二級ボイラー技士「ボイラーの取扱いに関する知識」の一問一答
📖 二級ボイラー技士「ボイラーの取扱いに関する知識」の全79問と解説(一覧)
二級ボイラー技士のボイラーの取扱いに関する知識に関する一問一答(全79問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.ボイラーの点火前には、水面計の機能を確認する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:点火前に水面計で水位を確認し、正常に作動することを確かめることは安全運転の基本です。
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問2.ボイラーの点火時は、燃焼室・煙道のプレパージは省略してよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。プレパージ(換気)は爆発防止のため「必須」(点火前に十分な換気が義務)。
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問3.ボイラーの圧力上昇中は、空気抜き弁を閉じておく。
正解:×(誤り)
解説:誤り。圧力上昇の初期段階では空気抜き弁を開けておき、ボイラー内の空気を排出します。蒸気が出始めたら閉めます。
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問4.ボイラー水の水位は、常用水位に保つように制御する。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー水位は常用水位(標準水位)を中心に一定の範囲内に保つことが安全運転の基本です。
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問5.ボイラー水位が安全低水面以下に低下したら、直ちに給水して水位を回復させる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。低水位時の急激な給水は「禁止」(鋼板への急冷で熱衝撃・割れ等の危険)。直ちに燃焼停止が原則。
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問6.キャリオーバには、プライミングとフォーミングがある。
正解:○(正しい)
解説:プライミングはボイラー水が蒸気に同伴して飛び出す現象、フォーミングはボイラー水面が泡立つ現象で、両方ともキャリオーバの一種です。
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問7.ブロー(吹出し)は、ボイラーの停止時のみ行う必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。間欠ブローはボイラー停止時または安全な状態で実施するが、連続ブローは「運転中」も行う。
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問8.ボイラーの急速な負荷増加は避けるべきである。
正解:○(正しい)
解説:急激な負荷変動はボイラーの圧力変動や水位変動を引き起こし、安全装置の作動や事故の原因となります。
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問9.ボイラー水の濃縮が進むと、スケールやスラッジが発生しやすくなる。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー水が蒸発・濃縮すると溶解物質の濃度が上がり、スケール(水垢)やスラッジが管壁に付着しやすくなります。
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問10.スケールが伝熱面に付着すると、ボイラーの効率が向上する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。スケールは熱伝導率が低いため、伝熱面に付着すると熱の伝わりが悪くなり、ボイラー効率が低下します。過熱の原因にもなります。
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問11.ボイラー水のpHは、一般に酸性に保つ。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラー水は「アルカリ性(pH 11前後)」に保つ(酸性は腐食促進)。
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問12.脱酸素剤の使用は、ボイラー水中の溶存酸素による腐食を防ぐ方法の一つである。
正解:○(正しい)
解説:脱酸素剤(亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなど)はボイラー水中の溶存酸素を除去し、酸素腐食を防止します。
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問13.ボイラーの停止時は、燃焼を止めた後すぐに給水弁と蒸気弁を閉じる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。停止直後にすべてを閉じるのではなく、圧力の変化に応じて段階的に操作し、急激な温度変化を避けます。
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問14.間欠ブローは、スラッジを含むボイラー水を短時間に排出する方法である。
正解:○(正しい)
解説:間欠ブローは吹出しコックを短時間開いてスラッジなどの沈殿物を排出する方法で、定期的に実施します。
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問15.連続ブローは、ボイラー水の不純物濃度を一定以下に保つために連続的に行うブローである。
正解:○(正しい)
