消防設備士 甲種1類「構造・機能・整備(水噴霧)・規格」の一問一答
📖 消防設備士 甲種1類「構造・機能・整備(水噴霧)・規格」の全61問と解説(一覧)
消防設備士 甲種1類の構造・機能・整備(水噴霧)・規格に関する一問一答(全61問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.水噴霧消火設備は、水を微細な霧状にして放射することで、燃焼物の冷却作用に加え、発生した水蒸気による窒息作用も期待できる。
正解:○(正しい)
解説:一般に水噴霧は、水を霧状にして表面積を大きくすることで冷却効果を高め、蒸発により生じる水蒸気が酸素の供給を遮る窒息効果も併せもつとされる(消火原理は条文に明記のない一般技術知識)。
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問2.水噴霧消火設備が油火災に有効とされる理由の一つに、油面を水の膜が覆って可燃性蒸気の発生を抑える乳化作用(エマルジョン効果)がある。
正解:○(正しい)
解説:一般に、微細な水粒子が油の表面に作用して一時的な乳化層(エマルジョン)を形成し、可燃性蒸気の発生を抑制する乳化作用が油火災への適応理由とされる(条文に数値・明記のない一般技術知識)。
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問3.水噴霧消火設備の主な消火作用は化学的な負触媒(抑制)作用であり、冷却や窒息の効果はほとんど期待できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。一般に水噴霧の主作用は冷却・窒息であり、油火災では乳化作用も加わる。負触媒(抑制)作用を主体とするのはハロゲン化物消火設備等であって水噴霧ではない(消火原理は一般技術知識)。
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問4.指定可燃物を貯蔵し又は取り扱う建築物に水噴霧消火設備を設ける場合、その水源水量は防護対象物の床面積1㎡につき10L/minの割合で計算した量で20分間放射できる量以上とする。
正解:○(正しい)
解説:指定可燃物に対する水噴霧の水源は、床面積1㎡につき10L/min(面積は最大50㎡)で20分間放射できる量以上とする(消防法施行規則16条2項)。
根拠:消防法施行規則 第16条 (出典: e-Gov法令検索)
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問5.道路の用に供される部分に設ける水噴霧消火設備の放射量は、床面積1㎡につき10L/minの割合で計算した量である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。道路の用に供される部分に設ける水噴霧消火設備は、床面積1㎡につき20L/minの水量を放射できるように設ける(消防法施行規則17条1項2号)。10L/min・㎡は指定可燃物を貯蔵・取り扱う防火対象物の場合の数値で、根拠は別の条(消防法施行規則16条2項。20分間放射できる量とする)。両者を取り違えないこと。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問6.駐車の用に供される部分に設ける水噴霧消火設備は、床面積1㎡につき20L/minの割合で計算した量を20分間放射できる水源水量を確保する。
正解:○(正しい)
解説:駐車場に設ける水噴霧の放射量は床面積1㎡につき20L/minで、20分間放射できる量以上とする(駐車場は面積最大50㎡)(消防法施行規則17条3項)。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問7.指定可燃物に対する水噴霧消火設備の水源水量を算定する際、放射区域の床面積が50㎡を超える場合であっても実際の床面積を用いて計算する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。指定可燃物の水源計算に用いる面積は最大50㎡とされ、50㎡を超える部分は算入しない(消防法施行規則16条2項)。駐車場も同様に面積は最大50㎡。
根拠:消防法施行規則 第16条 (出典: e-Gov法令検索)
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問8.水噴霧消火設備の放射区域とは、一の一斉開放弁により同時に放射する区域をいい、防護対象物の存する階ごとに設ける。
正解:○(正しい)
解説:放射区域は一の一斉開放弁で同時放射する区域をいい、防護対象物の存する階ごとに設ける(消防法施行規則16条3項1号)。
根拠:消防法施行規則 第16条 (出典: e-Gov法令検索)
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問9.駐車場に設ける水噴霧消火設備の排水設備は、車両が駐車する床面を排水溝に向かって2/100以上の勾配を付けなければならない。
正解:○(正しい)
解説:駐車場の水噴霧排水設備は、排水溝へ向けて2/100以上の勾配を設ける(消防法施行規則17条5項)。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問10.駐車場に設ける水噴霧消火設備の排水設備において、排水溝は長さ40m以内ごとに集水管を1個設ける。
