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QC検定 3級(品質管理検定)「QC的ものの見方・品質の概念・管理の方法」の一問一答

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📖 QC検定 3級(品質管理検定)「QC的ものの見方・品質の概念・管理の方法」の全50問と解説(一覧)

QC検定 3級(品質管理検定)のQC的ものの見方・品質の概念・管理の方法に関する一問一答(全50問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.マーケットインとは、作り手の都合や技術を優先し、作ったものを売り込む考え方である。

    正解:×(誤り)

    解説:これはプロダクトアウトの説明である。マーケットインとは、市場や顧客のニーズを起点として、顧客が求める製品・サービスを提供しようとする考え方をいう。作り手の都合ではなく買い手の立場に立つことが特徴である。

  2. 問2.「後工程はお客様」とは、自分の工程の次に仕事を受け取る工程を顧客とみなし、後工程が困らないよう良い品質の仕事を渡すという考え方である。

    正解:○(正しい)

    解説:自工程の成果を受け取る後工程を「お客様」と位置づけ、後工程の要求を満たす品質の仕事を提供することで、組織全体として最終顧客の満足につなげるという考え方である。

  3. 問3.「品質は工程で作り込む」とは、検査を強化して不良品を確実に選別・除去することを最も重視する考え方である。

    正解:×(誤り)

    解説:検査で不良を取り除くのは結果の選別にすぎない。プロセス重視の考え方では、各工程を良い状態に管理し、そもそも不良を作らないように工程で品質を作り込むことを重視する。検査に頼る発想とは異なる。

  4. 問4.応急対策とは、問題が発生したときにその場をしのぐために原因究明を待たず暫定的にとる処置であり、問題の再発防止までは保証しない。

    正解:○(正しい)

    解説:応急対策(応急処置)は、異常や不具合が起きた際にとりあえず影響を最小限に抑えるための当座の処置である。真の原因を除去する再発防止とは目的が異なり、応急対策だけでは同じ問題が再び起こりうる。

  5. 問5.再発防止とは、発生した問題の原因を調査し、その原因を取り除いて同じ問題が再び起こらないようにする処置である。

    正解:○(正しい)

    解説:再発防止は、すでに起きた不具合について真の原因を突き止め、それを除去することで同種の問題が二度と発生しないようにする恒久的な対策である。応急対策とは異なり原因系に働きかける点が特徴である。

  6. 問6.未然防止とは、問題が起きてから原因を除去する活動を指し、まだ起きていない問題への対応は含まない。

    正解:×(誤り)

    解説:未然防止とは、これから起こりうる問題やトラブルを事前に想定し、発生する前に手を打って未発生の状態を保つ活動である。すでに起きた問題への対応は再発防止であり、両者は対象とする時点が異なる。

  7. 問7.源流管理とは、問題が下流(製造・出荷)で顕在化してから対処するのではなく、企画・設計など上流の段階で品質を作り込み管理するという考え方である。

    正解:○(正しい)

    解説:源流管理は、品質やトラブルの原因が生まれる上流工程にさかのぼって管理することで、下流での手戻りや不具合を減らそうとする考え方である。上流で作り込むほど効果が大きいとされる。

  8. 問8.三現主義とは、現場・現物・現実の三つを重視し、机上の想像や伝聞ではなく実際に現地で事実を確認して判断する考え方である。

    正解:○(正しい)

    解説:三現主義は、現場(実際の場所)、現物(実際のもの)、現実(実際の状況・事実)を自分の目で確認することを重視する。ここに原理・原則を加えると五ゲン主義となる。

  9. 問9.重点指向とは、すべての問題に均等に力を配分し、優先順位をつけずに一斉に取り組む考え方である。

    正解:×(誤り)

    解説:重点指向とは、限られた資源を効果の大きい重要な問題に集中させる考え方である。影響の大きい少数の要因に優先して取り組むことで、効率よく成果を上げようとするものであり、均等配分とは反対の発想である。

  10. 問10.QCDのDは納期(Delivery)を表し、必要なものを必要なときに提供できることを意味する。

    正解:○(正しい)

