介護福祉士 全分野の一問一答
📖 介護福祉士「全分野」の全675問と解説(一覧)
介護福祉士の全分野に関する一問一答(全675問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.成人の骨格はおよそ206個の骨で構成され、骨は支持・運動・臓器保護・造血・カルシウム貯蔵の役割を担う。
正解:○(正しい)
解説:骨は体を支え筋とともに運動を生み、頭蓋や胸郭で臓器を守る。骨髄では造血が行われ、カルシウムやリンの貯蔵庫としても重要な役割を果たす。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
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問2.骨格筋は意識的に動かせる随意筋で横紋筋に分類され、心筋は不随意筋でありながら横紋筋という特徴をもつ。
正解:○(正しい)
解説:骨格筋は体性神経支配の随意筋、内臓の平滑筋は不随意筋で横紋がない。心筋は自律神経の影響を受ける不随意筋だが構造上は横紋筋であり例外的存在である。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
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問3.自律神経は交感神経と副交感神経からなり、交感神経が優位になると心拍数増加・血圧上昇・瞳孔散大が起こる。
正解:○(正しい)
解説:交感神経は活動・緊張時に働き心拍や血圧を上げ消化を抑制する。副交感神経は安静・休息時に優位となり拮抗的に身体機能を調整している。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問4.心臓は右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋からなり、全身に血液を送り出す左心室の壁が最も厚い。
正解:○(正しい)
解説:全身へ高い圧で血液を拍出する左心室は最も筋層が厚い。右心室は肺へ送るため圧が低く壁は薄い。弁は血液の逆流を防いでいる。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問5.肺でのガス交換は肺胞で行われ、酸素が血液に取り込まれ二酸化炭素が排出される外呼吸である。
正解:○(正しい)
解説:肺胞と毛細血管の間で行われる酸素・二酸化炭素の交換を外呼吸という。細胞と血液間のガス交換は内呼吸と呼ばれ区別されている。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問6.消化管は口腔・食道・胃・小腸・大腸・肛門と連なり、栄養素の多くは小腸で吸収される。
正解:○(正しい)
解説:小腸の絨毛は表面積を広げ栄養素の吸収を担う中心器官である。大腸では主に水分が吸収され便が形成されてから排泄される。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問7.腎臓は血液をろ過して尿を生成し、体液量・電解質・酸塩基平衡の調整やエリスロポエチン分泌を担う。
正解:○(正しい)
解説:腎臓は老廃物排泄に加え水分や電解質を調整し血圧維持にも関与する。造血を促すエリスロポエチンを分泌し赤血球産生も支えている。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問8.白内障は水晶体が混濁して視力低下や羞明を生じる加齢性疾患で、高齢者に多くみられる。
正解:○(正しい)
解説:加齢により水晶体のたんぱく質が変性し混濁すると、かすみやまぶしさを訴える。手術で人工レンズに置換すると視力改善が期待できる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
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問9.加齢性難聴は高音域から聞こえにくくなることが多く、子音の聞き取りが困難になりやすい。
正解:○(正しい)
解説:内耳の有毛細胞の減少により高音域から障害される感音性難聴が典型である。子音が聞き取りにくく会話の理解が低下するため配慮が必要となる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
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問10.睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠が約90分周期で繰り返され、レム睡眠時に夢を見ることが多い。
正解:○(正しい)
解説:深い眠りのノンレム睡眠と浅く眼球運動を伴うレム睡眠が一晩に数回繰り返される。レム睡眠では脳が活発で夢を見やすいとされている。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
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問11.概日リズムは約24時間周期の体内時計で、朝の光を浴びることでリズムが整えられる。
正解:○(正しい)
解説:視交叉上核にある体内時計は光刺激で同調する。朝日を浴びるとメラトニン分泌が抑制され覚醒が促され、夜の睡眠リズムが整いやすくなる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
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問12.グリーフケアとは死別などで悲嘆を抱える遺族に寄り添い、その悲しみのプロセスを支援する関わりである。
正解:○(正しい)
解説:大切な人を失った遺族の悲嘆反応を理解し受容的に支える関わりをグリーフケアという。否定せず気持ちを表出できる環境づくりが重要である。終末期ケアでは本人と家族双方への支援が問われるため、心理面への配慮を含めて整理しておくことが大切である。
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問13.看取り介護では本人の意思を尊重し、苦痛の緩和と尊厳の保持を最優先に支援することが求められる。
正解:○(正しい)
解説:終末期では延命より本人の希望と安楽が重視される。痛みや不快を和らげ、その人らしい最期を尊厳をもって支えることが看取りの基本姿勢である。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
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問14.薬の副作用には眠気・ふらつき・便秘・口渇などがあり、高齢者は腎・肝機能低下で副作用が出やすい。
正解:○(正しい)
解説:高齢者は薬物代謝・排泄能力が低下し血中濃度が高まりやすいため副作用に注意する。多剤併用も相互作用を招くため服薬状況の把握が欠かせない。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
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問15.成人の正常な腋窩体温の目安は約36〜37度で、高齢者は若年者よりやや低めの傾向がある。
正解:○(正しい)
解説:腋窩体温の平熱はおおむね36度台で個人差がある。高齢者は熱産生の低下などで平熱がやや低い傾向があり、平常値を把握しておくことが大切である。バイタルや栄養・水分の状態は急変の予兆を捉える手がかりとなるため、観察の視点を具体的に身につけておきたい。
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問16.成人の安静時脈拍はおよそ毎分60〜100回が目安で、これを下回ると徐脈、上回ると頻脈という。
正解:○(正しい)
解説:脈拍は心拍を反映し安静時60〜100回程度が基準である。60未満を徐脈、100超を頻脈と呼び、リズムの乱れも含め全身状態の把握に役立つ。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問17.脱水の初期サインには口渇・皮膚や口腔の乾燥・尿量減少・微熱などがあり、高齢者は口渇を感じにくい。
正解:○(正しい)
解説:高齢者は体内水分量が少なく口渇中枢の感受性も低下するため脱水に陥りやすい。皮膚の乾燥や尿の減少など本人以外が気づく観察が重要である。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
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問18.低栄養の指標には体重減少・血清アルブミン低下・BMI低下などがあり、フレイルや褥瘡のリスクを高める。
正解:○(正しい)
解説:エネルギーやたんぱく質の不足は筋力低下や免疫低下を招く。アルブミン値や体重変化を継続観察し、早期に栄養改善を図ることが重要である。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
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問19.適応機制(防衛機制)とは欲求不満や不安に対し心の安定を保とうとする無意識の心理的働きである。
正解:○(正しい)
解説:抑圧・合理化・投影・昇華などの適応機制は不安やストレスから自我を守る無意識の働きである。過度に偏ると不適応につながる場合もある。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問20.ヒトの骨格を構成する骨の数は成人でおよそ150個である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは成人の骨はおよそ206個で構成される。新生児は骨が多いが成長とともに癒合し成人で約206個に落ち着く。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
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問21.心臓は右心房・右心室の2つの部屋だけで構成されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは心臓は右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋からなる。心房と心室の間や出口には逆流を防ぐ弁が備わっている。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問22.肺でのガス交換は気管支で行われ、肺胞では行われない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ガス交換は気管支ではなく肺胞で行われる。肺胞は毛細血管に囲まれ酸素の取り込みと二酸化炭素の排出が効率的に行われる場である。呼吸状態の把握は急変の早期発見に欠かせず、観察項目として確実に理解しておくことが望ましい。
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問23.栄養素の大部分は胃で吸収され、小腸はほとんど吸収に関与しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。栄養素の多くを吸収するのは胃ではなく小腸である。胃は主に消化と一時貯留を担い、小腸の絨毛が栄養吸収の中心を担っている。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問24.腎臓は尿を生成するだけで、血圧や造血には全く関与しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは腎臓は体液調整に加え血圧維持やエリスロポエチン分泌による造血促進にも関与する。単なる尿生成器官ではない。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問25.交感神経が優位になると心拍数は減少し血圧は低下する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは交感神経が優位になると心拍数が増加し血圧は上昇する。心拍を減らし血圧を下げるのは副交感神経の働きである。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問26.加齢性難聴では低音域から先に聞こえにくくなるのが特徴である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは加齢性難聴は高音域から聞こえにくくなる。高い音や子音が聞き取りづらくなり会話の理解が低下しやすい。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
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問27.白内障は網膜が混濁する疾患である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。白内障で混濁するのは網膜ではなく水晶体である。水晶体のたんぱく質変性により視界がかすみ、まぶしさを感じやすくなる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
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問28.レム睡眠は脳も身体も完全に休んでいる最も深い眠りの状態である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはレム睡眠は脳が活発で夢を見やすい浅い眠りである。身体は弛緩するが脳波は覚醒時に近く、深い眠りはノンレム睡眠を指す。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
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問29.概日リズムは光の影響を全く受けず、暗い環境でも変化しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは概日リズムは光刺激の影響を強く受ける。朝の光でメラトニン分泌が抑制されリズムが整い、不規則な光環境はリズムを乱す。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
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問30.看取り介護では延命治療を最優先し、本人の苦痛緩和は二の次でよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは看取りでは延命より本人の意思尊重と苦痛緩和・尊厳保持を最優先とする。安楽でその人らしい最期を支えることが基本である。終末期ケアでは本人と家族双方への支援が問われるため、心理面への配慮を含めて整理しておくことが大切である。
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問31.グリーフケアは亡くなった本人への医療行為を指す言葉である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。グリーフケアは本人への医療行為ではなく、死別による悲嘆を抱える遺族の心に寄り添い支える関わりを指す言葉である。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問32.高齢者は薬の代謝・排泄能力が高いため、副作用は若年者より起こりにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは高齢者は腎・肝機能の低下で薬の代謝・排泄が遅く、副作用が起こりやすい。多剤併用も相互作用のリスクを高める。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
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問33.成人の安静時脈拍が毎分120回でも正常範囲内である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは安静時脈拍の目安は毎分60〜100回で、120回は頻脈にあたる。発熱や脱水、不安など原因を確認し全身状態の観察が必要である。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問34.高齢者は若年者より口渇を強く感じるため、脱水になりにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは高齢者は口渇中枢の感受性低下で口渇を感じにくく、体内水分量も少ないため脱水に陥りやすい。周囲の観察が重要である。バイタルや栄養・水分の状態は急変の予兆を捉える手がかりとなるため、観察の視点を具体的に身につけておきたい。
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問35.低栄養は高齢者の筋力や免疫を高め、褥瘡を予防する効果がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは低栄養は筋力低下や免疫低下を招き、フレイルや褥瘡のリスクを高める。十分な栄養摂取が予防につながる。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
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問36.誤嚥とは食物が正しく食道に入る生理的に望ましい状態を指す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。誤嚥は本来食道へ向かう飲食物や唾液が気管に入ってしまう状態で、誤嚥性肺炎の原因となる望ましくない現象である。呼吸状態の把握は急変の早期発見に欠かせず、観察項目として確実に理解しておくことが望ましい。
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問37.適応機制は意識的に行う論理的な問題解決の手段である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは適応機制は不安やストレスから自我を守る無意識の心理的働きである。意識的な論理的問題解決とは区別される概念である。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問38.血糖値を下げるホルモンであるインスリンは腎臓から分泌される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはインスリンは腎臓ではなく膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌される。不足や作用低下は糖尿病の原因となる。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
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問39.自律神経のうち、安静・休息時に優位となり心拍数を抑え消化を促進するのはどれか。
- ア.感覚神経
- イ.交感神経
- ウ.運動神経
- エ.副交感神経
正解:エ.副交感神経
解説:副交感神経は安静・休息時に優位となり心拍を抑え消化を促進する。交感神経は活動時に働き心拍や血圧を上げる拮抗的な関係にある。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問40.全身へ高い圧で血液を送り出すため、心臓で最も筋層が厚いのはどの部屋か。
- ア.左心室
- イ.右心房
- ウ.左心房
- エ.右心室
正解:ア.左心室
解説:左心室は全身へ高圧で血液を拍出するため最も筋層が厚い。右心室は肺へ低圧で送るため壁が薄く、心房は血液を受ける部屋である。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問41.肺で酸素の取り込みと二酸化炭素の排出というガス交換が行われる場所はどれか。
- ア.気管
- イ.肺胞
- ウ.咽頭
- エ.横隔膜
正解:イ.肺胞
解説:ガス交換は肺胞と毛細血管の間で行われる。気管や咽頭は空気の通り道であり、横隔膜は呼吸運動を担う筋肉である。呼吸状態の把握は急変の早期発見に欠かせず、観察項目として確実に理解しておくことが望ましい。
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問42.食物の栄養素の多くが吸収される消化管はどれか。
- ア.胃
- イ.大腸
- ウ.小腸
- エ.食道
正解:ウ.小腸
解説:栄養素の大部分は絨毛をもつ小腸で吸収される。胃は消化と一時貯留、大腸は主に水分吸収と便形成を担っている。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
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問43.血液をろ過して尿を生成し、エリスロポエチンを分泌する臓器はどれか。
- ア.膵臓
- イ.肝臓
- ウ.脾臓
- エ.腎臓
正解:エ.腎臓
解説:腎臓は尿生成のほか体液調整や血圧維持、造血を促すエリスロポエチン分泌も担う。肝臓は代謝・解毒、膵臓は消化酵素やインスリンを分泌する。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問44.水晶体が混濁して視力低下やまぶしさを生じる加齢性の眼疾患はどれか。
- ア.白内障
- イ.緑内障
- ウ.加齢黄斑変性
- エ.網膜剥離
正解:ア.白内障
解説:白内障は水晶体の混濁で視界がかすむ疾患である。緑内障は眼圧上昇等による視野障害、黄斑変性は中心視力の低下を生じ原因が異なる。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問45.加齢性難聴で最初に聞こえにくくなりやすい音域はどれか。
- ア.低音域
- イ.高音域
- ウ.中音域全般
- エ.音域に差はない
正解:イ.高音域
解説:加齢性難聴は内耳有毛細胞の減少により高音域から障害される。子音が聞き取りにくくなり会話理解が低下するため配慮が求められる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
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問46.睡眠周期でレム睡眠の説明として正しいものはどれか。
- ア.脳も身体も完全に休む最も深い眠り
- イ.入眠直後にのみ現れる
- ウ.眼球運動を伴い夢を見やすい浅い眠り
- エ.加齢で増加する
正解:ウ.眼球運動を伴い夢を見やすい浅い眠り
解説:レム睡眠は眼球運動を伴い脳が活発で夢を見やすい浅い眠りである。深い眠りはノンレム睡眠で、選択肢の深睡眠の説明とは区別される。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
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問47.約24時間周期の体内時計を整えるうえで最も重要な刺激はどれか。
- ア.夜間の運動
- イ.就寝前の食事
- ウ.日中の昼寝
- エ.朝の光
正解:エ.朝の光
解説:概日リズムは朝の光刺激で同調する。光によりメラトニン分泌が抑制され覚醒が促され、夜の睡眠リズムが整いやすくなる。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
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問48.死別による悲嘆を抱える遺族に寄り添い支援する関わりを何というか。
- ア.グリーフケア
- イ.リハビリテーション
- ウ.スーパービジョン
- エ.ターミナルケア
正解:ア.グリーフケア
解説:遺族の悲嘆に寄り添う関わりをグリーフケアという。ターミナルケアは終末期の本人への緩和ケアを指し対象が異なる。終末期ケアでは本人と家族双方への支援が問われるため、心理面への配慮を含めて整理しておくことが大切である。
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問49.看取り介護で最も優先される考え方はどれか。
- ア.あらゆる延命治療の継続
- イ.本人の意思尊重と苦痛緩和・尊厳の保持
- ウ.家族の経済的負担の最小化
- エ.介護者の作業効率
正解:イ.本人の意思尊重と苦痛緩和・尊厳の保持
解説:看取りでは延命より本人の意思を尊重し苦痛を和らげ尊厳を保つことが最優先である。その人らしい最期を支える姿勢が求められる。終末期ケアでは本人と家族双方への支援が問われるため、心理面への配慮を含めて整理しておくことが大切である。
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問50.高齢者で薬の副作用が出やすい主な理由はどれか。
- ア.若年者より代謝が速いため
- イ.水分量が多く薬が薄まるため
- ウ.腎・肝機能の低下により薬が体内に蓄積しやすい
- エ.副作用は年齢と無関係
正解:ウ.腎・肝機能の低下により薬が体内に蓄積しやすい
解説:高齢者は腎・肝機能低下で薬の代謝・排泄が遅れ血中濃度が高まりやすい。多剤併用も相互作用を招くため服薬管理の把握が欠かせない。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
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問51.成人の安静時脈拍の正常範囲の目安として正しいものはどれか。
- ア.毎分約150〜180回
- イ.毎分約20〜40回
- ウ.毎分約120〜150回
- エ.毎分約60〜100回
正解:エ.毎分約60〜100回
解説:安静時脈拍は毎分60〜100回が目安である。60未満を徐脈、100超を頻脈と呼び、リズムの乱れとあわせ全身状態の観察に用いる。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問52.脱水の初期に観察されるサインとして適切でないものはどれか。
- ア.尿量の増加
- イ.口渇
- ウ.皮膚や口腔の乾燥
- エ.微熱
正解:ア.尿量の増加
解説:脱水では尿量は増加ではなく減少する。口渇や皮膚・口腔の乾燥、微熱などとあわせ、口渇を感じにくい高齢者は周囲の観察が重要である。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
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問53.低栄養の指標として用いられる血液検査項目はどれか。
- ア.血清ナトリウムのみ
- イ.血清アルブミン
- ウ.白血球数
- エ.血小板数
正解:イ.血清アルブミン
解説:血清アルブミンは低栄養の指標として用いられ低下が問題となる。体重減少やBMI低下とあわせ、フレイルや褥瘡のリスク評価に役立つ。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問54.膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌され、血糖値を下げるホルモンはどれか。
- ア.アドレナリン
- イ.エリスロポエチン
- ウ.インスリン
- エ.メラトニン
正解:ウ.インスリン
解説:血糖を下げるインスリンは膵臓のβ細胞から分泌される。不足や作用低下は糖尿病を招く。メラトニンは睡眠に関わるホルモンである。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
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問55.欲求不満や不安に対し、無意識に心の安定を保とうとする心理的働きを何というか。
- ア.ホメオスタシス
- イ.条件反射
- ウ.学習性無力感
- エ.適応機制(防衛機制)
正解:エ.適応機制(防衛機制)
解説:不安やストレスから自我を守る無意識の働きを適応機制という。抑圧・合理化・昇華などがあり、過度に偏ると不適応につながることもある。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問56.骨の役割として該当しないものはどれか。
- ア.インスリンの分泌
- イ.体の支持
- ウ.臓器の保護
- エ.カルシウムの貯蔵
正解:ア.インスリンの分泌
解説:誤り。骨はインスリンを分泌しない。インスリンは膵臓の働きである。骨は支持・保護・造血・カルシウム貯蔵などの役割を担う。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
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問57.適応機制のうち、社会的に価値ある活動に欲求を向けかえる働きはどれか。
- ア.退行
- イ.昇華
- ウ.投影
- エ.抑圧
正解:イ.昇華
解説:昇華は満たされない欲求をスポーツや芸術など社会的に価値ある活動へ向けかえる適応機制である。退行は幼児的行動への逆戻りを指す。こころのしくみは利用者理解の土台となるため、用語の定義と具体例を結びつけて覚えておくと応用が利く。
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問58.記憶のうち、自転車の乗り方など体で覚えた技能に関する長期記憶はどれか。
- ア.エピソード記憶
- イ.意味記憶
- ウ.手続き記憶
- エ.短期記憶
正解:ウ.手続き記憶
解説:手続き記憶は技能や動作に関する長期記憶で言葉にしにくい。エピソード記憶は出来事、意味記憶は知識に関する記憶で内容が異なる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
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問59.血圧の測定値で『収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上』が示すものはどれか。
- ア.脈圧
- イ.低血圧の基準
- ウ.正常血圧
- エ.高血圧の基準
正解:エ.高血圧の基準
解説:診察室血圧で収縮期140以上または拡張期90以上は高血圧の基準にあたる。高血圧は脳卒中や心疾患の危険因子で管理が重要である。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問60.経皮的に動脈血酸素飽和度を測定する指標(SpO2)の正常値の目安はどれか。
- ア.おおむね96〜99%
- イ.おおむね60〜70%
- ウ.おおむね40〜50%
- エ.おおむね110〜120%
正解:ア.おおむね96〜99%
解説:SpO2はパルスオキシメーターで測る酸素飽和度で正常値はおおむね96〜99%である。低下は呼吸状態の悪化を示し早期の観察が重要である。呼吸状態の把握は急変の早期発見に欠かせず、観察項目として確実に理解しておくことが望ましい。
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問61.食事中に高齢者がむせ込み、急に顔色が悪く声が出せなくなった。最も疑うべき状態はどれか。
- ア.低血糖発作
- イ.窒息(誤嚥による気道閉塞)
- ウ.脱水
- エ.便秘
正解:イ.窒息(誤嚥による気道閉塞)
解説:むせ込みや声が出せず顔色が悪化する場合は食物による気道閉塞(窒息)を疑う。背部叩打法など速やかな対応と医療への連絡が必要である。バイタルや栄養・水分の状態は急変の予兆を捉える手がかりとなるため、観察の視点を具体的に身につけておきたい。
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問62.関節の動きを滑らかにする組織と液体の組合せとして適切なものはどれか。
- ア.骨膜と血液
- イ.腱と髄液
- ウ.関節軟骨と滑液
- エ.靱帯とリンパ液
正解:ウ.関節軟骨と滑液
解説:関節では関節軟骨が骨端を覆い、滑液が潤滑とクッションの役割を果たす。加齢で軟骨がすり減ると変形性関節症が生じやすくなる。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
-
問63.呼吸運動の中心を担い、収縮で胸腔を広げて吸気を起こす筋はどれか。
- ア.腹直筋
- イ.僧帽筋
- ウ.大腿四頭筋
- エ.横隔膜
正解:エ.横隔膜
解説:横隔膜は収縮して下がることで胸腔を広げ吸気を起こす主要な呼吸筋である。弛緩すると胸腔が狭まり呼気が生じる。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問64.味覚を感じる受容器が主に存在する部位はどれか。
- ア.舌の味蕾
- イ.鼻の嗅上皮
- ウ.内耳の有毛細胞
- エ.皮膚の触覚受容器
正解:ア.舌の味蕾
解説:味覚は舌などにある味蕾で受容される。加齢や薬剤、亜鉛不足で味覚は低下しやすく、食欲や栄養状態にも影響する。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問65.加齢に伴う皮膚の変化として正しいものはどれか。
- ア.皮脂分泌が増え潤いが増す
- イ.乾燥しやすく弾力が低下する
- ウ.表皮が厚くなり丈夫になる
- エ.痛覚が鋭敏になる
正解:イ.乾燥しやすく弾力が低下する
解説:加齢で皮脂や水分が減り皮膚は乾燥し弾力が低下する。傷つきやすく褥瘡もできやすいため保湿や除圧などの予防的ケアが大切である。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
-
問66.睡眠障害のうち『寝つきが悪く眠るまでに時間がかかる』タイプはどれか。
- ア.中途覚醒
- イ.早朝覚醒
- ウ.入眠困難
- エ.熟眠障害
正解:ウ.入眠困難
解説:入眠困難は寝つくまでに時間がかかる不眠である。中途覚醒は夜間に目覚める、早朝覚醒は予定より早く目覚めるタイプで様相が異なる。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
-
問67.終末期において、死を一つの自然な過程として理解し向き合うための教育を何というか。
- ア.アサーション
- イ.リアリティ・オリエンテーション
- ウ.ピアサポート
- エ.デス・エデュケーション
正解:エ.デス・エデュケーション
解説:デス・エデュケーション(死への準備教育)は死を自然な過程として理解し向き合う力を養う教育である。本人や家族の心の準備を支える。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問68.片麻痺のある人の更衣介助で、衣服を着るときの基本原則はどれか。
- ア.患側(動かしにくい側)から着る
- イ.健側から着る
- ウ.左右同時に着せる
- エ.介護者がすべて代行する
正解:ア.患側(動かしにくい側)から着る
解説:更衣では着るときは患側から、脱ぐときは健側からが原則(着患脱健)である。関節への負担を減らし本人の残存能力を活かす配慮が大切である。麻痺のある人への介助原則は実技でも頻出のため、健側・患側の使い分けを確実に身につけておきたい。
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問69.骨密度が低下し骨折しやすくなる疾患で、特に閉経後の女性に多いものはどれか。
- ア.変形性関節症
- イ.骨粗鬆症
- ウ.関節リウマチ
- エ.痛風
正解:イ.骨粗鬆症
解説:骨粗鬆症は骨量減少で骨がもろくなる疾患で、閉経後の女性に多い。大腿骨頸部や脊椎の骨折を起こしやすく転倒予防が重要である。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
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問70.膝などの関節軟骨がすり減り、痛みや可動域制限を生じる加齢に多い疾患はどれか。
