第三種冷凍機械責任者「保安管理技術」の一問一答
📖 第三種冷凍機械責任者「保安管理技術」の全80問と解説(一覧)
第三種冷凍機械責任者の保安管理技術に関する一問一答(全80問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.往復動圧縮機は、回転運動によって冷媒ガスを圧縮する方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。往復動圧縮機は「ピストンの往復運動」で圧縮(回転は遠心式・スクリュー式・スクロール式)。
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問2.圧縮機の吐出し管に油分離器を設けるのは、冷媒ガスを除湿するためである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。油分離器は「冷凍機油が凝縮器・蒸発器に流入するのを防ぐ」(除湿はドライヤ)。
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問3.凝縮器は、高温高圧の冷媒ガスを冷却して液化する機器である。
正解:○(正しい)
解説:凝縮器は圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒を、空気や水で冷却して凝縮(液化)させる熱交換器です。
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問4.空冷凝縮器は、水冷凝縮器に比べて一般に凝縮温度が低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。空冷凝縮器は外気温度で冷却するため、冷却水を使う水冷凝縮器に比べて凝縮温度が高くなります。水冷の方が冷却能力に優れています。
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問5.蒸発器における冷媒の蒸発温度は、被冷却物の温度より高い必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。蒸発温度は被冷却物より「低い」必要があります(熱は高温→低温へ流れる)。
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問6.冷却塔は、凝縮器で冷却された冷媒を再圧縮する装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。冷却塔(クーリングタワー)は「凝縮器で温められた冷却水を再冷却」する装置。
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問7.冷媒配管の施工において、配管内の水分は冷凍装置の故障原因となる。
正解:○(正しい)
解説:配管内に水分が残ると、膨張弁のオリフィスで氷結して詰まりを起こしたり、冷凍機油の劣化や金属の腐食の原因になります。
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問8.安全弁は、圧力容器内の圧力が設定値を超えた場合に自動的に開いて圧力を逃がす装置である。
正解:○(正しい)
解説:安全弁(リリーフバルブ)は圧力が許容値を超えると自動的に開弁して冷媒ガスを放出し、機器の破損を防止する安全装置です。
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問9.溶栓は、圧力上昇により溶融して圧力を逃がす安全装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。溶栓は「温度上昇」(圧力ではない)により所定温度で溶融して圧力放出。
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問10.圧力スイッチ(高圧遮断装置)は、高圧が異常上昇したとき圧縮機を自動停止させる。
正解:○(正しい)
解説:高圧遮断装置(高圧カットアウト)は凝縮圧力が設定値を超えると圧縮機の電源を遮断して停止させ、機器の損傷を防止します。
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問11.液バック(液戻り)とは、凝縮器で冷却された液冷媒が圧縮機に戻る現象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。液バックは「蒸発器で蒸発しきれなかった液冷媒」が圧縮機に戻る現象(凝縮器ではない)。
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問12.水冷凝縮器のスケール(水あか)の付着は、凝縮能力を低下させる。
正解:○(正しい)
解説:スケールは熱伝導率が低いため、凝縮器の伝熱管に付着すると熱交換効率が低下し、凝縮圧力が上昇して冷凍能力が低下します。
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問13.冷凍装置の真空引きは、装置内の空気と水分を除去する目的で行う。
正解:○(正しい)