    解説:QCDは品質(Quality)・コスト(Cost)・納期(Delivery)の頭文字である。Dの納期は、求められる時期・量で確実に提供できることを指す。これに生産性・安全・モラール・環境(PSME)を加えて管理項目とすることも多い。

  11. 問11.ねらいの品質(設計品質)とは、製品が実際に作られた結果として実現した品質のことをいう。

    正解:×(誤り)

    解説:これはできばえの品質(適合の品質・製造品質)の説明である。ねらいの品質(設計品質)とは、要求品質を受けて設計図や仕様書などで「こう作ろう」とねらった品質を指す。ねらいに対する実現度ができばえの品質である。

  12. 問12.できばえの品質(適合の品質)とは、設計で定めたねらいにどれだけ合っているか、その適合の度合いを表す品質である。

    正解:○(正しい)

    解説:できばえの品質(製造品質・適合の品質)は、設計で定めたねらいの品質に対して、実際の製造結果がどれだけ一致しているかを示す。ねらいと実物のずれが小さいほどできばえの品質が良いといえる。

  13. 問13.代用特性とは、真に測定したい品質特性を直接測ることが難しい場合に、その代わりに用いる測定しやすい別の特性である。

    正解:○(正しい)

    解説:代用特性は、本来評価したい品質特性(真の特性)を直接測定するのが困難・不経済なときに、それと関係が深く測りやすい特性を代わりに用いるものである。真の特性との相関が高いことが望まれる。

  14. 問14.当たり前品質とは、それが満たされていても特に満足は感じないが、満たされていないと不満を引き起こす品質要素である。

    正解:○(正しい)

    解説:狩野モデルの当たり前品質は、充足されて当然とされ満たされても満足度は上がらないが、不充足だと不満につながる要素である。魅力的品質は満たされると満足が高まるが、なくても不満にはなりにくい点で対照的である。

  15. 問15.魅力的品質とは、満たされていないと強い不満を生むが、満たされても満足度はほとんど変わらない品質要素である。

    正解:×(誤り)

    解説:この記述は当たり前品質の性質に近い。狩野モデルの魅力的品質は、満たされると満足度が大きく向上するが、満たされなくても大きな不満にはなりにくい要素である。両者を取り違えないことが重要である。

  16. 問16.PDCAサイクルのCは、計画に対して実施結果がどうであったかを確認・評価する段階(Check)である。

    正解:○(正しい)

    解説:PDCAは計画(Plan)・実施(Do)・確認(Check)・処置(Act)からなる。Cの確認では、Doの結果を計画や目標と照らし合わせて評価する。その結果を受けて次のAで是正や標準化などの処置を行う。

  17. 問17.SDCAサイクルのSは、定めた標準(Standard)どおりに作業を行い、その状態を維持することを目的とする段階である。

    正解:○(正しい)

    解説:SDCAは標準化(Standardize)・実施(Do)・確認(Check)・処置(Act)からなり、決めた標準を守って良い状態を維持することに主眼がある。改善で得た成果を標準として定着させ維持する場面で用いられる。

  18. 問18.維持活動とは現状の良い状態を保つことであり、改善活動とは現状をより良い水準へ引き上げることである。

    正解:○(正しい)

    解説:維持は決めた標準どおりに保ち異常があれば元に戻す活動で、主にSDCAが対応する。改善は現状の水準を意図的に高める活動で、主にPDCAが対応する。両者を回すことで管理の質が高まる。

  19. 問19.問題と課題は同じ意味であり、どちらも「あるべき姿と現状との差」を指す点で区別する必要はない。

    正解:×(誤り)

    解説:一般に問題は、あるべき姿(基準)と現状とのギャップで、すでに現れている好ましくない状態を指す。課題は、ありたい姿(目標)を新たに設定し、それを達成するために取り組むべきことを指す。両者は区別して用いる。

  20. 問20.問題解決型QCストーリーでは、要因解析を行う前に対策を立案・実施するのが標準的な進め方である。

    正解:×(誤り)