- ア.骨粗鬆症
- イ.脳梗塞
- ウ.変形性関節症
- エ.糖尿病
正解:ウ.変形性関節症
解説:変形性関節症は関節軟骨の摩耗で痛みや動きの制限を生じ膝や股関節に多い。体重管理や適度な運動、痛みへの配慮が支援の要点である。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
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問71.脳の血管が詰まって生じる脳血管疾患はどれか。
- ア.髄膜炎
- イ.くも膜下出血
- ウ.脳出血
- エ.脳梗塞
正解:エ.脳梗塞
解説:脳梗塞は脳血管が詰まり血流が途絶える疾患である。脳出血やくも膜下出血は血管が破れる出血性で、いずれも片麻痺等の後遺症を残しうる。脳血管疾患は要介護の主要原因であり、後遺症に応じた生活支援の視点とあわせて理解しておきたい。
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問72.慢性閉塞性肺疾患(COPD)の主な原因として最も関連が深いものはどれか。
- ア.長年の喫煙
- イ.過度の飲酒
- ウ.塩分の摂りすぎ
- エ.運動不足のみ
正解:ア.長年の喫煙
解説:COPDは長年の喫煙が主因で気道や肺胞が障害され、息切れや慢性の咳・痰を生じる。禁煙と呼吸リハ、感染予防が管理の中心となる。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問73.血液中で酸素を全身に運ぶ役割を担う成分はどれか。
- ア.白血球
- イ.赤血球(ヘモグロビン)
- ウ.血小板
- エ.血漿のみ
正解:イ.赤血球(ヘモグロビン)
解説:酸素運搬は赤血球中のヘモグロビンが担う。白血球は免疫、血小板は止血を担い、それぞれ役割が異なる。貧血では酸素運搬能が低下する。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問74.発熱や感染と闘い、生体防御(免疫)の中心を担う血液成分はどれか。
- ア.赤血球
- イ.血小板
- ウ.白血球
- エ.アルブミン
正解:ウ.白血球
解説:白血球は細菌やウイルスと闘う免疫の中心である。赤血球は酸素運搬、血小板は止血を担う。高齢者は免疫低下で感染症が重症化しやすい。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
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問75.尿を一時的にためておき、一定量に達すると排尿の準備が整う泌尿器はどれか。
- ア.尿道
- イ.尿管
- ウ.腎臓
- エ.膀胱
正解:エ.膀胱
解説:膀胱は腎臓で作られた尿を一時的にためる器官である。尿管は腎臓から膀胱へ尿を運び、尿道は体外へ排出する通路で役割が異なる。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問76.介護福祉士は『社会福祉士及び介護福祉士法』改正(2011年)により医療的ケアの一部を実施できる。
正解:○(正しい)
解説:喀痰吸引・経管栄養が対象。研修修了・登録が必要で、医師の指示の下で実施。
-
問77.介護福祉士が実施できる医療的ケアは『喀痰吸引(口腔・鼻腔・気管カニューレ内)』『経管栄養』である。
正解:○(正しい)
解説:両者とも医師の指示・看護師との連携が前提。実地研修修了で実施可能。
-
問78.医療的ケアの実施には『医師の指示書』『連携体制の整備』『感染対策』が必須である。
正解:○(正しい)
解説:勝手な判断での実施は違法。看護師等との情報共有・記録が必須。
-
問79.『誤嚥(ごえん)』は本来食道に向かう食物が気管に入る状態で、肺炎の原因となる。
正解:○(正しい)
解説:高齢者で頻発。嚥下機能低下・反射低下が主因。とろみ・姿勢調整で予防。
-
問80.『気管切開』は気管を切開してチューブを入れる処置で、長期人工呼吸が必要な方等に施行する。
正解:○(正しい)
解説:気管カニューレ管理が必要。喀痰吸引・スピーチカニューレ等の知識が介護者にも必要。
-
問81.『経管栄養』は経口摂取できない方への栄養供給で、経鼻栄養・胃ろう・腸ろう等がある。
正解:○(正しい)
解説:胃ろう(PEG)が長期では多い。経鼻チューブは短期向け。
-
問82.『胃ろう(PEG)』はお腹に小さな穴を開けて胃にチューブを留置する経管栄養法である。
正解:○(正しい)
解説:Percutaneous Endoscopic Gastrostomy。長期経管栄養に適する。
-
問83.『障害者基本法』は障害者の社会参加促進の基本法で、障害の定義を規定する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。障害者基本法は障害者の自立と社会参加の支援等を基本理念とし、障害者の定義を規定します。1970年制定の心身障害者対策基本法を1993年に抜本改正・改称したもので、その後の改正で発達障害・難病等を含む定義に拡大されました。
-
問84.障害には『身体障害』『知的障害』『精神障害』の3区分がある。
正解:○(正しい)
解説:障害者総合支援法・障害者基本法等で規定。発達障害は精神障害に含まれる。
-
問85.『身体障害者手帳』は1級〜6級まであり、等級が小さいほど障害が重い。
正解:○(正しい)
解説:1級が最重度。手帳取得で各種福祉サービス・税制優遇等が利用可能。
-
問86.『療育手帳』は知的障害者向けの手帳で、自治体により名称・等級が異なる。
正解:○(正しい)
解説:東京は『愛の手帳』、青森は『療育手帳』等。区分はA(最重度)・B(中軽度)等。
-
問87.『精神障害者保健福祉手帳』は1級〜3級まであり、精神疾患による生活支障の程度で判定される。
正解:○(正しい)
解説:統合失調症・うつ・双極性障害等が対象。2年ごとの更新必要。
-
問88.『発達障害』は自閉スペクトラム症・ADHD・LD(学習障害)等の総称である。
正解:○(正しい)
解説:発達障害者支援法(2005年)で定義。先天的な脳の特性で生涯にわたる。
-
問89.『自閉スペクトラム症(ASD)』は社会的コミュニケーション・限定的反復行動が特徴である。
正解:○(正しい)
解説:DSM-5でアスペルガー症候群・広汎性発達障害を統合した概念。
-
問90.『脳血管疾患(脳卒中)』は脳梗塞・脳出血・くも膜下出血等の総称で、高齢者の要介護原因の上位。
正解:○(正しい)
解説:発症後リハビリで機能回復を目指す。麻痺・嚥下障害・高次機能障害が残存しやすい。
-
問91.『パーキンソン病』はドーパミン産生神経の変性で、振戦・固縮・無動・姿勢反射障害が4大症状。
正解:○(正しい)
解説:60代以降発症が多い。L-DOPA等の薬物治療+リハで進行抑制。
-
問92.『糖尿病』は血糖値の高値が続く代謝疾患で、合併症(網膜症・腎症・神経障害)に注意。
正解:○(正しい)
解説:1型・2型に分類。食事・運動・薬物療法で血糖管理。介護では足のケア重要。
-
問93.『高血圧』は収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上が継続する状態。
正解:○(正しい)
解説:脳卒中・心筋梗塞のリスク因子。塩分制限・運動・服薬で管理。
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問94.『パーキンソン病』のすくみ足対策として『視覚的目印』『リズム音』『歩幅を意識する声かけ』が有効。
正解:○(正しい)
解説:脳の補助運動野を活用。床に印・メトロノーム・「1・2・1・2」のリズム音等。
-
問95.『片麻痺(半身麻痺)』の方の歩行介助では『健側に立って支える』が基本。
正解:○(正しい)
解説:患側を介護者と反対側にせず、健側を補強。患側転倒予防のため。
-
問96.『義眼』『義歯』『補聴器』『眼鏡』等の補装具は本人の生活機能を補う重要なアイテムである。
正解:○(正しい)
解説:適切な清掃・装着・交換時期管理が介護で重要。
-
問97.『感覚障害』には視覚障害・聴覚障害・触覚障害・嗅覚障害・味覚障害がある。
正解:○(正しい)
解説:高齢者は加齢で複合的に発生。コミュニケーション・安全管理に配慮必要。
-
問98.『高次脳機能障害』は脳の損傷で記憶・注意・遂行機能等の障害が生じる状態である。
正解:○(正しい)
解説:脳卒中・外傷性脳損傷等が原因。リハビリで機能回復・代償戦略習得を目指す。
-
問99.『難病』には『指定難病』があり、医療費助成等の支援対象となる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。難病法(2014年成立)に基づき、令和7年(2025年)4月時点で348疾患が指定難病に指定され、医療費助成等の対象となります(指定数は随時見直し)。
-
問100.『ALS(筋萎縮性側索硬化症)』は運動神経が変性する進行性難病で、筋力低下・嚥下障害・呼吸障害が生じる。
正解:○(正しい)
解説:指定難病。意識・知能は保たれる。コミュニケーション支援機器の活用が重要。
-
問101.介護福祉士は全ての医療行為を実施できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。実施できるのは『喀痰吸引』『経管栄養』のみ。研修修了+医師指示が前提。
-
問102.医療的ケアは介護福祉士の判断のみで実施できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。医師の指示書・看護師との連携が必須。勝手な判断は違法。
-
問103.誤嚥は食道に向かう食物が正しく食道に入ることである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。本来食道に向かう食物が『気管』に入る状態。肺炎の原因。
-
問104.気管切開した方には喀痰吸引が不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。気管切開部位での喀痰貯留対策として吸引が必要。
-
問105.経管栄養は経口摂取できる方にも実施する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。経口摂取できない方への代替栄養法。経口可能なら経口優先。
-
問106.胃ろう(PEG)は鼻からチューブを入れる方法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。それは経鼻栄養。胃ろうは『お腹に穴』を開けて胃にチューブを留置。
-
問107.障害は『身体障害』『精神障害』の2区分のみである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。3区分(身体・知的・精神)。発達障害は精神障害に含まれる。
-
問108.身体障害者手帳の等級は『6級が最重度』である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。1級が最重度・6級が最軽度。等級が小さいほど障害が重い。
-
問109.『療育手帳』は精神障害者向けの手帳である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。療育手帳は『知的障害者』向け。精神障害者は『精神障害者保健福祉手帳』。
-
問110.発達障害は後天的に発症する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。発達障害は『先天的』な脳の特性。生涯にわたる。
-
問111.自閉スペクトラム症は知的障害と同じ概念である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。別概念。ASDは社会的コミュニケーション・限定的反復行動が特徴。知的障害は知的機能の制限。
-
問112.『脳血管疾患』には脳梗塞・脳出血が含まれない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。脳梗塞・脳出血・くも膜下出血等の総称が脳血管疾患(脳卒中)。
-
問113.パーキンソン病の原因はドーパミン過剰である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。ドーパミン産生神経の『変性(減少)』が原因。L-DOPA等で補充。
-
問114.糖尿病の合併症に網膜症は含まれない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。糖尿病3大合併症は『網膜症・腎症・神経障害』。網膜症は失明原因にも。
-
問115.高血圧の基準は収縮期100mmHg以上である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上。診察室血圧の基準。
-
問116.片麻痺の方の歩行介助は『患側に立つ』が基本。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。『健側に立つ』が基本。患側転倒予防のため健側を補強。
-
問117.『義歯(入れ歯)』は清掃しなくてよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。毎食後の清掃が基本。義歯洗浄剤・歯ブラシで清掃、就寝時は外して保管。
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問118.『高次脳機能障害』は身体機能の障害である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。脳損傷による『記憶・注意・遂行機能等』の障害。身体機能とは別。
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問119.『難病』は症状が一時的で完全に治癒する疾患である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。難病は長期療養必要・原因不明・治療法未確立等が定義。指定難病で医療費助成あり。
-
問120.『ALS』は知能や意識の低下を伴う。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。ALSは『運動神経の変性』で知能・意識は『保たれる』。コミュニケーション支援が重要。
-
問121.介護福祉士が実施できる医療行為に『気管挿管』が含まれる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。気管挿管は医師の業務。介護福祉士は『喀痰吸引』『経管栄養』のみ。
-
問122.障害者手帳は一度取得すれば終身有効である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。精神障害者保健福祉手帳は2年更新、身体・療育手帳も再判定の機会あり。
-
問123.『身体障害者手帳』は知的障害者にも交付される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。身体障害者には『身体障害者手帳』、知的障害者には『療育手帳』。区別される。
-
問124.『嚥下障害』はパーキンソン病・脳卒中等の原因疾患があっても介護対応は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。嚥下障害は誤嚥性肺炎リスク。とろみ・姿勢・口腔ケア等の介護対応が重要。
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問125.『指定難病』の患者数は10種類程度である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。指定難病は令和7年(2025年)4月時点で348疾患あり、希少疾患を中心に幅広く指定されています(指定数は随時見直し)。10種類程度ではありません。
-
問126.介護福祉士が実施できる医療的ケアはどれか。
- ア.注射
- イ.喀痰吸引・経管栄養
- ウ.気管挿管
- エ.採血
正解:イ.喀痰吸引・経管栄養
解説:2011年法改正で喀痰吸引(口腔・鼻腔・気管カニューレ内)・経管栄養が可能に。
-
問127.医療的ケア実施の必要条件として該当しないものはどれか。
- ア.連携体制
- イ.研修修了
- ウ.本人の希望のみ
- エ.医師の指示書
正解:ウ.本人の希望のみ
解説:医師指示・研修修了・連携体制が必須。本人希望のみでは不可。
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問128.『誤嚥』の定義として正しいものはどれか。
- ア.食物が食道に正常に入る
- イ.食物を口に入れる
- ウ.食物が胃から戻る
- エ.食物が気管に誤って入る
正解:エ.食物が気管に誤って入る
解説:飲食物が誤って気管・気管支に入ること。誤嚥性肺炎の主原因であり、高齢者の死因として重要な健康課題。
-
問129.『胃ろう(PEG)』の概要として正しいものはどれか。
- ア.お腹に穴を開けて胃にチューブを留置
- イ.点滴
- ウ.鼻からチューブ
- エ.気管内チューブ
正解:ア.お腹に穴を開けて胃にチューブを留置
解説:Percutaneous Endoscopic Gastrostomy。長期経管栄養に適する。
-
問130.障害の3区分に該当しないものはどれか。
- ア.身体障害
- イ.環境障害
- ウ.精神障害
- エ.知的障害
正解:イ.環境障害
解説:3区分=身体・知的・精神。発達障害は精神障害に含まれる。
-
問131.『身体障害者手帳』の等級として正しい解釈はどれか。
- ア.3級が最重度
- イ.6級が最重度
- ウ.1級が最重度
- エ.等級なし
正解:ウ.1級が最重度
解説:身体障害者手帳は1級〜6級(一部7級)。等級の数字が小さいほど障害が重度で、各種福祉サービスの基準となる。
-
問132.『療育手帳』の対象障害はどれか。
- ア.身体障害
- イ.発達障害のみ
- ウ.精神障害
- エ.知的障害
正解:エ.知的障害
解説:知的障害者向け手帳。自治体により名称・等級異なる。
-
問133.『精神障害者保健福祉手帳』の更新サイクルはどれか。
- ア.2年
- イ.5年
- ウ.1年
- エ.終身
正解:ア.2年
解説:2年更新。精神疾患の症状・生活支障を再判定。
-
問134.『発達障害』に含まれない障害はどれか。
- ア.自閉スペクトラム症
- イ.白内障
- ウ.LD(学習障害)
- エ.ADHD
正解:イ.白内障
解説:発達障害=自閉症・ADHD・LD等。白内障は身体障害(視覚)。
-
問135.パーキンソン病の薬物治療の中心となる薬剤はどれか。
- ア.抗生物質
- イ.インスリン
- ウ.L-DOPA
- エ.降圧剤
正解:ウ.L-DOPA
解説:L-DOPA(レボドパ)でドーパミン補充。長期使用でwearing-off現象等の副作用に注意。
-
問136.糖尿病の3大合併症に該当しないものはどれか。
- ア.網膜症
- イ.腎症
- ウ.神経障害
- エ.骨粗鬆症
正解:エ.骨粗鬆症
解説:3大合併症=網膜症・腎症・神経障害。骨粗鬆症は別疾患。
-
問137.高血圧の診察室血圧の基準はどれか。
- ア.140/90以上
- イ.160/100以上
- ウ.120/80以上
- エ.180/110以上
正解:ア.140/90以上
解説:140/90以上が高血圧。生活習慣病の代表。
-
問138.片麻痺の方の歩行介助で介護者が立つ位置はどれか。
- ア.患側
- イ.健側
- ウ.背中側
- エ.正面
正解:イ.健側
解説:健側に立って支える。患側転倒予防のため。
-
問139.『脳血管疾患(脳卒中)』に該当しないものはどれか。
- ア.くも膜下出血
- イ.脳出血
- ウ.白内障
- エ.脳梗塞
正解:ウ.白内障
解説:脳血管疾患=脳梗塞・脳出血・くも膜下出血等。白内障は目の疾患。
-
問140.『難病』の特徴として正しいものはどれか。
- ア.完全治癒可能
- イ.対症療法のみ
- ウ.一時的症状
- エ.長期療養・原因不明・治療法未確立等
正解:エ.長期療養・原因不明・治療法未確立等
解説:難病法で定義。指定難病は医療費助成対象。
-
問141.『ALS(筋萎縮性側索硬化症)』の特徴として正しいものはどれか。
- ア.運動神経変性・知能保たれる
- イ.意識消失
- ウ.知能低下
- エ.視覚障害が主
正解:ア.運動神経変性・知能保たれる
解説:運動神経変性で筋力低下・嚥下障害・呼吸障害。知能・意識は保たれる。
-
問142.『指定難病』の医療費助成の制度根拠法はどれか。
- ア.介護保険法
- イ.難病法(2014年制定)
- ウ.健康保険法
- エ.老人福祉法
正解:イ.難病法(2014年制定)
解説:『難病の患者に対する医療等に関する法律』(2014年制定)。
-
問143.『高次脳機能障害』の原因疾患として該当しないものはどれか。
- ア.認知症
- イ.外傷性脳損傷
- ウ.胃潰瘍
- エ.脳卒中
正解:ウ.胃潰瘍
解説:脳損傷が原因。胃潰瘍は消化器疾患で脳とは無関係。
-
問144.『気管切開』の主目的はどれか。
- ア.美容
- イ.視力改善
- ウ.食物摂取
- エ.長期人工呼吸の確保
正解:エ.長期人工呼吸の確保
解説:気道確保・喀痰排出の容易化が主目的。長期人工呼吸が必要な方に施行。
-
問145.『パーキンソン病』のすくみ足対策として該当しないものはどれか。
- ア.完全安静
- イ.リズム音
- ウ.視覚的目印
- エ.歩幅を意識する声かけ
正解:ア.完全安静
解説:補助運動野を活用する刺激。完全安静は逆効果。
-
問146.『身体障害者手帳』の対象として該当しないものはどれか。
- ア.視覚障害
- イ.知的障害
- ウ.肢体不自由
- エ.聴覚障害
正解:イ.知的障害
解説:身体障害=視覚・聴覚・肢体・内部障害等。知的障害は療育手帳。
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問147.『自閉スペクトラム症(ASD)』の特徴はどれか。
- ア.記憶障害
- イ.幻覚・妄想
- ウ.社会的コミュニケーション・限定的反復行動
- エ.震え
正解:ウ.社会的コミュニケーション・限定的反復行動
解説:DSM-5でアスペルガー・広汎性発達障害を統合。
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問148.介護福祉士が実施可能な喀痰吸引の部位として該当しないものはどれか。
- ア.口腔
- イ.鼻腔
- ウ.気管カニューレ内
- エ.気管挿管下肺奥
正解:エ.気管挿管下肺奥
解説:口腔・鼻腔・気管カニューレ内のみ。肺奥は医師業務。
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問149.『義歯(入れ歯)』の管理として正しいものはどれか。
- ア.毎食後清掃・就寝時は外して保管
- イ.週1回清掃
- ウ.清掃不要
- エ.つけたまま入浴
正解:ア.毎食後清掃・就寝時は外して保管
解説:義歯洗浄剤・歯ブラシで清掃、夜間は外して保管が基本。
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問150.介護福祉士の連携先として該当しないものはどれか。
- ア.医師
- イ.花屋
- ウ.ケアマネジャー
- エ.看護師
正解:イ.花屋
解説:介護福祉士の連携先は医療・介護・福祉の専門職(医師・看護師・PT/OT・社会福祉士等)。花屋は無関係で該当しない。
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問151.『ボディメカニクス』は身体の使い方の原理で、介助者の腰痛予防に重要である。
正解:○(正しい)
解説:支持基底面拡大・重心低下・てこの原理活用・大筋群使用等で負担を軽減。
-
問152.ICFモデルでは『活動』と『参加』の双方向性が重視される。
正解:○(正しい)
解説:活動=ADL等の個人能力、参加=社会的役割。両者は相互に影響する。
-
問153.ADL(日常生活動作)は食事・排泄・更衣・整容・入浴・移動の基本動作を指す。
正解:○(正しい)
解説:Activities of Daily Living。介護必要度の指標として日常活動を評価。
-
問154.IADL(手段的日常生活動作)は買い物・調理・掃除・服薬管理・電話等の複雑な動作を指す。
正解:○(正しい)
解説:Instrumental ADL。ADLより複雑、地域生活継続の指標。
-
問155.排泄ケアでは『プライバシー保護』『自尊心の尊重』『清潔保持』が3原則である。
正解:○(正しい)
解説:排泄は最もプライベートな行為。雰囲気・声かけ・速やかな対応が基本。
-
問156.食事介助では本人の咀嚼・嚥下のペースに合わせる。
正解:○(正しい)
解説:急がず一口ずつ確認。誤嚥防止のため食材形態調整・とろみ・座位姿勢も重要。
-
問157.入浴介助で湯温は38-40度程度が望ましい。
正解:○(正しい)
解説:高齢者は体温調節機能低下。熱すぎると血圧変動・脱水リスク、ぬるすぎると体温低下。
-
問158.『清拭』は入浴できない方への身体清潔保持の方法である。
正解:○(正しい)
解説:全身清拭・部分清拭。皮膚の観察、保温、声かけ、プライバシー保護が大切。
-
問159.移乗介助では『本人の力を引き出す』『立ち上がる動作を活用する』ことが基本。
正解:○(正しい)
解説:ボディメカニクス+自立支援。完全介助でなく動作の補助を意識する。
-
問160.車椅子操作で段差を乗り越える際は『前輪を上げて後輪で押し上げる』が基本。
正解:○(正しい)
解説:ティッピングレバーを足で踏み、前傾姿勢を抑える操作。逆方向では危険。
-
問161.介護記録は『5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どうした)』を明記する。
正解:○(正しい)
解説:正確で客観的、簡潔な記述。事実と所見を区別する。
-
問162.『SOAP記録方式』は『主観・客観・評価・計画』の4要素で記録する。
正解:○(正しい)
解説:S=Subjective、O=Objective、A=Assessment、P=Plan。論理的な記録様式。
-
問163.『ターミナルケア(終末期ケア)』は人生の終わりを尊厳をもって迎えるためのケアである。
正解:○(正しい)
解説:QOL重視・苦痛緩和・本人の意思尊重。家族支援も含む包括的ケア。
-
問164.『アドバンス・ケア・プランニング(ACP)』は将来の医療・ケアの希望を本人・家族・医療者で事前に話し合うプロセスである。
正解:○(正しい)
解説:人生会議。本人の価値観・希望を明確化し終末期に備える。
-
問165.『リスクマネジメント』は事故予防・早期発見・対応の体系で介護現場で重要である。
正解:○(正しい)
解説:ヒヤリハット報告・対応マニュアル・事故予防教育・PDCAサイクル等。
-
問166.『感染対策』では『標準予防策(スタンダードプリコーション)』が基本である。
正解:○(正しい)
解説:全ての血液・体液・分泌物に感染リスクがあるとみなして対応。手指衛生が中核。
-
問167.手洗い(手指衛生)は介護の基本中の基本で、感染予防の最重要対策である。
正解:○(正しい)
解説:石鹸+流水30秒以上、または擦式アルコール消毒。利用者ごとに実施。
-
問168.『ノロウイルス』は冬季に流行する感染性胃腸炎の代表的な原因で、嘔吐・下痢を呈する。
正解:○(正しい)
解説:アルコールが効きにくく次亜塩素酸ナトリウム消毒が基本。糞口感染が主経路。
-
問169.『MRSA』は薬剤耐性ブドウ球菌で、医療・介護施設で問題となる。
正解:○(正しい)
解説:標準予防策+接触感染対策。免疫力低下した方で感染リスク高。
-
問170.『ケアプラン』は利用者の課題・目標・サービス内容を整理した計画書である。
正解:○(正しい)
解説:介護支援専門員(ケアマネジャー)が中心に作成。本人・家族の意向を反映。
-
問171.『コミュニケーション』には開かれた質問(オープン)と閉じた質問(クローズド)がある。
正解:○(正しい)
解説:オープン=自由回答(「どう感じますか?」)、クローズド=YES/NO回答。
-
問172.『傾聴』には沈黙の活用も含まれる。
正解:○(正しい)
解説:話の継続を促す沈黙、考えを整理する沈黙等。沈黙にも意味がある。
-
問173.『運動麻痺がある方の更衣』は『脱健着患(健側から脱ぐ・患側から着る)』が基本。
正解:○(正しい)
解説:患側を最後に脱ぎ、最初に着る。患側の動作負担を最小化。
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問174.『口腔ケア』は誤嚥性肺炎の予防に重要である。
正解:○(正しい)
解説:口腔内細菌の減少・粘膜清潔化。歯ブラシ・スポンジブラシ・うがい等。
-
問175.『社会保障審議会』は厚生労働省の諮問機関で介護報酬等の検討を行う。
正解:○(正しい)
解説:介護給付費分科会等の専門部会あり。3年ごとの介護報酬改定を審議。
-
問176.ボディメカニクスは介護者の体力に頼る技法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。身体の使い方の原理を活用して『負担軽減』する技法。
-
問177.ADLには『買い物』『調理』が含まれる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。それはIADL(手段的ADL)。ADLは食事・排泄・更衣・整容・入浴・移動の基本動作。
-
問178.排泄ケアではプライバシーよりも効率を優先する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。プライバシー保護・自尊心尊重・清潔保持の3原則が基本。効率優先は不適切。
-
問179.食事介助では急いで食べさせるのが正しい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。本人の咀嚼・嚥下のペースに合わせる。急ぐと誤嚥リスク高。
-
問180.入浴介助の湯温は45度以上が望ましい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。38-40度程度。45度は熱すぎて血圧変動・脱水リスク。
-
問181.移乗介助は介護者の力だけで完全介助する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。本人の力を最大限引き出す。立ち上がる動作も活用、自立支援の発想。
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問182.車椅子で段差を乗り越える時は後輪を先に上げる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。前輪を上げて後輪で押し上げる。ティッピングレバーを使う。
-
問183.介護記録は主観のみ書けばよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。事実(客観)と所見(主観)を区別。5W1Hで具体的・客観的に記述。
-
問184.ターミナルケアは延命のみを目的とする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。QOL重視・苦痛緩和・本人意思尊重が中心。延命のみが目的ではない。
-
問185.アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は医師のみで決定する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。本人・家族・医療者で事前に話し合う。本人意思の尊重が中核。
-
問186.『標準予防策(スタンダードプリコーション)』は感染症が確定した利用者のみに実施する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。全ての血液・体液・分泌物に感染リスクがあるとみなす。全利用者に標準実施。
-
問187.ノロウイルスにアルコール消毒が最も効果的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アルコールは効きにくい。次亜塩素酸ナトリウム消毒が基本。
-
問188.『脱健着患』は健側から着る・患側から脱ぐが正しい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。健側から『脱ぐ』・患側から『着る』。患側の動作負担を最小化。
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問189.口腔ケアは食事との関連はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。誤嚥性肺炎予防に重要。口腔内細菌減少が肺炎発症予防となる。
-
問190.『SOAP記録方式』のSは『計画』を意味する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。S=Subjective(主観)。SOAP=主観・客観・評価・計画の4要素。
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問191.『ケアプラン』は介護者が独断で作成する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。介護支援専門員(ケアマネ)が本人・家族の意向を反映して作成。
-
問192.開かれた質問(オープン)は『YES/NO』で答える質問である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。それはクローズドクエスチョン。オープンは自由回答型(「どう感じますか?」)。
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問193.傾聴では沈黙は避けるべきである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。沈黙にも意味あり(考えを整理・話の継続を促す等)。適切な沈黙は重要技法。
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問194.IADLには『食事』『排泄』が含まれる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。それはADL(基本動作)。IADLは買い物・調理・電話・服薬管理等の複雑動作。
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問195.『リスクマネジメント』は事故が起きた後の対応のみを指す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。事故予防・早期発見・対応の体系全体。ヒヤリハット報告等の予防も含む。
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問196.手指衛生は1日1回行えば十分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。利用者ごとに・行為前後に頻繁に実施。介護の基本中の基本。
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問197.MRSAは免疫力の高い方が罹患しやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。免疫力『低下』した方で感染リスク高。標準予防策+接触感染対策。
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問198.介護保険のケアプランは家族のみが作成する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。介護支援専門員(ケアマネ)が中心に作成。家族意向も反映するが主体はケアマネ。
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問199.『社会保障審議会』は内閣府の諮問機関である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。『厚生労働省』の諮問機関。介護給付費分科会等で介護報酬を審議。