正解:○(正しい)
解説:排水溝は長さ40m以内ごとに集水管1個を設ける(消防法施行規則17条5項)。40mを他の数値と取り違えないこと。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問11.駐車場に設ける水噴霧消火設備の排水設備では、車路に接する部分を除き、高さ10cm以上の区画境界堤を設ける。
正解:○(正しい)
解説:排水設備には、車路に接する部分を除き高さ10cm以上の区画境界堤を設ける(消防法施行規則17条5項)。10cmを取り違えないこと。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問12.駐車場に設ける水噴霧消火設備の消火ピットは、放射された水と油を分離するため油分離装置を設けた構造とする。
正解:○(正しい)
解説:駐車場の排水設備には油分離装置を設けた消火ピットを設ける(消防法施行規則17条5項)。油が排水に混じるため油分離装置が必要とされる。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問13.駐車場の水噴霧排水設備の区画境界堤の高さは、車路に接する部分を含めどこも一律に20cm以上でなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。区画境界堤の高さは10cm以上であり、車路に接する部分は除かれる。20cmは誤り(消防法施行規則17条5項)。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問14.駐車場の水噴霧排水設備の勾配は、排水溝に向かって1/100以上あれば足りる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。勾配は2/100以上である。1/100では基準に満たない(消防法施行規則17条5項)。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問15.駐車場の水噴霧排水設備の集水管は、排水溝の長さ20m以内ごとに1個設けなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。集水管は排水溝の長さ40m以内ごとに1個設ける。20mは誤り(消防法施行規則17条5項)。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問16.道路の用に供される部分に水噴霧消火設備の設置が義務づけられるのは、屋上部分では床面積600㎡以上、それ以外の部分では400㎡以上の場合である。
正解:○(正しい)
解説:道路部分への水噴霧の設置義務は、屋上部分600㎡以上、その他の部分400㎡以上である(令13条)。
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問17.駐車の用に供される部分に水噴霧消火設備等の設置が義務づけられるのは、地階又は2階以上の階では床面積200㎡以上の場合である。
正解:○(正しい)
解説:駐車場への設置義務は、地階・2階以上の階で200㎡以上(令13条)。1階は500㎡以上、屋上は300㎡以上と面積要件が異なる。
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問18.駐車の用に供される部分のうち1階に設ける場合、水噴霧消火設備等の設置義務が生じる床面積は200㎡以上である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。1階の駐車場は500㎡以上で設置義務が生じる。200㎡以上は地階・2階以上の階の数値である(令13条)。
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問19.屋上部分の駐車場に水噴霧消火設備等の設置が義務づけられるのは、床面積300㎡以上の場合である。
正解:○(正しい)
解説:屋上部分の駐車場は300㎡以上で設置義務が生じる(令13条)。地階・2階以上は200㎡、1階は500㎡と区別する。
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問20.機械式駐車場(昇降機等の機械装置により車両を駐車させるもの)で車両を10台以上収容するものは、水噴霧消火設備等の設置対象となる。
正解:○(正しい)
解説:昇降機等の機械装置により車両を格納する駐車場は、収容台数10台以上で設置対象となる(令13条)。
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問21.水噴霧消火設備は、水系設備であるため高圧の電気機器がある変電室等には一切設置することができない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水噴霧は微細な霧により電気絶縁性が確保できるため電気室等にも用いられる。ただし高圧電気機器との必要な離隔距離は告示に委任され本則に具体値の明記がないため、離隔距離の数値そのものは基準として問われない。