    解説:問題解決型QCストーリーは、テーマ選定、現状把握、目標設定、要因解析、対策立案、対策実施、効果確認、標準化・歯止めという順で進む。原因を突き止める要因解析を経てから対策を立てるのが基本であり、順序を入れ替えない。

  21. 問21.「見える化」とは、問題や異常、進捗などを誰にでもわかる形で表し、潜在的なトラブルを顕在化させて早期に対応できるようにする取り組みである。

    正解:○(正しい)

    解説:見える化は、状態や情報を目に見える形にして共有し、隠れた問題を表面化させることで、気づきと迅速な対応を促す。潜在トラブルを顕在化させ、放置を防ぐ点に意義がある。

  22. 問22.次のうち、市場や顧客のニーズを起点として製品・サービスを企画・提供する考え方を最もよく表すものはどれか。

    • ア.プロダクトアウト
    • イ.重点指向
    • ウ.マーケットイン
    • エ.見える化

    正解:ウ.マーケットイン

    解説:顧客や市場が求めるものを起点にする考え方はマーケットインである。作り手の都合や技術を優先して作ったものを売り込むのがプロダクトアウトであり、両者は起点が対照的である。

  23. 問23.「品質第一(品質優先)」の考え方の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.短期的な利益を最優先し、品質は後回しにする
    • イ.納期さえ守れば品質は問わない
    • ウ.コストを最小にすることだけを目標にする
    • エ.品質を確保することが結果として顧客の信頼やコスト低減にもつながると考え、品質を最優先する

    正解:エ.品質を確保することが結果として顧客の信頼やコスト低減にもつながると考え、品質を最優先する

    解説:品質第一は、目先の利益や納期よりもまず品質を確保することを重視する考え方である。良い品質は顧客の信頼を高め、手直しや不良の減少を通じて長期的にはコスト低減にもつながるとされる。

  24. 問24.製造ライン上で異常が発生したとき、原因究明の前にとりあえず生産を止めて不良の流出を防ぐ処置は、次のどれに該当するか。

    • ア.応急対策(応急処置)
    • イ.未然防止
    • ウ.再発防止
    • エ.源流管理

    正解:ア.応急対策(応急処置)

    解説:その場の被害を最小限に抑えるためにとる当座の処置は応急対策である。原因を除去して同じ問題を繰り返さないようにするのが再発防止で、両者は目的が異なる。応急対策だけでは根本解決にならない。

  25. 問25.「再発防止」と「未然防止」の違いを説明したものとして最も適切なものはどれか。

    • ア.再発防止はまだ起きていない問題を防ぐこと、未然防止は起きた問題を防ぐこと
    • イ.再発防止は起きた問題の原因を除去すること、未然防止はまだ起きていない問題を事前に防ぐこと
    • ウ.両者は同じ意味である
    • エ.再発防止は暫定処置、未然防止は原因究明を待つ処置

    正解:イ.再発防止は起きた問題の原因を除去すること、未然防止はまだ起きていない問題を事前に防ぐこと

    解説:再発防止は既に発生した問題の原因を取り除き同種の再発を防ぐこと、未然防止はまだ発生していない問題を予測して事前に手を打つことである。対象とする問題の時点が異なる点が両者の違いである。

  26. 問26.三現主義が重視する三つの要素の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.原理・原則・現実
    • イ.計画・実施・確認
    • ウ.現場・現物・現実
    • エ.品質・コスト・納期

    正解:ウ.現場・現物・現実

    解説:三現主義は現場・現物・現実の三つを重視し、実際に現地で事実を確かめる考え方である。これに原理・原則を加えると五ゲン主義になる。品質・コスト・納期はQCDであり別概念である。

  27. 問27.五ゲン主義は三現主義に二つの要素を加えたものである。加える二つの要素はどれか。

    • ア.現金・現像
    • イ.維持・改善
    • ウ.計画・処置
    • エ.原理・原則

    正解:エ.原理・原則

    解説:五ゲン主義は、現場・現物・現実の三現に、原理・原則の二つを加えたものである。事実を確認するだけでなく、その背後にある理屈や守るべき決まりに照らして考えることを促す。

