介護福祉士「こころとからだのしくみ・医学知識の発展問題」の一問一答
📖 介護福祉士「こころとからだのしくみ・医学知識の発展問題」の全75問と解説(一覧)
介護福祉士のこころとからだのしくみ・医学知識の発展問題に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
-
問1.成人の骨格はおよそ206個の骨で構成され、骨は支持・運動・臓器保護・造血・カルシウム貯蔵の役割を担う。
正解:○(正しい)
解説:骨は体を支え筋とともに運動を生み、頭蓋や胸郭で臓器を守る。骨髄では造血が行われ、カルシウムやリンの貯蔵庫としても重要な役割を果たす。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
-
問2.骨格筋は意識的に動かせる随意筋で横紋筋に分類され、心筋は不随意筋でありながら横紋筋という特徴をもつ。
正解:○(正しい)
解説:骨格筋は体性神経支配の随意筋、内臓の平滑筋は不随意筋で横紋がない。心筋は自律神経の影響を受ける不随意筋だが構造上は横紋筋であり例外的存在である。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
-
問3.自律神経は交感神経と副交感神経からなり、交感神経が優位になると心拍数増加・血圧上昇・瞳孔散大が起こる。
正解:○(正しい)
解説:交感神経は活動・緊張時に働き心拍や血圧を上げ消化を抑制する。副交感神経は安静・休息時に優位となり拮抗的に身体機能を調整している。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問4.心臓は右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋からなり、全身に血液を送り出す左心室の壁が最も厚い。
正解:○(正しい)
解説:全身へ高い圧で血液を拍出する左心室は最も筋層が厚い。右心室は肺へ送るため圧が低く壁は薄い。弁は血液の逆流を防いでいる。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問5.肺でのガス交換は肺胞で行われ、酸素が血液に取り込まれ二酸化炭素が排出される外呼吸である。
正解:○(正しい)
解説:肺胞と毛細血管の間で行われる酸素・二酸化炭素の交換を外呼吸という。細胞と血液間のガス交換は内呼吸と呼ばれ区別されている。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問6.消化管は口腔・食道・胃・小腸・大腸・肛門と連なり、栄養素の多くは小腸で吸収される。
正解:○(正しい)
解説:小腸の絨毛は表面積を広げ栄養素の吸収を担う中心器官である。大腸では主に水分が吸収され便が形成されてから排泄される。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問7.腎臓は血液をろ過して尿を生成し、体液量・電解質・酸塩基平衡の調整やエリスロポエチン分泌を担う。
正解:○(正しい)
解説:腎臓は老廃物排泄に加え水分や電解質を調整し血圧維持にも関与する。造血を促すエリスロポエチンを分泌し赤血球産生も支えている。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問8.白内障は水晶体が混濁して視力低下や羞明を生じる加齢性疾患で、高齢者に多くみられる。
正解:○(正しい)
解説:加齢により水晶体のたんぱく質が変性し混濁すると、かすみやまぶしさを訴える。手術で人工レンズに置換すると視力改善が期待できる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
-
問9.加齢性難聴は高音域から聞こえにくくなることが多く、子音の聞き取りが困難になりやすい。
正解:○(正しい)
解説:内耳の有毛細胞の減少により高音域から障害される感音性難聴が典型である。子音が聞き取りにくく会話の理解が低下するため配慮が必要となる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
-
問10.睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠が約90分周期で繰り返され、レム睡眠時に夢を見ることが多い。
正解:○(正しい)
解説:深い眠りのノンレム睡眠と浅く眼球運動を伴うレム睡眠が一晩に数回繰り返される。レム睡眠では脳が活発で夢を見やすいとされている。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
-
問11.概日リズムは約24時間周期の体内時計で、朝の光を浴びることでリズムが整えられる。
正解:○(正しい)
解説:視交叉上核にある体内時計は光刺激で同調する。朝日を浴びるとメラトニン分泌が抑制され覚醒が促され、夜の睡眠リズムが整いやすくなる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