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問22.甲種第1類消防設備士が工事・整備を行うことができる設備には、屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・屋外消火栓設備が含まれる。
正解:○(正しい)
解説:甲種第1類は屋内消火栓・スプリンクラー・水噴霧・屋外消火栓の各設備を工事・整備できる(消防法施行規則33条の3の表)。泡消火設備は第2類の範囲。
根拠:消防法施行規則 第33条の3 (出典: e-Gov法令検索)
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問23.水噴霧消火設備は、油火災に有効な乳化作用があることから、消防法令上は泡消火設備と同じ第2類の工事整備対象とされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水噴霧消火設備は第1類の対象である。泡消火設備が第2類であり、両者を混同しないこと(消防法施行令36条の2、消防法施行規則33条の3)。
根拠:消防法施行令 第36条の2 / 消防法施行規則 第33条の3 (出典: e-Gov法令検索)
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問24.水噴霧ヘッドは、放射される水を微細な水滴(霧状)とするための噴口を有する構造とし、防護対象物を有効に包含できるよう配置する。
正解:○(正しい)
解説:水噴霧ヘッドは水を霧状に放射するための噴口をもち、放射区域内の防護対象物を有効に覆えるよう設ける(消防法施行規則16条・17条の水噴霧ヘッドに関する規定に基づく)。
根拠:消防法施行規則 第16条 (出典: e-Gov法令検索)
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問25.駐車場の水噴霧排水設備において油分離装置が要求されるのは、車両からの油分が放射水に混入するおそれがあるためである。
正解:○(正しい)
解説:駐車場では車両の燃料油等が放射水に混じるおそれがあるため、油分離装置付きの消火ピットが要求される(消防法施行規則17条5項)。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問26.水噴霧消火設備において、防護対象物の存する階が複数にわたる場合であっても、放射区域は建物全体で一つにまとめて設けなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。放射区域は防護対象物の存する階ごとに設けるものであり、建物全体で一つにまとめるものではない(消防法施行規則16条3項1号)。
根拠:消防法施行規則 第16条 (出典: e-Gov法令検索)
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問27.水噴霧消火設備は、微細な霧が電気を通しにくい性質を利用して、変圧器や油入電気機器等の防護にも応用される。
正解:○(正しい)
解説:一般に水噴霧は微細な霧のため連続した導電経路を作りにくく電気絶縁性が保てるとされ、電気機器の防護にも用いられる。ただし高圧機器との離隔距離の具体値は告示委任で本則に明記されていない。
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問28.水噴霧消火設備は水を霧状に放射する設備であるため、可燃性液体(油類)の火災には使用できず、もっぱら普通火災専用の設備とされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水噴霧は乳化作用等により油火災にも有効とされ、駐車場・危険物施設等の油を伴う場所にも用いられる(消火原理は一般技術知識、適用は令13条等)。
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問29.水噴霧消火設備は、放射した水滴の気化熱によって燃焼面から熱を奪う冷却作用を主要な消火作用の一つとしている。
正解:○(正しい)
解説:一般に、水滴が気化する際に大量の気化熱を奪うことで燃焼面を冷却する作用が水噴霧の主要な消火原理の一つとされる(消火原理は条文に明記のない一般技術知識)。
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問30.次のうち、駐車場に設ける水噴霧消火設備の排水設備に関する要件として誤っているものはどれか。
- ア.排水溝は長さ40m以内ごとに集水管を1個設ける
- イ.油分離装置を設けた消火ピットを設ける
- ウ.排水溝へ向かって1/100以上の勾配を設ける
- エ.車路に接する部分を除き高さ10cm以上の区画境界堤を設ける
正解:ウ.排水溝へ向かって1/100以上の勾配を設ける
解説:正しくは勾配は2/100以上である。1/100以上では基準に満たない。境界堤10cm以上・集水管40m以内ごと・油分離装置付ピットはいずれも正しい(消防法施行規則17条5項)。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問31.駐車の用に供される部分に設ける水噴霧消火設備の放射量として正しいものはどれか。