  28. 問28.QCDに加えて管理項目としてしばしば挙げられるPSMEの意味として正しいものはどれか。

    • ア.生産性・安全・モラール・環境
    • イ.計画・実施・確認・処置
    • ウ.品質・コスト・納期・利益
    • エ.現場・現物・現実・原理

    正解:ア.生産性・安全・モラール・環境

    解説:PSMEは生産性(Productivity)・安全(Safety)・モラール(Morale)・環境(Environment)を表す。品質(Q)・コスト(C)・納期(D)に加えて、企業活動で管理すべき要素として位置づけられる。

  29. 問29.重点指向の考え方に基づく行動として最も適切なものはどれか。

    • ア.すべての不良項目に同じ人数・時間を割り当てる
    • イ.影響の大きい少数の項目に資源を集中して取り組む
    • ウ.気づいた順に手当たり次第に対策する
    • エ.件数の少ない項目から順に処理する

    正解:イ.影響の大きい少数の項目に資源を集中して取り組む

    解説:重点指向は、限られた人・時間・費用を効果の大きい重要な項目に集中させる考え方である。少数の重要要因に優先して取り組むことで、効率よく大きな成果を得ようとする。均等配分や無計画な対応とは異なる。

  30. 問30.「プロセス重視(品質は工程で作り込む)」の考え方を最もよく表すものはどれか。

    • ア.最終検査を厳しくして不良を確実に選別する
    • イ.不良が出たら値引きして販売する
    • ウ.各工程を良い状態に管理し、そもそも不良を作らないようにする
    • エ.顧客からの苦情が来てから対応する

    正解:ウ.各工程を良い状態に管理し、そもそも不良を作らないようにする

    解説:プロセス重視は、結果を検査で選別するのではなく、工程そのものを良好に保って不良を生み出さないようにする考え方である。各工程で品質を作り込むことで、後工程や顧客に良い品質を届けられる。

  31. 問31.狩野モデルにおける「魅力的品質」の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.満たされないと不満だが、満たされても満足度は上がらない
    • イ.満たされるほど不満が増える
    • ウ.満たされても満たされなくても満足度に影響しない
    • エ.満たされると満足度が大きく上がるが、満たされなくても大きな不満にはならない

    正解:エ.満たされると満足度が大きく上がるが、満たされなくても大きな不満にはならない

    解説:魅力的品質は、備わっていると満足度が大きく向上する一方、なくても大きな不満にはつながりにくい要素である。備わって当然とされ不足すると不満になる当たり前品質とは対照的である。

  32. 問32.狩野モデルにおける「当たり前品質」の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.満たされて当然とされ、満たされても満足は上がらないが、満たされないと不満になる
    • イ.満たされると満足度が大きく上がるが、なくても不満にならない
    • ウ.品質水準と満足度が常に比例する
    • エ.評価に影響しない中立的な要素

    正解:ア.満たされて当然とされ、満たされても満足は上がらないが、満たされないと不満になる

    解説:当たり前品質は、満たされて当然と受け止められ、満たされても満足度はほとんど上がらないが、満たされないと不満を生む要素である。満たされるほど満足が上がる魅力的品質とは性質が異なる。

  33. 問33.ねらいの品質(設計品質)とできばえの品質(製造品質)の関係を正しく説明したものはどれか。

    • ア.ねらいの品質は実際に作られた結果の品質、できばえの品質は設計でねらった品質
    • イ.ねらいの品質は設計でねらった品質、できばえの品質はねらいにどれだけ合っているかの度合い
    • ウ.両者は常に一致するため区別する意味はない
    • エ.できばえの品質は顧客の要求そのものを指す

    正解:イ.ねらいの品質は設計でねらった品質、できばえの品質はねらいにどれだけ合っているかの度合い

    解説:ねらいの品質(設計品質)は、要求品質を受けて設計で目標として定めた品質である。できばえの品質(製造品質・適合の品質)は、その設計のねらいに実際の製造結果がどれだけ合致しているかを示す。両者は区別される。