解説:真空引き(真空乾燥)は装置内を真空にして残留空気と水分を除去する作業で、冷媒充填前に必ず行います。不凝縮ガスや水分は故障の原因となります。
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問14.圧縮機のアンローダは、起動時の電流を抑える装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アンローダは「部分負荷運転時に容量を段階的調整」する装置(起動電流抑制ではない)。
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問15.冷凍装置に不凝縮ガス(空気)が混入すると、凝縮圧力が低下する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。不凝縮ガスは凝縮器内で凝縮しないため、凝縮圧力を上昇させます。これにより圧縮動力が増加し、冷凍能力が低下します。
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問16.フルオロカーボン冷媒が漏えいした場合、冷凍機油は混合せず単独で漏れる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。フルオロカーボン冷媒漏えい時は「冷凍機油も一緒に漏れる」ことがある(混和性のため)。
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問17.蒸発器に霜が付着すると、冷却能力が向上する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。霜は断熱材として働くため、蒸発器に霜が付着すると伝熱が妨げられ、冷却能力が低下します。定期的な除霜(デフロスト)が必要です。
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問18.ブライン(二次冷媒)は、第1種冷凍サイクルの主冷媒として用いられる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ブラインは「冷媒と被冷却物の間で熱を媒介する液体」(二次冷媒、塩水・グリコール等)。
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問19.圧縮機の吸入弁や吐出し弁に漏れがあっても、体積効率には影響しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。弁漏れは「体積効率を低下」させる(吸込ガス漏れ・吐出ガス逆流による)。
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問20.ホットガスデフロスト方式は、圧縮機の吐出しガスを蒸発器に送り込んで除霜する方法である。
正解:○(正しい)
解説:ホットガスデフロスト方式は高温高圧の圧縮機吐出しガスを直接蒸発器に流し、その熱で霜を融かす効率的な除霜方法です。
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問21.低圧受液器は、凝縮器出口側に設置して液冷媒の貯蔵に用いる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。低圧受液器は「蒸発器出口側」に設置(液冷媒の圧縮機吸込み防止)。凝縮器出口側は通常受液器。
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問22.冷媒の過充填は、凝縮器内に液冷媒が溜まり凝縮面積が減少して凝縮圧力が上昇する原因となる。
正解:○(正しい)
解説:冷媒を過充填すると凝縮器内に液冷媒が過剰に溜まり、有効な凝縮面積が減少するため凝縮圧力が上昇し、圧縮機の動力が増加します。
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問23.次のうち、凝縮器の冷却方式として正しいものはどれか。
- ア.燃焼式
- イ.空冷式
- ウ.蒸気加熱式
- エ.電気加熱式
正解:イ.空冷式
解説:凝縮器の冷却方式には空冷式、水冷式、蒸発式があります。空冷式は外気(空気)をファンで送風して冷媒を冷却する方式です。
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問24.次のうち、安全装置に該当しないものはどれか。
- ア.安全弁
- イ.溶栓
- ウ.圧力計
- エ.破裂板
正解:ウ.圧力計
解説:安全弁、溶栓(可溶栓)、破裂板はいずれも圧力容器の安全装置です。圧力計は圧力を測定する計器であり、安全装置ではありません。
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問25.次のうち、圧縮機の運転中に凝縮圧力が異常上昇する原因として正しいものはどれか。
- ア.蒸発器の霜付き
- イ.膨張弁の開度過大
- ウ.冷媒の不足
- エ.冷却水量の不足
正解:エ.冷却水量の不足
