第三種冷凍機械責任者の重要用語集【試験頻出100語】
第三種冷凍機械責任者試験で頻出する重要用語をカテゴリ別にまとめました。保安管理技術と法令の2科目を横断的に網羅しています。
- 冷凍サイクルの4要素は必ず押さえる
- 冷媒の性質は種類ごとに整理
- 試験前日の総チェックに最適
目次
1. 冷凍サイクルの基礎
冷凍サイクル
冷媒が圧縮→凝縮→膨張→蒸発を繰り返す循環。
蒸発
低圧冷媒が周囲から熱を奪い気化する過程。冷凍作用の中核。
凝縮
高圧高温の冷媒蒸気が放熱して液化する過程。
膨張
高圧液冷媒を減圧し低温低圧にする過程。
圧縮
低圧蒸気を高圧蒸気に圧縮する過程。
冷凍能力
単位時間当たりに除去できる熱量(kW)。
成績係数(COP)
冷凍能力÷圧縮機動力。サイクルの効率指標。
p-h線図(モリエル線図)
圧力と比エンタルピーで冷凍サイクルを表す線図。
過熱度
蒸発器出口冷媒の温度−蒸発飽和温度。
過冷却度
凝縮飽和温度−凝縮器出口冷媒温度。
飽和温度・飽和圧力
相変化が起こる温度とそのときの圧力。
比エンタルピー
単位質量当たりの全熱量(kJ/kg)。
2. 冷凍装置の構成機器
圧縮機
冷媒蒸気を圧縮する機器。往復動・ロータリー・スクリュー・ターボ式等。
凝縮器
高温高圧の冷媒蒸気を冷却・液化する熱交換器。水冷式・空冷式・蒸発式がある。
膨張弁
冷媒を減圧し蒸発器に適量供給する絞り装置。温度式自動膨張弁が代表。
蒸発器
冷媒が蒸発して周囲を冷却する熱交換器。満液式・乾式等がある。
受液器
凝縮器出口の液冷媒を貯留する容器。
液分離器
圧縮機への液戻りを防ぐ装置。
油分離器
圧縮機吐出ガス中の油を分離する装置。
冷却塔
凝縮器冷却水を大気で冷却する装置。
電磁弁
電気信号で開閉する弁。
ドライヤー
冷媒中の水分を除去する機器。
3. 冷媒・冷凍機油
アンモニア(NH3/R717)
優れた冷凍性能。毒性・可燃性あり。鉄は使えるが銅は不可。
フルオロカーボン冷媒
R22(HCFC)・R134a・R410A・R407C等。オゾン層・地球温暖化への影響あり。
HFC
水素・フッ素・炭素の冷媒。オゾン破壊係数ゼロだが温暖化係数は高い。
HCFC
塩素を含む。オゾン層を破壊するため規制対象。
二酸化炭素(R744)
自然冷媒。高圧運転が特徴。
冷凍機油
圧縮機の潤滑・冷却・シール用の油。冷媒との相溶性が重要。
不凝縮ガス
装置内に混入した空気等。凝縮圧力上昇の原因。
水分
フルオロカーボン装置内で凍結・加水分解を引き起こす。
冷媒充填量
サイクルに必要な冷媒量。過多・過少いずれも問題。
冷媒配管
吸込管・吐出管・液管・均圧管。サイズ選定と油戻しに配慮。
4. 運転管理・保安
高圧圧力
凝縮器側の圧力。通常の運転圧力を把握することが重要。
低圧圧力
蒸発器側の圧力。
高圧遮断装置
高圧異常時に圧縮機を停止する保安装置。
安全弁
異常圧力上昇時に冷媒を放出する安全装置。
破裂板
一定圧力で破裂する安全装置。
圧力容器
凝縮器・受液器等。耐圧試験・気密試験の対象。
耐圧試験
製造時・修理時に行う圧力試験。
気密試験
冷媒漏れがないことを確認する試験。
試運転
据付後の動作確認。真空脱水・冷媒充填等を経て実施。
定期自主検査
第三種製造者でも実施が必要な自主検査。
5. 高圧ガス保安法
高圧ガス保安法
冷凍機械責任者の根拠法。
第一種製造者・第二種製造者
冷凍能力等による製造事業者の区分。
第三種冷凍機械責任者
1日の冷凍能力100トン未満の製造施設の保安に従事できる資格。
冷凍保安責任者
製造施設の保安を監督する選任者。
冷凍能力の算定
圧縮機の種類に応じた計算式で算出。
許可・届出
一定規模以上は知事許可、小規模は届出。
保安検査
知事等が定期に行う検査(第一種)。
完成検査
施設完成時の検査。
危害予防規程
第一種製造者が定める自主保安規程。
保安教育
従業員への教育実施義務。
事故届
事故発生時の届出義務。
まとめ
第三種冷凍機械責任者では冷凍サイクルの仕組み・機器・冷媒・保安・法令を横断的に理解することが重要です。p-h線図の読み方、冷媒の性質、法令区分をセットで覚えましょう。
第三種冷凍機械責任者 一問一答 →