解説:連続ブローはボイラー水を少量ずつ連続的に排出し、ボイラー水の濃縮度を一定に管理する方法です。
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問16.ボイラーのたき始めは、大きな火力で急速に昇圧するのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。たき始めは弱火で徐々に温度を上げます。急激な加熱はボイラー各部に熱応力が生じ、損傷の原因となります。
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問17.水面計の機能試験は、3日に1回以上行う必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水面計の機能試験は「毎日1回以上」(3日ではない)。
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問18.安全弁が作動した場合、手動で強制的に閉じてよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。安全弁が作動した場合は、まずボイラーの圧力を下げる措置を取ります。圧力が吹止まり圧力以下になれば自動的に閉じます。
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問19.ボイラーの運転中に異常を発見した場合は、直ちにボイラー技士に報告する。
正解:○(正しい)
解説:異常を発見した場合は、直ちに関係者に報告し、必要に応じて緊急停止などの措置を講じます。
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問20.給水装置の故障で給水できなくなった場合、しばらく様子を見て自動復旧を待つ。
正解:×(誤り)
解説:誤り。給水不能時は「直ちに燃焼停止」(過熱・空焚き防止)。
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問21.ボイラー水の吹出しは、最高使用圧力の状態で行うのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ブローは低圧時に行うのが安全です。高圧時にブローを行うと、配管や弁への負担が大きくなります。
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問22.ガラス水面計の破損を防ぐため、急冷や急加熱を意図的に行うべきである。
正解:×(誤り)
解説:ガラス水面計は「急冷・急加熱を避ける」(熱衝撃で破損)。意図的に行うのは誤り。
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問23.清缶剤は、ボイラー水中のスケール成分を軟質化させるために使用する。
正解:○(正しい)
解説:清缶剤はボイラー水中の硬度成分をスラッジ化して軟質にし、伝熱面への硬いスケール付着を防止します。
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問24.酸洗浄は、ボイラー内面のスケールを増加させる方法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。酸洗浄は「スケールを除去」する方法(増加ではない)。塩酸・硫酸等で化学的除去。
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問25.ボイラーの休止中は、内部の腐食を防ぐための保存処理を行う。
正解:○(正しい)
解説:休止中のボイラーは乾燥保存法または満水保存法により、内部の腐食(休止腐食)を防止します。
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問26.ボイラーのたき始めは、ファンを運転して炉内および煙道のプレパージを行った後に点火する。
正解:○(正しい)
解説:たき始めにはまず炉内と煙道を十分に換気(プレパージ)し、残留ガスを排出してから点火します。換気不十分で点火すると爆発の危険があります。
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問27.蒸気圧力が設定圧力に達したら、送気弁を急に全開にして送気する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。送気弁は「徐々に開く」(急開はウォーターハンマー・配管損傷の原因)。
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問28.ウォーターハンマーは、蒸気配管が乾燥した状態で発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ウォーターハンマーは配管中に「ドレン(水)が溜まった状態」で蒸気を送ると発生(乾燥状態では発生しない)。
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問29.二基以上のボイラーが連絡している場合、使用するボイラーの蒸気弁を先に開いてから燃焼を開始する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。他のボイラーと連絡している場合、圧力が十分に上昇するまで蒸気弁は閉じておき、圧力が合流先と同程度になってから蒸気弁を開きます。
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問30.ボイラー水の電気伝導率が低いことは、溶解固形物が多いことを示す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。電気伝導率が「高い」と溶解固形物が多い(イオン濃度高)。低いほど純度高い。
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問31.ボイラー水の硬度が高いと、スケールが付着しやすくなる。