-
問12.グリーフケアとは死別などで悲嘆を抱える遺族に寄り添い、その悲しみのプロセスを支援する関わりである。
正解:○(正しい)
解説:大切な人を失った遺族の悲嘆反応を理解し受容的に支える関わりをグリーフケアという。否定せず気持ちを表出できる環境づくりが重要である。終末期ケアでは本人と家族双方への支援が問われるため、心理面への配慮を含めて整理しておくことが大切である。
-
問13.看取り介護では本人の意思を尊重し、苦痛の緩和と尊厳の保持を最優先に支援することが求められる。
正解:○(正しい)
解説:終末期では延命より本人の希望と安楽が重視される。痛みや不快を和らげ、その人らしい最期を尊厳をもって支えることが看取りの基本姿勢である。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
-
問14.薬の副作用には眠気・ふらつき・便秘・口渇などがあり、高齢者は腎・肝機能低下で副作用が出やすい。
正解:○(正しい)
解説:高齢者は薬物代謝・排泄能力が低下し血中濃度が高まりやすいため副作用に注意する。多剤併用も相互作用を招くため服薬状況の把握が欠かせない。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問15.成人の正常な腋窩体温の目安は約36〜37度で、高齢者は若年者よりやや低めの傾向がある。
正解:○(正しい)
解説:腋窩体温の平熱はおおむね36度台で個人差がある。高齢者は熱産生の低下などで平熱がやや低い傾向があり、平常値を把握しておくことが大切である。バイタルや栄養・水分の状態は急変の予兆を捉える手がかりとなるため、観察の視点を具体的に身につけておきたい。
-
問16.成人の安静時脈拍はおよそ毎分60〜100回が目安で、これを下回ると徐脈、上回ると頻脈という。
正解:○(正しい)
解説:脈拍は心拍を反映し安静時60〜100回程度が基準である。60未満を徐脈、100超を頻脈と呼び、リズムの乱れも含め全身状態の把握に役立つ。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問17.脱水の初期サインには口渇・皮膚や口腔の乾燥・尿量減少・微熱などがあり、高齢者は口渇を感じにくい。
正解:○(正しい)
解説:高齢者は体内水分量が少なく口渇中枢の感受性も低下するため脱水に陥りやすい。皮膚の乾燥や尿の減少など本人以外が気づく観察が重要である。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問18.低栄養の指標には体重減少・血清アルブミン低下・BMI低下などがあり、フレイルや褥瘡のリスクを高める。
正解:○(正しい)
解説:エネルギーやたんぱく質の不足は筋力低下や免疫低下を招く。アルブミン値や体重変化を継続観察し、早期に栄養改善を図ることが重要である。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問19.適応機制(防衛機制)とは欲求不満や不安に対し心の安定を保とうとする無意識の心理的働きである。
正解:○(正しい)
解説:抑圧・合理化・投影・昇華などの適応機制は不安やストレスから自我を守る無意識の働きである。過度に偏ると不適応につながる場合もある。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問20.ヒトの骨格を構成する骨の数は成人でおよそ150個である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは成人の骨はおよそ206個で構成される。新生児は骨が多いが成長とともに癒合し成人で約206個に落ち着く。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
-
問21.心臓は右心房・右心室の2つの部屋だけで構成されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは心臓は右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋からなる。心房と心室の間や出口には逆流を防ぐ弁が備わっている。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問22.肺でのガス交換は気管支で行われ、肺胞では行われない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ガス交換は気管支ではなく肺胞で行われる。肺胞は毛細血管に囲まれ酸素の取り込みと二酸化炭素の排出が効率的に行われる場である。呼吸状態の把握は急変の早期発見に欠かせず、観察項目として確実に理解しておくことが望ましい。
-