  34. 問34.真に測定したい特性が直接測りにくいときに、それと関係の深い測りやすい特性を代わりに用いる。この代わりの特性を何と呼ぶか。

    • ア.要求品質
    • イ.品質要素
    • ウ.代用特性
    • エ.設計品質

    正解:ウ.代用特性

    解説:本来評価したい真の特性を直接測定するのが難しいとき、それと相関の高い測定しやすい特性を用いる。これを代用特性という。真の特性との関係が強いほど、代用特性による評価の妥当性は高くなる。

  35. 問35.PDCAサイクルの各段階の順序として正しいものはどれか。

    • ア.実施 → 計画 → 処置 → 確認
    • イ.計画 → 確認 → 実施 → 処置
    • ウ.確認 → 実施 → 計画 → 処置
    • エ.計画 → 実施 → 確認 → 処置

    正解:エ.計画 → 実施 → 確認 → 処置

    解説:PDCAは計画(Plan)、実施(Do)、確認(Check)、処置(Act)の順に回す。計画を立てて実行し、その結果を確認・評価し、必要な処置を行って次の計画へつなげることで、継続的な改善を進める。

  36. 問36.SDCAサイクルが主に対応する活動として最も適切なものはどれか。

    • ア.定めた標準どおりに実施し良い状態を維持する活動
    • イ.現状を大きく改善して水準を引き上げる活動
    • ウ.新しい製品を企画する活動
    • エ.顧客の潜在ニーズを発掘する活動

    正解:ア.定めた標準どおりに実施し良い状態を維持する活動

    解説:SDCAは標準化(Standardize)を起点に実施・確認・処置を回し、決めた標準を守って良い状態を維持する活動に対応する。水準を積極的に引き上げる改善は主にPDCAが担い、両者は役割が異なる。

  37. 問37.「維持」と「改善」の関係について、最も適切に説明したものはどれか。

    • ア.維持は水準を引き上げること、改善は現状を保つこと
    • イ.維持は決めた標準どおり良い状態を保つこと、改善は現状の水準を高めること
    • ウ.維持と改善はまったく同じ活動である
    • エ.改善は異常があれば元に戻す活動である

    正解:イ.維持は決めた標準どおり良い状態を保つこと、改善は現状の水準を高めること

    解説:維持は標準を守って良い状態を保ち、異常があれば元に戻す活動で、主にSDCAが対応する。改善は現状の水準を意図的に高める活動で、主にPDCAが対応する。維持と改善を組み合わせて管理の質を高める。

  38. 問38.問題と課題の違いを説明したものとして最も適切なものはどれか。

    • ア.問題と課題はどちらも過去に起きた事象だけを指す
    • イ.問題は将来の目標、課題はすでに起きている不具合
    • ウ.問題はあるべき姿と現状との差(すでに現れた好ましくない状態)、課題はありたい姿を新たに設定して達成すべきこと
    • エ.問題と課題に意味の違いはない

    正解:ウ.問題はあるべき姿と現状との差(すでに現れた好ましくない状態)、課題はありたい姿を新たに設定して達成すべきこと

    解説:問題は、基準となるあるべき姿と現状とのギャップとしてすでに現れている好ましくない状態を指す。課題は、新たにありたい姿(目標)を設定し、それを実現するために取り組むべきことを指す。両者は区別して用いる。

  39. 問39.問題解決型QCストーリーの標準的な手順として、正しい並びはどれか。

    • ア.テーマ選定 → 対策立案 → 現状把握 → 要因解析 → 効果確認
    • イ.目標設定 → 効果確認 → 現状把握 → 要因解析 → テーマ選定
    • ウ.現状把握 → テーマ選定 → 効果確認 → 要因解析 → 対策立案
    • エ.テーマ選定 → 現状把握 → 目標設定 → 要因解析 → 対策立案 → 対策実施 → 効果確認 → 標準化・歯止め

