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QC検定3級の用語集|品質管理の頻出用語をやさしく解説

QC検定(品質管理検定)3級で頻出する重要用語を、読み方と意味付きで整理しました。「品質管理の手法」と「品質管理の実践」の2分野に分け、QC七つ道具・新QC七つ道具・工程能力指数から、ねらいの品質・品質保証・方針管理まで網羅。試験前の知識整理と、問題演習中の用語確認にお使いください。

※受験料・試験日程・合格基準などは改定される場合があります。最新情報は必ず日本規格協会(JSA) QC検定公式サイトでご確認ください。

分野1: 品質管理の手法(データのまとめ方・QC七つ道具ほか)

母集団(ぼしゅうだん)
調べたい対象全体の集まり。工程で作られる製品全体などを指す。ここからサンプルを抜き取って調べる。
サンプル・標本(ひょうほん)
母集団から抜き取った一部のデータ。全数を調べる代わりにサンプルで母集団の姿を推測する。
母平均・標本平均
母集団の平均が母平均、サンプルの平均が標本平均。標本平均から母平均を推定する。
平均(へいきん)
データの合計をデータ数で割った値。分布の中心を表す代表的な統計量。
メディアン(中央値)
データを大きさ順に並べた真ん中の値。極端な値の影響を受けにくい。
範囲(レンジ・R)
データの最大値から最小値を引いた値。ばらつきの大きさを簡単に表す。
偏差平方和(S)
各データと平均の差(偏差)を2乗して合計した値。ばらつきの計算の基礎になる。
分散(ぶんさん・V)
偏差平方和をデータ数などで割った、ばらつきを表す量。標準偏差の2乗にあたる。
標準偏差(ひょうじゅんへんさ・s、σ)
分散の平方根で、データが平均からどれだけばらついているかを元の単位で表す。品質のばらつき評価の中心概念。
正規分布(せいきぶんぷ)
左右対称の釣鐘型の分布。多くの測定データが従うとされ、工程能力の評価の前提になる。
QC七つ道具
数値データを扱う代表的な7つの手法。パレート図・特性要因図・チェックシート・ヒストグラム・散布図・グラフ・管理図(層別を含む数え方もある)。
パレート図(ぱれーとず)
項目を件数の多い順に棒グラフで並べ、累積比率を折れ線で示す図。「重点指向」で対策すべき主要項目を見つける。
特性要因図(とくせいよういんず)
結果(特性)に影響する原因(要因)を魚の骨の形で整理する図。フィッシュボーン図・石川ダイアグラムとも呼ぶ。
チェックシート
データの記録や点検を効率よく行うための記入用紙。事実の収集に使う。
ヒストグラム
データを区間に分け、度数を柱状に示す図。分布の形・中心・ばらつきや規格からの外れを読み取る。
散布図(さんぷず)
2つの特性を縦横にとって点で表す図。2変数の関係(相関)を視覚的につかむ。
相関(そうかん)・相関係数
2つの量の関係の強さと向き。相関係数rは−1〜+1の値をとり、絶対値が大きいほど直線的な関係が強い。相関=因果ではない点に注意。
管理図(かんりず)
時系列データを打点し、中心線と上下の管理限界線で工程が安定しているかを判断する図。X̄-R管理図が代表。
管理限界線(UCL/LCL)
管理図の上方管理限界(UCL)と下方管理限界(LCL)。ばらつきから統計的に決まる。規格限界とは別物である点が頻出。
偶然原因・異常原因
避けられないばらつきの原因が偶然(不可避)原因、見逃せない特別なばらつきの原因が異常(見逃せない)原因。管理図は異常原因の検出に使う。
工程能力指数(Cp)
規格の幅に対して工程のばらつきがどれだけ小さいかを示す指数。Cp=(規格上限−規格下限)÷(6×標準偏差)。1.33以上が一つの目安。
Cpk(かたよりを考慮した工程能力指数)
工程の平均が規格の中心からずれている「かたより」を反映した工程能力指数。CpとCpkの違いは頻出。
規格・規格限界
製品が満たすべき許容範囲。上限規格・下限規格で表す。工程能力は規格に対するばらつきの余裕度を評価する。
層別(そうべつ)
データを機械別・作業者別・時間別などの層に分けて解析する考え方。原因の切り分けに有効。
新QC七つ道具(N7)
言語データ(数値でない情報)を整理する7手法。親和図法・連関図法・系統図法・マトリックス図法・アローダイアグラム法・PDPC法・マトリックスデータ解析法。
親和図法(しんわずほう)
ばらばらな言語データを似たもの同士でまとめ、問題の構造を明らかにする新QC七つ道具の一つ。
系統図法(けいとうずほう)
目的を達成する手段を上位から下位へ枝分かれで展開する手法。方策の洗い出しに使う。
アローダイアグラム法
作業の順序と所要日数を矢印でつなぎ、日程計画・クリティカルパスを検討する手法(PERT)。
抜取検査(ぬきとりけんさ)
ロットからサンプルを抜き取って合否を判定する検査。全数検査に対する概念。
計量値・計数値
長さ・重さのように連続的に測れる値が計量値、不良個数・欠点数のように数える値が計数値。使う手法や管理図が異なる。