正解:○(正しい)
解説:硬度成分(カルシウム、マグネシウムの化合物)はボイラー内で加熱されるとスケールとして伝熱面に付着します。
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問32.軟水器は、給水中の塩化物イオンを除去する装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。軟水器は「硬度成分(Ca・Mg)」をイオン交換樹脂で除去(塩化物イオンは別装置)。
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問33.ボイラー水のシリカ濃度が高いと、硬質のスケールが発生しやすい。
正解:○(正しい)
解説:シリカ(二酸化ケイ素)は伝熱面に硬くて除去困難なスケールを形成します。シリカスケールは熱伝導率が非常に低いため過熱の原因となります。
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問34.フォーミングが発生すると、水面計の水位が確認しにくくなる。
正解:○(正しい)
解説:フォーミング(泡立ち)が発生するとボイラー水面が泡で覆われ、水面計の水位が正確に読み取れなくなります。
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問35.単純軟化装置では、給水中の溶存酸素を除去することができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。単純軟化装置は硬度成分の除去のみを行い、溶存酸素の除去はできません。溶存酸素の除去には脱気器や脱酸素剤が必要です。
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問36.ボイラー停止時の乾燥保存法は、長期休止する場合に適している。
正解:○(正しい)
解説:乾燥保存法はボイラー内部を完全に乾燥させて腐食を防ぐ方法で、長期間(1ヶ月以上)の休止に適しています。
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問37.ボイラーの満水保存法では、保存水に脱酸素剤を添加する。
正解:○(正しい)
解説:満水保存法は、ボイラー内部を清浄な水で満たし、脱酸素剤や防錆剤を添加して腐食を防ぐ方法です。短期間の休止に適しています。
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問38.ボイラーの水圧試験は、最高使用圧力の0.5倍の圧力で行う。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水圧試験は最高使用圧力の0.5倍ではなく、最高使用圧力が0.43MPa以下なら2倍(最低0.2MPa)、0.43MPa超なら1.3倍+0.3MPaの圧力で行います。
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問39.ボイラー給水中の溶存酸素は、給水管や伝熱面の孔食(ピッティング)の原因となる。
正解:○(正しい)
解説:溶存酸素はボイラー内の金属表面に局部的な腐食(孔食)を引き起こし、伝熱面を損傷させます。
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問40.水面計のブロー操作は、蒸気コック→水コック→ドレンコックの順に閉じて行う。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水面計のブロー操作の手順は、蒸気コックを閉じ→ドレンコックを開き→水コックを閉じて蒸気側を吹出し、その後水側も同様に確認します。操作手順が異なります。
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問41.吹出し弁には、仕切弁またはコックが使用される。
正解:○(正しい)
解説:吹出し弁にはスラッジの排出に適した仕切弁(Y形弁)やコックが使用されます。玉形弁はスラッジが詰まりやすいため不適です。
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問42.ボイラー水の管理項目として、pH・電気伝導率・塩化物イオン濃度がある。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー水の水質管理では、pH、電気伝導率、塩化物イオン濃度、りん酸イオン濃度、シリカ濃度などを定期的に測定・管理します。
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問43.ディスク形蒸気トラップは、蒸気とドレンの流速差を利用してドレンを排出する。
正解:○(正しい)
解説:ディスク形蒸気トラップはドレンと蒸気(フラッシュ蒸気)の流速差によりディスクが開閉し、ドレンのみを排出する構造です。
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問44.ボイラー水位が異常に低下した場合の措置として、正しいものはどれか。
- ア.直ちに大量の給水を行い水位を回復させる
- イ.蒸気弁を全開にして圧力を下げる
- ウ.燃焼を停止し、自然冷却させた後に原因を調査する
- エ.安全弁を手動で開放する
正解:ウ.燃焼を停止し、自然冷却させた後に原因を調査する
解説:水位が異常に低下した場合は、直ちに燃焼を停止し、自然冷却させます。過熱面に急に給水すると急激な蒸気発生で爆発の恐れがあります。
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問45.ボイラーのブロー操作に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.連続ブローは水面付近から行い、間欠ブローは底部付近から行う
- イ.ブロー弁を開く前にブロー管の先に人がいないことを確認する
