早期に発見・処置し、安定生産へ移行させるため
- ウ.検査を廃止して費用を下げるため
- エ.顧客の要求品質を品質特性に変換するため
正解:イ.新製品の量産立ち上がり時に発生しやすい不具合を早期に発見・処置し、安定生産へ移行させるため
解説:初期流動管理は、量産の立ち上がり初期に不具合が発生しやすいことから、一定期間通常より重点的に監視・管理して問題を早期に把握・対策し、安定した量産へ円滑に移行させるために行う。
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問94.品質保証体系図についての説明として最も適切なものはどれか。
- ア.工程の管理項目を工程順に並べた表である
- イ.顧客の要求品質と品質特性の対応を示す二元表である
- ウ.製品開発の各ステップで、どの部門がどのような品質保証業務を行うかとその流れを示した図である
- エ.ロットの合格確率を示す曲線である
正解:ウ.製品開発の各ステップで、どの部門がどのような品質保証業務を行うかとその流れを示した図である
解説:品質保証体系図は、企画から販売・アフターサービスまでの各ステップを縦に、関係部門を横にとり、各段階で誰が何を行うかとその流れ(フロー)を示した図で、全社的な品質保証活動の骨組みを表す。
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問95.検査における「適合/不適合」と「合格/不合格」の関係として正しいものはどれか。
- ア.いずれも供給者だけが判断する
- イ.適合/不適合と合格/不合格はまったく無関係である
- ウ.合格/不合格は個々の品物、適合/不適合はロットに用いる
- エ.適合/不適合は個々の品物が規定を満たすかどうか、合格/不合格はロットや検査単位が判定基準を満たすかどうかに用いる
正解:エ.適合/不適合は個々の品物が規定を満たすかどうか、合格/不合格はロットや検査単位が判定基準を満たすかどうかに用いる
解説:適合/不適合は、個々の品物や特性が規定要求事項を満たしているかどうかを表す用語であり、合格/不合格は、ロットや検査単位が定められた判定基準を満たしているかどうかを表す。両者は用いる対象が異なる。
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問96.工程能力調査・工程解析の目的として最も適切なものはどれか。
- ア.工程のばらつきの実力を把握し、規格に対する余裕や改善すべき要因を明らかにすること
- イ.顧客の苦情件数を集計すること
- ウ.完成品の出荷可否を1個ずつ判定すること
- エ.供給者の検査成績書を作成すること
正解:ア.工程のばらつきの実力を把握し、規格に対する余裕や改善すべき要因を明らかにすること
解説:工程能力調査・工程解析は、工程が安定状態でどの程度のばらつきの実力を持つかを把握し、規格幅に対する余裕(工程能力)を評価するとともに、ばらつきの要因を解析して工程改善につなげることを目的とする。
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問97.計測の管理(計測管理)において重要なこととして最も適切なものはどれか。
- ア.測定器は一度校正すれば以後は点検・校正の必要がない
- イ.測定器を定期的に校正・点検し、測定のかたよりやばらつきを管理して信頼できる測定値を得られるようにする
- ウ.測定値は測定器が示す限り常に正しいので誤差を考える必要はない
- エ.計測は検査部門だけが行えばよく管理は不要である
正解:イ.測定器を定期的に校正・点検し、測定のかたよりやばらつきを管理して信頼できる測定値を得られるようにする
解説:計測管理では、測定器を定期的に校正・点検し、測定のかたより(系統誤差)やばらつき(繰返し性)を把握・管理して、信頼できる測定値が得られる状態を維持することが重要である。
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問98.新製品開発における「プロセス(工程)による保証」を重視する理由として最も適切なものはどれか。
- ア.検査を厳しくするほど品質は確実に上がるから
- イ.結果さえ良ければ過程は問わないという考え方だから
- ウ.良い結果を生み出すプロセスを管理・安定させれば、結果として安定的に良い品質が得られるから
- エ.保証は補償と同じで事後対応でよいから
正解:ウ.良い結果を生み出すプロセスを管理・安定させれば、結果として安定的に良い品質が得られるから
解説:プロセスによる保証は、結果を検査で選別するのではなく、良い結果を生むプロセスそのものを標準化・管理して安定させることで、継続的・安定的に良い品質を得ようとする考え方に基づく。
-
問99.フローチャート(流れ図)を工程管理に用いる利点として最も適切なものはどれか。
- ア.顧客の要求品質を数値で表せる
- イ.ロットの合格確率を計算できる
- ウ.製品を破壊せずに内部を検査できる
- エ.作業や処理の流れを図記号で可視化でき、工程の手順や分岐、問題箇所を関係者で共有・検討しやすい
正解:エ.作業や処理の流れを図記号で可視化でき、工程の手順や分岐、問題箇所を関係者で共有・検討しやすい
解説:フローチャートは、作業や処理の順序・分岐・繰り返しを標準的な図記号で表し、工程の流れを見える化する。手順の理解共有や、どこに問題やムダ・抜けがあるかの検討に役立ち、QC工程図とともに用いられる。
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問100.製品ライフサイクル全体で品質保証を考えるという視点として最も適切なものはどれか。
- ア.企画・設計から製造・販売・使用・アフターサービス・廃棄に至る全段階を通じて品質を確保する視点である
- イ.製造工程の検査だけを対象にすればよい
- ウ.販売した後の品質は企業の関与外である
- エ.品質保証は出荷時点で完了し、それ以降は考えなくてよい
正解:ア.企画・設計から製造・販売・使用・アフターサービス・廃棄に至る全段階を通じて品質を確保する視点である
解説:品質保証は製造や検査の一時点だけでなく、企画・設計から製造・販売・使用・アフターサービス・廃棄・環境配慮に至る製品ライフサイクル全体を通じて品質を確保するという広い視点で捉えることが重要である。
-
問101.方針管理における「方針」は、達成すべき目標とそれを実現するための方策の両方を含む概念である。
正解:○(正しい)
解説:方針は、組織が達成をめざす目標(あるべき姿を数値等で表したもの)と、その目標を達成するための手段である方策から構成される。目標だけでも方策だけでも方針とは呼べず、両者がそろって初めて方針となる。方針管理はこの方針を組織の上位から下位へ展開し、達成に向けて計画的に運営していくしくみである。
-
問102.方針の展開において、上位方針を一方的に下位に押し付けるのではなく、上位者と下位者が方針や方策について意見をやり取りして内容をすり合わせることを一般に何と呼ぶか。
- ア.ブレーンストーミング
- イ.キャッチボール
- ウ.ベンチマーキング
- エ.デシジョンツリー
正解:イ.キャッチボール
解説:上位方針を下位に展開する際、上位者が示した目標・方策に対して下位者が実現可能性や現場の実情を踏まえた意見を返し、双方で内容を調整していく双方向のやり取りを、キャッチボールやすり合せと呼ぶ。これにより方針の納得性と実行性が高まる。一方的な指示ではなく相互のコミュニケーションを通じて整合をとる点が方針展開の要点である。
-
問103.方針管理では、期首に立てた方針の達成度を期末に評価し、うまくいかなかった原因を分析して次期に反映するレビュー(反省)を行う。
正解:○(正しい)
解説:方針管理はPDCAのサイクルに沿って運営される。期首に方針を設定して実行し、期末に達成度を評価して未達成の要因を分析し、その結果を次期の方針立案に活かす。この期首・期末のレビューと反省を繰り返すことで、組織の目標達成能力が継続的に高まっていく。
-
問104.日常管理と方針管理の関係について、最も適切な説明はどれか。
- ア.日常管理は経営層だけが行い、方針管理は現場だけが行う
- イ.日常管理と方針管理は同じ活動を別の名前で呼んだものである
- ウ.日常管理は各部門が担当業務を確実に維持・改善する活動、方針管理は重点課題を組織的に達成する活動である
- エ.方針管理を行っている組織では日常管理は不要になる
正解:ウ.日常管理は各部門が担当業務を確実に維持・改善する活動、方針管理は重点課題を組織的に達成する活動である
解説:日常管理は、各部門が担当する業務について目標を維持し必要な改善を積み重ねる、いわば足元を固める活動である。これに対し方針管理は、経営目標達成のために特に重点を置くべき課題を選び、組織全体で計画的に取り組む活動である。両者は車の両輪の関係にあり、日常管理で維持された土台の上に方針管理による飛躍的な改善が積み上がる。どちらか一方だけでは組織運営は成り立たない。
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問105.日常管理では、各部門が担当する業務の範囲と、それに伴う責任・権限を明確にしておくことが重要である。この業務の分担を定めたものを何と呼ぶか。
- ア.管理図
- イ.品質方針
- ウ.作業標準
- エ.業務分掌
正解:エ.業務分掌
解説:組織内で誰がどの業務を担当し、どのような責任と権限をもつかを定めたものを業務分掌という。日常管理を効果的に進めるには、業務分掌によって各部門・各人の役割を明確にし、責任と権限の所在をはっきりさせておく必要がある。これにより担当があいまいな業務や重複がなくなり、問題発生時の対応も迅速になる。
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問106.管理項目(管理点)は、仕事の結果を評価するためにチェックする項目であり、点検項目(点検点)は、その結果を生み出す原因系(要因)を評価するためにチェックする項目である。
正解:○(正しい)
解説:管理項目は目標に対して結果がどうであったかを確認するための、いわば結果系の尺度である。一方、点検項目は良い結果を得るために原因系(工程条件や作業手順など)が正しく保たれているかを確認する尺度である。結果を管理項目で監視し、その結果を左右する要因を点検項目で押さえることで、問題を未然に防ぎ確実に目標を達成する。両者を混同しないことが日常管理の基本である。
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問107.日常管理における「異常」の意味として最も適切なものはどれか。
- ア.管理された状態(管理限界内)から外れた、放置できない状態
- イ.製品に不良が1個でも発生した状態
- ウ.目標値をわずかでも下回った状態
- エ.作業者が交代した状態
正解:ア.管理された状態(管理限界内)から外れた、放置できない状態
解説:日常管理でいう異常とは、工程が管理された安定な状態から外れた、いわゆる管理外れの状態を指す。これは何らかの通常とは異なる原因(異常原因)が働いていることを示すサインであり、放置せず原因を突き止めて処置する必要がある。単に不良が出たことや目標をわずかに下回ったこと自体を異常と呼ぶのではなく、統計的に見て通常の状態から逸脱していることを意味する。
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問108.異常が発生した際は、まず不適合品を取り除くなどの応急処置を行い、続いて原因を追究して二度と同じ異常が起きないようにする再発防止の処置をとることが望ましい。
正解:○(正しい)
解説:異常への対応では、まず目の前で困っている状態を止める応急処置を行い、被害の拡大を防ぐ。しかし応急処置だけでは同じ異常が繰り返されるため、その後に原因を調査し、真の原因を除去する再発防止(是正処置)を行うことが重要である。応急処置と再発防止をセットで進めることが、異常処置の基本的な考え方である。
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問109.設備の交換、材料ロットの切替え、作業者の変更など、工程に変化が生じる時点に着目して重点的に管理し、問題の発生を未然に防ごうとする管理を何と呼ぶか。
- ア.目標管理
- イ.変化点管理
- ウ.官能検査
- エ.全数検査
正解:イ.変化点管理
解説:工程に変化が生じる時点(変化点)では、品質が乱れやすく異常が発生しやすい。そこで、設備・材料・方法・人などが変わる時点をあらかじめ把握し、その前後を重点的に監視して問題を未然に防ぐ管理を変化点管理という。4M(人・機械・材料・方法)の変化に着目することで、変化に起因するトラブルを効果的に抑えることができる。
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問110.管理項目一覧表とは、どの管理項目を、誰が、いつ、どのように管理するかを一覧にまとめたものである。
正解:○(正しい)
解説:管理項目一覧表は、部門や工程ごとに管理すべき項目を洗い出し、その管理項目名・管理水準(目標)・管理の頻度や方法・責任者・異常時の処置などを一覧にまとめた表である。これにより、何を誰がどう管理するかが明確になり、日常管理を組織的かつ確実に運用できるようになる。
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問111.標準化の目的・意義として適切でないものはどれか。
- ア.部品や製品の互換性を確保する
- イ.品質のばらつきを抑えて安定させる
- ウ.競合他社の技術をそのまま模倣する
- エ.業務の効率化・簡素化を図る
正解:ウ.競合他社の技術をそのまま模倣する
解説:標準化の主な目的は、部品や製品の互換性の確保、品質の安定(ばらつきの低減)、業務の効率化や簡素化、相互理解の促進などにある。共通のルールや規格を定めることで、無駄を省き、品質を安定させ、誰が行っても同じ結果が得られるようにするのが標準化の意義である。他社技術の無断模倣は標準化の目的ではない。
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問112.標準化とは、繰り返し発生する事柄に対して共通に使える取り決め(標準)を定め、それを活用することである。
正解:○(正しい)
解説:標準化は、モノやコト、方法などについて、繰り返し起こる事柄に対して秩序をもたらすために、皆で使える共通の取り決め(標準)を設定し活用する行為である。標準を定めて守ることで、品質の安定・効率化・互換性の確保などの効果が得られる。一度きりの事柄ではなく、繰り返し発生するものを対象とする点が特徴である。
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問113.社内標準化(社内規格の制定と活用)の進め方として、最も適切でないものはどれか。
- ア.誰が読んでも同じ理解ができるように明確に記述する
- イ.関係者の合意を得て、実行可能で守れる内容にする
- ウ.必要に応じて内容を見直し、改訂していく
- エ.現場の実態に合わない標準でも、一度決めたら永久に変更しない
