日本語検定6級の合格体験記【小学校中学年のモデルケース】
日本語検定6級は、小学校中学年程度の日本語力を目安とする、いちばんやさしいクラスの級です。敬語・文法・語彙・言葉の意味・漢字・表記の6領域に総合問題を加えた形から出題され、試験時間は50分、受検料は2,200円、年2回(例年6月・11月)の実施で、認定率は約82%とされています。漢字は小学校1〜4年で習う範囲が中心なので、小学3・4年生でも、ふだんの授業の延長で挑戦できます。この記事では、小学3年生のモデルケース(Aさん)を例に、学習期間・使った教材・つまずいたところ・親子での取り組み方を、やさしく紹介します。なお、登場するのは特定の実在人物ではなく、これから受ける子どもや保護者がイメージしやすいように作った一般的な学習のモデルケース(架空の例)です。
※検定料・試験日程等は変わる場合があります。最新情報は必ず日本語検定委員会 公式情報でご確認ください。本記事の体験談は一般的なモデルケース(架空の例)であり、特定の実在人物の記録ではありません。
モデルケース:小学3年生Aさん(学習約15時間)
- 小学3年生(国語の授業はふつうに受けている)
- 学習期間:約1ヶ月(平日10分ほど+週末に20分ほど)
- 総学習時間:約15時間
- 受検のきっかけ:学校でもらった案内と「漢字テストより少し広いものに挑戦したい」気持ち
小学3年生のAさんが6級を受けたきっかけは、学校で日本語検定の案内をもらったことでした。6級は小学校中学年程度が目安で、いまの学年にちょうど近いレベル。「漢字だけじゃなくて、ていねいな言い方や言葉の使い方まで出るらしい」と知り、はじめての検定に挑戦してみたいと思って申し込んだそうです。保護者の方も、「ふだんの言葉づかいをふり返るよいきっかけになる」と背中を押してくれました。
学習を始めてまず感じたのは、「いつも使っている言葉でも、正しいかどうかは意外とあやふやだ」ということでした。6級は認定率が約82%とやさしめの級ですが、なんとなくの感覚で答えると、かんたんな問題でも取りこぼしが出ます。Aさんは、最初に6領域(敬語・文法・語彙・言葉の意味・漢字・表記)を一通りさらって、自分の得意・苦手をはっきりさせることから始めました。
このスタートから学べること
- 6級は小学校中学年程度で、小学3・4年生がいまの実力で挑戦しやすい、いちばんやさしいクラスの級。
- 漢字は小学1〜4年で習う漢字が中心なので、授業の延長で取り組める。
- まず6領域をざっと見て、得意と苦手を切り分けると効率がよい。
つまずいたのは「敬語」と「言葉の意味」
Aさんがいちばん苦労したのは敬語でした。「ていねいな言い方」はなんとなく分かっても、「先生がおっしゃる」「自分が見せていただく」のようにだれの動作かで言い方が変わるのが、頭の中でこんがらがったそうです。克服法は、当サイトの一問一答で敬語の問題をくり返し、まちがえた言い方を「だれの動作か」とセットでノートに書くことでした。動作する人がだれかが分かると、答えを選ぶときに迷わなくなったといいます。
次につまずいたのが言葉の意味と語彙でした。かんたんな慣用句やことわざは、ふだん耳にしていても本来の意味を聞かれると戸惑うことがあったそうです。Aさんは、意味と短い例文をセットにして覚えるようにしました。丸暗記ではなく「どんなときに使うか」まで押さえたことで、記憶に残りやすくなったといいます。
一方で、漢字と表記は学校の授業や漢字テストでふだんから触れているぶん、比較的得点源にしやすかったそうです。6級の漢字は小学1〜4年の範囲が中心なので、習ったばかりの漢字も多く、送り仮名やかなと漢字の使い分けは、まちがえた問題だけをくり返すことで短い時間で安定させられました。
このケースから学べること
- 敬語は「だれの動作か」をセットで覚えると言い方の取り違えが減る。
- 言葉の意味・語彙は本来の意味を例文ごと覚えると記憶に残る。
- 漢字・表記は授業の積み重ねが生き、得点源にしやすい。
親子での取り組みとモチベーションの保ち方
Aさんがやる気を保つために役立ったのは、保護者が結果を一緒に確認してくれたことでした。保護者の方は、毎日たくさんやらせるのではなく、「今日はこの領域を5〜10分」と短く区切ること、そしてできたところをまずほめることを心がけたそうです。当サイトの一問一答で正解数を記録し、「敬語が安定してきた」「語彙の正解が増えた」と領域ごとに成長が見えると、毎日のちょっとした学習も続けやすかったといいます。小学校中学年は集中できる時間が短いので、短く区切って毎日続けることが、何よりの近道でした。
学習スタイルは、平日は10分ほど一問一答に触れ、週末に20分ほどテキストや過去問を進める「平日に少しずつ・週末にまとめて」型でした。本番の試験時間は50分。Aさんは事前に一問一答で時間を計りながら解く練習をしておいたので、あわてずに最後まで解き切れたそうです。無事に認定を取得し、「国語の授業でも、言葉が正しいかどうかを前より気にするようになった」と振り返っています。次は一つ上の日本語検定5級(小学校卒業程度)にも挑戦してみたいと考えるようになったといいます。
このモデルケースからわかること(まとめ)
小学校中学年のモデルケースから見えてきたポイントは次のとおりです。
- 10〜25時間程度の学習で認定圏:6級は学習10〜25時間が目安とされ、無理のないペースでも届きやすい。
- 敬語・言葉の意味が山場:日常で「なんとなく」使っている言葉を、正しく判別できるかが問われる。
- 6領域を切り分けて対策:敬語・文法・語彙・言葉の意味・漢字・表記の得意苦手を分け、苦手領域を重点的にくり返す。
- 保護者の短い声かけが効く:時間を短く区切り、できたことをほめると、子どもが続けやすい。
日本語検定6級は、敬語・文法・語彙・言葉の意味・漢字・表記という日本語の基礎を総合的に整えられ、小学校中学年の子どもが、はじめての検定として言葉の力を確かめるのにちょうどよい級です。6領域を一問一答でくり返し練習し、苦手な領域は意味や使い方とセットで覚えて、自信をもって本番に臨んでください。学習の進め方は勉強法ガイド、難易度の目安は難易度・合格率、よくある疑問はよくある質問もあわせてご覧ください。
日本語検定6級 一問一答 →