QC検定 3級(品質管理検定)「品質保証・プロセス保証・検査」の一問一答
📖 QC検定 3級(品質管理検定)「品質保証・プロセス保証・検査」の全50問と解説(一覧)
QC検定 3級(品質管理検定)の品質保証・プロセス保証・検査に関する一問一答(全50問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.品質保証(quality assurance)とは、消費者・顧客が安心して使用でき、満足を得られるように、企業が製品やサービスの品質を確保・保証するための体系的な活動である。
正解:○(正しい)
解説:品質保証は、顧客が要求する品質を満たしていることを確実にし、それを企業として保証するための計画的・体系的な活動全体を指す。設計・製造・検査・アフターサービスに至る全プロセスを通じて品質を作り込むことが本質である。
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問2.「保証(quality assurance)」と「補償(compensation)」は同じ意味であり、いずれも不具合が起きた後に金銭や代替品で埋め合わせることを指す。
正解:×(誤り)
解説:保証(quality assurance)は品質を確保して顧客の満足を確実にする事前・体系的な活動であり、補償(compensation)は不具合が生じた際に金銭や代替品で損害を埋め合わせる事後的な行為である。両者は意味も時間軸も異なる。
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問3.品質は最終検査ですべての不適合品を取り除けばよいので、開発・設計段階で品質を作り込む必要はない。
正解:×(誤り)
解説:品質は工程で作り込むという考え方が基本であり、検査で選別するだけでは高い品質は得られない。特に設計・開発の上流段階で品質を作り込むことが、結果としての品質保証につながる。
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問4.「結果の保証」よりも「プロセス(工程)による保証」を重視する考え方は、良い結果を生み出す過程を管理すれば安定して良い製品が得られるという発想に基づく。
正解:○(正しい)
解説:結果だけを検査で保証しようとすると不適合品の発生を防げない。良いプロセスを標準化・管理して安定させれば、結果として良い品質が継続的に得られるという「プロセスによる保証」が品質管理の基本的な考え方である。
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問5.品質保証体系図とは、抜取検査においてロットの不適合品率と合格確率の関係を示した曲線のことである。
正解:×(誤り)
解説:ロットの不適合品率と合格確率の関係を示す曲線はOC曲線(検査特性曲線)である。品質保証体系図は、企画・設計・製造・販売などの各ステップを縦に、関係部門を横にとり、各段階で誰がどの品質保証業務を行うかとその流れを整理した図である。
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問6.品質機能展開(QFD)における品質表は、顧客の要求品質を技術的な品質特性へ変換し、その対応関係を二元表で整理したものである。
正解:○(正しい)
解説:品質表は、顧客の要求品質(要求品質展開表)と、それを実現する品質特性(品質特性展開表)を行と列に配置し、両者の対応の強さを示す二元表である。顧客の声を技術特性へ落とし込むための中心的な道具である。
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問7.デザインレビュー(DR)は、設計の各段階でその内容を関係者が組織的に審査し、問題点やトラブルを早期に予測・是正するために行う。
正解:○(正しい)
解説:デザインレビュー(設計審査)は、設計のアウトプットを設計者以外の関係者も含めて多面的に評価・審査し、後工程や市場での問題を未然に防ぐ活動である。上流でのトラブル予測・予防が目的である。
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問8.FMEA(故障モード影響解析)は、システム全体の故障(トップ事象)を出発点として、その原因を上位から下位へ論理的にたどっていくトップダウンの解析手法である。
正解:×(誤り)
解説:FMEAは、構成部品などの各故障モードから出発し、それが上位のシステムに及ぼす影響を評価するボトムアップの手法である。トップ事象から原因をたどるトップダウンの手法はFTA(故障の木解析)である。
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問9.FTA(故障の木解析)は、好ましくない事象(トップ事象)を頂点に置き、その原因を論理記号でつないで枝分かれさせながら下位へ展開していくトップダウンの解析手法である。
正解:○(正しい)