正解:エ.現場の実態に合わない標準でも、一度決めたら永久に変更しない
解説:社内標準は、関係者の合意のもとに、実際に守れる実行可能な内容として定めることが大切である。また、技術の進歩や実態の変化に応じて定期的に見直し、必要なら改訂していく。誰が読んでも同じ解釈ができるよう明確に書くことも重要である。実態に合わなくなっても改訂せず放置すれば、標準は形骸化して守られなくなる。標準は生き物として維持・改善していくものである。
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問114.JISは日本産業規格の略称であり、その制定の根拠となる法律は産業標準化法である。
正解:○(正しい)
解説:JIS(Japanese Industrial Standards)は日本産業規格であり、産業標準化法に基づいて制定される国家規格である。かつては工業標準化法・日本工業規格と呼ばれていたが、法改正により対象がデータ・サービス等にも拡大され、産業標準化法・日本産業規格へと名称が変更された。国内の産業製品やサービスに関する標準を定めている。
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問115.ISOとIECに関する説明として、最も適切な組合せはどれか。
- ア.ISOは電気・電子分野を除く広範な分野の国際規格、IECは電気・電子技術分野の国際規格を扱う
- イ.ISOは日本国内規格、IECは米国国内規格である
- ウ.ISOもIECも日本の国家規格である
- エ.ISOは電気分野専門、IECは食品分野専門である
正解:ア.ISOは電気・電子分野を除く広範な分野の国際規格、IECは電気・電子技術分野の国際規格を扱う
解説:ISO(国際標準化機構)は、電気・電子分野を除く鉱工業・サービスなど広範な分野の国際規格を制定する。IEC(国際電気標準会議)は、電気・電子技術に関する分野の国際規格を担当する。いずれも国際的に通用する規格を扱う国際標準化機関であり、特定の一国の国家規格ではない。両者は分野を分担している。
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問116.公的な標準化機関が正規の手続きを経て制定した標準を「デジュール標準」、市場での普及によって事実上の標準となったものを「デファクト標準」という。
正解:○(正しい)
解説:デジュール標準(de jure standard)は、ISOやJISなど公的な標準化機関が所定の手続きを踏んで定める公式な標準を指す。これに対しデファクト標準(de facto standard)は、特定の製品や方式が市場で広く普及した結果、事実上の標準として定着したものをいう。両者は成立の経緯が異なる標準の分類である。
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問117.QCサークル活動の基本的な考え方として、最も適切でないものはどれか。
- ア.メンバーの自主性を尊重して運営する
- イ.上司の命令で決められたテーマだけを義務として処理する
- ウ.自己啓発・相互啓発を図る
- エ.全員参加で活動を進める
正解:イ.上司の命令で決められたテーマだけを義務として処理する
解説:QCサークル活動は、第一線の職場で働く人々が自主的に品質管理を実践する小集団活動である。その基盤は、メンバーの自主性の尊重、自己啓発と相互啓発、全員参加、そして人間性の尊重にある。上からの命令で義務としてこなすものではなく、メンバー自らが問題を見つけ、話し合いながら改善を進めるところに本質がある。命令一辺倒の運営は自主性の原則に反する。
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問118.QCサークル活動は、経営層だけが参加し、現場の作業者は関与しない活動である。
正解:×(誤り)
解説:これは誤りである。QCサークル活動は、第一線の職場で働く人々が中心となって、自主的に自分たちの職場の問題を解決していく小集団活動である。現場の作業者が主役であり、全員参加を旨とする。経営層は活動を支援し推進する立場にあるが、活動そのものは現場の人々によって担われる。
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問119.QCサークル活動を含む、職場の少人数のグループが協力して品質や業務の改善に取り組む活動を総称して何と呼ぶか。
- ア.品質監査
- イ.トップ診断
- ウ.小集団改善活動
- エ.苦情処理
正解:ウ.小集団改善活動
解説:職場ごとに編成された少人数のグループが、協力して品質・コスト・効率などの改善に取り組む活動を総称して小集団改善活動という。QCサークル活動はその代表例であり、現場の知恵を集めて継続的な改善を進める。少人数で協力しながら身近な問題を解決していく点に特徴がある。
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問120.品質教育におけるOJTとは、日常の業務を通じて職場で行う教育・訓練のことである。
正解:○(正しい)
解説:OJT(On the Job Training)は、実際の仕事の場で、上司や先輩が部下や後輩を指導しながら、業務を通じて知識・技能を身につけさせる教育である。日常の実務のなかで具体的・実践的に学べる点が特徴である。これに対し、職場を離れて集合研修などで行う教育はOff-JTと呼ばれる。
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問121.職場を離れ、集合研修やセミナーなど日常業務の外で計画的に行う教育を何と呼ぶか。
- ア.方針管理
- イ.OJT
- ウ.QCサークル
- エ.Off-JT
正解:エ.Off-JT
解説:Off-JT(Off the Job Training)は、日常の職場・業務を離れて、集合研修やセミナー、外部講習などの形で計画的・体系的に行う教育である。理論や共通知識を効率よく学べる利点がある。実務の場で行うOJTと組み合わせることで、教育効果が高まる。
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問122.階層別教育と職能別教育の説明として、最も適切な組合せはどれか。
- ア.階層別教育は役職・立場に応じた教育、職能別教育は担当する職務・専門分野に応じた教育である
- イ.階層別教育は新入社員だけへの教育、職能別教育は役員だけへの教育である
- ウ.どちらも同じ内容を全員に一律に行う教育である
- エ.階層別教育は社外向け、職能別教育は社内向けの教育である
正解:ア.階層別教育は役職・立場に応じた教育、職能別教育は担当する職務・専門分野に応じた教育である
解説:階層別教育は、新入社員・中堅・管理職といった組織上の階層(役職・立場)に応じて必要な内容を教育するものである。職能別教育は、設計・製造・品質保証・営業など、担当する職務や専門分野ごとに必要な知識・技能を教育するものである。両者を組み合わせることで、立場と専門の両面から人材を育成できる。
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問123.品質マネジメントの原則(ISO9000系)の一つとして、組織はまず自社の都合を最優先し、顧客の要求は二の次にすべきである、という原則が定められている。
正解:×(誤り)
解説:これは誤りである。品質マネジメントの原則の第一は「顧客重視(顧客に焦点を当てること)」である。組織は顧客の現在および将来のニーズを理解し、その要求を満たし、さらに期待を超えるよう努めることが求められる。自社の都合を優先し顧客を軽視する考え方は、この原則と正反対である。
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問124.ISO9000系で示される品質マネジメントの原則に含まれないものはどれか。
- ア.顧客重視
- イ.利益の最大化のための価格つり上げ
- ウ.プロセスアプローチ
- エ.改善
正解:イ.利益の最大化のための価格つり上げ
解説:品質マネジメントの原則は、顧客重視、リーダーシップ、人々の積極的参加、プロセスアプローチ、改善、客観的事実に基づく意思決定、関係性管理の7つである。価格をつり上げて利益を最大化することは、これらの原則には含まれない。これらの原則は、組織がよりよい品質と顧客満足を実現するための基本的な考え方を示している。
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問125.品質マネジメントの原則における「プロセスアプローチ」とは、活動や資源を一連のプロセスとしてとらえて運営管理することで、望む結果をより効率的に達成しようとする考え方である。
正解:○(正しい)
解説:プロセスアプローチは、業務を独立した作業の寄せ集めとしてではなく、インプットをアウトプットに変換する相互に関連したプロセスの連なりとして把握し、それらを体系的に運営管理する考え方である。プロセスとその相互関係を理解して管理することで、一貫した結果を効率的・効果的に得られる。
-
問126.品質マネジメントの原則のうち、データや情報を分析・評価した結果に基づいて判断を行うことを重視する原則はどれか。
- ア.関係性管理
- イ.リーダーシップ
- ウ.客観的事実に基づく意思決定
- エ.人々の積極的参加
正解:ウ.客観的事実に基づく意思決定
解説:客観的事実に基づく意思決定は、勘や思い込みではなく、データや情報を分析・評価した客観的な事実に基づいて意思決定を行うべきだとする原則である。事実に基づいて判断することで、より確かで納得性の高い意思決定ができる。品質管理で重視される「事実に基づく管理」の考え方に通じる原則である。
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問127.品質マネジメントの原則における「関係性管理(関係の管理)」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.取引先の情報を一切共有しない
- イ.顧客との契約をできるだけ短期で打ち切る
- ウ.従業員間の競争をあおって成果を上げる
- エ.供給者など密接に関連する利害関係者との関係を良好に管理し、持続的な成功につなげる
正解:エ.供給者など密接に関連する利害関係者との関係を良好に管理し、持続的な成功につなげる
解説:関係性管理は、供給者(サプライヤー)やパートナーなど、組織と密接に関連する利害関係者との関係を良好に築き、適切に管理することを重視する原則である。互いに利益をもたらす関係を維持することで、組織全体としての持続的な成功が得やすくなる。対立や情報遮断ではなく、協力関係の構築を目指す考え方である。
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問128.ISO9001は、組織が品質マネジメントシステムを構築・運用するうえで満たすべき要求事項を定めた規格である。
正解:○(正しい)
解説:ISO9001は、品質マネジメントシステム(QMS)の要求事項を規定した国際規格である。組織がこの規格の要求事項を満たすしくみを構築・運用することで、顧客要求に応え、顧客満足の向上を図ることができる。ISO9001は「要求事項」の規格であり、認証取得の基準として用いられる。
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問129.ISO9000系の規格に関する説明として、最も適切でないものはどれか。
- ア.ISO9001は製品そのものの品質等級を格付けする規格である
- イ.ISO9000は品質マネジメントシステムの基本及び用語を定めている
- ウ.ISO9001は品質マネジメントシステムの要求事項を定めている
- エ.ISO9001は組織の規模や業種を問わず適用できる
正解:ア.ISO9001は製品そのものの品質等級を格付けする規格である
解説:ISO9001は、製品の品質そのものを直接格付けする規格ではなく、良い製品・サービスを生み出すための組織のしくみ(品質マネジメントシステム)に対する要求事項を定めた規格である。ISO9000は基本と用語を定め、ISO9001は要求事項を定める。ISO9001は業種・規模を問わず幅広い組織に適用できる汎用的な規格である。品質等級の格付けを行うものではない。
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問130.第三者認証制度とは、組織の品質マネジメントシステムが規格要求事項に適合しているかを、その組織自身でも顧客でもない、独立した第三者機関が審査して認証するしくみである。
正解:○(正しい)
解説:第三者認証制度では、審査を受ける組織(第一者)でも、その顧客(第二者)でもない、利害関係のない独立した審査登録機関(第三者)が、組織のQMSが規格に適合しているかを客観的に審査し、適合していれば認証を与える。第三者が公平に評価することで、認証の信頼性と客観性が確保される。
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問131.品質マネジメントシステムの運用と改善に用いられる管理のサイクルとして、最も適切なものはどれか。
- ア.起承転結
- イ.Plan-Do-Check-Act(PDCA)
- ウ.5W1H
- エ.PPM
正解:イ.Plan-Do-Check-Act(PDCA)
解説:品質マネジメントシステムは、計画(Plan)、実施(Do)、確認(Check)、処置(Act)からなるPDCAサイクルを回すことで運用され、継続的に改善される。計画を立てて実行し、結果を評価して必要な処置をとり、その学びを次の計画に活かす。この繰り返しによってシステムの質が向上していく。ISO9001もこのPDCAの考え方を基礎としている。
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問132.品質マネジメントの原則の一つである「改善」は、組織が現状に満足せず、継続的にパフォーマンスの向上を図ることを重視するものである。
正解:○(正しい)
解説:改善の原則は、組織が現状に安住せず、継続的に自らのパフォーマンスの向上に取り組むことの重要性を示している。市場や顧客の要求は変化し続けるため、絶えず改善を続けることで組織は競争力と適応力を維持できる。継続的改善は品質マネジメントの中核となる考え方の一つである。
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問133.方針管理における「方策」とは、目標を達成するための具体的な手段・やり方を指す。
正解:○(正しい)
解説:方策は、掲げた目標を達成するために「どのように」取り組むかを示す具体的な手段や実施事項である。目標が「何を、どこまで」を示すのに対し、方策は「どうやって」を示す。目標だけを示して方策がなければ、達成への道筋が定まらない。目標と方策が一体となって方針を構成する。