- ア.床面積1㎡につき20L/minで30分間
- イ.床面積1㎡につき10L/minで30分間
- ウ.床面積1㎡につき10L/minで20分間
- エ.床面積1㎡につき20L/minで20分間
正解:エ.床面積1㎡につき20L/minで20分間
解説:駐車場は床面積1㎡につき20L/minで20分間放射できる量以上とする(消防法施行規則17条3項)。10L/min・㎡は指定可燃物の数値。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問32.指定可燃物を貯蔵・取り扱う部分に設ける水噴霧消火設備の水源に関する数値の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.10L/min・㎡ / 20分間
- イ.20L/min・㎡ / 20分間
- ウ.10L/min・㎡ / 10分間
- エ.20L/min・㎡ / 30分間
正解:ア.10L/min・㎡ / 20分間
解説:指定可燃物は床面積1㎡につき10L/min(面積最大50㎡)で20分間放射できる量以上とする(消防法施行規則16条2項)。
根拠:消防法施行規則 第16条 (出典: e-Gov法令検索)
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問33.駐車の用に供される部分について、水噴霧消火設備等の設置義務が生じる床面積の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.地階・2階以上=200㎡以上/1階=300㎡以上/屋上=500㎡以上
- イ.地階・2階以上=200㎡以上/1階=500㎡以上/屋上=300㎡以上
- ウ.地階・2階以上=500㎡以上/1階=200㎡以上/屋上=300㎡以上
- エ.地階・2階以上=300㎡以上/1階=500㎡以上/屋上=200㎡以上
正解:イ.地階・2階以上=200㎡以上/1階=500㎡以上/屋上=300㎡以上
解説:駐車場は地階・2階以上200㎡以上、1階500㎡以上、屋上300㎡以上で義務づけられる(令13条)。
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問34.道路の用に供される部分に水噴霧消火設備の設置義務が生じる床面積として正しいものはどれか。
- ア.屋上=300㎡以上/その他=200㎡以上
- イ.屋上=500㎡以上/その他=300㎡以上
- ウ.屋上=600㎡以上/その他=400㎡以上
- エ.屋上=400㎡以上/その他=600㎡以上
正解:ウ.屋上=600㎡以上/その他=400㎡以上
解説:道路部分は屋上600㎡以上、その他の部分400㎡以上で義務づけられる(令13条)。
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問35.水噴霧消火設備の消火原理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.主な作用は化学的な負触媒(抑制)作用である
- イ.冷却作用はなく窒息作用のみである
- ウ.希釈作用のみで冷却・窒息作用はない
- エ.主な作用は冷却と窒息で、油火災では乳化作用も加わる
正解:エ.主な作用は冷却と窒息で、油火災では乳化作用も加わる
解説:一般に水噴霧の主な消火作用は冷却・窒息であり、油火災では乳化作用も加わる。負触媒(抑制)作用を主体とするのはハロゲン化物消火設備であって水噴霧ではない(消火原理は条文に明記のない一般技術知識)。
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問36.昇降機等の機械装置により車両を格納する駐車場について、水噴霧消火設備等の設置義務が生じる収容台数として正しいものはどれか。
- ア.収容台数10台以上
- イ.収容台数20台以上
- ウ.収容台数50台以上
- エ.収容台数5台以上
正解:ア.収容台数10台以上
解説:機械式(昇降機式)駐車場は収容台数10台以上で設置対象となる(令13条)。
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問37.水噴霧消火設備の放射区域の定義として正しいものはどれか。
- ア.屋外消火栓の水平距離で区切った区域
- イ.一の一斉開放弁で同時に放射する区域で、防護対象物の存する階ごとに設ける
- ウ.建物全体を一つの区域として設ける
- エ.各ヘッド1個ごとに独立して設ける区域
正解:イ.一の一斉開放弁で同時に放射する区域で、防護対象物の存する階ごとに設ける
解説:放射区域は一の一斉開放弁で同時に放射する区域をいい、防護対象物の存する階ごとに設ける(消防法施行規則16条3項1号)。
根拠:消防法施行規則 第16条 (出典: e-Gov法令検索)
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問38.閉鎖型スプリンクラーヘッドは、規格上、火災の熱により一定温度で自動的に作動して放水する感熱部を有する構造とされている。
正解:○(正しい)
解説:閉鎖型スプリンクラーヘッドは、規格省令上、感熱部(ヒュージブルリンクやグラスバルブ等)が一定の標示温度で作動して弁体を開放し放水する構造とされる。