問23.栄養素の大部分は胃で吸収され、小腸はほとんど吸収に関与しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。栄養素の多くを吸収するのは胃ではなく小腸である。胃は主に消化と一時貯留を担い、小腸の絨毛が栄養吸収の中心を担っている。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問24.腎臓は尿を生成するだけで、血圧や造血には全く関与しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは腎臓は体液調整に加え血圧維持やエリスロポエチン分泌による造血促進にも関与する。単なる尿生成器官ではない。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問25.交感神経が優位になると心拍数は減少し血圧は低下する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは交感神経が優位になると心拍数が増加し血圧は上昇する。心拍を減らし血圧を下げるのは副交感神経の働きである。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問26.加齢性難聴では低音域から先に聞こえにくくなるのが特徴である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは加齢性難聴は高音域から聞こえにくくなる。高い音や子音が聞き取りづらくなり会話の理解が低下しやすい。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
-
問27.白内障は網膜が混濁する疾患である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。白内障で混濁するのは網膜ではなく水晶体である。水晶体のたんぱく質変性により視界がかすみ、まぶしさを感じやすくなる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
-
問28.レム睡眠は脳も身体も完全に休んでいる最も深い眠りの状態である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはレム睡眠は脳が活発で夢を見やすい浅い眠りである。身体は弛緩するが脳波は覚醒時に近く、深い眠りはノンレム睡眠を指す。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
-
問29.概日リズムは光の影響を全く受けず、暗い環境でも変化しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは概日リズムは光刺激の影響を強く受ける。朝の光でメラトニン分泌が抑制されリズムが整い、不規則な光環境はリズムを乱す。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
-
問30.看取り介護では延命治療を最優先し、本人の苦痛緩和は二の次でよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは看取りでは延命より本人の意思尊重と苦痛緩和・尊厳保持を最優先とする。安楽でその人らしい最期を支えることが基本である。終末期ケアでは本人と家族双方への支援が問われるため、心理面への配慮を含めて整理しておくことが大切である。
-
問31.グリーフケアは亡くなった本人への医療行為を指す言葉である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。グリーフケアは本人への医療行為ではなく、死別による悲嘆を抱える遺族の心に寄り添い支える関わりを指す言葉である。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問32.高齢者は薬の代謝・排泄能力が高いため、副作用は若年者より起こりにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは高齢者は腎・肝機能の低下で薬の代謝・排泄が遅く、副作用が起こりやすい。多剤併用も相互作用のリスクを高める。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問33.成人の安静時脈拍が毎分120回でも正常範囲内である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは安静時脈拍の目安は毎分60〜100回で、120回は頻脈にあたる。発熱や脱水、不安など原因を確認し全身状態の観察が必要である。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問34.高齢者は若年者より口渇を強く感じるため、脱水になりにくい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは高齢者は口渇中枢の感受性低下で口渇を感じにくく、体内水分量も少ないため脱水に陥りやすい。周囲の観察が重要である。バイタルや栄養・水分の状態は急変の予兆を捉える手がかりとなるため、観察の視点を具体的に身につけておきたい。