解説:冷却水量が不足すると凝縮器の冷却能力が低下し、冷媒を十分に液化できないため凝縮圧力が異常上昇します。蒸発器の霜付きは蒸発圧力に影響します。
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問26.往復動圧縮機の圧縮比が大きくなると、体積効率は上昇する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。圧縮比増大で「体積効率は低下」(隙間容積中の高圧ガス再膨張で吸込量減)。
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問27.次のうち、冷凍装置における水分混入の影響として正しいものはどれか。
- ア.膨張弁で氷結して詰まる
- イ.冷凍機油の粘度が上がる
- ウ.凝縮圧力が低下する
- エ.蒸発温度が上昇する
正解:ア.膨張弁で氷結して詰まる
解説:装置内に水分が混入すると、膨張弁のオリフィス部で温度が下がった際に氷結して冷媒の流れを妨げ、冷却不良の原因となります。
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問28.蒸発式凝縮器は、冷却水を凝縮器管外面に散布し、水の蒸発潜熱を利用して冷却する。
正解:○(正しい)
解説:蒸発式凝縮器は冷却水を散布しながら送風し、水の蒸発潜熱を利用して凝縮管内の冷媒を効率よく冷却・液化します。
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問29.液封現象は、弁で仕切られた配管内に液冷媒が閉じ込められ、温度上昇で異常な圧力が発生する現象である。
正解:○(正しい)
解説:液封は配管や容器内に液冷媒が密閉された状態で温度が上昇すると、液の膨張により異常な高圧が発生し、配管や機器の破損につながる危険な現象です。
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問30.次のうち、フィンコイル蒸発器の説明として正しいものはどれか。
- ア.液体を冷却するための蒸発器である
- イ.伝熱管にフィン(ひれ)を取り付けて空気を冷却する蒸発器である
- ウ.冷媒を加熱するための蒸発器である
- エ.ブラインを冷却するための蒸発器である
正解:イ.伝熱管にフィン(ひれ)を取り付けて空気を冷却する蒸発器である
解説:フィンコイル蒸発器は伝熱管の外面にフィン(薄い金属板)を多数取り付けて伝熱面積を増やし、空気を冷却するための蒸発器です。冷蔵庫や空調機に広く使われます。
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問31.圧縮機の潤滑油圧力が低下しても、軸受けの焼付きにはならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。潤滑油圧力低下は「軸受焼付き」の主原因(油膜形成不全)。
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問32.次のうち、冷却塔の補給水が必要となる理由として正しいものはどれか。
- ア.冷却水が凍結するため
- イ.冷却水が冷媒と混合するため
- ウ.冷却水が蒸発や飛散で減少するため
- エ.冷却水が凝縮器内で沸騰するため
正解:ウ.冷却水が蒸発や飛散で減少するため
解説:冷却塔では冷却水の一部が蒸発・飛散することで水温を下げるため、減少分の補給水が常に必要です。循環水量の約1〜2%が蒸発します。
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問33.圧縮機の吐出しガス温度が異常に高い場合、吐出し弁の漏れが原因の一つとして考えられる。
正解:○(正しい)
解説:吐出し弁が漏れると圧縮した高温ガスがシリンダ内に戻り再圧縮されるため、吐出しガス温度が異常に上昇します。
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問34.過熱度とは、蒸発器出口の冷媒蒸気温度と蒸発温度の差のことである。
正解:○(正しい)
解説:過熱度(スーパーヒート)は蒸発器出口の冷媒蒸気温度から蒸発温度を引いた温度差で、膨張弁の制御に用いられます。適正な過熱度の維持が重要です。
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問35.過冷却度とは、蒸発器出口の冷媒蒸気温度と蒸発温度の差である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。過冷却度は「凝縮器出口の冷媒液温度と凝縮温度の差」(蒸発器出口は過熱度)。
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問36.次のうち、冷凍装置の自動制御機器として正しいものはどれか。
- ア.手動弁
- イ.フランジ
- ウ.止め弁
- エ.温度自動膨張弁
正解:エ.温度自動膨張弁
解説:温度自動膨張弁は蒸発器出口の過熱度を検知して冷媒流量を自動調整する制御機器です。手動弁、止め弁は手動操作の弁であり、フランジは管の接続部品です。