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問200.『コミュニケーション』では言葉が全てで非言語要素は無関係である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。表情・身振り・距離等の非言語要素も重要。両者の一致が信頼形成の基本。
-
問201.ボディメカニクスの原則として該当しないものはどれか。
- ア.腕力のみで持上げる
- イ.重心低下
- ウ.支持基底面拡大
- エ.大筋群使用
正解:ア.腕力のみで持上げる
解説:腕力依存は腰痛の原因。大筋群と全身を使う。
-
問202.ADLに含まれない動作はどれか。
- ア.食事
- イ.買い物
- ウ.移動
- エ.入浴
正解:イ.買い物
解説:買い物はIADL。ADLは基本動作(食事・排泄・更衣・整容・入浴・移動)。
-
問203.IADLに含まれる動作はどれか。
- ア.食事
- イ.更衣
- ウ.調理
- エ.入浴
正解:ウ.調理
解説:IADL=買い物・調理・掃除・服薬管理・電話等の複雑動作。
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問204.入浴介助の適切な湯温はどれか。
- ア.30度
- イ.45度
- ウ.42度
- エ.38-40度
正解:エ.38-40度
解説:高齢者は38-40度が安全。熱すぎると血圧変動・脱水リスク。
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問205.車椅子で段差を乗り越える操作として正しいものはどれか。
- ア.前輪を上げて後輪で押し上げる
- イ.横向きに上る
- ウ.後輪を先に上げる
- エ.勢いで突進する
正解:ア.前輪を上げて後輪で押し上げる
解説:段差越えはティッピングレバー(フットレバー)を踏んで前輪(キャスター)を浮かせ、後輪で段差に乗り上げる。
-
問206.『脱健着患』の正しい方法はどれか。
- ア.どちらでもよい
- イ.健側から脱ぎ患側から着る
- ウ.両方同時に
- エ.患側から脱ぎ健側から着る
正解:イ.健側から脱ぎ患側から着る
解説:健側から脱ぐ・患側から着る。患側の負担最小化が原則。
-
問207.介護記録の基本要素として該当しないものはどれか。
- ア.主観的所見の区別
- イ.客観的事実
- ウ.個人の感想のみ
- エ.5W1H
正解:ウ.個人の感想のみ
解説:感想のみは記録として不適切。事実・所見を明確に区別する。
-
問208.SOAP記録のSが意味するものはどれか。
- ア.Standard(標準)
- イ.Schedule(予定)
- ウ.System(システム)
- エ.Subjective(主観)
正解:エ.Subjective(主観)
解説:S=Subjective。SOAP=主観・客観・評価・計画。
-
問209.ターミナルケアの中心理念はどれか。
- ア.QOL重視・苦痛緩和・意思尊重
- イ.効率優先
- ウ.延命優先
- エ.医療コスト削減
正解:ア.QOL重視・苦痛緩和・意思尊重
解説:人生の終わりを尊厳をもって。QOL重視・苦痛緩和・本人意思尊重。
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問210.アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の構成要素として正しいものはどれか。
- ア.医師独断
- イ.本人・家族・医療者の事前話し合い
- ウ.事後評価
- エ.コスト計算
正解:イ.本人・家族・医療者の事前話し合い
解説:人生会議。終末期の本人意思を事前明確化。
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問211.標準予防策(スタンダードプリコーション)の対象はどれか。
- ア.高齢者のみ
- イ.感染症確定者のみ
- ウ.全利用者
- エ.小児のみ
正解:ウ.全利用者
解説:全利用者に標準実施。全ての血液・体液・分泌物に感染リスクと想定。
-
問212.ノロウイルスの主な消毒方法はどれか。
- ア.アルコール
- イ.熱湯のみ
- ウ.紫外線のみ
- エ.次亜塩素酸ナトリウム
正解:エ.次亜塩素酸ナトリウム
解説:アルコール効きにくい。次亜塩素酸が基本(嘔吐物処理等)。
-
問213.手指衛生の標準手順はどれか。
- ア.利用者ごと・行為前後
- イ.入浴時のみ
- ウ.1日1回
- エ.退勤時のみ
正解:ア.利用者ごと・行為前後
解説:利用者ごと・行為前後に頻繁実施。介護の基本中の基本。
-
問214.介護プランの作成主体はどれか。
- ア.家族
- イ.介護支援専門員(ケアマネ)
- ウ.介護福祉士
- エ.看護師
正解:イ.介護支援専門員(ケアマネ)
解説:ケアマネが中心。本人・家族の意向を反映、多職種連携。
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問215.開かれた質問(オープン)の例はどれか。
- ア.『はい・いいえで』
- イ.『お元気ですか?』
- ウ.『どう感じていますか?』
- エ.『何時に?』
正解:ウ.『どう感じていますか?』
解説:自由回答型。閉じた質問はYES/NOまたは選択回答。
-
問216.『傾聴』の核心姿勢として該当しないものはどれか。
- ア.受容
- イ.沈黙の活用
- ウ.共感
- エ.否定・訂正
正解:エ.否定・訂正
解説:傾聴は否定せず受容。否定・訂正は妨げる。
-
問217.排泄ケアの3原則として該当しないものはどれか。
- ア.効率最大化
- イ.自尊心の尊重
- ウ.プライバシー保護
- エ.清潔保持
正解:ア.効率最大化
解説:効率より個人の尊厳を優先。排泄は最もプライベート。
-
問218.食事介助で誤嚥防止のため避けるべき姿勢はどれか。
- ア.座位(顎引き)
- イ.仰臥位(完全に寝た状態)
- ウ.半座位
- エ.椅子座位
正解:イ.仰臥位(完全に寝た状態)
解説:仰臥位は誤嚥リスク高。座位(軽く前屈・顎引き)が安全。
-
問219.MRSAの主要対策として正しいものはどれか。
- ア.空気感染対策のみ
- イ.対策不要
- ウ.標準予防策+接触感染対策
- エ.抗生剤予防内服
正解:ウ.標準予防策+接触感染対策
解説:薬剤耐性菌。接触感染対策(手指衛生・個人防護具)が中核。
-
問220.『ヒヤリハット』報告の目的はどれか。
- ア.責任追及
- イ.評価査定
- ウ.ペナルティ
- エ.事故予防・再発防止
正解:エ.事故予防・再発防止
解説:リスクマネジメントの一環。責任追及でなく予防のための情報共有。
-
問221.移乗介助で活用すべき技法はどれか。
- ア.ボディメカニクス+本人の力活用
- イ.電動リフトのみ
- ウ.介護者の腕力
- エ.完全介助
正解:ア.ボディメカニクス+本人の力活用
解説:ボディメカニクスで負担軽減+自立支援で本人の力を引き出す。
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問222.『口腔ケア』の主目的として正しいものはどれか。
- ア.美容
- イ.誤嚥性肺炎予防・口腔衛生
- ウ.食欲増進のみ
- エ.会話改善のみ
正解:イ.誤嚥性肺炎予防・口腔衛生
解説:口腔内細菌減少で肺炎予防。粘膜清潔化・歯周病予防も。
-
問223.『社会保障審議会』の所属機関はどれか。
- ア.総務省
- イ.内閣府
- ウ.厚生労働省
- エ.文部科学省
正解:ウ.厚生労働省
解説:厚労省の諮問機関。介護給付費分科会等で介護報酬改定を審議。
-
問224.『清拭』の定義として正しいものはどれか。
- ア.入浴の準備
- イ.排泄介助
- ウ.食事介助
- エ.入浴できない方の身体清潔保持の方法
正解:エ.入浴できない方の身体清潔保持の方法
解説:全身清拭・部分清拭で身体清潔保持。保温・プライバシー保護が大切。
-
問225.介護報酬の改定サイクルはどれか。
- ア.3年ごと
- イ.2年ごと
- ウ.毎年
- エ.5年ごと
正解:ア.3年ごと
解説:介護報酬は3年ごとに改定。介護給付費分科会が審議。
-
問226.マズローの欲求階層説は『生理的欲求→安全→所属と愛→承認→自己実現』の5段階で構成される。
正解:○(正しい)
解説:下位から上位へ。下位欲求が満たされない限り上位欲求は生じにくい理論。介護でも基本的ニーズの充足が前提。
-
問227.人間の発達段階はエリクソンの8段階説で『乳児期→幼児前期→幼児後期→学童期→青年期→成人前期→中年期→老年期』と区分される。
正解:○(正しい)
解説:各段階に発達課題あり。老年期は『統合 vs 絶望』。
-
問228.加齢に伴い視力・聴力・嗅覚・味覚等の感覚機能は低下する。
正解:○(正しい)
解説:白内障・難聴・嗅覚低下・味覚低下が代表的。介護では音量・照度・調味・五感刺激の工夫必要。
-
問229.高齢者の皮膚は乾燥しやすく、褥瘡(じょくそう)が発生しやすい。
正解:○(正しい)
解説:皮脂分泌低下・血流低下・栄養不足が原因。圧迫部位(仙骨・かかと等)の予防的観察が重要。
-
問230.老化により骨密度が低下し、骨折リスクが高まる(特に大腿骨頸部・脊椎圧迫骨折)。
正解:○(正しい)
解説:閉経後女性で骨粗鬆症リスク高。転倒予防・適切なカルシウム摂取が重要。
-
問231.筋肉量の減少をサルコペニアと呼び、加齢で進行する。
正解:○(正しい)
解説:握力・歩行速度の低下を指標。レジスタンス運動とタンパク質摂取で予防可能。
-
問232.認知症の代表的なタイプはアルツハイマー型・血管性・レビー小体型・前頭側頭型の4種である。
正解:○(正しい)
解説:アルツハイマー型が約60-70%で最多。レビー小体型は幻視・パーキンソニズムが特徴。
-
問233.アルツハイマー型認知症は記憶障害(特に短期記憶)から始まり、進行性で緩徐に悪化する。
正解:○(正しい)
解説:脳の萎縮(特に海馬)。アミロイドβ蓄積が原因と考えられる。
-
問234.血管性認知症は脳梗塞・脳出血等が原因で、段階的・まだら状に進行する。
正解:○(正しい)
解説:脳血管疾患の既往あり。高血圧・糖尿病・脂質異常症の管理で予防可能。
-
問235.レビー小体型認知症は『幻視』『パーキンソニズム』『認知機能の変動』が3徴である。
正解:○(正しい)
解説:DLB。具体的なリアルな幻視(小動物・人物等)が特徴的。
-
問236.BPSD(行動・心理症状)には妄想・幻覚・興奮・徘徊・抑うつ等が含まれる。
正解:○(正しい)
解説:中核症状(記憶・判断・見当識障害等)と異なり、環境調整・対応で改善可能。
-
問237.『失見当識』は時間・場所・人物の認識が曖昧になる症状である。
正解:○(正しい)
解説:認知症の中核症状。時間→場所→人物の順で障害される傾向。
-
問238.『失行』は運動機能は保たれているのに目的の動作ができない症状である。
正解:○(正しい)
解説:着衣失行・観念運動失行等。脳の高次機能障害。
-
問239.『失認』は感覚は保たれているのに対象を認識できない症状である。
正解:○(正しい)
解説:顔失認・物体失認等。視覚情報処理の高次障害。
-
問240.パーソン・センタード・ケアは認知症ケアの理念で『その人らしさ』を尊重する。
正解:○(正しい)
解説:イギリスのトム・キットウッドが提唱。本人の個性・歴史・関係性を尊重するケア。
-
問241.『ユマニチュード』はフランス発祥のケア技法で『見る・話す・触れる・立つ』の4本柱に基づく。
正解:○(正しい)
解説:包括的コミュニケーションケア技法。認知症ケアで世界的に普及。
-
問242.『バリデーション療法』は認知症の方の感情や言葉を否定せず受容する技法である。
正解:○(正しい)
解説:アメリカのナオミ・フェイル開発。混乱した発言にも背景の感情に共感する。
-
問243.『回想法』は過去の記憶や経験を引き出し共有することで認知症の方の安定を図る。
正解:○(正しい)
解説:アメリカのバトラーが提唱。古い記憶は比較的保たれることを活用。
-
問244.心理的ニーズには『安全』『所属』『愛情』『承認』『自己実現』等がある。
正解:○(正しい)
解説:マズロー欲求階層。介護では生理的・安全ニーズ充足後に上位ニーズ支援。
-
問245.『喪失体験』は配偶者の死別・退職・心身機能低下等で生じ、高齢期に集中する。
正解:○(正しい)
解説:悲嘆プロセスを経て受容に至る。介護者は急がずに寄り添う姿勢が重要。
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問246.うつ病は高齢者にも多く、認知症との鑑別が必要な疾患である。
正解:○(正しい)
解説:仮性認知症と呼ばれることも。早期発見・治療で改善可能。
-
問247.せん妄は急性の意識障害で、認知症と異なり可逆性がある。
正解:○(正しい)
解説:発熱・脱水・薬剤・環境変化等が誘因。原因除去で改善する。
-
問248.『嚥下機能』は加齢で低下し、誤嚥性肺炎のリスク要因となる。
正解:○(正しい)
解説:嚥下反射の遅延・咳反射低下。口腔ケア・とろみ食・姿勢調整が予防策。
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問249.『不感蒸泄』は皮膚や呼気から無意識に失う水分で、1日約700-900mL程度。
正解:○(正しい)
解説:汗以外の水分喪失。発熱・室温上昇で増加。脱水予防の水分計算で考慮。
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問250.『パーキンソン病』の4大症状は『振戦・固縮・無動・姿勢反射障害』である。
正解:○(正しい)
解説:ドーパミン産生神経の変性。レビー小体が脳幹に蓄積。薬物治療+リハで進行抑制。
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問251.マズローの欲求階層説は3段階で構成される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。5段階(生理的・安全・所属と愛・承認・自己実現)。後に6段階説(自己超越)も。
-
問252.エリクソンの発達段階で老年期の課題は『同一性 vs 役割の混乱』である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。それは青年期の課題。老年期は『統合 vs 絶望』。
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問253.加齢により感覚機能は維持または向上する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。視力・聴力・嗅覚・味覚等は加齢で低下する。
-
問254.褥瘡は皮膚の汚れが原因で発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。褥瘡は『持続的圧迫による血流障害』が主因。皮膚の状態・栄養・湿潤も関与。
-
問255.高齢者の骨は加齢で密度が増加し、骨折しにくくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。骨密度は低下し骨折リスクが高まる(骨粗鬆症)。
-
問256.アルツハイマー型認知症は突然発症し急激に悪化する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。緩徐進行性。記憶障害から始まり数年〜十数年で進行。急性発症は脳血管疾患等。
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問257.血管性認知症はゆっくりと連続的に進行する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。脳梗塞・脳出血の発作ごとに段階的・まだら状に進行する。
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問258.レビー小体型認知症の特徴は『単純な物忘れのみ』である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。3徴=幻視・パーキンソニズム・認知機能の変動。単純な物忘れだけではない。
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問259.BPSDは認知症の中核症状である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。BPSDは行動・心理症状(妄想・幻覚・徘徊等)。中核症状は記憶・判断・見当識障害等。
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問260.『失見当識』は身体機能の障害である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。失見当識は『時間・場所・人物の認識障害』で認知機能の障害。
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問261.パーソン・センタード・ケアは『施設の効率化』を理念とする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。『その人らしさ』を尊重する認知症ケアの理念。効率化ではなく個別性重視。
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問262.ユマニチュードは日本発祥のケア技法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。フランス発祥。イヴ・ジネスト等が開発した包括的コミュニケーションケア。
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問263.バリデーション療法は認知症の方の発言を全て訂正する技法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。否定せず受容する技法。混乱した発言の背景にある感情に共感する。
-
問264.うつ病は高齢者には発症しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。高齢者にも多い。仮性認知症と呼ばれることも。
-
問265.せん妄は不可逆性で治療できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。せん妄は『可逆性』。発熱・脱水・薬剤等の誘因を除去すれば改善する。
-
問266.嚥下機能は加齢で向上する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。加齢で低下し誤嚥性肺炎のリスク要因となる。
-
問267.不感蒸泄は1日10mL程度である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。1日約700-900mL。発熱・室温上昇で増加する。
-
問268.パーキンソン病の主症状は『記憶障害』である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。4大症状は『振戦・固縮・無動・姿勢反射障害』。運動症状が主体。
-
問269.『失行』は感覚障害の一種である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。失行は『運動機能は保たれているのに目的動作ができない』高次機能障害。感覚は保たれる。
-
問270.『失認』は運動機能の障害である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。失認は『感覚は保たれているのに対象認識できない』高次機能障害。運動は保たれる。
-
問271.『喪失体験』は若年期に集中する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。高齢期に集中する(配偶者死別・退職・身体機能低下等)。
-
問272.『回想法』は新しい記憶を作る技法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。『過去の記憶や経験』を引き出し共有する。古い記憶は比較的保たれることを活用。
-
問273.サルコペニアは『精神的衰弱』を指す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。サルコペニアは『筋肉量の減少』。レジスタンス運動とタンパク質摂取で予防可能。
-
問274.認知症の代表的なタイプは1種類のみである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アルツハイマー型・血管性・レビー小体型・前頭側頭型の4種が代表的。
-
問275.『心理的ニーズ』は介護に関係ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。安全・所属・愛情・承認等の心理的ニーズ充足は介護の本質的要素。
-
問276.マズローの欲求階層説の最上位はどれか。
- ア.生理的欲求
- イ.安全欲求
- ウ.承認欲求
- エ.自己実現欲求
正解:エ.自己実現欲求
解説:下位から生理・安全・所属と愛・承認・自己実現の5段階。
-
問277.エリクソンの発達段階で老年期の課題はどれか。
- ア.統合 vs 絶望
- イ.勤勉性 vs 劣等感
- ウ.同一性 vs 役割の混乱
- エ.親密性 vs 孤立
正解:ア.統合 vs 絶望
解説:老年期の発達課題は「統合 vs 絶望」。人生を振り返り意味を見出せるかが課題。エリクソンの8段階説の最終段階。
-
問278.褥瘡の主因はどれか。
- ア.皮膚汚れ
- イ.持続的圧迫による血流障害
- ウ.栄養不足のみ
- エ.湿気のみ
正解:イ.持続的圧迫による血流障害
解説:持続圧迫が主因。栄養・湿潤も関与するが圧迫除去(体位変換)が予防の核。
-
問279.加齢で減少する筋肉量を表す医学用語はどれか。
- ア.ロコモティブシンドローム
- イ.フレイル
- ウ.サルコペニア
- エ.廃用症候群
正解:ウ.サルコペニア
解説:サルコペニア=筋肉量減少。フレイル=虚弱、ロコモ=運動器障害。
-
問280.認知症の代表的なタイプとして該当しないものはどれか。
- ア.アルツハイマー型
- イ.血管性
- ウ.レビー小体型
- エ.糖尿性
正解:エ.糖尿性
解説:代表的4種=アルツハイマー型・血管性・レビー小体型・前頭側頭型。糖尿性は誤り。
-
問281.アルツハイマー型認知症で最も多い割合(全認知症中)はどれか。
- ア.60-70%
- イ.30%
- ウ.10%
- エ.90%
正解:ア.60-70%
解説:約60-70%で最多。脳の萎縮、アミロイドβ蓄積が原因。
-
問282.レビー小体型認知症の3徴に該当しないものはどれか。
- ア.幻視
- イ.失語
- ウ.認知機能の変動
- エ.パーキンソニズム
正解:イ.失語
解説:3徴=幻視・パーキンソニズム・認知機能変動。失語は他のタイプの症状。
-
問283.BPSDに該当しないものはどれか。
- ア.妄想
- イ.徘徊
- ウ.記憶障害
- エ.抑うつ
正解:ウ.記憶障害
解説:BPSDは行動・心理症状。記憶障害は中核症状。
-
問284.『失見当識』が示すものはどれか。
- ア.運動機能障害
- イ.内臓機能障害
- ウ.感覚機能障害
- エ.時間・場所・人物の認識障害
正解:エ.時間・場所・人物の認識障害
解説:認知機能の障害で、時間→場所→人物の順に進行することが多い。
-
問285.『失行』の定義として正しいものはどれか。
- ア.運動機能は保たれているのに目的動作ができない
- イ.感覚障害
- ウ.運動麻痺による動作不能
- エ.知能低下
正解:ア.運動機能は保たれているのに目的動作ができない
解説:高次機能障害。着衣失行・観念運動失行等が代表。
-
問286.『失認』の定義として正しいものはどれか。
- ア.感覚障害
- イ.感覚は保たれているのに対象を認識できない
- ウ.知能の低下
- エ.運動障害
正解:イ.感覚は保たれているのに対象を認識できない
解説:視覚・聴覚は正常でも顔・物体を認識できない。高次機能障害。
-
問287.パーソン・センタード・ケアの提唱者の国はどれか。
- ア.日本
- イ.アメリカ
- ウ.イギリス
- エ.フランス
正解:ウ.イギリス
解説:イギリスのトム・キットウッドが1990年代に提唱。
-
問288.ユマニチュードの4本柱に該当しないものはどれか。
- ア.見る
- イ.話す
- ウ.触れる
- エ.座らせる
正解:エ.座らせる
解説:4本柱=見る・話す・触れる・立つ。立位を重視(座らせるではない)。
-
問289.バリデーション療法の核心姿勢はどれか。
- ア.受容・共感
- イ.沈黙
- ウ.否定・訂正
- エ.教導
正解:ア.受容・共感
解説:認知症の方の感情や言葉を否定せず受容する技法。
-
問290.『回想法』を提唱した国はどれか。
- ア.日本
- イ.アメリカ
- ウ.フランス
- エ.イギリス
正解:イ.アメリカ
解説:アメリカのバトラーが提唱。古い記憶が保たれることを活用。
-
問291.うつ病と認知症の鑑別ポイントとして該当しないものはどれか。
- ア.治療反応
- イ.本人の自覚(うつは『できない』感覚強)
- ウ.身長
- エ.症状の経過
正解:ウ.身長
解説:症状経過・自覚・治療反応性で鑑別。身長は無関係。
-
問292.せん妄の特徴として正しいものはどれか。
- ア.不可逆性
- イ.生来性
- ウ.ゆっくり進行
- エ.急性発症・可逆性
正解:エ.急性発症・可逆性
解説:急性意識障害で原因除去により可逆的。発熱・脱水・薬剤等が誘因。
-
問293.誤嚥性肺炎の予防策として該当しないものはどれか。
- ア.頭部後屈姿勢
- イ.とろみ食
- ウ.口腔ケア
- エ.食事姿勢調整
正解:ア.頭部後屈姿勢
解説:頭部後屈は誤嚥リスク増。前屈気味(顎引く)が正解。
-
問294.不感蒸泄の1日量の目安はどれか。
- ア.10mL
- イ.700-900mL
- ウ.3,000mL
- エ.100mL
正解:イ.700-900mL
解説:皮膚・呼気からの無意識水分喪失。脱水予防の水分計算で考慮。
-
問295.パーキンソン病の4大症状に該当しないものはどれか。
- ア.無動
- イ.固縮
- ウ.視覚失調
- エ.振戦
正解:ウ.視覚失調
解説:4大症状=振戦・固縮・無動・姿勢反射障害。視覚失調は別。
-
問296.『フレイル』の定義として正しいものはどれか。
- ア.健康
- イ.若年活動的
- ウ.要介護
- エ.虚弱(健康と要介護の中間)
正解:エ.虚弱(健康と要介護の中間)
解説:フレイル=高齢期の虚弱状態。可逆的で介入により回復可能。
-
問297.『パーソン・センタード・ケア』の中核理念はどれか。
- ア.その人らしさ
- イ.施設運営
- ウ.効率優先
- エ.記録重視
正解:ア.その人らしさ
解説:本人の個性・歴史・関係性を尊重するケア。
-
問298.『嚥下障害』が原因となる代表的疾患はどれか。
- ア.白内障
- イ.誤嚥性肺炎
- ウ.骨粗鬆症
- エ.糖尿病
正解:イ.誤嚥性肺炎
解説:嚥下機能低下で気管侵入・誤嚥性肺炎リスク。
-
問299.老化に伴う『骨折好発部位』はどれか。
- ア.頭蓋骨
- イ.手指
- ウ.大腿骨頸部
- エ.肋骨
正解:ウ.大腿骨頸部
解説:大腿骨頸部・脊椎圧迫・橈骨遠位端・上腕骨近位部が4大好発部位。
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問300.『心理的ニーズ』の例として該当するものはどれか。
- ア.体温維持
- イ.水分摂取
- ウ.睡眠
- エ.所属感・愛情・承認
正解:エ.所属感・愛情・承認
解説:心理的ニーズ=所属・愛情・承認・自己実現等。
-
問301.アルツハイマー型認知症の重症度を生活機能から7段階で評価する尺度はどれか。
- ア.FAST
- イ.MMSE
- ウ.HDS-R
- エ.Barthel Index
正解:ア.FAST
解説:FASTはADLの低下度合いに着目して認知症を7段階に分類する尺度である。HDS-RやMMSEは認知機能のスクリーニング検査、Barthel IndexはADLそのものの評価尺度であり、重症度ステージングとは目的が異なる。
-
問302.認知症の人とのコミュニケーションでは、一度に多くの情報を伝えず、短く具体的でわかりやすい言葉を用いることが基本である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。認知機能の低下に配慮し、ゆっくり短い文で一つずつ伝えるのが原則である。視線を合わせ穏やかな表情と口調で接し、選択肢を絞って尋ねるなどの工夫により、本人に安心感を与え混乱を防ぐことができる。
-
問303.認知症の人が同じ質問を繰り返すときは、『さっきも言った』と毎回はっきり指摘して気づかせるのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、繰り返される質問には穏やかに応じるのが基本であり、指摘や叱責は本人の不安や自尊心の低下を招くため避けるべきである。背景にある不安を受け止め、安心できる声かけや環境を整える対応が望ましい。
-
問304.認知症初期集中支援チームは、おおむね6か月を目安に集中的支援を行い、医療・介護サービスへの橋渡しを担う。
正解:○(正しい)
解説:正しい。保健師・看護師・作業療法士・社会福祉士等の複数の専門職と専門医で構成され、認知症が疑われる人や家族を自宅等に訪問する。約6か月の集中支援を経て、適切な医療・介護サービスへ円滑につなぐ役割を果たす。
-
問305.認知症施策推進大綱(2019年)は、『共生』と『予防』を車の両輪として施策を推進する方針を掲げている。
正解:○(正しい)
解説:正しい。2019年策定の大綱は『共生』と『予防』を両輪とする方針を掲げる。新オレンジプランの後継として位置づけられ、ここでの予防は発症や進行を遅らせる意味であり、ならないことを保証するものではない。
-
問306.認知症の人とのコミュニケーションで適切なものはどれか。
- ア.一度に多くの情報を早口で伝える
- イ.短く具体的な言葉でゆっくり伝える
- ウ.間違いを毎回厳しく指摘する
- エ.背後から声をかける
正解:イ.短く具体的な言葉でゆっくり伝える
解説:認知機能の低下に配慮し、視線を合わせ短く具体的な言葉でゆっくり伝えるのが基本である。早口や厳しい指摘、背後からの声かけは不安や混乱、驚きを招くため避け、本人が安心できる穏やかな関わりを心がける。
-
問307.日常生活自立支援事業の主な支援内容として正しいものはどれか。
- ア.手術の同意代行
- イ.遺産分割の裁定
- ウ.福祉サービス利用援助や日常的金銭管理
- エ.医療行為の実施
正解:ウ.福祉サービス利用援助や日常的金銭管理
解説:日常生活自立支援事業は判断能力が不十分な人の福祉サービスの利用援助や日常的な金銭管理、書類の預かりを行う仕組みである。財産管理や契約などの法律行為の代理は成年後見制度が担い、両制度は役割が異なる。
-
問308.加齢によるもの忘れと比べた認知症のもの忘れの特徴として正しいものはどれか。
- ア.体験の一部を忘れる
- イ.忘れた自覚が明確にある
- ウ.ヒントで容易に思い出す
- エ.体験そのものを丸ごと忘れる
正解:エ.体験そのものを丸ごと忘れる
解説:認知症では出来事そのものを丸ごと忘れ、忘れた自覚も乏しいのが特徴である。体験の一部を忘れ、ヒントで思い出せ、忘れた自覚があるのは加齢によるもの忘れの特徴であり、両者の鑑別は早期発見の上でも重要となる。
-
問309.BPSD(行動・心理症状)に該当しないものはどれか。
- ア.記銘力障害
- イ.徘徊
- ウ.暴言・暴力
- エ.抑うつ
正解:ア.記銘力障害
解説:記銘力障害は中核症状である。徘徊・暴言暴力・抑うつなどは中核症状を背景に環境的・心理的要因が加わって生じるBPSDにあたる。BPSDは誘因への働きかけによって軽減できることが多い点も押さえておきたい。
-
問310.段階的・まだら状に進行し、運動麻痺などの神経症状を伴いやすい認知症はどれか。
- ア.アルツハイマー型認知症
- イ.血管性認知症
- ウ.前頭側頭型認知症
- エ.レビー小体型認知症
正解:イ.血管性認知症
解説:血管性認知症は脳梗塞や脳出血が原因で、障害部位により症状にむらが出るまだら認知症となり、片麻痺や構音障害などの神経症状を伴いやすい。進行は段階的で、危険因子の管理による予防が重要となるタイプである。
-
問311.成年後見制度は、判断能力が不十分な認知症高齢者等の財産管理や身上監護を法的に支援する権利擁護の仕組みである。
正解:○(正しい)
解説:正しい。成年後見制度は法定後見と任意後見からなり、認知症等で判断能力が低下した人の財産管理や身上監護を法的に支援する。後見人は本人の利益のために誠実に職務を行う義務を負い、家庭裁判所の監督を受ける。
-
問312.認知症の家族介護者への支援として適切でないものはどれか。
- ア.レスパイトケアの提供
- イ.介護負担の傾聴・相談支援
- ウ.介護はすべて家族のみで担うよう指導
- エ.家族会など同じ立場の人との交流促進
正解:ウ.介護はすべて家族のみで担うよう指導
解説:適切でないのは家族だけで抱え込ませる指導である。傾聴や相談支援、ショートステイなどのレスパイトケア、家族会での交流促進など、介護負担の軽減と孤立の防止を図る支援が適切な家族支援の方向性となる。
-
問313.身体拘束が例外的に認められる三要件に含まれないものはどれか。
- ア.切迫性
- イ.一時性
- ウ.非代替性
- エ.経済性
正解:エ.経済性
解説:三要件は切迫性・非代替性・一時性である。経済性や人手不足は身体拘束を正当化しない。原則禁止のうえで、生命や身体への危険が著しい緊急時に三要件をすべて満たす場合のみ例外的に認められ、記録も義務づけられる。
-
問314.前頭側頭型認知症では、初期から重度の記憶障害が出現し、人格や行動の変化はみられない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。前頭側頭型では初期に人格変化・脱抑制・常同行動などの行動症状が前景に立ち、記憶や見当識は比較的保たれる。重度の記憶障害が前景となるのはアルツハイマー型であり、両者の鑑別点として理解しておきたい。
-
問315.昔の写真や音楽を用いて過去の記憶を引き出し情緒安定を図る技法はどれか。
- ア.回想法
- イ.作業療法
- ウ.現実見当識訓練
- エ.運動療法
正解:ア.回想法
解説:回想法は比較的保たれやすい遠隔記憶を活用し、心理的安定や自己肯定感の向上、コミュニケーションの促進を図る技法である。新しい知識の学習による機能回復を主目的とはせず、過去の記憶の共有を通じて支援する。
-
問316.若年性認知症は高齢発症の認知症に比べて進行が遅く、就労や経済面での支援は特に必要とされない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。若年性認知症はむしろ進行が速い傾向があり、現役世代での発症ゆえに就労の継続や経済的支援、家族の介護負担への対応など特有の支援が強く求められる。支援が不要という記述は明確に誤りである。
-
問317.認知症初期集中支援チームの集中的支援の期間の目安はどれか。
- ア.おおむね1か月
- イ.おおむね6か月
- ウ.期限なし
- エ.おおむね2年
正解:イ.おおむね6か月
解説:同チームは複数の専門職と専門医で構成され、対象者や家族を自宅等に訪問する。おおむね6か月を目安に集中的な支援を行い、その後は適切な医療・介護サービスへ円滑に橋渡しする役割を担う仕組みである。
-
問318.認知症ケアの理念で、その人らしさ・個別性を最も重視する考え方はどれか。
- ア.業務優先ケア
- イ.集団管理ケア
- ウ.パーソン・センタード・ケア
- エ.身体拘束中心ケア
正解:ウ.パーソン・センタード・ケア
解説:パーソン・センタード・ケアはトム・キットウッドが提唱し、その人を中心に据えて個別性と尊厳を重視する理念である。効率優先や画一的な集団管理、身体拘束を中心とした対応とは正反対の考え方に位置づけられる。
-
問319.認知症の人の残存機能を活かす関わりとして適切なものはどれか。
- ア.失敗を繰り返し訂正させる
- イ.できない部分を強調して指摘する
- ウ.すべて職員が代行する
- エ.本人ができる作業を見つけ役割を持ってもらう
正解:エ.本人ができる作業を見つけ役割を持ってもらう
解説:残存機能に着目し、本人ができる作業や役割を持ってもらうことで自尊心や意欲を保つことができる。できない部分の強調や全面的な代行、失敗の繰り返しの訂正は意欲や能力の低下、不安を招くため適切ではない。