-
問35.低栄養は高齢者の筋力や免疫を高め、褥瘡を予防する効果がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは低栄養は筋力低下や免疫低下を招き、フレイルや褥瘡のリスクを高める。十分な栄養摂取が予防につながる。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問36.誤嚥とは食物が正しく食道に入る生理的に望ましい状態を指す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。誤嚥は本来食道へ向かう飲食物や唾液が気管に入ってしまう状態で、誤嚥性肺炎の原因となる望ましくない現象である。呼吸状態の把握は急変の早期発見に欠かせず、観察項目として確実に理解しておくことが望ましい。
-
問37.適応機制は意識的に行う論理的な問題解決の手段である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは適応機制は不安やストレスから自我を守る無意識の心理的働きである。意識的な論理的問題解決とは区別される概念である。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問38.血糖値を下げるホルモンであるインスリンは腎臓から分泌される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはインスリンは腎臓ではなく膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌される。不足や作用低下は糖尿病の原因となる。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問39.自律神経のうち、安静・休息時に優位となり心拍数を抑え消化を促進するのはどれか。
- ア.感覚神経
- イ.交感神経
- ウ.運動神経
- エ.副交感神経
正解:エ.副交感神経
解説:副交感神経は安静・休息時に優位となり心拍を抑え消化を促進する。交感神経は活動時に働き心拍や血圧を上げる拮抗的な関係にある。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問40.全身へ高い圧で血液を送り出すため、心臓で最も筋層が厚いのはどの部屋か。
- ア.左心室
- イ.右心房
- ウ.左心房
- エ.右心室
正解:ア.左心室
解説:左心室は全身へ高圧で血液を拍出するため最も筋層が厚い。右心室は肺へ低圧で送るため壁が薄く、心房は血液を受ける部屋である。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問41.肺で酸素の取り込みと二酸化炭素の排出というガス交換が行われる場所はどれか。
- ア.気管
- イ.肺胞
- ウ.咽頭
- エ.横隔膜
正解:イ.肺胞
解説:ガス交換は肺胞と毛細血管の間で行われる。気管や咽頭は空気の通り道であり、横隔膜は呼吸運動を担う筋肉である。呼吸状態の把握は急変の早期発見に欠かせず、観察項目として確実に理解しておくことが望ましい。
-
問42.食物の栄養素の多くが吸収される消化管はどれか。
- ア.胃
- イ.大腸
- ウ.小腸
- エ.食道
正解:ウ.小腸
解説:栄養素の大部分は絨毛をもつ小腸で吸収される。胃は消化と一時貯留、大腸は主に水分吸収と便形成を担っている。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問43.血液をろ過して尿を生成し、エリスロポエチンを分泌する臓器はどれか。
- ア.膵臓
- イ.肝臓
- ウ.脾臓
- エ.腎臓
正解:エ.腎臓
解説:腎臓は尿生成のほか体液調整や血圧維持、造血を促すエリスロポエチン分泌も担う。肝臓は代謝・解毒、膵臓は消化酵素やインスリンを分泌する。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問44.水晶体が混濁して視力低下やまぶしさを生じる加齢性の眼疾患はどれか。
- ア.白内障
- イ.緑内障
- ウ.加齢黄斑変性
- エ.網膜剥離
正解:ア.白内障
解説:白内障は水晶体の混濁で視界がかすむ疾患である。緑内障は眼圧上昇等による視野障害、黄斑変性は中心視力の低下を生じ原因が異なる。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問45.加齢性難聴で最初に聞こえにくくなりやすい音域はどれか。
- ア.低音域
- イ.高音域
- ウ.中音域全般
- エ.音域に差はない
正解:イ.高音域