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問134.日常管理における管理項目と点検項目の使い分けについて、正しく述べているものはどれか。
- ア.管理項目も点検項目も結果だけを確認する
- イ.管理項目は原因系、点検項目は結果系を確認する
- ウ.結果を確認するのが管理項目、その結果を左右する要因(原因系)を確認するのが点検項目である
- エ.両者に区別はなく同じものである
正解:ウ.結果を確認するのが管理項目、その結果を左右する要因(原因系)を確認するのが点検項目である
解説:管理項目は仕事の結果(結果系)を評価するための項目であり、目標に対して結果がどうであったかを監視する。点検項目は良い結果を得るために原因系(工程条件・作業手順など)が正しく保たれているかを確認する項目である。結果を管理項目で押さえ、その結果を生む要因を点検項目で押さえる、という役割分担を理解することが日常管理の要点である。
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問135.標準化により、ある部品が同種の別の部品と置き換えて使えるようになる性質を互換性という。互換性の確保は標準化の重要な意義の一つである。
正解:○(正しい)
解説:互換性とは、ある部品や製品を、同じ規格に基づく別のものと置き換えても支障なく使える性質である。標準化によって寸法や仕様が統一されると互換性が確保され、部品の調達・交換・修理が容易になる。互換性の確保は、標準化がもたらす代表的な効果・意義の一つである。
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問136.産業標準化法(旧・工業標準化法)の改正により、JISの名称は「日本工業規格」から「日本産業規格」へと変更された。
正解:○(正しい)
解説:かつての工業標準化法は、標準化の対象がモノだけでなくデータ・サービス・経営管理などにも広がったことを受けて改正され、名称が産業標準化法となった。これに伴い、規格の名称も日本工業規格から日本産業規格(JIS)へと改められた。略称のJIS自体は変わっていない。
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問137.次のうち、方針管理のしくみと運用に関する記述として最も適切でないものはどれか。
- ア.期末に達成状況を評価し反省を次期に活かす
- イ.上位方針を受けて各部門が自部門の方針に展開する
- ウ.目標に対する達成度を定期的にフォローする
- エ.方針は一度決めたら期の途中でどんな状況変化があっても見直してはならない
正解:エ.方針は一度決めたら期の途中でどんな状況変化があっても見直してはならない
解説:方針管理では、環境や状況が大きく変化した場合には、期の途中であっても方針や方策を見直すことが必要になる。むしろ、進捗を定期的にフォローし、必要に応じて軌道修正することが適切な運用である。上位方針から各部門方針への展開、達成度の定期的なフォロー、期末の評価と反省は、いずれも方針管理の正しい運用である。状況変化を無視して見直しを一切しないのは適切でない。
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問138.QCサークル活動における自己啓発とは、メンバー自身が自ら進んで学び、能力を高めようとすることをいう。
正解:○(正しい)
解説:自己啓発は、メンバー一人ひとりが自主的に、自らの意思で学習し能力向上に努めることを指す。QCサークル活動では、この自己啓発に加え、メンバー同士が互いに刺激し高め合う相互啓発も重視される。自主性を土台に、個人と集団の両面から成長を図る点が特徴である。
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問139.品質マネジメントの原則における「人々の積極的参加」の趣旨として、最も適切なものはどれか。
- ア.組織のあらゆる階層の人々が能力を発揮し、主体的に関与することで組織の力を高める
- イ.経営者だけが意思決定に関与すればよい
- ウ.現場の人々は指示された作業のみを行えばよい
- エ.外部コンサルタントにすべてを任せる
正解:ア.組織のあらゆる階層の人々が能力を発揮し、主体的に関与することで組織の力を高める
解説:人々の積極的参加は、組織のあらゆる階層の人々が尊重され、その能力を十分に発揮し、主体的に組織の活動に関与することの重要性を示す原則である。人々が積極的に参加することで、組織全体の能力が引き出され、価値創造につながる。一部の人だけが関与し、他は受け身であるという姿勢とは対極にある考え方である。
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問140.品質マネジメントの原則における「リーダーシップ」は、組織のリーダーが目的と方向性を一致させ、人々が目標達成に参画できる環境をつくることを重視する。
正解:○(正しい)
解説:リーダーシップの原則は、あらゆる階層のリーダーが組織の目的と方向を一致させ、人々がその目標の達成に向けて積極的に参画できるような状況・環境を生み出すことの重要性を示している。リーダーが明確な方向性を示し、参加を促す環境を整えることで、組織の力が結集される。
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問141.業務分掌において責任と権限を明確にする意義として、最も適切でないものはどれか。
- ア.担当の重複や抜け(すき間)をなくすため
- イ.担当をあいまいにして、誰も責任を負わないようにするため
- ウ.問題発生時に誰が対応するかを明確にするため
- エ.各部門が自らの役割を自覚して業務を遂行するため
正解:イ.担当をあいまいにして、誰も責任を負わないようにするため
解説:業務分掌で責任と権限を明確にする目的は、各部門・各人の役割をはっきりさせ、担当の重複や抜けをなくし、問題発生時の対応者を明確にし、各自が自らの役割を自覚して業務にあたれるようにすることにある。責任の所在をあいまいにして誰も責任を負わない状態をつくることは、業務分掌の意義とは正反対であり、日常管理を阻害する。
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問142.社内標準は、その組織の内部で通用する取り決めであり、JISやISOのような外部の公的規格とは適用範囲が異なる。
正解:○(正しい)
解説:社内標準(社内規格)は、特定の組織内でのみ通用する取り決めであり、その会社の実情に合わせて定められる。一方、JISは国家規格、ISOは国際規格であり、より広い範囲で通用する公的な標準である。社内標準を定める際には、関連するJISやISOなどの外部規格と整合をとることが望ましい。適用範囲が異なる点を理解しておく必要がある。
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問143.QCサークル活動の目的として、最も適切でないものはどれか。
- ア.メンバーの能力向上と自己実現を図ること
- イ.職場の問題解決を通じて品質・業務を改善すること
- ウ.メンバーを競わせて成績下位者を職場から排除すること
- エ.明るく活力に満ちた職場をつくること
正解:ウ.メンバーを競わせて成績下位者を職場から排除すること
解説:QCサークル活動の目的は、職場の問題解決を通じて品質や業務を改善すること、メンバーの能力向上・自己実現を図ること、そして明るく活力ある職場づくりを進めることにある。人間性を尊重し、全員参加で前向きに取り組むところに意義がある。メンバーを競わせて下位者を排除するような考え方は、人間性尊重や全員参加の精神に反し、活動の目的には含まれない。
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問144.品質教育は、階層別・職能別の教育や、OJTとOff-JTの組合せなどを体系的に計画して実施することが望ましい。
正解:○(正しい)
解説:品質教育を効果的に進めるには、思いつきで断片的に行うのではなく、体系的に計画することが望ましい。対象者の階層に応じた階層別教育、職務に応じた職能別教育、さらに実務を通じたOJTと集合研修などのOff-JTを適切に組み合わせ、教育体系として整備する。計画的・体系的な教育により、組織全体の品質意識と能力が高まる。
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問145.変化点管理で着目する「4M」に含まれないものはどれか。
- ア.Material(材料)
- イ.Man(人)
- ウ.Machine(機械・設備)
- エ.Money(資金)
正解:エ.Money(資金)
解説:変化点管理で着目する4Mとは、Man(人)、Machine(機械・設備)、Material(材料)、Method(方法)の4つである。これらに変化が生じる時点で品質が乱れやすいため、その前後を重点的に管理する。Money(資金)は4Mには含まれない。人・機械・材料・方法の変化に着目することが変化点管理の基本である。
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問146.デファクト標準は、公的な標準化機関の正式な手続きによって最初から国際規格として制定されたものである。
正解:×(誤り)
解説:これは誤りである。デファクト標準は、公的機関の正式手続きによって定められた標準ではなく、ある製品や方式が市場で広く使われ普及した結果、事実上の標準として通用するようになったものである。公的な手続きを経て制定される標準はデジュール標準と呼ばれ、両者は成立の経緯が異なる。
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問147.方針管理と日常管理を対比したとき、方針管理が主に扱うものとして最も適切なものはどれか。
- ア.現状を打破するための重点的・革新的な課題
- イ.現状水準を維持するためのルーチン業務
- ウ.日々の作業手順の遵守
- エ.定型的な帳票の記入
正解:ア.現状を打破するための重点的・革新的な課題
解説:方針管理は、経営目標を達成するために特に重点を置くべき課題、とりわけ現状の水準を打破して飛躍を図る革新的・重点的なテーマを組織的に推進する活動である。一方、日々の定型業務を確実に維持・改善するのは日常管理の役割である。方針管理で現状打破を図り、日常管理で土台を固める、という役割の違いを押さえておく必要がある。
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問148.ISO9001の認証を取得すれば、その組織が製造・提供する製品やサービスに不良や不具合が一切生じなくなることが保証される。
正解:×(誤り)
解説:これは誤りである。ISO9001の認証は、組織が品質マネジメントシステムの要求事項を満たすしくみを構築・運用していることを示すものであって、製品やサービスに不良が絶対に生じないことを保証するものではない。認証はあくまで、良い品質を生み出すためのしくみが整っていることの証であり、個々の製品の無欠陥を保証するものではない。
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問149.標準化・小集団活動・人材育成などを含む品質経営の各要素は、独立して機能するのではなく、相互に関連し合いながら組織の品質向上に寄与する。
正解:○(正しい)
解説:方針管理・日常管理・標準化・小集団活動・人材育成・品質マネジメントシステムといった品質経営の要素は、ばらばらに存在するのではなく、互いに関連し支え合いながら組織の品質を高めていく。例えば、日常管理の土台の上に方針管理が成り立ち、標準化がそれを支え、人材育成が活動を担う人を育てる。これらを総合的に運営することが品質経営である。
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問150.品質マネジメントの7原則をすべて正しく挙げているものはどれか。
- ア.顧客重視/利益優先/価格競争/プロセスアプローチ/改善/勘と経験/独占
- イ.顧客重視/リーダーシップ/人々の積極的参加/プロセスアプローチ/改善/客観的事実に基づく意思決定/関係性管理
- ウ.顧客軽視/リーダーシップ/個人主義/結果主義/現状維持/推測/対立
- エ.顧客重視/リーダーシップ/全数検査/抜取検査/管理図/特性要因図/パレート図
正解:イ.顧客重視/リーダーシップ/人々の積極的参加/プロセスアプローチ/改善/客観的事実に基づく意思決定/関係性管理
解説:品質マネジメントの7原則は、顧客重視、リーダーシップ、人々の積極的参加、プロセスアプローチ、改善、客観的事実に基づく意思決定、関係性管理である。これらは組織がよりよい品質と顧客満足を実現するための基本的な考え方を体系的に示したものである。全数検査や管理図などは品質管理の手法であり、原則そのものではない。7つの原則の内容を正確に理解しておくことが重要である。
-
問151.マーケットインとは、作り手の都合や技術を優先し、作ったものを売り込む考え方である。
正解:×(誤り)
解説:これはプロダクトアウトの説明である。マーケットインとは、市場や顧客のニーズを起点として、顧客が求める製品・サービスを提供しようとする考え方をいう。作り手の都合ではなく買い手の立場に立つことが特徴である。
-
問152.「後工程はお客様」とは、自分の工程の次に仕事を受け取る工程を顧客とみなし、後工程が困らないよう良い品質の仕事を渡すという考え方である。
正解:○(正しい)
解説:自工程の成果を受け取る後工程を「お客様」と位置づけ、後工程の要求を満たす品質の仕事を提供することで、組織全体として最終顧客の満足につなげるという考え方である。
-
問153.「品質は工程で作り込む」とは、検査を強化して不良品を確実に選別・除去することを最も重視する考え方である。
正解:×(誤り)
解説:検査で不良を取り除くのは結果の選別にすぎない。プロセス重視の考え方では、各工程を良い状態に管理し、そもそも不良を作らないように工程で品質を作り込むことを重視する。検査に頼る発想とは異なる。
-
問154.応急対策とは、問題が発生したときにその場をしのぐために原因究明を待たず暫定的にとる処置であり、問題の再発防止までは保証しない。
正解:○(正しい)
解説:応急対策(応急処置)は、異常や不具合が起きた際にとりあえず影響を最小限に抑えるための当座の処置である。真の原因を除去する再発防止とは目的が異なり、応急対策だけでは同じ問題が再び起こりうる。
-
問155.再発防止とは、発生した問題の原因を調査し、その原因を取り除いて同じ問題が再び起こらないようにする処置である。
正解:○(正しい)
解説:再発防止は、すでに起きた不具合について真の原因を突き止め、それを除去することで同種の問題が二度と発生しないようにする恒久的な対策である。応急対策とは異なり原因系に働きかける点が特徴である。
-
問156.未然防止とは、問題が起きてから原因を除去する活動を指し、まだ起きていない問題への対応は含まない。
正解:×(誤り)