- ウ.2個のブロー弁が直列に設けられている場合は、ボイラーに近い弁を先に開く
- エ.間欠ブローは最高使用圧力時に行うのが最も効果的である
正解:エ.間欠ブローは最高使用圧力時に行うのが最も効果的である
解説:間欠ブローは低圧時に行うのが安全です。高圧時にブローを行うと配管への負荷が大きく危険です。
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問46.キャリオーバの原因として、適切でないものはどれか。
- ア.給水温度が低い
- イ.蒸気負荷が過大である
- ウ.水位が常用水位より高い
- エ.ボイラー水中の不純物濃度が高い
正解:ア.給水温度が低い
解説:給水温度の高低はキャリオーバの直接的な原因ではありません。キャリオーバは水の不純物濃度の上昇、過大な蒸気負荷、水位の異常上昇などが原因で発生します。
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問47.ボイラーの自動制御装置に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.オンオフ制御は、操作量を連続的に変化させる制御方式である
- イ.比例制御は、偏差に比例した操作量で制御する方式である
- ウ.フィードバック制御は、外乱を検出して制御する方式である
- エ.微分動作は、偏差の積算値に比例した操作量を出す
正解:イ.比例制御は、偏差に比例した操作量で制御する方式である
解説:比例制御(P制御)は、目標値と現在値の偏差に比例した操作量を出力する制御方式です。オンオフ制御は全開・全閉の二段階制御です。
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問48.ボイラー水の腐食を防ぐ方法として、適切でないものはどれか。
- ア.給水を脱気して溶存酸素を除去する
- イ.脱酸素剤を使用する
- ウ.ボイラー水のpHを弱酸性に保つ
- エ.防食剤を添加する
正解:ウ.ボイラー水のpHを弱酸性に保つ
解説:ボイラー水のpHはアルカリ性(pH11〜11.8程度)に保つことで腐食を防止します。酸性にすると腐食が促進されます。
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問49.ボイラーに使用する給水の処理方法として、正しいものはどれか。
- ア.逆浸透膜装置は硬度成分のみを除去できる
- イ.凝集沈殿法は溶解性のシリカ除去に最も有効である
- ウ.イオン交換樹脂は溶存酸素の除去に使用する
- エ.脱気器は給水中の溶存ガスを除去する装置である
正解:エ.脱気器は給水中の溶存ガスを除去する装置である
解説:脱気器は給水を加熱し、溶存酸素や二酸化炭素などの溶存ガスを除去する装置です。逆浸透膜は各種イオンを除去でき、イオン交換は硬度成分除去に使います。
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問50.ボイラーの点検・整備に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.水管内面のスケールは定期的に除去する必要がある
- イ.煙管の外面に付着したすすは伝熱を向上させる
- ウ.安全弁の検査は性能検査時のみ行えばよい
- エ.圧力計のサイホン管は年に一度交換が義務づけられている
正解:ア.水管内面のスケールは定期的に除去する必要がある
解説:水管内面に付着したスケールは熱伝導率が低く、伝熱を妨げるとともに過熱による損傷の原因となるため、定期的に除去する必要があります。
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問51.ボイラーの点火操作において、ファンによるプレパージの時間は通常5秒程度で十分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。プレパージは炉内の残留ガスを確実に排出するため、通常は炉内容積の4〜5倍以上の換気量で十分な時間(数十秒〜数分)行う必要があります。5秒では不十分です。
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問52.軟化装置のイオン交換樹脂は、再生剤として食塩水(塩化ナトリウム水溶液)を用いて再生する。
正解:○(正しい)
解説:Na型陽イオン交換樹脂は、カルシウムやマグネシウムを吸着して能力が低下したら、食塩水(NaCl)を通して再生し、繰り返し使用します。
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問53.脱気器による脱酸素処理では、給水を加熱して溶存酸素を放出させる。
正解:○(正しい)
解説:脱気器は給水を蒸気で加熱して沸点近くまで温度を上げることで、ヘンリーの法則により溶存酸素やCO2などの溶存ガスを水から放出させて除去します。
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問54.ヒドラジンは、分解すると硫酸塩を残す脱酸素剤である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ヒドラジンは「固形物を残さない」脱酸素剤(高圧ボイラー向け)。硫酸塩を残すのは亜硫酸ナトリウム。
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問55.亜硫酸ナトリウムは脱酸素剤として使用されるが、分解により硫酸塩を生じるため高圧ボイラーには不向きである。
正解:○(正しい)
解説:亜硫酸ナトリウム(Na2SO3)は溶存酸素と反応して硫酸ナトリウム(Na2SO4)を生じ、ボイラー水中の固形物濃度を上昇させるため、高圧ボイラーには不適です。
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問56.連続ブローは、ボイラー水面付近から行うのが効果的である。
正解:○(正しい)
解説:連続ブローは溶解した不純物の濃度管理が目的であり、不純物濃度が高い水面付近から連続的に少量ずつ排出するのが効果的です。