解説:FTAは、望ましくないトップ事象を出発点として、その発生に至る原因をANDゲート・ORゲートなどの論理記号で結び、木(ツリー)状に展開して要因を分析するトップダウンの手法である。
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問10.QAネットワーク(保証の網)は、想定される不具合ごとに、それを発生させない・流出させないための工程上の対策がどこにあるかを一覧にし、保証の抜けや弱点を明らかにする表である。
正解:○(正しい)
解説:QAネットワーク(品質保証ネットワーク、保証の網)は、不具合項目と各工程を二元表にし、発生防止と流出防止のレベルを整理して、保証の弱い箇所を見つけ強化するための道具である。
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問11.製造物責任(PL)法では、製品の欠陥によって消費者の生命・身体・財産に損害が生じた場合、製造業者等が損害賠償の責任を負うことがある。
正解:○(正しい)
解説:製造物責任法は、製品の欠陥により人の生命・身体または財産に損害を与えた場合、製造業者等が過失の有無にかかわらず賠償責任を負うことを定めている。製品安全の確保は品質保証上きわめて重要である。
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問12.初期流動管理とは、新製品の量産開始の初期段階で、通常より管理を強化して品質を安定させ、問題を早期に発見・処置する活動である。
正解:○(正しい)
解説:初期流動管理は、量産の立ち上がり時期に発生しやすい不具合を早期に把握・対策するため、一定期間通常より重点的に監視・管理を行い、安定生産へ移行させる活動である。
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問13.苦情(クレーム)処理では、目の前の顧客対応を済ませることだけが目的であり、原因を追究して再発を防止する必要はない。
正解:×(誤り)
解説:苦情処理は、当該顧客への迅速・誠実な対応に加えて、原因を追究して同種の不具合の再発を防止することが不可欠である。市場トラブル情報を設計・製造にフィードバックすることが品質向上につながる。
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問14.作業標準書は、作業者一人ひとりが自分のやりやすい方法で作業できるよう、あえて手順や条件を定めずに自由裁量に任せる目的で作成される。
正解:×(誤り)
解説:作業標準書は、作業手順・使用設備・作業条件・注意点(急所)などを明確に定め、誰が行っても同じ品質が得られるよう作業者による品質のばらつきを抑えるための基準である。自由裁量に任せるのは目的と正反対である。
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問15.QC工程図(QC工程表)は、原材料の受入から出荷までの各工程について、管理項目・管理方法・使用帳票などを工程の流れに沿って一覧化した表である。
正解:○(正しい)
解説:QC工程図は、製品ができるまでの各工程を順に並べ、それぞれの管理特性・管理値・管理方法・担当者・使用する帳票などを整理して、工程全体の管理の全体像を示すものである。
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問16.工程異常とは、工程が管理された安定な状態(統計的管理状態)から外れ、通常と異なる原因(異常原因・見逃せない原因)が働いている状態をいう。
正解:○(正しい)
解説:工程異常は、偶然原因だけによる安定状態から外れて、突き止めて取り除くべき異常原因(見逃せない原因)が作用している状態を指す。管理図の点の並び方などから異常を発見し、原因を除去する処置をとる。
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問17.工程で異常が発見されたときは、まず応急処置で流出や被害の拡大を止め、その後に原因を追究して再発防止の処置をとることが望ましい。
正解:○(正しい)
解説:異常発見時は、不適合品の流出防止などの応急処置を先に行い、続いて原因を究明して恒久的な再発防止策を講じる。応急処置だけで終えると同じ異常が繰り返される。
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問18.工程能力とは、工程が安定した状態にあるときに、その工程が生み出す品質のばらつきの実力の程度を表すものである。
正解:○(正しい)
解説:工程能力は、管理状態にある工程が達成できる品質のばらつきの程度(実力)を示すもので、規格幅とばらつきの関係から工程能力指数などで評価される。工程能力調査によって把握する。
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問19.変化点管理(変更管理)とは、4M(人・機械・材料・方法)などに変化・変更があったときに、それに伴う品質への影響を事前・事後に管理する活動である。
