介護福祉士「生活支援技術の発展問題」の一問一答
📖 介護福祉士「生活支援技術の発展問題」の全75問と解説(一覧)
介護福祉士の生活支援技術の発展問題に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.ボディメカニクスでは支持基底面を広くとり、重心を低くすると安定し腰への負担が減る。
正解:○(正しい)
解説:支持基底面を広げ重心を低くすると姿勢の安定性が増し、てこの原理や体重移動を使うことで介助者の腰痛予防につながる。両足を前後左右に開いて構えるのが基本であり、利用者にも近づいて重心を一体化させると力が伝わりやすい。
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問2.ボディメカニクスの原則として適切でないものはどれか。
- ア.支持基底面を広くとる
- イ.膝を伸ばしたまま持ち上げる
- ウ.重心を低くする
- エ.対象に身体を近づける
正解:イ.膝を伸ばしたまま持ち上げる
解説:誤り。膝を伸ばしたまま持ち上げると腰に大きな負担がかかる。正しくは膝を曲げて重心を低くし、脚の大きな筋肉を使う。支持基底面を広くとる・重心を低くする・対象に身体を近づけるはいずれもボディメカニクスの正しい原則である。
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問3.片麻痺者の車いすからベッドへの移乗では、健側を軸にして回転させるのが基本である。
正解:○(正しい)
解説:片麻痺者の移乗では力の入る健側を軸足とし、健側の手でアームレストや手すりを支えて立ち上がり、健側を中心に小さく回転させると安全に移乗できる。患側は支持力がないため軸にすると転倒の危険があり避ける必要がある。
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問4.介護保険の特定福祉用具販売(居宅介護福祉用具購入費)の支給限度基準額はどれか。
- ア.同一年度で5万円
- イ.同一年度で10万円
- ウ.同一年度で20万円
- エ.生涯で30万円
正解:イ.同一年度で10万円
解説:特定福祉用具の購入費は、同一年度で10万円を支給限度基準額とし、利用者がいったん全額を支払い、その9割(一定以上所得者は8割又は7割)が払い戻される償還払いである。
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問5.嚥下は口腔期・咽頭期・食道期の三相に大きく分けられ、咽頭期に誤嚥が起こりやすい。
正解:○(正しい)
解説:嚥下のメカニズムは食塊を作る口腔期、のどを通過する咽頭期、食道へ送る食道期に分けられる。咽頭期は気道と食道の切り替えが瞬時に行われるため、タイミングがずれると気道へ入り誤嚥が最も起こりやすい時期である。
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問6.嚥下の過程で最も誤嚥が起こりやすいのはどの時期か。
- ア.先行期
- イ.口腔期
- ウ.食道期
- エ.咽頭期
正解:エ.咽頭期
解説:咽頭期は食塊がのどを通過する際に気道と食道の切り替えが瞬時に行われる時期で、タイミングがずれると気道へ食塊が入り誤嚥が最も起こりやすい。先行期や口腔期は口の中での準備段階で、食道期は食道へ送り込む段階である。
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問7.誤嚥を防ぐため、食事時は顎を軽く引いた姿勢(頸部前屈位)をとるとよい。
正解:○(正しい)
解説:顎を引いた頸部前屈位は気道が狭まり食道へ食塊が流れやすくなるため、誤嚥防止に有効な食事姿勢である。逆に顎が上がる後屈位や仰臥位では気道が開き誤嚥しやすくなるため、座位で足底を床につけ安定させて介助する。
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問8.2024年4月から、介護保険の福祉用具貸与と特定福祉用具販売のどちらかを利用者が選択できるようになった用具はどれか。
- ア.特殊寝台
- イ.固定用スロープ
- ウ.車いす
- エ.移動用リフト
正解:イ.固定用スロープ
解説:令和6年度から、固定用スロープ、歩行器(歩行車を除く)、単点杖(松葉づえを除く)、多点杖について、貸与と販売の選択制が導入された。ケアマネジャーや福祉用具専門相談員が選択制の提案を行う。
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問9.とろみ調整食品は液体にとろみをつけ、咽頭通過を緩やかにして誤嚥を防ぐために用いる。
正解:○(正しい)
解説:水やお茶などサラサラした液体は咽頭を速く通過し誤嚥しやすいため、とろみをつけて流れを緩やかにし、嚥下のタイミングを合わせやすくして誤嚥を防ぐ。利用者の嚥下機能に応じて濃度を調整することが重要である。
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問10.とろみ調整食品を使う主な目的はどれか。
- ア.味を濃くするため
- イ.液体の咽頭通過を緩やかにし誤嚥を防ぐため
- ウ.栄養価を高めるため
- エ.保存性を高めるため
正解:イ.液体の咽頭通過を緩やかにし誤嚥を防ぐため
解説:水やお茶などサラサラした液体は速く咽頭を通過し誤嚥しやすいため、とろみで流れを緩やかにして嚥下のタイミングを合わせ誤嚥を防ぐのが主目的である。味付けや栄養強化、保存目的で用いるものではなく、濃度の調整が重要である。