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問39.一斉開放弁は、規格上、加圧された水の作用により弁体を開放し、開放型ヘッドを用いる区域へ一斉に送水するための弁として構造・性能が定められている。
正解:○(正しい)
解説:一斉開放弁は規格省令により構造・性能が定められ、開放型ヘッドを用いる放射区域へ一斉に加圧水を送るための弁である。水噴霧やスプリンクラーの開放型設備で用いられる。
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問40.流水検知装置は、規格上、配管内の流水を検知して信号を発するための装置であり、湿式・乾式・予作動式などの型式がある。
正解:○(正しい)
解説:流水検知装置は規格省令により構造・性能が定められ、配管内の流水を自動的に検知して信号を発する装置で、湿式・乾式・予作動式などの型式がある。
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問41.消防用ホースに用いる差込式結合金具の呼称には、65や50などがあり、口径の系列を表す概念として規格上定められている。
正解:○(正しい)
解説:消防用ホース及び差込式・ねじ式結合金具は規格省令で構造・性能が定められ、結合金具の呼称は65・50などの口径系列で表される(スプリンクラー送水口の結合金具は呼称65が用いられる)。
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問42.一斉開放弁は、規格上、感熱部の作動によってのみ開放し、遠隔操作や自動起動装置による開放はできない構造とされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。一斉開放弁は加圧水の作用や起動装置(自動・手動)による開放が可能な弁であり、閉鎖型ヘッドのように感熱部の作動のみで開くものではない。開放型設備に用いられる。
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問43.駐車場に設ける水噴霧消火設備の排水設備において、排水溝へ向けて設けるべき勾配として正しいものはどれか。
- ア.1/10以上
- イ.1/100以上
- ウ.2/100以上
- エ.1/50以上
正解:ウ.2/100以上
解説:排水設備の勾配は排水溝へ向けて2/100以上とする(消防法施行規則17条5項)。1/100では基準に満たない。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問44.駐車場に設ける水噴霧消火設備の排水設備において、集水管を設ける間隔として正しいものはどれか。
- ア.排水溝の長さ60m以内ごとに1個
- イ.排水溝の長さ100m以内ごとに1個
- ウ.排水溝の長さ20m以内ごとに1個
- エ.排水溝の長さ40m以内ごとに1個
正解:エ.排水溝の長さ40m以内ごとに1個
解説:排水溝は長さ40m以内ごとに集水管1個を設ける(消防法施行規則17条5項)。20mや60mは誤り。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問45.駐車場に設ける水噴霧消火設備の排水設備において、車路に接する部分を除き設ける区画境界堤の高さとして正しいものはどれか。
- ア.高さ10cm以上
- イ.高さ20cm以上
- ウ.高さ30cm以上
- エ.高さ5cm以上
正解:ア.高さ10cm以上
解説:区画境界堤は車路に接する部分を除き高さ10cm以上とする(消防法施行規則17条5項)。5cmや20cmは誤り。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問46.指定可燃物・道路・駐車場に設ける水噴霧消火設備の放射継続時間として、いずれにも共通する基準はどれか。
- ア.10分間
- イ.20分間
- ウ.30分間
- エ.60分間
正解:イ.20分間
解説:指定可燃物(10L/min・㎡)・道路・駐車場(20L/min・㎡)のいずれも、放射時間の基準は20分間で共通である(消防法施行規則16条・17条)。放射量は異なるが放射時間は同じ。
根拠:消防法施行規則 第16条 (出典: e-Gov法令検索)
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問47.次のうち、甲種第1類消防設備士が工事・整備を行える設備に含まれないものはどれか。
- ア.スプリンクラー設備
- イ.水噴霧消火設備
- ウ.泡消火設備
- エ.屋外消火栓設備
正解:ウ.泡消火設備
解説:甲種第1類は屋内消火栓・スプリンクラー・水噴霧・屋外消火栓を対象とする(消防法施行規則33条の3の表)。泡消火設備は第2類の範囲であり第1類には含まれない。
根拠:消防法施行規則 第33条の3 (出典: e-Gov法令検索)
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問48.消防用設備等に用いる機器の規格に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.流水検知装置には、湿式・乾式・予作動式などの型式がある
- イ.消防用ホースの結合金具の呼称には65や50などがある
