介護福祉士の用語集|試験頻出50語を完全解説
介護福祉士国家試験で頻出する重要用語を試験範囲全体から整理しました。試験前の知識確認や復習に最適です。各章の詳細解説は人間と社会・こころとからだ・介護の基本・医療的ケア・障害の各記事で解説しています。
※受験料・試験日程・合格基準・法令の数値は改定される場合があります。最新情報は必ず公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの公式サイトでご確認ください。
人間と社会の用語
- ノーマライゼーション
- 障害者も健常者と同じように地域で生活する理念。デンマークのバンク・ミケルセンが提唱。
- ICF(国際生活機能分類)
- 2001年WHO採択。心身機能・活動・参加+環境因子・個人因子で個人を捉える。
- QOL(Quality of Life)
- 生活の質。本人の主観的満足度を重視する介護目標の中核概念。
- バイステックの7原則
- 個別化・意図的な感情表出・統制された情緒的関与・受容・非審判的態度・自己決定・秘密保持。
- 地域包括ケアシステム
- 住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する仕組み。
- 地域共生社会
- 子ども・障害者・高齢者・困窮者等を分け隔てなく支える社会。
- インフォームド・コンセント
- 説明と同意。十分な情報提供後の本人同意が原則。
- ラポール
- 信頼関係。受容・共感・傾聴の継続で形成。
- 共感と同情
- 共感=相手の枠組みで理解、同情=自分の立場から憐れむ。厳密に区別。
こころとからだのしくみの用語
- マズローの欲求階層
- 生理的→安全→所属と愛→承認→自己実現の5段階。下位欲求充足が前提。
- エリクソンの発達段階
- 8段階で人生発達を捉える。老年期の課題は『統合 vs 絶望』。
- サルコペニア
- 加齢に伴う筋肉量減少。レジスタンス運動とタンパク質摂取で予防。
- 褥瘡(じょくそう)
- 持続的圧迫による血流障害が主因。体位変換が予防の核。
- BPSD
- 認知症の行動・心理症状(妄想・幻覚・徘徊・抑うつ等)。中核症状とは区別。
- 失見当識
- 時間・場所・人物の認識障害。認知症の中核症状。
- パーソン・センタード・ケア
- イギリスのトム・キットウッド提唱。その人らしさを尊重する認知症ケア。
- ユマニチュード
- フランス発祥のケア技法。見る・話す・触れる・立つの4本柱。
- バリデーション療法
- 認知症の方の感情や言葉を否定せず受容する技法。
- 回想法
- 過去の記憶や経験を引き出し共有することで認知症の方の安定を図る技法。
- パーキンソン病
- ドーパミン産生神経の変性。振戦・固縮・無動・姿勢反射障害が4大症状。
- せん妄
- 急性意識障害。可逆性で原因除去(発熱・脱水・薬剤等)により改善。
介護の基本・コミュニケーションの用語
- ボディメカニクス
- 身体の使い方の原理。支持基底面拡大・重心低下・大筋群使用等で負担軽減。
- ADL
- 日常生活動作。食事・排泄・更衣・整容・入浴・移動の基本動作。
- IADL
- 手段的日常生活動作。買い物・調理・掃除・服薬管理・電話等の複雑動作。
- SOAP記録
- 主観(S)・客観(O)・評価(A)・計画(P)の4要素で記録する論理的様式。
- 標準予防策(スタンダードプリコーション)
- 全利用者の血液・体液・分泌物に感染リスクありと想定。手指衛生が中核。
- 脱健着患
- 麻痺がある方の更衣で『健側から脱ぐ・患側から着る』が基本。
- ターミナルケア
- 終末期ケア。QOL重視・苦痛緩和・本人意思尊重。
- アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
- 人生会議。将来の医療・ケアの希望を本人・家族・医療者で事前に話し合う。
- 傾聴
- 相手の話を否定せず受容的に聴く技法。沈黙の活用も含む。
- 開かれた質問(オープン)と閉じた質問(クローズド)
- オープン=自由回答、クローズド=YES/NOまたは選択回答。
医療的ケア・障害の用語
- 喀痰吸引
- 2011年法改正で介護福祉士が実施可能に。口腔・鼻腔・気管カニューレ内が対象、医師指示が必須。
- 経管栄養
- 経口摂取困難者への栄養供給。経鼻栄養・胃ろう(PEG)・腸ろう等がある。
- 誤嚥
- 本来食道に向かう食物が気管に入る状態。誤嚥性肺炎の原因。
- 胃ろう(PEG)
- お腹に小さな穴を開けて胃にチューブを留置する経管栄養法。
- 障害の3区分
- 身体障害・知的障害・精神障害。発達障害は精神障害に含まれる。
- 身体障害者手帳
- 1〜6級。等級が小さいほど障害が重い。
- 療育手帳
- 知的障害者向け手帳。自治体により名称・等級が異なる。
- 精神障害者保健福祉手帳
- 1〜3級。2年ごとの更新必要。
- 発達障害
- 自閉スペクトラム症・ADHD・LD等の総称。先天的脳特性。
- 高次脳機能障害
- 脳損傷で記憶・注意・遂行機能等の障害。脳卒中・外傷性脳損傷等が原因。
- ALS(筋萎縮性側索硬化症)
- 運動神経変性の進行性難病。意識・知能は保たれる。
- 指定難病
- 難病法(2014年)に基づく医療費助成対象疾患。338疾患(2024年時点)。
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