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問37.次のうち、圧縮機の冷媒ガス漏れの点検方法として一般的なものはどれか。
- ア.石けん水による発泡検査
- イ.超音波探傷検査
- ウ.打音検査
- エ.磁粉探傷検査
正解:ア.石けん水による発泡検査
解説:冷媒漏れの点検には石けん水を塗布して泡の発生で確認する方法が一般的です。そのほか電子式漏えい検知器も使用されます。
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問38.水冷凝縮器の冷却水入口温度が上昇すると、凝縮圧力は低下する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。冷却水温度上昇で「凝縮圧力は上昇」(冷却能力低下のため、低下ではない)。
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問39.次のうち、蒸発器の冷媒側に油が溜まったときの影響として正しいものはどれか。
- ア.蒸発圧力が上昇する
- イ.伝熱性能が低下する
- ウ.冷凍能力が向上する
- エ.過熱度が減少する
正解:イ.伝熱性能が低下する
解説:蒸発器の伝熱面に油膜が付着すると熱抵抗が増加し、伝熱性能が低下して冷凍能力が減少します。適切な油戻し対策が重要です。
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問40.四方切換弁は、ヒートポンプ装置において冷房と暖房を切り替えるために使用される。
正解:○(正しい)
解説:四方切換弁は冷媒の流れ方向を切り替えることで、室内機と室外機の蒸発器・凝縮器の役割を逆転させ、冷暖房を切り替えます。
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問41.冷凍装置の圧力試験は、運転中にのみ行う。
正解:×(誤り)
解説:誤り。圧力試験(気密試験・耐圧試験)は「停止中」に実施。運転中試験は危険。
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問42.次のうち、冷凍装置の運転開始前に確認すべき事項として適切でないものはどれか。
- ア.冷凍機油の量と汚れ
- イ.冷却水の通水状態
- ウ.安全弁の分解点検
- エ.電源電圧の確認
正解:ウ.安全弁の分解点検
解説:安全弁の分解点検は運転開始前の日常点検項目ではなく、定期的な検査時に行います。運転前には油量、冷却水、電源電圧、圧力計の確認などを行います。
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問43.電磁弁(ソレノイドバルブ)は、電気信号により冷媒の流路を開閉する弁である。
正解:○(正しい)
解説:電磁弁はコイルへの通電・遮断により弁を開閉し、冷媒の流れを制御する自動弁です。液管、ホットガス管などに設置されます。
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問44.クランクケースヒータは、運転中の油温を下げるために使用される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。クランクケースヒータは「停止中の液冷媒溶解を防止」(油温下げではない、むしろ温める)。
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問45.次のうち、冷凍装置の異常運転の状態として正しいものはどれか。
- ア.凝縮圧力と蒸発圧力の差が適正範囲
- イ.冷却水の出入口温度差が適正である
- ウ.過熱度が適正値に保たれている
- エ.吐出しガス温度が通常より著しく高い
正解:エ.吐出しガス温度が通常より著しく高い
解説:吐出しガス温度が通常より著しく高い場合は、吸入蒸気の過熱度過大、吐出し弁の漏れ、凝縮圧力の異常上昇などの異常が考えられます。
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問46.次のうち、冷凍装置に使用される冷凍機油に求められる性質として正しいものはどれか。
- ア.適度な粘度と化学的安定性
- イ.高い揮発性
- ウ.高い水分含有量
- エ.冷媒との非相溶性
正解:ア.適度な粘度と化学的安定性
解説:冷凍機油には使用温度範囲で適度な粘度を維持し、化学的に安定で酸化しにくく、水分含有量が低いことが求められます。
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問47.圧縮機のサクションストレーナは、吸入配管中のゴミや異物が圧縮機に入るのを防止する。
正解:○(正しい)
解説:サクションストレーナ(吸入フィルタ)は圧縮機の吸入側に設置し、配管内のスケール、溶接くず、ゴミなどの異物を捕集して圧縮機を保護します。
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問48.次のうち、冷凍装置の保安管理において重要な日常点検項目として適切でないものはどれか。
- ア.運転圧力・温度の記録
- イ.耐圧試験の実施
- ウ.異常音・振動の確認
- エ.冷凍機油量の確認
正解:イ.耐圧試験の実施