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問320.血管性認知症は、日本の認知症のなかで最も多い割合を占めるタイプである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。日本で最も多いのはアルツハイマー型認知症である。血管性認知症は2番目に多いタイプで、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因となり、障害部位に応じて段階的・まだら状に進行するのが特徴である。
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問321.レビー小体型認知症の幻視は、漠然とした内容が多く、人や動物など具体的な対象が見えることはほとんどない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。レビー小体型の幻視は『子どもがそこにいる』『虫がいる』など具体的で鮮明な内容が特徴である。本人にとっては実在のように感じられるため、頭ごなしに否定せず安心できる対応をとることが望ましい。
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問322.具体的な幻視・パーキンソニズム・認知機能の変動を3徴とする認知症はどれか。
- ア.レビー小体型認知症
- イ.血管性認知症
- ウ.前頭側頭型認知症
- エ.アルツハイマー型認知症
正解:ア.レビー小体型認知症
解説:レビー小体型は具体的な幻視・パーキンソニズム・認知機能の変動を3徴とする。抗精神病薬への過敏性もあるため薬物使用には注意が必要で、転倒や起立性低血圧などへの配慮も求められる認知症のタイプである。
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問323.若年性認知症の発症年齢の定義として正しいものはどれか。
- ア.40歳未満
- イ.65歳未満
- ウ.70歳未満
- エ.75歳未満
正解:イ.65歳未満
解説:若年性認知症は65歳未満で発症する認知症の総称である。働き盛りでの発症により就労継続や経済面、家族の介護負担など現役世代特有の課題を伴い、就労支援や経済的支援など専門的な対応が強く求められる。
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問324.レビー小体型認知症では、抗精神病薬に対する過敏性があり、少量でも錐体外路症状や意識障害が出やすいため使用に注意を要する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。レビー小体型は薬剤過敏性が顕著で、抗精神病薬で重篤な副作用を起こしやすい。BPSD対応では薬物より環境調整やコミュニケーションを優先するという非薬物的アプローチの根拠となる重要事項である。
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問325.日付・場所・人物などを繰り返し提示し見当識の維持を図る技法はどれか。
- ア.回想法
- イ.バリデーション
- ウ.リアリティ・オリエンテーション
- エ.ユマニチュード
正解:ウ.リアリティ・オリエンテーション
解説:リアリティ・オリエンテーション(現実見当識訓練)は時間や場所、人物などを繰り返し伝えることで見当識の低下を補う技法である。会話の中で自然に伝える方法に加え、カレンダーや時計などの環境的工夫も活用される。
-
問326.認知症の人が夕方になると落ち着かなくなる症状を何と呼ぶか。
- ア.サンドイッチ症候群
- イ.ピサ症候群
- ウ.ハネムーン期
- エ.夕暮れ症候群
正解:エ.夕暮れ症候群
解説:夕暮れ症候群は夕方から夜にかけて不安・興奮・徘徊などが強まる現象である。日中の活動量の確保や生活リズムの調整、照明など環境面の工夫によって緩和を図ることが、ケアの実践上重要なポイントとなる。
-
問327.認知症の行動・心理症状(BPSD)への対応の原則として正しいものはどれか。
- ア.まず背景要因を探り非薬物的対応を優先する
- イ.まず身体拘束を行う
- ウ.まず向精神薬を増量する
- エ.まず隔離する
正解:ア.まず背景要因を探り非薬物的対応を優先する
解説:BPSDは不安や身体的不調、不適切な環境などが誘因となって生じる。そのためまず背景要因を探り、環境調整やコミュニケーションなどの非薬物的対応を優先するのが原則であり、身体拘束や安易な薬物増量は避けるべきである。
-
問328.認知症サポーターについて正しいものはどれか。
- ア.国家資格である
- イ.養成講座の受講で誰でもなれる
- ウ.医師のみが対象である
- エ.活動が義務づけられる
正解:イ.養成講座の受講で誰でもなれる
解説:認知症サポーターは養成講座を受講すれば誰でもなれる地域の応援者であり、国家資格ではなく医師に限られるものでもない。活動義務はなく、修了の証としてオレンジリングやサポーターカードが渡される見守りの担い手である。
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問329.認知症の中核症状であるもの忘れは、体験の一部を忘れるだけで、出来事そのものを忘れることはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、認知症のもの忘れは食事をしたこと自体を忘れるなど体験そのものを丸ごと忘れ、忘れた自覚も乏しいのが特徴である。体験の一部を忘れヒントで思い出せる加齢によるもの忘れとは性質が大きく異なる。
-
問330.判断能力が不十分な認知症高齢者の財産管理・身上監護を法的に支援する制度はどれか。
- ア.生活保護制度
- イ.介護保険制度
- ウ.成年後見制度
- エ.医療保険制度
正解:ウ.成年後見制度
解説:成年後見制度は法定後見と任意後見からなり、判断能力が低下した人の財産管理や身上監護を法的に支援する権利擁護の仕組みである。後見人は本人の利益のために誠実に職務を行う義務を負い、家庭裁判所の監督を受ける。
-
問331.認知症施策推進大綱における『予防』とは、認知症に絶対にならないことを意味している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、大綱における『予防』は認知症になるのを遅らせる、あるいは進行を緩やかにするという意味であり、絶対にならないことを保証するものではない。共生とともに施策を進める両輪の一つに位置づけられる。
-
問332.ユマニチュードでは、ケアの開始から終了までを一連の物語として構成し、相手に肯定的なメッセージを伝えることを重視する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。ユマニチュードは『見る・話す・触れる・立つ』の四つを技術化し、ケアを出会いから再会の約束までの一連のステップとして構成する。相手を人として尊重し肯定的メッセージを伝える哲学に基づくケア技法である。
-
問333.レビー小体型認知症では、認知機能は常に一定で、日内変動や時間による変動はみられない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。レビー小体型では認知機能の変動が三徴の一つであり、しっかりしている時とぼんやりしている時が日内あるいは日々で大きく揺れるのが特徴である。具体的な幻視やパーキンソニズムと合わせて重要な所見である。
-
問334.MMSEは100点満点で評価する検査であり、得点が高いほど認知機能の低下が重度であることを示す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。MMSEは30点満点で、得点が低いほど認知機能の低下が疑われる。一般に23点以下が認知症の疑いの目安とされ、見当識・記憶・計算・言語などを評価する国際的に広く用いられるスクリーニング検査である。
-
問335.認知症施策推進大綱(2019年)が車の両輪として掲げる二つの柱はどれか。
- ア.効率と削減
- イ.治療と入院
- ウ.隔離と保護
- エ.共生と予防
正解:エ.共生と予防
解説:2019年策定の大綱は『共生』と『予防』を車の両輪とする方針を掲げる。ここでの予防は発症や進行を遅らせる意味であり、認知症に絶対にならないことを保証するものではない点に注意が必要な国の重要施策である。
-
問336.身体拘束は、介護職員の人手が不足している場合には、安全確保のために日常的に行ってよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。人手不足は身体拘束を正当化する理由にはならない。身体拘束は原則禁止であり、切迫性・非代替性・一時性の三要件をすべて満たす緊急やむを得ない場合に限り例外的に認められ、その際は記録の作成も義務づけられる。
-
問337.FAST(Functional Assessment Staging)は、アルツハイマー型認知症の重症度を生活機能の面から7段階で評価する尺度である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。FASTはADLの低下度合いに着目して認知症を7ステージに分類する尺度である。最終の第7段階では発語・歩行・着座・嚥下など基本的な機能が順に失われていく経過を示し、ケア計画の指標となる。
-
問338.認知症の中核症状には、記憶障害・見当識障害・実行機能障害・失語・失行・失認などが含まれる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。中核症状は脳の器質的障害による直接的な症状群で、記憶障害や見当識障害が代表である。妄想や徘徊などのBPSDと明確に区別して理解することが、発展問題で頻出する重要な視点となる。
-
問339.認知症の中核症状に含まれないものはどれか。
- ア.幻覚・妄想
- イ.記憶障害
- ウ.見当識障害
- エ.実行機能障害
正解:ア.幻覚・妄想
解説:幻覚・妄想はBPSD(行動・心理症状)に分類される。記憶障害・見当識障害・実行機能障害は脳の器質的障害による中核症状であり、両者を区別して理解することが発展問題で繰り返し問われる重要な視点である。
-
問340.せん妄の説明として正しいものはどれか。
- ア.不可逆的に進行する慢性疾患である
- イ.急性に発症する意識障害で可逆性がある
- ウ.記憶障害のみが症状である
- エ.若年者には起こらない
正解:イ.急性に発症する意識障害で可逆性がある
解説:せん妄は急性に発症する意識障害で、原因の除去により可逆性があるのが特徴である。慢性かつ進行性の認知症とは区別が必要で、入院や手術後の高齢者などで生じやすく、認知症との合併や鑑別がしばしば問題となる。
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問341.認知症サポーターは、養成講座を受講した一般市民等が認知症の人やその家族を温かく見守る応援者であり、特別な資格や活動義務はない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。認知症サポーターは正しい知識を持ち地域で見守る応援者であって国家資格ではない。養成講座を修了するとオレンジリングやサポーターカードが渡され、特別な活動義務はなく身近な範囲での見守りが期待される。
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問342.MCI(軽度認知障害)の説明として正しいものはどれか。
- ア.ADLが全面的に介助を要する状態
- イ.意識障害を伴う急性の状態
- ウ.認知機能低下があるがADLはおおむね自立
- エ.知的障害の一型
正解:ウ.認知機能低下があるがADLはおおむね自立
解説:MCIは正常と認知症の中間段階で、認知機能の低下はあるがADLはおおむね自立している状態を指す。一定割合が認知症へ移行するため早期介入の対象となり、生活習慣の見直しと定期的な再評価が推奨される。
-
問343.MCI(軽度認知障害)と診断された人は、必ず数年以内にアルツハイマー型認知症へ移行する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。MCIから認知症へ移行する人は一定割合にとどまり、横ばいの人や正常域に戻る人もいる。必ず移行するわけではなく、運動や社会参加などの生活習慣の見直しと定期的な再評価による早期介入が重要となる。
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問344.バリデーション療法では、認知症の人が事実と異なる発言をした場合、その都度誤りを正して現実を理解させる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。バリデーションは相手の感情を受容し共感する技法であり、発言を否定したり訂正したりしない。事実誤認をその都度正す対応は本人の混乱や不安、不信感を招くため、感情に寄り添う姿勢が核心となる技法である。
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問345.『見る・話す・触れる・立つ』を4本柱とするケア技法はどれか。
- ア.バリデーション
- イ.リアリティ・オリエンテーション
- ウ.回想法
- エ.ユマニチュード
正解:エ.ユマニチュード
解説:ユマニチュードはフランス発祥のケア技法で、『見る・話す・触れる・立つ』を4本柱として技術化している。相手を人として尊重する哲学に基づき、ケアを一連のステップとして構成する点に特徴がある手法である。
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問346.若年性認知症は65歳未満で発症する認知症の総称で、就労や経済的な問題、子育て世代との両立など現役世代特有の課題を伴う。
正解:○(正しい)
解説:正しい。65歳未満での発症を若年性認知症という。働き盛りでの発症により失職・収入減・住宅ローン・子育てとの両立など高齢発症とは異なる課題が生じ、就労継続支援や経済的支援など専門的な対応が求められる。
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問347.アルツハイマー型認知症の脳病理では、アミロイドβの蓄積による老人斑と、タウ蛋白による神経原線維変化が特徴的にみられる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。アミロイドβ蓄積による老人斑とタウ蛋白の異常リン酸化による神経原線維変化が二大病理所見である。海馬から萎縮が進み近時記憶障害が初期から現れる点も発展レベルで押さえたい知識である。
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問348.認知症ケアにおける環境調整として適切なものはどれか。
- ア.なじみのある物を置き落ち着ける環境を整える
- イ.強い照明で常に明るくする
- ウ.頻繁に居室や職員を変える
- エ.刺激を最大化する
正解:ア.なじみのある物を置き落ち着ける環境を整える
解説:なじみのある物を置き落ち着ける環境を整えることは混乱や不安の軽減に有効である。頻繁な居室や職員の変更、過度な照明や刺激は見当識の低下やBPSDの悪化を招くため避け、安心できる安定した環境づくりを心がける。
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問349.ユマニチュードの4本柱は『見る・話す・触れる・立つ』ではなく、『叱る・命じる・拘束する・急かす』である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ユマニチュードの4本柱は『見る・話す・触れる・立つ』である。叱る・命じる・拘束する・急かすといった対応は本人の尊厳を損なう不適切なケアにあたり、ユマニチュードが目指す関わりとは正反対のものである。
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問350.認知症の人の権利擁護に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.本人の意思は確認しなくてよい
- イ.身体拘束は原則禁止である
- ウ.虐待は家庭内では問題にならない
- エ.個人情報は自由に共有してよい
正解:イ.身体拘束は原則禁止である
解説:身体拘束は原則禁止であり、三要件を満たす緊急時のみ例外的に認められる。本人の意思の尊重、虐待の防止、個人情報の適切な保護はいずれも権利擁護の基本的な視点であり、本人の意思確認を省くことは許されない。
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問351.レビー小体型認知症のBPSD対応で特に注意すべきことはどれか。
- ア.降圧薬の必須使用
- イ.運動の全面禁止
- ウ.抗精神病薬への過敏性
- エ.水分制限
正解:ウ.抗精神病薬への過敏性
解説:レビー小体型は抗精神病薬への過敏性があり、少量でも錐体外路症状や意識障害が出やすい。そのため薬物より環境調整やコミュニケーションなどの非薬物的対応を優先するのが原則で、安易な薬物使用は避けるべきである。
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問352.認知症初期集中支援チームは、医師1名のみで構成され、訪問は行わず外来で対応する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。同チームは保健師・看護師・作業療法士・社会福祉士等の複数の専門職と専門医で構成される。医師1名のみではなく、対象者や家族の自宅等を訪問して約6か月の集中支援を行い、適切なサービスへ橋渡しする。
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問353.HDS-Rは記憶や見当識に加え、運動機能や歩行能力を直接測定する検査である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、HDS-Rは見当識・記銘・計算・遅延再生・物品再生などの認知機能を評価する検査であり、運動機能や歩行能力は測定対象に含まれない。運動機能の評価には別の専用の尺度を用いる必要がある。
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問354.HDS-R(長谷川式)で認知症の疑いとされる一般的な目安はどれか。
- ア.28点以下
- イ.25点以下
- ウ.15点以下
- エ.20点以下
正解:エ.20点以下
解説:HDS-Rは30点満点で20点以下が認知症疑いの目安とされる。見当識・記銘・計算・遅延再生・物品再生などを評価する代表的なスクリーニング検査であり、診断確定には他の検査や問診と合わせて総合的に判断する。
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問355.初期から脱抑制・常同行動・人格変化が前景となる認知症はどれか。
- ア.前頭側頭型認知症
- イ.アルツハイマー型認知症
- ウ.血管性認知症
- エ.レビー小体型認知症
正解:ア.前頭側頭型認知症
解説:前頭側頭型は前頭葉・側頭葉の限局性萎縮により、社会的逸脱行動や同じ行動を繰り返す常同行動、人格変化が初期から目立つ。記憶や見当識は比較的保たれることが多く、アルツハイマー型との鑑別点となる特徴である。
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問356.MMSEの満点として正しいものはどれか。
- ア.20点
- イ.30点
- ウ.25点
- エ.100点
正解:イ.30点
解説:MMSEは30点満点で、一般に23点以下が認知症疑いの目安とされる。HDS-Rと並んで国際的に広く用いられるスクリーニング検査であり、得点が低いほど認知機能の低下が疑われる点も合わせて理解しておく。
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問357.身体拘束は、切迫性・非代替性・一時性の三要件をすべて満たす緊急やむを得ない場合に限り、例外的に認められる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。身体拘束は原則禁止であり、生命や身体への危険が著しく高い切迫性、他に方法がない非代替性、必要最短時間にとどめる一時性の三要件をすべて満たす緊急時のみ例外的に許容され、記録の作成も義務づけられる。
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問358.アルツハイマー型認知症の初期に最も現れやすい症状はどれか。
- ア.重度の運動麻痺
- イ.幻視
- ウ.近時記憶(最近の出来事)の障害
- エ.失禁
正解:ウ.近時記憶(最近の出来事)の障害
解説:アルツハイマー型は海馬の障害により近時記憶の障害が初期から現れる。新しいことを覚えられず同じ質問を繰り返すなどが典型例で、運動麻痺は血管性、幻視はレビー小体型、失禁は進行期にみられる症状である。
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問359.前頭側頭型認知症では、初期から記憶障害よりも人格変化・脱抑制・常同行動などの行動症状が前景に立つことが多い。
正解:○(正しい)
解説:正しい。前頭葉・側頭葉の限局性萎縮により、万引きなどの社会的逸脱行動や同じ行動を繰り返す常同行動が初期から目立つ。記憶や見当識は比較的保たれることが多く、アルツハイマー型との鑑別点となる。
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問360.アルツハイマー型認知症の脳病理として最も特徴的なものはどれか。
- ア.脳血管の閉塞による梗塞巣
- イ.髄鞘の脱落による脱髄
- ウ.ドパミン神経の選択的脱落
- エ.アミロイドβの蓄積による老人斑
正解:エ.アミロイドβの蓄積による老人斑
解説:アルツハイマー型はアミロイドβ蓄積による老人斑とタウ蛋白による神経原線維変化が特徴である。海馬から萎縮が始まり近時記憶障害が初期から目立つ。梗塞巣は血管性、ドパミン神経脱落はパーキンソン病に関連する。
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問361.認知症サポーターになるには、国家試験に合格し都道府県知事の登録を受ける必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。認知症サポーターは養成講座を受講すれば誰でもなれる地域の応援者であり、国家試験や登録制度はない。資格ではなく見守りの担い手であって、修了の証としてオレンジリングやサポーターカードが渡される。
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問362.MCIの段階で推奨される対応として適切なものはどれか。
- ア.運動・知的活動など生活習慣の見直しと定期的な評価
- イ.何もせず経過観察のみとする
- ウ.直ちに施設入所させる
- エ.向精神薬を予防的に投与する
正解:ア.運動・知的活動など生活習慣の見直しと定期的な評価
解説:MCIは認知症への移行を遅らせうる段階であり、運動や社会参加、知的活動など生活習慣の見直しと定期的な再評価が推奨される。直ちの施設入所や予防的な向精神薬投与は適切でなく、早期からの前向きな関わりが重要となる。
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問363.認知症の人の食事介助で適切な対応はどれか。
- ア.急かして手早く済ませる
- イ.本人のペースを尊重し声かけしながら進める
- ウ.会話を一切せず無言で行う
- エ.誤嚥防止のため毎回経管栄養にする
正解:イ.本人のペースを尊重し声かけしながら進める
解説:本人のペースを尊重し、安心できる声かけや姿勢の調整を行いながら進めるのが適切である。急かす、無言で行う、安易に経管栄養へ切り替えるといった対応は本人の尊厳や残された機能、食べる楽しみを損なうため避ける。
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問364.レビー小体型認知症で転倒リスクを高める症状はどれか。
- ア.多幸感
- イ.食欲亢進
- ウ.パーキンソニズム(小刻み歩行・筋固縮)
- エ.多弁
正解:ウ.パーキンソニズム(小刻み歩行・筋固縮)
解説:レビー小体型ではパーキンソニズムにより小刻み歩行や前傾姿勢、筋固縮が生じて転倒しやすい。加えて起立性低血圧による立ちくらみも転倒の要因となるため、環境整備や移動時の見守りなど転倒予防が重要となる。
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問365.認知症の早期発見・早期対応が重視される理由として適切でないものはどれか。
- ア.治療可能な原因疾患を見逃さないため
- イ.適切なケアや支援につなげるため
- ウ.本人・家族が今後の準備をできるため
- エ.早期に施設へ隔離するため
正解:エ.早期に施設へ隔離するため
解説:適切でない理由は施設への隔離である。早期対応は正常圧水頭症など治療可能な原因疾患の鑑別、本人・家族の意思決定や生活の準備、適切なケアや支援サービスへの接続のために重視されるのであり、隔離が目的ではない。
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問366.長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)は30点満点で、一般に20点以下が認知症の疑いの目安とされる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。HDS-Rは30点満点で20点以下が認知症疑いの目安である。見当識・記銘・計算・遅延再生・物品再生などを評価する日本で広く使われるスクリーニング検査で、診断の確定には他の検査と合わせて判断する。
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問367.認知症の人の感情や言葉を否定せず受容・共感することを核心とする技法はどれか。
- ア.バリデーション
- イ.身体拘束
- ウ.リアリティ・オリエンテーション
- エ.行動制限
正解:ア.バリデーション
解説:バリデーションは事実の訂正をせず相手の感情に寄り添い受容する技法である。発言を逐一正す対応は本人の混乱や不信を招くため避けるのが原則で、感情への共感を核心とする点が他の技法との大きな違いとなる。
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問368.リアリティ・オリエンテーション(現実見当識訓練)は、日付・場所・人物などの情報を繰り返し提示し見当識の維持を図る技法である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。ROは時間・場所・人物などの情報を繰り返し伝えることで見当識の低下を補う技法である。会話の中で自然に伝える方法のほか、カレンダーや時計、表示などを活用した環境的な工夫も含まれる点が特徴である。
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問369.認知症の人の介護では、できないことを指摘するより、残された能力(残存機能)に着目して活かす関わりが望ましい。
正解:○(正しい)
解説:正しい。残存機能を活かす関わりは自尊心を保ち、できる体験や役割を増やすことにつながる。できないことの指摘や過度な代行は不安・混乱や意欲低下を招くため避け、本人の強みに着目する視点が基本姿勢となる。
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問370.BPSD(行動・心理症状)は、本人の不安・身体的不調・不適切な環境や対応など、背景要因への働きかけで軽減できることが多い。
正解:○(正しい)
解説:正しい。BPSDは中核症状を基盤に環境・心理・身体的要因が加わって出現するため、痛みや不快の除去、環境調整、適切な声かけなど誘因への働きかけで改善しうる。まず非薬物的対応を優先するのがケアの原則である。
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問371.パーソン・センタード・ケアでは、ケアの効率を最優先し、利用者全員に同じ手順で画一的に対応することを重視する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、パーソン・センタード・ケアはその人らしさと個別性を尊重する理念であり、効率優先で全員に同じ手順を当てはめる画一的な対応とは正反対である。本人を中心に据え尊厳を守る関わりを重視する考え方である。
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問372.回想法は、新しい知識や技能を学習させることで認知機能を回復させることを主目的とした技法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。回想法は比較的保たれやすい昔の記憶を引き出し、情緒の安定や自己肯定感の向上、コミュニケーションの促進を図るものである。新しい知識の学習による認知機能の回復を主目的とする技法ではない点に注意する。
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問373.成年後見制度における後見人は、被後見人の財産を自由に処分し、自分のために使用することが認められている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。後見人は被後見人の利益のためにその財産を適切に管理する義務を負っており、自分のために使用する私的流用は許されない。職務は家庭裁判所や成年後見監督人による監督を受け、不正があれば責任を問われる。
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問374.MCI(軽度認知障害)は、年齢に比して記憶など認知機能の低下はあるが、日常生活動作(ADL)はおおむね自立している状態を指す。
正解:○(正しい)
解説:正しい。MCIは正常と認知症の中間段階で、認知機能の低下はあるがADLは保たれる。年間で一定割合が認知症へ移行する一方、正常域に戻る人もおり、早期介入と定期的な再評価の対象として重要視される。
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問375.回想法は、なじみの写真や音楽・道具などを用いて昔の記憶を引き出し、情緒の安定や自己肯定感の向上を図る心理的アプローチである。
正解:○(正しい)
解説:正しい。回想法は比較的保たれやすい遠隔記憶を活用する技法である。個別やグループで行い、昔の出来事を語り合うことで心理的安定やコミュニケーションの促進、自己肯定感の向上などの効果が期待される心理的支援である。
-
問376.介護福祉士は社会福祉士及び介護福祉士法に基づく名称独占資格である。
正解:○(正しい)
解説:1987年制定の社会福祉士及び介護福祉士法第40条で国家資格として規定。資格者でない者の名称使用は禁止。
-
問377.介護福祉士の主な業務は『身体上又は精神上の障害がある者に対する介護』『介護者への指導』である。
正解:○(正しい)
解説:法第2条第2項。介護業務と介護指導の2本柱。
-
問378.介護福祉士は信用失墜行為の禁止・秘密保持義務・連携の遵守等の義務がある。
正解:○(正しい)
解説:法第45条以下。違反すると登録取消等の処分対象。
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問379.『個人の尊厳』は日本国憲法第13条に基づく介護の最重要理念である。
正解:○(正しい)
解説:幸福追求権と密接。介護現場で個別性尊重・自己決定権の尊重が求められる。
-
問380.ノーマライゼーションは『障害者も健常者と同じように地域で生活する』を理念とする。
正解:○(正しい)
解説:デンマークのバンク・ミケルセンが提唱、北欧から世界へ広がった理念。
-
問381.ICF(国際生活機能分類)は『心身機能・身体構造』『活動』『参加』の3要素+環境因子・個人因子で個人を捉える。
正解:○(正しい)
解説:2001年WHO採択。ICIDH(旧分類)の障害観から、生活機能の包括評価へ。
-
問382.QOL(Quality of Life)は『生活の質』を意味し、本人の主観的満足度を重視する。
正解:○(正しい)
解説:客観的指標(ADL等)と主観的評価を組合せ。介護目標の中核概念。
-
問383.インフォームド・コンセントは『説明と同意』の意で、十分な情報提供後の本人同意が原則。
正解:○(正しい)
解説:医療・介護業界の倫理基本。代理同意は本人意思尊重が前提。
-
問384.『自立支援』は介護福祉士の業務原則の一つで、本人の能力を最大限活用することを意味する。
正解:○(正しい)
解説:過剰介助は自立を阻害。残存機能を活かす援助が基本。
-
問385.コミュニケーションには言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションがある。
正解:○(正しい)
解説:非言語=表情・身振り・姿勢・距離。言語と非言語が一致しないと信頼を損なう。
-
問386.ラポール(信頼関係)の形成は介護援助の前提となる。
正解:○(正しい)
解説:受容・共感・傾聴の姿勢が基盤。短時間では確立しないため日々の積み重ねが重要。
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問387.『傾聴』は相手の話を否定せず受容的に聴く技法である。
正解:○(正しい)
解説:オープンクエスチョン・うなずき・反復・要約等の技法を使う。
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問388.バイステックの7原則は『個別化・意図的な感情表出・統制された情緒的関与・受容・非審判的態度・自己決定・秘密保持』である。
正解:○(正しい)
解説:ソーシャルワーク援助関係の基本原則。介護現場でも応用される。
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問389.共感は『相手の感情を相手の立場で理解しようとする態度』で、同情とは区別される。
正解:○(正しい)
解説:同情=自分の立場から憐れむ。共感=相手の枠組みで感情を理解。
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問390.介護保険法は介護保険制度の根拠法で、2000年4月施行された。
正解:○(正しい)
解説:保険者は市町村、第1号被保険者65歳以上、第2号被保険者40-64歳の医療保険加入者。
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問391.生活保護法は『健康で文化的な最低限度の生活』を保障する公的扶助の根拠法である。
正解:○(正しい)
解説:8種類の扶助(生活・教育・住宅・医療・介護・出産・生業・葬祭)。
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問392.障害者総合支援法は障害者の地域生活支援を目的とする2013年施行の法律である。
正解:○(正しい)
解説:旧障害者自立支援法を改正。介護給付・訓練等給付・自立支援医療・相談支援等。
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問393.児童福祉法は児童(18歳未満)の福祉に関する基本法で、1947年制定の歴史ある法律である。
正解:○(正しい)
解説:児童相談所・保育所・養護施設・障害児支援等を規定。
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問394.少子高齢化により2025年に75歳以上人口が約2,180万人に達する(2025年問題)。
正解:○(正しい)
解説:団塊の世代が全員後期高齢者に。医療・介護需要の急増と労働力不足が課題。
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問395.日本の社会保障の財源は『公費(税)』『保険料』『利用者負担』で構成される。
正解:○(正しい)
解説:介護保険は公費50%+保険料50%(第1号23%+第2号27%)+1-3割自己負担。