解説:加齢性難聴は内耳有毛細胞の減少により高音域から障害される。子音が聞き取りにくくなり会話理解が低下するため配慮が求められる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
-
問46.睡眠周期でレム睡眠の説明として正しいものはどれか。
- ア.脳も身体も完全に休む最も深い眠り
- イ.入眠直後にのみ現れる
- ウ.眼球運動を伴い夢を見やすい浅い眠り
- エ.加齢で増加する
正解:ウ.眼球運動を伴い夢を見やすい浅い眠り
解説:レム睡眠は眼球運動を伴い脳が活発で夢を見やすい浅い眠りである。深い眠りはノンレム睡眠で、選択肢の深睡眠の説明とは区別される。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
-
問47.約24時間周期の体内時計を整えるうえで最も重要な刺激はどれか。
- ア.夜間の運動
- イ.就寝前の食事
- ウ.日中の昼寝
- エ.朝の光
正解:エ.朝の光
解説:概日リズムは朝の光刺激で同調する。光によりメラトニン分泌が抑制され覚醒が促され、夜の睡眠リズムが整いやすくなる。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
-
問48.死別による悲嘆を抱える遺族に寄り添い支援する関わりを何というか。
- ア.グリーフケア
- イ.リハビリテーション
- ウ.スーパービジョン
- エ.ターミナルケア
正解:ア.グリーフケア
解説:遺族の悲嘆に寄り添う関わりをグリーフケアという。ターミナルケアは終末期の本人への緩和ケアを指し対象が異なる。終末期ケアでは本人と家族双方への支援が問われるため、心理面への配慮を含めて整理しておくことが大切である。
-
問49.看取り介護で最も優先される考え方はどれか。
- ア.あらゆる延命治療の継続
- イ.本人の意思尊重と苦痛緩和・尊厳の保持
- ウ.家族の経済的負担の最小化
- エ.介護者の作業効率
正解:イ.本人の意思尊重と苦痛緩和・尊厳の保持
解説:看取りでは延命より本人の意思を尊重し苦痛を和らげ尊厳を保つことが最優先である。その人らしい最期を支える姿勢が求められる。終末期ケアでは本人と家族双方への支援が問われるため、心理面への配慮を含めて整理しておくことが大切である。
-
問50.高齢者で薬の副作用が出やすい主な理由はどれか。
- ア.若年者より代謝が速いため
- イ.水分量が多く薬が薄まるため
- ウ.腎・肝機能の低下により薬が体内に蓄積しやすい
- エ.副作用は年齢と無関係
正解:ウ.腎・肝機能の低下により薬が体内に蓄積しやすい
解説:高齢者は腎・肝機能低下で薬の代謝・排泄が遅れ血中濃度が高まりやすい。多剤併用も相互作用を招くため服薬管理の把握が欠かせない。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問51.成人の安静時脈拍の正常範囲の目安として正しいものはどれか。
- ア.毎分約150〜180回
- イ.毎分約20〜40回
- ウ.毎分約120〜150回
- エ.毎分約60〜100回
正解:エ.毎分約60〜100回
解説:安静時脈拍は毎分60〜100回が目安である。60未満を徐脈、100超を頻脈と呼び、リズムの乱れとあわせ全身状態の観察に用いる。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問52.脱水の初期に観察されるサインとして適切でないものはどれか。
- ア.尿量の増加
- イ.口渇
- ウ.皮膚や口腔の乾燥
- エ.微熱
正解:ア.尿量の増加
解説:脱水では尿量は増加ではなく減少する。口渇や皮膚・口腔の乾燥、微熱などとあわせ、口渇を感じにくい高齢者は周囲の観察が重要である。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問53.低栄養の指標として用いられる血液検査項目はどれか。
- ア.血清ナトリウムのみ
- イ.血清アルブミン
- ウ.白血球数
- エ.血小板数
正解:イ.血清アルブミン
解説:血清アルブミンは低栄養の指標として用いられ低下が問題となる。体重減少やBMI低下とあわせ、フレイルや褥瘡のリスク評価に役立つ。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問54.膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌され、血糖値を下げるホルモンはどれか。
- ア.アドレナリン
- イ.エリスロポエチン
- ウ.インスリン
- エ.メラトニン
正解:ウ.インスリン
解説:血糖を下げるインスリンは膵臓のβ細胞から分泌される。不足や作用低下は糖尿病を招く。メラトニンは睡眠に関わるホルモンである。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問55.欲求不満や不安に対し、無意識に心の安定を保とうとする心理的働きを何というか。
- ア.ホメオスタシス
- イ.条件反射
- ウ.学習性無力感
- エ.適応機制(防衛機制)