解説:耐圧試験は装置の設置時や修理後に行うもので、日常点検項目ではありません。日常点検では運転圧力・温度、異音・振動、油量の確認を行います。
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問49.凝縮器の凝縮能力が低下すると、冷凍サイクル全体の効率が低下する。
正解:○(正しい)
解説:凝縮能力の低下は凝縮圧力の上昇を招き、圧縮機の動力が増加するとともに冷凍効果が減少して、冷凍サイクル全体の効率(COP)が低下します。
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問50.次のうち、冷凍装置の保安において、圧縮機の吐出しガス温度の異常上昇を招く原因はどれか。
- ア.冷却水温度が低い
- イ.蒸発器への霜付きがない
- ウ.吸入弁の漏れによる再圧縮
- エ.冷媒の適正充填
正解:ウ.吸入弁の漏れによる再圧縮
解説:吸入弁が漏れると圧縮途中のガスがシリンダに戻り再圧縮されるため、吐出しガス温度が異常に上昇します。
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問51.冷凍装置の運転開始時には、まず圧縮機を起動してから凝縮器の冷却水ポンプや冷却ファンを起動する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。運転開始時は凝縮器の冷却水ポンプや冷却ファンを先に起動して凝縮能力を確保してから圧縮機を起動します。逆にすると吐出し圧力が異常上昇する危険があります。
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問52.冷凍装置の停止時には、圧縮機を停止してから凝縮器の冷却水ポンプや冷却ファンを停止するのが正しい手順である。
正解:○(正しい)
解説:停止時は圧縮機を先に停止し、その後しばらく冷却水ポンプやファンを運転して凝縮器内の高温冷媒を十分に冷却してから停止します。
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問53.ポンプダウン運転とは、蒸発器側の冷媒を圧縮機で吸引して受液器に回収する操作である。
正解:○(正しい)
解説:ポンプダウン運転は受液器出口弁(液側の弁)を閉じ、圧縮機を運転して低圧側の冷媒を凝縮器・受液器側に回収する操作で、修理や長期停止の際に行います。
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問54.冷凍装置の真空引きには、冷凍装置専用の真空ポンプを使用し、冷媒圧縮機で代用してはならない。
正解:○(正しい)
解説:真空引きは専用の真空ポンプを使用します。冷媒圧縮機は大気圧以下の真空領域で使用すると潤滑不良や過熱の原因となるため代用できません。
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問55.R410Aは、R32とR125を質量比70:30で混合した冷媒である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。R410Aは「R32とR125を質量比50:50」で混合した疑似共沸混合冷媒。
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問56.R32はR410Aに比べて地球温暖化係数(GWP)が約3倍高い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。R32はR410Aに比べてGWPが「約1/3と低い」(HFO的な低GWP冷媒)。
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問57.フルオロカーボン冷媒のうち、HFC冷媒はオゾン破壊係数(ODP)がゼロでない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。HFC冷媒は「ODPがゼロ」(塩素を含まないため)。CFC・HCFCはODPあり。
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問58.R404Aは低温用冷凍装置に多く使用される冷媒であるが、GWPが高いため削減対象となっている。
正解:○(正しい)
解説:R404AはGWPが3922と非常に高いHFC混合冷媒で、冷凍・冷蔵用に広く使われていますが、キガリ改正により段階的な削減が求められています。
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問59.フルオロカーボン冷媒用の冷凍機油には、鉱油が広く使用されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。HFC冷媒は鉱油との相溶性がないため、ポリオールエステル油(POE油)やポリアルキレングリコール油(PAG油)などの合成油が使用されます。鉱油はHCFC冷媒やアンモニア冷媒用です。