    正解:エ.テーマ選定 → 現状把握 → 目標設定 → 要因解析 → 対策立案 → 対策実施 → 効果確認 → 標準化・歯止め

    解説:問題解決型QCストーリーは、テーマ選定、現状把握、目標設定、要因解析、対策立案、対策実施、効果確認、標準化・歯止めの順に進む。事実で現状をつかみ、要因解析で原因を突き止めてから対策を立てる流れが基本である。

  40. 問40.課題達成型QCストーリーが適しているのは次のどの場面か。

    • ア.これまでにない新たな目標(ありたい姿)を設定し、その達成方法を探りたいとき
    • イ.すでに発生している不良の原因を除去したいとき
    • ウ.異常が出たときに当座の処置をとりたいとき
    • エ.標準どおりに作業を維持したいとき

    正解:ア.これまでにない新たな目標(ありたい姿)を設定し、その達成方法を探りたいとき

    解説:課題達成型QCストーリーは、まだ経験のない高い目標や新しいありたい姿を設定し、その達成手段を発想・選択して進める場面に向く。すでにある不具合の原因除去には問題解決型が適する。

  41. 問41.「事実に基づく管理(ファクトコントロール)」の考え方として最も適切なものはどれか。

    • ア.経験や勘だけで素早く判断することを最優先する
    • イ.データや事実を集めて客観的に把握し、それに基づいて判断・行動する
    • ウ.上位者の指示に従うことを何より優先する
    • エ.多数決だけで方針を決める

    正解:イ.データや事実を集めて客観的に把握し、それに基づいて判断・行動する

    解説:事実に基づく管理は、思い込みや勘に頼らず、データや現地・現物で確認した事実に基づいて判断・行動する考え方である。三現主義や見える化とも結びつき、客観的な根拠に基づく管理を志向する。

  42. 問42.「見える化」の目的として最も適切なものはどれか。

    • ア.不良を隠して外部に見えないようにする
    • イ.情報を限られた管理者だけが把握できるようにする
    • ウ.問題や異常を目に見える形にして、潜在的なトラブルを早期に顕在化させ対応する
    • エ.データを一切公開せず記録だけを残す

    正解:ウ.問題や異常を目に見える形にして、潜在的なトラブルを早期に顕在化させ対応する

    解説:見える化は、状態や進捗、異常などを誰にでもわかる形で共有し、隠れた問題を表面化させることを目的とする。潜在トラブルを早期に顕在化させ、気づきと迅速な対応を促す点に意義がある。

  43. 問43.「ばらつきに注目する」考え方の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.平均値だけを見れば品質は十分に管理できる
    • イ.ばらつきが大きいほど品質が安定している
    • ウ.ばらつきは無視して個々の値だけを見る
    • エ.同じ条件でも結果には必ずばらつきがあり、そのばらつきの大きさや原因に着目して管理する

    正解:エ.同じ条件でも結果には必ずばらつきがあり、そのばらつきの大きさや原因に着目して管理する

    解説:どんな工程でも結果には必ずばらつきが生じる。品質管理では、平均だけでなくばらつきの大きさやその原因に注目し、ばらつきを小さく安定させることを重視する。ばらつきが大きいほど品質は不安定になる。

  44. 問44.「全部門・全員参加」の品質管理を表す考え方として最も適切なものはどれか。

    • ア.経営者から現場の第一線まで、すべての部門・階層が品質づくりに関与する
    • イ.品質管理は検査部門だけが担当すればよい
    • ウ.品質は設計部門だけの責任である
    • エ.品質は外注先にすべて任せる

    正解:ア.経営者から現場の第一線まで、すべての部門・階層が品質づくりに関与する

    解説:全部門・全員参加は、品質を特定部門だけの仕事とせず、経営層から現場まですべての部門・階層が役割を持って品質づくりに関わる考え方である。組織全体で取り組むことが品質向上につながるとされる。