解説:未然防止とは、これから起こりうる問題やトラブルを事前に想定し、発生する前に手を打って未発生の状態を保つ活動である。すでに起きた問題への対応は再発防止であり、両者は対象とする時点が異なる。
-
問157.源流管理とは、問題が下流(製造・出荷)で顕在化してから対処するのではなく、企画・設計など上流の段階で品質を作り込み管理するという考え方である。
正解:○(正しい)
解説:源流管理は、品質やトラブルの原因が生まれる上流工程にさかのぼって管理することで、下流での手戻りや不具合を減らそうとする考え方である。上流で作り込むほど効果が大きいとされる。
-
問158.三現主義とは、現場・現物・現実の三つを重視し、机上の想像や伝聞ではなく実際に現地で事実を確認して判断する考え方である。
正解:○(正しい)
解説:三現主義は、現場(実際の場所)、現物(実際のもの)、現実(実際の状況・事実)を自分の目で確認することを重視する。ここに原理・原則を加えると五ゲン主義となる。
-
問159.重点指向とは、すべての問題に均等に力を配分し、優先順位をつけずに一斉に取り組む考え方である。
正解:×(誤り)
解説:重点指向とは、限られた資源を効果の大きい重要な問題に集中させる考え方である。影響の大きい少数の要因に優先して取り組むことで、効率よく成果を上げようとするものであり、均等配分とは反対の発想である。
-
問160.QCDのDは納期(Delivery)を表し、必要なものを必要なときに提供できることを意味する。
正解:○(正しい)
解説:QCDは品質(Quality)・コスト(Cost)・納期(Delivery)の頭文字である。Dの納期は、求められる時期・量で確実に提供できることを指す。これに生産性・安全・モラール・環境(PSME)を加えて管理項目とすることも多い。
-
問161.ねらいの品質(設計品質)とは、製品が実際に作られた結果として実現した品質のことをいう。
正解:×(誤り)
解説:これはできばえの品質(適合の品質・製造品質)の説明である。ねらいの品質(設計品質)とは、要求品質を受けて設計図や仕様書などで「こう作ろう」とねらった品質を指す。ねらいに対する実現度ができばえの品質である。
-
問162.できばえの品質(適合の品質)とは、設計で定めたねらいにどれだけ合っているか、その適合の度合いを表す品質である。
正解:○(正しい)
解説:できばえの品質(製造品質・適合の品質)は、設計で定めたねらいの品質に対して、実際の製造結果がどれだけ一致しているかを示す。ねらいと実物のずれが小さいほどできばえの品質が良いといえる。
-
問163.代用特性とは、真に測定したい品質特性を直接測ることが難しい場合に、その代わりに用いる測定しやすい別の特性である。
正解:○(正しい)
解説:代用特性は、本来評価したい品質特性(真の特性)を直接測定するのが困難・不経済なときに、それと関係が深く測りやすい特性を代わりに用いるものである。真の特性との相関が高いことが望まれる。
-
問164.当たり前品質とは、それが満たされていても特に満足は感じないが、満たされていないと不満を引き起こす品質要素である。
正解:○(正しい)
解説:狩野モデルの当たり前品質は、充足されて当然とされ満たされても満足度は上がらないが、不充足だと不満につながる要素である。魅力的品質は満たされると満足が高まるが、なくても不満にはなりにくい点で対照的である。
-
問165.魅力的品質とは、満たされていないと強い不満を生むが、満たされても満足度はほとんど変わらない品質要素である。
正解:×(誤り)
解説:この記述は当たり前品質の性質に近い。狩野モデルの魅力的品質は、満たされると満足度が大きく向上するが、満たされなくても大きな不満にはなりにくい要素である。両者を取り違えないことが重要である。
-
問166.PDCAサイクルのCは、計画に対して実施結果がどうであったかを確認・評価する段階(Check)である。
正解:○(正しい)
解説:PDCAは計画(Plan)・実施(Do)・確認(Check)・処置(Act)からなる。Cの確認では、Doの結果を計画や目標と照らし合わせて評価する。その結果を受けて次のAで是正や標準化などの処置を行う。
-
問167.SDCAサイクルのSは、定めた標準(Standard)どおりに作業を行い、その状態を維持することを目的とする段階である。
正解:○(正しい)
解説:SDCAは標準化(Standardize)・実施(Do)・確認(Check)・処置(Act)からなり、決めた標準を守って良い状態を維持することに主眼がある。改善で得た成果を標準として定着させ維持する場面で用いられる。
-
問168.維持活動とは現状の良い状態を保つことであり、改善活動とは現状をより良い水準へ引き上げることである。
正解:○(正しい)
解説:維持は決めた標準どおりに保ち異常があれば元に戻す活動で、主にSDCAが対応する。改善は現状の水準を意図的に高める活動で、主にPDCAが対応する。両者を回すことで管理の質が高まる。
-
問169.問題と課題は同じ意味であり、どちらも「あるべき姿と現状との差」を指す点で区別する必要はない。
正解:×(誤り)
解説:一般に問題は、あるべき姿(基準)と現状とのギャップで、すでに現れている好ましくない状態を指す。課題は、ありたい姿(目標)を新たに設定し、それを達成するために取り組むべきことを指す。両者は区別して用いる。
-
問170.問題解決型QCストーリーでは、要因解析を行う前に対策を立案・実施するのが標準的な進め方である。
正解:×(誤り)
解説:問題解決型QCストーリーは、テーマ選定、現状把握、目標設定、要因解析、対策立案、対策実施、効果確認、標準化・歯止めという順で進む。原因を突き止める要因解析を経てから対策を立てるのが基本であり、順序を入れ替えない。
-
問171.「見える化」とは、問題や異常、進捗などを誰にでもわかる形で表し、潜在的なトラブルを顕在化させて早期に対応できるようにする取り組みである。
正解:○(正しい)
解説:見える化は、状態や情報を目に見える形にして共有し、隠れた問題を表面化させることで、気づきと迅速な対応を促す。潜在トラブルを顕在化させ、放置を防ぐ点に意義がある。
-
問172.次のうち、市場や顧客のニーズを起点として製品・サービスを企画・提供する考え方を最もよく表すものはどれか。
- ア.プロダクトアウト
- イ.重点指向
- ウ.マーケットイン
- エ.見える化
正解:ウ.マーケットイン
解説:顧客や市場が求めるものを起点にする考え方はマーケットインである。作り手の都合や技術を優先して作ったものを売り込むのがプロダクトアウトであり、両者は起点が対照的である。
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問173.「品質第一(品質優先)」の考え方の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.短期的な利益を最優先し、品質は後回しにする
- イ.納期さえ守れば品質は問わない
- ウ.コストを最小にすることだけを目標にする
- エ.品質を確保することが結果として顧客の信頼やコスト低減にもつながると考え、品質を最優先する
正解:エ.品質を確保することが結果として顧客の信頼やコスト低減にもつながると考え、品質を最優先する
解説:品質第一は、目先の利益や納期よりもまず品質を確保することを重視する考え方である。良い品質は顧客の信頼を高め、手直しや不良の減少を通じて長期的にはコスト低減にもつながるとされる。
-
問174.製造ライン上で異常が発生したとき、原因究明の前にとりあえず生産を止めて不良の流出を防ぐ処置は、次のどれに該当するか。
- ア.応急対策(応急処置)
- イ.未然防止
- ウ.再発防止
- エ.源流管理
正解:ア.応急対策(応急処置)
解説:その場の被害を最小限に抑えるためにとる当座の処置は応急対策である。原因を除去して同じ問題を繰り返さないようにするのが再発防止で、両者は目的が異なる。応急対策だけでは根本解決にならない。
-
問175.「再発防止」と「未然防止」の違いを説明したものとして最も適切なものはどれか。
- ア.再発防止はまだ起きていない問題を防ぐこと、未然防止は起きた問題を防ぐこと
- イ.再発防止は起きた問題の原因を除去すること、未然防止はまだ起きていない問題を事前に防ぐこと
- ウ.両者は同じ意味である
- エ.再発防止は暫定処置、未然防止は原因究明を待つ処置
正解:イ.再発防止は起きた問題の原因を除去すること、未然防止はまだ起きていない問題を事前に防ぐこと
解説:再発防止は既に発生した問題の原因を取り除き同種の再発を防ぐこと、未然防止はまだ発生していない問題を予測して事前に手を打つことである。対象とする問題の時点が異なる点が両者の違いである。
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問176.三現主義が重視する三つの要素の組み合わせとして正しいものはどれか。
- ア.原理・原則・現実
- イ.計画・実施・確認
- ウ.現場・現物・現実
- エ.品質・コスト・納期
正解:ウ.現場・現物・現実
解説:三現主義は現場・現物・現実の三つを重視し、実際に現地で事実を確かめる考え方である。これに原理・原則を加えると五ゲン主義になる。品質・コスト・納期はQCDであり別概念である。
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問177.五ゲン主義は三現主義に二つの要素を加えたものである。加える二つの要素はどれか。
- ア.現金・現像
- イ.維持・改善
- ウ.計画・処置
- エ.原理・原則
正解:エ.原理・原則
解説:五ゲン主義は、現場・現物・現実の三現に、原理・原則の二つを加えたものである。事実を確認するだけでなく、その背後にある理屈や守るべき決まりに照らして考えることを促す。
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問178.QCDに加えて管理項目としてしばしば挙げられるPSMEの意味として正しいものはどれか。
- ア.生産性・安全・モラール・環境
- イ.計画・実施・確認・処置
- ウ.品質・コスト・納期・利益
- エ.現場・現物・現実・原理
正解:ア.生産性・安全・モラール・環境
解説:PSMEは生産性(Productivity)・安全(Safety)・モラール(Morale)・環境(Environment)を表す。品質(Q)・コスト(C)・納期(D)に加えて、企業活動で管理すべき要素として位置づけられる。
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問179.重点指向の考え方に基づく行動として最も適切なものはどれか。
- ア.すべての不良項目に同じ人数・時間を割り当てる
- イ.影響の大きい少数の項目に資源を集中して取り組む
- ウ.気づいた順に手当たり次第に対策する
- エ.件数の少ない項目から順に処理する
正解:イ.影響の大きい少数の項目に資源を集中して取り組む
解説:重点指向は、限られた人・時間・費用を効果の大きい重要な項目に集中させる考え方である。少数の重要要因に優先して取り組むことで、効率よく大きな成果を得ようとする。均等配分や無計画な対応とは異なる。
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問180.「プロセス重視(品質は工程で作り込む)」の考え方を最もよく表すものはどれか。
- ア.最終検査を厳しくして不良を確実に選別する
- イ.不良が出たら値引きして販売する
- ウ.各工程を良い状態に管理し、そもそも不良を作らないようにする
- エ.顧客からの苦情が来てから対応する
正解:ウ.各工程を良い状態に管理し、そもそも不良を作らないようにする
解説:プロセス重視は、結果を検査で選別するのではなく、工程そのものを良好に保って不良を生み出さないようにする考え方である。各工程で品質を作り込むことで、後工程や顧客に良い品質を届けられる。
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問181.狩野モデルにおける「魅力的品質」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.満たされないと不満だが、満たされても満足度は上がらない
- イ.満たされるほど不満が増える
- ウ.満たされても満たされなくても満足度に影響しない
- エ.満たされると満足度が大きく上がるが、満たされなくても大きな不満にはならない
正解:エ.満たされると満足度が大きく上がるが、満たされなくても大きな不満にはならない
解説:魅力的品質は、備わっていると満足度が大きく向上する一方、なくても大きな不満にはつながりにくい要素である。備わって当然とされ不足すると不満になる当たり前品質とは対照的である。
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問182.狩野モデルにおける「当たり前品質」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.満たされて当然とされ、満たされても満足は上がらないが、満たされないと不満になる
- イ.満たされると満足度が大きく上がるが、なくても不満にならない
- ウ.品質水準と満足度が常に比例する
- エ.評価に影響しない中立的な要素
正解:ア.満たされて当然とされ、満たされても満足は上がらないが、満たされないと不満になる
解説:当たり前品質は、満たされて当然と受け止められ、満たされても満足度はほとんど上がらないが、満たされないと不満を生む要素である。満たされるほど満足が上がる魅力的品質とは性質が異なる。
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問183.ねらいの品質(設計品質)とできばえの品質(製造品質)の関係を正しく説明したものはどれか。
- ア.ねらいの品質は実際に作られた結果の品質、できばえの品質は設計でねらった品質
- イ.ねらいの品質は設計でねらった品質、できばえの品質はねらいにどれだけ合っているかの度合い
- ウ.両者は常に一致するため区別する意味はない
- エ.できばえの品質は顧客の要求そのものを指す
正解:イ.ねらいの品質は設計でねらった品質、できばえの品質はねらいにどれだけ合っているかの度合い
解説:ねらいの品質(設計品質)は、要求品質を受けて設計で目標として定めた品質である。できばえの品質(製造品質・適合の品質)は、その設計のねらいに実際の製造結果がどれだけ合致しているかを示す。両者は区別される。
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問184.真に測定したい特性が直接測りにくいときに、それと関係の深い測りやすい特性を代わりに用いる。この代わりの特性を何と呼ぶか。
- ア.要求品質
- イ.品質要素
- ウ.代用特性
- エ.設計品質
正解:ウ.代用特性
解説:本来評価したい真の特性を直接測定するのが難しいとき、それと相関の高い測定しやすい特性を用いる。これを代用特性という。真の特性との関係が強いほど、代用特性による評価の妥当性は高くなる。
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問185.PDCAサイクルの各段階の順序として正しいものはどれか。