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問11.経管栄養の利用者でも、口腔ケアは誤嚥性肺炎予防のために継続して行う必要がある。
正解:○(正しい)
解説:経口摂取がなくても口腔内では細菌が繁殖し、唾液とともに気道へ流れ込んで誤嚥されるため、経管栄養を行っている利用者でも口腔ケアを継続し、口腔内を清潔に保って誤嚥性肺炎を予防することが重要である。
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問12.経管栄養を行う利用者の口腔ケアについて正しいものはどれか。
- ア.経口摂取がないので不要
- イ.週1回でよい
- ウ.誤嚥性肺炎予防のため継続する
- エ.うがいのみで十分
正解:ウ.誤嚥性肺炎予防のため継続する
解説:経口摂取がなくても口腔内で細菌が繁殖し、唾液とともに誤嚥されて誤嚥性肺炎の原因となるため、経管栄養中も口腔ケアを毎日継続することが重要である。不要・週1回・うがいのみといった対応は不十分であり、清掃と保湿を丁寧に行う。
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問13.入浴は身体を清潔にするだけでなく、温熱・静水圧・浮力の作用により循環促進やリラックス効果がある。
正解:○(正しい)
解説:入浴には温熱作用による血行促進、静水圧作用によるむくみの軽減、浮力作用による関節や筋肉への負担軽減という三大作用があり、清潔保持に加えて新陳代謝の促進やリラックス、安眠の効果も期待できる重要なケアである。
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問14.消費者庁が、冬季に多い高齢者の入浴中の事故を防ぐために呼びかけている内容として、適切でないものはどれか。
- ア.入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
- イ.湯につかる時間は20分程度を目安にする
- ウ.浴槽から急に立ち上がらないようにする
- エ.入浴する前に同居者に一声掛けておく
正解:イ.湯につかる時間は20分程度を目安にする
解説:消費者庁は、湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安とするよう呼びかけている。あわせて、入浴前に脱衣所や浴室を暖める、浴槽から急に立ち上がらない、入浴前に同居者に一声掛けて見回ってもらうことなどを挙げている。
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問15.部分浴には手浴・足浴があり、全身浴が困難な利用者の清潔保持と血行促進に有効である。
正解:○(正しい)
解説:部分浴は手浴・足浴・陰部洗浄などがあり、全身浴の負担が大きい利用者でも局所の清潔保持や血行促進、リラックス効果を得られる方法である。足浴は入眠を促す効果もあり、体調に合わせて選択できる利点がある。
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問16.全身浴が困難な利用者に行う部分浴に該当しないものはどれか。
- ア.全身シャワー浴
- イ.足浴
- ウ.陰部洗浄
- エ.手浴
正解:ア.全身シャワー浴
解説:部分浴は手浴・足浴・陰部洗浄など身体の一部を洗って清潔を保つ方法である。全身シャワー浴は全身を対象とするため部分浴には該当しない。部分浴は全身浴の負担が大きい利用者でも血行促進やリラックス効果を得られる利点がある。
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問17.おむつ交換時は皮膚の発赤やただれを観察し、陰部は前から後ろへ拭くのが基本である。
正解:○(正しい)
解説:おむつ交換は皮膚観察の好機であり、発赤・ただれ・褥瘡の早期発見に努める。陰部清拭は感染予防のため尿道側から肛門側へ前から後ろへ拭き、便の細菌を尿道へ運ばないようにする。プライバシーと保温にも配慮する。
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問18.入浴の三大作用として適切でないものはどれか。
- ア.温熱作用
- イ.乾燥作用
- ウ.静水圧作用
- エ.浮力作用
正解:イ.乾燥作用
解説:入浴の三大作用は血行を促す温熱作用、むくみを軽減する静水圧作用、関節負担を軽くする浮力作用である。乾燥作用は入浴の作用ではなく、入浴後はむしろ皮膚が乾燥しやすいため保湿のスキンケアに配慮する必要がある。
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問19.自然排便を促すには、規則的な食事・適度な水分と食物繊維・腹部マッサージ・運動が有効である。
正解:○(正しい)
解説:自然排便の促進には食物繊維と十分な水分摂取、規則的な生活リズム、腹部の「の」の字マッサージや適度な運動が有効で、安易な下剤依存を避けることが望ましい。朝食後など決まった時間にトイレに座る習慣づけも効果的である。
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問20.おむつ交換時の陰部清拭の方向として正しいものはどれか。
- ア.後ろから前へ
- イ.中央から外へ往復
- ウ.前から後ろへ
- エ.方向は問わない
正解:ウ.前から後ろへ
解説:陰部は感染予防のため尿道側から肛門側へ、前から後ろへ一方向に拭くのが原則である。後ろから前や往復で拭くと便に含まれる細菌を尿道へ運び尿路感染症の原因となるため誤りで、清潔を保ち皮膚の観察も同時に行う。