- ウ.閉鎖型スプリンクラーヘッドは、感熱部が一定温度で作動して放水する構造である
- エ.一斉開放弁は、感熱部の作動によってのみ開放する構造である
正解:エ.一斉開放弁は、感熱部の作動によってのみ開放する構造である
解説:誤りは一斉開放弁の説明。一斉開放弁は開放型設備で加圧水や起動装置により開放する弁であり、感熱部の作動のみで開くのは閉鎖型スプリンクラーヘッドである。閉鎖型ヘッド・流水検知装置・結合金具の呼称の記述は正しい(各規格省令)。
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問49.道路の用に供される部分又は駐車の用に供される部分に設置する水噴霧消火設備の噴霧ヘッドは、防護対象物を有効に包含することに加え、車両の周囲の床面の火災を有効に消火することができるように設けなければならない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。消防法施行規則17条1項1号により、噴霧ヘッドは道路の幅員又は車両の駐車位置を考慮して防護対象物を水噴霧により有効に包含し、かつ、車両の周囲の床面の火災を有効に消火することができるように設けることとされている。車両から流出した燃料等による床面の火災まで消火対象に含める趣旨である。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問50.水噴霧消火設備における道路区画面積とは、道路の用に供される部分を道路の長さが5m以上となるように区分した場合における、当該区分されたそれぞれの道路の部分の面積をいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。消防法施行規則17条2項1号により、道路区画面積は道路の長さが10m以上となるように区分した場合のそれぞれの道路の部分の面積である。正しくは10m以上であり、加圧送水装置はこの道路区画面積のうち最大となる部分の全噴霧ヘッドを同時に標準放射量で放射できる水量等を送水できなければならない。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問51.水噴霧消火設備の加圧送水装置は、隣接する二つの道路区画面積又は区画面積を合計した面積のうち最大となるものに設けられたすべての噴霧ヘッドを、同時に標準放射量で放射する場合の水量も送水できるものでなければならない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。消防法施行規則17条2項3号に定められている。加圧送水装置は、最大の道路区画面積に係る水量、最大の区画面積に係る水量及び隣接する二つの区画の合計面積のうち最大のものに係る水量を比較し、いずれか多い水量を送水できる能力が必要である。区画の境界付近の火災では隣接区画のヘッドも同時放射となるためである。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問52.道路の用に供される部分に設ける水噴霧消火設備の排水設備では、排水溝を道路の中央又は路端に設けることとされている。
正解:○(正しい)
解説:正しい。消防法施行規則17条4項2号により、道路の用に供される部分では排水溝を道路の中央又は路端に設ける。一方、駐車の用に供される部分では車路の中央又は両側に排水溝を設ける(同条5項4号)とされており、道路用と駐車場用で排水溝の位置の規定が異なる点に注意する。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問53.水噴霧消火設備の排水設備に設ける消火ピットは、放射された水を速やかに処理できるよう、防護対象物に最も近接した位置に設けなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。消防法施行規則17条4項4号及び5項3号により、消火ピットは油分離装置付きとし、火災危険の少ない場所に設けることとされている。正しくは火災危険の少ない場所であり、油分を含む排水が集まるピット自体が火災の拡大要因とならないようにする趣旨である。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問54.水噴霧消火設備の排水溝及び集水管は、加圧送水装置の最大能力の水量を有効に排水できる大きさ及び勾配を有するものでなければならない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。消防法施行規則17条4項5号及び5項6号に定められている。放射量に見合う排水能力がなければ、油の混じった水が防護区画外へあふれて延焼助長のおそれがあるため、排水設備は加圧送水装置の最大能力を基準に設計する。指定可燃物に係る排水設備についても同規則16条3項5号に同趣旨の規定がある。
根拠:消防法施行規則 第17条 (出典: e-Gov法令検索)