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問396.地域包括ケアシステムは『住まい・医療・介護・予防・生活支援』を一体的に提供する仕組みである。
正解:○(正しい)
解説:団塊世代が75歳到達する2025年を目処に整備推進。
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問397.生活困窮者自立支援法(2015年施行)は失業・低所得世帯への自立支援を目的とする。
正解:○(正しい)
解説:自立相談支援事業・住居確保給付金・就労準備支援等を実施。
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問398.介護福祉士の専門職団体には『日本介護福祉士会』がある。
正解:○(正しい)
解説:倫理綱領・研修・職能向上支援を実施。専門職としての職業倫理の維持向上が目的。
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問399.『多職種連携(チームケア)』は医師・看護師・PT・OT・ケアマネ・介護福祉士等が協働して利用者支援する。
正解:○(正しい)
解説:情報共有・役割分担・統一目標。利用者を中心に置く構造。
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問400.『地域共生社会』は子ども・障害者・高齢者・困窮者等を分け隔てなく支える社会を目指す。
正解:○(正しい)
解説:2017年改正で地域包括ケアを基盤に他分野へ展開。
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問401.介護福祉士は業務独占資格である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。介護福祉士は『名称独占』資格。無資格者でも介護業務自体は可能、ただし『介護福祉士』を名乗ることは違法。
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問402.介護福祉士には秘密保持義務はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。法第46条で秘密保持義務あり。違反は1年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金。
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問403.ノーマライゼーションは『障害者と健常者の分離』を理念とする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。『分離せず同じように地域で生活する』が理念。インテグレーション・インクルージョンへ発展。
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問404.ICFの構成要素に『環境因子』は含まれない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ICFは『心身機能・身体構造』『活動』『参加』+『環境因子』『個人因子』で構成。環境因子は重要要素。
-
問405.QOLは客観的指標のみで測定される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。QOLは『主観的満足度』が中核。客観的指標(ADL等)と組合せて評価する。
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問406.インフォームド・コンセントは医師の判断だけで実施できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。『本人への説明+本人の同意』が原則。本人の意思尊重が大前提。
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問407.自立支援は『介護者がすべて介助する』ことを意味する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。『本人の能力を最大限活用』が自立支援。過剰介助は自立を阻害する。
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問408.コミュニケーションは言語的なものだけで成立する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。非言語的コミュニケーション(表情・身振り・距離等)も重要。言語と非言語の一致が信頼を生む。
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問409.バイステックの7原則に『画一化』が含まれる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。バイステックの7原則の最初は『個別化』。画一化は逆の概念。
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問410.共感と同情は同じ意味である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。共感=相手の枠組みで理解、同情=自分の立場から憐れむ。両者は厳密に区別される。
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問411.介護保険法の保険者は都道府県である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。介護保険法の保険者は『市町村(特別区を含む)』。都道府県は財政支援・事業計画。
-
問412.介護保険の第1号被保険者は40歳以上65歳未満である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第1号は『65歳以上』、第2号は『40〜64歳の医療保険加入者』。
-
問413.生活保護法の扶助は3種類である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。8種類(生活・教育・住宅・医療・介護・出産・生業・葬祭)。
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問414.障害者総合支援法は2000年に施行された。
正解:×(誤り)
解説:誤り。2013年施行(旧障害者自立支援法を改正)。
-
問415.日本の2025年問題とは少子化問題のみを指す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。2025年に団塊世代が全員75歳以上となる『超高齢化』問題が中心。
-
問416.介護保険の財源は保険料100%で公費は含まれない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。公費50%(国25%・都道府県12.5%・市町村12.5%)+保険料50%が基本構造。
-
問417.地域包括ケアシステムは介護のみを提供する仕組みである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。住まい・医療・介護・予防・生活支援の5要素を一体的に提供する。
-
問418.『地域共生社会』は高齢者のみを対象とする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。子ども・障害者・高齢者・困窮者等を『分け隔てなく』支える社会。
-
問419.児童福祉法は1990年代以降に制定された比較的新しい法律である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。1947年制定で戦後すぐの古い法律。福祉六法の一つで歴史的に重要。
-
問420.『多職種連携』は同一職種内のみで完結する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。医師・看護師・PT・OT・ケアマネ・介護福祉士等の異なる専門職が協働する。
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問421.介護福祉士は他の医療職と連携する義務はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。法第47条で『連携』義務あり。医師・看護師等と協働して質の高いケアを提供する義務。
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問422.『ノーマライゼーション』は日本人が提唱した理念である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。デンマークのバンク・ミケルセンが1959年頃に提唱、北欧から世界へ広がった。
-
問423.介護給付の対象は要支援1・2である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。介護給付=要介護1〜5、予防給付=要支援1・2。区分が異なる。
-
問424.『ラポール』は短時間で簡単に形成できる関係である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。日々の積み重ねによる信頼関係。短時間では確立せず、受容・共感・傾聴の継続が必要。
-
問425.『傾聴』は相手の話を遮って自分の意見を述べる技法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。傾聴は『遮らず受容的に聴く』技法。自分の意見・判断は控える。
-
問426.介護福祉士の根拠法はどれか。
- ア.児童福祉法
- イ.社会福祉法
- ウ.社会福祉士及び介護福祉士法
- エ.介護保険法
正解:ウ.社会福祉士及び介護福祉士法
解説:1987年制定。介護福祉士の名称・業務・義務を規定。
-
問427.介護福祉士の資格区分として正しいものはどれか。
- ア.業務独占資格
- イ.民間資格
- ウ.認定資格
- エ.名称独占資格
正解:エ.名称独占資格
解説:『介護福祉士』を名乗ることが資格者に限定される名称独占資格。
-
問428.『個人の尊厳』の根拠となる憲法条文はどれか。
- ア.第13条
- イ.第25条
- ウ.第9条
- エ.第89条
正解:ア.第13条
解説:幸福追求権を規定する第13条。介護理念の最重要根拠。
-
問429.ノーマライゼーションの提唱国はどれか。
- ア.日本
- イ.デンマーク
- ウ.ドイツ
- エ.アメリカ
正解:イ.デンマーク
解説:デンマークのバンク・ミケルセンが1959年頃に提唱。
-
問430.ICFの構成要素として該当しないものはどれか。
- ア.参加
- イ.活動
- ウ.学歴
- エ.心身機能・身体構造
正解:ウ.学歴
解説:ICF=心身機能・活動・参加+環境因子・個人因子。学歴は要素外。
-
問431.QOLの『Q』が表す意味はどれか。
- ア.Quantity(量)
- イ.Quick(速さ)
- ウ.Question(疑問)
- エ.Quality(質)
正解:エ.Quality(質)
解説:Quality of Life=生活の質。本人の主観的満足度を重視。
-
問432.バイステックの7原則の最初の原則はどれか。
- ア.個別化
- イ.秘密保持
- ウ.非審判的態度
- エ.自己決定
正解:ア.個別化
解説:個別化が原則の第1。一人ひとりを唯一無二の個人として捉える。
-
問433.介護保険法の保険者として正しいものはどれか。
- ア.国
- イ.市町村(特別区含む)
- ウ.社会保険診療報酬支払基金
- エ.都道府県
正解:イ.市町村(特別区含む)
解説:市町村が保険者として保険料徴収・要介護認定・給付を担う。
-
問434.介護保険の第1号被保険者の年齢要件はどれか。
- ア.40歳以上
- イ.60歳以上
- ウ.65歳以上
- エ.75歳以上
正解:ウ.65歳以上
解説:65歳以上が第1号被保険者。40〜64歳の医療保険加入者は第2号。
-
問435.生活保護法の扶助の種類数として正しいものはどれか。
- ア.3種類
- イ.12種類
- ウ.5種類
- エ.8種類
正解:エ.8種類
解説:生活・教育・住宅・医療・介護・出産・生業・葬祭の8種類。
-
問436.障害者総合支援法の施行年はどれか。
- ア.2013年
- イ.2006年
- ウ.2000年
- エ.2018年
正解:ア.2013年
解説:2013年施行(旧障害者自立支援法を改正)。
-
問437.『2025年問題』の中核となる現象はどれか。
- ア.少子化
- イ.団塊世代が全員75歳以上となる超高齢化
- ウ.災害多発
- エ.通信網の老朽化
正解:イ.団塊世代が全員75歳以上となる超高齢化
解説:団塊世代(1947-49年生まれ)が2025年に全員75歳以上に。
-
問438.介護保険の財源構成(公費部分)として正しいものはどれか。
- ア.公費30%
- イ.公費100%
- ウ.公費50%(国25%・都道府県12.5%・市町村12.5%)
- エ.公費80%
正解:ウ.公費50%(国25%・都道府県12.5%・市町村12.5%)
解説:残り50%が保険料(第1号23%+第2号27%)。
-
問439.地域包括ケアシステムの5要素に含まれないものはどれか。
- ア.住まい
- イ.介護
- ウ.医療
- エ.教育
正解:エ.教育
解説:5要素=住まい・医療・介護・予防・生活支援。教育は要素外。
-
問440.児童福祉法の制定年はどれか。
- ア.1947年
- イ.1965年
- ウ.1900年
- エ.1990年
正解:ア.1947年
解説:1947年制定。戦後すぐの福祉六法の一つで歴史的重要法。
-
問441.『共感』の正しい定義はどれか。
- ア.自分の立場から相手を憐れむ
- イ.相手の感情を相手の立場で理解しようとする態度
- ウ.相手の言うことを全て肯定する
- エ.相手より優位に立つこと
正解:イ.相手の感情を相手の立場で理解しようとする態度
解説:同情=自分の立場、共感=相手の枠組みで理解。
-
問442.介護福祉士の主要義務として該当しないものはどれか。
- ア.連携の遵守
- イ.信用失墜行為の禁止
- ウ.守秘義務の解除
- エ.秘密保持義務
正解:ウ.守秘義務の解除
解説:秘密保持義務は逆。守秘義務の解除は義務ではない。
-
問443.介護福祉士の専門職団体として正しいものはどれか。
- ア.日本看護協会
- イ.日本ホームヘルパー協会
- ウ.日本ソーシャルワーカー協会
- エ.日本介護福祉士会
正解:エ.日本介護福祉士会
解説:日本介護福祉士会が倫理綱領・研修・職能向上支援を実施。
-
問444.『地域共生社会』の対象として誤っているものはどれか。
- ア.外国人観光客
- イ.障害者
- ウ.子ども
- エ.高齢者
正解:ア.外国人観光客
解説:子ども・障害者・高齢者・困窮者等を地域で支える。外国人観光客は対象外。
-
問445.介護給付の対象として正しいものはどれか。
- ア.要支援1・2
- イ.要介護1〜5
- ウ.要支援者全員
- エ.65歳以上全員
正解:イ.要介護1〜5
解説:介護給付=要介護1〜5、予防給付=要支援1・2。
-
問446.『ラポール』形成に必要な姿勢として正しいものはどれか。
- ア.批判・評価
- イ.命令・指示
- ウ.受容・共感・傾聴
- エ.沈黙
正解:ウ.受容・共感・傾聴
解説:ラポール=信頼関係。受容・共感・傾聴の3点が基盤。
-
問447.インフォームド・コンセントの定義はどれか。
- ア.医師の独断による決定
- イ.完全な代理同意
- ウ.事後報告
- エ.説明と同意(事前の同意)
正解:エ.説明と同意(事前の同意)
解説:医療行為等を本人へ十分説明し本人の自由意思による同意を得る原則。患者の自己決定権の尊重で医療倫理の中核。
-
問448.介護保険のサービス自己負担割合の原則はどれか。
- ア.1割(一定所得以上は2割または3割)
- イ.2割
- ウ.全額
- エ.3割
正解:ア.1割(一定所得以上は2割または3割)
解説:原則1割、所得段階で2割・3割の負担区分。
-
問449.コミュニケーションの種類として正しいものはどれか。
- ア.言語的のみ
- イ.言語的+非言語的
- ウ.表情のみ
- エ.非言語的のみ
正解:イ.言語的+非言語的
解説:言語的(音声・文字)と非言語的(表情・身振り)の組合せ。
-
問450.『多職種連携』に含まれない職種はどれか。
- ア.ケアマネジャー
- イ.看護師
- ウ.観光ガイド
- エ.医師
正解:ウ.観光ガイド
解説:医療・介護・福祉の各専門職。観光ガイドは関係なし。
-
問451.ボディメカニクスでは支持基底面を広くとり、重心を低くすると安定し腰への負担が減る。
正解:○(正しい)
解説:支持基底面を広げ重心を低くすると姿勢の安定性が増し、てこの原理や体重移動を使うことで介助者の腰痛予防につながる。両足を前後左右に開いて構えるのが基本であり、利用者にも近づいて重心を一体化させると力が伝わりやすい。
-
問452.ボディメカニクスの原則として適切でないものはどれか。
- ア.支持基底面を広くとる
- イ.膝を伸ばしたまま持ち上げる
- ウ.重心を低くする
- エ.対象に身体を近づける
正解:イ.膝を伸ばしたまま持ち上げる
解説:誤り。膝を伸ばしたまま持ち上げると腰に大きな負担がかかる。正しくは膝を曲げて重心を低くし、脚の大きな筋肉を使う。支持基底面を広くとる・重心を低くする・対象に身体を近づけるはいずれもボディメカニクスの正しい原則である。
-
問453.片麻痺者の車いすからベッドへの移乗では、健側を軸にして回転させるのが基本である。
正解:○(正しい)
解説:片麻痺者の移乗では力の入る健側を軸足とし、健側の手でアームレストや手すりを支えて立ち上がり、健側を中心に小さく回転させると安全に移乗できる。患側は支持力がないため軸にすると転倒の危険があり避ける必要がある。
-
問454.片麻痺者の移乗介助で軸足とすべきなのはどちらか。
- ア.患側
- イ.両足均等
- ウ.健側
- エ.つま先
正解:ウ.健側
解説:正しくは力の入る健側を軸足にして立ち上がりや回転を行う。患側は筋力がなく体重を支持できず転倒の危険があるため軸にしてはならない。介助者は健側の手で手すりを支えられるよう環境を整えて移乗を介助する。
-
問455.嚥下は口腔期・咽頭期・食道期の三相に大きく分けられ、咽頭期に誤嚥が起こりやすい。
正解:○(正しい)
解説:嚥下のメカニズムは食塊を作る口腔期、のどを通過する咽頭期、食道へ送る食道期に分けられる。咽頭期は気道と食道の切り替えが瞬時に行われるため、タイミングがずれると気道へ入り誤嚥が最も起こりやすい時期である。
-
問456.嚥下の過程で最も誤嚥が起こりやすいのはどの時期か。
- ア.先行期
- イ.口腔期
- ウ.食道期
- エ.咽頭期
正解:エ.咽頭期
解説:咽頭期は食塊がのどを通過する際に気道と食道の切り替えが瞬時に行われる時期で、タイミングがずれると気道へ食塊が入り誤嚥が最も起こりやすい。先行期や口腔期は口の中での準備段階で、食道期は食道へ送り込む段階である。
-
問457.誤嚥を防ぐため、食事時は顎を軽く引いた姿勢(頸部前屈位)をとるとよい。
正解:○(正しい)
解説:顎を引いた頸部前屈位は気道が狭まり食道へ食塊が流れやすくなるため、誤嚥防止に有効な食事姿勢である。逆に顎が上がる後屈位や仰臥位では気道が開き誤嚥しやすくなるため、座位で足底を床につけ安定させて介助する。
-
問458.誤嚥を防ぐ食事姿勢として適切なものはどれか。
- ア.顎を引いた頸部前屈位
- イ.完全に仰臥位にする
- ウ.頭を左右に大きく傾ける
- エ.顎を上げ頭を後屈させる
正解:ア.顎を引いた頸部前屈位
解説:顎を引いた頸部前屈位は気道が狭まり食道へ食塊が流れやすく誤嚥防止に有効である。顎を上げる後屈位や仰臥位は気道が開いて誤嚥のリスクを高めるため不適切で、座位で足底を床につけ体を安定させて介助するのが望ましい。
-
問459.とろみ調整食品は液体にとろみをつけ、咽頭通過を緩やかにして誤嚥を防ぐために用いる。
正解:○(正しい)
解説:水やお茶などサラサラした液体は咽頭を速く通過し誤嚥しやすいため、とろみをつけて流れを緩やかにし、嚥下のタイミングを合わせやすくして誤嚥を防ぐ。利用者の嚥下機能に応じて濃度を調整することが重要である。
-
問460.とろみ調整食品を使う主な目的はどれか。
- ア.味を濃くするため
- イ.液体の咽頭通過を緩やかにし誤嚥を防ぐため
- ウ.栄養価を高めるため
- エ.保存性を高めるため
正解:イ.液体の咽頭通過を緩やかにし誤嚥を防ぐため
解説:水やお茶などサラサラした液体は速く咽頭を通過し誤嚥しやすいため、とろみで流れを緩やかにして嚥下のタイミングを合わせ誤嚥を防ぐのが主目的である。味付けや栄養強化、保存目的で用いるものではなく、濃度の調整が重要である。
-
問461.経管栄養の利用者でも、口腔ケアは誤嚥性肺炎予防のために継続して行う必要がある。
正解:○(正しい)
解説:経口摂取がなくても口腔内では細菌が繁殖し、唾液とともに気道へ流れ込んで誤嚥されるため、経管栄養を行っている利用者でも口腔ケアを継続し、口腔内を清潔に保って誤嚥性肺炎を予防することが重要である。
-
問462.経管栄養を行う利用者の口腔ケアについて正しいものはどれか。
- ア.経口摂取がないので不要
- イ.週1回でよい
- ウ.誤嚥性肺炎予防のため継続する
- エ.うがいのみで十分
正解:ウ.誤嚥性肺炎予防のため継続する
解説:経口摂取がなくても口腔内で細菌が繁殖し、唾液とともに誤嚥されて誤嚥性肺炎の原因となるため、経管栄養中も口腔ケアを毎日継続することが重要である。不要・週1回・うがいのみといった対応は不十分であり、清掃と保湿を丁寧に行う。
-
問463.入浴は身体を清潔にするだけでなく、温熱・静水圧・浮力の作用により循環促進やリラックス効果がある。
正解:○(正しい)
解説:入浴には温熱作用による血行促進、静水圧作用によるむくみの軽減、浮力作用による関節や筋肉への負担軽減という三大作用があり、清潔保持に加えて新陳代謝の促進やリラックス、安眠の効果も期待できる重要なケアである。
-
問464.高齢者の全身浴で適切な湯温の目安はどれか。
- ア.30〜33度
- イ.43〜45度
- ウ.46度以上
- エ.38〜40度
正解:エ.38〜40度
解説:高齢者には38〜40度程度のぬるめの湯温が適している。43度以上の高温浴は血圧の急激な変動やヒートショックの危険を高めるため避ける必要がある。脱衣所と浴室の温度差を小さくし、入浴前後の体調確認も大切である。
-
問465.部分浴には手浴・足浴があり、全身浴が困難な利用者の清潔保持と血行促進に有効である。
正解:○(正しい)
解説:部分浴は手浴・足浴・陰部洗浄などがあり、全身浴の負担が大きい利用者でも局所の清潔保持や血行促進、リラックス効果を得られる方法である。足浴は入眠を促す効果もあり、体調に合わせて選択できる利点がある。
-
問466.全身浴が困難な利用者に行う部分浴に該当しないものはどれか。
- ア.全身シャワー浴
- イ.足浴
- ウ.陰部洗浄
- エ.手浴
正解:ア.全身シャワー浴
解説:部分浴は手浴・足浴・陰部洗浄など身体の一部を洗って清潔を保つ方法である。全身シャワー浴は全身を対象とするため部分浴には該当しない。部分浴は全身浴の負担が大きい利用者でも血行促進やリラックス効果を得られる利点がある。
-
問467.おむつ交換時は皮膚の発赤やただれを観察し、陰部は前から後ろへ拭くのが基本である。
正解:○(正しい)
解説:おむつ交換は皮膚観察の好機であり、発赤・ただれ・褥瘡の早期発見に努める。陰部清拭は感染予防のため尿道側から肛門側へ前から後ろへ拭き、便の細菌を尿道へ運ばないようにする。プライバシーと保温にも配慮する。
-
問468.入浴の三大作用として適切でないものはどれか。
- ア.温熱作用
- イ.乾燥作用
- ウ.静水圧作用
- エ.浮力作用
正解:イ.乾燥作用
解説:入浴の三大作用は血行を促す温熱作用、むくみを軽減する静水圧作用、関節負担を軽くする浮力作用である。乾燥作用は入浴の作用ではなく、入浴後はむしろ皮膚が乾燥しやすいため保湿のスキンケアに配慮する必要がある。
-
問469.自然排便を促すには、規則的な食事・適度な水分と食物繊維・腹部マッサージ・運動が有効である。
正解:○(正しい)
解説:自然排便の促進には食物繊維と十分な水分摂取、規則的な生活リズム、腹部の「の」の字マッサージや適度な運動が有効で、安易な下剤依存を避けることが望ましい。朝食後など決まった時間にトイレに座る習慣づけも効果的である。
-
問470.おむつ交換時の陰部清拭の方向として正しいものはどれか。
- ア.後ろから前へ
- イ.中央から外へ往復
- ウ.前から後ろへ
- エ.方向は問わない
正解:ウ.前から後ろへ
解説:陰部は感染予防のため尿道側から肛門側へ、前から後ろへ一方向に拭くのが原則である。後ろから前や往復で拭くと便に含まれる細菌を尿道へ運び尿路感染症の原因となるため誤りで、清潔を保ち皮膚の観察も同時に行う。
-
問471.片麻痺者の更衣は脱健着患が原則で、脱ぐときは健側から、着るときは患側から行う。
正解:○(正しい)
解説:脱健着患は片麻痺者の更衣の原則で、脱ぐ際は動く健側から先に、着る際は動かしにくい患側から先に行うと関節への負担が少なく、無理なく着脱できる。患側を急に引っ張ると脱臼や痛みを招くため、ゆっくり支えて行う。
-
問472.自然排便を促す援助として適切でないものはどれか。
- ア.食物繊維と水分の摂取
- イ.腹部のの字マッサージ
- ウ.適度な運動
- エ.下剤の常用を第一とする
正解:エ.下剤の常用を第一とする
解説:下剤の安易な常用は腸本来の機能低下や習慣性を招くため第一選択とすべきでない。正しくは食物繊維・水分の摂取、腹部のの字マッサージ、適度な運動、規則的な排便習慣など自然排便を促す援助を優先し、下剤は医師の指示で用いる。
-
問473.褥瘡予防には2時間を目安とした体位変換と、骨突出部の除圧・スキンケアが基本となる。
正解:○(正しい)
解説:褥瘡予防では持続的な圧迫を避けるため約2時間ごとの体位変換を行い、仙骨部や踵などの骨突出部の除圧、皮膚の清潔と保湿によるスキンケア、栄養状態の改善が基本である。体圧分散用具の活用やしわのないシーツも有効である。
-
問474.片麻痺者の上着を着るとき、先に袖を通すのはどちらか。
- ア.患側
- イ.どちらでもよい
- ウ.両側同時
- エ.健側
正解:ア.患側
解説:脱健着患の原則により、着るときは動かしにくい患側から先に袖を通す。健側から着ると後で患側を通しにくく、無理に動かして関節を痛める恐れがある。脱ぐときは逆に動く健側から先に脱ぐと負担が少なくスムーズに行える。
-
問475.側臥位では背中・膝・足底にクッションを当てると、安楽で安定した姿勢を保ちやすい。
正解:○(正しい)
解説:側臥位ではクッションで背部を支え、上側の膝を軽く曲げて脚の間にクッションを挟むと身体のねじれや骨突出部の圧迫が減り、安楽で安定した姿勢を保てる。同一体位を長く続けず定期的に変換することが褥瘡予防にもつながる。
-
問476.褥瘡予防の体位変換の目安となる間隔はどれか。
- ア.約8時間ごと
- イ.約2時間ごと
- ウ.1日1回
- エ.本人が訴えたときのみ
正解:イ.約2時間ごと
解説:持続的な圧迫が褥瘡の最大の原因となるため、約2時間ごとを目安に体位変換を行い骨突出部を除圧する。睡眠中も含めて実施する必要があり、8時間ごとや1日1回、訴えたときのみでは圧迫が長く続き褥瘡発生の危険が高まる。
-
問477.スライディングボードは、座位のまま車いすとベッド間を滑らせて移乗する福祉用具である。
正解:○(正しい)
解説:スライディングボードはベッドと車いすの間に渡し、立ち上がらずに座位のまま臀部を滑らせて移乗するための用具で、立位が困難な利用者の移乗を可能にし、介助者の身体的負担や腰痛も軽減できる有用な福祉用具である。
-
問478.褥瘡が好発する部位として適切でないものはどれか。
- ア.仙骨部
- イ.踵部
- ウ.腹部の脂肪層
- エ.大転子部
正解:ウ.腹部の脂肪層
解説:褥瘡は骨が突出して圧迫を受けやすい仙骨部・踵部・大転子部・肩甲骨・後頭部などに好発する。脂肪が多くクッション性のある腹部は好発部位ではない。骨突出部の除圧と皮膚の観察、体圧分散用具の活用が予防の要点である。
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問479.特殊寝台(介護用ベッド)は背上げ・膝上げ・高さ調節機能をもち、介護保険の貸与対象である。
正解:○(正しい)
解説:特殊寝台は背上げ・膝上げ・高さ調整の機能をもち、起き上がりや立ち上がり、移乗などの動作を助けるとともに介助者の負担軽減にも役立つ。介護保険では福祉用具貸与の対象品目で、原則要介護2以上が利用できる。
-
問480.座位のまま滑らせて移乗するための福祉用具はどれか。
- ア.歩行器
- イ.ポータブルトイレ
- ウ.シャワーチェア
- エ.スライディングボード
正解:エ.スライディングボード
解説:スライディングボードはベッドと車いすの間に渡し、立ち上がらず座位のまま臀部を滑らせて移乗する用具で、立位が困難な人の移乗を助ける。歩行器は歩行補助、ポータブルトイレは排泄、シャワーチェアは入浴のための用具で目的が異なる。
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問481.住宅改修では手すりの取り付けや段差の解消が代表的で、介護保険の給付対象となる。
正解:○(正しい)
解説:介護保険の住宅改修は手すりの取り付け・段差の解消・滑り防止のための床材変更・引き戸などへの扉交換・洋式便器への取替えなどが対象で、原則1人20万円を上限に費用の7〜9割が給付され、安全な在宅生活を支える制度である。
-
問482.介護保険の福祉用具貸与の対象として適切なものはどれか。
- ア.特殊寝台(介護用ベッド)
- イ.入浴用いす
- ウ.簡易浴槽
- エ.腰掛便座
正解:ア.特殊寝台(介護用ベッド)
解説:特殊寝台は繰り返し利用できる福祉用具貸与の対象である。腰掛便座・入浴用いす・簡易浴槽など肌に直接触れ再利用しにくい用具は特定福祉用具販売(購入費支給)の対象であり、貸与と販売の区分を理解しておくことが重要である。
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問483.家事支援の調理では、利用者の嗜好や咀嚼・嚥下機能、療養食の指示に配慮する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:家事支援としての調理では、利用者の嗜好だけでなく咀嚼・嚥下機能の状態や、減塩・糖尿病食などの療養食の指示に配慮し、刻み食やとろみ食など安全に食べられる形態で提供することが重要である。あくまで利用者本人が対象である。
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問484.介護保険の住宅改修の対象として適切でないものはどれか。
- ア.手すりの取り付け
- イ.システムキッチンの全面交換
- ウ.段差の解消
- エ.洋式便器への取替え
正解:イ.システムキッチンの全面交換
解説:住宅改修は手すり取り付け・段差解消・床材変更・扉交換・洋式便器への取替えが対象である。設備のグレードアップにあたるシステムキッチンの全面交換は対象外で、あくまで安全な日常生活を支えるための小規模な改修が給付の対象となる。
-
問485.看取りの介護では身体的苦痛の緩和に加え、本人の意思を尊重し尊厳を保つことが重視される。
正解:○(正しい)
解説:看取り(ターミナル)の介護では疼痛などの身体的苦痛の緩和に加え、本人の希望や意思を尊重し、最期まで尊厳ある生活を支える精神的ケアが重視される。家族への支援やチームでの情報共有も大切で、延命のみを目的とはしない。
-
問486.介護保険の住宅改修費の支給限度基準額として正しいものはどれか。
- ア.1人あたり原則50万円
- イ.1人あたり原則100万円
- ウ.1人あたり原則20万円
- エ.上限なし
正解:ウ.1人あたり原則20万円
解説:住宅改修費の支給限度基準額は原則1人あたり20万円で、その範囲内で所得に応じ7〜9割が給付され残りが自己負担となる。50万円や100万円、上限なしとするのは誤りで、要介護度が著しく上がった場合などは再支給の仕組みもある。
-
問487.歩行介助で片麻痺者を支える際、介助者は患側のやや後方に立つのが基本である。
正解:○(正しい)
解説:片麻痺者の歩行介助では転倒しやすい患側のやや後方に立ち、いつでも支えられるようにするのが基本である。健側の手で杖をつき、杖・患側下肢・健側下肢の順で前に出す三動作歩行が安全で、利用者のペースに合わせて見守る。
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問488.家事支援としての調理で配慮すべきこととして適切でないものはどれか。
- ア.利用者の嗜好
- イ.咀嚼・嚥下機能
- ウ.減塩などの療養食の指示
- エ.介護者自身の好みを優先
正解:エ.介護者自身の好みを優先
解説:調理では利用者の嗜好、咀嚼・嚥下機能の状態、減塩や糖尿病食などの療養食の指示に配慮する必要がある。介護者自身の好みを優先するのは誤りで、援助の対象はあくまで利用者本人であり、安全に食べられる形態で提供する。
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問489.ボディメカニクスでは、介助者は重心を高くして膝を伸ばしたまま持ち上げるのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。重心を高くし膝を伸ばしたまま持ち上げると腰部に大きな負担がかかり腰痛の原因となる。正しくは膝を曲げて腰を落とし重心を低くし、支持基底面を広げて脚の大きな筋群を使って持ち上げるのがボディメカニクスの原則である。
-
問490.看取りの介護で最も重視される姿勢はどれか。
- ア.本人の意思と尊厳の尊重
- イ.家族の意向のみ尊重
- ウ.効率的な業務遂行
- エ.延命処置の最優先
正解:ア.本人の意思と尊厳の尊重
解説:看取りの介護では身体的苦痛の緩和とともに本人の意思を尊重し尊厳を保つことが最も重視される。延命のみを目的としたり業務効率や家族の意向だけを優先するのは適切でなく、本人の希望を確認しチームで共有して最期を支える。
-
問491.片麻痺者の移乗では、麻痺のある患側を軸足にして立ち上がらせるのが正しい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。患側は力が入らず体重を支持できないため軸にすると崩れて転倒する危険がある。正しくは力の入る健側を軸足とし、健側の手で手すりを支えて立ち上がり、健側を中心に小さく回転して移乗する。
-
問492.車いすで段差を下りる際の安全な方法はどれか。
- ア.前向きで前輪から下ろす
- イ.後ろ向きで後輪から下ろす
- ウ.前向きで勢いよく下ろす
- エ.横向きで下ろす
正解:イ.後ろ向きで後輪から下ろす
解説:段差を下りるときは後ろ向きになり後輪からゆっくり下ろし、続いて前輪を静かに下ろすのが安全である。前向きや勢いよく下ろすと利用者が前方へ投げ出され転落する危険があり、横向きも不安定で危険なため避ける必要がある。
-
問493.誤嚥を防ぐため、食事介助では顎を上げて頭を後ろにそらせた姿勢が望ましい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。顎を上げ頭をそらせると気道が直線的に開いて食塊が気道に入りやすく誤嚥を招く。正しくは顎を軽く引いた頸部前屈位をとり、食道へ食塊が流れやすい姿勢にして座位を安定させて介助する。
-
問494.片麻痺者の歩行介助で介助者が立つ位置として適切なものはどれか。
- ア.健側の前方
- イ.正面
- ウ.患側のやや後方
- エ.真後ろの遠い位置
正解:ウ.患側のやや後方
解説:転倒しやすい患側のやや後方に立ち、いつでも腰や脇を支えられる位置をとるのが基本である。健側前方や正面では患側の転倒に対応できず、真後ろの遠い位置では支えが間に合わない。利用者のペースに合わせ見守りながら介助する。
-
問495.とろみは濃ければ濃いほど安全で、できる限り固くつけるのが望ましい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。とろみが濃すぎると咽頭に残留して飲み込みにくくなり、かえって誤嚥や窒息の原因になる。正しくは利用者の嚥下機能の状態に応じた適切な濃度に調整し、薄すぎず濃すぎないとろみを心がける必要がある。
-
問496.片麻痺者がベッドから車いすへ移乗する際、車いすを置く位置として基本となるのはどれか。