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問21.介護保険の居宅介護住宅改修費の支給を受けるには、原則として住宅改修を行う前に、改修の内容や費用の見積り等を記載した申請書等を提出する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。介護保険法施行規則75条により、住宅改修を行おうとするときは、あらかじめ改修の内容・箇所・規模、費用の見積り、必要と認められる理由を記載した書類等を提出し、完了後に領収書等を提出する(事前申請)。
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問22.自然排便を促す援助として適切でないものはどれか。
- ア.食物繊維と水分の摂取
- イ.腹部のの字マッサージ
- ウ.適度な運動
- エ.下剤の常用を第一とする
正解:エ.下剤の常用を第一とする
解説:下剤の安易な常用は腸本来の機能低下や習慣性を招くため第一選択とすべきでない。正しくは食物繊維・水分の摂取、腹部のの字マッサージ、適度な運動、規則的な排便習慣など自然排便を促す援助を優先し、下剤は医師の指示で用いる。
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問23.褥瘡予防には2時間を目安とした体位変換と、骨突出部の除圧・スキンケアが基本となる。
正解:○(正しい)
解説:褥瘡予防では持続的な圧迫を避けるため約2時間ごとの体位変換を行い、仙骨部や踵などの骨突出部の除圧、皮膚の清潔と保湿によるスキンケア、栄養状態の改善が基本である。体圧分散用具の活用やしわのないシーツも有効である。
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問24.厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」で、高齢者について、床上時間(寝床にいる時間)が何時間以上にならないことが目安とされているか。
- ア.6時間
- イ.7時間
- ウ.8時間
- エ.9時間
正解:ウ.8時間
解説:同ガイドの高齢者版は、長い床上時間は健康リスクとなるため、床上時間が8時間以上にならないことを目安に必要な睡眠時間を確保するとしている。床上時間の目安は1週間の平均睡眠時間+30分程度とされる。
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問25.側臥位では背中・膝・足底にクッションを当てると、安楽で安定した姿勢を保ちやすい。
正解:○(正しい)
解説:側臥位ではクッションで背部を支え、上側の膝を軽く曲げて脚の間にクッションを挟むと身体のねじれや骨突出部の圧迫が減り、安楽で安定した姿勢を保てる。同一体位を長く続けず定期的に変換することが褥瘡予防にもつながる。
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問26.褥瘡予防の体位変換の目安となる間隔はどれか。
- ア.約8時間ごと
- イ.約2時間ごと
- ウ.1日1回
- エ.本人が訴えたときのみ
正解:イ.約2時間ごと
解説:持続的な圧迫が褥瘡の最大の原因となるため、約2時間ごとを目安に体位変換を行い骨突出部を除圧する。睡眠中も含めて実施する必要があり、8時間ごとや1日1回、訴えたときのみでは圧迫が長く続き褥瘡発生の危険が高まる。
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問27.スライディングボードは、座位のまま車いすとベッド間を滑らせて移乗する福祉用具である。
正解:○(正しい)
解説:スライディングボードはベッドと車いすの間に渡し、立ち上がらずに座位のまま臀部を滑らせて移乗するための用具で、立位が困難な利用者の移乗を可能にし、介助者の身体的負担や腰痛も軽減できる有用な福祉用具である。
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問28.褥瘡が好発する部位として適切でないものはどれか。
- ア.仙骨部
- イ.踵部
- ウ.腹部の脂肪層
- エ.大転子部
正解:ウ.腹部の脂肪層
解説:褥瘡は骨が突出して圧迫を受けやすい仙骨部・踵部・大転子部・肩甲骨・後頭部などに好発する。脂肪が多くクッション性のある腹部は好発部位ではない。骨突出部の除圧と皮膚の観察、体圧分散用具の活用が予防の要点である。
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問29.特殊寝台(介護用ベッド)は背上げ・膝上げ・高さ調節機能をもち、介護保険の貸与対象である。
正解:○(正しい)
解説:特殊寝台は背上げ・膝上げ・高さ調整の機能をもち、起き上がりや立ち上がり、移乗などの動作を助けるとともに介助者の負担軽減にも役立つ。介護保険では福祉用具貸与の対象品目で、原則要介護2以上が利用できる。
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問30.座位のまま滑らせて移乗するための福祉用具はどれか。
- ア.歩行器
- イ.ポータブルトイレ
- ウ.シャワーチェア
- エ.スライディングボード
正解:エ.スライディングボード
解説:スライディングボードはベッドと車いすの間に渡し、立ち上がらず座位のまま臀部を滑らせて移乗する用具で、立位が困難な人の移乗を助ける。歩行器は歩行補助、ポータブルトイレは排泄、シャワーチェアは入浴のための用具で目的が異なる。