正解:エ.適応機制(防衛機制)
解説:不安やストレスから自我を守る無意識の働きを適応機制という。抑圧・合理化・昇華などがあり、過度に偏ると不適応につながることもある。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問56.骨の役割として該当しないものはどれか。
- ア.インスリンの分泌
- イ.体の支持
- ウ.臓器の保護
- エ.カルシウムの貯蔵
正解:ア.インスリンの分泌
解説:誤り。骨はインスリンを分泌しない。インスリンは膵臓の働きである。骨は支持・保護・造血・カルシウム貯蔵などの役割を担う。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
-
問57.適応機制のうち、社会的に価値ある活動に欲求を向けかえる働きはどれか。
- ア.退行
- イ.昇華
- ウ.投影
- エ.抑圧
正解:イ.昇華
解説:昇華は満たされない欲求をスポーツや芸術など社会的に価値ある活動へ向けかえる適応機制である。退行は幼児的行動への逆戻りを指す。こころのしくみは利用者理解の土台となるため、用語の定義と具体例を結びつけて覚えておくと応用が利く。
-
問58.記憶のうち、自転車の乗り方など体で覚えた技能に関する長期記憶はどれか。
- ア.エピソード記憶
- イ.意味記憶
- ウ.手続き記憶
- エ.短期記憶
正解:ウ.手続き記憶
解説:手続き記憶は技能や動作に関する長期記憶で言葉にしにくい。エピソード記憶は出来事、意味記憶は知識に関する記憶で内容が異なる。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
-
問59.血圧の測定値で『収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上』が示すものはどれか。
- ア.脈圧
- イ.低血圧の基準
- ウ.正常血圧
- エ.高血圧の基準
正解:エ.高血圧の基準
解説:診察室血圧で収縮期140以上または拡張期90以上は高血圧の基準にあたる。高血圧は脳卒中や心疾患の危険因子で管理が重要である。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問60.経皮的に動脈血酸素飽和度を測定する指標(SpO2)の正常値の目安はどれか。
- ア.おおむね96〜99%
- イ.おおむね60〜70%
- ウ.おおむね40〜50%
- エ.おおむね110〜120%
正解:ア.おおむね96〜99%
解説:SpO2はパルスオキシメーターで測る酸素飽和度で正常値はおおむね96〜99%である。低下は呼吸状態の悪化を示し早期の観察が重要である。呼吸状態の把握は急変の早期発見に欠かせず、観察項目として確実に理解しておくことが望ましい。
-
問61.食事中に高齢者がむせ込み、急に顔色が悪く声が出せなくなった。最も疑うべき状態はどれか。
- ア.低血糖発作
- イ.窒息(誤嚥による気道閉塞)
- ウ.脱水
- エ.便秘
正解:イ.窒息(誤嚥による気道閉塞)
解説:むせ込みや声が出せず顔色が悪化する場合は食物による気道閉塞(窒息)を疑う。背部叩打法など速やかな対応と医療への連絡が必要である。バイタルや栄養・水分の状態は急変の予兆を捉える手がかりとなるため、観察の視点を具体的に身につけておきたい。
-
問62.関節の動きを滑らかにする組織と液体の組合せとして適切なものはどれか。
- ア.骨膜と血液
- イ.腱と髄液
- ウ.関節軟骨と滑液
- エ.靱帯とリンパ液
正解:ウ.関節軟骨と滑液
解説:関節では関節軟骨が骨端を覆い、滑液が潤滑とクッションの役割を果たす。加齢で軟骨がすり減ると変形性関節症が生じやすくなる。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
-
問63.呼吸運動の中心を担い、収縮で胸腔を広げて吸気を起こす筋はどれか。
- ア.腹直筋
- イ.僧帽筋
- ウ.大腿四頭筋
- エ.横隔膜
正解:エ.横隔膜
解説:横隔膜は収縮して下がることで胸腔を広げ吸気を起こす主要な呼吸筋である。弛緩すると胸腔が狭まり呼気が生じる。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問64.味覚を感じる受容器が主に存在する部位はどれか。
- ア.舌の味蕾
- イ.鼻の嗅上皮
- ウ.内耳の有毛細胞
- エ.皮膚の触覚受容器
正解:ア.舌の味蕾
解説:味覚は舌などにある味蕾で受容される。加齢や薬剤、亜鉛不足で味覚は低下しやすく、食欲や栄養状態にも影響する。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。
-
問65.加齢に伴う皮膚の変化として正しいものはどれか。
- ア.皮脂分泌が増え潤いが増す
- イ.乾燥しやすく弾力が低下する
- ウ.表皮が厚くなり丈夫になる
- エ.痛覚が鋭敏になる
正解:イ.乾燥しやすく弾力が低下する
