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消防設備士甲種1類「水噴霧消火設備・規格」出題ポイント解説

消防設備士甲種1類が扱う水噴霧消火設備の消火原理・適用対象・放射量・排水設備と、あわせて規格省令に関する一般概念を整理します。水噴霧は1類、泡は2類という区分を押さえたうえで、施行規則第16条・第17条の数値を根拠条文とともに覚えましょう。

※受験料・試験日程・合格基準・法令の数値は改定される場合があります。最新情報は必ず一般財団法人 消防試験研究センターの公式サイトでご確認ください。

水噴霧消火設備の消火原理

水噴霧消火設備は、水を微細な霧状にして放射する設備です。一般に、その消火作用は次の3つで説明されます。

これらの消火原理(特に乳化・窒息)は、法令の条文に数値として明記されるものではなく一般的な技術知識として問われます。油火災に有効なため、駐車場・道路・危険物(指定可燃物)の防護に適しています。なお、泡を用いる泡消火設備は第2類の区分であり、水噴霧(第1類)とは別物である点を混同しないようにしてください。

放射量と放射時間(施行規則第16条・第17条)

防護対象によって単位面積あたりの放射量が異なります。いずれも20分間放射できる水量以上を確保します。

防護対象放射量放射時間根拠
指定可燃物床面積1㎡につき10L/min(面積は最大50㎡)20分間規則16条2項
道路・駐車場床面積1㎡につき20L/min(駐車場は面積最大50㎡)20分間規則17条1項2号・3項

指定可燃物が10L/㎡、道路・駐車場が20L/㎡という違いが頻出です。放射区域とは、一の一斉開放弁で同時に放射する区域を指し、防護対象物の存する階ごとに設けます(規則16条3項1号)。

排水設備(駐車場:施行規則第17条5項)

水噴霧を駐車場に用いると、油を含んだ水が流れるため排水設備が必須です。数値がそのまま出題されます。

油分離装置は、流出した燃料油をそのまま下水へ流さないための設備です。「勾配2/100」「境界堤10cm」「集水管40m」の3点セットで覚えると失点しません。

規格省令の一般概念

甲種1類の水系消火設備で共通して問われる規格上の概念を整理します。個々の設備の細目はスプリンクラーの章と重複しますが、規格の観点から用語を確認しておきましょう。

閉鎖型スプリンクラーヘッド

感熱部を備え、火災の熱で標示温度に達すると自動的に開放するヘッド。感熱機構にはヒュージブルリンク型とグラスバルブ型があります。詳細はスプリンクラー設備を参照してください。

一斉開放弁

開放型ヘッドや水噴霧の放射区域に対し、感知信号を受けて一斉に放水させるための弁。放射区域を単位として動作します。

流水検知装置

配管内の流水を検知して警報を発する装置。湿式・乾式・予作動式があり、一次側に圧力計を備えます。

結合金具(呼称)

送水口やホース接続部に用いる差込式・ねじ式の結合金具は、口径に応じて呼称65・呼称50などの規格品が用いられます。スプリンクラーの送水口は呼称65が基本です。

関連情報

ヘッドや弁類の詳細はスプリンクラー設備、器具の名称と計算問題は鑑別・製図で扱います。体系的な学習計画は勉強法ガイドを、用語の意味は用語集をご覧ください。

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