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問31.住宅改修では手すりの取り付けや段差の解消が代表的で、介護保険の給付対象となる。
正解:○(正しい)
解説:介護保険の住宅改修は手すりの取り付け・段差の解消・滑り防止のための床材変更・引き戸などへの扉交換・洋式便器への取替えなどが対象で、原則1人20万円を上限に費用の7〜9割が給付され、安全な在宅生活を支える制度である。
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問32.介護保険の福祉用具貸与の対象として適切なものはどれか。
- ア.特殊寝台(介護用ベッド)
- イ.入浴用いす
- ウ.簡易浴槽
- エ.腰掛便座
正解:ア.特殊寝台(介護用ベッド)
解説:特殊寝台は繰り返し利用できる福祉用具貸与の対象である。腰掛便座・入浴用いす・簡易浴槽など肌に直接触れ再利用しにくい用具は特定福祉用具販売(購入費支給)の対象であり、貸与と販売の区分を理解しておくことが重要である。
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問33.家事支援の調理では、利用者の嗜好や咀嚼・嚥下機能、療養食の指示に配慮する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:家事支援としての調理では、利用者の嗜好だけでなく咀嚼・嚥下機能の状態や、減塩・糖尿病食などの療養食の指示に配慮し、刻み食やとろみ食など安全に食べられる形態で提供することが重要である。あくまで利用者本人が対象である。
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問34.介護保険の住宅改修の対象として適切でないものはどれか。
- ア.手すりの取り付け
- イ.システムキッチンの全面交換
- ウ.段差の解消
- エ.洋式便器への取替え
正解:イ.システムキッチンの全面交換
解説:住宅改修は手すり取り付け・段差解消・床材変更・扉交換・洋式便器への取替えが対象である。設備のグレードアップにあたるシステムキッチンの全面交換は対象外で、あくまで安全な日常生活を支えるための小規模な改修が給付の対象となる。
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問35.「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」では、本人の意思は変化しうるものであることを踏まえ、本人との話し合いを繰り返し行うことが重要とされている。
正解:○(正しい)
解説:正しい。同ガイドラインは、本人の意思は変化しうるため、本人が自らの意思をその都度示し伝えられるよう支援し、話し合いを繰り返し行うことが重要とし、話し合った内容はその都度文書にまとめておくとしている。
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問36.介護保険の住宅改修費の支給限度基準額として正しいものはどれか。
- ア.1人あたり原則50万円
- イ.1人あたり原則100万円
- ウ.1人あたり原則20万円
- エ.上限なし
正解:ウ.1人あたり原則20万円
解説:住宅改修費の支給限度基準額は原則1人あたり20万円で、その範囲内で所得に応じ7〜9割が給付され残りが自己負担となる。50万円や100万円、上限なしとするのは誤りで、要介護度が著しく上がった場合などは再支給の仕組みもある。
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問37.歩行介助で片麻痺者を支える際、介助者は患側のやや後方に立つのが基本である。
正解:○(正しい)
解説:片麻痺者の歩行介助では転倒しやすい患側のやや後方に立ち、いつでも支えられるようにするのが基本である。健側の手で杖をつき、杖・患側下肢・健側下肢の順で前に出す三動作歩行が安全で、利用者のペースに合わせて見守る。
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問38.家事支援としての調理で配慮すべきこととして適切でないものはどれか。
- ア.利用者の嗜好
- イ.咀嚼・嚥下機能
- ウ.減塩などの療養食の指示
- エ.介護者自身の好みを優先
正解:エ.介護者自身の好みを優先
解説:調理では利用者の嗜好、咀嚼・嚥下機能の状態、減塩や糖尿病食などの療養食の指示に配慮する必要がある。介護者自身の好みを優先するのは誤りで、援助の対象はあくまで利用者本人であり、安全に食べられる形態で提供する。
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問39.消費者庁は、冬季の高齢者の入浴事故を防ぐため、湯につかる時間は30分程度を目安にするよう呼びかけている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。消費者庁は、湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にするよう呼びかけている。熱い湯に長くつかると体温上昇による意識障害を起こすおそれがある。
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問40.厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」で、成人の睡眠時間の目安として示されているものはどれか。