- ア.実施 → 計画 → 処置 → 確認
- イ.計画 → 確認 → 実施 → 処置
- ウ.確認 → 実施 → 計画 → 処置
- エ.計画 → 実施 → 確認 → 処置
正解:エ.計画 → 実施 → 確認 → 処置
解説:PDCAは計画(Plan)、実施(Do)、確認(Check)、処置(Act)の順に回す。計画を立てて実行し、その結果を確認・評価し、必要な処置を行って次の計画へつなげることで、継続的な改善を進める。
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問186.SDCAサイクルが主に対応する活動として最も適切なものはどれか。
- ア.定めた標準どおりに実施し良い状態を維持する活動
- イ.現状を大きく改善して水準を引き上げる活動
- ウ.新しい製品を企画する活動
- エ.顧客の潜在ニーズを発掘する活動
正解:ア.定めた標準どおりに実施し良い状態を維持する活動
解説:SDCAは標準化(Standardize)を起点に実施・確認・処置を回し、決めた標準を守って良い状態を維持する活動に対応する。水準を積極的に引き上げる改善は主にPDCAが担い、両者は役割が異なる。
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問187.「維持」と「改善」の関係について、最も適切に説明したものはどれか。
- ア.維持は水準を引き上げること、改善は現状を保つこと
- イ.維持は決めた標準どおり良い状態を保つこと、改善は現状の水準を高めること
- ウ.維持と改善はまったく同じ活動である
- エ.改善は異常があれば元に戻す活動である
正解:イ.維持は決めた標準どおり良い状態を保つこと、改善は現状の水準を高めること
解説:維持は標準を守って良い状態を保ち、異常があれば元に戻す活動で、主にSDCAが対応する。改善は現状の水準を意図的に高める活動で、主にPDCAが対応する。維持と改善を組み合わせて管理の質を高める。
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問188.問題と課題の違いを説明したものとして最も適切なものはどれか。
- ア.問題と課題はどちらも過去に起きた事象だけを指す
- イ.問題は将来の目標、課題はすでに起きている不具合
- ウ.問題はあるべき姿と現状との差(すでに現れた好ましくない状態)、課題はありたい姿を新たに設定して達成すべきこと
- エ.問題と課題に意味の違いはない
正解:ウ.問題はあるべき姿と現状との差(すでに現れた好ましくない状態)、課題はありたい姿を新たに設定して達成すべきこと
解説:問題は、基準となるあるべき姿と現状とのギャップとしてすでに現れている好ましくない状態を指す。課題は、新たにありたい姿(目標)を設定し、それを実現するために取り組むべきことを指す。両者は区別して用いる。
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問189.問題解決型QCストーリーの標準的な手順として、正しい並びはどれか。
- ア.テーマ選定 → 対策立案 → 現状把握 → 要因解析 → 効果確認
- イ.目標設定 → 効果確認 → 現状把握 → 要因解析 → テーマ選定
- ウ.現状把握 → テーマ選定 → 効果確認 → 要因解析 → 対策立案
- エ.テーマ選定 → 現状把握 → 目標設定 → 要因解析 → 対策立案 → 対策実施 → 効果確認 → 標準化・歯止め
正解:エ.テーマ選定 → 現状把握 → 目標設定 → 要因解析 → 対策立案 → 対策実施 → 効果確認 → 標準化・歯止め
解説:問題解決型QCストーリーは、テーマ選定、現状把握、目標設定、要因解析、対策立案、対策実施、効果確認、標準化・歯止めの順に進む。事実で現状をつかみ、要因解析で原因を突き止めてから対策を立てる流れが基本である。
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問190.課題達成型QCストーリーが適しているのは次のどの場面か。
- ア.これまでにない新たな目標(ありたい姿)を設定し、その達成方法を探りたいとき
- イ.すでに発生している不良の原因を除去したいとき
- ウ.異常が出たときに当座の処置をとりたいとき
- エ.標準どおりに作業を維持したいとき
正解:ア.これまでにない新たな目標(ありたい姿)を設定し、その達成方法を探りたいとき
解説:課題達成型QCストーリーは、まだ経験のない高い目標や新しいありたい姿を設定し、その達成手段を発想・選択して進める場面に向く。すでにある不具合の原因除去には問題解決型が適する。
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問191.「事実に基づく管理(ファクトコントロール)」の考え方として最も適切なものはどれか。
- ア.経験や勘だけで素早く判断することを最優先する
- イ.データや事実を集めて客観的に把握し、それに基づいて判断・行動する
- ウ.上位者の指示に従うことを何より優先する
- エ.多数決だけで方針を決める
正解:イ.データや事実を集めて客観的に把握し、それに基づいて判断・行動する
解説:事実に基づく管理は、思い込みや勘に頼らず、データや現地・現物で確認した事実に基づいて判断・行動する考え方である。三現主義や見える化とも結びつき、客観的な根拠に基づく管理を志向する。
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問192.「見える化」の目的として最も適切なものはどれか。
- ア.不良を隠して外部に見えないようにする
- イ.情報を限られた管理者だけが把握できるようにする
- ウ.問題や異常を目に見える形にして、潜在的なトラブルを早期に顕在化させ対応する
- エ.データを一切公開せず記録だけを残す
正解:ウ.問題や異常を目に見える形にして、潜在的なトラブルを早期に顕在化させ対応する
解説:見える化は、状態や進捗、異常などを誰にでもわかる形で共有し、隠れた問題を表面化させることを目的とする。潜在トラブルを早期に顕在化させ、気づきと迅速な対応を促す点に意義がある。
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問193.「ばらつきに注目する」考え方の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.平均値だけを見れば品質は十分に管理できる
- イ.ばらつきが大きいほど品質が安定している
- ウ.ばらつきは無視して個々の値だけを見る
- エ.同じ条件でも結果には必ずばらつきがあり、そのばらつきの大きさや原因に着目して管理する
正解:エ.同じ条件でも結果には必ずばらつきがあり、そのばらつきの大きさや原因に着目して管理する
解説:どんな工程でも結果には必ずばらつきが生じる。品質管理では、平均だけでなくばらつきの大きさやその原因に注目し、ばらつきを小さく安定させることを重視する。ばらつきが大きいほど品質は不安定になる。
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問194.「全部門・全員参加」の品質管理を表す考え方として最も適切なものはどれか。
- ア.経営者から現場の第一線まで、すべての部門・階層が品質づくりに関与する
- イ.品質管理は検査部門だけが担当すればよい
- ウ.品質は設計部門だけの責任である
- エ.品質は外注先にすべて任せる
正解:ア.経営者から現場の第一線まで、すべての部門・階層が品質づくりに関与する
解説:全部門・全員参加は、品質を特定部門だけの仕事とせず、経営層から現場まですべての部門・階層が役割を持って品質づくりに関わる考え方である。組織全体で取り組むことが品質向上につながるとされる。
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問195.顧客満足(CS)に関する説明として最も適切なものはどれか。
- ア.従業員の給与水準の高さで決まる指標
- イ.顧客の期待に対して提供した製品・サービスがどれだけ応えられたかで決まる満足の程度
- ウ.製造原価を最小化した度合い
- エ.納期の短さだけで決まる指標
正解:イ.顧客の期待に対して提供した製品・サービスがどれだけ応えられたかで決まる満足の程度
解説:顧客満足(CS)は、顧客が製品・サービスに抱く期待に対し、実際に得られた価値がどれだけ応えられたかによって決まる満足の程度である。期待を上回ると満足が高まりやすく、下回ると不満につながる。
-
問196.社会的品質に関する説明として最も適切なものはどれか。
- ア.製品の見た目のよさだけを指す
- イ.購入者本人の使い勝手だけを指す
- ウ.製品・サービスが第三者や社会・環境に与える影響に関する品質
- エ.製造コストの低さを指す
正解:ウ.製品・サービスが第三者や社会・環境に与える影響に関する品質
解説:社会的品質は、製品やサービスが直接の使用者だけでなく、周囲の第三者や社会全体、環境に及ぼす影響に関わる品質である。騒音や排出物、安全への配慮など、社会への影響を含めて品質をとらえる考え方である。
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問197.「目的志向」の考え方を最もよく表すものはどれか。
- ア.手段や手順をこなすこと自体を目的とする
- イ.目的は考えず結果だけを見る
- ウ.前例をそのまま踏襲することを最優先する
- エ.何のために行うのかという目的を明確にし、目的の達成に向けて手段を選ぶ
正解:エ.何のために行うのかという目的を明確にし、目的の達成に向けて手段を選ぶ
解説:目的志向は、作業や活動を行う前に「何のために」という目的をはっきりさせ、その達成に最も役立つ手段を選ぶ考え方である。手段が目的化してしまうことを避け、本来のねらいに沿った行動を促す。
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問198.人間性尊重・従業員満足(ES)を重視する考え方の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.働く人の意欲や能力、働きがいを尊重し、それが良い品質づくりにもつながると考える
- イ.従業員を単なる作業の道具とみなし効率だけを追う
- ウ.従業員の意見は一切考慮しない
- エ.顧客満足だけを追求すれば従業員のことは考えなくてよい
正解:ア.働く人の意欲や能力、働きがいを尊重し、それが良い品質づくりにもつながると考える
解説:人間性尊重・従業員満足(ES)は、働く人の意欲・能力・働きがいを大切にする考え方である。従業員が満足して主体的に働ける環境が、結果として良い品質や顧客満足の向上にもつながるととらえる。
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問199.要求品質と品質要素の関係を説明したものとして最も適切なものはどれか。
- ア.要求品質は製造原価、品質要素は販売価格
- イ.要求品質は顧客が製品・サービスに求める内容、品質要素はその品質を構成する個々の性質・項目
- ウ.要求品質と品質要素は無関係な概念である
- エ.品質要素は顧客の要求そのもので、要求品質はその測定値である
正解:イ.要求品質は顧客が製品・サービスに求める内容、品質要素はその品質を構成する個々の性質・項目
解説:要求品質は、顧客が製品・サービスに対して求めている内容(ニーズ)を指す。品質要素は、その品質を成り立たせている個々の性質や項目であり、要求品質を具体的な要素に分解して設計や管理に用いる。
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問200.「特性と要因」の関係を説明したものとして最も適切なものはどれか。
- ア.特性は原因、要因は結果である
- イ.特性と要因はどちらも結果を指す
- ウ.特性は結果として現れる品質などの性質、要因はその結果に影響を与える原因である
- エ.特性も要因も原因を指し、区別はない
正解:ウ.特性は結果として現れる品質などの性質、要因はその結果に影響を与える原因である
解説:特性は、製品や工程の結果として現れる性質(例えば寸法や強度など)であり、要因はその特性に影響を与える原因である。結果である特性とその原因である要因の因果関係を整理することが、原因追究の基本となる。
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問201.パレート図は、不良やクレームなどの項目を件数や金額の大きい順に並べた棒グラフと、その累積比率を表す折れ線を組み合わせた図であり、どの項目に重点的に取り組めばよいかを判断する重点指向に役立つ。
正解:○(正しい)
解説:パレート図は項目を大きい順に並べた棒グラフと累積比率の折れ線を組み合わせた図です。上位の少数項目が全体の大部分を占めることが多く、重点指向(重要な少数への集中)に有効です。
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問202.特性要因図は、結果である特性と、それに影響を与える要因との関係を魚の骨のような形で整理する図であり、パレート図の一種として項目の大きさを比較するために用いる。
正解:×(誤り)
解説:特性要因図は要因を魚の骨状に整理する図で、原因の洗い出しに用います。項目の大きさを比較して重点を判断するのはパレート図の役割であり、両者は目的も形も異なります。
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問203.特性要因図の大骨として要因を分類するときによく用いられる4Mとは、人・機械・材料・管理の四つを指す。
正解:×(誤り)
解説:4Mは人(Man)・機械(Machine)・材料(Material)・方法(Method)の四つを指します。四つ目は管理ではなく方法であり、この点が誤りです。
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問204.ヒストグラムは、データを区間(級)に分けて各区間の度数を柱の高さで表した図であり、データの分布の形・中心の位置・ばらつきの大きさをつかむのに用いる。
正解:○(正しい)
解説:ヒストグラムはデータをいくつかの区間に分け、各区間の度数を柱で表した図です。分布の形、中心の位置、ばらつきの程度を視覚的に把握できます。
-
問205.散布図は、対応する2種類のデータを縦軸と横軸にとって点を打った図であり、2つの変量の間の相関関係の有無や傾向を調べるのに用いる。
正解:○(正しい)
解説:散布図は対になった2種類のデータを縦軸・横軸にとって打点した図で、2変量の間に相関関係があるか、正か負か、その強さの傾向を調べるのに用います。
-
問206.層別とは、データを機械別・作業者別・材料ロット別など共通点や特徴によっていくつかのグループに分けることであり、それ自体は独立した図やグラフの名称である。
正解:×(誤り)