正解:○(正しい)
解説:変化点管理・変更管理は、作業者交代・設備変更・材料ロット切替・手順変更といった4Mの変化点で不具合が起きやすいことを踏まえ、変化の情報を共有し影響を確認・監視して品質を守る活動である。
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問20.全数検査は、抜取検査に比べて必ず費用が安く時間も短いので、破壊検査を行う場合にも全数検査を採用すべきである。
正解:×(誤り)
解説:破壊検査では製品を壊して調べるため全数検査を行うと売る物がなくなり不合理であり、抜取検査が適する。また全数検査は一般に費用も時間も多くかかる。全数検査と抜取検査は目的や条件に応じて使い分ける。
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問21.OC曲線(検査特性曲線)は、抜取検査においてロットの不適合品率とそのロットが合格する確率との関係を表した曲線である。
- ア.ロットの大きさと検査費用の関係を表した曲線である
- イ.製品の使用時間と故障率の関係を表した曲線である
- ウ.検査員の熟練度と見逃し率の関係を表した曲線である
- エ.ロットの不適合品率と、そのロットが合格する確率との関係を表した曲線である
正解:エ.ロットの不適合品率と、そのロットが合格する確率との関係を表した曲線である
解説:OC曲線(検査特性曲線)は、横軸にロットの不適合品率、縦軸にそのロットが合格する確率をとって両者の関係を示した曲線であり、抜取方式の性質(良いロットが通り悪いロットが弾かれる度合い)を表す。
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問22.抜取検査における生産者危険(α)とは何を指すか。
- ア.合格させるべき良いロット(品質の良いロット)を、誤って不合格にしてしまう確率
- イ.不合格にすべき悪いロットを、誤って合格させてしまう確率
- ウ.検査員が測定を誤る確率
- エ.抜取した試料が破壊されてしまう確率
正解:ア.合格させるべき良いロット(品質の良いロット)を、誤って不合格にしてしまう確率
解説:生産者危険(α)は、本来合格とすべき品質の良いロットが、抜取のばらつきによって誤って不合格になってしまう確率で、生産者側に不利益をもたらす。反対に、悪いロットを誤って合格させてしまう確率は消費者危険(β)である。
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問23.抜取検査における消費者危険(β)の説明として正しいものはどれか。
- ア.良いロットを誤って不合格にする確率で、生産者に不利益となる
- イ.不合格とすべき品質の悪いロットを、誤って合格させてしまう確率で、消費者に不利益となる
- ウ.検査にかかる費用の増加分
- エ.ロットの大きさに対する試料の大きさの比
正解:イ.不合格とすべき品質の悪いロットを、誤って合格させてしまう確率で、消費者に不利益となる
解説:消費者危険(β)は、本来不合格とすべき品質の悪いロットが誤って合格し、消費者の手に渡ってしまう確率で、消費者側に不利益をもたらす。良いロットを誤って不合格にする確率は生産者危険(α)である。
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問24.故障モード影響解析(FMEA)の特徴として最も適切なものはどれか。
- ア.トップ事象から原因を上位から下位へたどるトップダウンの手法である
- イ.顧客の要求品質を品質特性に変換する二元表である
- ウ.構成要素の故障モードを列挙し、それが上位システムに与える影響を評価するボトムアップの手法である
- エ.各工程の管理項目を一覧にした表である
正解:ウ.構成要素の故障モードを列挙し、それが上位システムに与える影響を評価するボトムアップの手法である
解説:FMEAは、部品や工程などの各故障モードを洗い出し、それぞれが上位システムや製品全体に及ぼす影響の大きさ・発生度・検出度を評価して、重大な項目に対策を打つボトムアップの解析手法である。
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問25.故障の木解析(FTA)の特徴として最も適切なものはどれか。
- ア.各部品の故障モードを積み上げて全体の影響を見るボトムアップの手法である
- イ.測定のかたよりを評価する手法である
- ウ.顧客の声を集めてグループ化する手法である
- エ.望ましくないトップ事象から出発し、その原因を論理記号でつないで下位へ展開するトップダウンの手法である
正解:エ.望ましくないトップ事象から出発し、その原因を論理記号でつないで下位へ展開するトップダウンの手法である
解説:FTAは、システムの望ましくない事象(トップ事象)を頂点に置き、その発生原因を論理ゲートで結んで木状に展開していくトップダウンの手法である。ボトムアップで影響を評価するのはFMEAである。