- ア.4時間以上
- イ.6時間以上
- ウ.9時間以上
- エ.10時間以上
正解:イ.6時間以上
解説:同ガイドは、成人について、適正な睡眠時間には個人差があるが6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保することを推奨している。
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問41.片麻痺者の移乗では、麻痺のある患側を軸足にして立ち上がらせるのが正しい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。患側は力が入らず体重を支持できないため軸にすると崩れて転倒する危険がある。正しくは力の入る健側を軸足とし、健側の手で手すりを支えて立ち上がり、健側を中心に小さく回転して移乗する。
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問42.車いすで段差を下りる際の安全な方法はどれか。
- ア.前向きで前輪から下ろす
- イ.後ろ向きで後輪から下ろす
- ウ.前向きで勢いよく下ろす
- エ.横向きで下ろす
正解:イ.後ろ向きで後輪から下ろす
解説:段差を下りるときは後ろ向きになり後輪からゆっくり下ろし、続いて前輪を静かに下ろすのが安全である。前向きや勢いよく下ろすと利用者が前方へ投げ出され転落する危険があり、横向きも不安定で危険なため避ける必要がある。
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問43.誤嚥を防ぐため、食事介助では顎を上げて頭を後ろにそらせた姿勢が望ましい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。顎を上げ頭をそらせると気道が直線的に開いて食塊が気道に入りやすく誤嚥を招く。正しくは顎を軽く引いた頸部前屈位をとり、食道へ食塊が流れやすい姿勢にして座位を安定させて介助する。
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問44.片麻痺者の歩行介助で介助者が立つ位置として適切なものはどれか。
- ア.健側の前方
- イ.正面
- ウ.患側のやや後方
- エ.真後ろの遠い位置
正解:ウ.患側のやや後方
解説:転倒しやすい患側のやや後方に立ち、いつでも腰や脇を支えられる位置をとるのが基本である。健側前方や正面では患側の転倒に対応できず、真後ろの遠い位置では支えが間に合わない。利用者のペースに合わせ見守りながら介助する。
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問45.とろみは濃ければ濃いほど安全で、できる限り固くつけるのが望ましい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。とろみが濃すぎると咽頭に残留して飲み込みにくくなり、かえって誤嚥や窒息の原因になる。正しくは利用者の嚥下機能の状態に応じた適切な濃度に調整し、薄すぎず濃すぎないとろみを心がける必要がある。
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問46.平成17年の厚生労働省医政局長通知で、介護職員が行う爪切りや爪やすりがけが原則として医行為に当たらないとされる条件として、示されていないものはどれか。
- ア.爪そのものに異常がない
- イ.爪の周囲の皮膚に化膿や炎症がない
- ウ.看護職員が事業所に配置されている
- エ.糖尿病等による専門的な管理が必要でない
正解:ウ.看護職員が事業所に配置されている
解説:同通知の別紙 注1①は、爪そのものに異常がなく、爪の周囲の皮膚にも化膿や炎症がなく、かつ糖尿病等の疾患に伴う専門的な管理が必要でない場合の爪切り・爪やすりがけを、原則として医師法等の規制の対象とする必要がないものとしている。看護職員の配置は条件とされていない。
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問47.経管栄養を行っている利用者は経口摂取がないため、口腔ケアは不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。経口摂取がなくても口腔内では細菌が繁殖し、唾液とともに誤嚥されて誤嚥性肺炎の原因となる。正しくは経管栄養中も口腔ケアを継続して口腔内を清潔に保ち、肺炎を予防する必要がある。
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問48.食事介助で一口量や提供の仕方として適切なものはどれか。
- ア.本人のペースに合わせ適量を口の下方から
- イ.上方から口に流し込む
- ウ.次々と連続して口に運ぶ
- エ.大きな一口で手早く
正解:ア.本人のペースに合わせ適量を口の下方から
解説:食事介助は本人の咀嚼・嚥下のペースに合わせ、適量をスプーンで口の下方から運び、飲み込みを確認してから次を提供する。大きな一口や手早く連続して与えると誤嚥や窒息の危険があり、上方から流し込むのも誤嚥を招くため不適切である。
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問49.厚生労働省の「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」では、冷蔵庫は20℃以下に保てばよいとされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。同ポイントでは、冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持することがめやすとされている。