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問60.冷凍機油は冷媒と適度な相溶性を持つものを選定する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:冷凍機油と冷媒の相溶性が適切でないと、蒸発器内で油が分離して伝熱面に油膜を形成し冷却性能を低下させたり、油戻りが悪化して圧縮機の潤滑不良を引き起こします。
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問61.フラッシュガスとは、膨張弁を通過する際に液冷媒の一部が蒸発して生じるガスのことである。
正解:○(正しい)
解説:フラッシュガスは高圧の液冷媒が膨張弁で減圧される際に一部が蒸発して生じるガスで、蒸発器での有効冷凍効果を低下させます。
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問62.液管の過冷却度を大きくとると、フラッシュガスの発生を抑制できる。
正解:○(正しい)
解説:過冷却度を大きくすると液冷媒の温度が飽和温度より十分低くなり、配管の圧力損失や温度上昇があってもフラッシュガスが発生しにくくなります。
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問63.液管が長く上方配管でも、フラッシュガスは発生しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。液管が長い・上方配管では「圧力降下でフラッシュガス発生しやすい」。
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問64.ホットガスバイパスとは、圧縮機の吐出しガスの一部を蒸発器入口側にバイパスして蒸発圧力の低下を防ぐ方法である。
正解:○(正しい)
解説:ホットガスバイパスは冷凍負荷が小さいときに圧縮機吐出しガスの一部を蒸発器入口側にバイパスし、蒸発圧力が異常に低下するのを防ぐ容量制御方法です。
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問65.冷凍装置の運転中に吸入圧力が異常に低下した場合、冷媒量不足や膨張弁の作動不良が原因として考えられる。
正解:○(正しい)
解説:吸入圧力の異常低下は冷媒量の不足、膨張弁の閉塞・作動不良、蒸発器の着霜による伝熱低下、ストレーナの目詰まりなどが原因として考えられます。
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問66.POE油は吸湿性が低く取扱いが容易な冷凍機油である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。POE油は「吸湿性が高く取扱い注意」が必要(HFC冷媒用、開封後速やかに使用)。
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問67.冷凍装置の気密試験には、酸素ガスを使用する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。気密試験には「窒素ガスまたは炭酸ガス」を使用(酸素は爆発・燃焼リスクで禁忌)。
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問68.冷媒の充填量は、サイトグラスで気泡の有無を確認しながら適正量を判断する方法がある。
正解:○(正しい)
解説:サイトグラスに気泡が見える場合は冷媒不足の可能性があり、気泡が消えて液冷媒が連続して流れる状態が適正充填量の目安の一つです。
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問69.冷媒系統に水分が混入すると、フルオロカーボン冷媒が加水分解してフッ化水素酸を生じることがある。
正解:○(正しい)
解説:水分の存在下でフルオロカーボン冷媒は加水分解し、フッ化水素酸(HF)などの酸性物質を生成して金属の腐食や冷凍機油の劣化を引き起こします。
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問70.吐出しガス温度が異常に高い場合は、吸入ガスの過熱度が小さすぎる(液戻り)が原因の一つである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。吐出しガス高温は「吸入過熱度が過大(吸入ガス温度高)」が原因の一つ(過熱度小では液戻り、これは別問題)。
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問71.冷凍装置を長期間停止する場合は、ポンプダウンして冷媒を受液器に回収してから停止する。
正解:○(正しい)
解説:長期停止時はポンプダウン運転で低圧側の冷媒を受液器に回収し、蒸発器や低圧配管からの冷媒漏れを防止します。修理作業の際にも行います。
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問72.冷凍装置の運転開始手順として、正しいものはどれか。
- ア.圧縮機起動→冷却水ポンプ起動→膨張弁開
- イ.膨張弁開→圧縮機起動→冷却水ポンプ起動