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問26.品質保証における「保証」と「補償」の違いの説明として正しいものはどれか。
- ア.保証は品質を確実にする事前・体系的な活動、補償は不具合が生じた際の損害の埋め合わせを指す
- イ.保証は不具合発生後の金銭的な埋め合わせ、補償は事前の品質確保活動を指す
- ウ.保証と補償はまったく同じ意味である
- エ.保証は製造部門、補償は検査部門の用語である
正解:ア.保証は品質を確実にする事前・体系的な活動、補償は不具合が生じた際の損害の埋め合わせを指す
解説:保証(quality assurance)は顧客の満足を確実にするための事前・体系的な品質確保活動であり、補償(compensation)は不具合が生じた後に金銭や代替品で損害を埋め合わせる事後的行為である。
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問27.品質機能展開(QFD)の品質表について、正しい説明はどれか。
- ア.工程の異常を管理図で監視するための表である
- イ.顧客の要求品質と、それを実現する品質特性との対応関係を整理した二元表である
- ウ.製品の故障率を時間の経過とともに示した表である
- エ.検査ロットの合否判定基準を示した表である
正解:イ.顧客の要求品質と、それを実現する品質特性との対応関係を整理した二元表である
解説:品質表は、顧客の要求品質と技術的な品質特性を行と列に配置し、両者の対応の強さを示す二元表である。顧客の声を設計へ結び付け、抜けなく品質特性へ展開するためのQFDの中心的道具である。
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問28.検査の種類のうち「全数検査」が適しているのはどのような場合か。
- ア.ロットが非常に大きく全数を調べる時間が取れない場合
- イ.製品を壊さないと品質が分からない破壊検査の場合
- ウ.1個でも不適合品が混入すると重大な問題となり、かつ非破壊で検査でき、検査の手間や費用が見合う場合
- エ.品質が十分安定していて実績も豊富な場合
正解:ウ.1個でも不適合品が混入すると重大な問題となり、かつ非破壊で検査でき、検査の手間や費用が見合う場合
解説:全数検査は、不適合品の混入が許されず被害が重大で、しかも非破壊で調べられ、費用・時間が見合う場合に適する。破壊検査や大量生産で全数が困難な場合は抜取検査が適する。
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問29.「抜取検査」が適している場合として最も適切なものはどれか。
- ア.安全に直結し1個の不適合も許されない部品の検査
- イ.顧客が全数の記録提出を要求している場合
- ウ.検査項目が1つしかなく短時間で終わる場合
- エ.破壊検査となる場合や、ロットが大量で全数検査が経済的に見合わない場合
正解:エ.破壊検査となる場合や、ロットが大量で全数検査が経済的に見合わない場合
解説:抜取検査は、ロットから試料を抜き取って調べロット全体の合否を判定する方法で、破壊検査の場合や、ロットが大量で全数検査では費用・時間がかかりすぎる場合などに適する。
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問30.検査を実施する場所・段階による分類として正しい組み合わせはどれか。
- ア.受入検査・工程検査・最終検査
- イ.破壊検査・非破壊検査・無試験検査
- ウ.全数検査・抜取検査・間接検査
- エ.官能検査・計測検査・記録検査
正解:ア.受入検査・工程検査・最終検査
解説:検査を段階で分けると、購入品を受け入れる受入(購入)検査、製造途中で行う工程(中間)検査、出荷前に行う最終(出荷)検査に分類される。破壊/非破壊や全数/抜取は別の観点(方法・数量)による分類である。
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問31.受入検査(購入検査)の目的として最も適切なものはどれか。
- ア.自社の完成品を出荷してよいか判定する
- イ.供給者から受け入れる原材料・部品などが要求品質を満たすかを確認する
- ウ.製造途中の半製品を次工程へ流してよいか判定する
- エ.市場の苦情情報を収集する
正解:イ.供給者から受け入れる原材料・部品などが要求品質を満たすかを確認する
解説:受入検査(購入検査)は、供給者から購入・受け入れる原材料や部品などが、あらかじめ定めた要求品質を満たしているかを確認し、不適合品を後工程へ流さないために行う検査である。
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問32.間接検査とは、どのような検査か。
- ア.購入者が受入時に自ら全数を検査すること
- イ.製品を破壊して内部を調べる検査
- ウ.供給者の検査成績を確認・活用することで、購入者側の受入検査を省略または簡略化する方式
- エ.官能により品質を評価する検査