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問50.褥瘡の初期サインとして最も注意すべき皮膚の変化はどれか。
- ア.軽い乾燥
- イ.押しても消えない発赤
- ウ.わずかな色素沈着
- エ.毛のうの増加
正解:イ.押しても消えない発赤
解説:押しても消えない持続性の発赤は褥瘡の初期サインであり、早期の除圧とスキンケアが必要である。これを見逃すと水疱や潰瘍へと進行する恐れがあるため、体位変換時に骨突出部の皮膚を観察し、発赤を早期に発見することが重要である。
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問51.清拭は入浴の代わりにならないため、入浴できない利用者には行う意味がない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。清拭は入浴できない利用者の身体清潔を保ち、皮膚の観察や血行促進、爽快感をもたらす重要な清潔ケアである。意味がないとするのは誤りで、体調に応じて全身清拭や部分清拭を選択して実施する。
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問52.安楽な側臥位を保つための援助として適切なものはどれか。
- ア.身体をまっすぐ硬直させる
- イ.上側の脚を伸ばし密着させる
- ウ.背中・膝間・足底をクッションで支える
- エ.枕を使わず頭を低くする
正解:ウ.背中・膝間・足底をクッションで支える
解説:側臥位では背部をクッションで支え、上側の膝を軽く曲げて脚の間にクッションを挟むと身体のねじれや骨突出部の圧迫が減り安楽で安定する。身体を硬直させたり脚を密着させたり枕を使わないと、圧迫や苦痛を招くため不適切である。
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問53.おむつは長時間吸収できるよう、できるだけ厚く重ねて何枚も当てるのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。おむつの重ね当ては蒸れや漏れを招き、皮膚トラブルや褥瘡、不快感の原因となる。正しくは利用者に合った適切なサイズと吸収量のものを選び、こまめに交換して皮膚を清潔で乾燥した状態に保つことが大切である。
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問54.特殊寝台(介護用ベッド)が持つ機能として適切でないものはどれか。
- ア.背上げ機能
- イ.膝上げ機能
- ウ.高さ調整機能
- エ.自動で食事を提供する機能
正解:エ.自動で食事を提供する機能
解説:特殊寝台は背上げ・膝上げ・高さ調整の機能をもち、起き上がりや立ち上がり、移乗などの動作や介助を助ける福祉用具である。自動で食事を提供する機能は備えておらず、これを特殊寝台の機能とするのは誤りである。
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問55.便秘予防のため、自然排便より下剤の常用を第一選択とするのが適切である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。下剤の安易な常用は腸本来の機能低下や習慣性を招く恐れがある。正しくは食物繊維・水分の摂取、適度な運動、規則的な生活リズムなど自然排便を促す働きかけを優先し、下剤は医師の指示のもとで用いる。
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問56.介護保険で、移動用リフト(取付けに住宅の改修を伴わないもの)を利用するときの扱いとして、正しいものはどれか。
- ア.本体は福祉用具貸与、つり具の部分は特定福祉用具販売の対象となる
- イ.本体もつり具の部分も、特定福祉用具販売の対象となる
- ウ.本体もつり具の部分も、福祉用具貸与の対象となる
- エ.本体は特定福祉用具販売の対象で、つり具の部分は給付の対象外となる
正解:ア.本体は福祉用具貸与、つり具の部分は特定福祉用具販売の対象となる
解説:移動用リフトは、身体をつり上げたり体重を支えたりする構造で、自力での移動が困難な人の移動を補助する福祉用具である。介護保険では、リフトの本体(つり具の部分を除く)は福祉用具貸与の種目で、つり具の部分は身体に適合させて使うものとして特定福祉用具販売(購入費の支給)の種目に分けられている。本体とつり具をまとめて販売や貸与の対象とするのは誤りで、つり具が給付の対象外というのも誤りである。取付けに住宅の改修を伴うリフトは、貸与の対象から除かれる。
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問57.耳垢塞栓の除去は、原則として医行為ではないとされ、介護職員が行うことができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。平成17年の医政局長通知が医行為でないとして示したのは「耳垢を除去すること(耳垢塞栓の除去を除く)」であり、耳垢塞栓の除去は含まれない。
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問58.平成17年の医政局長通知で、医行為でないとされる市販のディスポーザブルグリセリン浣腸器による浣腸について、成人用の場合の容量の目安として示されているものはどれか。