- ア.患側
- イ.足元の正面
- ウ.頭側
- エ.健側
正解:エ.健側
解説:車いすは力の入る健側に置き、健側を軸に小さく回転して移乗できるようにするのが基本である。患側に置くと体を支持できず移乗が困難で転倒の危険がある。ベッドとの角度を30〜45度程度にし、ブレーキを確実にかけて行う。
-
問497.経管栄養を行っている利用者は経口摂取がないため、口腔ケアは不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。経口摂取がなくても口腔内では細菌が繁殖し、唾液とともに誤嚥されて誤嚥性肺炎の原因となる。正しくは経管栄養中も口腔ケアを継続して口腔内を清潔に保ち、肺炎を予防する必要がある。
-
問498.食事介助で一口量や提供の仕方として適切なものはどれか。
- ア.本人のペースに合わせ適量を口の下方から
- イ.上方から口に流し込む
- ウ.次々と連続して口に運ぶ
- エ.大きな一口で手早く
正解:ア.本人のペースに合わせ適量を口の下方から
解説:食事介助は本人の咀嚼・嚥下のペースに合わせ、適量をスプーンで口の下方から運び、飲み込みを確認してから次を提供する。大きな一口や手早く連続して与えると誤嚥や窒息の危険があり、上方から流し込むのも誤嚥を招くため不適切である。
-
問499.全身浴の湯温は42〜45度の高温にして、しっかり温めるのが高齢者には望ましい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。高温浴は血圧の急激な変動や心臓への負担、ヒートショックの危険を高め事故につながる。正しくは38〜40度程度のぬるめの湯温が高齢者には適しており、脱衣所と浴室の温度差にも配慮する必要がある。
-
問500.褥瘡の初期サインとして最も注意すべき皮膚の変化はどれか。
- ア.軽い乾燥
- イ.押しても消えない発赤
- ウ.わずかな色素沈着
- エ.毛のうの増加
正解:イ.押しても消えない発赤
解説:押しても消えない持続性の発赤は褥瘡の初期サインであり、早期の除圧とスキンケアが必要である。これを見逃すと水疱や潰瘍へと進行する恐れがあるため、体位変換時に骨突出部の皮膚を観察し、発赤を早期に発見することが重要である。
-
問501.清拭は入浴の代わりにならないため、入浴できない利用者には行う意味がない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。清拭は入浴できない利用者の身体清潔を保ち、皮膚の観察や血行促進、爽快感をもたらす重要な清潔ケアである。意味がないとするのは誤りで、体調に応じて全身清拭や部分清拭を選択して実施する。
-
問502.安楽な側臥位を保つための援助として適切なものはどれか。
- ア.身体をまっすぐ硬直させる
- イ.上側の脚を伸ばし密着させる
- ウ.背中・膝間・足底をクッションで支える
- エ.枕を使わず頭を低くする
正解:ウ.背中・膝間・足底をクッションで支える
解説:側臥位では背部をクッションで支え、上側の膝を軽く曲げて脚の間にクッションを挟むと身体のねじれや骨突出部の圧迫が減り安楽で安定する。身体を硬直させたり脚を密着させたり枕を使わないと、圧迫や苦痛を招くため不適切である。
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問503.おむつは長時間吸収できるよう、できるだけ厚く重ねて何枚も当てるのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。おむつの重ね当ては蒸れや漏れを招き、皮膚トラブルや褥瘡、不快感の原因となる。正しくは利用者に合った適切なサイズと吸収量のものを選び、こまめに交換して皮膚を清潔で乾燥した状態に保つことが大切である。
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問504.特殊寝台(介護用ベッド)が持つ機能として適切でないものはどれか。
- ア.背上げ機能
- イ.膝上げ機能
- ウ.高さ調整機能
- エ.自動で食事を提供する機能
正解:エ.自動で食事を提供する機能
解説:特殊寝台は背上げ・膝上げ・高さ調整の機能をもち、起き上がりや立ち上がり、移乗などの動作や介助を助ける福祉用具である。自動で食事を提供する機能は備えておらず、これを特殊寝台の機能とするのは誤りである。
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問505.便秘予防のため、自然排便より下剤の常用を第一選択とするのが適切である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。下剤の安易な常用は腸本来の機能低下や習慣性を招く恐れがある。正しくは食物繊維・水分の摂取、適度な運動、規則的な生活リズムなど自然排便を促す働きかけを優先し、下剤は医師の指示のもとで用いる。
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問506.移動・移乗を補助するつり下げ式の福祉用具はどれか。
- ア.移動用リフト
- イ.シルバーカー
- ウ.車いすクッション
- エ.歩行器
正解:ア.移動用リフト
解説:移動用リフトはつり具で身体を持ち上げて移乗を補助する用具で、立位が困難な利用者の移乗を可能にし、介助者の腰痛予防にも役立つ。歩行器やシルバーカーは歩行補助、車いすクッションは座位の安定や除圧のためのもので役割が異なる。
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問507.片麻痺者の上着の着脱は、着るときに健側から先に袖を通すのが正しい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。着るときは動かしにくい患側から先に袖を通すのが脱健着患の原則である。健側から着ると後から患側を通しにくく、無理に動かして関節を痛める恐れがあるため、患側から着て健側から脱ぐのが正しい。
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問508.経管栄養と介護職の連携について正しいものはどれか。
- ア.介護職は一切関与できない
- イ.一定の研修修了者は医療職と連携し実施可能
- ウ.医師の指示は不要
- エ.家族のみが実施できる
正解:イ.一定の研修修了者は医療職と連携し実施可能
解説:一定の研修を修了し認定を受けた介護職員は、医師の指示と看護職との連携のもとで経管栄養や喀痰吸引を実施できる。介護職が一切関与できないとするのも、医師の指示が不要とするのも誤りで、安全のため医療職との連携が不可欠である。
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問509.褥瘡予防の体位変換は、利用者が眠っているときは行わず朝まで同一体位でよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。同一体位の持続は局所への圧迫を続け、褥瘡の最大の原因となる。正しくは睡眠中であっても約2時間ごとを目安に体位変換を行い、持続的な圧迫を避けて骨突出部の血流を確保する必要がある。
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問510.口腔ケアの主な目的として最も適切なものはどれか。
- ア.味覚を高めるため
- イ.歯を白くするため
- ウ.誤嚥性肺炎の予防と口腔機能の維持
- エ.発声練習のため
正解:ウ.誤嚥性肺炎の予防と口腔機能の維持
解説:口腔ケアは口腔内を清潔に保ち細菌の繁殖を抑えることで誤嚥性肺炎を予防し、咀嚼・嚥下などの口腔機能を維持することが主目的である。歯の審美や発声練習が主目的ではなく、経管栄養の利用者にも継続して行うことが重要である。
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問511.褥瘡ができやすいのは脂肪の多い腹部で、踵や仙骨部にはできにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。褥瘡は骨が突出し圧迫を受けやすい仙骨部・踵・大転子・肩甲骨・後頭部などに好発する。脂肪の多い腹部にできやすいとするのは誤りで、骨突出部の除圧と観察が褥瘡予防の要点である。
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問512.足浴の効果として適切でないものはどれか。
- ア.血行促進
- イ.リラックス効果
- ウ.足部の清潔保持
- エ.全身の筋力増強
正解:エ.全身の筋力増強
解説:足浴は足を温めることで血行を促進し、リラックスや入眠の促進、足部の清潔保持などの効果がある。全身の筋力増強は足浴の効果ではない。全身浴が負担となる利用者でも比較的安全に行え、皮膚の観察の機会にもなる有用なケアである。
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問513.スライディングボードは利用者を必ず立ち上がらせてから使用する移乗用具である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。スライディングボードは立ち上がらずに座位のまま臀部を滑らせて移乗するための用具であり、立位が困難な利用者の移乗を助ける目的で用いられる。必ず立ち上がらせてから使うとするのは用途を取り違えた誤りである。
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問514.失禁ケアで適切な対応はどれか。
- ア.排泄パターンを把握しトイレ誘導を行う
- イ.水分を極端に制限する
- ウ.終日おむつに頼る
- エ.叱責して自覚させる
正解:ア.排泄パターンを把握しトイレ誘導を行う
解説:失禁ケアでは排泄パターンを把握して適切なタイミングでトイレ誘導を行い、利用者の自尊心を尊重することが大切である。叱責や過度の水分制限、安易な終日のおむつ依存は脱水や尊厳の侵害、機能低下を招くため不適切である。
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問515.移動用リフトは介護保険の対象外で、すべて利用者の全額自己負担となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。移動用リフト(つり具部分を除く本体)は介護保険の福祉用具貸与の対象であり、原則1〜3割の自己負担で利用できる。全額自己負担とするのは誤りで、肌に直接触れるつり具のみが特定福祉用具販売の対象となる。
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問516.ポータブルトイレの設置場所として適切なものはどれか。
- ア.玄関先
- イ.ベッドサイドの移乗しやすい位置
- ウ.台所の中央
- エ.浴室の浴槽内
正解:イ.ベッドサイドの移乗しやすい位置
解説:ポータブルトイレはベッドからの移乗がしやすく、プライバシーが保てるベッドサイドに設置するのが適切である。玄関先や台所の中央、浴室内などは移動の負担が大きく衛生面やプライバシーの面でも不適切で、利用者の動線に配慮して配置する。
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問517.介護保険の住宅改修費の支給限度基準額は、1人あたり生涯で100万円である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。住宅改修費の支給限度基準額は原則1人あたり20万円である。100万円とするのは誤りで、その範囲内で所得に応じ7〜9割が給付され残りが自己負担となる。要介護度が著しく上がった場合等は再支給もある。
-
問518.歩行が不安定な利用者の屋外移動を支える用具として適切なものはどれか。
- ア.特殊寝台
- イ.スライディングボード
- ウ.シルバーカー
- エ.エアマット
正解:ウ.シルバーカー
解説:シルバーカーは荷物入れと座面を備え、買い物などの屋外歩行を支える歩行補助用具である。特殊寝台やエアマットは臥床者向け、スライディングボードは座位移乗用の用具であり、屋外歩行の支援という目的には合わないため不適切である。
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問519.家事支援の掃除は、利用者本人の生活空間でなく家族全員分の住居全体が対象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。訪問介護の生活援助は利用者本人が日常生活を送る範囲が対象で、家族と共用しない居室などに限られる。家族全員分の家事や来客対応、大掃除などは対象外であり、住居全体が対象とするのは誤りである。
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問520.褥瘡予防に用いる体圧分散用具として適切なものはどれか。
- ア.電気毛布
- イ.湯たんぽ
- ウ.防水シーツのみ
- エ.エアマットレス
正解:エ.エアマットレス
解説:エアマットレスなどの体圧分散用具は身体にかかる圧を広く分散させ、骨突出部への持続的な圧迫を軽減して褥瘡を予防する。電気毛布や湯たんぽは保温が目的で体圧分散にはならず、防水シーツのみでは圧迫を軽減できないため不十分である。
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問521.看取りの介護では延命処置を最優先し、本人の意思は考慮しなくてよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。看取りの介護は延命のみを目的とするものではなく、本人の意思や尊厳を最優先し、苦痛の緩和と安楽を図ることを重視する。本人の意思を考慮しなくてよいとするのは誤りで、事前の意思確認や家族との共有が大切である。
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問522.洗濯の家事支援で利用者の衣類を扱う際、最も配慮すべきことはどれか。
- ア.洗濯表示と衣類の素材に応じた取り扱い
- イ.すべて高温乾燥する
- ウ.色物と白物を必ず混ぜる
- エ.介護者の都合で一括処理
正解:ア.洗濯表示と衣類の素材に応じた取り扱い
解説:洗濯では衣類の洗濯表示や素材に応じて適切に取り扱い、傷みや縮み、色移りを防ぐことが重要である。介護者の都合での一括処理や全て高温乾燥、色物と白物を混ぜる対応は衣類を傷める恐れがあり、利用者の意向にも配慮して行う。
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問523.車いすで段差を下りるときは、前向きのまま前輪から勢いよく下ろすのが安全である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。前輪から前向きに勢いよく下ろすと利用者が前方へ投げ出され転落する危険がある。正しくは後ろ向きになり、後輪からゆっくりと下ろし、続いて前輪を静かに下ろすのが段差を下りる際の安全な方法である。
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問524.看取り期の身体的ケアとして適切でないものはどれか。
- ア.口腔内の保湿と清潔
- イ.無理な経口摂取の強要
- ウ.体位の工夫による安楽の保持
- エ.苦痛の緩和への配慮
正解:イ.無理な経口摂取の強要
解説:看取り期は口腔内の保湿と清潔、安楽な体位の工夫、苦痛の緩和への配慮など本人の負担を減らすケアを行う。嚥下が難しくなった時期に無理な経口摂取を強要するのは誤嚥や苦痛を招くため適切でなく、本人の状態と意思を尊重して支える。
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問525.歩行介助で片麻痺者を支えるときは、介助者は健側の前方に立つのが基本である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。健側の前方に立つと転倒しやすい患側を支えられず危険である。正しくは患側のやや後方に立ち、転倒に備えて腰や脇を支えられる位置をとり、利用者のペースに合わせて見守りながら介助するのが基本である。
-
問526.介護保険制度の保険者は都道府県であり、介護保険事業計画は5年を1期として策定される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは保険者は市町村及び特別区であり、計画は3年を1期として策定される。財政基盤強化のため複数市町村による広域連合方式も認められるが、都道府県は保険者ではなく支援する立場である点に注意する。
-
問527.介護保険の第2号被保険者は、市町村に住所を有する50歳以上65歳未満の医療保険加入者である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第2号被保険者は40歳以上65歳未満の医療保険加入者である。第2号は16種類の特定疾病による要介護・要支援状態のときのみ給付対象となり、年齢要件と給付要件の双方が問われる。
-
問528.要介護認定における要介護状態区分は、要支援1・2と要介護1から3までの合計5区分で構成される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは要支援1・2の2区分と要介護1から5の5区分の合計7区分で構成される。要支援者は予防給付、要介護者は介護給付の対象となり、区分により区分支給限度基準額が異なる仕組みになっている。
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問529.要介護認定の一次判定はコンピュータによる全国一律の方式で行われ、二次判定は介護認定審査会が一次判定結果と主治医意見書等を踏まえて行う。
正解:○(正しい)
解説:一次判定は認定調査票の基本調査項目をもとに要介護認定等基準時間を推計する。二次判定は保健・医療・福祉の学識経験者で構成される介護認定審査会が特記事項や主治医意見書を加味して最終判定する。
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問530.区分支給限度基準額を超えてサービスを利用した場合、超過分は1割の自己負担で利用できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは区分支給限度基準額を超えた部分は全額が利用者の自己負担となる。限度額内であれば原則1割(所得に応じ2割・3割)負担だが、超過分には保険給付が及ばないため全額自費となる。
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問531.居宅介護支援事業所の介護支援専門員が作成する居宅サービス計画(ケアプラン)の作成費用は、利用者の自己負担が発生しない。
正解:○(正しい)
解説:居宅介護支援は利用者負担がなく全額が保険給付される数少ないサービスである。利用控えを防ぎケアマネジメントを促進する趣旨で、原則として自己負担を求めない設計になっている。
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問532.ケアマネジメントの過程では、アセスメント・ケアプラン原案作成・サービス担当者会議・モニタリングという一連のプロセスが循環的に実施される。
正解:○(正しい)
解説:課題分析(アセスメント)から始まりプラン作成、サービス担当者会議による調整、実施後のモニタリングを経て必要に応じ再アセスメントへ戻る循環プロセスである。継続的な見直しが利用者本位の支援を支える。
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問533.介護保険の地域密着型サービスは、原則として事業所が所在する市町村の被保険者のみが利用でき、市町村長が指定・指導監督を行う。
正解:○(正しい)
解説:地域密着型サービスは住み慣れた地域での生活継続を支える目的から、原則住所地市町村の被保険者に利用が限定される。指定権者が都道府県知事ではなく市町村長である点が居宅サービスとの違いとして頻出する。
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問534.定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、施設サービスの一類型として介護老人福祉施設の入所者に提供される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは定期巡回・随時対応型訪問介護看護は地域密着型サービスの一類型である。日中・夜間を通じて訪問介護と訪問看護を一体的に提供し、在宅での生活継続を支える仕組みであり施設サービスではない。
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問535.介護老人保健施設は、要介護者に対し在宅復帰を目指したリハビリテーションや医療・看護・介護を提供する施設である。
正解:○(正しい)
解説:介護老人保健施設(老健)は在宅と医療機関の中間施設として位置づけられ、リハビリテーションを中心に在宅復帰を支援する。医師の常駐や看護・介護職員の配置が義務づけられている点が特徴である。
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問536.介護医療院は、急性期の集中的な治療を行う医療機関として2018年度に創設され、長期療養者は対象外である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは介護医療院は長期的な医療と介護を一体的に提供する施設である。介護療養型医療施設の転換先として2018年4月に創設され、生活施設としての機能を備える。急性期治療を行う施設ではない。
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問537.介護保険の地域支援事業のうち、介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)は要介護1から5の認定者のみを対象としている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは総合事業は要支援者及び基本チェックリスト該当の事業対象者を対象とする。要介護認定者ではなく要支援者・事業対象者が中心で、市町村が地域の実情に応じて多様な主体によるサービスを提供する仕組みである。
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問538.地域包括支援センターは、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員の3職種を配置し、総合相談支援や権利擁護等を担う。
正解:○(正しい)
解説:地域包括支援センターは地域支援事業の包括的支援事業を担う中核機関で、3職種のチームアプローチにより総合相談・権利擁護・包括的継続的ケアマネジメント支援・介護予防ケアマネジメントを実施する。
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問539.高額介護サービス費は、1日の利用者負担が上限額を超えた場合に、その場で超過分が減額される現物給付方式の制度である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは1か月の利用者負担が所得に応じた上限額を超えた場合に超過分を後から払い戻す償還払い方式である。所得段階別に月額上限が設定され、その場で減額する現物給付方式ではない点に注意する。
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問540.障害者総合支援法における障害支援区分は、区分1から区分6までの6段階で、数字が大きいほど支援の必要度が高い。
正解:○(正しい)
解説:障害支援区分は区分1から6の6段階で構成され、区分6が最も支援の必要度が高い。介護給付の支給決定の際に勘案され、認定調査と医師意見書をもとに市町村審査会が判定する点が要介護認定と類似する。
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問541.障害者総合支援法の移動支援事業や地域活動支援センターは、全国共通の個別給付である自立支援給付に位置づけられる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは移動支援事業や地域活動支援センターは市町村が実施する地域生活支援事業に位置づけられる。自立支援給付は介護給付・訓練等給付・自立支援医療・補装具費等の全国共通の個別給付であり区別される。
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問542.障害者総合支援法の就労移行支援・就労継続支援は、介護給付に分類されるサービスである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは就労移行支援・就労継続支援は訓練等給付に分類される。訓練等給付は自立訓練や就労支援など訓練的要素を持つサービスで、身体介護中心の介護給付とは区分される点が頻出論点である。
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問543.障害者総合支援法の地域生活支援事業は、市町村及び都道府県が地域の特性や利用者の状況に応じて柔軟に実施する事業である。
正解:○(正しい)
解説:地域生活支援事業は移動支援・意思疎通支援・地域活動支援センターなどを含み、市町村・都道府県が地域の実情に応じて実施する。全国一律の自立支援給付とは異なり、市町村の裁量が大きい点が特徴である。
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問544.成年後見制度の法定後見には、後見・保佐・補助の3類型があり、本人の判断能力の程度に応じて選択される。
正解:○(正しい)
解説:法定後見は判断能力が全くない場合の後見、著しく不十分な場合の保佐、不十分な場合の補助の3類型からなる。家庭裁判所が選任し、付与される代理権・同意権・取消権の範囲が類型ごとに異なる。
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問545.任意後見制度は、本人の判断能力が低下した後に、家庭裁判所が後見人を選任して契約を結ぶ制度である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは任意後見は判断能力が十分なうちに本人があらかじめ任意後見人と公正証書で契約しておく制度である。判断能力低下後に家庭裁判所が任意後見監督人を選任して効力が生じる点が法定後見と異なる。
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問546.日常生活自立支援事業の実施主体は家庭裁判所であり、判断能力を完全に欠く人の財産管理を法的に代行する制度である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは実施主体は社会福祉協議会で、契約締結能力がある判断能力不十分な人を対象とする。福祉サービス利用援助や日常的金銭管理を行い成年後見制度を補完するもので、家庭裁判所が行う制度ではない。
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問547.生活保護法による扶助は、生活・教育・住宅・医療・介護・出産・生業・葬祭の8種類で構成される。
正解:○(正しい)
解説:生活保護の扶助は8種類で、このうち医療扶助と介護扶助は原則現物給付、その他は原則金銭給付である。介護扶助は2000年の介護保険制度創設に伴って追加された経緯がある点も問われる。
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問548.生活保護における補足性の原理とは、資産や能力等あらゆるものを活用してもなお最低限度の生活が維持できない場合に保護が行われるという原則である。
正解:○(正しい)
解説:補足性の原理は生活保護法第4条に定められ、利用し得る資産・能力・他法他施策の活用が保護に優先する。世帯単位の原則とともに保護の要否や程度を決定する基本原理として理解する必要がある。
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問549.国民年金の第3号被保険者は、自営業者やその配偶者が該当し、保険料を自ら全額納付する必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第3号被保険者は第2号被保険者(会社員・公務員等)に扶養される配偶者である。第3号は個別の保険料負担がなく、第2号被保険者全体の保険料で賄われる点が特徴で、自営業者は第1号に該当する。
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問550.医療保険制度において、75歳以上の高齢者は後期高齢者医療制度の被保険者となる。
正解:○(正しい)
解説:後期高齢者医療制度は75歳以上(一定の障害がある場合は65歳以上)を対象とし、都道府県単位の後期高齢者医療広域連合が運営する。それまで加入していた医療保険から脱退して移行する仕組みである。
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問551.労働者災害補償保険(労災保険)の保険料は、労働者と事業主が折半して負担する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは労災保険の保険料は全額事業主が負担する。業務災害・通勤災害に対する補償を目的とし、労働者本人の保険料負担はない点が、労使折半である健康保険や厚生年金と大きく異なる。
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問552.雇用保険の基本手当は、被保険者が離職して失業状態にある場合に、所定の要件を満たすと支給される。
正解:○(正しい)
解説:雇用保険の求職者給付の中心が基本手当で、離職前の被保険者期間や離職理由により給付日数が決まる。失業の認定を受け、就労の意思と能力があり求職活動を行っていることが受給の前提条件となる。
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問553.地域包括ケアシステムは、おおむね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域を単位として構築が目指されている。
正解:○(正しい)
解説:地域包括ケアシステムは住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される体制で、おおむね30分以内に駆けつけられる中学校区程度の日常生活圏域を基本単位とする。市町村が地域特性に応じて構築する。
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問554.高齢者虐待防止法における虐待には、身体的虐待・介護等放棄(ネグレクト)・心理的虐待・性的虐待・経済的虐待の5類型がある。
正解:○(正しい)
解説:高齢者虐待防止法は養護者・養介護施設従事者等による5類型の虐待を規定する。経済的虐待が含まれる点が特徴で、財産の不当な処分や使用も虐待に該当する。発見者には通報の努力義務・義務が課される。
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問555.高齢者虐待を発見した者は、生命や身体に重大な危険が生じている場合でも、本人の同意がなければ市町村に通報できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは生命・身体に重大な危険が生じている場合は本人の同意がなくても速やかに市町村へ通報する義務がある。早期発見・早期対応のため、守秘義務よりも通報が優先される設計になっている。
-
問556.介護サービス情報公表制度は、利用者が介護サービスを比較・選択できるよう、事業者に基本情報や運営情報の報告・公表を義務づける制度である。
正解:○(正しい)
解説:介護サービス情報公表制度は2006年に導入され、都道府県がインターネット等で情報を公表する。利用者本位のサービス選択を支える仕組みで、報告は事業者の義務であり虚偽報告には是正命令等がある。
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問557.個人情報保護法において、本人の人種・信条・病歴・障害等は要配慮個人情報とされ、取得には原則として本人の同意が必要である。
正解:○(正しい)
解説:要配慮個人情報は不当な差別や偏見が生じないよう特に配慮を要する情報で、取得に原則本人同意が必要となる。介護現場では病歴や障害の情報を扱うため、より慎重な取り扱いが求められる。
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問558.介護保険の財源は、公費70%と保険料30%で構成され、公費部分は全額を国が単独で負担している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは公費50%と保険料50%で構成され、公費は国・都道府県・市町村が分担する。保険料50%は第1号と第2号の人口比で按分される。国が公費を全額単独負担するわけではない点に注意が必要である。
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問559.福祉用具貸与は介護保険の居宅サービスの一つで、車いすや特殊寝台等の貸与に保険給付が行われる。
正解:○(正しい)
解説:福祉用具貸与は車いす・特殊寝台・床ずれ防止用具・手すり・スロープ等が対象である。一方、入浴や排泄に用いる再利用に抵抗がある用具は特定福祉用具販売として購入費が支給される点と区別する。
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問560.介護保険の住宅改修費は、要介護度が変わらない限り何度でも上限なく支給される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは住宅改修費は同一住宅につき原則として支給限度基準額20万円が上限である。手すり取付けや段差解消等が対象で、要介護度が著しく重くなった場合等の例外を除き、上限を超える分は自己負担となる。
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問561.認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、認知症の要介護者が少人数で家庭的な環境のもと共同生活を送る地域密着型サービスである。
正解:○(正しい)
解説:認知症対応型共同生活介護は1ユニット概ね5から9人の少人数で、家庭的な環境と地域住民との交流のもとケアを行う。地域密着型サービスに位置づけられ、原則住所地市町村の被保険者が対象となる。
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問562.民生委員は、都道府県知事の推薦により厚生労働大臣が委嘱し、給与が支給される常勤の地方公務員である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは民生委員は無給のボランティアであり、給与は支給されない。市町村の推薦を経て都道府県知事が推薦し厚生労働大臣が委嘱する。地域住民の相談支援や行政との橋渡しを担う非常勤の特別職である。
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問563.介護保険サービスの利用者負担割合は、一律1割であり、所得に関わらず変動しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは利用者負担は原則1割だが、一定以上の所得がある場合は2割、特に所得が高い場合は3割となる。高齢者の負担能力に応じた応能負担を取り入れる改正が段階的に行われてきた点を理解する。