正解:ウ.供給者の検査成績を確認・活用することで、購入者側の受入検査を省略または簡略化する方式
解説:間接検査は、供給者の提出する検査データ(検査成績書など)が信頼できる場合に、それを確認・活用して購入者側の受入検査を省略あるいは簡略化する方式である。信頼関係が前提となる。
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問33.破壊検査と非破壊検査の説明として正しいものはどれか。
- ア.破壊検査は製品を壊さずに調べ、非破壊検査は製品を壊して調べる
- イ.破壊検査は官能検査、非破壊検査は計測検査の別名である
- ウ.両者とも必ず全数検査で行う
- エ.破壊検査は製品を壊して品質を調べるため全数検査には向かず、非破壊検査は製品を壊さずに調べる
正解:エ.破壊検査は製品を壊して品質を調べるため全数検査には向かず、非破壊検査は製品を壊さずに調べる
解説:破壊検査は、引張試験のように製品を壊さないと特性が分からない検査で、全数に行うと売る物がなくなるため抜取検査が適する。非破壊検査は製品を壊さずに品質を調べる方法で、全数検査も可能である。
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問34.測定における「かたより」と「ばらつき(繰返し性)」の説明として正しいものはどれか。
- ア.かたよりは測定値の平均が真の値からずれている程度、ばらつき(繰返し性)は繰り返し測定したときの値の散らばりを指す
- イ.かたよりとばらつきは同じ意味である
- ウ.かたよりは検査費用、ばらつきは検査時間を指す
- エ.かたよりは測定値のばらつきの大きさ、ばらつきは真の値からのずれを指す
正解:ア.かたよりは測定値の平均が真の値からずれている程度、ばらつき(繰返し性)は繰り返し測定したときの値の散らばりを指す
解説:かたより(偏り)は、測定値の平均が真の値からどれだけずれているかという系統的なずれであり、ばらつき(繰返し性)は同じ対象を繰り返し測定したときの測定値の散らばりの大きさである。両者は別の概念である。
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問35.官能検査の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.必ず測定器のみを用いて数値で判定する検査である
- イ.人間の五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を用いて品質を評価・判定する検査である
- ウ.製品を破壊して内部を調べる検査である
- エ.供給者の検査成績を活用する検査である
正解:イ.人間の五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を用いて品質を評価・判定する検査である
解説:官能検査は、人間の感覚器官(五感)を用いて外観・音・味・におい・手ざわりなどの品質を評価・判定する検査である。判定基準や環境を整え、評価者による差を抑える工夫が必要となる。
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問36.QC工程図(QC工程表)の役割として最も適切なものはどれか。
- ア.顧客の要求品質を品質特性へ変換する
- イ.ロットの合格確率を不適合品率との関係で示す
- ウ.各工程の管理項目・管理方法などを工程の流れに沿って一覧にし、工程管理の全体像を示す
- エ.故障の原因を論理記号で木状に展開する
正解:ウ.各工程の管理項目・管理方法などを工程の流れに沿って一覧にし、工程管理の全体像を示す
解説:QC工程図は、受入から出荷までの各工程を順に並べ、それぞれの管理特性・管理値・管理方法・担当者・使用帳票などを整理して、工程管理の全体像を分かりやすく示す表である。
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問37.「品質は工程で作り込む」という考え方の意味として最も適切なものはどれか。
- ア.検査を厳しくして不適合品を選別すれば品質は十分に確保できる
- イ.品質は顧客が使ってみて初めて決まるので事前の作り込みは不要である
- ウ.品質は設計だけで決まるので工程は関係ない
- エ.各工程を管理して安定させ、不適合品を作らないようにすることで良い品質を確保する
正解:エ.各工程を管理して安定させ、不適合品を作らないようにすることで良い品質を確保する
解説:品質は工程で作り込むとは、検査で選別するのではなく、各工程を標準化・管理して安定させ、そもそも不適合品を作らないようにすることで良い品質を確保するという考え方である。プロセスによる保証の基本となる。
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問38.工程異常が発生したときの処置の考え方として最も適切なものはどれか。
- ア.まず応急処置で被害の拡大を止め、次に原因を追究して再発防止処置をとる
- イ.応急処置だけを行い、原因追究は不要である