解説:層別はデータを4Mなどの特徴でグループ分けする考え方・手法です。特定の図の名称ではなく、ヒストグラムや散布図などと組み合わせて原因を絞り込むために用います。
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問207.チェックシートには、データを記録・集計するための記録用チェックシートと、点検項目を漏れなく確認するための点検用チェックシートがある。
正解:○(正しい)
解説:チェックシートは大きく分けて、データの記録・集計を目的とする記録用と、確認すべき項目の漏れを防ぐ点検用の2種類があります。
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問208.散布図で2つの変量に見かけ上の相関が現れても、両者に直接の因果関係がなく、共通の別の要因によって生じている場合がある。これを疑似相関(偽相関)という。
正解:○(正しい)
解説:直接の因果関係がないのに、共通する第三の要因の影響などで見かけ上相関が現れることを疑似相関(偽相関)といいます。相関があっても因果があるとは限りません。
-
問209.ヒストグラムで、規格の下限や上限のところで柱が急に切れて壁のようになっている絶壁型は、そのデータが正常な工程の自然なばらつきをそのまま表していることを示す。
正解:×(誤り)
解説:絶壁型は、規格外れを選別して取り除いた後のデータや測定・記録に何らかの操作があった場合などに現れる形で、自然なばらつきをそのまま表しているとは限りません。原因の調査が必要です。
-
問210.親和図法は、はっきりした形になっていない雑多な言語データを、互いに親和性(似た意味)のあるものどうしにまとめて整理し、問題の全体像をつかむのに用いる新QC七つ道具の一つである。
正解:○(正しい)
解説:親和図法は、混沌とした言語データを親和性のあるものどうしにグループ化して整理し、問題の構造や全体像を明らかにする新QC七つ道具の手法です。
-
問211.アローダイアグラム法は、作業の順序や所要日数の関係を矢印で表して日程計画や進度管理を行う手法であり、いわゆるPERTの考え方に基づいている。
正解:○(正しい)
解説:アローダイアグラム法は作業の前後関係や所要時間を矢印で表現し、日程計画や進度管理に用いる手法で、PERTの考え方に基づいています。
-
問212.連関図法は、雑多で整理されていない言語データを、意味の近いものどうしにまとめて問題の全体像をつかむ手法である。
正解:×(誤り)
解説:似た意味の言語データをまとめて全体像をつかむのは親和図法です。連関図法は、絡み合った要因の因果関係を矢印でつないで主要因を見つける手法であり、両者は用途が異なります。
-
問213.マトリックス・データ解析法は、新QC七つ道具の中で唯一、言語データではなく数値データを扱い、多くの変量をもつ数値データを整理・要約する手法である。
正解:○(正しい)
解説:マトリックス・データ解析法は新QC七つ道具の中で唯一数値データを扱う手法で、多変量の数値データを少数の指標に整理・要約します。
-
問214.系統図法は、目的を達成するための手段を段階的に展開し、その手段をさらに次の目的とみなして手段を枝分かれさせていくことで、目的-手段の関係を系統的に整理する手法である。
正解:○(正しい)
解説:系統図法は目的とそれを達成する手段を段階的に枝分かれさせて展開し、目的-手段の関係を体系的に整理する手法です。
-
問215.PDPC法は、計画を実行する過程で起こりうる不測の事態をあらかじめ予測し、それに対する対応策を織り込んで、目標達成までの道筋を描く手法である。
正解:○(正しい)
解説:PDPC法(過程決定計画図)は、実行過程で起こりうる不測の事態を予測し、その対応策を盛り込んで望ましい結果に至る道筋を描く手法です。
-
問216.折れ線グラフは、時間の経過に伴う数量の変化や傾向を表すのに適しており、生産量や不良率の推移を見るのに向いている。
正解:○(正しい)
解説:折れ線グラフは時間の経過に伴う数量の変化・傾向を示すのに適し、月ごとの生産量や不良率の推移などの表現に向いています。
-
問217.円グラフや帯グラフは、時間の経過に伴う数量の変化や推移を表すのに最も適したグラフである。
正解:×(誤り)
解説:円グラフや帯グラフは全体に占める各項目の構成比率(内訳)を表すのに適します。時間の経過に伴う数量の変化や推移を表すのに適するのは折れ線グラフです。
-
問218.ヒストグラムの離れ小島型は、本体の分布から離れたところに小さな山ができる形であり、異なる条件のデータが混入したり測定ミスがあったりする可能性を示唆する。
正解:○(正しい)
解説:離れ小島型は本体から離れた位置に小さな山が現れる形で、異なる条件のデータの混入や測定・工程の異常などが疑われます。
-
問219.ヒストグラムが山の頂上が二つある二山型になった場合、平均の異なる二つの集団のデータが混ざっている可能性があり、層別して調べるとよい。
正解:○(正しい)
解説:二山型は平均の異なる二つの母集団のデータが混在したときに現れやすい形です。機械別・作業者別などで層別して二つに分けて調べると原因がわかることがあります。
-
問220.パレート図では、累積比率の折れ線は左から右へ向かって必ず減少していき、最終的に0%に到達する。
正解:×(誤り)
解説:パレート図の累積比率は項目を足し合わせていくので左から右へ増加し、最後の項目で100%に到達します。減少して0%になるという説明は誤りです。
-
問221.次のうち、QC七つ道具に含まれるものはどれか。
- ア.親和図法
- イ.系統図法
- ウ.特性要因図
- エ.アローダイアグラム法
正解:ウ.特性要因図
解説:特性要因図はQC七つ道具の一つです。親和図法・系統図法・アローダイアグラム法はいずれも新QC七つ道具に分類されます。
-
問222.不良項目ごとの件数を大きい順に並べ、累積比率も同時に示すことで、どの少数項目が全体の大部分を占めているかを明らかにするのに最も適した図はどれか。
- ア.特性要因図
- イ.散布図
- ウ.ヒストグラム
- エ.パレート図
正解:エ.パレート図
解説:項目を大きい順に並べ累積比率を示して重点項目を明らかにするのはパレート図です。特性要因図は要因整理、散布図は相関、ヒストグラムは分布の把握に用います。
-
問223.結果である特性に対して、それに影響を与えると考えられる要因を大骨・中骨・小骨に整理し、魚の骨のような形で表す図はどれか。
- ア.特性要因図
- イ.パレート図
- ウ.チェックシート
- エ.帯グラフ
正解:ア.特性要因図
解説:特性と要因の関係を魚の骨状に整理するのは特性要因図です。要因を大骨・中骨・小骨に階層的に展開して原因を洗い出します。
-
問224.2種類の対応するデータの関係を調べ、一方が増えると他方も増える傾向があるかどうか(相関の有無)を見るのに最も適した図はどれか。
- ア.円グラフ
- イ.散布図
- ウ.パレート図
- エ.特性要因図
正解:イ.散布図
解説:2変量の相関の有無や傾向を調べるのは散布図です。点の並び方から正の相関・負の相関・無相関などを読み取ります。
-
問225.データを区間に分けて度数を柱の高さで表し、分布の形やばらつきの大きさ、規格限界との関係を調べるのに適した図はどれか。
- ア.散布図
- イ.レーダーチャート
- ウ.ヒストグラム
- エ.特性要因図
正解:ウ.ヒストグラム
解説:データを区間に分け度数を柱で表して分布の形やばらつきを調べるのはヒストグラムです。規格の上下限線と対比して工程の状態を評価できます。
-
問226.散布図において、横軸の値が大きくなるにつれて縦軸の値が全体として小さくなる傾向が見られるとき、この2変量の関係を何というか。
- ア.正の相関
- イ.無相関
- ウ.疑似相関
- エ.負の相関
正解:エ.負の相関
解説:一方が大きくなると他方が小さくなる右下がりの傾向は負の相関です。右上がりなら正の相関、点がばらばらで傾向がなければ無相関です。
-
問227.ある工程の不良を項目別に集計したところ、多い順にA=48件、B=24件、C=18件、D=6件、E=4件で合計100件であった。パレート図で項目AとBを合わせた累積比率は何%か。
- ア.72%
- イ.60%
- ウ.48%
- エ.90%
正解:ア.72%
解説:合計100件に対しAは48件、Bは24件なので、AとBの累積は48+24=72件です。累積比率は72÷100=72%となります。
-
問228.点検すべき項目をあらかじめ列挙しておき、確認したものにチェックを入れて確認漏れを防ぐために用いるものはどれか。
- ア.散布図
- イ.点検用チェックシート
- ウ.系統図
- エ.パレート図
正解:イ.点検用チェックシート
解説:確認すべき項目を列挙し漏れなくチェックするために使うのは点検用チェックシートです。データの記録・集計に使う記録用チェックシートとは目的が異なります。
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問229.データを機械別・作業者別・材料ロット別などのグループに分けて解析し、グループ間の差から不良の原因を絞り込む手法を何というか。
- ア.標準化
- イ.重点指向
- ウ.層別
- エ.見える化
正解:ウ.層別
解説:データを共通点や特徴でグループ分けして解析するのは層別です。層別することでグループ間の差が見え、原因の絞り込みに役立ちます。
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問230.雑多で整理されていない言語データを、意味の近いものどうしにまとめて全体像を明らかにする新QC七つ道具の手法はどれか。
- ア.連関図法
- イ.マトリックス図法
- ウ.系統図法
- エ.親和図法
正解:エ.親和図法
解説:混沌とした言語データを親和性のあるものどうしにまとめて整理するのは親和図法です。連関図法は因果関係の整理に用いる別の手法です。
-
問231.要因が複雑に絡み合った問題について、原因と結果の関係を矢印でつなぎ、要因間のつながりを整理して主要因を見つける新QC七つ道具の手法はどれか。
- ア.連関図法
- イ.親和図法
- ウ.PDPC法
- エ.マトリックス・データ解析法
正解:ア.連関図法
解説:絡み合った要因の因果関係を矢印でつないで整理するのは連関図法です。似た言語データをまとめる親和図法とは目的が異なります。
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問232.目的を達成するための手段を枝分かれさせて段階的に展開し、目的-手段の関係を体系的に整理する新QC七つ道具の手法はどれか。
- ア.アローダイアグラム法
- イ.系統図法
- ウ.散布図
- エ.親和図法
正解:イ.系統図法
解説:目的と手段を段階的に枝分かれさせて展開するのは系統図法です。作業の日程計画に使うアローダイアグラム法とは用途が異なります。
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問233.二つの要素の組合せを行と列に配置し、それぞれの交点で対応関係の有無や程度を整理する新QC七つ道具の手法はどれか。
- ア.系統図法
- イ.連関図法
- ウ.マトリックス図法
- エ.PDPC法
正解:ウ.マトリックス図法
解説:二つの要素群を行と列に配置し交点で対応関係を整理するのはマトリックス図法です。二元的な対応関係を体系的に見るのに適しています。
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問234.計画の実行過程で起こりうる不測の事態を予測し、それに応じた対応策を織り込んで望ましい結果に至る道筋を描く新QC七つ道具の手法はどれか。
- ア.アローダイアグラム法
- イ.系統図法
- ウ.親和図法
- エ.PDPC法
正解:エ.PDPC法
解説:実行過程での不測事態を予測して対応策を盛り込み、目標達成の道筋を描くのはPDPC法(過程決定計画図)です。
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問235.作業の順序や所要日数を矢印で表現して日程計画・進度管理を行う新QC七つ道具の手法はどれか。
- ア.アローダイアグラム法
- イ.マトリックス図法
- ウ.連関図法
- エ.特性要因図
正解:ア.アローダイアグラム法
解説:作業の順序や所要日数を矢印で表し日程計画・進度管理に用いるのはアローダイアグラム法です。PERTの考え方に基づいています。
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問236.新QC七つ道具の中で、言語データではなく数値データを扱い、多くの変量をもつデータを整理・要約する手法はどれか。
- ア.親和図法
- イ.マトリックス・データ解析法
- ウ.系統図法
- エ.PDPC法
正解:イ.マトリックス・データ解析法
解説:新QC七つ道具の中で唯一数値データを扱い、多変量の数値を整理・要約するのはマトリックス・データ解析法です。他の手法は主に言語データを扱います。
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問237.複数の項目についてのバランスや全体的なプロフィールを、放射状の軸に値をとって多角形で表すグラフはどれか。
- ア.帯グラフ
- イ.パレート図
- ウ.レーダーチャート
- エ.折れ線グラフ
正解:ウ.レーダーチャート
解説:複数項目の値を放射状の軸にとり多角形で表してバランスを見るのはレーダーチャートです。項目間の大小や全体のプロフィールを比較できます。
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問238.時間の経過に伴う数量の変化や推移を表すのに最も適したグラフはどれか。
- ア.円グラフ
- イ.散布図
- ウ.特性要因図
- エ.折れ線グラフ
正解:エ.折れ線グラフ
解説:時間の経過に伴う数量の変化・推移を表すのに適するのは折れ線グラフです。円グラフは構成比、散布図は相関を見るのに用います。
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問239.全体を100%とした各項目の構成比率(内訳)を表すのに最も適したグラフはどれか。
- ア.円グラフ
- イ.散布図
- ウ.パレート図
- エ.折れ線グラフ
正解:ア.円グラフ
解説:全体を100%として各項目の構成比率を表すのに適するのは円グラフ(または帯グラフ)です。構成比を一目で把握できます。
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問240.パレート図を作成する主な目的として最も適切なものはどれか。
- ア.2変量の相関の強さを調べる
- イ.取り組むべき重点項目を明らかにする
- ウ.作業の日程計画を立てる
- エ.特性に対する要因を洗い出す
正解:イ.取り組むべき重点項目を明らかにする
解説:パレート図の主目的は、影響の大きい少数の項目(重点項目)を明らかにして改善の的を絞ることです。相関は散布図、日程はアローダイアグラム、要因洗い出しは特性要因図が担います。
-