解説:加齢で皮脂や水分が減り皮膚は乾燥し弾力が低下する。傷つきやすく褥瘡もできやすいため保湿や除圧などの予防的ケアが大切である。感覚器の老化はコミュニケーションや安全に直結するため、低下の特徴に応じた具体的配慮を学んでおきたい。
-
問66.睡眠障害のうち『寝つきが悪く眠るまでに時間がかかる』タイプはどれか。
- ア.中途覚醒
- イ.早朝覚醒
- ウ.入眠困難
- エ.熟眠障害
正解:ウ.入眠困難
解説:入眠困難は寝つくまでに時間がかかる不眠である。中途覚醒は夜間に目覚める、早朝覚醒は予定より早く目覚めるタイプで様相が異なる。睡眠は心身の健康を支える重要要素であり、加齢による変化と生活支援の工夫をあわせて理解しておきたい。
-
問67.終末期において、死を一つの自然な過程として理解し向き合うための教育を何というか。
- ア.アサーション
- イ.リアリティ・オリエンテーション
- ウ.ピアサポート
- エ.デス・エデュケーション
正解:エ.デス・エデュケーション
解説:デス・エデュケーション(死への準備教育)は死を自然な過程として理解し向き合う力を養う教育である。本人や家族の心の準備を支える。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問68.片麻痺のある人の更衣介助で、衣服を着るときの基本原則はどれか。
- ア.患側(動かしにくい側)から着る
- イ.健側から着る
- ウ.左右同時に着せる
- エ.介護者がすべて代行する
正解:ア.患側(動かしにくい側)から着る
解説:更衣では着るときは患側から、脱ぐときは健側からが原則(着患脱健)である。関節への負担を減らし本人の残存能力を活かす配慮が大切である。麻痺のある人への介助原則は実技でも頻出のため、健側・患側の使い分けを確実に身につけておきたい。
-
問69.骨密度が低下し骨折しやすくなる疾患で、特に閉経後の女性に多いものはどれか。
- ア.変形性関節症
- イ.骨粗鬆症
- ウ.関節リウマチ
- エ.痛風
正解:イ.骨粗鬆症
解説:骨粗鬆症は骨量減少で骨がもろくなる疾患で、閉経後の女性に多い。大腿骨頸部や脊椎の骨折を起こしやすく転倒予防が重要である。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
-
問70.膝などの関節軟骨がすり減り、痛みや可動域制限を生じる加齢に多い疾患はどれか。
- ア.骨粗鬆症
- イ.脳梗塞
- ウ.変形性関節症
- エ.糖尿病
正解:ウ.変形性関節症
解説:変形性関節症は関節軟骨の摩耗で痛みや動きの制限を生じ膝や股関節に多い。体重管理や適度な運動、痛みへの配慮が支援の要点である。国家試験では人体の構造と機能の頻出領域であり、加齢変化と結びつけて整理しておくと得点につながる。
-
問71.脳の血管が詰まって生じる脳血管疾患はどれか。
- ア.髄膜炎
- イ.くも膜下出血
- ウ.脳出血
- エ.脳梗塞
正解:エ.脳梗塞
解説:脳梗塞は脳血管が詰まり血流が途絶える疾患である。脳出血やくも膜下出血は血管が破れる出血性で、いずれも片麻痺等の後遺症を残しうる。脳血管疾患は要介護の主要原因であり、後遺症に応じた生活支援の視点とあわせて理解しておきたい。
-
問72.慢性閉塞性肺疾患(COPD)の主な原因として最も関連が深いものはどれか。
- ア.長年の喫煙
- イ.過度の飲酒
- ウ.塩分の摂りすぎ
- エ.運動不足のみ
正解:ア.長年の喫煙
解説:COPDは長年の喫煙が主因で気道や肺胞が障害され、息切れや慢性の咳・痰を生じる。禁煙と呼吸リハ、感染予防が管理の中心となる。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問73.血液中で酸素を全身に運ぶ役割を担う成分はどれか。
- ア.白血球
- イ.赤血球(ヘモグロビン)
- ウ.血小板
- エ.血漿のみ
正解:イ.赤血球(ヘモグロビン)
解説:酸素運搬は赤血球中のヘモグロビンが担う。白血球は免疫、血小板は止血を担い、それぞれ役割が異なる。貧血では酸素運搬能が低下する。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問74.発熱や感染と闘い、生体防御(免疫)の中心を担う血液成分はどれか。
- ア.赤血球
- イ.血小板
- ウ.白血球
- エ.アルブミン
正解:ウ.白血球
解説:白血球は細菌やウイルスと闘う免疫の中心である。赤血球は酸素運搬、血小板は止血を担う。高齢者は免疫低下で感染症が重症化しやすい。循環や血液は介護現場の観察にも直結する基礎知識であり、正常値と異常値の境目を押さえておきたい。
-
問75.尿を一時的にためておき、一定量に達すると排尿の準備が整う泌尿器はどれか。
- ア.尿道
- イ.尿管
- ウ.腎臓
- エ.膀胱
正解:エ.膀胱
解説:膀胱は腎臓で作られた尿を一時的にためる器官である。尿管は腎臓から膀胱へ尿を運び、尿道は体外へ排出する通路で役割が異なる。消化・排泄の仕組みは食事や排泄ケアの根拠となるため、各臓器の役割を正確に区別して覚えたい。