- ア.40グラム程度以下
- イ.120グラム程度以下
- ウ.200グラム程度以下
- エ.500グラム程度以下
正解:ア.40グラム程度以下
解説:同通知は、挿入部の長さが5〜6センチメートル程度以内、グリセリン濃度50%、成人用で40グラム程度以下の市販のディスポーザブルグリセリン浣腸器を用いた浣腸を、原則として医行為でないものとしている。
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問59.要介護1の者は、原則として介護保険の福祉用具貸与で床ずれ防止用具の貸与を受けることができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。車いす・車いす付属品・特殊寝台・特殊寝台付属品・床ずれ防止用具・体位変換器・認知症老人徘徊感知機器・移動用リフトは、要支援1・2及び要介護1の者には原則として保険給付の対象とならない。
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問60.平成17年の厚生労働省医政局長通知で、原則として医行為ではないとされているものはどれか。
- ア.肛門から指を入れて便をかき出すこと
- イ.ストマ装具のパウチにたまった排泄物を捨てること
- ウ.胃ろうのカテーテルを新しいものに交換すること
- エ.医師が処方したインスリンを皮下に注射すること
正解:イ.ストマ装具のパウチにたまった排泄物を捨てること
解説:同通知の別紙 注1④は、ストマ装具のパウチにたまった排泄物を捨てること(肌に接着したパウチの取り替えを除く)を、原則として医師法等の規制の対象とする必要がないものとしている。摘便、胃ろうカテーテルの交換、インスリンの注射は同通知に挙げられておらず、医行為にあたる。
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問61.褥瘡ができやすいのは脂肪の多い腹部で、踵や仙骨部にはできにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。褥瘡は骨が突出し圧迫を受けやすい仙骨部・踵・大転子・肩甲骨・後頭部などに好発する。脂肪の多い腹部にできやすいとするのは誤りで、骨突出部の除圧と観察が褥瘡予防の要点である。
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問62.足浴の効果として適切でないものはどれか。
- ア.血行促進
- イ.リラックス効果
- ウ.足部の清潔保持
- エ.全身の筋力増強
正解:エ.全身の筋力増強
解説:足浴は足を温めることで血行を促進し、リラックスや入眠の促進、足部の清潔保持などの効果がある。全身の筋力増強は足浴の効果ではない。全身浴が負担となる利用者でも比較的安全に行え、皮膚の観察の機会にもなる有用なケアである。
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問63.スライディングボードは利用者を必ず立ち上がらせてから使用する移乗用具である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。スライディングボードは立ち上がらずに座位のまま臀部を滑らせて移乗するための用具であり、立位が困難な利用者の移乗を助ける目的で用いられる。必ず立ち上がらせてから使うとするのは用途を取り違えた誤りである。
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問64.失禁ケアで適切な対応はどれか。
- ア.排泄パターンを把握しトイレ誘導を行う
- イ.水分を極端に制限する
- ウ.終日おむつに頼る
- エ.叱責して自覚させる
正解:ア.排泄パターンを把握しトイレ誘導を行う
解説:失禁ケアでは排泄パターンを把握して適切なタイミングでトイレ誘導を行い、利用者の自尊心を尊重することが大切である。叱責や過度の水分制限、安易な終日のおむつ依存は脱水や尊厳の侵害、機能低下を招くため不適切である。
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問65.移動用リフトは介護保険の対象外で、すべて利用者の全額自己負担となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。移動用リフト(つり具部分を除く本体)は介護保険の福祉用具貸与の対象であり、原則1〜3割の自己負担で利用できる。全額自己負担とするのは誤りで、肌に直接触れるつり具のみが特定福祉用具販売の対象となる。
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問66.ポータブルトイレの設置場所として適切なものはどれか。
- ア.玄関先
- イ.ベッドサイドの移乗しやすい位置
- ウ.台所の中央
- エ.浴室の浴槽内
正解:イ.ベッドサイドの移乗しやすい位置
解説:ポータブルトイレはベッドからの移乗がしやすく、プライバシーが保てるベッドサイドに設置するのが適切である。玄関先や台所の中央、浴室内などは移動の負担が大きく衛生面やプライバシーの面でも不適切で、利用者の動線に配慮して配置する。