問241.特性要因図で要因を分類する際によく用いられる4Mに含まれないものはどれか。
- ア.人(Man)
- イ.機械(Machine)
- ウ.測定(Measurement)
- エ.方法(Method)
正解:ウ.測定(Measurement)
解説:基本の4Mは人・機械・材料・方法です。測定(Measurement)を加えると5Mと呼ばれますが、4Mそのものには含まれません。ここでは材料の代わりに測定が挙げられており、4Mに含まれないのは測定です。
-
問242.ヒストグラムで、区間ごとの度数が高い低いを交互に繰り返してくし状(歯抜け)になっている歯抜け型の主な原因として、最も考えられるものはどれか。
- ア.平均の異なる2つの集団が混ざっている
- イ.工程が完全に安定していて理想的である
- ウ.規格外れを全数選別して取り除いた
- エ.区間の幅の取り方や測定の丸め方に問題がある
正解:エ.区間の幅の取り方や測定の丸め方に問題がある
解説:歯抜け型は区間の幅の設定が不適切だったり測定値の丸め方に偏りがあったりするときに現れやすい形です。区間の取り方やデータの読み取り方を見直します。
-
問243.ある製品の1日あたり不良数を項目別に集計したところ、多い順にキズ=60件、汚れ=30件、寸法不良=6件、その他=4件で合計100件であった。パレート図で上位2項目(キズ・汚れ)の累積比率は何%か。
- ア.90%
- イ.70%
- ウ.60%
- エ.96%
正解:ア.90%
解説:合計100件のうちキズ60件、汚れ30件で、累積は60+30=90件です。累積比率は90÷100=90%となり、上位2項目で全体の9割を占めることがわかります。
-
問244.散布図の見方に関する説明として誤っているものはどれか。
- ア.点が右上がりに並べば正の相関がある
- イ.相関があれば必ず一方が他方の原因である
- ウ.点が右下がりに並べば負の相関がある
- エ.データを層別すると相関の見え方が変わることがある
正解:イ.相関があれば必ず一方が他方の原因である
解説:相関があってもそれが因果関係を意味するとは限りません。共通要因による疑似相関のこともあるため、相関があれば必ず一方が原因であるとはいえません。
-
問245.QC七つ道具と新QC七つ道具に関する説明として最も適切なものはどれか。
- ア.どちらもすべて数値データだけを扱う
- イ.QC七つ道具は主に言語データ、新QC七つ道具は主に数値データを扱う
- ウ.QC七つ道具は主に数値データ、新QC七つ道具は主に言語データを扱う
- エ.どちらもすべて言語データだけを扱う
正解:ウ.QC七つ道具は主に数値データ、新QC七つ道具は主に言語データを扱う
解説:QC七つ道具は主に数値データを扱い、新QC七つ道具は主に言語データを扱います。ただし新QC七つ道具のうちマトリックス・データ解析法だけは例外的に数値データを扱います。
-
問246.「作業者ごとに不良率が違うのではないか」を確かめるため、作業者別にデータを分けて比較したい。このときに用いる基本的な考え方として最も適切なものはどれか。
- ア.標準化
- イ.重点指向
- ウ.疑似相関
- エ.層別
正解:エ.層別
解説:作業者別などの特徴でデータを分けて比較するのは層別の考え方です。層別によりグループ間の差が明確になり、原因の特定に役立ちます。
-
問247.ヒストグラムの分布が左右対称のなだらかな一つの山になっている一般型(正常型)から読み取れることとして、最も適切なものはどれか。
- ア.工程がおおむね安定しばらつきが自然な状態にある
- イ.異なる2集団のデータが混在している
- ウ.規格外れを選別して取り除いた後である
- エ.測定の丸め方に偏りがある
正解:ア.工程がおおむね安定しばらつきが自然な状態にある
解説:左右対称で山が一つのなだらかな一般型は、工程がおおむね安定し自然なばらつきになっている望ましい状態を示します。二山型や離れ小島型などの異常な形とは異なります。
-
問248.改善の的を絞るために「重要な少数」に集中し、影響の大きい項目から優先して取り組む考え方を何というか。
- ア.層別
- イ.重点指向
- ウ.見える化
- エ.全数検査
正解:イ.重点指向
解説:影響の大きい重要な少数の項目に集中して取り組む考え方を重点指向といいます。パレート図はこの考え方を支える代表的な手法です。
-
問249.次の手法とその主な用途の組合せのうち、正しいものはどれか。
- ア.特性要因図 — 2変量の相関を調べる
- イ.パレート図 — 要因を魚の骨状に整理する
- ウ.アローダイアグラム法 — 日程計画・進度管理を行う
- エ.ヒストグラム — 目的と手段を段階的に展開する
正解:ウ.アローダイアグラム法 — 日程計画・進度管理を行う
解説:アローダイアグラム法は日程計画・進度管理に用いる手法で、この組合せが正しいです。特性要因図は要因整理、パレート図は重点項目の把握、ヒストグラムは分布の把握に用います。
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問250.記録用チェックシートについての説明として最も適切なものはどれか。
- ア.作業の順序と所要日数を矢印で表す
- イ.2変量の相関の強さを数値で表す
- ウ.目的と手段の関係を段階的に展開する
- エ.データを取りながらその場で集計しやすいように、あらかじめ枠や項目を印刷しておく
正解:エ.データを取りながらその場で集計しやすいように、あらかじめ枠や項目を印刷しておく
解説:記録用チェックシートは、データを取りながらその場で記録・集計しやすいよう、あらかじめ項目や枠を用意しておく様式です。相関や日程計画、目的-手段の展開は別の手法の役割です。
-
問251.正規分布は平均μを中心として左右対称の釣鐘型の分布であり、平均・中央値・最頻値が一致する。
正解:○(正しい)
解説:正規分布は平均μを対称の中心とする左右対称の分布で、その形は平均μと標準偏差σの2つで決まる。左右対称であるため、平均・中央値・最頻値はいずれもμの位置で一致する。
-
問252.正規分布において、平均μを中心に±1σの範囲に入るデータの割合は約95.4%である。
正解:×(誤り)
解説:正規分布では、μ±1σの範囲に含まれる割合は約68.3%、μ±2σの範囲が約95.4%、μ±3σの範囲が約99.7%である。±1σは約68.3%なので、約95.4%とするのは誤りである(それは±2σの割合)。
-
問253.平均μ=50、標準偏差σ=5の正規分布に従う特性値について、x=60が平均から標準偏差の何個分離れているかを表す規準化の値uを求めよ。
- ア.u=2
- イ.u=1
- ウ.u=2.5
- エ.u=5
正解:ア.u=2
解説:規準化はu=(x−μ)/σで計算する。u=(60−50)/5=10/5=2。したがってx=60は平均から標準偏差2個分だけ上側に離れている。
-
問254.標準偏差σが小さいほど、正規分布の山は幅が狭く高くなり、データが平均の近くに集中する。
正解:○(正しい)
解説:標準偏差σはばらつきの大きさを表す。σが小さいほどデータは平均の近くに集中するため、分布の山は幅が狭く尖って高くなる。逆にσが大きいほど山は低く幅広くなる。
-
問255.平均μ=100、標準偏差σ=8の正規分布に従う製品の重量について、規格上限が116である。u=(116−100)/8を計算し、116を上回る(規格外となる)確率を標準的なu値の表から求めよ。
- ア.約1%
- イ.約2.5%
- ウ.約5%
- エ.約16%
正解:イ.約2.5%
解説:u=(116−100)/8=16/8=2.0。上側確率はu=1.96で2.5%、u=2.0はこれにほぼ等しく、上側確率は約2.5%(=約2.3%)と読む。よって116を上回る確率は約2.5%である。
-
問256.規準化u=(x−μ)/σにおいて、xが平均μに等しいときuの値は1になる。
正解:×(誤り)
解説:u=(x−μ)/σで、x=μを代入するとu=(μ−μ)/σ=0/σ=0となる。平均そのものの位置は規準化すると0であり、1ではないので誤りである。
-
問257.二項分布は、成功か失敗かのように結果が2通りしかない独立な試行をn回繰り返すときの成功回数の分布であり、不適合品率pの管理などに用いられる。
正解:○(正しい)
解説:二項分布は、各試行が独立で結果が2通り(適合/不適合など)、各試行で事象の起こる確率pが一定のとき、n回中に起こる回数の分布である。不適合品率pを扱う場面で用いられる。
-
問258.不適合品率p=0.1(10%)の工程からn=20個を抜き取るとき、抜き取った中に含まれる不適合品数の期待値E(=平均)はいくらか。
- ア.1
- イ.0.1
- ウ.2
- エ.20
正解:ウ.2
解説:二項分布の期待値はE=np。E=20×0.1=2。よって不適合品数の期待値は2個である。
-
問259.不適合品率p=0.2の工程からn=25個を抜き取るとき、二項分布の分散V=np(1−p)を計算せよ。
- ア.20
- イ.5
- ウ.1
- エ.4
正解:エ.4
解説:二項分布の分散はV=np(1−p)。V=25×0.2×(1−0.2)=25×0.2×0.8=4。よって分散は4である。
-
問260.二項分布の期待値はE=np、分散はV=npで与えられる。
正解:×(誤り)
解説:独立な試行をn回、各試行で事象の起こる確率pのとき、起こる回数の期待値はnpで正しいが、分散はnp(1−p)である。分散をnpとするのは誤りで、(1−p)を掛ける必要がある。
-
問261.ある部品が不適合となる確率がp=0.05のとき、独立に4個取り出して4個ともすべて適合品となる確率を求めよ。
- ア.0.95^4=約0.815
- イ.0.05^4
- ウ.4×0.95
- エ.0.20
正解:ア.0.95^4=約0.815
解説:1個が適合となる確率は1−0.05=0.95。独立に4個すべて適合となる確率は0.95×0.95×0.95×0.95=0.95^4≒0.8145。よって約0.815である。
-
問262.管理図における偶然原因(見逃してよい原因)とは、避けられない小さなばらつきをもたらす原因であり、工程が安定していても常に存在する。
正解:○(正しい)
解説:偶然原因はどうしても避けられない小さなばらつきで、工程が管理状態にあっても常に存在する。これに対し、異常原因(見逃せない原因)は見逃してはならず、その存在は管理図の点が管理限界を外れるなどで検出する。
-
問263.管理図を用いる主な目的は、工程が安定した状態(管理状態)にあるかどうかを判定し、異常があれば早期に検出して処置することである。
正解:○(正しい)
解説:管理図は、工程を時系列で監視し、偶然原因だけによるばらつきか、見逃せない異常原因が入り込んでいるかを判定するための道具である。工程の安定判定と異常の早期検出が目的である。
-
問264.X̄−R管理図において、群内のばらつきの大きさを主にとらえるのはX̄管理図であり、群と群の間の変動をとらえるのはR管理図である。
正解:×(誤り)
解説:R管理図は各群内の範囲(最大−最小)を打点し群内変動をとらえる。X̄管理図は各群の平均を打点し群間変動を含む平均の動きをとらえる。よって群内変動をとらえるのはR管理図で、記述は逆であり誤り。
-
問265.X̄−R管理図で、各群の平均X̄の総平均がX̄̄=50.0、範囲の平均がR̄=4.0、群の大きさn=5であった。X̄管理図の上側管理限界UCLを求めよ。ただしn=5のときA2=0.577とする。
- ア.54.000
- イ.52.308
- ウ.47.692
- エ.52.114
正解:イ.52.308
解説:X̄管理図のUCLはX̄̄+A2·R̄で求める。UCL=50.0+0.577×4.0=50.0+2.308=52.308。
-
問266.X̄−R管理図で総平均X̄̄=50.0、範囲の平均R̄=4.0、n=5(A2=0.577)のとき、X̄管理図の下側管理限界LCLを求めよ。
- ア.46.000
- イ.52.308
- ウ.47.692
- エ.48.000
正解:ウ.47.692
解説:X̄管理図のLCLはX̄̄−A2·R̄で求める。LCL=50.0−0.577×4.0=50.0−2.308=47.692。
-
問267.X̄−R管理図で範囲の平均R̄=4.0、群の大きさn=5(D4=2.114)のとき、R管理図の上側管理限界UCL_Rを求めよ。
- ア.4.000
- イ.6.000
- ウ.2.114
- エ.8.456
正解:エ.8.456
解説:R管理図のUCLはD4·R̄で求める。UCL_R=2.114×4.0=8.456。なおn=5ではD3が定められないため下側管理限界は考えない。
-
問268.群の大きさn=5のX̄−R管理図では、R管理図の下側管理限界LCLは0として必ず打点する必要がある。
正解:×(誤り)
解説:n≤6ではR管理図の係数D3が定められない(下側管理限界は考えない)。したがってR管理図の下側管理限界は設けず、UCL=D4·R̄のみを用いる。「0として必ず打点」という記述は誤り。
-
問269.X̄−R管理図で総平均X̄̄=30.0、範囲の平均R̄=5.0、群の大きさn=4であった。A2=0.729としてX̄管理図のUCLとLCLを求めよ。
- ア.UCL=33.645、LCL=26.355
- イ.UCL=34.290、LCL=25.710
- ウ.UCL=33.645、LCL=27.000
- エ.UCL=35.000、LCL=25.000
正解:ア.UCL=33.645、LCL=26.355
解説:UCL=X̄̄+A2·R̄=30.0+0.729×5.0=30.0+3.645=33.645。LCL=X̄̄−A2·R̄=30.0−3.645=26.355。
-
問270.X̄−R管理図で範囲の平均R̄=5.0、群の大きさn=4(D4=2.282)のとき、R管理図の上側管理限界UCL_Rを求めよ。
- ア.10.000
- イ.11.410
- ウ.7.282
- エ.5.000
正解:イ.11.410
解説:R管理図のUCLはD4·R̄。UCL_R=2.282×5.0=11.410。
-
問271.X̄−R管理図で総平均X̄̄=20.0、範囲の平均R̄=3.0、群の大きさn=3(A2=1.023)のとき、X̄管理図のUCLを求めよ。
- ア.20.729
- イ.16.931
- ウ.23.069
- エ.22.114
正解:ウ.23.069
解説:UCL=X̄̄+A2·R̄=20.0+1.023×3.0=20.0+3.069=23.069。
-
問272.X̄−R管理図で範囲の平均R̄=3.0、群の大きさn=3(D4=2.574)のとき、R管理図の上側管理限界UCL_Rを求めよ。
- ア.9.000
- イ.6.000
- ウ.3.000
- エ.7.722
正解:エ.7.722
解説:UCL_R=D4·R̄=2.574×3.0=7.722。n=3ではD3が定められないため下側管理限界は考えない。
-
問273.X̄−R管理図で総平均X̄̄=100.0、範囲の平均R̄=10.0、群の大きさn=2(A2=1.880)のとき、X̄管理図のUCLとLCLを求めよ。
- ア.UCL=118.800、LCL=81.200
- イ.UCL=110.000、LCL=90.000
- ウ.UCL=118.800、LCL=90.000