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問564.介護保険制度において、第1号被保険者の保険料の徴収方法として、年額18万円以上の年金受給者から年金天引きで徴収する方式を何というか。
- ア.直接徴収
- イ.普通徴収
- ウ.特別徴収
- エ.源泉徴収
正解:ウ.特別徴収
解説:一定額以上の年金受給者は年金から天引きする特別徴収となる。年金額が年18万円未満等の場合は市町村が個別に納付書等で徴収する普通徴収となり、第1号保険料の徴収方法の区別として頻出する論点である。
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問565.要介護認定の新規認定における有効期間の原則的な月数として正しいものはどれか。
- ア.36か月
- イ.12か月
- ウ.24か月
- エ.6か月
正解:エ.6か月
解説:新規認定の有効期間は原則6か月で、市町村が必要と認める場合に3から12か月の範囲で設定できる。更新認定では上限が延長されており、新規と更新で有効期間の取り扱いが異なる点が重要な区別となる。
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問566.介護保険の保険給付のうち、要支援者を対象とする給付を何というか。
- ア.予防給付
- イ.介護給付
- ウ.市町村特別給付
- エ.現金給付
正解:ア.予防給付
解説:要支援1・2の者を対象とする給付が予防給付で、要介護1から5を対象とするのが介護給付である。予防給付は介護予防サービスを中心とし、状態の悪化防止と改善を目的とする点が介護給付と異なる。
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問567.障害者総合支援法のサービス利用にあたり、サービス等利用計画案を作成する事業所を何というか。
- ア.居宅介護支援事業所
- イ.特定相談支援事業所
- ウ.地域包括支援センター
- エ.福祉事務所
正解:イ.特定相談支援事業所
解説:障害福祉サービスの計画相談支援は特定相談支援事業所の相談支援専門員が担い、サービス等利用計画を作成する。介護保険の居宅介護支援事業所がケアプランを作るのと対応する役割だが制度が異なる点に注意する。
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問568.成年後見制度において、本人の判断能力が最も低下した状態に対応する法定後見の類型はどれか。
- ア.補助
- イ.保佐
- ウ.後見
- エ.任意後見
正解:ウ.後見
解説:判断能力を欠く常況にある人を対象とするのが後見であり、成年後見人に広範な代理権・取消権が付与される。著しく不十分な場合が保佐、不十分な場合が補助で、判断能力の程度に応じて3類型が使い分けられる。
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問569.日常生活自立支援事業の実施主体として正しいものはどれか。
- ア.公証役場
- イ.家庭裁判所
- ウ.地域包括支援センター
- エ.社会福祉協議会
正解:エ.社会福祉協議会
解説:日常生活自立支援事業は都道府県・指定都市社会福祉協議会が実施主体で、市町村社協が窓口となる。福祉サービス利用援助や日常的金銭管理を行い、契約締結能力のある判断能力不十分者を対象とする点が特徴である。
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問570.生活保護の8種類の扶助のうち、原則として現物給付で行われるものの組み合わせとして正しいものはどれか。
- ア.医療扶助・介護扶助
- イ.生活扶助・住宅扶助
- ウ.教育扶助・生業扶助
- エ.出産扶助・葬祭扶助
正解:ア.医療扶助・介護扶助
解説:医療扶助と介護扶助は原則現物給付で、医療機関や介護事業者にサービスを委託する形で提供される。その他の生活・住宅・教育・出産・生業・葬祭の各扶助は原則金銭給付である点を整理して覚える必要がある。
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問571.後期高齢者医療制度の運営主体として正しいものはどれか。
- ア.市町村
- イ.後期高齢者医療広域連合
- ウ.全国健康保険協会
- エ.国民健康保険組合
正解:イ.後期高齢者医療広域連合
解説:後期高齢者医療制度は都道府県単位で全市町村が加入する後期高齢者医療広域連合が運営する。保険料の決定や給付を広域連合が行い、保険料徴収や窓口業務は市町村が担うという役割分担になっている。
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問572.介護保険の地域密着型サービスに含まれないものはどれか。
- ア.小規模多機能型居宅介護
- イ.認知症対応型共同生活介護
- ウ.介護老人福祉施設(広域型特別養護老人ホーム)
- エ.定期巡回・随時対応型訪問介護看護
正解:ウ.介護老人福祉施設(広域型特別養護老人ホーム)
解説:定員30人以上の広域型特別養護老人ホームは施設サービスであり地域密着型ではない。定員29人以下の地域密着型介護老人福祉施設は地域密着型に含まれる。定員規模による区分の違いが出題されやすい論点である。
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問573.障害支援区分の認定における二次判定を行う機関として正しいものはどれか。
- ア.児童相談所
- イ.介護認定審査会
- ウ.障害者就業・生活支援センター
- エ.市町村審査会
正解:エ.市町村審査会
解説:障害支援区分の二次判定は市町村審査会が行い、一次判定結果と医師意見書・特記事項を踏まえて区分を判定する。介護保険の介護認定審査会と類似の仕組みだが、対象と名称が異なる点を区別して理解する。
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問574.国民年金の被保険者のうち、第1号被保険者に該当するものはどれか。
- ア.自営業者・農業者・学生等
- イ.会社員・公務員
- ウ.第2号被保険者に扶養される配偶者
- エ.75歳以上の後期高齢者
正解:ア.自営業者・農業者・学生等
解説:第1号被保険者は自営業者・農業者・学生・無職者等で、自ら定額の保険料を納付する。会社員・公務員は第2号、その扶養配偶者は第3号で、被保険者種別ごとの保険料負担と対象の違いが頻出論点となる。
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問575.高齢者虐待防止法に規定される虐待の5類型に含まれないものはどれか。
- ア.身体的虐待
- イ.自己放任(セルフネグレクト)
- ウ.経済的虐待
- エ.心理的虐待
正解:イ.自己放任(セルフネグレクト)
解説:高齢者虐待防止法が規定するのは身体的・心理的・性的・経済的虐待と介護等放棄の5類型である。本人による自己放任(セルフネグレクト)は法の定義に含まれないが、実務上は支援対象として重視される点に注意する。
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問576.介護保険事業計画のうち、市町村が定める計画の名称として正しいものはどれか。
- ア.都道府県介護保険事業支援計画
- イ.医療計画
- ウ.市町村介護保険事業計画
- エ.障害福祉計画
正解:ウ.市町村介護保険事業計画
解説:保険者である市町村は市町村介護保険事業計画を定め、保険料設定やサービス見込量を盛り込む。都道府県は介護保険事業支援計画を策定して市町村を支援する。両計画とも3年を1期として策定される点が共通する。
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問577.介護保険の第2号被保険者が保険給付を受けられるのはどのような場合か。
- ア.原因を問わず要介護状態になった場合
- イ.業務上の災害により要介護状態になった場合
- ウ.交通事故により要介護状態になった場合
- エ.16種類の特定疾病により要介護・要支援状態になった場合
正解:エ.16種類の特定疾病により要介護・要支援状態になった場合
解説:第2号被保険者は加齢に伴う16特定疾病が原因で要介護・要支援になった場合のみ給付対象となる。事故等を原因とする場合は対象外で、原因を問わない第1号被保険者との給付要件の違いが重要な論点である。
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問578.障害者総合支援法の自立支援医療に含まれないものはどれか。
- ア.療養介護医療
- イ.更生医療
- ウ.育成医療
- エ.精神通院医療
正解:ア.療養介護医療
解説:自立支援医療は更生医療・育成医療・精神通院医療の3種類からなり、心身障害の状態軽減を図る医療費の公費負担制度である。療養介護医療は介護給付の一部であり自立支援医療とは別の枠組みで提供される。
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問579.介護保険の財源構成において、公費が占める割合として正しいものはどれか。
- ア.30%
- イ.50%
- ウ.70%
- エ.100%
正解:イ.50%
解説:介護保険の介護給付費は公費50%と保険料50%で構成される。公費部分は国・都道府県・市町村が分担し、施設等給付費と居宅給付費で国と都道府県の負担割合が異なる点もあわせて整理しておく必要がある。
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問580.ケアマネジメントにおいて、サービス提供開始後に計画の達成状況や利用者の変化を継続的に確認する過程を何というか。
- ア.アセスメント
- イ.インテーク
- ウ.モニタリング
- エ.ターミネーション
正解:ウ.モニタリング
解説:モニタリングはサービス実施後に計画の効果や利用者の状態変化を継続的に把握する過程で、必要に応じて再アセスメントへつなぐ。インテークは初回面接、アセスメントは課題分析を指し、過程の区別が問われる。
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問581.地域包括支援センターに配置が義務づけられている専門職に含まれないものはどれか。
- ア.保健師
- イ.主任介護支援専門員
- ウ.社会福祉士
- エ.理学療法士
正解:エ.理学療法士
解説:地域包括支援センターには保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員の3職種の配置が原則義務づけられる。理学療法士はこの必置3職種に含まれない。3職種のチームアプローチによる包括的支援が制度の特徴である。
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問582.介護保険サービスのうち、利用者の自己負担が原則として発生しないサービスはどれか。
- ア.居宅介護支援(ケアプラン作成)
- イ.訪問介護
- ウ.通所介護
- エ.短期入所生活介護
正解:ア.居宅介護支援(ケアプラン作成)
解説:居宅介護支援は全額が保険給付され利用者負担が生じない。ケアマネジメントの利用控えを防ぐ趣旨である。一方、訪問介護や通所介護等のサービスには原則1割等の自己負担が発生する点と区別して理解する。
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問583.雇用保険の保険料負担に関する説明として正しいものはどれか。
- ア.事業主のみが負担する
- イ.労働者と事業主の双方が負担する
- ウ.労働者のみが負担する
- エ.国が全額負担する
正解:イ.労働者と事業主の双方が負担する
解説:雇用保険料は労働者と事業主の双方が負担するが、失業等給付分は労使折半、雇用保険二事業分は事業主のみ負担する。全額事業主負担の労災保険との違いを整理することが社会保険の頻出論点となる。
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問584.介護サービス情報公表制度において、情報を公表する主体として正しいものはどれか。
- ア.国民健康保険団体連合会
- イ.市町村
- ウ.都道府県(指定情報公表センター含む)
- エ.地域包括支援センター
正解:ウ.都道府県(指定情報公表センター含む)
解説:介護サービス情報公表制度では事業者が都道府県に情報を報告し、都道府県がインターネット等で公表する。利用者の比較・選択を支える仕組みで、報告は事業者の義務であり虚偽報告には是正措置が講じられる。
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問585.障害者総合支援法における訓練等給付に含まれるサービスはどれか。
- ア.行動援護
- イ.重度訪問介護
- ウ.短期入所
- エ.自立訓練(機能訓練・生活訓練)
正解:エ.自立訓練(機能訓練・生活訓練)
解説:訓練等給付には自立訓練・就労移行支援・就労継続支援・共同生活援助等が含まれる。重度訪問介護・行動援護・短期入所は介護給付に分類される。介護給付と訓練等給付の区分は障害福祉の頻出論点である。
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問586.介護保険における要介護認定の申請から認定結果の通知までの原則的な期間として正しいものはどれか。
- ア.30日以内
- イ.14日以内
- ウ.60日以内
- エ.90日以内
正解:ア.30日以内
解説:要介護認定は申請日から原則30日以内に通知される。認定の効力は申請日に遡及するため、認定前でも暫定ケアプランによりサービス利用が可能である。30日を超える場合は理由と見込期間の通知が必要となる。
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問587.成年後見制度の利用において、後見開始の審判の申立てを行う機関として正しいものはどれか。
- ア.公証役場
- イ.家庭裁判所
- ウ.市町村
- エ.法務局
正解:イ.家庭裁判所
解説:法定後見の開始は本人・配偶者・四親等内の親族・市町村長等が家庭裁判所に申し立てる。家庭裁判所が後見人等を選任し監督する。任意後見の契約は公証役場の公正証書による点と申立て先の違いを区別する。
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問588.高齢者虐待防止法において、養介護施設従事者等による虐待を受けたと思われる高齢者を発見した場合の対応として正しいものはどれか。
- ア.本人の同意がなければ通報できない
- イ.施設長の許可を得てから通報する
- ウ.速やかに市町村に通報しなければならない
- エ.通報する義務はない
正解:ウ.速やかに市町村に通報しなければならない
解説:施設従事者等による虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者は、速やかに市町村へ通報する義務がある。通報を理由とした解雇等の不利益取り扱いは禁止される。早期発見・対応を優先する仕組みになっている。
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問589.介護保険の保険給付対象となる福祉用具のうち、貸与ではなく購入費が支給される特定福祉用具に該当するものはどれか。
- ア.特殊寝台
- イ.車いす
- ウ.床ずれ防止用具
- エ.腰掛便座(ポータブルトイレ等)
正解:エ.腰掛便座(ポータブルトイレ等)
解説:排泄・入浴に用いる再利用に心理的抵抗がある用具は特定福祉用具販売の対象で購入費が支給される。腰掛便座・入浴補助用具等が該当する。車いすや特殊寝台等は貸与対象である点を区別して整理する。
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問590.障害者の法定雇用に関し、民間企業に課される法定雇用率を達成できない事業主から徴収されるものは何か。
- ア.障害者雇用納付金
- イ.障害者雇用調整金
- ウ.自立支援医療費
- エ.介護給付費
正解:ア.障害者雇用納付金
解説:法定雇用率未達成の一定規模以上の事業主からは障害者雇用納付金が徴収される。逆に達成事業主には調整金が支給され、障害者雇用に伴う経済的負担を調整する仕組みである。納付金と調整金の関係が問われる。
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問591.介護保険制度創設の年として正しいものはどれか。
- ア.2006年(平成18年)
- イ.2000年(平成12年)
- ウ.1997年(平成9年)
- エ.1990年(平成2年)
正解:イ.2000年(平成12年)
解説:介護保険法は1997年に成立し、2000年4月に施行され制度が開始された。高齢化の進展に伴う介護の社会化を目的とし、措置から契約による利用制度へ転換した点が社会保障史上の大きな画期となっている。
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問592.個人情報保護法において、要配慮個人情報に該当するものはどれか。
- ア.電話番号
- イ.氏名のみの情報
- ウ.本人の病歴・障害に関する情報
- エ.勤務先の名称
正解:ウ.本人の病歴・障害に関する情報
解説:要配慮個人情報は人種・信条・社会的身分・病歴・障害・犯罪歴等、差別や偏見を生じさせるおそれのある情報である。取得には原則本人同意が必要で、介護現場では特に慎重な取り扱いが求められる。
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問593.介護保険の居宅サービスのうち、医療職が居宅を訪問して療養上の世話や診療補助を行うサービスはどれか。
- ア.福祉用具貸与
- イ.訪問介護
- ウ.通所介護
- エ.訪問看護
正解:エ.訪問看護
解説:訪問看護は看護師等が居宅を訪問し、主治医の指示に基づき療養上の世話や診療の補助を行う。身体介護や生活援助を行う訪問介護とは職種と業務内容が異なる。医療と介護の連携を担う重要なサービスである。
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問594.障害者総合支援法の地域生活支援事業に含まれるサービスはどれか。
- ア.移動支援事業
- イ.居宅介護
- ウ.重度訪問介護
- エ.就労移行支援
正解:ア.移動支援事業
解説:移動支援事業は市町村が実施する地域生活支援事業の一つで、社会生活上必要な外出の支援を行う。居宅介護・重度訪問介護は介護給付、就労移行支援は訓練等給付であり、給付と地域生活支援事業の区分が問われる。
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問595.生活保護制度を所管し、保護の決定・実施を行う第一線の機関として正しいものはどれか。
- ア.保健所
- イ.福祉事務所
- ウ.社会福祉協議会
- エ.地域包括支援センター
正解:イ.福祉事務所
解説:生活保護の決定・実施は福祉事務所が担い、現業員(ケースワーカー)が相談・調査・支援を行う。都道府県・市・特別区は設置義務があり、町村は任意設置である。実施機関の位置づけが頻出論点となる。
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問596.介護保険の地域支援事業のうち、地域包括支援センターが実施する事業はどれか。
- ア.高額介護サービス費の支給
- イ.施設サービス
- ウ.包括的支援事業
- エ.予防給付
正解:ウ.包括的支援事業
解説:包括的支援事業は地域包括支援センターが担い、総合相談支援・権利擁護・包括的継続的ケアマネジメント支援・介護予防ケアマネジメント等を行う。施設サービスや予防給付は保険給付であり地域支援事業ではない。
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問597.国民健康保険の保険者として、市町村とともに財政運営の責任主体となっているものはどれか。
- ア.健康保険組合
- イ.国
- ウ.全国健康保険協会
- エ.都道府県
正解:エ.都道府県
解説:2018年度から都道府県が市町村とともに国民健康保険の保険者となり、財政運営の責任主体として安定的な運営を担う。市町村は資格管理や保険料徴収・給付等の窓口業務を引き続き行う役割分担となっている。
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問598.介護保険サービスを利用する際、要支援者の介護予防サービス計画(介護予防ケアプラン)を作成する機関として正しいものはどれか。
- ア.地域包括支援センター
- イ.居宅介護支援事業所のみ
- ウ.介護老人福祉施設
- エ.市町村の福祉事務所
正解:ア.地域包括支援センター
解説:要支援者の介護予防ケアプランは地域包括支援センターが作成・管理し、一部を居宅介護支援事業所に委託することができる。要介護者のケアプランを居宅介護支援事業所が作成するのと対比して区別する論点である。
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問599.障害福祉サービスの利用者負担に関する説明として正しいものはどれか。
- ア.全額自己負担である
- イ.所得に応じた応能負担を基本としている
- ウ.利用者負担は一切発生しない
- エ.サービス量に応じた応益負担のみである
正解:イ.所得に応じた応能負担を基本としている
解説:障害者総合支援法では家計の負担能力に応じた応能負担を基本とし、所得区分ごとに月額負担上限が設けられる。かつての応益負担への批判を踏まえた改正で、利用者の負担過重を防ぐ仕組みとなっている。
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問600.地域包括ケアシステムの構成要素として、誤っているものはどれか。
- ア.生活支援・介護予防
- イ.住まい
- ウ.全国一律の施設入所優先
- エ.医療・介護
正解:ウ.全国一律の施設入所優先
解説:地域包括ケアシステムは住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される体制を目指す。住み慣れた地域での生活継続が理念であり、全国一律の施設入所優先という考え方は構成要素ではなく誤りである。
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問601.脳梗塞後の右片麻痺がある利用者の更衣介助では、健側である左上肢から袖を通すのが原則である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは『脱健着患』の原則に従い、着るときは麻痺側(患側)の右腕から袖を通し、脱ぐときは健側の左腕から外す。患側を先に通すことで関節への負担を減らし、無理な動作による脱臼や痛みを防ぐことができる。
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問602.ICF(国際生活機能分類)における『環境因子』には、福祉用具や住宅改修、家族や介護者の支援などが含まれる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。ICFの環境因子は物的環境(福祉用具・住宅改修・建物)、人的環境(家族・友人・介護者)、制度的環境(社会保障・サービス)を含み、生活機能を促進・阻害する背景因子として個人因子とともに位置づけられる。
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問603.パーキンソン病で『すくみ足』のある利用者には、床に目印の横線を引くなど視覚的合図を用いると一歩目が出やすくなる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。すくみ足には視覚的・聴覚的な外的キューが有効で、床のテープや横線をまたぐ意識づけ、声かけのリズム『イチ・ニ』などで歩行開始を促せる。本人の残存能力を活かす自立支援的アプローチである。
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問604.介護過程におけるアセスメントとは、立案した介護計画を実際に提供する実施段階のことをいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはアセスメントは情報収集・分析・課題抽出を行う査定段階を指す。介護過程はアセスメント→計画立案→実施→評価のPDCAサイクルで進み、実施は計画を提供する段階で、アセスメントとは別の工程である。
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問605.ヒヤリハットは実際の事故には至らなかったが事故につながりかねなかった出来事であり、報告・分析することで重大事故の予防につながる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。ハインリッヒの法則では1件の重大事故の背後に29件の軽微な事故と300件のヒヤリハットがあるとされ、ヒヤリハット報告を集積・分析して要因を改善することがリスクマネジメントの基本となる。
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問606.身体拘束は利用者本人や他者の生命・身体を保護するため緊急やむを得ない場合であっても、いかなる理由でも一切認められない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは『切迫性・非代替性・一時性』の3要件をすべて満たす緊急やむを得ない場合に限り例外的に認められる。原則は身体拘束廃止だが、要件充足時は記録を残し最小限の範囲で行うことが認められている。
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問607.終末期(ターミナル期)の利用者に対しては、苦痛の緩和とその人らしい生活の継続を支え、本人・家族の意思を尊重した看取りケアが求められる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。終末期ケアでは延命より苦痛緩和とQOL維持を重視し、本人の意思(事前指示・ACP)と家族の思いを尊重する。介護福祉士は医療職と連携し、安楽な体位や口腔ケア、傾聴を通じて尊厳ある最期を支える。
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問608.認知症の利用者が事実と異なる発言をした場合、その都度誤りを訂正し正しい事実を理解させることが基本的な対応である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは本人の世界を否定せず受容し、感情に寄り添うことが基本である。事実の訂正に固執すると不安や混乱、BPSD悪化を招く。バリデーションやユマニチュードなど本人の尊厳を守る関わりが推奨される。
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問609.災害時の避難において、自力歩行が困難な利用者の安全確保は『避難行動要支援者名簿』などを活用した日頃の備えが重要である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。市町村は避難行動要支援者名簿の作成が義務づけられ、個別避難計画とあわせて誰がどう支援するかを事前に決めておく。施設では避難経路の確認や非常用持出品、夜間想定の訓練が平常時の備えとして重要となる。
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問610.バイステックの7原則の一つである『非審判的態度』とは、利用者の言動を援助者の価値観で一方的に良し悪し判断しないことをいう。
正解:○(正しい)
解説:正しい。非審判的態度は利用者を断罪せず、行動の是非を裁く立場をとらない姿勢を指す。受容・個別化・意図的な感情表出などとともに7原則を構成し、信頼関係(ラポール)形成の基盤となる援助原則である。
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問611.糖尿病で食事療法中の利用者が低血糖症状(冷汗・動悸・手のふるえ)を訴えた場合、まず安静にさせて様子を見るのが最優先である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは意識があればブドウ糖や砂糖など糖分を速やかに摂取させる対応が最優先である。低血糖は放置すると意識障害に至るため、様子見ではなく早期の糖分補給と、改善しなければ医療職への連絡が必要となる。
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問612.多職種連携において、理学療法士(PT)は主に基本動作能力の回復を、作業療法士(OT)は応用動作や日常生活動作の回復を担う。
正解:○(正しい)
解説:正しい。PTは起立・歩行など基本動作の回復、OTは食事や更衣など応用的・日常生活動作の自立支援、ST(言語聴覚士)は言語・嚥下機能を担う。介護福祉士は各職種と情報共有し連携してケアにあたる。
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問613.感染対策における標準予防策(スタンダードプリコーション)は、感染症が判明している利用者にのみ適用すれば十分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは標準予防策はすべての人の血液・体液・分泌物・排泄物などを感染の可能性があるものとみなし、全利用者に対して適用する。感染の有無に関わらず手指衛生や手袋着用を徹底するのが基本である。
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問614.介護計画の評価は一度立てた計画を変更しないために行うものであり、目標が未達成でも計画の修正や再アセスメントは行わない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは評価は短期・長期目標の達成度や利用者の状態変化を確認し、未達成や状況変化があれば再アセスメントを行い計画を見直すために行う。計画を固定するためではなく、PDCAサイクルを循環させ支援を改善する工程である。
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問615.誤嚥性肺炎を繰り返す利用者の食事介助では、誤嚥防止のため首を後ろに反らせた仰向けに近い姿勢で介助するのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは顎を軽く引いた前傾気味の姿勢(頸部前屈)で、座位を保ち介助するのが基本である。首を後ろに反らすと気道が開いて誤嚥しやすくなるため、安全な嚥下を促す姿勢調整が重要となる。
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問616.利用者本位の支援とは、援助者が最善と判断したことを優先するのではなく、利用者の意思や自己決定を尊重することである。
正解:○(正しい)
解説:正しい。利用者本位は本人の意思・希望・価値観を中心に据える理念で、自己決定の尊重を重視する。援助者主導のパターナリズムに陥らず、選択肢を提示し本人が決められるよう支えることが自立支援にもつながる。
-
問617.難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)では、病気が進行しても末期まで知的機能や視力・聴力は比較的保たれることが多い。
正解:○(正しい)
解説:正しい。ALSは運動神経が選択的に障害され筋力低下や嚥下・呼吸障害が進行するが、知的機能・感覚・視聴覚・眼球運動は末期まで保たれやすい。コミュニケーション手段の確保が支援上きわめて重要となる。
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問618.脱水傾向のある高齢者では、口渇を感じにくく自覚症状が出にくいため、介護者が水分摂取量を把握し計画的に促す必要がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。高齢者は口渇中枢の機能低下で喉の渇きを感じにくく、体内水分量も少ないため脱水に陥りやすい。皮膚の乾燥や尿量減少、微熱などの兆候を観察し、こまめな水分補給を計画的に促すことが重要である。
-
問619.傾聴とは、利用者の話を聞きながら援助者が積極的に助言や解決策を提示し、話を主導することをいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは傾聴は利用者の話にうなずきや相づちで関心を示し、相手のペースを尊重して受容的に耳を傾ける技法である。援助者が主導して助言を急ぐのではなく、本人が語る過程を支えることに意義がある。
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問620.片麻痺のある利用者の杖歩行では、杖を健側の手に持ち、杖→患側下肢→健側下肢の順で進める三動作歩行が安定する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。杖は健側の手で持ち、杖を前に出してから患側の足、続いて健側の足を運ぶ三動作歩行は支持基底面が広く安定する。患側を杖と同時に出さないことで転倒リスクを下げ、安全な移動を支援できる。
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問621.認知症の中核症状である見当識障害が進むと、時間・場所・人物の認識が困難になることがある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。見当識障害は記憶障害などと並ぶ中核症状で、初期は時間、進行とともに場所、さらに人物の認識が障害される。徘徊や混乱の背景となるため、カレンダーや声かけによる見当識への配慮が支援に役立つ。
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問622.緊急時に利用者が意識を失い倒れた場合、介護福祉士の判断のみで投薬や注射などの医療行為を行ってよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは投薬や注射などの医療行為は原則医師・看護師等の医療職が行う。介護福祉士は救命処置や安全確保、医療職への速やかな連絡を行う立場であり、自己判断での医療行為は職務範囲を超え認められない。
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問623.褥瘡(じょくそう)を予防するには、同一体位で長時間安静を保ち、できるだけ身体を動かさないようにするのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは褥瘡は持続的な圧迫で血流が阻害されて生じるため、約2時間ごとの体位変換や除圧が予防の柱となる。同一体位の安静はかえって圧迫を続け褥瘡を招くため、清潔保持や栄養改善とあわせ除圧が必要である。
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問624.受容とは、利用者の言動や感情をあるがままに受け止める姿勢であり、援助者が同意・賛成することと同義である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは受容は利用者をあるがままに受け止めることで、行動への同意や賛成とは異なる。たとえ援助者が賛同できない言動でも、その背景にある感情やニーズを理解し受け止める姿勢が信頼関係の基盤となる。
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問625.ノロウイルスによる嘔吐物の処理では、次亜塩素酸ナトリウムを用い、使い捨て手袋・マスク・ガウンを着用して行う。
正解:○(正しい)
解説:正しい。ノロウイルスはアルコールが効きにくいため、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が有効である。嘔吐物処理では飛沫を防ぐため使い捨ての手袋・マスク・ガウンを着用し、ペーパーで静かに拭き取り密閉廃棄する。