  45. 問45.顧客満足(CS)に関する説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.従業員の給与水準の高さで決まる指標
    • イ.顧客の期待に対して提供した製品・サービスがどれだけ応えられたかで決まる満足の程度
    • ウ.製造原価を最小化した度合い
    • エ.納期の短さだけで決まる指標

    正解:イ.顧客の期待に対して提供した製品・サービスがどれだけ応えられたかで決まる満足の程度

    解説:顧客満足(CS)は、顧客が製品・サービスに抱く期待に対し、実際に得られた価値がどれだけ応えられたかによって決まる満足の程度である。期待を上回ると満足が高まりやすく、下回ると不満につながる。

  46. 問46.社会的品質に関する説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.製品の見た目のよさだけを指す
    • イ.購入者本人の使い勝手だけを指す
    • ウ.製品・サービスが第三者や社会・環境に与える影響に関する品質
    • エ.製造コストの低さを指す

    正解:ウ.製品・サービスが第三者や社会・環境に与える影響に関する品質

    解説:社会的品質は、製品やサービスが直接の使用者だけでなく、周囲の第三者や社会全体、環境に及ぼす影響に関わる品質である。騒音や排出物、安全への配慮など、社会への影響を含めて品質をとらえる考え方である。

  47. 問47.「目的志向」の考え方を最もよく表すものはどれか。

    • ア.手段や手順をこなすこと自体を目的とする
    • イ.目的は考えず結果だけを見る
    • ウ.前例をそのまま踏襲することを最優先する
    • エ.何のために行うのかという目的を明確にし、目的の達成に向けて手段を選ぶ

    正解:エ.何のために行うのかという目的を明確にし、目的の達成に向けて手段を選ぶ

    解説:目的志向は、作業や活動を行う前に「何のために」という目的をはっきりさせ、その達成に最も役立つ手段を選ぶ考え方である。手段が目的化してしまうことを避け、本来のねらいに沿った行動を促す。

  48. 問48.人間性尊重・従業員満足(ES)を重視する考え方の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.働く人の意欲や能力、働きがいを尊重し、それが良い品質づくりにもつながると考える
    • イ.従業員を単なる作業の道具とみなし効率だけを追う
    • ウ.従業員の意見は一切考慮しない
    • エ.顧客満足だけを追求すれば従業員のことは考えなくてよい

    正解:ア.働く人の意欲や能力、働きがいを尊重し、それが良い品質づくりにもつながると考える

    解説:人間性尊重・従業員満足(ES)は、働く人の意欲・能力・働きがいを大切にする考え方である。従業員が満足して主体的に働ける環境が、結果として良い品質や顧客満足の向上にもつながるととらえる。

  49. 問49.要求品質と品質要素の関係を説明したものとして最も適切なものはどれか。

    • ア.要求品質は製造原価、品質要素は販売価格
    • イ.要求品質は顧客が製品・サービスに求める内容、品質要素はその品質を構成する個々の性質・項目
    • ウ.要求品質と品質要素は無関係な概念である
    • エ.品質要素は顧客の要求そのもので、要求品質はその測定値である

    正解:イ.要求品質は顧客が製品・サービスに求める内容、品質要素はその品質を構成する個々の性質・項目

    解説:要求品質は、顧客が製品・サービスに対して求めている内容(ニーズ)を指す。品質要素は、その品質を成り立たせている個々の性質や項目であり、要求品質を具体的な要素に分解して設計や管理に用いる。

  50. 問50.「特性と要因」の関係を説明したものとして最も適切なものはどれか。

    • ア.特性は原因、要因は結果である
    • イ.特性と要因はどちらも結果を指す
    • ウ.特性は結果として現れる品質などの性質、要因はその結果に影響を与える原因である
    • エ.特性も要因も原因を指し、区別はない

    正解:ウ.特性は結果として現れる品質などの性質、要因はその結果に影響を与える原因である

    解説:特性は、製品や工程の結果として現れる性質(例えば寸法や強度など)であり、要因はその特性に影響を与える原因である。結果である特性とその原因である要因の因果関係を整理することが、原因追究の基本となる。