- エ.UCL=132.670、LCL=67.330
正解:ア.UCL=118.800、LCL=81.200
解説:UCL=X̄̄+A2·R̄=100.0+1.880×10.0=100.0+18.8=118.800。LCL=X̄̄−A2·R̄=100.0−18.8=81.200。
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問274.X̄−R管理図で範囲の平均R̄=10.0、群の大きさn=2(D4=3.267)のとき、R管理図の上側管理限界UCL_Rを求めよ。
- ア.20.000
- イ.32.670
- ウ.10.000
- エ.6.534
正解:イ.32.670
解説:UCL_R=D4·R̄=3.267×10.0=32.670。n=2ではD3が定められないため下側管理限界は考えない。
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問275.X̄−R管理図で総平均X̄̄=25.0、範囲の平均R̄=6.0、群の大きさn=6(A2=0.483)のとき、X̄管理図のUCLを求めよ。
- ア.28.000
- イ.22.102
- ウ.27.898
- エ.30.024
正解:ウ.27.898
解説:UCL=X̄̄+A2·R̄=25.0+0.483×6.0=25.0+2.898=27.898。
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問276.X̄−R管理図で範囲の平均R̄=6.0、群の大きさn=6(D4=2.004)のとき、R管理図の上側管理限界UCL_Rを求めよ。
- ア.19.602
- イ.6.000
- ウ.3.267
- エ.12.024
正解:エ.12.024
解説:UCL_R=D4·R̄=2.004×6.0=12.024。n=6でもD3は定められないため下側管理限界は考えない。
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問277.管理図で、点が上下の管理限界の内側にあっても、連続する点が中心線の同じ側に長く続く「連(れん)」が現れた場合は、工程に異常がある可能性を示す。
正解:○(正しい)
解説:連(同じ側に点が連続する)、上昇・下降の傾向、周期性などは、点が管理限界の内側にあっても工程の異常を疑うべき判定基準である。中心線の片側に長く連が続くことは偶然だけでは起こりにくい。
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問278.管理図において、打点が上側管理限界(UCL)を1点でも超えた場合、その点は工程に見逃せない異常が生じた合図と判断する。
正解:○(正しい)
解説:管理限界の外に点が出ることは、偶然原因だけでは非常に起こりにくく、異常原因(見逃せない原因)の存在を示す合図である。原因を調べて処置をとる必要がある。
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問279.p管理図とnp管理図に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- ア.p管理図は不適合品率を、np管理図は不適合品数を管理する計数値の管理図である
- イ.p管理図もnp管理図も長さや重さなどの計量値を管理する管理図である
- ウ.p管理図は群の大きさが一定でないと使えず、np管理図は群の大きさが変わっても使える
- エ.p管理図は範囲Rを、np管理図は平均X̄を打点する管理図である
正解:ア.p管理図は不適合品率を、np管理図は不適合品数を管理する計数値の管理図である
解説:p管理図は不適合品率p、np管理図は不適合品数npを扱う計数値(数える値)の管理図である。群の大きさが一定のときはnp管理図、変わるときはp管理図が使いやすい。計量値を扱うのはX̄−R管理図などである。
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問280.工程能力指数Cpは、規格の幅(規格上限SU−規格下限SL)を工程のばらつき6sで割った値であり、値が小さいほど工程能力が高いことを示す。
正解:×(誤り)
解説:Cp=(SU−SL)/6sで、規格幅を工程のばらつき(標準偏差sの6倍)で割った指標である。Cpが大きいほど規格幅に対してばらつきが小さく工程能力が高い。値が小さいほど高いとするのは逆で誤りである。
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問281.規格が下限SL=40、上限SU=76、工程の標準偏差s=3のとき、工程能力指数Cp=(SU−SL)/6sを求めよ。
- ア.1.00
- イ.2.00
- ウ.1.33
- エ.0.50
正解:イ.2.00
解説:Cp=(SU−SL)/(6s)=(76−40)/(6×3)=36/18=2.00。よってCp=2.00である。
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問282.規格が下限SL=10、上限SU=34、工程の標準偏差s=2のとき、工程能力指数Cpを求めよ。
- ア.1.50
- イ.1.00
- ウ.2.00
- エ.0.67
正解:ウ.2.00
解説:Cp=(SU−SL)/(6s)=(34−10)/(6×2)=24/12=2.00。
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問283.工程能力指数Cpの判定について、一般にCp≥1.33であれば工程能力は十分、1.00≤Cp<1.33なら注意して可、Cp<1.00なら工程能力が不足していると評価する。
正解:○(正しい)
解説:一般的な判定基準は、Cp≥1.33で十分、1.00≤Cp<1.33で注意して可(やや不足ぎみで管理を要する)、Cp<1.00で不足である。記述はこれに合致する。
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問284.規格が下限SL=48、上限SU=72、工程の標準偏差s=4のとき、Cpを求め、その値による工程能力の判定として最も適切なものはどれか。
- ア.Cp=2.00で、十分である
- イ.Cp=1.33で、十分である
- ウ.Cp=0.50で、不足している
- エ.Cp=1.00で、注意して可(1.00≤Cp<1.33)
正解:エ.Cp=1.00で、注意して可(1.00≤Cp<1.33)
解説:Cp=(72−48)/(6×4)=24/24=1.00。1.00≤Cp<1.33の範囲なので「注意して可」と判定する。
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問285.かたよりを考慮した工程能力指数Cpkは、平均が規格の中央からずれているほど大きくなり、Cpより必ず大きな値になる。
正解:×(誤り)
解説:Cpk=min(SU−x̄, x̄−SL)/3sで、平均が規格中央からずれるほど近い側の規格までの余裕が小さくなり、Cpkは小さくなる。平均が中央にあるときCpk=Cpで、ずれるとCpk≤Cpとなる。よって「必ず大きくなる」は誤り。
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問286.規格が下限SL=40、上限SU=70、工程の平均x̄=55、標準偏差s=5のとき、かたよりを考慮した工程能力指数Cpk=min(SU−x̄, x̄−SL)/3sを求めよ。
- ア.1.00
- イ.2.00
- ウ.1.33
- エ.0.50
正解:ア.1.00
解説:SU−x̄=70−55=15、x̄−SL=55−40=15で、min(15,15)=15。Cpk=15/(3×5)=15/15=1.00。平均が規格中央にあるためCp=(70−40)/(6×5)=30/30=1.00と一致する。
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問287.規格が下限SL=40、上限SU=70、工程の平均x̄=60、標準偏差s=5のとき、かたよりを考慮した工程能力指数Cpkを求めよ。
- ア.1.000
- イ.0.667
- ウ.1.333
- エ.0.500
正解:イ.0.667
解説:SU−x̄=70−60=10、x̄−SL=60−40=20で、小さい方はmin(10,20)=10。Cpk=10/(3×5)=10/15≒0.667。平均が上限側に寄っているためCp=1.00よりCpkは小さくなる。
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問288.規格が下限SL=20、上限SU=50、工程の平均x̄=41、標準偏差s=3のとき、Cpkを求めよ。
- ア.2.000
- イ.1.667
- ウ.1.000
- エ.0.667
正解:ウ.1.000
解説:SU−x̄=50−41=9、x̄−SL=41−20=21で、min(9,21)=9。Cpk=9/(3×3)=9/9=1.000。
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問289.工程能力指数を評価する際、平均が規格の中心にあるかどうかにかかわらず、Cpだけを見ておけば工程の適合状態を正しく判断できる。
正解:×(誤り)
解説:Cpは規格幅とばらつきの比だけで、平均のかたよりを反映しない。平均が規格中心からずれていると、Cpが十分でも実際には規格外れが多くなることがある。かたよりを含めた評価にはCpkを用いる必要がある。
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問290.相関係数rの値がとり得る範囲として正しいものはどれか。
- ア.0≤r≤100
- イ.0≤r≤1
- ウ.−1≤r≤0
- エ.−1≤r≤+1
正解:エ.−1≤r≤+1
解説:相関係数rは−1以上+1以下の値をとる。r=+1で完全な正の相関、r=−1で完全な負の相関、r=0で直線的な相関がないことを示す。
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問291.2変数x、yについて、Sxx=100、Syy=64、Sxy=48であった。相関係数r=Sxy/√(Sxx·Syy)を求めよ。
- ア.0.60
- イ.0.48
- ウ.0.75
- エ.0.80
正解:ア.0.60
解説:r=Sxy/√(Sxx·Syy)=48/√(100×64)=48/√6400=48/80=0.60。
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問292.2変数x、yについて、Sxx=25、Syy=81、Sxy=−36であった。相関係数rを求めよ。
- ア.0.80
- イ.−0.80
- ウ.−0.44
- エ.−1.00
正解:イ.−0.80
解説:√(Sxx·Syy)=√(25×81)=√2025=45。r=Sxy/45=−36/45=−0.80。Sxyが負なので負の相関を示す。
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問293.2変数x、yについて、Sxx=49、Syy=36、Sxy=42であった。相関係数rを求めよ。
- ア.0.70
- イ.0.86
- ウ.1.00
- エ.0.42
正解:ウ.1.00
解説:√(Sxx·Syy)=√(49×36)=√1764=42。r=Sxy/42=42/42=1.00。完全な正の相関である。
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問294.相関係数rが+1に近いほど、散布図の点は右下がりの直線に近い形に強く集まる。
正解:×(誤り)
解説:rが+1に近いほど点は右上がり(xが増えるとyも増える)の直線状に強く集まる。右下がりに近づくのはrが−1に近い負の相関のときであり、記述は逆で誤りである。
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問295.相関係数rが0に近いとき、2つの変数の間には強い直線的な相関はなく、散布図の点は特定の直線に沿わずばらついて見える。
正解:○(正しい)
解説:rが0に近いと直線的な相関が弱く、散布図では点が右上がり・右下がりの直線に沿わずに広く散らばって見える。ただしr=0でも曲線的な関係が隠れている場合はある。
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問296.2つの変数の間に強い相関がみられれば、必ず一方が他方の原因となっている因果関係があると結論してよい。
正解:×(誤り)
解説:相関があっても因果関係があるとは限らない。第3の要因の影響などで見かけ上の相関(疑似相関)が生じることがある。相関と因果は区別して考える必要がある。
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問297.散布図で点が右下がりに強く集まっている場合、相関係数rの符号として最も適切なものはどれか。
- ア.符号は決まらない
- イ.正(+1に近い)
- ウ.0
- エ.負(−1に近い)
正解:エ.負(−1に近い)
解説:右下がり(xが増えるとyが減る)に点が強く集まる場合は負の相関で、rは負の値をとり−1に近づく。右上がりなら正の相関でrは正となる。
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問298.相関係数rの絶対値が1に近いほど直線的な相関は強く、0に近いほど直線的な相関は弱いと判断できる。
正解:○(正しい)
解説:相関の強さは|r|で判断する。|r|が1に近いほど点が直線状に強く集まり相関が強い。|r|が0に近いほど直線的な相関は弱い。
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問299.2変数x、yについて、Sxx=16、Syy=100、Sxy=32であった。相関係数rを求めよ。
- ア.0.80
- イ.0.32
- ウ.0.50
- エ.1.00
正解:ア.0.80
解説:√(Sxx·Syy)=√(16×100)=√1600=40。r=Sxy/40=32/40=0.80。
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問300.規格が下限SL=100、上限SU=160、工程の平均x̄=130、標準偏差s=5のとき、Cp=(SU−SL)/6sを求め、判定として最も適切なものはどれか。
- ア.Cp=1.00で、注意して可である
- イ.Cp=2.00で、工程能力は十分である
- ウ.Cp=1.33で、十分である
- エ.Cp=0.50で、不足している
正解:イ.Cp=2.00で、工程能力は十分である
解説:Cp=(160−100)/(6×5)=60/30=2.00。平均x̄=130は規格中央((100+160)/2=130)にありかたよりがない。Cp=2.00は1.33以上なので工程能力は十分と判定する。