二級ボイラー技士の重要用語集【試験頻出100語】
二級ボイラー技士試験で頻出する重要用語をカテゴリ別にまとめました。構造・取扱・燃料燃焼・法令の4科目を横断的に網羅しています。試験直前の総復習にご活用ください。
- 4科目を横断し関連用語をまとめて記憶
- 異常現象と対処法をセットで暗記
- 試験前日の総チェックに最適
目次
1. ボイラーの種類・構造
丸ボイラー
円筒形の胴を主体とした構造の総称。立てボイラー・炉筒煙管ボイラー等が含まれます。
水管ボイラー
水管内に水を通し外側で加熱する構造。高圧・大容量に対応します。
鋳鉄製ボイラー
セクショナル構造で組立が容易。低圧の暖房用途で使用。
貫流ボイラー
長い1本の管で給水から蒸気化まで行う方式。小型で応答が速い。
炉筒煙管ボイラー
炉筒と煙管を組合せた構造。産業用の代表的ボイラー。
伝熱面積
ボイラー水と燃焼ガスが熱交換する面の面積。規制区分の基準です。
蒸発量
単位時間当たりに発生する蒸気量(kg/h)。ボイラー能力の指標です。
蒸発率
伝熱面積1m²あたりの蒸発量。
最高使用圧力
ボイラー構造上使用できる最高蒸気圧力。設計上の上限値。
飽和蒸気
その圧力における沸点に相当する温度の蒸気。
過熱蒸気
飽和温度以上に加熱された蒸気。
エコノマイザー(節炭器)
排ガス余熱で給水を予熱する装置。効率改善に寄与。
空気予熱器
排ガスで燃焼用空気を予熱する装置。
2. 附属品・安全装置
安全弁
蒸気圧力が最高使用圧力を超えたとき自動で蒸気を放出する装置。
圧力計
ボイラー蒸気圧力を示す計器。最高使用圧力の1.5〜3倍の目盛が必要。
水面計
ボイラー水の水位を目視するガラス管等の計器。2個以上設置が原則です。
水高計
温水ボイラーの水圧を示す計器。
温度計
温水ボイラーの温水温度を示す計器。
給水弁・逆止弁
給水系統に設けられ逆流を防止する弁類。
吹出し弁(ブロー弁)
ボイラー水を排出する弁。
主蒸気弁
ボイラーと蒸気使用設備の間に設置する弁。
低水位燃焼遮断装置
水位が規定以下に下がると燃焼を自動停止する安全装置。
3. 取扱・運転に関する用語
ボイラー効率
投入熱量に対する発生蒸気の熱量の比率。
通風(ドラフト)
燃焼に必要な空気を炉内に送り、排ガスを煙突へ導く気流。
自然通風
煙突の通風力だけで行う通風。
強制通風
送風機を用いる通風。押込・誘引・平衡の3方式あり。
ブローダウン
ボイラー水を排出して不純物濃度を下げる操作。
キャリオーバー
蒸気中に水分・不純物が運ばれる現象。配管腐食の原因。
プライミング
負荷急変等でボイラー水が飛び出す現象。
フォーミング
ボイラー水成分により泡立ちが起こる現象。
スケール
ボイラー内面に付着する硬い結晶。伝熱を妨げる原因。
スラッジ
ボイラー水中の軟質析出物。底部に沈殿します。
軟化
水中の硬度成分を除去する水処理。
清缶剤
ボイラー水の処理用薬剤。pH調整・スケール防止等に使用。
点火
燃焼開始の操作。プレパージを経て確実に着火させます。
プレパージ
点火前に炉内の未燃ガスを排出する操作。
ポストパージ
消火後に炉内換気を行う操作。
4. 燃料・燃焼に関する用語
重油
ボイラー燃料として広く使われる液体燃料。A重油・B重油・C重油の区分あり。
灯油・軽油
小型ボイラーで使用される液体燃料。
都市ガス・LPG
気体燃料。環境負荷が比較的小さい。
石炭
固体燃料。大容量ボイラーで使用。
発熱量
燃料1kgまたは1m³あたりの燃焼熱。高位・低位発熱量で区分。
理論空気量
燃料を完全燃焼させるのに必要な理論上の空気量。
空気比
実際空気量と理論空気量の比。1より大きいほど過剰空気。
完全燃焼・不完全燃焼
完全燃焼はCO₂が生成、不完全燃焼はCOが発生します。
ばいじん・NOx・SOx
大気汚染物質。環境規制の対象です。
バーナー
燃料を噴霧・混合して燃焼させる装置。圧力噴霧式・回転式等あり。
5. 法令・検査に関する用語
労働安全衛生法
ボイラー取扱の根拠法の一つ。
ボイラー及び圧力容器安全規則
ボイラー取扱の具体的規則。作業主任者選任等を規定。
ボイラー技士
特級・一級・二級の3区分。取扱可能なボイラー規模が異なります。
ボイラー取扱作業主任者
事業者が選任する作業主任者。資格区分に応じて選任。
小型ボイラー
規制区分のひとつ。ボイラー技士免許不要で取扱可能。
簡易ボイラー
さらに小さい規模のボイラー。規制対象外です。
製造許可
ボイラーを製造する際の都道府県労働局長の許可。
構造検査
製造中のボイラーの構造が基準に適合するか検査する手続。
使用検査・落成検査
使用前に行う検査。設置した事業場での検査を落成検査といいます。
性能検査
1年ごとの定期検査。運転継続の可否を確認します。
変更検査
ボイラーの部分変更時に実施する検査。
ボイラー検査証
検査に合格したボイラーに交付される証書。
まとめ
二級ボイラー技士試験では構造・附属品・取扱・燃焼・法令の5分野を満遍なく問われます。用語の意味を正確に押さえ、一問一答と組み合わせて知識の定着を図りましょう。特に異常現象(プライミング・フォーミング・キャリオーバー)と安全装置(安全弁・低水位遮断)は頻出です。
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