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問57.間欠ブローは、ボイラー底部から行いスラッジを排出するのが効果的である。
正解:○(正しい)
解説:間欠ブローはボイラー底部に沈殿したスラッジ(泥状沈殿物)を排出するのが主な目的であるため、ボイラーの最底部に設けたブロー管から行います。
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問58.オンオフ制御は、操作量を連続的に調整する制御方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。オンオフ制御は「全開・全閉の二位置切替」(連続調整は連続制御・PID等)。
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問59.PID制御のI動作(積分動作)は、急激な外乱に対する応答を抑制する働きがある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。I動作は「比例制御で生じるオフセット(残留偏差)解消」が目的(外乱応答抑制ではない)。
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問60.PID制御のD動作(微分動作)は、定常状態での偏差を解消する働きがある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。D動作は「偏差の変化速度に応じて応答を速める」(定常偏差解消はI動作)。
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問61.フィードフォワード制御は、外乱を検出して制御量が変動する前に修正動作を行う制御方式である。
正解:○(正しい)
解説:フィードフォワード制御は外乱(負荷変動など)を先に検出し、制御量が変動する前に先回りして操作量を変え、変動を最小限に抑える制御方式です。
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問62.ボイラー水中の塩化物イオン濃度が高いと、腐食が促進される。
正解:○(正しい)
解説:塩化物イオン(Cl-)は金属表面の不動態膜を破壊し、孔食や応力腐食割れを促進します。ボイラー水質管理で塩化物イオン濃度を規定値以下に保つことが重要です。
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問63.りん酸ナトリウムは、ボイラー水中の硬度成分をりん酸カルシウムとして沈殿させる清缶剤である。
正解:○(正しい)
解説:りん酸ナトリウム(Na3PO4)はカルシウムイオンと反応してりん酸カルシウムの軟質スラッジを生成し、硬いスケールの付着を防止する清缶剤です。
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問64.ボイラーの酸洗浄後は、洗浄液を排出してから中和防錆処理を行う。
正解:○(正しい)
解説:酸洗浄後は洗浄液を排出し、アルカリ液による中和処理と防錆剤による防錆処理を行い、酸による金属面の二次腐食を防止します。
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問65.ボイラーの満水事故が発生した場合は、給水弁を閉じて燃焼量を増加させる。
正解:×(誤り)
解説:満水事故が発生した場合は、給水弁を閉じるとともに燃焼を弱め、ブローにより水位を正常に戻します。燃焼量を増加させるのは誤りで、蒸気管への水の持ち込みを悪化させます。
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問66.ボイラーの缶水試験(水質分析)は、定期的に行って水処理の適否を確認する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー水の水質はpH、電気伝導率、塩化物イオン、りん酸イオン、シリカ等を定期的に分析し、水処理が適切に行われているか確認する必要があります。
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問67.逆浸透膜装置(RO装置)は、給水中の固形物しか除去できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。RO装置は「ほぼすべてのイオン成分も除去」できます(高度な水処理)。
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問68.三要素式水位制御は、ドラム水位・蒸気流量・給水流量の三つの信号で給水量を制御する方式である。
正解:○(正しい)
解説:三要素式水位制御はドラム水位を主要素とし、蒸気流量と給水流量の信号を加えて制御することで、負荷変動時にも安定した水位制御を実現します。
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問69.シュリンケージ現象は、負荷が急増した際にドラム水位が低下する現象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。シュリンケージは「負荷急減」時に水位が「一時的に低下」する現象(急増ではない)。
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問70.スウェリング現象は、負荷が急減した際にドラム水位が上昇する現象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。スウェリングは「負荷急増」時に水位が「一時的に上昇」する現象(急減ではない)。
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問71.ボイラーのアルカリ腐食は、高濃度の苛性ソーダがボイラー金属を溶解する現象である。