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問55.防火対象物の自動車の修理又は整備の用に供される部分で床面積が基準以上のものには、水噴霧消火設備を設置することができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。消防法施行令13条の表により、自動車の修理又は整備の用に供される部分(地階又は2階以上の階では200㎡以上、1階では500㎡以上)に設置できるのは泡消火設備、不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備又は粉末消火設備であり、水噴霧消火設備は掲げられていない。駐車の用に供される部分には水噴霧を設置できることと混同しないこと。
根拠:消防法施行令 第13条 (出典: e-Gov法令検索)
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問56.予作動式流水検知装置は、一次側に加圧水等を、二次側に空気を満たした状態にあり、感知器や火災感知用ヘッドなどの感知部が作動した場合に弁体が開き、加圧水等が二次側へ流出する装置である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。流水検知装置の技術上の規格を定める省令2条4号に定義されている。乾式流水検知装置が閉鎖型ヘッド等の開放による二次側の圧力低下で弁体が開くのに対し、予作動式は感知部の作動によって弁体が開く点が本質的な違いであり、ヘッドの誤作動等による水損を防ぎたい場所に用いられる。
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問57.閉鎖型スプリンクラーヘッドの規格上、ヒュージブルリンクとは、ガラス球の中に液体等を封入した感熱体をいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。閉鎖型スプリンクラーヘッドの技術上の規格を定める省令2条9号・10号により、ヒュージブルリンクは易融性金属により融着され、又は易融性物質により組み立てられた感熱体をいい、ガラス球の中に液体等を封入した感熱体はグラスバルブである。鑑別でも問われる基本の区別であり、両者を取り違えないこと。
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問58.施行令13条の表において、水噴霧消火設備を設置することができるものとされていない防火対象物の部分は、次のうちどれか。
- ア.道路の用に供される部分(屋上部分で床面積600㎡以上)
- イ.駐車の用に供される部分(地階で床面積200㎡以上)
- ウ.通信機器室(床面積500㎡以上)
- エ.綿花類等の指定可燃物を基準数量以上貯蔵し、又は取り扱う建築物
正解:ウ.通信機器室(床面積500㎡以上)
解説:消防法施行令13条の表により、通信機器室(床面積500㎡以上)に設置できるのは不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備又は粉末消火設備であり、水噴霧消火設備は含まれない。通信機器は水損被害が大きいためである。道路・駐車の部分及び綿花類等の指定可燃物に係るものには水噴霧消火設備を設置することができる。
根拠:消防法施行令 第13条 (出典: e-Gov法令検索)
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問59.綿花類等の指定可燃物を貯蔵し、又は取り扱う建築物その他の工作物が水噴霧消火設備等の設置対象となるのは、危険物政令別表第四で定める数量の何倍以上を貯蔵し、又は取り扱う場合か。
- ア.500倍以上
- イ.1000倍以上
- ウ.1500倍以上
- エ.2000倍以上
正解:イ.1000倍以上
解説:消防法施行令13条の表により、指定可燃物を危険物政令別表第四で定める数量の1000倍以上貯蔵し、又は取り扱う建築物その他の工作物が設置対象とされている。屋内消火栓設備の1号消火栓限定の基準となる750倍以上(消防法施行令11条3項1号)と混同しやすいため、設備ごとに倍数を区別して覚えること。
根拠:消防法施行令 第11条 / 消防法施行令 第13条 (出典: e-Gov法令検索)
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問60.一斉開放弁(配管との接続部の内径が200mm以下のもの)は、規格上、起動装置を作動させた場合、何秒以内に開放しなければならないか。
- ア.5秒以内
- イ.15秒以内
- ウ.30秒以内
- エ.60秒以内
正解:イ.15秒以内
解説:一斉開放弁の技術上の規格を定める省令5条1項により、一斉開放弁は起動装置を作動させた場合15秒以内に開放するものでなければならない。ただし、内径が200mmを超えるものにあっては60秒以内とされている。内径の大小で開放時間の基準が異なる点に注意する。
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問61.閉鎖型スプリンクラーヘッドの規格上、標示温度121度以上162度未満のヘッドに表示する色別として正しいものはどれか。
- ア.白
- イ.赤
- ウ.緑
- エ.青
正解:エ.青
解説:閉鎖型スプリンクラーヘッドの技術上の規格を定める省令15条2項の表により、標示温度121度以上162度未満のヘッドの色別は青である。白は75度以上121度未満、赤は162度以上200度未満、緑は200度以上260度未満の区分に対応しており、色別は作動後においても確認できる箇所に表示しなければならない。