- ウ.原因が分かるまで生産も出荷もそのまま続ける
- エ.異常は偶然なので放置してよい
正解:ア.まず応急処置で被害の拡大を止め、次に原因を追究して再発防止処置をとる
解説:工程異常時は、まず不適合品の流出防止などの応急処置で被害拡大を止め、続いて原因を究明して再発防止(恒久)処置をとる。応急処置だけでは同じ異常が繰り返されるため、原因除去が重要である。
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問39.変化点管理(変化点・変更の管理)で特に注意すべき「4M」に含まれないものはどれか。
- ア.人(Man)
- イ.市場(Market)
- ウ.材料(Material)
- エ.機械・設備(Machine)
正解:イ.市場(Market)
解説:4Mは、人(Man)・機械/設備(Machine)・材料(Material)・方法(Method)を指し、これらの変化点で不具合が起きやすい。市場(Market)は4Mには含まれない。
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問40.デザインレビュー(DR、設計審査)の目的として最も適切なものはどれか。
- ア.完成品の出荷可否を最終判定する
- イ.市場からの苦情を集計する
- ウ.設計内容を関係者が組織的に審査し、問題点やトラブルを早期に予測・是正する
- エ.抜取検査の合否を判定する
正解:ウ.設計内容を関係者が組織的に審査し、問題点やトラブルを早期に予測・是正する
解説:デザインレビューは、設計の各段階でその内容を設計者以外も含む関係者が多面的に審査し、後工程や市場での問題を未然に防ぐために行う。上流でのトラブル予測・予防が主目的である。
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問41.製造物責任(PL)の観点から、製品安全を確保するうえで最も重要な考え方はどれか。
- ア.問題が起きてから対応すればよい
- イ.安全は検査部門だけの責任である
- ウ.取扱説明書さえ付ければ安全上の配慮は不要である
- エ.設計・製造段階から予見される危険を洗い出し、欠陥を作り込まないよう未然に防止する
正解:エ.設計・製造段階から予見される危険を洗い出し、欠陥を作り込まないよう未然に防止する
解説:製造物責任を踏まえた製品安全では、設計・製造の段階で予見される危険を洗い出し、欠陥を作り込まないよう未然防止するとともに、適切な表示・警告を行うことが重要である。安全は全社的な取り組みである。
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問42.苦情(クレーム)処理の進め方として最も適切なものはどれか。
- ア.顧客へ迅速・誠実に対応するとともに、原因を追究して再発防止し、情報を関係部門にフィードバックする
- イ.苦情はすべて顧客の誤使用として処理する
- ウ.顧客への対応だけ済ませ、原因追究や再発防止は行わない
- エ.苦情情報は社外秘なので設計・製造には伝えない
正解:ア.顧客へ迅速・誠実に対応するとともに、原因を追究して再発防止し、情報を関係部門にフィードバックする
解説:苦情処理は、当該顧客への迅速・誠実な対応に加え、原因を究明して同種不具合の再発を防止し、その情報を設計・製造など関係部門へフィードバックして品質向上に生かすことが重要である。
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問43.初期流動管理を行う主な理由として最も適切なものはどれか。
- ア.量産が十分安定した後に品質を確認するため
- イ.新製品の量産立ち上がり時に発生しやすい不具合を早期に発見・処置し、安定生産へ移行させるため
- ウ.検査を廃止して費用を下げるため
- エ.顧客の要求品質を品質特性に変換するため
正解:イ.新製品の量産立ち上がり時に発生しやすい不具合を早期に発見・処置し、安定生産へ移行させるため
解説:初期流動管理は、量産の立ち上がり初期に不具合が発生しやすいことから、一定期間通常より重点的に監視・管理して問題を早期に把握・対策し、安定した量産へ円滑に移行させるために行う。
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問44.品質保証体系図についての説明として最も適切なものはどれか。
- ア.工程の管理項目を工程順に並べた表である
- イ.顧客の要求品質と品質特性の対応を示す二元表である
- ウ.製品開発の各ステップで、どの部門がどのような品質保証業務を行うかとその流れを示した図である
- エ.ロットの合格確率を示す曲線である
正解:ウ.製品開発の各ステップで、どの部門がどのような品質保証業務を行うかとその流れを示した図である
解説:品質保証体系図は、企画から販売・アフターサービスまでの各ステップを縦に、関係部門を横にとり、各段階で誰が何を行うかとその流れ(フロー)を示した図で、全社的な品質保証活動の骨組みを表す。