- ウ.冷却水ポンプ起動→膨張弁開→圧縮機起動
- エ.圧縮機起動→膨張弁開→冷却水ポンプ起動
正解:ウ.冷却水ポンプ起動→膨張弁開→圧縮機起動
解説:運転開始時はまず冷却水ポンプやファンを起動して凝縮能力を確保し、次に膨張弁を開いて冷媒が流れる状態にしてから圧縮機を起動します。
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問73.次のうち、冷媒R32の特性として誤っているものはどれか。
- ア.GWPはR410Aより低い
- イ.微燃性(A2L)に分類される
- ウ.オゾン破壊係数(ODP)はゼロである
- エ.不燃性であるため安全性が最も高い
正解:エ.不燃性であるため安全性が最も高い
解説:R32は微燃性(A2L分類)の冷媒であり、不燃性ではありません。GWP675でR410Aより低く、ODPはゼロのHFC冷媒です。取扱いには燃焼性への配慮が必要です。
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問74.フラッシュガスの発生を防止する対策として、適切でないものはどれか。
- ア.液管の管径を小さくして圧力損失を増やす
- イ.液管をできるだけ短くする
- ウ.液管の断熱を行う
- エ.凝縮器出口で十分な過冷却をとる
正解:ア.液管の管径を小さくして圧力損失を増やす
解説:液管の管径を小さくすると圧力損失が増加し、フラッシュガスが発生しやすくなります。過冷却の確保、液管の短縮、液管の断熱がフラッシュガス防止策です。
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問75.冷凍装置の真空引きに関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.装置内の空気と水分を除去する目的で行う
- イ.真空引きの代わりに冷媒で装置内を加圧してもよい
- ウ.真空度が上がらない場合は漏れが考えられる
- エ.真空ポンプを使用して行う
正解:イ.真空引きの代わりに冷媒で装置内を加圧してもよい
解説:冷媒で加圧しても装置内の空気や水分は除去できません。真空引きは真空ポンプで装置内を減圧し、空気と水分を除去する必要不可欠な作業です。
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問76.次のうち、ポンプダウン運転の目的として正しいものはどれか。
- ア.冷媒を大気中に放出する
- イ.冷凍機油を交換する
- ウ.蒸発器側の冷媒を受液器に回収する
- エ.冷却水の温度を下げる
正解:ウ.蒸発器側の冷媒を受液器に回収する
解説:ポンプダウン運転は受液器出口弁を閉じて圧縮機を運転し、蒸発器側の冷媒を凝縮器・受液器に回収する操作です。修理や長期停止前に行います。
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問77.冷凍機油の種類と冷媒の組合せとして、正しいものはどれか。
- ア.鉱油─R410A
- イ.POE油─R22
- ウ.鉱油─R32
- エ.PAG油─R410A
正解:エ.PAG油─R410A
解説:PAG油(ポリアルキレングリコール油)はHFC冷媒であるR410Aとの相溶性があり使用されます。鉱油はR22(HCFC)に、HFC冷媒にはPOE油やPAG油を使用します。
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問78.冷凍装置の運転中に凝縮圧力が異常に上昇する原因として、該当しないものはどれか。
- ア.蒸発器の冷凍負荷の減少
- イ.装置内への不凝縮ガスの混入
- ウ.冷媒の過充填
- エ.凝縮器の冷却水量の不足
正解:ア.蒸発器の冷凍負荷の減少
解説:蒸発器の冷凍負荷が減少すると蒸発量が減り、圧縮機が送り出すガス量が減るため凝縮圧力はむしろ低下する傾向です。冷却水不足、不凝縮ガス混入、冷媒過充填は凝縮圧力を上昇させます。
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問79.ホットガスバイパスに関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.高負荷時に圧縮機を保護する方法である
- イ.吐出しガスの一部を蒸発器入口にバイパスして蒸発圧力の低下を防ぐ
- ウ.冷却水の流量を制御する方法である
- エ.凝縮器の能力を増大させる方法である
正解:イ.吐出しガスの一部を蒸発器入口にバイパスして蒸発圧力の低下を防ぐ
解説:ホットガスバイパスは低負荷時に圧縮機の吐出しガスの一部を蒸発器入口にバイパスし、蒸発圧力が異常に低下して圧縮機が低圧カットアウトで停止するのを防ぐ容量制御方法です。
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問80.冷凍装置の気密試験に使用するガスとして、適切なものはどれか。
- ア.酸素ガス
- イ.プロパンガス
- ウ.窒素ガス
- エ.水素ガス
正解:ウ.窒素ガス
解説:気密試験には不活性ガスである窒素ガスを使用します。酸素は冷凍機油との反応で爆発の危険があり、プロパンや水素は可燃性のため使用できません。