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問67.介護保険の住宅改修費の支給限度基準額は、1人あたり生涯で100万円である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。住宅改修費の支給限度基準額は原則1人あたり20万円である。100万円とするのは誤りで、その範囲内で所得に応じ7〜9割が給付され残りが自己負担となる。要介護度が著しく上がった場合等は再支給もある。
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問68.歩行が不安定な利用者の屋外移動を支える用具として適切なものはどれか。
- ア.特殊寝台
- イ.スライディングボード
- ウ.歩行車(四輪の歩行器)
- エ.エアマット
正解:ウ.歩行車(四輪の歩行器)
解説:歩行車(四輪の歩行器)は体重を支えながら歩ける用具で、歩行が不安定な人の移動を支える。シルバーカーは自立歩行できる人向けで体を支える機能はない。特殊寝台・エアマットは臥床者向け、スライディングボードは座位での移乗用である。
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問69.家事支援の掃除は、利用者本人の生活空間でなく家族全員分の住居全体が対象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。訪問介護の生活援助は利用者本人が日常生活を送る範囲が対象で、家族と共用しない居室などに限られる。家族全員分の家事や来客対応、大掃除などは対象外であり、住居全体が対象とするのは誤りである。
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問70.褥瘡予防に用いる体圧分散用具として適切なものはどれか。
- ア.電気毛布
- イ.湯たんぽ
- ウ.防水シーツのみ
- エ.エアマットレス
正解:エ.エアマットレス
解説:エアマットレスなどの体圧分散用具は身体にかかる圧を広く分散させ、骨突出部への持続的な圧迫を軽減して褥瘡を予防する。電気毛布や湯たんぽは保温が目的で体圧分散にはならず、防水シーツのみでは圧迫を軽減できないため不十分である。
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問71.厚生労働省の「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」では、加熱調理は食品の中心部の温度が50℃に達すれば十分とされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。加熱調理する食品は十分に加熱し、中心部の温度が75℃で1分間以上加熱することが目安とされている。
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問72.訪問介護の生活援助で利用者の衣類の手入れをするとき、取扱い表示の記号の扱いとして最も適切なものはどれか。
- ア.洗濯おけの記号に×が付いた衣類は、手洗いもできないものとして扱う
- イ.三角形の記号に×が付いた衣類も、酸素系漂白剤であれば漂白してよい
- ウ.アイロンの記号に点が3つある衣類は、アイロン仕上げをしてはならない
- エ.正方形に円の記号に×が付いた衣類も、低温であればタンブル乾燥してよい
正解:ア.洗濯おけの記号に×が付いた衣類は、手洗いもできないものとして扱う
解説:洗濯表示は、衣類を傷めずに扱える処理の上限を示すので、表示に従って扱う。洗濯おけの記号は手洗いと洗濯機の両方の洗濯処理を表し、×が付くと洗濯処理ができないことを示すため、手洗いもしない。三角形は漂白の記号で、×が付けば塩素系・酸素系を問わず漂白できない。正方形に円の記号はタンブル乾燥を表し、×が付けば低温でも乾燥機にかけない。アイロンの記号の点は上限温度を表し、点が3つなら底面温度210℃を限度にアイロン仕上げができる。
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問73.車いすで段差を下りるときは、前向きのまま前輪から勢いよく下ろすのが安全である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。前輪から前向きに勢いよく下ろすと利用者が前方へ投げ出され転落する危険がある。正しくは後ろ向きになり、後輪からゆっくりと下ろし、続いて前輪を静かに下ろすのが段差を下りる際の安全な方法である。
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問74.看取り期の身体的ケアとして適切でないものはどれか。
- ア.口腔内の保湿と清潔
- イ.無理な経口摂取の強要
- ウ.体位の工夫による安楽の保持
- エ.苦痛の緩和への配慮
正解:イ.無理な経口摂取の強要
解説:看取り期は口腔内の保湿と清潔、安楽な体位の工夫、苦痛の緩和への配慮など本人の負担を減らすケアを行う。嚥下が難しくなった時期に無理な経口摂取を強要するのは誤嚥や苦痛を招くため適切でなく、本人の状態と意思を尊重して支える。
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問75.排泄予測支援機器は、介護保険の特定福祉用具販売の対象に含まれない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。特定福祉用具の種目には、腰掛便座、自動排泄処理装置の交換可能部品、排泄予測支援機器、入浴補助用具、簡易浴槽、移動用リフトのつり具の部分などが定められている(平成11年厚生省告示第94号)。