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問626.個別ケアの実現には、利用者全員に同じ内容を提供する画一的な集団処遇が最も効率的で望ましいとされる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは個別化はバイステック原則の一つで、利用者を一人ひとり異なる存在として尊重し、生活歴・嗜好・価値観を踏まえた支援を行う。画一的な集団処遇は個別性を損なうため、ユニットケア等の個別ケアが望ましい。
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問627.高齢者の転倒予防では、リスクが高いため日中もできる限り歩行を制限し、車いすやベッド上で安静に過ごしてもらうのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過度な安静は廃用症候群や筋力低下を招き、かえって転倒リスクや寝たきりを助長する。環境整備や運動機能の維持、適切な見守りで安全に活動を続けられるよう支える自立支援が望ましい。
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問628.ケアマネジャー(介護支援専門員)は介護サービス計画(ケアプラン)を作成し、サービス事業者間の調整を担う。
正解:○(正しい)
解説:正しい。介護支援専門員は利用者のアセスメントに基づきケアプランを作成し、サービス担当者会議で多職種を調整、給付管理やモニタリングを行う。介護福祉士は現場の情報を提供し連携して支援を進める。
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問629.共感とは、援助者自身の感情に置き換えるのではなく、利用者の立場に立ってその感情を理解しようとする姿勢である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。共感は利用者の枠組みに沿ってその気持ちを理解する姿勢で、援助者自身の感情に巻き込まれる同情とは区別される。相手の感情を映し返すことで受容され理解されたと感じてもらえ、信頼関係を深める。
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問630.在宅で独居の認知症高齢者の支援では、本人の安全を最優先し、家族や地域、専門職との連携は必要に応じて後から考えればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは独居の認知症高齢者では当初から家族・地域・多職種が連携し、見守り体制や緊急時対応を整えることが不可欠である。後回しにすると孤立や事故につながるため、早期からのチームアプローチが求められる。
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問631.78歳女性。脳梗塞発症後に右片麻痺と軽度の運動性失語が残った。自宅退院に向けたアセスメントとして最も適切なものはどれか。
- ア.失語があるため本人の意向は確認せず家族の希望のみで方針を決める
- イ.右麻痺の筋力低下の程度のみを評価すれば自宅退院の可否は判断できる
- ウ.ADLや住環境、家族の介護力など環境因子を含めて総合的に評価する
- エ.退院後の生活は施設職員に任せ在宅は想定しない
正解:ウ.ADLや住環境、家族の介護力など環境因子を含めて総合的に評価する
解説:ICFに基づき心身機能だけでなく、活動・参加や住環境・家族支援などの環境因子を含めて総合的に把握することが、自宅での生活再構築に向けた適切なアセスメントとなる。麻痺の程度だけでは生活全体を捉えられない。
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問632.前問の女性は『家に帰って料理がしたい』と希望している。運動性失語への対応として最も適切なものはどれか。
- ア.失語は回復しないので意思確認は不要と判断する
- イ.話せないとみなし本人への確認をやめ家族に全て委ねる
- ウ.急かして早口で何度も同じ質問を繰り返す
- エ.はい・いいえで答えられる質問や絵カードを用いゆっくり意思を確認する
正解:エ.はい・いいえで答えられる質問や絵カードを用いゆっくり意思を確認する
解説:運動性失語は言葉が出にくいが理解は比較的保たれることが多い。閉じられた質問や絵カード・ジェスチャーを併用し、本人が答えやすい工夫をしながら時間をかけて意思を確認するのが適切な対応である。
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問633.ICF(国際生活機能分類)の構成要素として、生活機能に含まれるものの組み合わせとして正しいものはどれか。
- ア.心身機能・身体構造/活動/参加
- イ.環境因子/個人因子/健康状態
- ウ.疾病/障害/ハンディキャップ
- エ.ADL/IADL/QOLのみ
正解:ア.心身機能・身体構造/活動/参加
解説:ICFの生活機能は『心身機能・身体構造』『活動』『参加』の3つから構成される。これらは健康状態と背景因子(環境因子・個人因子)が相互に影響し合う関係で捉えられ、障害を一面的でなく包括的に評価する。
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問634.85歳男性。アルツハイマー型認知症で、夕方になると落ち着かず『家に帰る』と訴え玄関へ向かう。最も適切な対応はどれか。
- ア.『ここがあなたの家です』と繰り返し強く訂正する
- イ.訴えを受け止め安心できる声かけや一緒に歩くなど気分転換を図る
- ウ.なぜ帰りたいのか理由を問い詰める
- エ.玄関に鍵をかけ部屋から出られないよう制止する
正解:イ.訴えを受け止め安心できる声かけや一緒に歩くなど気分転換を図る
解説:夕暮れ症候群とみられる行動には、不安や帰宅願望の背景を受け止め、否定せず安心できる声かけや気分転換を図るのが適切である。理由を問い詰めたり力で制止したりすると不安が高まりBPSDを悪化させる。
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問635.介護過程の展開順序として正しいものはどれか。
- ア.実施→評価→アセスメント→計画立案
- イ.計画立案→アセスメント→評価→実施
- ウ.アセスメント→計画立案→実施→評価
- エ.評価→実施→計画立案→アセスメント
正解:ウ.アセスメント→計画立案→実施→評価
解説:介護過程はアセスメント(情報収集・分析・課題抽出)→介護計画の立案→実施→評価の順に展開し、評価結果を次のアセスメントへ反映するPDCAサイクルを循環させることで、利用者本位の支援を継続的に改善する。
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問636.身体拘束が緊急やむを得ず認められる『3要件』として正しいものはどれか。
- ア.家族の同意・施設長の許可・本人の希望
- イ.緊急性・経済性・継続性
- ウ.安全性・効率性・利便性
- エ.切迫性・非代替性・一時性
正解:エ.切迫性・非代替性・一時性
解説:身体拘束は『切迫性(生命・身体に危険が及ぶ可能性が著しく高い)』『非代替性(拘束以外に方法がない)』『一時性(一時的である)』の3要件をすべて満たす場合に限り例外的に認められる。記録の作成も義務である。
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問637.72歳女性。パーキンソン病で歩行開始時にすくみ足がみられる。歩行支援として最も適切なものはどれか。
- ア.床に引いた横線をまたぐ意識づけや声かけのリズムで歩行を促す
- イ.腕を強く引っ張って前進を促す
- ウ.歩行は危険なので全て車いす移動に切り替える
- エ.本人のペースを無視して速く歩くよう指示する
正解:ア.床に引いた横線をまたぐ意識づけや声かけのリズムで歩行を促す
解説:すくみ足には床の横線をまたぐ視覚的キューや『イチ・ニ』の声かけなど聴覚的キューが有効で、一歩目を引き出しやすくする。残存能力を活かす自立支援的方法であり、引っ張ったり急かしたりするのは転倒リスクを高める。
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問638.ヒヤリハット報告を組織で活用する目的として最も適切なものはどれか。
- ア.報告した職員を特定して処罰するため
- イ.要因を分析し再発防止策を講じ重大事故を予防するため
- ウ.事故の責任を利用者や家族に求めるため
- エ.報告件数の少なさを評価するため
正解:イ.要因を分析し再発防止策を講じ重大事故を予防するため
解説:ヒヤリハットの報告・分析は要因を明らかにして再発防止策を講じ、重大事故を未然に防ぐリスクマネジメントの目的で行う。報告者個人の責任追及や処罰を目的とすると報告が減り、安全文化が損なわれてしまう。
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問639.80歳男性。終末期で食事量が著しく低下し『もう無理に食べたくない』と話している。介護福祉士の対応として最も適切なものはどれか。
- ア.食べないなら点滴を介護福祉士の判断で開始する
- イ.栄養確保のため毎食全量摂取するよう強く促す
- ウ.本人の意思を尊重し苦痛緩和を図りつつ多職種と連携する
- エ.食事介助は不要と判断し関わりをやめる
正解:ウ.本人の意思を尊重し苦痛緩和を図りつつ多職種と連携する
解説:終末期では延命のための無理な摂取より、本人の意思とQOLを尊重し、苦痛緩和や好むものを少量味わえる支援が適切である。多職種と情報共有しながら、安楽と尊厳を優先したケアを行うことが看取りの基本となる。
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問640.感染症対策における標準予防策(スタンダードプリコーション)の考え方として正しいものはどれか。
- ア.手洗いさえすれば手袋やマスクは一切不要である
- イ.感染症と診断された利用者だけに適用する
- ウ.汗を含むすべての体液を感染源として扱う
- エ.感染の有無に関わらず全ての人の血液・体液等を感染源とみなし対応する
正解:エ.感染の有無に関わらず全ての人の血液・体液等を感染源とみなし対応する
解説:標準予防策はすべての人の血液・体液・汗を除く分泌物・排泄物・粘膜・損傷皮膚を感染の可能性があるものとみなし、感染症の有無に関わらず全利用者に手指衛生や個人防護具で対応する基本的な感染対策である。
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問641.75歳女性。糖尿病で経口血糖降下薬を服用中。昼食前に冷汗・手のふるえ・強い空腹感を訴えた。最初に行うべき対応はどれか。
- ア.意識があれば速やかにブドウ糖や砂糖など糖分を摂取させる
- イ.症状が治まるまで安静にして経過観察する
- ウ.血糖が高いと考え水分のみを多量に飲ませる
- エ.予定通り次の食事まで何もせず待つ
正解:ア.意識があれば速やかにブドウ糖や砂糖など糖分を摂取させる
解説:冷汗や手のふるえは低血糖の典型症状である。意識があればブドウ糖や砂糖など糖分を速やかに摂取させるのが最優先で、放置すると意識障害に至る。改善しない場合や意識がない場合は直ちに医療職へ連絡する。
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問642.多職種連携において、嚥下機能や言語・コミュニケーションの評価・訓練を主に担う専門職はどれか。
- ア.理学療法士(PT)
- イ.言語聴覚士(ST)
- ウ.作業療法士(OT)
- エ.管理栄養士
正解:イ.言語聴覚士(ST)
解説:言語聴覚士(ST)は失語・構音障害など言語コミュニケーションと、摂食・嚥下機能の評価および訓練を担う。PTは基本動作、OTは応用・日常生活動作を担当し、各職種が役割分担して利用者を支援する。
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問643.70歳男性。脳卒中後の右片麻痺。ベッドから車いすへ移乗する際、車いすを置く位置として最も適切なものはどれか。
- ア.患側(右)の真横に直角に置く
- イ.ベッドの足元側に平行に置く
- ウ.健側(左)に20〜30度の角度をつけて置く
- エ.位置はどこでも介助に影響しない
正解:ウ.健側(左)に20〜30度の角度をつけて置く
解説:片麻痺の移乗では健側方向に車いすを置き、ベッドに対しおおむね20〜30度の角度をつけて配置する。健側を軸に立ち上がり方向転換できるようにすると、患側に過度な負担をかけず安全に移乗を介助できる。
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問644.バイステックの7原則に含まれないものはどれか。
- ア.個別化
- イ.自己決定
- ウ.秘密保持
- エ.パターナリズムの徹底
正解:エ.パターナリズムの徹底
解説:バイステックの7原則は個別化・意図的な感情表出・統制された情緒的関与・受容・非審判的態度・自己決定・秘密保持である。『パターナリズムの徹底』は本人の自己決定を妨げる援助者主導の姿勢で、原則に反する。
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問645.82歳女性。要介護3、独居で軽度の認知症がある。在宅生活を支える支援として最も適切なものはどれか。
- ア.ケアマネを中心に多職種・地域資源で見守り体制を整える
- イ.本人の希望は確認せず直ちに施設入所を進める
- ウ.家族がいないため支援は週1回の訪問のみで十分とする
- エ.認知症があるので本人の自己決定は一切考慮しない
正解:ア.ケアマネを中心に多職種・地域資源で見守り体制を整える
解説:独居で認知症のある要介護者では、ケアマネジャーを中心に訪問介護・通所・配食・見守りなど多職種と地域資源を組み合わせ、緊急時対応を含めたチームで支えるのが適切である。本人の意思尊重と安全確保を両立させる。
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問646.誤嚥のリスクが高い利用者の食事介助時の姿勢として最も適切なものはどれか。
- ア.顎を上げて首を後ろに反らせた姿勢
- イ.座位で顎を軽く引いた頸部前屈の姿勢
- ウ.仰向けに寝かせたままの姿勢
- エ.横向きで顔を上に向けた姿勢
正解:イ.座位で顎を軽く引いた頸部前屈の姿勢
解説:誤嚥予防には座位を保ち、顎を軽く引いた頸部前屈の姿勢が基本である。顎を引くことで気道が狭まり食道へ送り込みやすくなる。首を後ろに反らせる姿勢は気道が開き誤嚥を招くため避けなければならない。
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問647.ALS(筋萎縮性側索硬化症)が進行した利用者とのコミュニケーション支援として最も適切なものはどれか。
- ア.知的機能も低下するため意思確認は省略する
- イ.話せないので家族の判断のみで全て決める
- ウ.文字盤や視線入力装置など代替手段で意思を汲み取る
- エ.筆談も不可能なため意思疎通は諦める
正解:ウ.文字盤や視線入力装置など代替手段で意思を汲み取る
解説:ALSは末期まで知的機能や視聴覚が保たれやすい一方、発話が困難になる。文字盤や視線入力装置などの意思伝達手段を活用し、本人の意思を丁寧に汲み取ることが、尊厳を守る支援として重要となる。
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問648.褥瘡(じょくそう)の予防的ケアとして最も適切なものはどれか。
- ア.発赤のある部位を強くマッサージする
- イ.皮膚を乾燥させるため保湿は一切行わない
- ウ.同一体位を長時間保ち安静を最優先する
- エ.定期的な体位変換と皮膚の清潔・栄養改善を行う
正解:エ.定期的な体位変換と皮膚の清潔・栄養改善を行う
解説:褥瘡予防には定期的な体位変換による除圧、皮膚の清潔・適度な保湿の保持、栄養状態の改善が有効である。発赤部位を強くマッサージするのは組織を傷つけ悪化させるため不適切で、現在は推奨されていない。
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問649.災害発生時、施設で自力歩行が困難な利用者を避難させる際の備えとして最も適切なものはどれか。
- ア.個別避難計画や搬送用具を平常時から準備し訓練しておく
- イ.発災後にその場で避難方法を考えれば十分である
- ウ.歩けない利用者は最後に回し職員のみ先に避難する
- エ.避難訓練は日中のみ行い夜間想定は不要とする
正解:ア.個別避難計画や搬送用具を平常時から準備し訓練しておく
解説:自力歩行困難者の避難には、平常時から避難経路や担当者を定めた個別避難計画を整え、車いすや搬送用具の準備、夜間想定の訓練を行うことが重要である。発災後に初めて方法を考えるのでは安全確保が遅れる。
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問650.利用者本位の支援を実践するうえで、援助者が陥りやすいパターナリズム(父権主義)の説明として正しいものはどれか。
- ア.利用者の自己決定を最大限尊重すること
- イ.本人の意思を確認せず援助者が良かれと判断して支援を決めること
- ウ.複数の選択肢を提示して本人に選んでもらうこと
- エ.本人の生活歴を踏まえて個別に支援すること
正解:イ.本人の意思を確認せず援助者が良かれと判断して支援を決めること
解説:パターナリズムは援助者が『本人のため』と考え、本人の意思を確認せず良かれと判断して支援を押しつける姿勢を指す。自己決定を妨げ自立を損なうため、選択肢を示し本人が決められるよう支える姿勢が求められる。
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問651.76歳男性。レビー小体型認知症。『部屋に小さな子どもがいる』と繰り返し訴える。最も適切な対応はどれか。
- ア.『そんな子どもはいない』と強く否定し納得させる
- イ.幻視は嘘だと叱り見間違いを正そうとする
- ウ.本人の訴えを受け止め不安に寄り添い環境を調整する
- エ.幻視があるため一切関わらず放置する
正解:ウ.本人の訴えを受け止め不安に寄り添い環境を調整する
解説:レビー小体型認知症では具体的な幻視が特徴的である。本人には現実に見えているため、頭から否定せず不安に寄り添い受け止める。照明を明るくするなど見間違いを減らす環境調整も有効で、強い否定は不信を招く。
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問652.介護記録を作成する際の留意点として最も適切なものはどれか。
- ア.観察した事実より援助者の推測を中心に記載する
- イ.都合の悪い事実は記載しない
- ウ.あいまいな表現でまとめ詳細は省略する
- エ.事実を客観的・具体的に正確に記載する
正解:エ.事実を客観的・具体的に正確に記載する
解説:介護記録は事実を客観的・具体的に、5W1Hを意識して正確に記載するのが基本である。推測や主観で断定せず、観察した事実と本人の言動を区別して書く。多職種連携や評価の根拠となるため改ざんは厳禁である。
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問653.68歳女性。関節リウマチで手指の変形と痛みがある。自助具を用いた自立支援として最も適切なものはどれか。
- ア.太柄スプーンやボタンエイドなど自助具を用い自分で行える支援をする
- イ.手指は使わせず安静のみを指示する
- ウ.痛みがあるため全ての動作を介護者が代行する
- エ.自助具は不要なので使用させない
正解:ア.太柄スプーンやボタンエイドなど自助具を用い自分で行える支援をする
解説:関節リウマチでは関節保護と残存能力の活用が重要で、太柄スプーンやボタンエイドなど握りやすく関節に負担の少ない自助具を用いて自分で行える動作を支える。全介助は自立を妨げ、廃用や意欲低下を招く。
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問654.高齢者の脱水を予防するための観察・支援として最も適切なものはどれか。
- ア.口渇の訴えがあるまで水分を勧めない
- イ.口渇を感じにくいためこまめな水分補給を計画的に促す
- ウ.尿量が減るほど水分を控えさせる
- エ.発熱時は水分摂取をやめさせる
正解:イ.口渇を感じにくいためこまめな水分補給を計画的に促す
解説:高齢者は口渇を感じにくく脱水に陥りやすいため、口渇の訴えを待たずこまめな水分補給を計画的に促すのが適切である。皮膚や口腔の乾燥、尿量減少、微熱などの兆候を観察し、早期に対応することが重要となる。
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問655.65歳男性。脳卒中後の左片麻痺で軽い半側空間無視がある。食事介助時の配慮として最も適切なものはどれか。
- ア.無視側に食器を集中して置く
- イ.全量介助し本人に食事の認識を求めない
- ウ.初期は健側に食器を寄せ徐々に無視側へ注意を促す
- エ.残すのは食欲不振と判断し無視への配慮はしない
正解:ウ.初期は健側に食器を寄せ徐々に無視側へ注意を促す
解説:半側空間無視では麻痺側の空間を認識しにくく、その側の食事を残しやすい。初期は食器を健側に寄せて気づけるようにし、慣れてきたら無視側へ注意を促す声かけで認識を広げる支援が適切な配慮となる。
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問656.意図的な感情表出(バイステックの原則)の説明として正しいものはどれか。
- ア.援助者が自分の感情を積極的に利用者へ表現すること
- イ.利用者の感情表現を抑えるよう指導すること
- ウ.感情を一切表に出さないよう双方が努めること
- エ.利用者が否定的感情も自由に表現できるよう意図的に促すこと
正解:エ.利用者が否定的感情も自由に表現できるよう意図的に促すこと
解説:意図的な感情表出とは、利用者が自分の感情、特に否定的な感情も自由に表現できるよう援助者が意図的に促し、その表出を妨げない原則である。感情の抑圧を強いるのではなく、安心して語れる関係を支える。
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問657.90歳女性。看取り期で意識レベルが低下している。家族が動揺している場面での介護福祉士の対応として最も適切なものはどれか。
- ア.家族の思いを傾聴し受け止め一緒にケアを行い多職種と連携する
- イ.『気を強く持って』と励まし不安は語らせない
- ウ.家族の動揺は迷惑なので面会を制限する
- エ.本人のケアのみに集中し家族には関わらない
正解:ア.家族の思いを傾聴し受け止め一緒にケアを行い多職種と連携する
解説:看取り期は本人だけでなく家族へのグリーフケア(悲嘆への配慮)も重要である。家族の不安や思いを傾聴し受け止め、できるケアを一緒に行い、医療職と連携して支える。動揺を否定したり突き放したりしない。
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問658.認知症のBPSD(行動・心理症状)への基本的な対応として最も適切なものはどれか。
- ア.症状が出たら直ちに身体拘束で抑える
- イ.背景要因や本人の気持ちを理解し環境調整など非薬物的対応を優先する
- ウ.本人を叱責して行動を改めさせる
- エ.BPSDは治らないため関わらず放置する
正解:イ.背景要因や本人の気持ちを理解し環境調整など非薬物的対応を優先する
解説:BPSDは不安・体調不良・環境変化などが背景にあることが多く、症状を抑え込むより原因や本人の気持ちを理解し環境調整や受容的対応で軽減を図るのが基本である。安易な薬物・拘束による抑制は不適切である。
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問659.サービス担当者会議の目的として最も適切なものはどれか。
- ア.施設の経営方針を職員に伝達するため
- イ.利用者の問題行動を職員間で批判するため
- ウ.多職種でケアプランを共有・検討し支援方針を調整するため
- エ.サービス利用料の請求事務を行うため
正解:ウ.多職種でケアプランを共有・検討し支援方針を調整するため
解説:サービス担当者会議はケアマネジャーが主催し、利用者・家族や多職種が集まりケアプランの内容を共有・検討して支援の方向性を調整する場である。各職種が情報を持ち寄り、チームとして一貫した支援を実現する。
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問660.73歳男性。在宅で胃ろうから経管栄養を行っている。介護福祉士が実施できる行為として正しいものはどれか。
- ア.胃ろうカテーテルの交換や抜去を単独で行う
- イ.栄養剤の処方を介護福祉士が決定する
- ウ.医師の指示なく自己判断で栄養剤を変更する
- エ.研修修了・医師の指示・看護師連携のもとで経管栄養を実施する
正解:エ.研修修了・医師の指示・看護師連携のもとで経管栄養を実施する
解説:一定の研修を修了し登録された介護福祉士は、医師の指示と看護師との連携のもとで胃ろう等の経管栄養や喀痰吸引を実施できる。胃ろうの増設・抜去など医行為そのものは医師が行い、介護福祉士の業務範囲外である。
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問661.80歳女性。中等度の難聴がある。コミュニケーション上の配慮として最も適切なものはどれか。
- ア.正面から口元を見せ低めの声でゆっくり明瞭に話す
- イ.聞こえないので話しかけるのをやめる
- ウ.後ろから大声で早口に話しかける
- エ.高く大きい声を出せば必ず聞き取れる
正解:ア.正面から口元を見せ低めの声でゆっくり明瞭に話す
解説:難聴のある人には、正面から顔を見せ口元が見えるようにし、低めの声でゆっくり明瞭に話すのが適切である。大声で早口に話すと歪んで聞き取りにくい。筆談や身振りの併用も有効で、静かな環境調整も役立つ。
-
問662.介護過程における『目標設定』に関する説明として最も適切なものはどれか。
- ア.援助者の都合に合わせ画一的に設定する
- イ.本人の意向を反映し具体的で評価可能な長期・短期目標を設定する
- ウ.達成が困難なほど高い理想だけを掲げる
- エ.目標は曖昧にして評価できないようにする
正解:イ.本人の意向を反映し具体的で評価可能な長期・短期目標を設定する
解説:介護過程の目標は利用者本人の意向を反映し、達成可能で具体的・評価可能なものとして、長期目標と短期目標を段階的に設定する。援助者の都合で一方的に決めず、本人が主体的に取り組める内容にすることが重要である。
-
問663.77歳男性。要介護2、軽い右片麻痺。トイレでの排泄を希望している。自立支援として最も適切なものはどれか。
- ア.手間がかかるので終日オムツを使用する
- イ.排泄は全介助とし本人に行わせない
- ウ.手すり設置や見守りでトイレでの排泄を支える
- エ.失敗を防ぐため水分摂取を制限する
正解:ウ.手すり設置や見守りでトイレでの排泄を支える
解説:本人がトイレ排泄を希望し残存能力がある場合は、手すりの設置や見守り、適切な誘導など環境を整えて自分でできる部分を活かす支援が自立支援に沿う。安易にオムツへ切り替えるのは尊厳と自立を損なう。
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問664.リスクマネジメントにおける『事故発生時』の対応として最も適切なものはどれか。
- ア.まず事故を記録に残さず様子を見る
- イ.家族や上司への報告は後日まとめて行えばよい
- ウ.原因分析より責任者の特定を最優先する
- エ.利用者の安全確保と応急対応を行い速やかに報告・記録する
正解:エ.利用者の安全確保と応急対応を行い速やかに報告・記録する
解説:事故発生時はまず利用者の安全確保と応急対応を行い、医療職や上司へ速やかに報告・連絡する。その後事実を正確に記録し、原因分析と再発防止につなげる。事故を隠したり報告を遅らせたりするのは不適切である。
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問665.ICFの考え方を活かしたアプローチとして最も適切なものはどれか。
- ア.残存能力や環境因子を活かし活動・参加を高める
- イ.本人の強みは支援に関係しないとみなす
- ウ.環境は変えられないので個人の努力のみを求める
- エ.できないことだけに着目し問題点を列挙する
正解:ア.残存能力や環境因子を活かし活動・参加を高める
解説:ICFでは『できないこと』に着目するマイナス面だけでなく、残存機能や強み(プラス面)、環境因子を活用して活動・参加を高める視点が重視される。障害を固定的に捉えず、環境を変えることで生活機能の向上を図る。
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問666.83歳女性。糖尿病性網膜症で視覚障害がある。歩行誘導(手引き歩行)の方法として最も適切なものはどれか。
- ア.後ろから背中を押して進ませる
- イ.介助者の肘を握ってもらい半歩前を歩き段差等を事前に伝える
- ウ.腕を強く引っ張って速く誘導する
- エ.利用者を先頭にして介助者は離れて歩く
正解:イ.介助者の肘を握ってもらい半歩前を歩き段差等を事前に伝える
解説:視覚障害者の手引き歩行では、介助者が半歩前に立ち、利用者は介助者の肘の少し上を握って後方を歩く。段差や曲がり角は事前に具体的に伝える。介助者が後ろから押す方法は危険で、不安を与えるため不適切である。
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問667.統制された情緒的関与(バイステックの原則)の説明として正しいものはどれか。
- ア.利用者の感情に巻き込まれ援助者も一緒に取り乱すこと
- イ.利用者の感情には一切反応しないこと
- ウ.援助者が感情を自覚し制御しながら適切に反応すること
- エ.援助者の感情を最優先して関わること
正解:ウ.援助者が感情を自覚し制御しながら適切に反応すること
解説:統制された情緒的関与とは、援助者が利用者の感情を敏感に受け止めて理解し、自らの感情を自覚・コントロールしながら適切に反応する原則である。感情に巻き込まれて冷静さを失うことなく専門的に関わる姿勢を指す。
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問668.78歳男性。慢性閉塞性肺疾患(COPD)で在宅酸素療法を行っている。生活支援上の配慮として最も適切なものはどれか。
- ア.息切れ防止のため酸素流量を介護者の判断で増やす
- イ.酸素チューブが邪魔なので調理中は外させる
- ウ.息切れするので一切活動させず寝たきりにする
- エ.火気を避け動作はゆっくり休みながら行うよう支援する
正解:エ.火気を避け動作はゆっくり休みながら行うよう支援する
解説:在宅酸素療法中は火気厳禁で、調理時のコンロや喫煙を避ける必要がある。動作時の息切れに配慮しゆっくり休みながら活動し、口すぼめ呼吸を促す。指示された酸素流量を勝手に変更しないことも安全上重要である。
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問669.認知症の人への『ユマニチュード』の技法に関する説明として最も適切なものはどれか。
- ア.見る・話す・触れる・立つを柱に尊厳を尊重して関わる技法
- イ.本人の意思を無視して身体拘束を行う技法
- ウ.言葉をかけずに無言で介助する技法
- エ.効率重視で素早く一方的に介助を進める技法
正解:ア.見る・話す・触れる・立つを柱に尊厳を尊重して関わる技法
解説:ユマニチュードは『見る・話す・触れる・立つ』を柱に、相手の尊厳を尊重して関わるケア技法である。正面から目線を合わせて優しく語りかけ、ゆっくり触れることで安心を与える。本人を急かす一方的な介助とは異なる。
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問670.在宅介護を担う家族介護者への支援(レスパイトケア)として最も適切なものはどれか。
- ア.家族は休まず介護に専念すべきと指導する
- イ.ショートステイ等を活用し家族の休息と負担軽減を図る
- ウ.サービス利用は本人のためだけと考え家族支援はしない
- エ.介護者の悩みは個人の問題として関わらない
正解:イ.ショートステイ等を活用し家族の休息と負担軽減を図る
解説:レスパイトケアは家族介護者の負担軽減と休息を目的とし、ショートステイやデイサービスなどを活用して一時的に介護から離れられるよう支援する。介護者の疲弊は虐待や共倒れにつながるため、家族支援も重要である。
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問671.81歳女性。便秘がちで下剤を使用している。自然な排便を促す生活支援として最も適切なものはどれか。
- ア.下剤の量を介護者の判断で増やし続ける
- イ.便秘予防のため水分摂取を控えさせる
- ウ.食物繊維・水分摂取や運動など生活面から自然な排便を促す
- エ.運動は転倒の危険があるため一切させない
正解:ウ.食物繊維・水分摂取や運動など生活面から自然な排便を促す
解説:便秘の改善には食物繊維と水分の十分な摂取、適度な運動や腹部マッサージ、規則的な排便習慣の確立が有効である。下剤に頼り切るのではなく生活面からの支援を基本とし、必要に応じ医療職と連携して調整する。
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問672.多職種チームにおける介護福祉士の役割として最も適切なものはどれか。
- ア.医療職の指示に従うだけで情報提供はしない
- イ.他職種とは関わらず単独で支援を完結させる
- ウ.記録や報告は不要で口頭のみで済ませる
- エ.生活場面で得た情報を多職種に伝えチームのケアに反映させる
正解:エ.生活場面で得た情報を多職種に伝えチームのケアに反映させる
解説:介護福祉士は利用者の最も身近で日常生活を支える存在として、生活場面で得た情報や変化を多職種に的確に伝え、チームのケアに反映させる役割を担う。専門性を活かし対等に連携することがチームケアの質を高める。
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問673.75歳男性。脳卒中後の嚥下障害がある。とろみ調整食品(増粘剤)を使用する目的として最も適切なものはどれか。
- ア.誤嚥を防ぎ安全に水分・食事を摂取できるようにするため
- イ.食事の量を増やして満腹感を得るため
- ウ.調理時間を短縮するため
- エ.食事の見た目を良くするため
正解:ア.誤嚥を防ぎ安全に水分・食事を摂取できるようにするため
解説:増粘剤で水分や食事に適度なとろみをつけると、咽頭をゆっくり通過し誤嚥のリスクを減らせる。さらさらの液体は気管へ流れ込みやすいため、嚥下機能に応じた適切なとろみで安全に水分・栄養を摂取できるようにする。
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問674.高齢者虐待を発見・予防する観点から、介護福祉士の対応として最も適切なものはどれか。
- ア.虐待が疑われても確証がなければ通報しない
- イ.虐待を受けたと思われる場合は速やかに市町村等へ通報する
- ウ.本人が訴えない限り何もしなくてよい
- エ.家庭内の問題なので一切関与しない
正解:イ.虐待を受けたと思われる場合は速やかに市町村等へ通報する
解説:高齢者虐待防止法では、虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者には市町村等への通報義務があり、特に介護施設従事者には早期の通報・対応が求められる。家族介護者の負担軽減など予防的支援も虐待防止に重要である。
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問675.84歳女性。軽度認知症で薬の飲み忘れが多い。服薬支援として最も適切なものはどれか。
- ア.飲み忘れた分をまとめて次回に多く飲ませる
- イ.介護福祉士の判断で薬を中止する
- ウ.お薬カレンダーや一包化、声かけで確実な服薬を支援する
- エ.本人に任せきりにして支援しない
正解:ウ.お薬カレンダーや一包化、声かけで確実な服薬を支援する
解説:服薬忘れには、お薬カレンダーや一包化、声かけ・見守りなどで確実に服薬できる仕組みを整えるのが適切である。薬の変更や中止は医師・薬剤師の判断によるもので、介護福祉士が自己判断で増減してはならない。