正解:○(正しい)
解説:アルカリ腐食(苛性脆化)は、局部的にボイラー水が濃縮されて苛性ソーダ(NaOH)の濃度が極端に高くなった部分で金属が溶解する現象です。
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問72.ボイラーの水処理に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.軟化装置は溶存酸素を除去する目的で使用する
- イ.清缶剤はボイラー水のpHを酸性に調整するために使用する
- ウ.脱気器は給水を加熱して溶存ガスを除去する装置である
- エ.イオン交換樹脂は再生不要で半永久的に使用できる
正解:ウ.脱気器は給水を加熱して溶存ガスを除去する装置である
解説:脱気器は給水を蒸気で加熱して溶存酸素や二酸化炭素を除去する装置です。軟化装置は硬度成分除去用、清缶剤はアルカリ性調整やスケール防止用で、イオン交換樹脂は定期的に再生が必要です。
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問73.ボイラーの自動制御方式に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.オンオフ制御は偏差に応じて操作量を連続的に変化させる
- イ.比例制御ではオフセットが生じない
- ウ.微分動作は定常偏差を解消する
- エ.PID制御は比例・積分・微分の三つの動作を組み合わせた制御である
正解:エ.PID制御は比例・積分・微分の三つの動作を組み合わせた制御である
解説:PID制御は比例動作(P)、積分動作(I)、微分動作(D)を組み合わせた制御方式です。Pで偏差に比例した出力、Iでオフセット解消、Dで応答改善を行います。
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問74.ボイラー水中の不純物に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.りん酸イオン濃度が高いほどスケールが付着しやすい
- イ.塩化物イオンは腐食を促進する
- ウ.溶存酸素は孔食の原因となる
- エ.シリカはガラス質の硬いスケールを形成する
正解:ア.りん酸イオン濃度が高いほどスケールが付着しやすい
解説:りん酸イオンは清缶剤としてボイラー水に添加される成分で、硬度成分と反応して軟質スラッジを形成しスケール付着を防止します。りん酸イオン自体はスケールの原因ではありません。
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問75.ボイラーの水位制御に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.二要素式水位制御はドラム水位と給水温度で制御する
- イ.単要素式水位制御はドラム水位のみで給水量を制御する
- ウ.三要素式は負荷変動が少ないボイラーに使用する
- エ.水位制御にフィードフォワード制御は使用できない
正解:イ.単要素式水位制御はドラム水位のみで給水量を制御する
解説:単要素式水位制御はドラム水位のみを検出して給水弁を操作する最も単純な方式です。二要素式は水位と蒸気流量、三要素式は水位・蒸気流量・給水流量を使用し、負荷変動が大きいボイラーに適しています。
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問76.ボイラーの休止保存法に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.乾燥保存法は長期休止に適している
- イ.満水保存法は短期休止に適している
- ウ.乾燥保存法ではボイラー内部を水で満たす
- エ.満水保存法では脱酸素剤を添加する
正解:ウ.乾燥保存法ではボイラー内部を水で満たす
解説:乾燥保存法はボイラー内部を完全に乾燥させ、乾燥剤(シリカゲルなど)を入れて密閉する方法です。水で満たすのは満水保存法です。
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問77.キャリオーバの防止対策として、適切でないものはどれか。
- ア.ボイラー水の不純物濃度を適正に管理する
- イ.ブローを適切に行い水質を維持する
- ウ.急激な負荷変動を避ける
- エ.水位を常用水位より高めに保つ
正解:エ.水位を常用水位より高めに保つ
解説:水位を高くすると蒸気室の空間が減少し、水滴の蒸気への同伴が起こりやすくなりキャリオーバの原因となります。水位は常用水位に適正に保つことが重要です。
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問78.ボイラーの腐食に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.酸素腐食は溶存酸素によって引き起こされる
- イ.アルカリ腐食はpHが低いときに発生する
- ウ.低温腐食はボイラー水側で発生する
- エ.応力腐食割れは硬度成分によって発生する
正解:ア.酸素腐食は溶存酸素によって引き起こされる
解説:酸素腐食はボイラー水中の溶存酸素が金属面と反応して孔食などの局部腐食を引き起こす現象です。アルカリ腐食は高pH時、低温腐食は排ガス側で発生し、応力腐食割れは苛性ソーダ等による腐食と引張応力の複合作用で発生します。
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問79.ボイラーの酸洗浄に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.スケールを化学的に溶解除去する方法である
- イ.酸洗浄は運転中のボイラーに対して行う
- ウ.抑制剤(インヒビタ)を添加して母材の腐食を防ぐ
- エ.洗浄後は中和防錆処理を行う
正解:イ.酸洗浄は運転中のボイラーに対して行う
解説:酸洗浄はボイラーを停止し冷却した状態で行います。運転中に酸性溶液を注入すると金属面の腐食や事故の原因となるため、必ず停止後に実施します。