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問45.検査における「適合/不適合」と「合格/不合格」の関係として正しいものはどれか。
- ア.いずれも供給者だけが判断する
- イ.適合/不適合と合格/不合格はまったく無関係である
- ウ.合格/不合格は個々の品物、適合/不適合はロットに用いる
- エ.適合/不適合は個々の品物が規定を満たすかどうか、合格/不合格はロットや検査単位が判定基準を満たすかどうかに用いる
正解:エ.適合/不適合は個々の品物が規定を満たすかどうか、合格/不合格はロットや検査単位が判定基準を満たすかどうかに用いる
解説:適合/不適合は、個々の品物や特性が規定要求事項を満たしているかどうかを表す用語であり、合格/不合格は、ロットや検査単位が定められた判定基準を満たしているかどうかを表す。両者は用いる対象が異なる。
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問46.工程能力調査・工程解析の目的として最も適切なものはどれか。
- ア.工程のばらつきの実力を把握し、規格に対する余裕や改善すべき要因を明らかにすること
- イ.顧客の苦情件数を集計すること
- ウ.完成品の出荷可否を1個ずつ判定すること
- エ.供給者の検査成績書を作成すること
正解:ア.工程のばらつきの実力を把握し、規格に対する余裕や改善すべき要因を明らかにすること
解説:工程能力調査・工程解析は、工程が安定状態でどの程度のばらつきの実力を持つかを把握し、規格幅に対する余裕(工程能力)を評価するとともに、ばらつきの要因を解析して工程改善につなげることを目的とする。
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問47.計測の管理(計測管理)において重要なこととして最も適切なものはどれか。
- ア.測定器は一度校正すれば以後は点検・校正の必要がない
- イ.測定器を定期的に校正・点検し、測定のかたよりやばらつきを管理して信頼できる測定値を得られるようにする
- ウ.測定値は測定器が示す限り常に正しいので誤差を考える必要はない
- エ.計測は検査部門だけが行えばよく管理は不要である
正解:イ.測定器を定期的に校正・点検し、測定のかたよりやばらつきを管理して信頼できる測定値を得られるようにする
解説:計測管理では、測定器を定期的に校正・点検し、測定のかたより(系統誤差)やばらつき(繰返し性)を把握・管理して、信頼できる測定値が得られる状態を維持することが重要である。
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問48.新製品開発における「プロセス(工程)による保証」を重視する理由として最も適切なものはどれか。
- ア.検査を厳しくするほど品質は確実に上がるから
- イ.結果さえ良ければ過程は問わないという考え方だから
- ウ.良い結果を生み出すプロセスを管理・安定させれば、結果として安定的に良い品質が得られるから
- エ.保証は補償と同じで事後対応でよいから
正解:ウ.良い結果を生み出すプロセスを管理・安定させれば、結果として安定的に良い品質が得られるから
解説:プロセスによる保証は、結果を検査で選別するのではなく、良い結果を生むプロセスそのものを標準化・管理して安定させることで、継続的・安定的に良い品質を得ようとする考え方に基づく。
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問49.フローチャート(流れ図)を工程管理に用いる利点として最も適切なものはどれか。
- ア.顧客の要求品質を数値で表せる
- イ.ロットの合格確率を計算できる
- ウ.製品を破壊せずに内部を検査できる
- エ.作業や処理の流れを図記号で可視化でき、工程の手順や分岐、問題箇所を関係者で共有・検討しやすい
正解:エ.作業や処理の流れを図記号で可視化でき、工程の手順や分岐、問題箇所を関係者で共有・検討しやすい
解説:フローチャートは、作業や処理の順序・分岐・繰り返しを標準的な図記号で表し、工程の流れを見える化する。手順の理解共有や、どこに問題やムダ・抜けがあるかの検討に役立ち、QC工程図とともに用いられる。
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問50.製品ライフサイクル全体で品質保証を考えるという視点として最も適切なものはどれか。
- ア.企画・設計から製造・販売・使用・アフターサービス・廃棄に至る全段階を通じて品質を確保する視点である
- イ.製造工程の検査だけを対象にすればよい
- ウ.販売した後の品質は企業の関与外である
- エ.品質保証は出荷時点で完了し、それ以降は考えなくてよい
正解:ア.企画・設計から製造・販売・使用・アフターサービス・廃棄に至る全段階を通じて品質を確保する視点である
解説:品質保証は製造や検査の一時点だけでなく、企画・設計から製造・販売・使用・アフターサービス・廃棄・環境配慮に至る製品ライフサイクル全体を通じて品質を確保するという広い視点で捉えることが重要である。