分野2: 品質管理の実践(QC的なものの見方・品質保証ほか)

品質(ひんしつ)
製品・サービスが要求を満たす程度。当たり前品質・魅力的品質など、顧客の満足に関わる多面的な概念。
ねらいの品質・できばえの品質
設計で狙った品質が「ねらいの品質(設計品質)」、実際に作られた品質が「できばえの品質(適合品質・製造品質)」。両者のずれを小さくするのが品質管理。
当たり前品質・魅力的品質
満たされて当然で欠けると不満になるのが当たり前品質、あると満足度が高まるのが魅力的品質。狩野モデルの考え方。
QC的ものの見方・考え方
事実に基づく管理・重点指向・後工程はお客様・プロセス重視・ばらつきの管理など、品質管理を支える基本姿勢の総称。
事実に基づく管理(ファクトコントロール)
経験や勘だけでなく、データという事実に基づいて判断・改善を行う考え方。
後工程はお客様
次の工程を顧客とみなし、良い品質を渡すことを重視する考え方。全社的な品質意識の基本。
重点指向(じゅうてんしこう)
影響の大きい少数の項目に力を集中する考え方。パレート図と結びつく。
PDCA
Plan(計画)・Do(実行)・Check(確認)・Act(処置)を回して継続的に改善するサイクル。管理の基本サイクル。
SDCA
Standardize(標準化)・Do・Check・Actのサイクル。決めた標準を守り維持する「維持活動」を表す。改善のPDCAと対で問われる。
標準化(ひょうじゅんか)・標準
仕事のやり方を統一して文書化すること。ばらつきを抑え、品質を安定・維持するための土台。
再発防止・未然防止
起きた問題の原因を除き繰り返さないのが再発防止、起こる前に手を打つのが未然防止(FMEA等)。
応急処置・是正処置
その場をしのぐのが応急処置、原因を取り除いて再発を防ぐのが是正処置。区別が問われる。
品質保証(QA)
顧客が安心して使えるよう、企画から設計・製造・アフターまで品質を保証する一連の活動。品質管理の目的そのもの。
品質保証体系図・QAネットワーク
各工程での品質保証の流れを表す体系図と、不具合を「発生防止・流出防止」の観点で工程ごとに整理・評価するマトリックスがQAネットワーク。
クレーム・苦情
顧客からの不満の表明。原因を解析し是正・再発防止につなげることが品質保証で重要。
方針管理(ほうしんかんり)
経営方針を実現するため、重点目標と方策を全社で上位から下位へ展開し、PDCAで管理する仕組み。
日常管理・機能別管理
部門が担当業務を維持・改善するのが日常管理、品質・コストなど機能軸で部門横断的に管理するのが機能別管理。
FMEA
故障モード影響解析。設計段階で起こりうる故障の影響を評価し未然防止する手法(ボトムアップ)。
FTA
故障の木解析。好ましくない事象を頂点に、その原因を論理的に枝分かれで解析する手法(トップダウン)。FMEAと対で頻出。
QCサークル・小集団活動
職場の第一線で働く人たちが自主的に品質・改善に取り組む小グループ活動。品質経営を支える現場活動。

用語集の活用法・関連学習リソース

用語の意味を確認したら、実際の問題演習で定着させましょう。以下の関連ページもあわせてご活用ください。

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QC検定3級 一問一答 →

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